JPH0614685B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

Info

Publication number
JPH0614685B2
JPH0614685B2 JP59059426A JP5942684A JPH0614685B2 JP H0614685 B2 JPH0614685 B2 JP H0614685B2 JP 59059426 A JP59059426 A JP 59059426A JP 5942684 A JP5942684 A JP 5942684A JP H0614685 B2 JPH0614685 B2 JP H0614685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
circuit
line
character
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59059426A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60204177A (ja
Inventor
秀和 関沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP59059426A priority Critical patent/JPH0614685B2/ja
Priority to DE8585103009T priority patent/DE3583623D1/de
Priority to EP85103009A priority patent/EP0158155B1/en
Publication of JPS60204177A publication Critical patent/JPS60204177A/ja
Priority to US07/636,007 priority patent/US5072291A/en
Publication of JPH0614685B2 publication Critical patent/JPH0614685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/58Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、センサ等で読み取った画像信号を表示装置
に供給する際の信号処理を施す画質改善装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
中間調を有する画像、2値の画像をセンサ等で読み取
り、2値表示装置により表示する際の手法として、ディ
ザ法が一般的である。ディザ法は所定の濃度画像を微小
画素点の配置、密度によって表現するものであるが、こ
の方法によって文字や線画素等を表現すると、分解能が
低下し、見苦しくなる等の欠点があった。
これに対し、本発明者等は、特願昭57−208474
号に示されるように、画像信号の変化率を評価し、濃度
変化が急峻である時には、線画像と判定し、固定2値化
を行い、濃度変化がゆるやかである時にはディザ法を施
す方法を提案した。
しかし、このような方法を用いると、例えば中間調を有
する網点画像が入力された場合には、網点を形成する個
々の画素を独立した画像として読み取り、入力された網
点画像の濃淡を判定することなく、2値画像と判定して
しまった。すると、表示される画像は、固定2値化表示
され、忠実な中間調の表現が不可能となってしまった。
〔発明の目的〕
この発明は、以上の欠点を除去し、入力画像を読み取
り、2値表示装置へ供給するに際し、中間調をも忠実に
表現するための信号処理を行う画質改善装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の概要] この発明の画像信号処理装置は、入力画像情報を文字・
線画像、網点画像及びそれら以外の画像の画像種別に分
類する分類手段と、この手段により分類された画像種別
に応じて前記入力画像情報に前記各画像種別毎にそれぞ
れ定められた画像処理を施す画像処理手段と、この手段
により画像処理が施された画像を記録出力する手段とを
備え、前記分類手段はこの入力画像情報のラプラシアン
を2値化した画像情報パターンの組み合せと、予め準備
された標準パターンとを比較判定して分類を行う或いは
この比較判定結果と画像情報のラプラシアンの大きさと
の組み合せにより判定して分類を行うものであることを
特徴とする。
[発明の効果] この発明によれば、3種類以上の画像を確実に分類可能
となる。
〔発明の第1の実施例〕 まず、第1の実施例として、入力された原稿の局所的な
領域における画像の特性を、読み取った画像信号の変化
率の分布により判別し、この結果をもって、画像信号の
処理を行うものである。以下、図面に従って説明する。
この実施例は、入力装置として走査型の密着センサを用
い、出力装置として熱転写記録装置を用いる。
第1図に示されるように、例えばカラー画像を担持する
原稿2に対して、密着センサ11が矢印方向に走査しな
がら、原稿2上の画像を電気信号に変換する。この電気
信号を画像信号と呼ぶ。この画像信号は、読み取り1画
素に対して、R,G,B各成分の信号から成り、シリア
ルに伝達される。この実施例では各成分毎に12本/mm
の読み取り精度で行われた。この画像信号は、増幅器6
で増幅された後、A/D変換器6により8ビットずつの
ディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、
シェーディング補正回路7に入力され、密着センサ11
を構成する光電変換素子(ここではCCD)の感度ム
ラ、色フィルタのムラ、CCD固定ノイズ等が補正され
る。
補正が施された信号は、マトリックス回路8に入力さ
れ、R,G,Bという表現形式から、輝度信号I、色差
信号C,Cという表現形式に変換される。これらの
信号I,C,Cは、画質改善回路10に入力され、
後述する処理が施された後、色変換回路12に供給され
る。この色変換回路12までの画像信号が光の情報であ
って、加色混合系である。一方、カラープリンタ16で
は、インクに対する情報を扱い、インクが減色混合系で
あるので、カラープリンタ16での信号は、減色混合系
である必要がある。よって、両者の信号系は全く性質が
異なるので、この変換を色変換回路12で行う。
色変換回路12の出力は、参照信号である画質改善回路
10の出力Jと共に2値・ディザ回路14に入力し、画
像の濃度に応じて、固定2値表現、ディザ表現がとら
れ、カラープリンタ16に供給される。カラープリンタ
16ではこれらの情報を基に中間調画像、線画像、網点
画像を出力する。
次に各部を説明する。密着センサ11は、例えば、特開
昭58−178659号公報にも示されるが、概略説明
すると、密着センサ11は原稿2に対して幅方向に平行
に設けられ、線状の領域を読み取り、矢印の方向に走査
していく。すなわち、線状光源1からの光が原稿2を照
射し、その反射光が分布屈折型レンズアレイ(商品名セ
ルフォックレンズ)3を介してCCDセンサ4上に結像
する。CCDセンサ4の各素子には、R,G,Bフィル
