JP3000531B2 - 自動二輪車用車輪速センサの取付け構造 - Google Patents

自動二輪車用車輪速センサの取付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪側のローターの回
転を検出する電磁ピックアップをローターに対向させて
車体側に固定する自動二輪車用車輪速センサの取付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車に使用するABS装置
(アンチロックブレーキ装置)は、車輪の回転速度を車
輪速センサで検出するように構成されたものが多い。こ
の種の車輪速センサとしては、車輪と共に回転するロー
ターと、このローターに対向する電磁ピックアップとを
備えた電磁式のものがある。この電磁式の車輪速センサ
は、凹凸が表面に形成されたローターをマグネット内蔵
式の電磁ピックアップに対して回転させ、凹凸が電磁ピ
ックアップの前を横切る際の磁束変化によって生じる誘
導起電力からローターの回転速度を検出するように構成
されていた。そして、従来の車輪速センサのうち後輪用
のものでは、ローターが後輪のブレーキディスクに同心
状に取付けられ、電磁ピックアップがセンサ取付け用ブ
ラケットを介してフレーム側に固定されていた。また、
前記センサ取付け用ブラケットは、リヤアームやブレー
キキャリパー支持ブラケットに固定されていた。
【0003】このように構成された従来の後輪用の車輪
速センサでは、車輪速を正確に検出するためには車輪
(ローター)の回転中心(ホイールセンタ)と電磁ピッ
クアップの軸心との距離と、ローターの凹凸面と電磁ピ
ックアップの感応部との間隙をそれぞれ一定に保つ必要
がある。そのため、チェーン長さ調整を行って後輪が前
後にずれた際には、後輪のずれ量に応じて電磁ピックア
ップの取付け位置を調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このように
センサ取付けブラケットを使用したのでは、電磁ピック
アップとフレーム側との間に介在される部品数が多くな
り、電磁ピックアップの取付け位置精度が低くなりやす
い。このような不具合を解消するためにはセンサ取付け
ブラケットを厳格な精度をもって形成すればよいが、こ
のようにするとコスト高になってしまう。また、チェー
ン長さ調整を行なった際にはその作業に加えて電磁ピッ
クアップの調整作業を必ず行わなければならず、メンテ
ナンスが煩雑になるという問題もあった。さらに、ロー
ターの凹凸面に泥等が詰まるのを阻止するとともに、電
磁ピックアップやそのリード線を保護できるようにする
ことも要請されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用車輪速センサの取付け構造は、リヤアームに支持され
る後輪のハブの側部に、ブレーキディスクと、外表面に
多数の凹溝を放射状に形成した扁平な円環状の車輪速検
出用ローターとを、ブレーキディスクの径方向の内側に
ローターが同一軸線上に位置する状態で固定し、前記ブ
レーキディスクおよびローターとリヤアームのアーム部
内側壁との間に、車軸を下端部に貫通させて上方へ延び
るブラケットを設け、このブラケットに、ブレーキキャ
リパーを取付けるとともに、車軸と平行に取付け孔を穿
設し、この取付け孔に前記ローターの回転を検出する電
磁ピックアップを嵌挿させて固定した自動二輪車用車輪
速センサの取付け構造であって、前記ハブにいんろう部
を形成してこのいんろう部にブレーキディスクの内周縁
を嵌合させるとともに、前記いんろう部の径方向の内側
にローターを前記凹溝がいんろう部より車幅方向の外方
に位置する状態で固定し、前記電磁ピックアップを、車
体の側方から見てリヤアームのアーム部上面とブレーキ
キャリパーとの間であって、前記ブラケットの車体後側
でローターの凹溝に対向するように配設し、この電磁ピ
ックアップのリード線をリヤアームのアーム部上面に沿
