JP6364664B2 - 鞍乗型車両のセンサ取付構造 - Google Patents
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Description
この場合、補強リブ(67R,67F)によって車輪速センサ(57)の保持剛性を保ちつつ、貫通孔(63)によってブレーキキャリパ・ブラケット(54,154)の軽量化を図ることができる。
この場合、車輪速センサ(57)の一部の車幅方向内側がブレーキキャリパ・ブラケット(54,154)によって覆われるとともに、車輪速センサ(57)の一部の上方側がブレーキキャリパ(53)によって覆われるため、車両走行時等に車輪速センサ(57)の一部に小石や泥水等が直接当たりにくくなる。
この場合、車輪速センサ(57)の一部の上方側が締結ボルト(75A)によって覆われるため、車両走行時等に車輪速センサ(57)の一部に小石や泥水等が直接当たりにくくなる。
この場合、車輪速センサ(57)の固定方向を適切化した状態で、車輪速センサ(57)によってピックアップ孔(58)を検知することができる。
この場合、車輪速センサ(57)の一部とセンサケーブル(59)の上下が締結ボルト(75A)とスイングアーム(20)とに覆われるとともに、車輪速センサ(57)の前方側がセンサコード固定用のステー(71)によって覆われることになる。このため、車両走行時等に車輪速センサ(57)の一部に小石や泥水等がより当たりにくくなる。
また、この発明においては、車輪速センサが、車軸に支持される領域とブレーキキャリパに締結される領域を直線的に結ぶように延出するブレーキキャリパ・ブラケット上の補強リブに取り付けられるため、車両走行時に小石等の異物が車輪速センサに飛散するのを補強リブによって有効に遮ることができる。
図1は、自動二輪車1を右側方から見た図である。自動二輪車1の車体フレームFは、前端のヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後下がりに延出する左右一対のメインフレーム12と、ヘッドパイプ11のメインフレーム12よりも下方位置から下方に延出する左右一対のダウンフレーム13と、メインフレーム12の後端部から下方に延出するピボットフレーム15と、ピボットフレーム15の上部から後上がりに延出する左右一対のシートレール16と、を備えている。
また、メインフレーム12とダウンフレーム13とピボットフレーム15とで囲まれる領域には、エンジンと変速機を一体に備えるパワーユニットPUが配置されている。パワーユニットPUは、車体フレームFに支持され、出力軸が図示しないチェーンを介して後輪Wrに動力伝達可能に接続されている。なお、図1中の符号21は、エンジンの排気管に接続されたマフラーであり、符号22は、乗員の着座するシートである。
スイングアーム20は、車両後方側に向かって延出する左右一対のアーム部20aを有し、そのアーム部20aに後輪Wrの車軸50が結合されている。後輪Wrのホイール51は、ハブとスポークとリムを有し、これらが鋳造等によって一体に造形されている。ホイール51のハブは、スイングアーム20に支持された車軸50に回転可能に支持されている。
ピックアップセンサ57は、パルサリング56のピックアップ孔58の回転に伴う磁束変化によってパルス信号を発生するピックアップコイルを有し、そのピックアップコイルで発生したパルス信号を制御ユニット24に出力する。ピックアップセンサ57からはセンサケーブル59が引き出され、そのセンサケーブル59が制御ユニット24に接続されている。
ブレーキキャリパ・ブラケット54は、図5に示すように、車軸50に締結固定される支持ボス部65と、ブレーキキャリパ53の前縁部と後縁部がそれぞれ締結固定される締結ボス部66F,66Rと、を備えている。ブレーキキャリパ・ブラケット54は、車幅方向に厚みを有し、車体側方から見たときに上辺に湾曲部を有する略矩形形状の鋳造部品によって構成されている。ブレーキキャリパ・ブラケット54上の支持ボス部65は、上記の略矩形形状の後部側の下角部に配置され、締結ボス部66F,66Rは、上記の略矩形形状の前部側の上角部と後部側の上角部に配置されている。
なお、締結ボス部66F,66Rには、図2に示すように、ブレーキキャリパ53が締結ボルト75A,75Bによって締結固定される。また、支持ボス部65は、車軸50に支持される領域を構成し、前後の締結ボス部66F,66Rは、ブレーキキャリパ53が締結ボルト75A,75Bによって締結される領域を構成している。
したがって、このセンサ取付構造を採用することにより、ブレーキキャリパ53やピックアップセンサ57の保持剛性を保ちつつ、ブレーキキャリパ・ブラケット54を小型化することができる。
