JP5431099B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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本発明は、偏心式チェーンアジャスタを備えた自動二輪車に関するものである。
従来、電子式アンチロック制動装置(ABS)やトラクションコントロール装置等を自動二輪車に取り付ける場合、車輪の回転数を検知するための車速センサを取り付ける必要がある。そして、この車速センサは、車軸支持部分に設けられるブラケットに取り付けられている。
また、特許文献1に示すように、偏心式チェーンアジャスタを備えた自動二輪車は、スイングアームの後端部に回動可能に設けられた偏心カラーと、偏心カラーの回動軸芯から偏心した位置で後車輪の車軸を支持する車軸支持部と、を備えており、偏心カラーの回動調節によって、後車輪の車軸を車体の前後に移動させ、車軸に支持されたスプロケットと変速機の出力軸との間に掛け渡されているドライブチェーンの張りを調整するようになっている。
特開2002−293284号公報
ここで、偏心カラーの回動軸芯と後車輪の車軸の軸芯とがずれているので、偏心カラーの回動調節によって車軸を車体の前後方向に移動させた場合、ブラケットは、スイングアームに対して、前後方向に移動すると同時に上下方向にも変位する。その結果、ブラケットに取り付けられた車速センサがスイングアームに当接する可能性がある。
そこで本発明の目的は、偏心カラーの回動調節によって後車輪の車軸を車体の前後方向に移動させた場合に、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる、自動二輪車を提供することである。
本発明は、車体フレームに上下方向に揺動自在に支持された、後車輪支持用のスイングアームと、前記後車輪の車軸を、前記スイングアームに対して車体の前後方向に移動させるチェーンアジャスタと、前記車軸に支持されたブラケットと、を有し、前記チェーンアジャスタが、前記スイングアームの後端部に回動可能に設けられた偏心カラーと、前記偏心カラーの回動軸芯から偏心した位置で前記車軸を支持する車軸支持部と、を有し、前記偏心カラーの回動調節により、前記車軸と共に前記ブラケットを変位させる、自動二輪車において、前記ブラケットには、車速センサが取り付けられると共に、前記偏心カラーの回動による前記車軸及び前記ブラケットの変位時に、前記スイングアームに対する前記ブラケットの変位範囲を規制する1以上のストッパが設けられていることを特徴とする。
前記構成によれば、チェーンアジャスタによって後輪の車軸を移動させた場合であっても、スイングアームは車速センサに当接する前にストッパと当接するため、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる。
本発明は、更に、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記ストッパが、前記車速センサよりも前記スイングアームに近い位置に設けられている。
(2)前記ストッパが、前記車速センサよりも車体の後方側に設けられている。
(3)前記ストッパが、前記車速センサに比べ、車体の前方側及び後方側に各々設けられている。
(4)前記ストッパが、前記ブラケットから車体の側方外方に向けて突出するよう設けられている。
前記構成(1)によれば、確実に、スイングアームは車速センサに当接する前にストッパと当接するため、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる。
前記構成(2)によれば、チェーンアジャスタによって後車輪の車軸を車体後方側に移動させる場合、すなわち、緩んだチェーンを適正な張り状態とする場合、において、特に、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる。
前記構成(3)によれば、ストッパが、車速センサに比べて、車体の前方側及び後方側に各々設けられているので、より確実に、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる。
前記構成(4)によれば、ストッパがブラケットから側方外方に突出しているので、スイングアームを確実にストッパで止めることができ、その結果、より確実に、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる。