わせて配線したものである。
【0006】
【作用】チェーン長さ調整を行って後輪が前後にずれる
と、ブレーキキャリパー用ブラケットが車軸を中心に揺
動し電磁ピックアップがローターの周方向へ移動する。
また、電磁ピックアップ用取付け孔が車軸と平行なた
め、この孔に電磁ピックアップを嵌挿させることで電磁
ピックアップの軸線とローターの軸線とは常に平行にな
る。さらに、ローターの凹溝に付着した泥等は遠心力に
よって径方向の外側に流れ、ローターの外に排出され
る。ブラケットの前側部分が電磁ピックアップを保護す
るガードの機能をもつようになり、リヤアームのアーム
部がリード線を保護する機能をもつようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る自動二輪車
用車輪速センサの取付け構造によって後輪用の車輪速セ
ンサが取付けられた自動二輪車の側面図、図2は本発明
に係る自動二輪車用車輪速センサの取付け構造を示す側
面図で、同図においてはリヤアームの一部を破断して示
す。図3は図2における車輪速センサ取付け部分のIII-
III線断面図、図4は図2におけるIV-IV線断面図であ
る。これらの図において、1は自動二輪車2のフレー
ム、3はこのフレーム1にフロントフォーク4を介して
操舵自在に懸架された前輪、5は前記フレーム1にリヤ
アーム6を介して揺動自在に支持された後輪である。な
お、7はエンジン、8はマフラー、9は燃料タンクを示
す。前記後輪5はタイヤ10とキャストホイール11と
からなる従来周知の構造であって、ハブ12の右側部に
後輪ブレーキ用のブレーキディスク13が固定されると
共に、左側部に駆動用のスプロケット14が連結されて
いる。前記ブレーキディスク13は、図3に示すよう
に、ハブ12の右側部に形成したいんろう部12aに内
周縁を嵌合させている。15は前記後輪5の車軸で、こ
の車軸15はリヤアーム6のアーム部6aを貫通して設
けられ、チェーンプラー16によってチェーン(図示せ
ず)の長さ調節を行った状態でリヤアーム6に固定され
ている。なお、17はこの車軸15に前記キャストホイ
ール11を回転自在に設けるための軸受である。18は
後輪ブレーキ用ブレーキキャリパーで、このブレーキキ
ャリパー18はブレーキキャリパー用ブラケット19を
介してリヤアーム6に支持されている。また、ブレーキ
キャリパー用ブラケット19は、前記車軸15に貫通支
持されかつ上端がテンションバー20を介してリヤアー
ム6の揺動基部側に連結されている。
【0008】21は後輪用車輪速センサのローター、2
2は電磁ピックアップである。前記ローター21は全体
扁平な円環状に形成されており、前記ハブ12の右側
端面であって前記いんろう部12aの径方向の内側に
レーキディスク13と同一軸線上に位置するようにボル
ト止めされている。また、このローター21の表面
(車体右側を向く面)には、磁束を変える凹凸を構成す
る凹溝21aが放射状に多数並設されている。この凹溝
21aは、前記いんろう部12aより車幅方向の外方に
位置している。前記電磁ピックアップ22は従来のもの
と同様に動作するように構成され、出力側はリード線2
3を介してABS(アンチロックブレーキ)装置(図示
せず)に接続されている。この電磁ピックアップ22は
図4に示すように、ブレーキキャリパー用ブラケット1
9に車軸15と平行に穿設された取付け孔19aに嵌挿
される断面円形状の小径部22aと、この小径部22a
の一端から突出する感応部22bと、感応部22bとは
反対側に設けられた大径部22cとを備え、前記感応部
22bをローター21の凹凸形成面に対向させた状態で
ブレーキキャリパー用ブラケット19にボルト止めされ
ている。なお、22dは電磁ピックアップ22用の取付
けボルトを示し、このボルト22dの締結方向は車軸1
5と平行な方向とされている。また、電磁ピックアップ
22の小径部22aの長さ寸法,感応部22bの突出寸
法,ブレーキキャリパー用ブラケット19における電磁
