JP5345259B1 - 車両の車速検出装置および自転車 - Google Patents
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Abstract
中心部にハブ17を有する車輪と共に回転自在で且つ磁気発生体30を備えた保持部材31と、磁気発生体30の磁気を検出する検出体32とを有し、検出体32が車体2側に固定される車両の車速検出装置であって、保持部材31は取付手段34によってハブ17の鍔23に取り付けられている。
Description
本発明は、例えば自転車等の車速を検出する車速検出装置、および、車速検出装置を備えた自転車に関する。
従来、自転車等の車速を検出する車速検出装置としては、前車輪と共に回転する複数の磁石の磁気を検出し、これに基づいて走行速度を求める方式のものがある。これら複数の磁石は保持部材に設けられている。保持部材は、前車輪の車軸の軸心方向において、前車輪のスポークの外側に取り付けられている。また、磁石の磁気を検出する磁気検出装置が前ホークに固定されている。
保持部材は固定ブラケットとボルトとによりスポークに取り付けられている。固定ブラケットは、車軸の軸心方向においてスポークの内側に配置され、ボルトによって保持部材に連結されている。これにより、複数本のスポークが保持部材と固定ブラケットとの間に挟持され、保持部材が複数本のスポークに固定される。
尚、上記のように複数本のスポークを保持部材と固定ブラケットとの間に挟持する取付構造を有する車速検出装置については、例えば下記特許文献1に記載されている。
また、別の取付構造として、以下のようなものがある。
また、別の取付構造として、以下のようなものがある。
複数の磁石が保持部材に設けられ、保持部材は、前車輪の車軸の軸心方向において、前車輪のスポークの外側に取り付けられている。保持部材は、円環状のハブ嵌合部品と、ハブ嵌合部品の径方向外側に設けられた円環状の磁石エンコーダーとに2分割されている。磁石エンコーダーは帯状の結束タイによってスポークに締結されており、ハブ嵌合部品は磁石エンコーダーとスポークおよびハブフランジ部とによって挟持されている。
尚、上記のように結束タイによって磁石エンコーダーをスポークに締結する取付構造を有する車速検出装置については、例えば下記特許文献2に記載されている。
しかしながら上記各々の従来形式の車速検出装置では、保持部材を前車輪のスポークに取り付けているため、万一、自転車が転倒したり或は前車輪が障害物等に衝突してスポークが曲ったり又は折れた場合、保持部材とスポークとの取付部分に過大な力が生じて取付部分が損傷し、保持部材の一部がスポークから離脱し、保持部材の前車輪への取付けが不完全になるといった問題がある。このような場合、前車輪の回転時に保持部材が異常に振動し、車速の検出精度が低下する虞がある。
また、上記特許文献1に記載された複数本のスポークを保持部材と固定ブラケットとの間に挟持する取付構造を有する車速検出装置では、保持部材を取り付けるために、固定ブラケットとボルトといった2種類の取付用の部品が必要であり、保持部材以外の部品の種類が増えるといった問題や、保持部材の取り付けに手間を要するといった問題がある。
また、保持部材をスポークの外側に配置しているのに対し、固定ブラケットとボルトとをスポークの内側に配置しているため、保持部材とは反対側から固定ブラケットとボルトとを取り付けることになり、固定ブラケットとボルトの取り付けに手間を要するといった問題がある。
また、上記特許文献2に記載された結束タイを用いて磁石エンコーダーをスポークに締結する取付構造を有する車速検出装置では、結束タイの一端部を、外側から磁石エンコーダーの貫通孔に挿入してスポークに巻き付け、内側から磁石エンコーダーの隣の貫通孔に挿入して外側に引き出し、結束タイのヘッドに挿通している。このため、磁石エンコーダーをスポークに取り付けるのに手間を要するといった問題がある。
本発明は、保持部材の取り付けが容易であり、保持部材を取り付けるための取付用部品の種類を減らすことが可能であり、万一、車輪のスポークが曲ったり折れたりしても、保持部材が車輪から不用意に外れてしまうのを防止することができる車両の車速検出装置および自転車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、中心部にハブを有する車輪と共に回転自在で且つ磁気発生体を備えた保持部材と、磁気発生体の磁気を検出する検出体とを有し、