要するに本発明によると、後輪の車軸を車体の前後方向に移動させた場合に、車速センサがスイングアームに当接することを防止できる、自動二輪車を提供できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車1の右側面図である。 図1の後車輪7部分の拡大図である。 キャリパブラケット10の拡大図である。 図3のIV−IV断面図である。 図2のチェーンアジャスタ42部分の拡大図である。 図5のVI−VI断面図である。 図5の偏心カラー46をR1方向に回動させた状態を示した図である。 図5の偏心カラー46をR1方向及び反R1方向に回動させたときの、車速センサ11及びストッパ13の軌跡を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1の右側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、先端部が、車体フレーム2にピボットボルト3で上下方向に回動自在に支持された、左右一対のスイングアーム4を有している。さらに、スイングアーム4は、その前後方向の中央部が、リンク機構を有するサスペンションアーム5及びリヤサスペンション6を介して、車体フレーム2に弾性支持されている。
左右一対のスイングアーム3の間には、後車輪7が配置され、後車輪7は、後車軸8によってスイングアーム4に支持されている。後車輪7は、リヤホイール71と、ゴムタイヤ72と、リヤホイール71に取り付けられるブレーキディスク73と、ブレーキディスク73の内周に設けられた車速検知用ディスク74と、を備えている。
ブレーキキャリパ9は、内蔵されたブレーキパッドによってブレーキディスク73を両面から挟み込むことができるよう、後車軸8に支持されたキャリパブラケット10に取り付けられている。キャリパブラケット10は、後車軸8で支持されると共に、スイングアーム4の内側つまり後車輪7側の面に形成されたガイド面(図示せず)に係合して、スイングアーム4の長手方向つまり車体前後方向に後車軸8と共に変位自在に設けられている。さらに、キャリパブラケット10は、リンク機構14を介して、スイングアーム4の予め定められる連結部4aに連結されており、後車軸8の中心及びリンク機構14の支点14aを支点として回動可能となっている。
図2は、図1の後車輪部分の拡大図である。図2に示すように、リンク機構14は、棒状のリンク部材100を有している。リンク部材100の両端部は、スイングアーム4の連結部4aと、キャリパブラケット10に形成されてスイングアーム4よりも下方に位置する支点14aと、にそれぞれ回動自在に連結される。これによって、キャリパブラケット10の支点14aとスイングアーム4の連結部4aとの距離L1が、リンク部材100の長手方向長さに維持され、その結果、リンク機構14は、キャリパブラケット10が後車軸8回りに所定角度以上回ることを防ぐ回り止めとして機能する。
ブレーキキャリパ9には、ブレーキの作動油をブレーキキャリパ9内のシリンダに供給するブレーキホース91が取り付けられている。ブレーキホース91は、スイングアーム4に沿って車体前方に延伸され、作動油が補給可能なマスタシリンダ(図示せず)に接続されている。
スイングアーム4に対してブレーキキャリパ9の配置側(下側)と反対側であるスイングアーム4の上方であり、キャリパブラケット10の上部の後車軸8寄りの位置には、車速検知用ディスク74に対向して、車速センサ11が取り付けられている。車速センサ11は、車速検知用ディスク74に周方向に等間隔に設けられた複数のスリット孔74aを検知することにより、車速検知用ディスク74の回転速度、すなわち、後車輪7の回転速度を検知するようになっている。車速センサ11には、センサケーブル12の一端が接続されており、このセンサケーブル12は、スイングアーム4に沿って車体前方に延伸され、ECU(図示せず)に他端が接続されている。
図3は、キャリパブラケット10の拡大図であり、図4は、図3のIV−IV断面図である。図3では、車速センサ11は取り外されている。図3に示すように、キャリパブラケット10の上部には、ストッパ13が設けられている。ストッパ13は、車速センサ取付部10a(車速センサ11の取付位置)に比べてスイングアーム4に近い位置、すなわち下方に設けられており、且つ、車速センサ取付部10a(車速センサ11の取付位置)に対して車体後方側に位置している。そして、図4に示すように、ストッパ13は、キャリパブラケット10の側面10bから、スイングアーム4側、すなわち、車幅方向右方外方に突出しており、車体搭載状態における、側面10bからスイングアーム4に向けてのストッパ13の突出高さh1は、車体搭載状態における、側面10bからスイングアーム4に向けての車速センサ11の突出高さh2以上又は突出高さh2と同等程度となっている。
図2に示すように、後車軸8をスイングアーム4に対して車体の前後方向に移動させるチェーンアジャスタ42は、円筒状の偏心カラー46と、偏心カラー46の中心から偏心して偏心カラー46に設けられ、後車軸8を支持する、車軸支持部47と、を有している。チェーンアジャスタ42は、左右一対のスイングアーム4に対応して、左右一対に設けられる。スイングアーム4の後端部には、車幅方向へ貫通する孔が形成されたアクスルホルダ部41が設けられ、偏心カラー46は、アクスルホルダ部41内に中心回りに回動自在に支持されている。アクスルホルダ部41の後端部は、上下に分割されており、この部分に設けられた割り締め部43においてボルト44を締め付けることにより、アクスルホルダ部41内における偏心カラー46を回動不能に固定し、また、ボルト44を緩めることにより、偏心カラー46を回動自在としている。左右一対の偏心カラー46の内の一方には、偏心カラーの回動角度を調整するための目盛が形成されている。
