JP2014136542A - 自動二輪車 - Google Patents

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Fumiko Hatai
文子 畠井
Takeshi Wakabayashi
威 若林
Chikashi Iizuka
爾 飯塚
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Abstract

【課題】本発明は、雨水や埃塵等の影響を受け難い車輪速センサの取付構造を備えた自動二輪車を提供することを課題とする。
【解決手段】自動二輪車10に、後輪16と共に回転するセンサロータ77と、このセンサロータ77に臨む位置にてスイングアーム18に取付けられる車輪速センサ78と、後輪16のホイール75に取付けられるブレーキデイスク71とが備えられている。ブレーキデイスク71の径方向内側にてホイール75のハブ部76に、車幅方向外側に向けて開口する凹部96を設け、スイングアーム18の車幅方向内側面101に、凹部96の外周部97に向けて突出する環状の突起壁98を設け、凹部96と突起壁98とによって形成される空間に、センサロータ77を配置した。
【選択図】図3

Description

本発明は、スイングアームに車輪の回転速度を検出する車輪速センサが備えられている自動二輪車の車輪速センサの取付構造の改良に関する。
自動二輪車におけるABS(Anti−lock Brake System)を搭載した車両にあっては、前後輪の車輪速によって車輪のスリップ状態を把握して、それに応じた制御を行う。この制御には前後の車輪速の制御が必須となる。車輪速を検出する手段として、回転側にセンサロータを設け、固定側にこのセンサロータの回転を検出するセンサが設けられた自動二輪車が開示されている(例えば、特許文献1(図2、図4)参照。)。
特許文献1の図4に示すように、後輪(28)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)のホイールに、センサロータとしてのパルサリング(84)が取付けられ、スイングアーム(26)の外面側に凹部(86)が形成され、この凹部(86)に車速センサ(83)が取付けられている。
一方で、同文献1の図2及び4に示すように、センサロータ(パルサリング(84))は、スイングアーム(26)の下側に露出しているので、雨水等の影響に耐えるため、パルサリング(84)に、耐食性に富む材料を用いる等の対策が必要になる。また、センサロータの種類としても、防塵性や耐水性に優れたものが必要になるなど、センサの種類が制限されることがある。そのため、雨水や埃塵等の影響を受け難い車輪速センサの取付構造が望まれている。
特開2008−49752公報
本発明は、雨水や埃塵等の影響を受け難い車輪速センサの取付構造を備えた自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車輪を回転可能に支持するスイングアームと、このスイングアームの車幅方向側方に設けられ車輪と共に回転する被検出体として機能するセンサロータと、このセンサロータに臨む位置にてスイングアームに取付けられセンサロータの回転速度を検出する車輪速センサと、車輪を構成するホイールに取付けられ車輪を制動するブレーキデイスクとが備えられている自動二輪車において、ホイールのハブ部には、ブレーキデイスクの径方向内側であって車幅方向外側に向けて開口する凹部が形成され、スイングアームの車幅方向内側面に、凹部の外周部に向けて突出する環状の突起壁を設け、凹部と突起壁とによって形成される空間に、センサロータを配置したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、センサロータに、磁性を帯びた磁気部が設けられ、車輪速センサは、磁気部を検出することにより車輪速を検出することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、突起壁と凹部との間に、ラビリンス部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、スイングアームに、車幅方向内側に向けて突出し車軸を支持する車軸支持ボスが設けられ、この車軸支持ボスに、車軸を回転可能に支持する軸受が設けられ、この軸受の径方向外側であって車軸方向で重なる位置に、被検出部が形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、磁気部は、センサロータの外周部の車幅方向外面側に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、センサロータは、凹部と突起壁とによって形成される空間に配置される。突起壁が凹部の外周部に向けて突出するため、雨水や埃塵等は突起壁で遮蔽される。従って、突起壁と凹部とによって形成される空間に配置されるセンターロータに雨水や埃塵の影響を受けにくくできるため、種々のタイプのセンサロータを用いることができる。
