JPH06144328A - 自動二輪車の速度検出装置 - Google Patents

自動二輪車の速度検出装置

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JPH06144328A
JPH06144328A JP4297442A JP29744292A JPH06144328A JP H06144328 A JPH06144328 A JP H06144328A JP 4297442 A JP4297442 A JP 4297442A JP 29744292 A JP29744292 A JP 29744292A JP H06144328 A JPH06144328 A JP H06144328A
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brake
brake drum
motorcycle
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Fumio Tsuchiya
二三夫 土屋
Hiroshi Takimoto
宏 瀧本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子的検出装置を検出手段として使用する場
合、汚れに対する保護対策に特別の部品を使用せず、既
存部品の利用によって汚れ防止可能にした自動二輪車の
速度検出装置を提供すること。 【構成】 車輪5のハブ20と共に一体回転するブレー
キドラム23と、該ブレーキドラム23の横側面開口部
を閉塞するように車体フレーム側に固定されたブレーキ
パネル24とにより形成されたブレーキ室B内に、前記
ブレーキドラム23と共に回転する信号回転体31を配
置すると共に、該信号回転体31の回転速度を検出する
センサ30を前記ブレーキパネル24側に固定した自動
二輪車の速度検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車の速度検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転体の速度を計測する手段として、従
来の機械的な検出装置のほかに、一定ピッチに凸部を設
けた磁性材料からなる信号回転体と、この信号回転体の
回転速度を検出する磁気センサとを設けるようにした一
層簡便化された電子的検出装置が知られている。
【0003】しかし、後者の電子的検出装置を自動二輪
車の速度検出装置として使用する場合、車輪近傍の土砂
や塵埃、或いは泥水などの侵入しやすい場所に取り付け
なければならないため、そのまま取り付けたのでは、土
砂等による汚れによって測定精度を低下させてしまうお
それがある。したがって、これを実用化するためには、
検出装置を保護するケース等を設けて汚れを防止する対
策をとる必要がある。しかしながら、これら保護ケース
等を特別に設けることは車輪周囲を大型化し、かつ余分
の部品を設置することによりコスト上昇を招くという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
的検出装置を自動二輪車の速度検出装置として使用する
場合、汚れ等に対する保護対策を特別な部品を使用する
ことなく、既存の部品の巧みな利用によって可能にする
ようにした自動二輪車の速度検出装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、車輪のハブと共に一体回転するブレーキドラム
と、該ブレーキドラムの横側面開口部を閉塞するように
車体フレーム側に固定されたブレーキパネルとにより形
成されたブレーキ室内に、前記ブレーキドラムと共に回
転する信号回転体を配置すると共に、該信号回転体の回
転速度を検出するセンサを前記ブレーキパネル側に固定
したことを特徴とするものである。
【0006】このようにドラムブレーキにおけるブレー
キドラムと、これに対向するブレーキパネルとから形成
された既存のブレーキ空間の利用により、特別な部品を
使用することなく汚れ対策を行い、高精度の測定を可能
にする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の速度検出装置を装備したス
クータ型の自動二輪車である。車体フレーム1は、前端
の操向軸管2に操向軸3を回動自在に支持し、その操向
軸3の下端に左右一対の前フォーク4を左右転向自在に
支持し、かつその前フォーク4の下端部に前輪5を支持
している。また、車体フレーム1の後部には、エンジン
ブラケット6を介してエンジンユニット7が揺動自在に
懸架され、かつその後端と車体フレーム1との間に緩衝
器8が介在させてある、このエンジンユニット7には、
前部側にエンジン9が組み付けられ、後部側に後輪10
が支持されている。11は以下に詳細を説明する本発明
による車速検出装置である。
【0008】図2は、車速検出装置11を設けた前輪部
分の詳細を示すもので、左右一対の前フォーク4,4の
下端に車軸22が両者に跨がるように固定され、この車
軸22に対し、前輪5がハブ20の軸心に溶接された車
軸管21を介して回転自在に支持されている。車軸管2
1の外周には、ハブ20の内側に収納されるようにブレ
ーキドラム23が溶接されている。このブレーキドラム
23に対向して、その開口部を閉塞するようにブレーキ
パネル24が設けられ、その内側にブレーキ室Bを形成
するようにしている。ブレーキパネル24は不図示のボ
ルトによって前フォーク4に固定され、回転しないよう
になっている。
【0009】上記ブレーキパネル24は、上部側に左右
一対のブレーキシュー26を枢支する支点ピン25を固
定すると共に、下部側にブレーキカム27を回動可能に