ピックアップ装着部の厚み寸法は、電磁ピックアップ2
2の大径部22cがブレーキキャリパー用ブラケット1
9に当接するまで電磁ピックアップ22を取付け孔19
aに差し込んだ際に、ローター21と感応部22bとの
間隔(図4中lで示す)が所定の値になるように設定さ
れている。すなわち、小径部22aをブレーキキャリパ
ー用ブラケット19の取付け孔19aに挿通させて大径
部22cをボルト止めすることによって、電磁ピックア
ップ22を所定位置に位置決めして装着することができ
る。電磁ピックアップ22は、図2に示すように、車体
の側方から見てリヤアーム6におけるアーム部6aの上
面とブレーキキャリパー18との間であって、ブレーキ
キャリパー用ブラケット19の車体後側でローター21
の凹溝21aに対向 するように配設されている。 また、
前記リード線23は、リヤアーム6におけるアーム部6
aの上面に沿わせて配線している。
【0009】24は前輪用車輪速センサの電磁ピックア
ップである。この電磁ピックアップ24は前記後輪用の
電磁ピックアップ22と同等に動作する構造で、図5お
よび図6に示すように前輪3のハブ部に取付けられてい
る。図5は前輪のハブ部を拡大して示す側面図、図6は
図5における車輪速センサ部分のVI-VI線断面図であ
る。これらの図において、25は前輪3の車軸、26は
同じくハブで、車軸25はフロントフォーク4を貫通し
てフロントフォーク4に固定され、ハブ26はこの車軸
25に軸受27を介して回転自在に支持されている。ま
た、このハブ26の右側部には右側方に開口する凹部2
6aが設けられており、この凹部26a内に前輪用車輪
速センサのローター28がボルト止めされている。この
ローター28は円環状に形成され、凹凸部を構成する凹
溝28aが内周部に多数並設されている。なお、この凹
溝28aは車軸25と平行とされている。前記電磁ピッ
クアップ24は前記車軸25に貫通されて支持されたセ
ンサハウジング29に装着されている。このセンサハウ
ジング29は、前記ハブ26の凹部26aの開口側にハ
ブ26とは僅かな間隙をおいて設けられ、フロントフォ
ーク4に係合して回り止めされている。そして、このセ
ンサハウジング29におけるフロントフォーク4の後ろ
側となる部位に電磁ピックアップ取付け孔29aが車軸
25と平行に穿設されている。前記電磁ピックアップ2
4は、断面円形状の小径部24aがこの取付け孔29a
にすきまばめされると共に、大径部24bが取付けボル
ト30によってセンサハウジング29の突起29bに固
定されている。そして、電磁ピックアップ24の感応部
24cは、ローター28の内周側にローター28とは図
6中にlで示す間隔だけおいて位置づけられている。さ
らに、前記取付けボルト30の締結方向は取付け孔29
aの軸線方向とは直交する方向とされている。なお、3
1は前輪ブレーキ用のブレーキキャリパー、32は前輪
ブレーキ用のブレーキディスクである。このように構成
された電磁ピックアップ24は、大径部24bがセンサ
ハウジング29に当接するまで取付け孔29aに小径部
24aを差し込むことで感応部24cがローター28に
対して位置決めされる。しかも、取付けボルト30で大
径部24bを固定する際に、ねじ孔の位置を突起29b
と合わせるために小径部24aを軸として回したとして
も、感応部24cとローター28との位置関係は変わる
ことはない。すなわち、電磁ピックアップ24のクリア
ランス管理が容易になる。また、電磁ピックアップ24
がフロントフォーク4の後ろ側に位置しているために、
フロントフォーク4が実質的なプロテクターとなる関係
から、走行中に飛来物が電磁ピックアップ24に衝突し
難くなる。
【0010】したがって、上述したように電磁ピックア
ップ用取付け孔19aを車軸15と平行に穿設し、この
取付け孔19aに電磁ピックアップ22を嵌挿させて固
定すると、チェーン長さ調整を行って後輪5が前後にず
れた際には、ブレーキキャリパー用ブラケット19が車
軸15を中心に揺動し電磁ピックアップ22がローター