タが設けられてあり、CCDセンサ4では、R,G,B
に対応した電気信号が画像信号として得られ、CCDセ
ンサ4からは、シリアルにこの画像信号が出力される。
シェーディング補正回路7は、公知の構成で充分であり
例えば、基準原稿を読み取った際の画像信号を用いて、
補正する構成とすればよい。マトリックス回路8も、
R,G,B系からI,C,C系への変換回路であっ
て当業者になら容易に実現される。
次に画質改善回路10を説明する。画質改善回路10
は、第2図に示されるように、マトリックス回路8から
の信号I,C,Cを順次切替えるマルチプレクサ
(MPX)18と、輝度信号I、色差信号C,C
対応した輝度信号用画質改善部19a、第1及び第2の
画質改善部19b,19cから成る。これらの出力がそ
れぞれ,となる。
輝度信号用画質改善部19aを第3図に示す。この改善
部19aは、元の信号のラプラシアンを計算する第1の
回路20と、ラプラシアンに対応した信号を2値化し、
そのパターンの組み合せを予め用意したパターンと比較
する第2の回路30と、ラプラシアンに対応した信号の
大きさをコード化する第3の回路40と、この第2及び
第3の回路30,40の出力値より、文字・線画、網点
画像、その他の画像とに判定する第4の回路50と、こ
の判定結果を記録し、フィードバックする第5の回路6
0と、さらに第4の回路での判定の結果に基き、元の画
像信号に処理を施す第6の回路70とから成る。
この改善部19aの動作を概略的に説明すると、画像信
号のラプラシアンに対応した信号の組み合わせを、予め
特性のわかっている画像に対応したパターンとを第2の
回路30で比較し、この結果とラプラシアンの絶対値に
対応した信号の組み合わせにより、密着センサ11で読
み取った画像の局所的な領域の特性を判定する。次に、
この結果に基づき第6の回路70において、元の画像信
号にラプラシアンに対応した信号を加算し、高域補正す
る場合と元の画像信号のまま出力する場合と、元の画像
信号の平均化を取り高域ノイズを除去する場合という3
つの場合に出力を切替える。
更に詳述する。第1の回路20は、入力信号Iを遅延さ
せる遅延回路21と、入力信号Iの低周波数分だけを通
過させるローパスフィルタ23と、遅延回路21の出力
及びローパスフィルタ23との出力の差を取る減算器2
5とから成る。すなわち、この実施例でのラプラシアン
は、入力信号の高域成分を抽出する演算に相当し、両者
が定性的に一致するのは周知である。
次に、ラプラシアンを計算する第1の回路20について
詳細に説明する。ここでの計算のアルゴリズムは、第5
図に示されるように、3×3画素に対して中心の画素i
22の値が自分をも含めた周囲の画素ilm(l,m=
1,2,3)の値に対してどの程度相違するのかを得る
ことでラプラシアンを得る。周囲の画素の考慮によって
正確な演算も可能があるが、ここでは簡便な方法とし
て、中心の画素i22の値からilm(l,m=1,
2,3)の平均値を引くことによってラプラシアンを得
ることとする。すなわち、自らの画素をも含めた周囲の
画素il,m(l,m=1,2,3,)の平均を取るこ
とがローパスフィルタの作用となる。以下具体的なハー
ド構成を説明する。
第4図はラプラシアンを計算する第1の回路20をより
具体的に示したものである。第4図において端子300
より入力した信号Iは、ローパスフィルタ23に供給さ
れる。このローパスフィルタ23は、マルチプレクサー
301を含む信号Iを1ラインメモリ302,303に
密着センサ11の一走査単位である一ライン毎に切り替
えて記憶する。この記憶された2ラインの内容と現在の
ラインの内容とを読み出し、加算して平均値を算出す
る。すなわち、まず、ラインメモリ302に1ライン分
記憶し、次にラインメモリ303に記憶する。次にライ
ンメモリ302と303の内容を、1画素分(8ビッ
ト)づつ読み出し、加算器304で加算する。このとき
に現在読んでいる信号を上述のようにして信号を読み出
したラインメモリ302に順次記憶させると共に、遅延
回路305に入力させる。この遅延回路305は、加算
器304での遅れに対応して設けられ、この回路305
で遅延された信号と、先に加算器304で加算した信号
とを加算器306により加算する。これにより、副走査
方向の3ライン分を加算したことになる。
次にこの値を3つの1画素遅延回路307,308,3
09に順次送る。この1画素遅延回路307,308,
309は、8ビット単位のラッチ回路である。遅延回路
307と308の出力を加算器310で加算し、この値
にさらに遅延回路308で遅延した信号を加算器311
で加算する。以上の処理により隣合う3×3画素分の加
算が行なわれたことになる。
次に、この加算された9画素の値をROM312のアド
レスとして供給する。このROM312には、アドレス
に対応して加算器312の出力の9分の1の値が格納さ
れている。よって、ROM312の出力は加算器311
の出力の9分の1となる。次に、第5図に示されるi
22の画素の信号との引算を行うことで、ラプラシアン
を計算することが可能である。i22の画素の信号は1
ラインメモリ302,303の一方から選択する。例え
ば、中央の行i2lに相当するラインを選択するため
に、マルチプレクサ(MPX)313により、1ライン
メモリ302,303の内容(8ビットで形成される一
画素の信号I)を選択して、遅延回路21に供給する。
遅延回路21では一単位分遅延されることにより、得ら
れる。こうして加算器25では上述のような演算が実現
される。すなわち、1ラインメモリ302もしくは30
3よりi22の画素を読み出し、その値をマルチプレク
サ313で選択ラッチし、遅延回路314で遅延し、3
×3画素の平均した値を加算器25(引算器)で引算す
る。このようにして第4図の回路では元の画像信号は第
6の回路70へ、ラプラシアンに対応した信号は第6の
回路70へ、平均化された信号(高域カットした信号)
は第2及び第3の回路30,40へ、それぞれ走査線に
沿ってシリアルに出力することが可能となる。
次に、第2の回路30へ供給された信号(ラプラシアン
操作により得られた信号、以下簡単のためにラプラシア
ン信号と呼ぶ。)は、2値回路31において固定閾値に
より2値化され0,1のどちらとなる。但し、簡単化の
ためには入力信号のサインビットのみでよい。この回路
30では3×3画素領域の中でのラプラシアン信号の分
布を見て、これと、既知の画質のラプラシアン信号の分
布と比較し、入力画像の特性を判定する。
すなわち、2値回路31の出力は、マルチプレクサ35
により順次切り替えられ、1ビット単位のラインメモリ
32,33,34に走査線ごとに記憶される。この1ビ
ットのラインメモリ32,33,34から3画素分ず
つ、すなわち、3ビットずつ同時に読み出す。9ビット
のデータが得られることになる。このデータは、ROM
36のアドレスとして供給される。このROM36の内
容は、非常に重要であって、ラプラシアン信号の分布
と、文字・線画、網点画像、その他の画像との対応が記
憶されている。
ここで、本願発明者は以下の考察を行い、本願発明の基
礎として用いた。第6図(a)は、網点画像が担持された