検出体が車体側に固定される車両の車速検出装置であって、
保持部材は取付手段によってハブの鍔に取り付けられており、
保持部材に、車軸の軸心方向における両側に開口する第1開口部が形成され、
取付手段は当接部と離脱防止部材とを有し、
当接部は、保持部材に設けられ、且つ、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の外側に当接し、
離脱防止部材は、第1係合部を有し、且つ、保持部材に着脱自在に設けられ、
第1係合部は、第1開口部に挿入されて、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の内側に係合
するものである。
検出体が車体側に固定される車両の車速検出装置であって、
保持部材は取付手段によってハブの鍔に取り付けられており、
保持部材に、車軸の軸心方向における両側に開口する第1開口部が形成され、
取付手段は当接部と離脱防止部材とを有し、
当接部は、保持部材に設けられ、且つ、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の外側に当接し、
離脱防止部材は、第1係合部を有し、且つ、保持部材に着脱自在に設けられ、
第1係合部は、第1開口部に挿入されて、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の内側に係合
するものである。
これによると、保持部材は、車輪のスポークではなく、ハブの鍔に取り付けられているため、万一、スポークが曲ったり折れたりしても、保持部材がハブの鍔から離脱することはない。従って、保持部材が車輪から不用意に外れてしまうのを防止することができる。
また、保持部材の当接部をハブの鍔の外側に当接させ、離脱防止部材を保持部材に装着する。この際、離脱防止部材の第1係合部を第1開口部に挿入してハブの鍔の内側に係合させることにより、保持部材がハブの鍔から車軸の軸心方向における外側へ離脱するのを防止することができる。さらに、保持部材の当接部がハブの鍔の外側に当接しているため、保持部材がハブの鍔から車軸の軸心方向における内側へ離脱するのを防止することができる。
これにより、保持部材とは別の部材として、1種類の離脱防止部材を用いて、保持部材をハブの鍔に取り付けることができるため、取付用部品の種類を減らすことができ、保持部材を容易に取り付けることができる。
これにより、保持部材とは別の部材として、1種類の離脱防止部材を用いて、保持部材をハブの鍔に取り付けることができるため、取付用部品の種類を減らすことができ、保持部材を容易に取り付けることができる。
本第2発明における車両の車速検出装置は、離脱防止部材は第2係合部を有し、
保持部材に、第2係合部と係合する被係合部と、車軸の軸心方向における両側に開口する第2開口部とが設けられ、
第2係合部は、第2開口部に挿入され、車軸の軸心方向の内側から外側において、被係合部に係合するものである。
保持部材に、第2係合部と係合する被係合部と、車軸の軸心方向における両側に開口する第2開口部とが設けられ、
第2係合部は、第2開口部に挿入され、車軸の軸心方向の内側から外側において、被係合部に係合するものである。
これによると、離脱防止部材の第1係合部を第1開口部に挿入してハブの鍔の内側に係合させ、第2係合部を第2開口部に挿入して被係合部に係合させることにより、離脱防止部材を保持部材に容易に装着して、保持部材をハブの鍔に容易に取り付けることができる。
本第3発明における車両の車速検出装置は、第1係合部の第1開口部への挿入方向と第2係合部の第2開口部への挿入方向とは、それぞれ、車軸の軸心方向における外側から内側の方向であるものである。
これによると、車軸の軸心方向における外側から離脱防止部材の第1係合部を第1開口部に挿入すると共に第2係合部を第2開口部に挿入することにより、車輪に対して保持部材と同じ側(すなわち外側)から離脱防止部材を保持部材に装着することができるため、離脱防止部材の装着が容易に行える。
本第4発明における車両の車速検出装置は、被係合部は第2開口部に形成されているものである。