また、この実施形態の場合、ピックアップセンサ57が、車軸50に支持される領域とブレーキキャリパ53に締結される領域を直線的に結ぶように延出する第2の補強リブ67Rに取り付けられる。このため、車両走行時に小石等の異物がピックアップセンサ57に飛散するのを第2の補強リブ67Rによって有効に遮ることができる。
したがって、この構造を採用することにより、車両の走行時等にピックアップセンサ57に小石や泥水等が直接当たり難くなり、ピックアップセンサ57を保護することが可能になる。
したがって、この構造を採用することにより、車両の走行時等にピックアップセンサ57に小石や泥水等が直接当たるのをさらに有効に防止することができる。
また、上記の実施形態においては、鞍乗型車両の一形態である自動二輪車にセンサ取付構造を適用したが、センサ取付構造を適用する車両は、自動二輪車に限らず、三輪車両等の鞍乗型車両であっても良い。
50…車軸
52…ブレーキディスク
53…ブレーキキャリパ
54,154…ブレーキキャリパ・ブラケット
56…パルサリング(パルサプレート)
57…ピックアップセンサ(車輪速センサ)
57a…検出部
58…ピックアップ孔
59…センサケーブル
63…貫通孔
67F…第1の補強リブ(補強リブ)
67R…第2の補強リブ(補強リブ)
68…凹部
71…ステー
75A,75B…締結ボルト
F…車体フレーム
Wr…後輪
Claims (6)
- 車体フレーム(F)に上下方向に揺動可能に後輪(Wr)を支持するスイングアーム(20)と、
前記後輪(Wr)に一体回転可能に支持されるブレーキディスク(52)と、
前記後輪(Wr)に一体回転可能に支持され、回転方向に沿って複数のピックアップ孔(58)が配置されるパルサプレート(56)と、
前記後輪(Wr)の車軸(50)に支持されるブレーキキャリパ・ブラケット(54,154)と、
前記ブレーキキャリパ・ブラケット(54,154)に締結ボルト(75A,75B)によって固定され、制動時に前記ブレーキディスク(52)に摩擦力を付与するブレーキキャリパ(53)と、
前記パルサプレート(56)の回転に基づいて前記パルサプレート(56)の回転速度を検出する車輪速センサ(57)と、を備えた鞍乗り型車両のセンサ取付構造において、
前記ブレーキキャリパ・ブラケット(54,154)は、前記車軸(50)に支持される領域と、前記ブレーキキャリパ(53)が前記締結ボルト(75A,75B)によって締結される領域を直線的に結ぶように補強リブ(67R,67F)が形成され、
前記車輪速センサ(57)は、前記補強リブ(67R,67F)に取り付けられ、
前記補強リブ(67R,67F)には、前記車輪速センサ(57)が係合される凹部(68)が設けられ、
前記凹部(68)は、前記車輪速センサ(57)の平坦な外側面と面で当接し前記車輪速センサ(57)の変位を規制する規制リブ(69)を備えることを特徴とする鞍乗型車両のセンサ取付構造。 - 前記補強リブ(67R,67F)には、前記車輪速センサ(57)の検出部(57a)を貫通させて、当該検出部(57a)を前記パルサプレート(56)の前記ピックアップ孔(58)に臨ませる貫通孔(63)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のセンサ取付構造。
- 前記車輪速センサ(57)の一部は、前記ブレーキキャリパ・ブラケット(54,154)の車幅方向外側で、かつ、前記ブレーキキャリパ(53)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両のセンサ取付構造。
- 前記車輪速センサ(57)の一部は、その一部が前記ブレーキキャリパ(53)から車幅方向外側に突出する前記締結ボルト(75A)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のセンサ取付構造。
- 前記車輪速センサ(57)は、前記パルサプレート(56)の前記ピックアップ孔(58)の配列円周の接線方向に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のセンサ取付構造。
- 前記車輪速センサ(57)から引き出されたセンサケーブル(59)は、前記ブレーキキャリパ・ブラケット(54)の車幅方向外側で、かつ、前記締結ボルト(75A)と前記スイングアーム(20)の間の位置に配索され、前記ブレーキキャリパ・ブラケット(54)の車幅方向外側面のうちの、前記締結ボルト(75A)よりも車両前方側位置には、前記センサケーブル(59)を前記ブレーキキャリパ・ブラケット(54)に固定するためのステー(71)が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のセンサ取付構造。
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