原稿2を前述の密着センサ11で一次元走査して得られ
た信号である。第6図(b)同様にして、文字が担持され
た原稿2を一次元走査して得られた信号である。これら
の図からわかるように、網点画像と文字とでは両方とも
輝度信号(又は濃度)の局所的な変化が激しく、ラプラ
シアンの局所的な変化を追ったのでは、画像の区別はつ
かない。又、第6図(c)には写真等の濃淡画像を一次元
走査して得られた信号を示しているが、この場合には、
ラプラシアンが小さいので、ラプラシアンの大きさによ
り、画像を区別することが可能となる。
そこで、本発明者は網点画像、文字に対応するラプラシ
アン信号を2値化して評価した。すると、文字画像に対
して第7図(a)に示されるような結果が得られた。この
図は、横軸は、3×3画素の2値信号の配列をとり、縦
軸には出現頻度をとった。横軸については、第5図に示
されるi11をMSBとし、i33をLSBとするよう
なデータを考慮した。例えば、i11の値だけが「1」
の場合、この時の横軸は「100000000」とな
る。よって、第7図(a)の横軸左端は3×3画素に対し
て全てのラプラシアン信号が「0」、横軸右端は全ての
ラプラシアン信号「1」の場合である。
この結果から、文字の場合には第8図(a),(b),(c)に示
されるパターンの出現頻度が高い。これは、一般的に文
字の場合、白、黒がある程度連続するという定性的な結
果と一致する。
一方、網点画像に対して同様の処理を施すと、第7図
(b)のような結果が得られ、第9図(a),(b),(c)に示され
るパターンの出現頻度が高い。これは、網点画像は、
白、黒が連続する性質はなく、周期的パターンが多くな
る、という定性的な結果を裏付けている。
これらの結果をもとに、第7図(a),(b)の内容をROM
36に格納しておけばよい。例えば第7図(a),(b)をも
とにすれば、画像は文字、網点画像、その他の画像とい
う3種類に分類される。よって、3×3画素のラプラシ
アンの2値信号の配列に対して、3種の信号(例えば
「00」「01」「11」)を対応させればよい。よっ
て、ROM36の出力は2ビットである。又、4×3画
素について判定してもよく、その時には1ライン毎に4
ビットずつ読み出すことになる。当然この場合には、比
較用のROM36は、12ビットのアドレスとなる。
一方、ラプラシアン信号は、第3の回路40に供給され
る。この回路40では、ラプラシアン信号の絶対値につ
いての情報を得、これを第4の回路50での判定に用い
る。ラプラシアン信号は、まず、絶対値回路41は正の
値のみを採用する。更に、この実施例では、後の回路構
成を簡単にするために、8ビットのデータに対して非線
形変換を施すようなROMを絶対値回路41に含む。こ
の非線形変換は、第10図に示すように8ビットの情報
を4ビットに変換する。すなわち、8ビットの情報をそ
のアドレスとして、正の信号を「FF」から「80」に
対応させ、負の信号を「00」から「7F」に対応させ
る。このアドレスによって指定される番地には、第10
図に示される対応関係を有するデータが収納されてい
る。
この図からもわかるように、ROMによって実現される
変換によって、信号の絶対値化が実現されている。
このように変換された信号は、第2の回路30の出力と
位相を合わせるための遅延回路42を介して、ラッチ4
3に送る。ラッチ43は、3画素分に相当する信号を記
憶する。この3画素分の信号を加算器44,45で加算
する。この信号の上位4ビットを第4の回路50に送
る。
第4の回路50は、ROMから成り、このROMを判定
ROMと呼ぶ。この判定ROMのアドレスには第14図
に示されるように、そのMSBから2ビット分,に
ROM36の出力信号である2ビットの信号が、続いて
〜に第3の回路40からの4ビットの信号が、次に
〜に後述する1ライン遅延回路62からの3ビット
の信号、そして、LSBとして、に一画素遅延回路6
1の1ビットの信号が供給される。この判定ROMは、
アドレスとして入力される信号にもとづいて微小画像に
ついての評価を行う。この評価については後述する。
判定ROMの出力信号は、2ビットであって、 「11」「10」「01」「00」という信号である。
その信号の表わす意味は第1表に示す。「00」は網点
画像に対応し、読み取った画像信号を平均化することを
意味する。「01」は通常の画像(網点画像でもなく、
文字・線画像でもない。)に対応している。「10」
は、エッジの鋭い画像に対応し、読み取った画像信号を
高域強調する必要がある。又、「11」は文字・線画像
に対応し、高域強調する必要がある。上位ビットが
「1」の場合、画像の濃度等の変化が激しいことを示し
ている。又、この出力は後述する2値−ディザ回路14
に送られ、「11」の時には固定閾値による2値化を選
択し、「10」「01」「00」の時にはディザ法を選
択する。
同時に判定ROMの出力は、第5の回路60に供給され
る。第5の回路60は、一画素遅延回路61と、一ライ
ン遅延回路62から成り、判定ROMの出力信号の上位
1ビットのみが両回路61,62に供給される。一画素
遅延回路61によって一画素分遅延された信号、及び一
ライン遅延回路62によって1ライン分遅延された信号
のうち、最も古い3ビットの信号が前述のように判定R
OMに供給される。
これらの信号の幾何学的配置について説明する。第11
図に示すように、今、処理しようとしている画素をi
0,0とする。これに対し、一画素遅延回路61の出力
は、i−1,0での判定ROMの出力である。一ライン
遅延回路62の出力3ビットは、i−1,−1,i
0,−1,i1,−1での判定ROMの出力である。よ
り正確に言うと、出力の上位1ビットのみである。要す
るに判定ROMには前ラインでの判定結果と、前画素で
の判定結果が供給される。
さて、次に判定ROMの内容について説明する。まず、
第15図に示されるように画素i−1,−1,i
0,−1,i1,−1,i−1,0について判定ROM
の出力信号の上位ビットが全て「0」の場合を説明す
る。この時には画素i−1,−1等については画像がゆ
るやかに変化している箇所である。このときの判定RO
Mの内容を以下の第2表に示す。
この第2表は==0であって、====0
のとき、判定ROMの出力は「00」であり、==
1であって、====1のとき、判定ROMの
出力は「11」であることを示している。定性的にこの
表を説明すると、この場合には前述のように周囲画素に
ついて、画像がゆるやかに変化していると判断されてお
り、注目画素について画像の変化があったとしても、そ
れはノイズであって、画像はゆるやかに判断していると
判断する。
次に、第16図に示されるようにi−1,−1=i
1−1=0,i0,−1=i−1,0=1という場合に
は第3表に示されるように 判定ROMの内容を規定しておく。
次に第17図に示されるように、i−1,−1=i
0,−1=i1,−1=i−1,0=i0,0=1の場
合には、第4表に示されるように判定ROMの内容を規
定しておく。
第6の回路70は、画質に応じて信号を切替える回路で
ある。この第6の回路70は読み取りデバイスから得ら
れた画像信号と、この画像信号の微分値に対応する信号
と、両者の信号を混合した信号という3個の信号を、切