図5は、図2のチェーンアジャスタ42部分の拡大図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。キャリパブラケット10は、後車軸8に回動自在に支持され車軸支持部45を有しており、チェーンアジャスタ42は、後車軸8を回動自在に支持する車軸支持部47を有している。車軸支持部47の中心C1は、偏心カラー46のカラー中心C2から寸法eなる偏心した位置に設けられている。したがって、偏心カラー46が回動すると、車軸支持部47の車軸中心C1は、カラー中心C2に対して偏心回動するようになっている。このように、偏心カラー46を回動させることによって、後車軸8の中心を変位させることができる。特に、後車軸8の中心を車体前後方向に変位させることによって、後車軸8に支持されたスプロケットと変速機の出力軸(いずれも図示せず)との間に掛け渡されているドライブチェーン(図示せず)の張りを調整することができる。
本実施形態では、リンク部材100、キャリパブラケット10の支点14a、及びスイングアーム4の連結部4aが、スイングアーム4本体の下方に配置されている。そして、後車軸8は、初期設定時には、スイングアーム4の中心線よりも上方で、且つ、車体前方寄り、に偏心配置されている。ここで、チェーンアジャスタ42を用いて後車軸8を後方に移動させた場合には、リンク機構14によって、キャリパブラケット10の上端部は、カラー中心C2に対して円弧軌跡を描いて後方に移動するようになっている。
偏心カラー46を回動させ、ドライブチェーンの張りを調整する作業を説明する。
ドライブチェーンの張りが緩い場合には、図5に示すように、偏心カラー46を、カラー中心C2を中心としてR1方向に回動させる。すると、チェーンアジャスタ46が偏心回動して、車軸中心C1はR2に示すように、円弧を描きながら車体後方に移動する。その結果、後車軸8と変速機の出力軸との間の距離が増加し、ドライブチェーンの張りが適正なものに調整される。
図7は、図5の偏心カラー46をR1方向に回動させた状態を示した図である。図8は、図5の偏心カラー46をR1方向及び反R1方向に回動させたときの、車速センサ11及びストッパ13の軌跡を示す図である。上述のように偏心カラー46が回動して、後車軸8が車体後方に移動する場合、図5のR2に示すように、キャリパブラケット10は、後車軸8と支点14aとを支点として、スイングアーム4に対して円弧を描きながら、車体後方に移動する。そして、図8に示すように、偏心カラー46をR1方向に回動させ、後車軸8がR2に示すように移動すると、車速センサ11はR4に示すように移動し、一方、ストッパ13はR5に示すように移動する。その結果、スイングアーム4とキャリパブラケット10に取り付けられた車速センサ11とが接近することとなるが、図7及び図8に示すように、スイングアーム4は、車速センサ11に当接する前に、キャリパブラケット10に設けられたストッパ13に当接し、キャリパブラケット10とスイングアーム4との更なる接近が規制されるので、車速センサがスイングアーム4に当接することを防止できる。
逆に、ドライブチェーンが張り過ぎている場合には、図5に示すように、偏心カラー46を、C2を中心としてR1方向と逆の方向に回動させる。すると、後車軸8の中心はR3に示すように、車体前方に移動する。その結果、後車軸8と変速機の出力軸との間の距離が減少し、ドライブチェーンの張りが適正なものに調整される。
上述のように後車軸8が車体前方に移動する場合、図5のR3に示すように、キャリパブラケット10は、スイングアーム4に対して円弧を描きながら、車体前方に移動する。そして、図8に示すように、偏心カラー46を反R1方向に回動させ、後車軸8がR3に示すように移動すると、車速センサ11はR6に示すように移動し、一方、ストッパ13はR7に示すように移動する。この場合でも、スイングアーム4は、車速センサ11に当接する前に、ストッパ13に当接し、キャリパブラケット10とスイングアーム4との更なる接近が規制されるので、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。すなわち、後車軸8が車体前方に移動する場合にも、車速センサ11の車体後方側に位置するストッパ13によって、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
前記実施形態によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)キャリパブラケット10には、スイングアーム4に対するキャリパブラケット10の変位範囲を規制するストッパ13が設けられているので、チェーンアジャスタ42によって後車軸8を車体前後方向に移動させた場合に、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
