JP2016003632A - エンジン - Google Patents

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JP2016003632A JP2014125583A JP2014125583A JP2016003632A JP 2016003632 A JP2016003632 A JP 2016003632A JP 2014125583 A JP2014125583 A JP 2014125583A JP 2014125583 A JP2014125583 A JP 2014125583A JP 2016003632 A JP2016003632 A JP 2016003632A
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山田 将之
Masayuki Yamada
将之 山田
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Abstract

【課題】検油棒ガイドからのエンジンオイルの漏れを抑制できるにも拘わらず、設計自由度も高いエンジンを提供する。【解決手段】エンジンが、オイルパン(50)と、検油棒挿入通路(63)を有する検油棒ガイド(60)と、検油棒挿入通路(63)とシリンダブロック(2)にあるエンジンオイル通路(13)とに連通するバイパス通路部(70)とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、検油棒が差し込み可能になっているエンジンに関する。
従来、エンジンとしては、特開2006−329163号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この従来のエンジンは、シリンダブロックと、このシリンダブロックの下部に配置されたオイルパンと、を備える。そして、シリンダブロックの外壁に、オイルパン側に開口する検油棒挿入通路を有する検油棒ガイドを固定している。この従来のエンジンでは、検油棒ガイドを介して、検油棒をオイルパンに案内できるようになっている。
特開2006−329163号公報
エンジンオイルの循環スペースの気圧は、外圧よりも高くなる。したがって、上記従来のエンジンでは、検油棒を検油棒ガイドに差し込んだ際、エンジンオイルが、気圧の高い側から低い側へと流れ、検油棒ガイドを急上昇して、検油棒挿入通路の検油棒差し込み側から漏れることがある。ここで、このようなエンジンオイルの漏れを防ぐ方法としては、例えば、検油棒ガイドを長くして、検油棒が挿入される入口の位置を高くすることが考えられる。
しかし、この方法では、検油棒ガイドが占めるスペースが大きくなるので、検油棒のレイアウトが制限され、その結果、エンジン設計の自由度が小さくなる。
そこで、本発明の課題は、検油棒ガイドからのエンジンオイルの漏れを抑制できると共に、さらに設計自由度も高いエンジンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のエンジンは、
エンジンオイルの一部を収納するオイルパンと、
検油棒が挿入されると共に、上記オイルパン側に開口する検油棒挿入通路を有する検油棒ガイドと、
上記検油棒挿入通路と、上記エンジンオイルが循環するオイル循環経路とを連通するバイパス通路部と
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、エンジンが、検油棒挿入通路と、エンジンオイルが循環するオイル循環経路とを連通するバイパス通路部を備える。このため、検油棒ガイドの内圧とオイル循環経路の内圧との間に気圧差が生じないので、検油棒挿入時に検油棒ガイドの検油棒挿入通路の油面高さが変化することがなく、その結果、検油棒挿入時に検油棒挿入通路をエンジンオイルが急上昇することもない。従って、検油棒ガイドからのエンジンオイルの漏れを抑制できる。
また、本発明によれば、検油棒挿入時に検油棒挿入通路の油面高さが変化することがなく、検油棒挿入時に検油棒挿入通路をエンジンオイルが急上昇することがない。したがって、エンジンオイルの漏れを抑制するために検油棒ガイドの高さを高くする必要がないため、検油棒ガイドのレイアウトの自由度を高くできる。その結果、検油棒のレイアウトの自由度も高くできる。
一実施形態のエンジンでは、
上記バイパス通路部が、ゴムホースで構成され、
上記オイル循環経路において上記バイパス通路部につながる部分が、オイルパンか、ギヤケースか、または、シリンダブロックにある上記エンジンオイルの通路である。