替え回路76で、第4の回路50(判定ROM)の出力
Jに基づき選択するものである。
すなわち、判定ROMの出力信号との同期を取るために
設けられた遅延回路71,72と、元の画像信号と微分
信号との混合を取るための加算器73,75、乗算器7
4と、切替え回路76とから成る。
第1の回路に含まれる遅延回路21の出力信号を遅延回
路71によって、ローパスフィルタ23の出力信号を遅
延回路72によって、それぞれ遅延させる。次に加算器
73において、遅延回路71の出力信号から遅延回路7
2の出力信号が減算される。前者の信号は、読み取りデ
バイスで得られた信号であって、後者の信号は前者の信
号について9画素平均を取った信号である。よって、減
算によって加算器25の出力信号と同一信号が得られ、
微分信号が得られる。もっとも、この信号を得るためだ
けであるなら加算器25の出力信号を遅延させてもよ
い。
次に、微分信号を乗算器74でK倍する。乗算器74は
ROMで構成するのが好ましい。このK倍された微分信
号と、元の画信号との和が加算器75で実行される。微
分信号は画像信号の高域成分であって、加算器75の出
力信号は元の画像信号を高域強調した信号となる。但
し、Kの値によってその程度が変化する。
こうして得られた3つの信号を、第4の回路50の出力
信号Jによって切替える。この切替えの原理は後の処理
である信号の2値化と深い関係がある。すなわち、文字
・線画像に対しては固定閾値による2値化をし、他の画
像に対しては、ディザ法による2値化を行う。但し、文
字・線画像の場合には、高解像で表示しなければならな
いので画像信号としても明確なものが必要となる。そこ
で、元の画像信号に対して高域強調を施す。具体的には
元の画像信号に微分信号を加えることにより実現する。
又、網点信号に対しては、ディザ法を用いるのだが、網
点信号がその画像の性質から極めて高い周波数成分まで
有していることが多く、そのままディザによる2値化を
行うとノイズが目立つので、画像信号から高域成分を除
する。すなわち、画像信号の平均化であってROM31
2の出力信号(=遅延回路72の出力信号)を用いる。
以上より明らかなように、判定ROMの出力信号JがJ
=「11」又は「10」であると(文字・線画像に対応
した信号であると)、切替え回路76において、加算器
75の出力が選択される。J=「00」であると(網点
画像に対応した信号であると)、切替え回路76におい
て遅延回路72の出力が選択される。J=「01」であ
ると(どちらでもない画像に対応した信号である
と。)、切替え回路76において遅延回路71の出力が
選択される。
次に、第1及び第2の色差信号用画質改善部19b,1
9cについて説明する。この改善部19b,19cは第
3図及び第4図に示されるローパスフィルタ23と同一
のローパスフィルタ120a,120bから成る。すな
わち、第1及び第2の色差信号の高精細成分は輝度信号
よりも人間の目にとってハードコピーとしては感じやす
い信号ではなく、輝度信号の高精細成分についての情報
が正しく得られれば充分である。もっとも色差信号に対
して輝度信号と同様な処理を施してもよい。
こうして、入力画像信号から輝度信号I、平均化された
第1及び第2の色差信号が得られ、輝度信号
Iの形態を入力画像によって変化させている。これらの
信号は色変換回路12に供給される。この色変換回路1
2はROMで構成され、上記の信号とインク量との関係
を記憶している。すなわち、輝度信号I、色差信号
は光についての混色法則である加法混色によ
り支配されており、このままではカラープリンタでのカ
ラーインクに対応させることはできない。インクのカラ
ー表現は減法混色により支配されている。
色変換回路12は加法混色から減法混色への変換表であ
る。この変換表はノイゲバウアー方程式、マスキング方
程式により作成される。これらについてはジョンA,C
コール著「カラーレプロダクションの理論」(印刷学会
刊行)第10章色修整の数学的解析に詳しい。この実施
例ではノイゲバウアー方程式に従い、輝度信号I、第
1及び第2の色差信号から、インク量に対応
する信号を得ている。ここでは熱転写記録を用い、イン
クとしてシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の各色のインクが塗布されたインクリボンを用い
た面順次方式によりカラー記録を行う。インク量に対応
する信号としてはシアン、マゼンタ、イエロー毎の信号
となり、この信号に応じてインクリボンに熱が加えられ
る。
ところで、輝度信号I、色差信号C,Cから成る
空間と、インク量信号(C,M,Yに対応した信号)か
ら成る空間とは大きさが異なる。通常、インク量信号か
ら成る空間の方が狭い。本発明者等によると、熱転写用
インクの場合、第13図に示されるように輝度信号I
等に対し、領域400のみがインクによって表現可能な
領域である。この領域400以外の輝度信号I等の組
み合わせがセンサから読み取られたとしても、そのまま
では表現できず、適当な補正が必要となる。これに対す
る方策としては、入力信号(I,C,C)に対し
て領域400の最も近い点を探し、その点として扱えば
よい。
更に第13図を用いて説明すると、領域400内の信号
のみがカラープリンタで表現可能であって領域400内
の各点に対応してインク量信号を設定すればよい。これ
は入力信号(I,C,C)をアドレスとしてRO
Mの内容を引くことによって実現される。ROMはC,
M,Y(場合によっては黒)毎に用意することが好まし
い。
よって色変換回路12の出力はインクC,M,Yに対応
したインク量信号となる。再度このインク量信号につい
て説明すると、入力信号(I,C,C)に対して
この入力信号によって指定される色をインクでどのよう
にして表わすかをインク量信号が示す。例えばある画素
に対してシアンについては16階調のうち10、マゼン
タについては同じく8、イエローについては6というよ
うに指定していく。
このような3種の信号が2値・ディザ回路14に供給さ
れる。基本的にこの回路14は各色に対応した機能を有
している。その機能とは前述のように画質を表わす信号
Jによって、2値の閾値を変化させるものである。信号
Jは、「11」が文字・線画像を「00」が網点画像を
「01」「10」がその他の画像を表わしている。但
し、この2値・ディザ回路14にとっては、「11」の
場合と、その他の場合が重要であって、この2つの場合
に処理を変えている。前者の場合は固定閾値による2値
化、後者の場合はディザ法を用いた2値化を行う。この
切替えの定性的理由は前述の通りである。
具体的構成としては比較回路と、閾値メモリとから成
り、信号Jによって閾値メモリを選択する。閾値メモリ
は固定閾値と、ディザ法のための閾値とを有している。
比較回路では入力信号と閾値メモリの内容とを比較し、
前者が大きければ1、小さければ0を出力する。この信
号がカラープリンタ16に供給される。カラープリンタ
16は、前述の面順次による熱転写記録によってカラー
記録が実現される。
このような構成によって、文字・線画像の入力に対して
は、読み取った信号の高域強調を行うと共に、固定閾値
による2値化を行うのでカラープリンタの出力画像は鮮