(2)ストッパ13が、車速センサ11よりもスイングアーム4に近い位置に設けられている、すなわち、図8に示すように、後車軸8を車体前後方向に移動させた場合の、ストッパ13の移動軌跡が、車速センサ11の移動軌跡よりもスイングアーム4に近い位置に形成されるようになっているので、確実に、スイングアーム4は車速センサ11に当接する前にストッパ13と当接し、その結果、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
(3)ストッパ13は、車速センサ11に比べ、車体の後方側に設けられているので、特に、チェーンアジャスタ42によって後車軸8を車体後方側に移動させる場合、すなわち、緩んだチェーンを適正な張り状態とする場合、において、より確実に、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
(4)ストッパ13は、キャリパブラケット10の側面10bから、車速センサ11と同等程度の高さだけ突出しているので、スイングアーム4をストッパ13で確実に止めることができ、その結果、より確実に、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
(5)チェーンアジャスタ42は、偏心カラー46の回転中心C2と車軸8の中心とがずれるように設けられているので、偏心カラー46をC2回りに回動させることによって、容易に後車軸8を車体の前後方向に移動させることができる。さらに、リンク機構14が設けられていることによって、チェーンアジャスト時において、キャリパブラケット10が、スイングアーム4に対して、上下方向に離れることを防ぎながら、キャリパブラケット10を前後方向に円弧移動させることができる。その結果、車速センサ11がスイングアーム4から上下方向に離れるのを防ぐことができる。更に、センサケーブル12がスイングアーム4から上下方向に離れることを防ぎ、センサケーブル12をスイングアーム4に沿わせることができる。加えて、車速センサ11がスイングアーム4から離れることを防ぐことによって、自動二輪車1の美観低下を防ぐことができる。また、キャリパブラケット10に取り付けられた車速センサ11は、キャリパブラケット10の円弧移動に合わせて円弧移動し、スイングアーム4に当接する可能性があるが、上述したようにキャリパブラケット10にストッパ13が形成されているので、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
(6)車速センサ11は、スイングアーム4に対してブレーキキャリパ9と反対側である、スイングアーム4の上方に配置されているので、車速検知ディスク74に対向して取り付けられる車速センサ11を、キャリパブラケット10に容易に配置することができる。
本実施形態では、ストッパ13の突出高さh1は、車速センサ11の突出高さh2と同等以上であるが、車速センサ11の突出高さh2より高くても良い。
本実施形態では、ストッパ13は、キャリパブラケット10の車速センサ11の車体後方側に1つ設けられているが、ストッパ13は、複数設けられても良い。その場合、偏心カラー46が偏心回動することを考慮して、すなわち、キャリパブラケット10がスイングアーム4に対して円弧を描きながら、車体前後方向に移動することを考慮して、ストッパ13は、車速センサ11に対して車体後方側に加えて車体前方側にも設けられることが好ましい。この場合、例えば、図5に示すように、キャリパブラケット10にはストッパ13に加えて、ストッパ15が設けられる。ここでストッパ15は、車速センサ11に比べ、車体の前方側に設けられているので、特に、チェーンアジャスタ42によって後車軸8を車体前方側に移動させる場合、すなわち、張りすぎているチェーンを適正な張り状態とする場合、において、より確実に、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できる。
本実施形態では、ストッパ13は、キャリパブラケット10に形成されているが、ストッパ13は、キャリパブラケット10とは別体で構成されても良い。この場合、キャリパブラケット10にはストッパ取付部が設けられ、ストッパ13は、前記ストッパ取付部に着脱自在となっている。
本実施形態では、ストッパ13は、キャリパブラケット10に形成されているが、ストッパは、スイングアーム4に形成されても良い。この場合、キャリパブラケット10は、車速センサ11よりもスイングアームに近い位置に、ストッパと当接する当接部を有することが好ましい。例えば、ボルト44が、ストッパの機能を有するように形成されても良い。
車速センサ11は、スイングアーム4に対して、ブレーキキャリパ9と反対側に配置されることが好ましい。本実施形態では、ブレーキキャリパ9はスイングアーム4の下方に配置されているので、車速センサ11は、スイングアーム4の上方に配置されている。そして、例えば、ブレーキキャリパ9がスイングアーム4の上方に配置される場合には、車速センサ11は、スイングアーム4の下方に配置される。この場合、ストッパ13は、スイングアーム4の下方であり、車速センサ11よりもスイングアーム4に近い位置に設けられることが好ましい。
本実施形態のチェーンアジャスタ42は、ドライブチェーンの張りを調整するようになっているが、後車輪7がチェーン駆動ではなくベルト駆動である場合、ベルトの張りを調整するものでも良い。