請求項2に係る発明では、磁気部を有するタイプのセンサロータは、磁気部を有さないタイプのセンサロータに比べて、砂、粉塵等の異物の影響を受け易い。本発明では、磁気部を有するセンサロータは、凹部と突起壁とによって保護されるので、磁気部を有するタイプの車輪速センサであっても使用することが可能になる。
請求項3に係る発明では、突起壁と凹部との間に、ラビリンス部が形成されている。これにより、より一層空間内へ粉塵や雨水等の異物を侵入し難くできる。
請求項4に係る発明では、軸受の径方向外側であって車軸方向で重なる位置に、被検出部が形成される。従って、シール等の経年変化によって軸受からグリス等が漏れ出しても、グリス等が直接被検出部に飛散し難くすることができる。
請求項5に係る発明では、センサロータの外周部に、磁気部が設けられている。センサロータの外周部であれば、外周部よりも径方向内方位置に磁気部が設けられる場合に比べ、被検出部の数を多くすることができる。被検出部の数が多くなれば、検出精度を高めることが可能となる。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 スイングアームに取付けられる後輪車軸及びその周辺部の構造を説明する右側面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の4部拡大図である。 フロントフォークに取付けられる前輪車軸及びその周辺部の構造を説明する右側面図である。 図5の6−6線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11の後部に、リンク機構12を介してパワーユニット13が揺動自在に懸架されている、いわゆるユニットスイング式の車両である。パワーユニット13は、エンジン14と、このエンジン14から車両後方に延ばされエンジン14の動力を車輪としての後輪16へ伝達する動力伝達機構17と、この動力伝達機構17の側方にてエンジン14から車両後方に延設され後輪16を回転可能に支持するスイングアーム18とを含み、これらの要素が一体的に設けられている。
車体フレーム11は、車両の前端に設けたヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両後斜め下方に延出され、次に、略水平に延出された後、斜め上方に延出されるアンダフレーム22と、このアンダフレーム22の略前端部から車両後方へ車両後端部まで延出され乗員が座るシート31を支持するアッパフレーム23と、車両前後に延びてアンダフレーム22の前部及び後部の間に渡され図示せぬ乗員の足載せを支持するサブフレーム24と、車両の前後方向中間部において、アンダフレーム22の下端とアッパフレーム23の下端に沿ってアンダフレーム22及びアッパフレーム23に溶接されエンジン14を含むパワーユニット13を懸架する懸架フレーム25とを主な構成要素とする。
ヘッドパイプ21に操舵軸32が回動自在に挿嵌され、この操舵軸32の下端にフロントフォーク33が取付けられ、このフロントフォーク33の下端に前輪車軸45が設けられ、この前輪車軸45に回転自在に前輪15が取付けられ、操舵軸32の上端に操舵ハンドル34が取付けられている。
懸架フレーム25にリンク機構12が取付けられ、このリンク機構12にパワーユニット13が取付けられている。アンダフレーム22とアッパフレーム23の間に、高さ方向上下に延びる第2サブフレーム26が渡され、この第2サブフレーム26にラジエータユニット36が支持される。
エンジン14は、クランクケース41と、このクランクケース41から車両前斜め上方に延びるシリンダ部42とを有する。エンジン14のクランクケース41の後端に、スイングアーム18が取付けられ、このスイングアーム18の後端に後輪16を回転自在に支持する後輪車軸46が取付けられる。エンジン14の駆動力は、動力伝達機構17を介して後輪車軸46に伝達され後輪16を駆動する。スイングアーム18の後端部18bとアッパフレーム23の後端23bの間に、リヤクッションユニット48が渡されている。
パワーユニット13と懸架フレーム25の間に介在させたリンク機構12は、懸架フレーム25に取付けられる支持軸51と、この支持軸51から斜め下方に延出されたリンク部材52と、このリンク部材52の他端部に設けられているピボット軸53とからなる。かくして、パワーユニット13と一体に設けられているスイングアーム18は、車体フレーム11に対し、車輪となる後輪16を揺動可能に支持する。
排気装置45は、シリンダ部42に接続され後方に延出される排気管55と、この排気管55に接続され後方に延出される消音器56とからなる。ラジエータユニット36は、シリンダ部42の車両前方に配置され、フロントフォーク33に前輪ブレーキ装置57が取付けられている。車体フレーム11はカウル部材59で覆われている。なお、シリンダ部42に接続される吸気装置、燃料タンク、燃料配管等は省略した。
図2に示すように、スイングアーム18は、消音器56を支持するボス部62、63と、これらボス部62、63の上方に設けられリヤブレーキキャリパ65が取付けられるキャリパ取付部64、66と、キャリパ取付部64、66の下方に設けられ後輪車軸46を支持する後輪支持部19と、この後輪支持部19の後方に設けられリヤクッションユニット48(図1参照)が取付けられるリヤクッションユニット取付部68と、後輪支持部19の前方に車輪速センサ78を取り付ける車輪速センサ取付部70とを備える。
後輪(リヤ)ブレーキ装置58は、後輪16のハブ部76に取付けられているブレーキデイスク71と、スイングアーム18に取付けられ所定時にブレーキデイスク71を挟持し、ブレーキデイスク71に制動力を付与するリヤブレーキキャリパ65とを有する。リヤブレーキキャリパ65は、ステー部材72、73と締結部材74、74とを介してスイングアーム18に取付けられる。後輪16とスイングアーム18間には、センサロータ77が配置されている。センサロータ77は、後輪16のハブ部76に取付けられ車輪速センサ78との協働作用で車輪速情報を得る。後で詳述するように、センサロータ77は、外方から見えないように覆われている。図中、リヤクッションユニットは省略した。
次に、車輪速検出装置の主要な構成要素となるセンサロータ77及び車輪速センサ78の取付構造等について説明する。
図3に示すように、スイングアーム18の後輪支持部19に、後輪車軸46が軸受81を介して回転自在に取付けられ、この軸受81のインナレース82の両端に、軸受81の車幅方向の移動を規制すると共に軸受81のインナレース82と一体に回転する第1カラー83及び第2カラー84が挿嵌されている。後輪16のホイール75のハブ部76に、ホイール75の材料とは別部材の軸カラー部85が一体的に設けられ、この軸カラー部85に後輪車軸46が挿嵌されている。後輪車軸46は、ホイール75にナット90で取付けられている。
スイングアーム18に、車幅方向内側に向けて突出し後輪車軸46を支持する車軸支持ボス91が設けられ、この車軸支持ボス91に、車軸(後輪車軸46)を回転可能に支持する軸受81が設けられ、この軸受81の径方向外側であって車軸方向で重なる位置に、被検出部126が形成されている。車軸支持ボス91に、軸受81と、この軸受81の車幅方向両側に離間してシール92、93が嵌められ、軸受81のアウタレース86の車幅方向の移動を規制するサークリップ94が設けられている。
スイングアーム18の車幅方向側方に、後輪16のホイール75のハブ部76に取付けられるセンサロータ77が配置され、このセンサロータ77に臨むようにセンサロータ77の回転速度を検出する車輪速センサ78が配置され、この車輪速センサ78の後輪車軸46の径方向外方に、後輪16を制動するブレーキデイスク71が配置される。ブレーキデイスク71は、ホイール75のハブ部76にデイスクねじ79で取付けられている。センサロータ77は、後輪16と共に回転する部材であり、車輪速センサ78に臨む位置に配置される。センサロータ77は、ハブ部76にロータねじ89で取付けられる。すなわち、センサロータ77は、車輪速センサ78に検出される被検出体として機能する。
車幅方向中心線Cを基準として、ホイール75のハブ部76には、ブレーキデイスク71の径方向内側であって車幅方向外側に向けて開口する凹部96を形成し、スイングアーム18の車幅方向内側面101に、凹部96の外周部97に向けて突出する環状の突起壁98を設けた。さらに、突起壁98と凹部96との間に、空間内に異物を侵入し難くするラビリンス部99が形成されている。このような凹部96と突起壁98とによって形成される空間100に、センサロータ77が配置される。
また、車幅方向内側に向けて突出し後輪車軸46を支持する車軸支持ボス91と突起壁98の間にてスイングアーム18に、窪み103が形成され、この窪み103に、車輪速センサ78が配置されている。
ここで、ラビリンス部99の詳細について説明する。
スイングアーム18に設けられている突起壁98は、後輪車軸46の中心側に向いている内面111と、後輪車軸46の外方に向いている外面112と、この外面112と内面111の間に形成され車幅方向中心に向いている頂面113とからなる。
次に、ホイール75に設けられハブ部76において、車幅方向内方にえぐられるようにして凹部96が形成され、この凹部96の径方向外方に突部117が残っている。
図4に示すように、突部117に、車幅方向外方に向き突起壁98の頂面113に対向配置される第1面121が形成され、この第1面121の端部で車幅方向外方に延び突起壁98の外面112に対向配置される第2面122が形成され、この第2面122の端部から後輪車軸46の中心側から径方向外方に延びる第3面123が形成される。そして、頂面113と第1面121とを近接させると共に、外面112と第2面122とを近接させ屈曲した屈曲通路を形成することで、ラビリンス部99を構成した。ラビリンス部99は、回転部となる突部117と静止部となる突起壁98との間に屈曲通路を形成し内部の気密性を高めるというものである。
センサロータ77には、車輪速センサ78によって検出される磁性を帯びた磁性体125が設けられる。すなわち、センサロータ77に、磁気部126が設けられている。すなわち、車輪速センサ78(図3参照)は、磁気部126を検出することにより車輪速を検出する。被検出部となる磁気部126は、センサロータ77の外周部87に、が車幅方向外方に向くように設けられている。磁気部126は、センサロータ77に、強磁性体の磁性粉が固着又は塗布されたものである。
以上に述べた車輪速センサの取付構造の作用を次に述べる。
図3にて、センサロータ77は、凹部96と突起壁98とによって形成される空間100に配置される。突起壁98が凹部96の外周部に向けて突出するため、雨水や埃塵等は突起壁98で遮蔽される。従って、突起壁98と凹部96とによって形成される空間に配置されるセンサロータ77に雨水や埃塵の影響を受けにくくできるため、種々のタイプのセンサロータを用いることができる。
センサロータ77に設けた被検出部としての磁気部126は、軸受81の径方向外側であって車軸方向で重なる位置に設けられている。軸受の径方向外側であって車軸方向で重なる位置に、被検出部が形成される。従って、シール等の経年変化によって軸受81からグリス等が漏れ出しても、グリス等が直接被検出部126に飛散し難くすることができる。
また、突起壁98と凹部96との間に、空間100内に異物を侵入し難くするラビリンス部99が形成されている。これにより、ラビリンス部99が形成されていない場合に比べ、より一層空間内へ粉塵や雨水等の異物を侵入し難くできる。結果、異物による影響を一層小さくできる。
また、本発明のセンサロータ77は、磁性体が塗布されているタイプである。このような磁性体が塗布されるセンサロータ77の磁気部126は、凹部96と突起壁98とによって形成される空間100に配置され保護される。磁気部126を有するタイプのセンサロータ77は、磁気部を有さないタイプのセンサロータに比べて、砂、粉塵等の異物の影響を受け易い。
本発明では、磁気部126を有するセンサロータ77は、凹部96と突起壁98とによって保護されるので、磁気部126を有するタイプの車輪速センサ78であっても使用することが可能になる。
加えて、車輪速センサ78は、車軸支持ボス91と突起壁98の間にてスイングアーム18に形成される窪み103に配置される。窪み103に車輪速センサ78を配置することで、車輪速センサ78は、外からの影響を受け難くなる。結果、車輪速センサ78を保護することが可能になる。本発明によれば、センサロータ77を突起壁98と突部117とで囲まれた略密閉構造とすることで、異物の影響を受け易い磁気部126を有するセンサロータ77と車輪速センサ78とを好適に保護することが可能になる。
次に、前輪車軸周りに車輪速センサを配置した構造について説明する。
図5及び図6に示すように、フロントフォーク33の下端に、前輪車軸45が取付けられ、この前輪車軸45に前輪ホイール75B(図1参照)が回転自在に支持されている。前輪ホイール75Bのハブ部76Bに、ロータねじ89Bで前輪センサロータ77Bが取付けられ、この前輪センサロータ77Bに近接して前輪車輪速センサ78Bがフロントフォーク33に締結部材128で締結されている。