明なものとなる。又、網点画像が入力された場合、読み
取った信信に平均化を施した後、2値化を行うので、網
点画像を読み取った際のノイズが出力画像に表われな
い。特に、文字・線画像を扱う際に信号の変化が激しい
か否かによって(高域成分の有無によって)画像信号に
対する処理を変えようとすると、網点画像を読み取った
画像信号高域成分をノイズとして含むので、出力画像は
ノイズを強調するようになってしまうことに留意する必
要がある。文字・線画像、網点画像以外の画像は通常の
ディザ法を用いれば充分美しい中間調が表現できる。
〔発明の第2の実施例〕 第2の実施例は読み取った画像信号を固定閾値により2
値化し、この2値化した信号を複数用意し、あらかじめ
記憶してあるメモリのパターンと比較する。この比較は
具体的には例えば画素を3×3単位で比較しようとすれ
ば9ビットのアドレスのメモリを用い、3×3の画素単
位で切り出した信号をメモリのアドレスとし、内容を読
み出す。すなわち、そのアドレスの位置に文字・線画及
び濃淡画像と網点画像とのいずれかであるかのコードを
記憶しておき、このコードをメモリから読み出すことに
より、第1の判定が行なわれる。この第1の判定だけで
は、文字及び線画像の検出が可能となるが、濃淡画像の
かなりの部分が文字・線画像との区別されることなく検
出される。
そこで次に、画像信号を可変閾値により2値化し、前述
と同様にこの2値化した信号をメモリに順次記憶する。
さらに前述と同様に例えば3×3画素単位でパラレルに
読み出し、あらかじめ記憶してあるメモリのパターンと
比較する。この比較により第2の判定を行う。この第2
の判定では、例えば濃淡画像のようにゆるやかに変化す
る画像が入力された時には3×3画素単位での2値化パ
ターンは可変閾値に依存したパターンになる。一方変化
の激しい文字や線画及び網点画像では、あまり可変閾値
に依存したパターンとはならない。この両者の違いによ
り、濃淡画像とその他の画像の判別が行なわれる。
これら2つの判定より文字・線画像とその他の画像とに
判別される。すなわち、第1の判定では文字・線画像と
濃淡画像の一部が検出され、第2の判定で濃淡画像の大
部分が識別可能となることから、文字・線画像とその他
の画像とに区別することが可能となる。このように、文
字・線画像と判別されたなら固定閾値で表示し、その他
の画像と判別されたならディザ化して表示する。
この実施例が前述の実施例と相違する点は、分布を見る
際の画像を表わす信号として画像信号を固定閾値によっ
て2値化したものを用いている。更に、画像の変化の度
合いを見るのに可変閾値によって2値化された信号を用
いている。
以下、図面を参照して本発明の他の実施例について説明
する。第18図において画像信号が端子501より入力
される。この入力された信号は前述の実施例と同様に密
着センサ11からのディジタル信号であって固定2値化
回路502で2値化される。これを実現する最も簡単な
方法は入力信号のMSBの1ビットの信号を用いること
である。この2値化された1ビットの信号をマルチプレ
クサ503で切替えて、1ラインメモリ504,50
5,506にそれぞれ順次記憶する。次に、この各ライ
ンメモリ504,505,506より3ビットづつ同時
に読み出し、その合計9ビットの信号を、第1の判定R
OM507のアドレス線に入力する。このROM507
には例えば、あらかじめ文字・線画像の組み合せに近い
パターンなら(1,0)(濃淡パターンの一部が含まれ
てしまう。)網点画像の組み合せに近いパターンなら
(0,1)濃淡パターンに近いなら(1,1)そのいず
れでもない場合には(0,0)と言うように、2ビット
の内容を記憶しておく。これについては更に後述する。
この内容を次の総合判定用ROM508に入力する。
一方、端子501より入力された画像信号は比較器50
9において、可変閾値により2値化される。この比較器
509は3×3個の閾値を記憶しているROM510に
つながれており、主走査方向のカウンタ511と、副走
査方向のカウンタ512により、順次アドレスが指定さ
れ、そのアドレスにしたがって記憶している閾値を読み
出す。すなわち、通常のディザ化回路と同様な構成とな
っている。次にこの2値化された信号は前述と同様にマ
ルチプレクサ513により、3個の1ラインメモリ51
4,515,516に順次記憶され、各ラインメモリ5
14,515,516より3ビットづつ同様に読み出さ
れ、第2の判定用ROM517のアドレス線に入力され
る。このROM517にはあらかじめゆるやかに変化す
る濃淡パターンが入力された時に発生するパターンなら
1を、他なら0であるような内容を記憶しておく。この
内容を前述と同様に、次の総合判定用ROM518に入
力する。
さて、この総合判定用ROM518では、第1の判定R
OM507の出力2ビットと、第2の判定ROM517
の出力1ビットと、さらにもう一つの1ビット、すなわ
ち、先に総合判定した結果をラッチ518に記憶した値
の1ビットとの合計4ビットで判定を行う。すなわち、
総合判定用ROM518は4ビットのアドレス線を有す
るROMから成っている。したがって16通りの組み合
せにより、文字・線画像とその他の画像とに最適に識別
される。この結果はマルチプレクサ519に送り、固定
2値化された信号線520の信号と、ディザ化された信
号線521の信号とをマルチプレクサ523で切り替え
る。このようにして信号線522には文字・線画像のと
きは固定2値、その他の画像のときはディザ化された信
号が出力される。
次にこの実施例での文字・線画像とその他の画像との判
定について説明する。第19図(a),(b),(c)は、文字及
び線画像を2値化したときに、頻度が多く発生するパタ
ーンの一部である。このように文字・線画像の場合に
は、ある程度黒又は白が連続する性質がある。なおこの
パターンには濃淡画像の一部が含まれる可能性がある。
これに対して、網点画像のような場合には、第20図
(a),(b),(c)のようなパターンになる場合が多い。また
濃淡画像の場合には第21図(a),(b),(c),(d)のような
パターンになる場合が多い。(文字パターンの一部が含
まれる。)このように2値化した値の3×3のパターン
で見ると、文字・線画、網点画像、濃淡画像とで異な
る。(一部のパターンは混合している。)したがって、
この違いによりどのパターンに一番近いかの判定が可能
となる。このようにして第1の判定ROM507での判
定が行なわれる。
次に可変閾値により2値化したパターンについて検討す
る。第22図は可変閾値の一例である。この閾値により
例えばレベル5の濃度が2値化された時のパターンは第
23図(a)となる。ここで3×3画素内でレベル変動が
あった場合は第23図(a)より変化する。しかし、濃淡
画像のようにゆるやかに変化する場合には、±1もしく
は±2程度の変化がほとんどである。例えばレベル5の
濃度で±1のレベル変動があった場合には、第23図
(b)もしくは(c)のパターンのみである。このような場合
には濃淡画像とし、第2の判定ROM517には1を記
憶しておく。それとは別に、例えば第23図(d)に示さ
れたパターンのように3×3の画素内で、レベルが4も
変化しているものでは、ゆるやかに変化している濃淡画