上記実施形態によれば、上記バイパス通路部が、ゴムホースであるので、検油棒挿入通路と、オイル循環経路との接続が容易となると共に、バイパス通路部の着脱も容易となる。
また、上記実施形態によれば、オイル循環経路においてバイパス通路部につながる部分が、大きなスペースであるので、バイパス通路部を容易に構築できる。
一実施形態のエンジンでは、
上記バイパス通路部は、鋼管で構成されている。
上記実施形態によれば、検油棒ガイドが、鋼管からなるバイパス通路部によってエンジンに連結される。このため、給油棒ガイドの振れを抑制できる。
一実施形態のエンジンでは、
外壁の一部をなすと共に、外部に突出するブロック部を備え、
上記バイパス通路部は、上記ブロック部内に存在すると共に、上記オイル循環経路に開口する循環経路側開口を有する通路である。
上記実施形態によれば、バイパス通路部が、エンジンの外壁の一部をなすブロック部内に存在しているので、検油棒ガイドを、ブロック部によってエンジンに強固に連結できて、給油棒ガイドの振れ止め構造の剛性を大きくできる。したがって、給油棒ガイドの振れを確実に抑制できる。
一実施形態のエンジンでは、
上記検油棒ガイドは、上記オイル循環経路内に位置する室内部分を有し、
上記バイパス通路部は、上記検油棒挿入通路と上記オイル循環経路とを連通すると共に、上記室内部分に位置する孔で構成されている。
上記実施形態によれば、簡単な構成で、検油棒挿入通路内のエンジンオイルの油面上昇を抑制できる。
本発明によれば、検油棒ガイドの長さに関わらず、検油棒ガイドからのエンジンオイルの漏れを抑制できるエンジンを実現できる。
本発明の第1実施形態のディーゼルエンジンの排気マニホールド設置側の側面を示す側面図である。 図1のディーゼルエンジンの吸気マニホールド設置側の側面を示す側面図である。 図1のディーゼルエンジンの上面図である。 図1のディーゼルエンジンの正面図である。 図1のディーゼルエンジンの断面模式図である。 第1実施形態のディーゼルエンジンのバイパス通路部の別の例を示す模式図である。 図6のエンジンのエンジンオイル通路を示す断面模式図である。 本発明の第2実施形態のディーゼルエンジンの検油棒ガイド周辺の拡大模式図である。 第2実施形態の変形例のディーゼルエンジンの検油棒ガイド周辺の拡大模式図である。 第2実施形態の更なる変形例のディーゼルエンジンの検油棒ガイド周辺の拡大模式図である。 本発明の第3実施形態のディーゼルエンジンのバイパス通路部の周辺構造を示す模式図である。 本発明の第4実施形態のエンジンのオイルパン部分の部分断面模式図である。
以下の記載において、上方、下方、鉛直方向、水平方向等、方向に関する言及がされた場合、エンジンが水平面に載置されている状態での方向を指すものとする。なお、クランク軸12の軸方向を前後方向とし、フライホイールハウジング4が配置されている側を前方、冷却ファン6が配置される側を後方とする。また、吸気マニホールド20設置側を左側とし、排気マニホールド30設置側を右側とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のディーゼルエンジンの排気マニホールド設置側の側面を示す側面図である。図2は、図1のディーゼルエンジンの吸気マニホールド設置側の側面を示す側面図である。図3は、図1のディーゼルエンジンの上面図である。図4は、図1のディーゼルエンジンの正面図である。
上記ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)は、エンジン本体1と、このエンジン本体1に取り付けられた電装製品(各種センサおよび各種アクチュエータ)、ハーネス、中継コネクタ盤およびエンジンコントールユニット(ECU)とで構成されている。
エンジン本体1は、図1〜図4に示すように、中央部に配置されたシリンダブロック2と、このシリンダブロック2の上側に載置されたシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の下部に固定されたオイルパン50とを備えている。また、シリンダヘッド3の左側には、吸気マニホールド20が配置され、シリンダヘッド3の右側には、排気マニホールド30が配置され、シリンダヘッド3の前側には、排気浄化装置(DPF)40が配置されている。
シリンダブロック2は、クランクケース11(図5に示す)とシリンダ(図示せず)とを有し、エンジンオイルが通過するエンジンオイル通路13(図5に示す)が形成されている。クランクケース11の内部には、クランク軸12が収納されている。このクランク軸12は、シリンダブロック2の前後両端面から突出している。また、シリンダは、クランク軸12の軸方向に直交する上下方向に延在している。シリンダの内部には、ピストン(図示せず)が配置されている。このピストンは、シリンダに対して進退自在となっている。
シリンダブロック2の前側端部には、フライホイールハウジング4が設けられている。このフライホイールハウジング4内には、クランク軸12に固定され、一体に回転するフライホイール(図示せず)が設けられている。
一方、シリンダブロック2の後側端部には、ギヤケース5が設けられている。このギヤケース5内には、クランク軸12と一体に回転するクランクギヤ(図示せず)が収納されている。また、ギヤケース5の後側には、冷却ファン6が配置されている。この冷却ファン6は、Vベルトを介してクランク軸12と連結されている。
また、シリンダブロック2の右側面(排気マニホールド30設置側の側面)には、セルモータ14が取り付けられている。このセルモータ14を作動させることによって、エンジンが始動する。
吸気マニホールド20は、再循環用の排気ガスを取り込む排気ガス再循環(EGR)装置21と、再循環用の排気ガスを冷却するインタークーラー(図示せず)を介して、外部空気を吸い込み、除塵および浄化するエアクリーナ(図示せず)に連結されている。
EGR装置21は、エンジンの再循環排気ガス(排気マニホールド30からの排気ガスの一部)および新気(エアクリーナからの外部空気)を混合させて吸気マニホールド20に供給するコレクタ22と、外部空気の吸い込み量を調節する吸気スロットル部材23と、排気マニホールド30に接続される環流管路としての再循環排気ガス管24と、再循環排気ガスの吸い込み量を調節するEGRバルブ部材25とで構成されている。
エアクリーナから吸い込まれた外部空気は、エアクリーナにより除塵および浄化され、インタークーラーで冷却された後、EGR装置21のコレクタ22を介して吸気マニホールド20に送られ、エンジンの各気筒に供給される。また、エンジンの各気筒から排気マニホールド30に排気された排気ガスは、その一部が再循環排気ガス管24を介してGR装置21のコレクタ22に送られ、残部が排気浄化装置40に送られる。
このように、排気マニホールド30に排気された排気ガスの一部を吸気マニホールド20からエンジンの各気筒に環流することによって、エンジンの燃焼温度が低下するので、エンジンから排出される窒素酸化物(NO)の排出量が減少し、かつ、エンジンの燃費が向上する。
排気浄化装置40は、左右方向に延在する略円柱形状で、フライホイールハウジング4の上方に取付ステー41を介して固定されている。この排気浄化装置40は、耐熱金属製材料製のケーシングに内装された略円筒形の内側ケースに、白金等のディーゼル酸化触媒と、ハニカム構造のスートフィルタとを直列に並べて収納した構造を有し、排気浄化装置40に送られた排気ガス内の粒子状物質を捕集する。また、排気浄化装置40の上部には、粒子状物質を捕集した後の排気ガスを排出する排出口42が配置されている。
オイルパン50は、エンジンオイルを収納可能な形状を有する。このオイルパン50は、例えば、シリンダブロック2との結合面に液状のシール剤を塗布した後、ボルトにより締結されている。なお、オイルパン50のシリンダブロック2との結合部を熱可塑性の樹脂で形成して、この樹脂を熱により溶融または軟化させることで、シール剤の塗布を省略してもよい。
なお、上記オイルパン50の下部には、ドレン54が設けられている。このドレン54は、オイルパン50内部のエンジンオイルを抜き取り可能に配置されている。このドレン54は、ドレンキャップ55により開閉可能になっている。
図5は、図1のエンジンの断面模式図である。
上記エンジンは、図5に示すように、鋼管で構成された検油棒ガイド60を有する。この検油棒ガイド60は、検油棒挿入通路63を有し、シリンダブロック2に固定されている。詳しくは、上記オイルパン50が、下方側に検油ガイド挿通孔53を有し、この検油ガイド挿通孔53に、検油棒ガイド60の一端が挿通されて固定されている。
また、上記エンジンは、鋼管からなるバイパス通路部70を有する。このバイパス通路部70は、検油棒ガイド60と一体に構成されている。検油棒ガイド60とバイパス通路部70とで、二股状の鋼管部材を構成している。上記バイパス通路部70は、水平方向に延在している一方、検油棒ガイド60は、上方に行くに従って、オイルパン50の第2側面52から離れるように斜め上方に延在している。
上記バイパス通路部70は、検油棒ガイド60とシリンダブロック2とを接続し、検油棒挿入通路63とエンジンオイル通路13とを接続している。また、上記シリンダブロック2がバイパス通路挿通孔71を有し、このバイパス通路挿通孔71に、上記バイパス通路部70のシリンダブロック2側の端部が内嵌され固定されている。このように、バイパス通路部70の一端部をシリンダブロック2に固定し、検油棒ガイド60の一端部をオイルパン50に固定して、上記二股状の鋼管部材を、エンジンに確実に固定している。