21の周方向へ移動する。このため、チェーン長さ調整
を行ったとしてもローター21の回転中心と電磁ピック
アップ22の軸心との距離(図3中Lで示す)は変化す
ることがない。また、電磁ピックアップ用取付け孔19
aが車軸15と平行なため、この取付け孔19aに電磁
ピックアップ22を嵌挿させることによって電磁ピック
アップ22の軸線とローター21の軸線とは常に平行に
なる。このため、ブレーキキャリパー用ブラケット19
における電磁ピックアップ装着部の厚みと、電磁ピック
アップ22の長さ寸法とを高精度にするだけでローター
21の凹凸面と電磁ピックアップ22の感応部22bと
の間隙(図4中lで示す)が所定の値となる。また、扁
平な円環状のローター21の外表面に多数の凹溝21a
を放射状に形成し、ハブ12におけるブレーキディスク
13を嵌合させるいんろう部12aの径方向の内側にロ
ーター21を前記凹溝21aがいんろう部12aより車
幅方向の外方に位置する状態で固定しているから、前記
凹溝21aに付着した泥等は、遠心力で凹溝21a内を
径方向の外方に流れてローター21の外に排出される。
このため、泥等が凹溝21aに付着するのを確実に阻止
することができるから、泥等がローター21に付着する
のを阻止するためのカバーは不要である。しかも、ロー
ター21は放射状に凹溝21aを形成するだけの簡単な
構造であるから、製造コストを低く抑えることができ
る。 さらに、電磁ピックアップ22を、車体の側方から
見てリヤアーム6におけるアーム部6aの上面とブレー
キキャリパー18との間であって、ブレーキキャリパー
用ブラケット19の車体後側でローター21の凹溝21
aに対向するように配設したから、電磁ピックアップ2
2とアーム部6aとが互いに干渉し合うことはなく、ア
ーム部6aを車体内側に寄せて配設することができる。
このため、リヤアーム6の幅を可及的小さくすることが
できる。しかも、ブレーキキャリパー 用ブラケット19
の前側部分は、実質的に電磁ピックアップ22を保護す
るガードとして機能するようになるから、前輪によって
跳ね上げられた石等が電磁ピックアップ22に当たり、
電磁ピックアップ22が破損されるのを防ぐことができ
る。 さらにまた、電磁ピックアップ22のリード線23
をリヤアーム6におけるアーム部6aの上面に沿わせて
配線したから、アーム部6aにリード線23を保護する
ガードの機能をもたせることができ、リード線23が断
線するのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動二
輪車用車輪速センサの取付け構造は、ブレーキキャリパ
ー用ブラケットに電磁ピックアップ用取付け孔を車軸と
平行に穿設し、この取付け孔に電磁ピックアップを嵌挿
させて固定したものであるため、チェーン長さ調整を行
って後輪が前後にずれると、ブレーキキャリパー用ブラ
ケットが車軸を中心に揺動し電磁ピックアップがロータ
ーの周方向へ移動するから、チェーン長さ調整を行った
としてもローターの回転中心と電磁ピックアップの軸心
との距離は変化することがない。また、電磁ピックアッ
プ用取付け孔が車軸と平行なため、この孔に電磁ピック
アップを嵌挿させることで電磁ピックアップの軸線とロ
ーターの軸線とは常に平行になるから、ブレーキキャリ
パー用ブラケットにおける電磁ピックアップ装着部の厚
みと、電磁ピックアップの長さ寸法とを高精度にするだ
けでローターの凹凸面と電磁ピックアップの感応部との
間隙が所定の値となる。したがって、本発明によれば高
精度に加工する部材数を少なく抑えつつ電磁ピックアッ
プの取付け位置の精度を高めることができるから、正確
に車輪の回転速度を検出できる車輪速センサを安価に得
ることができる。また、チェーン長さ調整後に電磁ピッ
クアップの位置を調整し直す必要がなくなるから、メン
テナンス作業が簡単になるという効果もある。また、扁
平な円環状のローターの外表面に多数の凹溝を放射状に
形成し、ハブにおけるブレーキディスクを嵌合させるい