像とは考えにくく、この場合には濃淡画像以外の画像と
して、0をこのROM517に記憶しておく。このよう
にして、第2の判定ROM517での判定により、濃淡
画像とそれ以外の画像とに判別することが可能となる。
なお、画像は連続する性質があるので一度判定されたな
ら次の判定は先の判定と同じである確率が高くなるの
で、ラッチ9のようなメモリ機能を有するループを判定
回路に用いることで精度が向上する。
この実施例では、パターンの判定マトリックスを3×3
で行ったが、例えば2×4や3×4で行っても良い。ま
た第2の判定である濃淡検出のパターンのマトリックス
と、第1の判定のマトリックスとは一致する必要はな
く、例えば2×2や2×3で行っても良い。またディザ
化を行った出力信号は、濃淡検出で用いたディザ化のた
めの閾値である必要はない。さらに判定のマトリックス
サイズと、ディザ信号の出力のマトリックスのサイズと
は異っていても良い。例えば第2の判定である濃淡検出
のマトリックスを2×2で行い、ディザ化出力信号のマ
トリックスは、4×4で行っても良い。
次に、白黒画像信号と同様にカラー画像信号についても
同様に適用可能である。この場合には、第24図に示さ
れるように輝度・色差分離回路570により、輝度信号
Iと色差信号C,Cとに分離し、この輝度信号Iに
対して、第14図に示されたような判定回路571を設
け、文字・線画像と、その他の画像とに判定する方が回
路が容易となり効果も大きい。
なお、輝度信号Iと色差信号C,Cに分離された信
号は、例えばカラープリンタ等に出力する場合には、色
変換ROM572に入力し、インクの網点率(ドット
数)の信号に変換される。この変換された信号は、2値
・ディザ回路573に入力される。先の実施例と同様に
この回路573では判定回路571の信号により、文字
・線画像なら固定閾値で2値化し、その他の画像ならば
ディザ法により2値化される。この2値化された信号を
カラープリンタ574に送り、カラー画像を忠実に表示
する。このようにすることにより、カラー画像であって
も文字・線画像は高解像度に、濃淡および網点画像は中
間調を忠実に表示することが可能となる。
〔発明の第3の実施例〕 この実施例は、画像情報を光電変換器により、電気信号
に変換し、この電気信号を2値化し、この2値化した信
号をシフトレジスタもしくはメモリに順次記憶し、例え
ば、3×3の画素単位であらかじめ記録してあるメモリ
と比較する。この比較は具体的には例えば、9ビットア
ドレスのメモリを用い、3×3の画素単位で切り出した
信号をメモリのアドレスとし、そのアドレスの位置に文
字・線画と網点画像を含むその他の画像のいずれかを記
憶しておき、このコードをメモリから読み出すことによ
り、判定を行う。この判定の結果により、文字・線画像
と判定されたなら、元の画像信号を一定値により2値化
を行う。また網点画像を含むその他の画像と判定された
なら、元の画像信号のディザ化を行う。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について更に詳
述する。第25図において、多値のディジタル画像信号
が端子601より入力される。この多値信号より2値化
を行う。このとき2値化回路622を用いても良いが、
例えばMSBの1ビットのみを用いた方が特別な回路は
不要となる。ここでは読み取った画像の性質さえわかれ
ばよいのでMSBでも明らかなことが以下の説明で明ら
かとなる。
さて、このMSBの1ビットをマルチプレクサ(MP
X)603で切り替えて、1ラインメモリ604,60
5,606にそれぞれ記憶する。次にこの各ラインメモ
リ604,605,606より3ビットづつ読み出し、
その合計9ビットを文字画像とその他の画像とに判定す
るROM607のアドレス線に入力する。このROM6
07には、例えばあらかじめ文字部の組み合せなら1
を、他なら0であるような内容を記憶しておく。この内
容を次の判定回路608に入力する。判定回路608
は、先に判定した結果を遅延回路609に記憶した値
と、ROM607より出力された信号の和を取って1な
ら文字部、0ならその他の画像として判定し、2値・デ
ィザ回路610に入力する。この2値・ディザ回路61
0では、判定回路608の判定結果により読み取った画
像が文字部なら多値の画像信号を固定閾値で2値化し、
その他の画像ならばディザ法により2値化を行う。この
結果の信号をプリンタ11に送り表示する。この実施例
では、プリンタ11は熱転写記録装置を用いた。このよ
うにすることにより、文字部は高解像である固定2値に
より表示され、網点画像のような中間はディザ法により
忠実に表現される。
次にこの実施例での文字部とその他の画像の判定につい
て説明する。第26図(a),(b),(c)は、文字及び線画像
を2値化したときのパターンである。この場合には一般
にある程度黒又は白が連続する性質がある。したがって
このようなパターンとなる場合が多い。それに対して網
点画像のような場合には第27図(a),(b),(c)のような
パターンになる場合が多い。このように2値化した値で
3×3のパターンで見ると、文字部と網点画像とで異な
る。したがってこの違いにより、文字部とその他の画像
の判定が可能となる。
なお、文字や線画等は連続する性質があるので、一度文
字と判定されたなら、次の判定は文字部であると判定す
る確率が高くなるので、ラッチ9のようなメモリ機能を
有する判定回路の方が精度が向上する。
この実施例では、白黒信号について述べたが、カラー画
像についても同様に適用可能である。
この場合には第28図に示されるように、画像を電気信
号に変換するカラー光電変換装置640の信号を輝度・
色差分離回路641により、輝度Iと色差信号C,C
とに分離する。この輝度の信号に対して、第25図に
示されたような判定回路642を設け、文字部とその他
の画像とに判別する。
一方、輝度Iと色差信号C,Cは色変換ROM64
3に入力しインクの濃度(面積率)の信号に変換され
る。この変換された信号は次に2値・ディザ回路644
に入力される。先の実施例と同様に、この回路644で
は判定回路642の信号により文字部なら固定閾値で2
値化され、他の画像ならばディザ法により2値化され
る。この信号は次にカラープリンタ645に送られ、表
示される。
このようにすることにより、カラー画像であっても文字
部を高解像度に、網点画像等は中間調を忠実に表示する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第17図は、第1の実施例を示す図であっ
て、第1図はカラー複写機の構成を示す図、第2図は第
1図に示される画質改善部10の構成を示す図、第3図
は第2図に示される輝度信号用画質改善部19aの構成
を示す図、第4図は第3図に示される第1の回路の構成
を示す図、第5図は画素間の関係を説明するための図、
第6図は特定画像を読み取った際の画像信号図、第7図
は特定の性質を有する画像を読み取った時のラプラシア
ン信号の分布の頻度を示す図、第8図は文字・線画像を
読み取った際ラプラシアン信号の分布パターンのうち高
頻度で現われるパターンを示す図、第9図は同じく網点