上記検油棒ガイド60の検油棒挿入通路63には、検油棒65が出入自在に挿入されるようになっている。詳しくは、検油棒挿入通路63は、検油棒ガイド60の上端61および下端62に開口を有する。検油棒65は、封止部66を有し、検油棒挿入通路63の上端61の開口から検油棒挿入通路63に挿入されるようになっている。検油棒65を検油棒挿入通路63に挿入したとき、封止部66によって検油棒ガイド60の上端61の開口が塞がれる。これにより、検油棒挿入通路63の上端61からオイルパン50の内部のエンジンオイルが漏れないようにしている。
また、検油棒挿入通路63の下端62の開口は、オイルパン50側に開口している。この開口を介して、検油棒挿入通路63とオイルパン50の内部とが接続されている。この開口から検油棒65の一端部をオイルパン側に突出させ、オイルパン50内のエンジンオイルに接触させて、エンジンオイルの劣化の有無を検査するようになっている。
なお、上記オイルパン50内には、オイルストレーナ56が設けられている。このオイルストレーナ56を介して、オイルパン50内のエンジンオイルを吸い上げて、オイルフィルタを通ってエンジン各部に行き渡らせるようになっている。
また、上記シリンダブロック2の外壁には、検油棒ガイド160が固定されている。この検油棒ガイド160には、検油棒165が出入自在に挿入されている。
第1実施形態のエンジンによれば、検油棒挿入通路63と、シリンダブロック2内にあるエンジンオイル通路13とを接続するバイパス通路部70を備える。したがって、検油棒ガイド60の内圧とシリンダブロック2の内圧との間に気圧差が生じないので、検油棒65挿入時に検油棒挿入通路63内の油面高さが変化することがなく、エンジンオイルが検油棒挿入通路63内を急上昇することもない。したがって、検油棒ガイド60からのエンジンオイルの漏れを抑制できる。
また、検油棒65挿入時に検油棒挿入通路63内の油面高さが変化することがなく、エンジンオイルが検油棒挿入通路63内を急上昇することがない。したがって、エンジンオイルの漏れを抑制するために検油棒ガイドの高さを高くする必要がないため、検油棒ガイドのレイアウトの自由度を高くできる。その結果、検油棒のレイアウトの自由度も高くできる。
また、検油棒ガイド60が、鋼管で構成されたバイパス通路部70によってエンジン(図5ではシリンダブロック2の外壁)に連結される。このため、検油棒ガイド60の振れを抑制できる。
尚、第1実施形態では、鋼製のバイパス通路部70で、検油棒ガイド60の検油棒挿入通路63とシリンダブロック2内のエンジンオイルが通過するエンジンオイル通路13とを連通した。しかしながら、この発明では、図6および図7、すなわち、第1実施形態の変形例のディーゼルエンジンのオイルパン周辺部の模式図に示すように、鋼製のバイパス通路部70で、検油棒ガイド60の検油棒挿入通路63とオイルパン50とを連通してもよい。この発明では、鋼製のバイパス通路部で、検油棒ガイドの検油棒挿入通路と、エンジン内のエンジンオイルが循環している部分(オイル循環経路)の如何なる部分とを連通しても良い。
図6および図7において、参照番号80は連結金具を示す。この連結金具80は、金属製の部材であり、検油棒ガイド固定部81と、板状のオイルパン固定部82と、板状の連結部83とを一体に有する。連結部83は、検油棒ガイド固定部81とオイルパン固定部82とを連結している。検油棒ガイド固定部81は、検油棒ガイド60の外周面を取り巻くような形状を有し、検油棒ガイド60の外周面に固定されている。一方、オイルパン固定部82は、ボルト等の締結部材によってオイルパン50の外壁に固定されている。
第1実施形態の変形例のエンジンによれば、上記連結金具80により、検油棒ガイド60をオイルパン50の外壁に連結している。このため、検油棒ガイド60は、鋼管で構成されたバイパス通路部70に加えて、連結金具80によってエンジンに連結され、その結果、検油棒ガイド60の振れを確実に抑制できる。また、仮にバイパス通路部70がゴムホース等の剛性の低い材料で構成されていても、検油棒ガイド60をエンジンに連結でき、検油棒ガイド60の振れを抑制できる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態のディーゼルエンジンの検油棒ガイド260周辺の拡大模式図である。