んろう部の径方向の内側にローターを前記凹溝がいんろ
う部より車幅方向の外方に位置する状態で固定したか
ら、前記凹溝に付着した泥等は、遠心力で凹溝内を径方
向の外方に流れてローターの外に排出される。 このた
め、泥等が凹溝に付着するのを確実に阻止することがで
きるから、泥等がローターに付着するのを阻止するため
のカバーが不要になる。しかも、ローターは放射状に凹
溝を形成するだけの簡単な構造であるから、製造コスト
を低く抑えることができる。 さらに、電磁ピックアップ
を、車体の側方から見てリヤアームにおけるアーム部の
上面とブレーキキャリパーとの間であって、ブラケット
の車体後側でロータ ーの凹溝に対向するように配設した
から、電磁ピックアップとアーム部とが互いに干渉し合
うことはなく、アーム部を車体内側に寄せて配設するこ
とができる。このため、リヤアームの幅を可及的小さく
することができる。しかも、ブラケットの前側部分は、
実質的に電磁ピックアップを保護するガードとして機能
するようになるから、前輪によって跳ね上げられた石等
が電磁ピックアップに当たり、電磁ピックアップが破損
されるのを防ぐことができる。 さらにまた、電磁ピック
アップのリード線をリヤアームにおけるアーム部の上面
に沿わせて配線したから、アーム部にリード線を保護す
るガードの機能をもたせることができ、リード線が断線
するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車用車輪速センサの取
付け構造によって後輪用の車輪速センサが取付けられた
自動二輪車の側面図である。
【図2】 本発明に係る自動二輪車用車輪速センサの取
付け構造を示す側面図である。
【図3】 図2における車輪速センサ取付け部分のIII-
III線断面図である。
【図4】 図2におけるIV-IV線断面図である。
【図5】 前輪のハブ部を拡大して示す側面図である。
【図6】 図5における車輪速センサ部分のVI-VI線断
面図である。
【符号の説明】 5後輪リヤアーム18ブレーキキャリパ
19ブレーキキャリパー用ブラケット19a
取付け孔21ローター22電磁ピックアップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/488 B60B 3/00 B62J 39/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤアームに支持される後輪のハブの側
    部に、ブレーキディスクと、外表面に多数の凹溝を放射
    状に形成した扁平な円環状の車輪速検出用ローターと
    を、ブレーキディスクの径方向の内側にローターが同一
    軸線上に位置する状態で固定し、前記ブレーキディスク
    およびローターとリヤアームのアーム部内側壁との間
    に、車軸を下端部に貫通させて上方へ延びるブラケット
    を設け、このブラケットに、ブレーキキャリパーを取付
    けるとともに、車軸と平行に取付け孔を穿設し、この取
    付け孔に前記ローターの回転を検出する電磁ピックアッ
    プを嵌挿させて固定した自動二輪車用車輪速センサの取
    付け構造であって、前記ハブにいんろう部を形成してこ
    のいんろう部にブレーキディスクの内周縁を嵌合させる
    とともに、前記いんろう部の径方向の内側にローターを
    前記凹溝がいんろう部より車幅方向の外方に位置する状
    態で固定し、前記電磁ピックアップを、車体の側方から
    見てリヤアームのアーム部上面とブレーキキャリパーと
    の間であって、前記ブラケットの車体後側でローターの
    凹溝に対向するように配設し、この電磁ピックアップの
    リード線をリヤアームのアーム部上面に沿わせて配線し
    たことを特徴とする自動二輪車用車輪速センサの取付け
    構造。
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