画像を読み取った際に高頻度で表われるパターンを示す
図、第10図は第3図に示される第3の回路40中絶対
値回路41を構成するROMのアドレスと記憶内容を示
す図、第11図は判定ROMでの判定を説明するための
図、第12図は第2図に示される第1及び第2の色差信
号用画質改善部19b,19cの構成を示す図、第13
図は第1図に示される色変換回路12を説明するための
図、第14図乃至第17図は、判定ROMを説明するた
めの図、第18図乃至第24図は第2の実施例を示す
図、第25図乃至第28図は第3の実施例を示す図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像情報を文字・線画像、網点画像及
    びそれら以外の画像の画像種別に分類する分類手段と、
    この手段により分類された画像種別に応じて前記入力画
    像情報に前記各画像種別毎にそれぞれ定められた画像処
    理を施す画像処理手段と、この手段により画像処理が施
    された画像を記録出力する手段とを備え、前記分類手段
    はこの入力画像情報のラプラシアン操作により得られた
    信号を2値化して画像情報パターンとし、この画像情報
    パターンと予め準備され記憶された標準パターンとから
    前記画像種別を行うことを特徴とする画像信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記画像処理手段は、元の入力画像情報に
    高域補正を施す第1の処理と、元の入力画像情報のまま
    に保つ第2の処理と、元の入力画像情報の高域ノイズを
    除去する第3の処理を画像種別に応じて選択的に行うも
    のである特許請求の範囲第1項記載の画像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】画像処理手段は、入力画像情報にそのラプ
    ラシアン操作により得られる信号の一部を加えた後、デ
    ィザ化または固定2値化する文字・線画像に対する処理
    と、入力画像情報を平均化した後、ディザ化する網点・
    中間調画像に対する処理と、入力画像情報を直接ディザ
    化するか、あるいは該画像情報にそのラプラシアン操作
    により得られる信号の一部を加えた後、ディザ化するそ
    の他の画像に対する処理とを行うものである特許請求の
    範囲第1項記載の画像信号処理装置。
JP59059426A 1984-03-29 1984-03-29 画像信号処理装置 Expired - Lifetime JPH0614685B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59059426A JPH0614685B2 (ja) 1984-03-29 1984-03-29 画像信号処理装置
DE8585103009T DE3583623D1 (de) 1984-03-29 1985-03-15 Signalverarbeitungsgeraet fuer bildinformationen.
EP85103009A EP0158155B1 (en) 1984-03-29 1985-03-15 Picture information signal processing apparatus
US07/636,007 US5072291A (en) 1984-03-29 1991-01-03 Image information signal processing apparatus for improving reproduced image quality by discriminating the type of input image and selecting a particular processing in accordance therewith

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59059426A JPH0614685B2 (ja) 1984-03-29 1984-03-29 画像信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60204177A JPS60204177A (ja) 1985-10-15
JPH0614685B2 true JPH0614685B2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=13112921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59059426A Expired - Lifetime JPH0614685B2 (ja) 1984-03-29 1984-03-29 画像信号処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5072291A (ja)
EP (1) EP0158155B1 (ja)
JP (1) JPH0614685B2 (ja)
DE (1) DE3583623D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816709B1 (ko) * 2005-12-17 2008-03-27 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 화상 처리 프로그램 및기억 매체

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3783193T2 (de) * 1986-08-29 1993-07-15 Canon Kk Verfahren oder system zur verarbeitung von bilddaten.
US4926251A (en) * 1987-04-07 1990-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image processing apparatus with image corrector
US7382929B2 (en) 1989-05-22 2008-06-03 Pixel Instruments Corporation Spatial scan replication circuit
US5200840A (en) * 1989-07-07 1993-04-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus
US5136401A (en) * 1989-12-08 1992-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image layout apparatus for performing pattern modification such as coloring of an original image
ES2101718T3 (es) * 1990-03-02 1997-07-16 Canon Kk Aparato para proceso de imagenes.