第2実施形態のディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)は、バイパス通路部270をゴムホースで構成した点が、第1実施形態と大きく異なっている。なお、第2実施形態では、上記第1実施形態のエンジンと同様の構成部には同一番号を付して、説明を省略する。また、第1実施形態と同様の作用効果についても説明を省略する。
上記エンジンは、図8に示すように、2つの継手部271,272を備えている。この2つの継手部271,272のうち、一方の継手部271が検油棒ガイド260の側部に設けられる一方、他方の継手部272は、シリンダブロック2の外壁に設けられている。上記バイパス通路部270は、一端部を継手部271に挿入し、他端部を継手部272に挿入している。そして、バイパス通路部270の一端部を締結金具274で締め付けて、継手部271に固定する一方、バイパス通路部270の他端部を締結金具275で締め付けて、継手部272に固定している。上記バイパス通路部270を介して、検油棒ガイド260の検油棒挿入通路とオイルパン50内とを連通している。
尚、検油棒ガイド260は、連結金具80でオイルパン50の外壁に連結されている。これにより、検油棒ガイド260の振れを抑制している。
上記第2実施形態によれば、バイパス通路部270がゴムホースで構成されているので、検油棒挿入通路とオイルパン50内との接続が容易になると共に、バイパス通路部270の着脱も容易になる。
上記第2実施形態では、ゴムホースからなるバイパス通路部270で、検油棒ガイド260の検油棒挿入通路とオイルパン50内とを連通した。しかしながら、この発明では、ゴムホースからなるバイパス通路部で、検油棒ガイドの検油棒挿入通路と、オイル循環経路の他の部分とを連通してもよい。
例えば、図9、すなわち、第2実施形態の変形例のディーゼルエンジンの検油棒ガイド360の周辺の拡大模式図に示すように、一方の継手部371を検油棒ガイド360側に設ける一方、他方の継手部372をギヤケース5の外壁に設けてもよい。そして、ゴムホースからなるバイパス通路部370で、検油棒ガイド360の検油棒挿入通路とギヤケース5内とを連通してもよい。
また、図10、すなわち、第2実施形態の更なる変形例のディーゼルエンジンの検油棒ガイド460の周辺の拡大模式図に示すように、一方の継手部471を検油棒ガイド460側に設ける一方、他方の継手部をシリンダブロック2の外壁に設けてもよい。そして、ゴムホースからなるバイパス通路部470で、検油棒ガイド460の検油棒挿入通路とシリンダブロック2内のエンジンオイル通路とを連通してもよい。この発明では、ゴム製のバイパス通路部で、検油棒挿入通路と、エンジン内のエンジンオイルが循環している部分(オイル循環経路)の如何なる部分とを連通しても良いのである。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態のディーゼルエンジンのバイパス通路部の周辺構造を示す模式図である。
第3実施形態のディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)は、図11に示すように、エンジン(図11ではオイルパン50)の外壁の一部をなすと共に、エンジンの外部に突出する構成のブロック部90を有する。このブロック部90は、内部にバイパス通路部570を有し、このバイパス通路部570は、オイル循環経路の一部であるエンジンオイル通路13に開口する循環経路側開口91を有する。
上記ブロック部90は、検油棒ガイド560の一部を構成し、内部に検油棒挿入通路563の一部となる検油棒挿入部564を有する。また、上記ブロック部90は、上部差込孔92と下部差込孔93とを有する。上記検油棒挿入部564は、上部差込孔92と下部差込孔93とを連通するように一直線上に延在している。また、上記検油棒挿入部564は、バイパス通路部570に連通している。
上記検油棒ガイド560は、上部検油棒ガイド部561と下部検油棒ガイド部562とを有する。上部検油棒ガイド部561は、上部差込孔92に挿通されて固定される一方、下部検油棒ガイド部562は、下部差込孔93に挿通されて固定されるようになっている。上部検油棒ガイド部561と、下部検油棒ガイド部562と、ブロック部90とで、検油棒ガイド560を構成している。
上記第3実施形態によれば、バイパス通路部570が、エンジンの外壁の一部を成すブロック部90内に存在しているので、検油棒ガイド560を、ブロック部90によりエンジンに強固に連結でき、検油棒ガイド560の振れ止め構造の剛性を大きくできる。したがって、検油棒ガイド560の振れを確実に抑制できる。
(第4実施形態)