貫通支持している。このブレーキカム27は、その外側
に突出する端部にブレーキアーム28を固定し、このブ
レーキアーム28を不図示のブレーキワイヤにより遠隔
操作することにより回動させるようになっている。この
ブレーキカム27の回動により、左右一対のブレーキシ
ュー26の下端部の間隔が拡縮され、その拡大する時に
ブレーキドラム23を押圧して前輪5を制動するように
なっている。ブレーキドラム23の外周にはゴムバンド
29が巻回され、制動時の騒音を防止するようになって
いる。
【0010】上記構成のドラムブレーキには、そのブレ
ーキ室B内における車軸管21の端部に、一定ピッチの
セレーション溝が刻設されることにより信号回転体31
が形成されている。この信号回転体31に対して、ブレ
ーキパネル24側に固定された磁気センサ30が対向し
ている。この磁気センサ30と信号回転体31とは、本
発明の車速検出装置11を構成し、信号回転体31が前
輪5と共に回転するとき、磁気センサ30が信号回転体
31上のセレーション溝の通過数をカウントすることに
よって車速を検出するようになっている。
【0011】このように車速検出装置11は、ブレーキ
ドラム23とブレーキパネル24に囲まれたブレーキ室
B内に設けられているので、土砂、塵埃、泥水などが侵
入することはなく、高精度で速度検出を行うことができ
る。また、このような保護効果を既存のブレーキドラム
23とブレーキパネル24を利用するだけで、特別の部
品を使用せずに達成することができる。
【0012】図3〜5は、車速検出装置の他の変形例を
示すものである。図3の実施例は、磁気センサ30を車
軸方向に対し斜めに設けるようにしたものである。これ
に対応して、車軸管21の外周に固定した信号回転体3
1がハスバ歯車状に形成されている。また、図4の実施
例は、信号回転体31を車軸管21とは別材質で構成
し、それを車軸管21の端部にドッグ嵌合すると共に、
ニードル軸受33などによって軸受けするようにしたも
のである。この実施例の場合は、信号回転体31の材質
として、例えば純鉄などの磁束密度を上げやすいものを
選択することができ、それによって検出精度の一層の向
上を図ることができる。
【0013】図5の実施例は、信号回転体31を、図6
に示すようにブレーキドラム23の横側面にハーフピア
ス加工により多数の凸部31aをリング状に形成して構
成するようにしたものである。また、磁気センサ30を
支点ピン25の一端に当接させ、その支点ピン25の他
端を補助磁気センサ30’として、上記ハーフピアス加
工した凸部31aに対向させるように構成したものであ
る。この実施例では、直径の大きな信号回転体31の形
成が可能になり、それによって一層高精度の速度検出を
可能にする。
【0014】上述したいずれの実施例の場合も、速度検
出装置の保護対策として、前述した図2と同様に既存の
ブレーキドラム23とブレーキパネル24とを利用して
おり、特別の部品を使用することなく高精度の速度検出
を可能にしている。図7は、本発明に該当しないディス
クブレーキを設けた場合の比較例を参考例示したもので
ある。ディスクブレーキは、車軸管21の外周にブレー
キディスク43を溶接し、そのブレーキディスク43を
キャリパ44によって挟圧するように構成されている。
車速検出装置11の信号回転体31は、図4の実施例と
同様に車軸管21と別体に作られ、信号回転体31の端
部に対してドッグ嵌合して構成されている。この信号回
転体31と磁気センサ30とは、土砂等の侵入防止対策
として既存の部品を利用するのではなく、特別のケース
34で覆うようにしている。
【0015】
【発明の効果】上述したように本発明は、ドラムブレー
キにおけるブレーキドラムと、これに対向するブレーキ
パネルとから形成される既存のブレーキ空間に、信号回
転体と該信号回転体の回転速度を検出するセンサを内設
したので、特別な部品を使用することなく汚れ対策を行
い、高精度の測定を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の速度検出装置を装備した自動二輪車の
側面図である。
【図2】図1の自動二輪車において速度検出装置を設け
た前輪部分の詳細を示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図2に対応する縦断
面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す図2に対応す
る縦断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す図2に対応す
る縦断面図である。
【図6】図5の実施例に使用されるブレーキドラムの半
面を示す正面図である。
【図7】ディスクブレーキを装備した場合の比較例を示
す図2に対応する縦断面図である。
【符号の説明】
5 前輪 11 車速検出
装置 20 ハブ 21 車軸管 22 車軸 23 ブレー
キドラム 24 ブレーキパネル 30 磁気セ
ンサ 30’補助磁気センサ 31 信号回
転体 B ブレーキ室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪のハブと共に一体回転するブレーキ
    ドラムと、該ブレーキドラムの横側面開口部を閉塞する
    ように車体フレーム側に固定されたブレーキパネルとに
    より形成されたブレーキ室内に、前記ブレーキドラムと
    共に回転する信号回転体を配置すると共に、該信号回転
    体の回転速度を検出するセンサを前記ブレーキパネル側
    に固定した自動二輪車の速度検出装置。
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