US5351138A (en) * 1990-04-24 1994-09-27 Ricoh Company, Ltd. Image area discriminating device
DE69131369T2 (de) * 1990-07-31 1999-12-16 Canon K.K., Tokio/Tokyo Gerät und Verfahren zur Bildverarbeitung
JP2859450B2 (ja) * 1991-01-31 1999-02-17 富士写真フイルム株式会社 画像記録装置及び画像記録方法
JP3276985B2 (ja) * 1991-06-27 2002-04-22 ゼロックス・コーポレーション イメージピクセル処理方法
EP0523939B1 (en) * 1991-07-15 1998-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image encoding
US5473439A (en) * 1992-10-23 1995-12-05 At&T Corp. Model-based halftoning of color images
JP3313447B2 (ja) * 1993-03-19 2002-08-12 株式会社リコー 画像処理装置
US5479263A (en) * 1993-07-01 1995-12-26 Xerox Corporation Gray pixel halftone encoder
JPH0758958A (ja) * 1993-07-01 1995-03-03 Xerox Corp グレイ画素ハーフトーンシステム及びカラー印刷におけるトナーデポジションの制御
US5363209A (en) * 1993-11-05 1994-11-08 Xerox Corporation Image-dependent sharpness enhancement
US5592572A (en) * 1993-11-05 1997-01-07 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Automated portrait/landscape mode detection on a binary image
JPH08125868A (ja) * 1994-10-19 1996-05-17 Canon Inc 画像処理装置及び方法
US5742703A (en) * 1995-10-11 1998-04-21 Xerox Corporation Method and apparatus for the resolution enhancement of gray-scale images that include text and line art
JP2662515B2 (ja) * 1996-07-25 1997-10-15 キヤノン株式会社 画像処理装置
US5767978A (en) * 1997-01-21 1998-06-16 Xerox Corporation Image segmentation system
DE19861097B4 (de) * 1997-04-10 2007-08-23 Ricoh Co., Ltd. Bilderzeugungsapparat
EP0891075A3 (en) 1997-06-09 2002-03-06 Seiko Epson Corporation An image processing apparatus and method, and an image evaluation device and method
JP4255526B2 (ja) * 1997-11-06 2009-04-15 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びに伝送媒体
US6240203B1 (en) * 1997-11-10 2001-05-29 Sharp Kabushiki Kaisha Image discriminating apparatus
JP3576810B2 (ja) * 1998-05-28 2004-10-13 シャープ株式会社 画像処理装置
US6791711B1 (en) * 1998-06-24 2004-09-14 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, image processing apparatus, and recording medium
JP3831797B2 (ja) * 1999-02-26 2006-10-11 グローリー工業株式会社 濃度画像の2値化方法及び記録媒体
GB2401703B (en) * 2000-06-30 2005-01-19 Royal Mail Group Plc Image processing
US7365880B2 (en) 2003-04-04 2008-04-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus and image processing method
JP2005086785A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Brother Ind Ltd 画像処理装置,画像処理方法および画像処理プログラム
US7869094B2 (en) * 2005-01-07 2011-01-11 Mitcham Global Investments Ltd. Selective dithering
JP5522890B2 (ja) * 2007-07-31 2014-06-18 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法
JP5603613B2 (ja) * 2010-02-19 2014-10-08 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2016133901A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 富士ゼロックス株式会社 印刷指示装置、印刷システムおよびプログラム

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929490B2 (ja) * 1978-06-29 1984-07-20 株式会社協立双葉自動機 ラベラ−
US4194221A (en) * 1978-12-26 1980-03-18 Xerox Corporation Automatic multimode continuous halftone line copy reproduction
US4288821A (en) * 1980-06-02 1981-09-08 Xerox Corporation Multi-resolution image signal processing apparatus and method
JPS5753179A (en) * 1980-09-16 1982-03-30 Ricoh Co Ltd Picture processing
JPS57125580A (en) * 1981-01-02 1982-08-04 Ibm Threshould processing mode switch
US4554593A (en) * 1981-01-02 1985-11-19 International Business Machines Corporation Universal thresholder/discriminator
JPS57131170A (en) * 1981-02-05 1982-08-13 Matsushita Graphic Commun Syst Inc Picture signal processing device
JPS583374A (ja) * 1981-06-29 1983-01-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 中間調処理方式
GB2103449B (en) * 1981-06-29 1985-05-30 Nippon Telegraph & Telephone Method and apparatus for gray level signal processing
JPS5825769A (ja) * 1981-08-08 1983-02-16 Canon Inc 画像信号処理装置
US4403257A (en) * 1982-03-19 1983-09-06 Xerox Corporation Halftone detection and delineation
US4433346A (en) * 1982-03-31 1984-02-21 Xerox Corporation Raster input scanner
JPH0775397B2 (ja) * 1982-09-08 1995-08-09 キヤノン株式会社 画像処理装置
EP0110353B2 (en) * 1982-11-30 1990-03-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Picture signal processing system suitable for displaying continuous tone pictures
US4651287A (en) * 1984-06-14 1987-03-17 Tsao Sherman H Digital image processing algorithm for output devices with discrete halftone gray scale capability
US4577235A (en) * 1984-08-20 1986-03-18 The Mead Corporation Text/continuous tone image decision processor
CA1268547A (en) * 1986-03-31 1990-05-01 Ahmed Mostafa El-Sherbini Thresholding algorithm selection apparatus
US4926251A (en) * 1987-04-07 1990-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image processing apparatus with image corrector
US5014124A (en) * 1988-02-25 1991-05-07 Ricoh Company, Ltd. Digital image processing apparatus
JPH0286369A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Toshiba Corp 画像処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816709B1 (ko) * 2005-12-17 2008-03-27 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 화상 처리 프로그램 및기억 매체

Also Published As

Publication number Publication date
DE3583623D1 (de) 1991-09-05
JPS60204177A (ja) 1985-10-15
EP0158155B1 (en) 1991-07-31
EP0158155A3 (en) 1988-05-04
US5072291A (en) 1991-12-10
EP0158155A2 (en) 1985-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0614685B2 (ja) 画像信号処理装置
US5341226A (en) Automatic image segmentation for color documents
KR100477656B1 (ko) 디지털 화질 개선 방법 및 장치
US5379130A (en) Text/image separation method
JPS6198069A (ja) 画像処理装置
JPH05328121A (ja) 画像処理方法およびその装置
JP4228466B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3334047B2 (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2621879B2 (ja) 画像処理方法
JP2621865B2 (ja) 画像処理装置
JPH0393355A (ja) 文字領域分離方法および装置
JP2972172B2 (ja) 網点領域検出方法
JP3165225B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3495743B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPS6180969A (ja) 画信号処理装置
JPH07298074A (ja) 画像処理装置
JP2629699B2 (ja) 画像領域識別装置
JPS63205238A (ja) 画像処理装置
JP3587740B2 (ja) 画像処理装置
JP3262773B2 (ja) カラー画像の画素色検出方法および装置
JPS62165477A (ja) 画像処理装置
JP2521744B2 (ja) 画像処理装置
JPS6180964A (ja) 画信号処理方法
JPH02186876A (ja) 画像処理装置
JP2757868B2 (ja) 画像情報の2値化処理回路