図12は、本発明の第4実施形態のディーゼルエンジンのオイルパン部分の部分断面模式図である。
第4実施形態のエンジン(以下、単にエンジンという)は、バイパス通路部を、検油棒ガイドのオイル循環経路の室内(図12ではオイルパン50内)に位置する部分に設けた孔670で構成したものである。なお、第4実施形態では、上記第1実施形態のエンジンと同様の構成部には同一番号を付して、説明を省略する。また、第1実施形態と同様の作用効果についても説明を省略する。
上記エンジンでは、図8に示すように、オイルパン50の第2側面52に検油棒挿入通路663を有する検油棒ガイド660が接続されている。この検油棒ガイド660は、オイル循環経路であるオイルパン50内に位置する室内部分664を有する。
上記室内部分664には、バイパス通路部としての孔670が設けられている。この孔670は、検油棒挿入通路663とオイルパン50の内部とを連通している。
第4実施形態によれば、簡単な構成で、検油棒挿入通路663内のエンジンオイルの油面の上昇を抑制できる。
(他の実施形態)
上記第1〜第4実施形態では、エンジンがディーゼルエンジンであったが、これに限らず、この発明のエンジンは、例えば、レシプロエンジンであってもよいし、ロータリーエンジンであってもよいし、ハイブリッドエンジンであってもよい。
また、上記全ての実施形態および全ての変形例で説明した構成のうち2以上の構成を組み合わせて新たな実施形態を構築できることは言うまでもない。
1 エンジン本体
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 フライホイールハウジング
5 ギヤケース
6 冷却ファン
11 クランクケース
12 クランク軸
13 エンジンオイル通路
14 セルモータ
20 吸気マニホールド
21 排気ガス再循環装置
22 コレクタ
23 吸気スロットル部材
24 再循環排気ガス管
25 EGRバルブ部材
30 排気マニホールド
40 排気浄化装置
41 取付ステー
42 排出口
50 オイルパン
52 第2側面
54 ドレン
55 ドレンキャップ
56 オイルストレーナ
60,160,260,360,460,560,660 検油棒ガイド
61 上端
62 下端
63,563,663 検油棒挿入通路
65,165 検油棒
66 封止部
70,270,370,470,570 バイパス通路部
71 バイパス通路挿通孔
80 連結金具
81 検油棒ガイド固定部
82 オイルパン固定部
83 連結部
90 ブロック部
91 循環経路側開口
92 上部差込孔
93 下部差込孔
271,272,371,372,471,472 継手部
274,275,474,475 締結金具
561 上部検油棒ガイド部
562 下部検油棒ガイド部
564 検油棒挿入部
664 室内部分
670 孔

Claims (5)

  1. エンジンオイルの一部を収納するオイルパンと、
    検油棒が挿入されると共に、上記オイルパン側に開口する検油棒挿入通路を有する検油棒ガイドと、
    上記検油棒挿入通路と、上記エンジンオイルが循環するオイル循環経路とを連通するバイパス通路部と
    を備えることを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    上記バイパス通路部が、ゴムホースで構成され、
    上記オイル循環経路において上記バイパス通路部につながる部分が、オイルパンか、ギヤケースか、または、シリンダブロックにある上記エンジンオイルの通路であることを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンにおいて、
    上記バイパス通路部は、鋼管で構成されていることを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1または2に記載のエンジンにおいて、
    外壁の一部をなすと共に、外部に突出するブロック部を備え、
    上記バイパス通路部は、上記ブロック部内に存在すると共に、上記オイル循環経路に開口する循環経路側開口を有する通路であることを特徴とするエンジン。
  5. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    上記検油棒ガイドは、上記オイル循環経路内に位置する室内部分を有し、
    上記バイパス通路部は、上記検油棒挿入通路と上記オイル循環経路とを連通すると共に、上記室内部分に位置する孔で構成されていることを特徴とするエンジン。
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