これによると、離脱防止部材の第1係合部を第1開口部に挿入してハブの鍔の内側に係合させ、第2係合部を第2開口部に挿入して被係合部に係合させることにより、離脱防止部材を保持部材に容易に装着することができる。
これによると、離脱防止部材の第1係合部を第1開口部に挿入してハブの鍔の内側に係合させ、第2係合部を第2開口部に挿入して被係合部に係合させることにより、離脱防止部材を保持部材に容易に装着することができる。
本第5発明における車両の車速検出装置は、第2係合部は、ハブの鍔の径方向において拡縮自在であり、径方向において圧縮された状態で第2開口部へ挿入されて被係合部に係合するものである。
これによると、第2係合部が確実に被係合部に係合するため、第2係合部が第2開口部から車軸の軸心方向の外側へ不用意に脱抜されるのを防止することができる。
本第6発明における車両の車速検出装置は、取付手段は複数の保持爪を有し、
これら保持爪は、保持部材に設けられ、且つ、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の内側から鍔の外周縁に係合するものである。
これによると、複数の保持爪がハブの鍔の内側から鍔の外周縁に係合することにより、保持部材がより強固に鍔に取付けられ、保持部材が鍔から車軸の軸心方向における外側へ離脱するのを、より確実に、防止することができる。また、複数の保持爪により保持部材が心出し(センタリング)されるため、保持部材の軸心を車軸の軸心に合わせることができる。
これら保持爪は、保持部材に設けられ、且つ、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の内側から鍔の外周縁に係合するものである。
これによると、複数の保持爪がハブの鍔の内側から鍔の外周縁に係合することにより、保持部材がより強固に鍔に取付けられ、保持部材が鍔から車軸の軸心方向における外側へ離脱するのを、より確実に、防止することができる。また、複数の保持爪により保持部材が心出し(センタリング)されるため、保持部材の軸心を車軸の軸心に合わせることができる。
本第7発明は、上記第1発明から第6発明のいずれか1項に記載の車速検出装置が設けられていることを特徴とする自転車である。
これによると、自転車を走行させている際、車輪と共に保持部材の磁気発生体が回転し、検出体が磁気発生体の磁気を検出することにより、自転車の走行速度が検出される。
これによると、自転車を走行させている際、車輪と共に保持部材の磁気発生体が回転し、検出体が磁気発生体の磁気を検出することにより、自転車の走行速度が検出される。
以上のように本発明によると、保持部材の取り付けが容易であり、保持部材を取り付けるための取付用部品の種類を減らすことが可能である。また、万一、車輪のスポークが曲ったり折れたりしても、保持部材が車輪から不用意に外れてしまうのを防止することができる。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は車両の一例である電動自転車であり、電動自転車1は、車体2と、前車輪3と、後車輪4と、ペダル5の踏力を後車輪4に伝達するチェン6と、チェン6に補助駆動力を付与する電動式の補助駆動装置7と、車速検出装置8等を有している。
車体2は、フレーム体10と、フレーム体10の前部に設けられた前ホーク11とを有している。前ホーク11は、左右一対のホーク足12と、ホーク足12の下端部に設けられたホーク爪13(図2参照)とを有している。尚、ホーク爪13は、下部が開放されたスリット部(図示省略)を有している。また、フレーム体10は、ダウンパイプ10aと、立パイプ10bと、バックホーク10cと、チェーンステー10d等を有している。
前車輪3は、タイヤ15と、タイヤ15の内周に設けられたリム16と、中心部に設けられたハブ17と、車軸18と、ハブ17とリム16との間に放射状に設けられた複数のスポーク19とを有している。図5に示すように、ハブ17は、円筒部21と、円筒部21の両端に設けられた軸受ハウジング部22と、軸受ハウジング部22の外周に形成された左右一対の鍔23と、軸受ハウジング部22内に収納された複数の球体24と、球体24を軸受ハウジング部22内に押し付ける玉押し25と、玉押し25を車軸18の軸心方向Aにおける内側D1に向けて締め付けるロックナット26とを有している。
車軸18は円筒部21内に挿入され、玉押し25とロックナット26とは車軸18に螺合され、球体24は軸受ハウジング部22と玉押し25との間に挟まれている。図3に示すように、鍔23には複数の係止孔27が形成され、スポーク19の内端部が係止孔27に係止している。
車軸18の両端部はホーク爪13のスリット部に差し込まれ、車軸18の両端部に螺合されたナット28によって、車軸18がホーク爪13に連結され、これにより、前車輪3が前ホーク11に取り付けられる。
車速検出装置8は、複数の磁石30(磁気発生体の一例)を備え且つ前車輪3と共に回転自在な保持部材31と、磁石30の磁気を検出する検出体32とを有している。
図5に示すように、保持部材31は、取付手段34によって、ハブ17の左右いずれか片方の鍔23に取り付けられている。取付手段34は、以下に説明する複数の当接部36と複数の保持爪42と複数の離脱防止部材43とを有している。
図5〜図7に示すように、保持部材31は、中央部に円形状の軸挿通口37を有する樹脂製の円盤状の部材であり、軸挿通口37の周囲に、重複部35と四角形状の複数の第1および第2開口部38,39とを有している。これら軸挿通口37と第1および第2開口部38,39とはそれぞれ上記軸心方向Aにおいて保持部材31の内外両側に開口している。また、磁石30は保持部材31の内部にインサートされている。複数の当接部36は、重複部35から突出して形成され、上記軸心方向Aにおける鍔23の外側面に当接する。尚、保持部材31を取り付けた状態では、重複部35は上記軸心方向Aにおいて外側D2から所定間隔をあけて鍔23に対向する。
各第1開口部38の径方向内端部は軸挿通口37に連通している。また、各第2開口部39はそれぞれ径方向において第1開口部38の外側に形成され、第1開口部38と第2開口部39とは半径方向の同一直線上に位置している。
各第2開口部39の内部には被係合部40が形成されている。被係合部40は、第2開口部39内の径方向外側の面に形成された段差部であり、径方向内向きに突出している。
複数の保持爪42は、樹脂製であり、保持部材31に一体に設けられて軸挿通口37の周囲に配置され、上記軸心方向Aにおける鍔23の内側D1から鍔23の外周縁に係合可能である。尚、各保持爪42は、円周方向において、各第1開口部38間に位置している。
図4,図5に示すように、車軸18が保持部材31の軸挿通口37に挿通された状態で、保持爪42がいずれか片方の鍔23の外周縁に係合することにより、保持部材31が鍔23に取り付けられる。また、複数の離脱防止部材43は、保持部材31が鍔23から不用意に離脱することを防止する部材であり、保持部材31に着脱自在に設けられている。図8,図9に示すように、各離脱防止部材43は、金属製のチャンネル形状の部材であり、一端部に第1係合部44を有し、他端部に第2係合部45を有し、第1係合部44と第2係合部45との間に平板状の当板部46を有している。
離脱防止部材43の第1係合部44は保持部材31の第1開口部38に挿入される。尚、第1係合部44は、L形状に形成されており、その先端部に、鍔23の外周縁部の上記軸心方向Aにおける内側面に係合可能な第1係合片44aを有している。
また、離脱防止部材43の第2係合部45は保持部材31の第2開口部39に挿入される。尚、第2係合部45は、V形状に形成されており、その先端部に、上記軸心方向Aの内側D1から外側D2において被係合部40に係合可能な第2係合片45aを有している。第2係合部45は、径方向Cにおいて拡縮自在であり、径方向Cにおいて圧縮された状態で第2開口部39へ挿入されて被係合部40に係合する。
第1係合部44の第1開口部38への挿入方向Bと第2係合部45の第2開口部39への挿入方向Bとは、それぞれ、上記軸心方向Aにおける外側D2から内側D1の方向である。
図2,図3,図5に示すように、検出体32は、磁気を検出するリードスイッチ等の検出素子を有しており、固定部材33を介して前ホーク11(車体の一例)に固定されている。すなわち、検出体32は固定部材33に取付けられており、固定部材33には取付用孔47が形成され、車軸18の一端部が取付用孔47に挿通されている。固定部材33は、一方のホーク爪13とナット28との間に挟まれることで、一方のホーク足12に連結固定されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
以下、上記構成における作用を説明する。
前車輪3を前ホーク11から取り外した状態で、以下のようにして車速検出装置8を取り付ける。先ず、図9に示すように、磁石30が取り付けられた保持部材31の軸挿通口37に車軸18を挿通し、保持部材31の当接部36をハブ17の鍔23の外側面に当接させ、複数の保持爪42をハブ17の鍔23の内側D1から鍔23の外周縁に係合する。
次に、図10に示すように、離脱防止部材43の当板部46を車軸18の軸心18aに平行にし、図11に示すように、離脱防止部材43の第1係合部44を外側D2から保持部材31の第1開口部38に挿入し、その後、図12に示すように、第1係合部44を中心に離脱防止部材43の向きを90°倒して、当板部46を車軸18の軸心18aに直交させ、第2係合部45を外側D2から保持部材31の第2開口部39に挿入する。これにより、図9に示すように、第1係合部44の第1係合片44aが鍔23の外周縁部の内側面に係合するとともに、第2係合部45が径方向Cに圧縮されて、第2係合片45aが挿入方向Bにおいて被係合部40を通過し、その直後、第2係合部45が径方向Cに拡張されて、第2係合片45aが内側D1から被係合部40に係合する。
このように、前車輪3に対して保持部材31と同じ側(すなわち外側D2)から離脱防止部材43を保持部材31に装着することができるため、離脱防止部材43の装着が容易に行える。これにより、保持部材31を容易にハブ17の鍔23に取り付けることができる。
離脱防止部材43を保持部材31に装着した状態で、第1係合部44の第1係合片44aが鍔23の外周縁部の内側面に係合しているため、保持部材31がハブ17の鍔23から軸心方向Aにおける外側D2へ離脱するのを防止することができる。
さらに、複数の保持爪42が鍔23の外周縁に内側D1から係合しているため、保持部材31がより強固に鍔23に取付けられ、保持部材31が鍔23から軸心方向Aにおける外側D2へ離脱するのを、より確実に、防止することができる。また、複数の保持爪42により保持部材31が心出し(センタリング)されるため、保持部材31の軸心を車軸18の軸心18aに合わせることができる。
また、保持部材31の当接部36がハブ17の鍔23の外側面に当接しているため、保持部材31が鍔23から軸心方向Aにおける内側D1へ離脱するのを防止することができる。
また、第2係合部45は径方向Cにおいて圧縮された状態で被係合部40に係合しているため、第2係合部45が第2開口部39から軸心方向Aにおける外側D2へ不用意に脱抜されるのを防止することができる。
上記のように、保持部材31とは別の部材として、1種類の離脱防止部材43を用いて、保持部材31を前車輪3に取り付けることができるため、保持部材31を取り付けるための取付用部品の種類を減らすことができる。
その後、図5に示すように、検出体32を固定部材33に取付け、車軸18の両端部を両ホーク爪13のスリット部に差し込み、車軸18の一端部を固定部材33の取付用孔47に挿通し、ナット28を車軸18の両端部に螺合して締め込む。これにより、図2,図3に示すように、前車輪3がホーク爪13に連結されて前ホーク11に取り付けられるとともに、固定部材33が一方のホーク爪13とナット28との間に挟まれるため、検出体32が固定部材33を介して一方のホーク足12に固定され、車速検出装置8が電動自転車1に取り付けられる。
電動自転車1を走行させている際、前車輪3と共に保持部材31の各磁石30が回転し、検出体32が傍を通過する磁石30の磁気を検出することにより、電動自転車1の走行速度が検出される。
また、保持部材31は、前車輪3のスポーク19ではなく、ハブ17の鍔23に取り付けられているため、万一、スポーク19が曲ったり折れたりしても、保持部材31が鍔23から離脱することはない。従って、保持部材31が前車輪3から不用意に外れてしまうのを防止することができる。
(第2の実施の形態)
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、図9に示すように、離脱防止部材43の第1係合部44をL形状にし、第2係合部45をV形状にしているが、これらの形状に限定されるものではなく、例えば、離脱防止部材43の第1係合部44の形状と第2係合部45の形状とを、上記第1の実施の形態とは逆になるように入れ替えてもよい。すなわち、第2の実施の形態として、図13に示すように、離脱防止部材43の第1係合部44の形状をV形状にし、第2係合部45の形状をL形状にしてもよい。
これによると、第1係合部44の第1係合片44aが鍔23の外周縁部の内側面に係合するとともに、第2係合部45の第2係合片45aが被係合部40に係合し、離脱防止部材43が保持部材31に装着される。
上記第1および第2の実施の形態では、図10〜図12に示すように、離脱防止部材43は、軸心方向Aにおける外側D2から保持部材31に取付け可能であるが、反対側すなわち内側D1から保持部材31に取付け可能にしてもよい。
上記第1および第2の実施の形態では、図2に示すように、固定部材33を用いて、検出体32を前ホーク11に取り付けているが、固定部材33を用いないで、検出体32を、直接、前ホーク11に取り付けてもよい。また、固定部材33を前ホーク11に一体に形成してもよい。
上記第1および第2の実施の形態では、図1に示すように、保持部材31が前車輪3に設けられ、検出体32を備えた固定部材33が前ホーク11に設けられ、前車輪3の回転速度から電動自転車1の走行速度を求めているが、保持部材31が後車輪4に設けられ、検出体32を備えた固定部材33がバックホーク10cに設けられ、後車輪4の回転速度から電動自転車1の走行速度を求めてもよい。
上記第1および第2の実施の形態では、車両の一例として電動自転車1を挙げたが、電動自転車1に限定されるものではなく、例えば電動式の補助駆動装置7を備えていない一般的な自転車や或は自動二輪車等に適用することもできる。
Claims (7)
- 中心部にハブを有する車輪と共に回転自在で且つ磁気発生体を備えた保持部材と、磁気発生体の磁気を検出する検出体とを有し、
検出体が車体側に固定される車両の車速検出装置であって、
保持部材は取付手段によってハブの鍔に取り付けられており、
保持部材に、車軸の軸心方向における両側に開口する第1開口部が形成され、
取付手段は当接部と離脱防止部材とを有し、
当接部は、保持部材に設けられ、且つ、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の外側に当接し、
離脱防止部材は、第1係合部を有し、且つ、保持部材に着脱自在に設けられ、
第1係合部は、第1開口部に挿入されて、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の内側に係合
することを特徴とする車両の車速検出装置。 - 離脱防止部材は第2係合部を有し、
保持部材に、第2係合部と係合する被係合部と、車軸の軸心方向における両側に開口する第2開口部とが設けられ、
第2係合部は、第2開口部に挿入され、車軸の軸心方向の内側から外側において、被係合部に係合することを特徴とする請求項1記載の車両の車速検出装置。 - 第1係合部の第1開口部への挿入方向と第2係合部の第2開口部への挿入方向とは、それぞれ、車軸の軸心方向における外側から内側の方向であることを特徴とする請求項2記載の車両の車速検出装置。
- 被係合部は第2開口部に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両の車速検出装置。
- 第2係合部は、ハブの鍔の径方向において拡縮自在であり、径方向において圧縮された状態で第2開口部へ挿入されて被係合部に係合することを特徴とする請求項4記載の車両の車速検出装置。
- 取付手段は複数の保持爪を有し、
これら保持爪は、保持部材に設けられ、且つ、車軸の軸心方向におけるハブの鍔の内側から鍔の外周縁に係合することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両の車速検出装置。 - 上記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車速検出装置が設けられていることを特徴とする自転車。
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