フロントフォークの下端33bに前輪車軸45が渡され、この前輪車軸45に前輪軸受81Bを介して前輪ホイール75Bのハブ部76が回転自在に支持されている。この前輪軸受81Bのインナレース82Bの両端に、前輪軸受81Bの車幅方向の移動を規制すると共に前輪軸受81Bのインナレース82Bと一体に回転する前輪第1カラー83F、前輪第2カラー84F及び前輪第3カラー88Fが挿嵌されている。前輪軸受81Bの車幅方向外方に、前輪シール92F、93Fが嵌められている。
前輪ホイール75Bのハブ部76に、前輪センサロータ77Bが取付けられ、この前輪センサロータ77Bに臨むように前輪センサロータ77Bの回転速度を検出する前輪車輪速センサ78Bが配置されている。前輪車輪速センサ78Bは、断面傘形状の傘部材131に取付けられている。この傘部材131は、前輪車輪速センサ78Bを覆うように第3カラー88Fに挿嵌されている。
傘部材131は、前輪15に連回りしないようにストッパ132が形成され、フロントフォーク33側に設けた突片133にストッパ132が当たることで、ストッパ132の回転を阻止する。図中、前輪ブレーキ装置は省略されている。その他の基本構成及び作用効果については、前述した後輪用のセンサロータの配置構造と変わるところはなく説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、車輪速センサ及びこの車輪速センサによって検出されるセンサロータを有している自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、16…車輪(後輪)、18…スイングアーム、46…車軸(後輪車軸)、71…ブレーキデイスク、75…ホイール、76…ホイールのハブ部、77…センサロータ、78…車輪速センサ、87…センサロータの外周部、91…車軸支持ボス、96…凹部、97…凹部の外周部、98…突起壁、99…ラビリンス部、100…空間、101…スイングアームの車幅方向内側面、103…窪み、126…被検出部(磁気部)。

Claims (5)

  1. 車輪(16)を回転可能に支持するスイングアーム(18)と、
    このスイングアーム(18)の車幅方向側方に設けられ前記車輪(16)と共に回転する被検出体として機能するセンサロータ(77)と、
    このセンサロータ(77)に臨む位置にて前記スイングアーム(18)に取付けられ前記センサロータ(77)の回転速度を検出する車輪速センサ(78)と、
    前記車輪(16)を構成するホイール(75)に取付けられ前記車輪(16)を制動するブレーキデイスク(71)とが備えられている自動二輪車において、
    前記ホイール(75)のハブ部(76)には、前記ブレーキデイスク(71)の径方向内側であって車幅方向外側に向けて開口する凹部(96)が形成され、
    前記スイングアーム(18)の車幅方向内側面(101)に、前記凹部(96)の外周部(97)に向けて突出する環状の突起壁(98)を設け、
    前記凹部(96)と前記突起壁(98)とによって形成される空間(100)に、前記センサロータ(77)を配置したことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記センサロータ(77)に、磁性を帯びた磁気部(126)が設けられ、
    前記車輪速センサ(78)は、前記磁気部(126)を検出することにより車輪速を検出することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記突起壁(98)と前記凹部(96)との間に、ラビリンス部(99)が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記スイングアーム(18)に、車幅方向内側に向けて突出し車軸(46)を支持する車軸支持ボス(91)が設けられ、
    この車軸支持ボス(91)に、前記車軸(46)を回転可能に支持する軸受(81)が設けられ、
    この軸受(81)の径方向外側であって車軸方向で重なる位置に、被検出部(126)が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記磁気部(126)は、前記センサロータ(77)の外周部(87)の車幅方向外面側に設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の自動二輪車。
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