JP6329500B2 - 自動二輪車 - Google Patents
自動二輪車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6329500B2 JP6329500B2 JP2015037106A JP2015037106A JP6329500B2 JP 6329500 B2 JP6329500 B2 JP 6329500B2 JP 2015037106 A JP2015037106 A JP 2015037106A JP 2015037106 A JP2015037106 A JP 2015037106A JP 6329500 B2 JP6329500 B2 JP 6329500B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- pulsar ring
- pulsar
- brake disc
- collar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
ブレーキング操作をすると、ブレーキディスクに熱が発生する。このブレーキディスクの熱がホイールに伝わると、ホイール等が熱膨張することがある。ホイールとブレーキディスクの材質の違いにより、熱膨張によって、パルサーリング及びブレーキディスクとホイールとの間にひずみが生ずることがある。これにより、ブレーキディスクより板厚の薄いパルサーリングは熱による影響を受け易い。対策として、パルサーリングの板厚を厚くする等によりパルサーリングの剛性を高くすることが考えられるが、パルサーリングの重量が増加する。
パルサーリングの重量増加を伴うことなく、熱影響によるパルサーリングの変形を低く抑えることができる自動二輪車が望まれる。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11に、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車両斜後下方へ延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端に連結され、斜後下方へ延びた後、下方へ延びるピボットフレーム14と、このピボットフレーム14の上部から車両斜後上方へ延びるリヤフレーム15とを含む。
前輪22に、前輪ブレーキディスク43が取付けられ、後輪25に、後輪ブレーキディスク44が取付けられている。
図2に示すように、前輪22は、ホイール部46を備え、このホイール部46は、ハブ部47と、このハブ部47から径方向外周へ放射状に延びているスポーク部48と、このスポーク部48の先に設けられ、タイヤ51が装着されるリム部49とを有する。前輪22に、円環状の前輪ブレーキディスク(ブレーキディスク43)とパルサ検出孔53を有する円環状のパルサーリング52とが備えられ、このパルサーリング52とブレーキディスク43とが締結ボルト54によって前輪22へ共締めされている。パルサーリング52とブレーキディスク43とは、前輪車軸21と同軸に配置される。なお、パルサ検出孔53は、円環状のパルサーリング52の周方向に断続的に設けられている孔であって、車輪速センサ55に臨むように配置される。
なお、本実施例では、自動二輪車の前輪にパルサーリングが備えられているが、後輪にパルサーリングを備えるようにすることは差し支えない。
図6(a)は、通常時のホイールに対するパルサーリングの位置関係を説明する図であり、図5(b)は、ホイール温度上昇時のホイールに対するパルサーリングの位置関係を説明する図である。
図6(b)において、ブレーキング等によりホイール温度が上昇し、ホイール部46が膨張したときに、カラー66の筒部71は、パルサーリング52の長穴63の前輪車軸21(図1参照)から遠い側の外側端63gに位置するものと想定される。温度上昇により、ホイール部46のボス部61は径方向外方にδだけ変位するものと想定される。
図7に示すように、前輪22のボス部61と締結ボルト54の間に、パルサーリング52の長穴63に挿入されるカラー66が設けられ、このカラー66とパルサーリング52の間に、皿ばね64が設けられ、この皿ばね64に、パルサーリング52が前輪車軸21の軸方向に移動可能に弾性支持されている。パルサーリング52に備えられ車輪(前輪22)の径方向に延びている長穴63に締結ボルト54が挿通されることで、前輪22に対してパルサーリング52は相対移動可能に支持される。
作用として、付加的に取付けたパルサーリング52を、ブレーキディスク43に比べて車幅方向中心に近づけた。すなわち、パルサーリング52を車両の重心に近づけた配置構造となるので、車両の旋回性を高めることができる。
Claims (3)
- 車輪(22)と、この車輪(22)に設けられる円環状のブレーキディスク(43)と、前記車輪(22)に設けられパルサ検出孔(53)を有し車輪速を検出するパルサーリング(52)とを備え、このパルサーリング(52)と前記ブレーキディスク(43)とが締結ボルト(54)によって前記車輪(22)へ共締めされる自動二輪車において、
前記パルサーリング(52)は、前記パルサ検出孔(53)が形成される円環状のパルサーリング本体と、前記パルサーリング本体の周縁に沿って間隔をあけて前記パルサーリング本体から外側に突出する複数の突出部とを有し、それぞれの前記突出部に長穴(63)が形成され、この長穴(63)に前記締結ボルト(54)が挿通されることで、前記車輪(22)に対して相対移動可能に支持されることを特徴とする自動二輪車。 - 前記車輪(22)と前記締結ボルト(54)の間に、前記長穴(63)に挿入されるカラー(66)が設けられ、
このカラー(66)と前記パルサーリング(52)の間に、皿ばね(64)が設けられ、
この皿ばね(64)により、前記パルサーリング(52)が前記ブレーキディスク(43)に対して弾性支持されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。 - 前記パルサーリング(52)は、前記ブレーキディスク(43)に対して前記車輪(22)側に近づけて配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015037106A JP6329500B2 (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | 自動二輪車 |