車速センサ11は、電磁式の他、光学式等の検知方式でも良い。本実施形態では、車速センサ11は、後ブレーキ支持用のキャリパブラケット10に支持されているが、その結果、車速センサ11を固定するための専用のブラケットを不要とすることができ、部品点数を削減することができるようになっている。また、本実施形態では、車速センサ11は、キャリパブラケット10に支持されているが、他の実施形態として、キャリパブラケット10とは別体に形成されて、ストッパ13を有するブラケットに支持されても良い。
本発明は、上記実施形態で説明した構成には限定されず、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱することなく、当業者が考え得る各種変形例を含むことができる。
本発明では、チェーンアジャスタ42の偏心カラー46の回動調節によって後車輪7の後車軸8を車体の前後方向に移動させた場合であっても、車速センサ11がスイングアーム4に当接することを防止できるので、産業上の利用価値が大である。
1 自動二輪車
2 車体フレーム 3 ピボットボルト
4 スイングアーム 4a 連結部
41 アクスルホルダ部 42 チェーンアジャスタ
43 割り締め部 44 ボルト 45 車軸支持部 46 偏心カラー
47 車軸支持部
5 サスペンションアーム 6 リヤサスペンション
7 後車輪 71 リヤホイール 72 ゴムタイヤ 73 ブレーキディスク
74 車速検知用ディスク 74a スリット孔
8 後車軸 9 ブレーキキャリパ
10 キャリパブラケット 10a 車速センサ取付部 10b 側面
11 車速センサ 12 センサケーブル
13 ストッパ 14 リンク機構 14a 支点 15 ストッパ

Claims (4)

  1. 車体フレームに上下方向に揺動自在に支持された、後車輪支持用のスイングアームと、
    前記後車輪の車軸を、前記スイングアームに対して車体の前後方向に移動させるチェーンアジャスタと、
    前記車軸に支持されたブラケットと、を有し、
    前記チェーンアジャスタが、前記スイングアームの後端部に回動可能に設けられた偏心カラーと、前記偏心カラーの回動軸芯から偏心した位置で前記車軸を支持する車軸支持部と、を有し、前記偏心カラーの回動調節により、前記車軸と共に前記ブラケットを変位させる、自動二輪車において、
    前記ブラケットには、車速センサが取り付けられると共に、
    前記偏心カラーの回動による前記車軸及び前記ブラケットの変位時に、前記スイングアームに対する前記ブラケットの変位範囲を規制する1以上のストッパが設けられており、
    前記ストッパが、前記車速センサよりも前記スイングアームに近い位置に設けられていることを特徴とする、自動二輪車。
  2. 車体フレームに上下方向に揺動自在に支持された、後車輪支持用のスイングアームと、
    前記後車輪の車軸を、前記スイングアームに対して車体の前後方向に移動させるチェーンアジャスタと、
    前記車軸に支持されたブラケットと、を有し、
    前記チェーンアジャスタが、前記スイングアームの後端部に回動可能に設けられた偏心カラーと、前記偏心カラーの回動軸芯から偏心した位置で前記車軸を支持する車軸支持部と、を有し、前記偏心カラーの回動調節により、前記車軸と共に前記ブラケットを変位させる、自動二輪車において、
    前記ブラケットには、車速センサが取り付けられると共に、
    前記偏心カラーの回動による前記車軸及び前記ブラケットの変位時に、前記スイングアームに対する前記ブラケットの変位範囲を規制する1以上のストッパが設けられており、
    前記ストッパが、前記車速センサよりも車体の後方側に設けられていることを特徴とする、自動二輪車。
  3. 車体フレームに上下方向に揺動自在に支持された、後車輪支持用のスイングアームと、
    前記後車輪の車軸を、前記スイングアームに対して車体の前後方向に移動させるチェーンアジャスタと、
    前記車軸に支持されたブラケットと、を有し、
    前記チェーンアジャスタが、前記スイングアームの後端部に回動可能に設けられた偏心カラーと、前記偏心カラーの回動軸芯から偏心した位置で前記車軸を支持する車軸支持部と、を有し、前記偏心カラーの回動調節により、前記車軸と共に前記ブラケットを変位させる、自動二輪車において、
    前記ブラケットには、車速センサが取り付けられると共に、
    前記偏心カラーの回動による前記車軸及び前記ブラケットの変位時に、前記スイングアームに対する前記ブラケットの変位範囲を規制する1以上のストッパが設けられており、
    前記ストッパが、前記車速センサに比べ、車体の前方側及び後方側に各々設けられていることを特徴とする、自動二輪車。
  4. 前記ストッパが、前記ブラケットから車体の側方外方に向けて突出するよう設けられている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動二輪車。
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