ITUB2016A000950A ITUB20160950A1 (it) | 2015-02-26 | 2016-02-22 | Motociclo |
BR102016003826-0A BR102016003826B1 (pt) | 2015-02-26 | 2016-02-23 | Motocicleta |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015037106A JP6329500B2 (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | 自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016159649A JP2016159649A (ja) | 2016-09-05 |
JP6329500B2 true JP6329500B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
ID=56846056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015037106A Active JP6329500B2 (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | 自動二輪車 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6329500B2 (ja) |
BR (1) | BR102016003826B1 (ja) |
IT (1) | ITUB20160950A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6196345B1 (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-13 | 本田技研工業株式会社 | 車輪速度検出装置 |
TWI751743B (zh) * | 2020-10-16 | 2022-01-01 | 三陽工業股份有限公司 | 浮動式煞車碟盤的輪圈總成架構 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5202436B2 (ja) * | 2009-05-25 | 2013-06-05 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両のブレーキディスク締付け構造 |
JP5969179B2 (ja) * | 2011-07-31 | 2016-08-17 | 本田技研工業株式会社 | 車輪速センサの取付構造 |
JP5783994B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2015-09-24 | 本田技研工業株式会社 | 車輪速センサーリング取り付け構造 |
-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015037106A patent/JP6329500B2/ja active Active
-
2016
- 2016-02-22 IT ITUB2016A000950A patent/ITUB20160950A1/it unknown
- 2016-02-23 BR BR102016003826-0A patent/BR102016003826B1/pt active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR102016003826B1 (pt) | 2023-01-24 |
BR102016003826A2 (pt) | 2016-10-18 |
JP2016159649A (ja) | 2016-09-05 |
ITUB20160950A1 (it) | 2017-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5783994B2 (ja) | 車輪速センサーリング取り付け構造 | |
JP5969179B2 (ja) | 車輪速センサの取付構造 | |
JP6358767B2 (ja) | 車輪速検出装置、及び、被検出リング | |
JP5654920B2 (ja) | 鞍乗り型車両のホイールアセンブリ構造 | |
JP4819455B2 (ja) | 車両の回転検出装置およびこれを備えた自動二輪車 | |
JP6080240B2 (ja) | 車両における車輪速センサの保護構造 | |
JP6683027B2 (ja) | ブレーキディスクとスピードセンサーリングの取付構造 | |
EP2930032B1 (en) | Saddle riding type vehicle | |
JP6329500B2 (ja) | 自動二輪車 | |
EP3220152B1 (en) | Wheel speed detecting device | |
EP3323684B1 (en) | Pulser ring mounting structure | |
JP6364664B2 (ja) | 鞍乗型車両のセンサ取付構造 | |
EP2927021B1 (en) | Wheel support mechanism | |
JP2014136542A (ja) | 自動二輪車 | |
JP2012141184A (ja) | パルサーリングおよび鞍乗り型車両 | |
JP6043336B2 (ja) | ホイール及び自動二輪車 | |
WO2023139986A1 (ja) | ブレーキディスク | |
JP6966985B2 (ja) | 車輪カバー構造 | |
JP6002080B2 (ja) | 車輪速検出機構 | |
JP6290682B2 (ja) | 車両の速度検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171003 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180420 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6329500 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |