JP6868850B2 - 車両の速度検出装置および車両 - Google Patents

車両の速度検出装置および車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6868850B2
JP6868850B2 JP2016144217A JP2016144217A JP6868850B2 JP 6868850 B2 JP6868850 B2 JP 6868850B2 JP 2016144217 A JP2016144217 A JP 2016144217A JP 2016144217 A JP2016144217 A JP 2016144217A JP 6868850 B2 JP6868850 B2 JP 6868850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective cover
magnetic
vehicle
hub
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016144217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018013443A (ja
Inventor
菅 祐司
祐司 菅
章弘 谷脇
章弘 谷脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016144217A priority Critical patent/JP6868850B2/ja
Publication of JP2018013443A publication Critical patent/JP2018013443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6868850B2 publication Critical patent/JP6868850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両の速度検出装置およびこれを備える車両に関する。
従来の車両の速度検出装置として、複数の磁石を保持する磁気発生部が前輪とともに回転するようにし、これら磁石の磁気信号を磁気検出部で検出して、その磁気信号に基づいて走行速度を求める方式が多く取られてきた。
その中で、速度検出装置を後から車体に取り付ける、後付けの装着を容易にするため、磁気発生部を前輪のハブに取り付ける構造が検討されてきた(例えば特許文献1、2参照)。
特開2013−152235号公報 特開2015−47888号公報
ところで、近年、需要者の要求が多様化し、車両の形態も自由に富むようになり、電動自転車等でも種々のサイズの車輪を搭載するようになってきた。
しかし、車輪のサイズが多様化すると、特許文献1や2に開示された構造の車両では、駐輪時に不具合を生じるおそれがあることがわかってきた。
一般に、駐輪場に設置される車輪止めの高さが一定であるため、車輪のサイズによっては、ハブが設けられた位置まで車輪止めがかかるようになる。その場合、速度検出装置が車輪止めに当たり、脱落、破損するおそれがあった。また、上記の場合でなくても、外力を直接受ける場合は、速度検出装置の破損や故障等のおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車輪止めが当たったり外力が加わったりしても、速度検出装置の脱落や破損等を防止することにある。
上記課題を解決するため、本発明の車両の速度検出装置は、ハブに取り付けた磁気発生部と、磁気検出部と、を保護カバーで覆うようにし、それとともに、保護カバーを磁気検出部の取り付け部材として兼用するようにした。
具体的には、第1の発明の車両の速度検出装置は、ホークを有する車体に、ハブを有する車輪が回転可能に支持された車両の速度検出装置であって、前記車輪とともに回転するように前記ハブに取り付けられ、磁気を発生する磁気発生部と、前記磁気発生部からの磁気を検出する磁気検出部と、前記磁気発生部と前記磁気検出部とを保護する保護カバーと、を備え、前記保護カバーは、前記磁気発生部を覆うように前記磁気発生部と離間して車体に固定されており、前記磁気検出部は、前記車両の車幅方向であって、前記ホークの外側で前記車体に固定されており、前記保護カバーにおける前記磁気発生部と対向する対向面に前記磁気検出部が取り付けられていることを特徴とする。
本構成によれば、外力等による機械的ダメージを抑制し、速度検出装置の破損や故障を防止し、精度良く安定した車速の検出が行えるとともに信頼性を向上できる。また、磁気検出部の車体への固定を容易に解除でき、速度検出装置のメンテナンスが簡単になる。
第2の発明は、第1の発明において、前記磁気検出部は前記保護カバーに取り付けられていることを特徴とする。
0102
本構成によれば、保護カバーと磁気検出部の取り付け部とを共用でき、部品点数の削減が図れる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記ハブは鍔部を有しており、前記磁気発生部は前記鍔部に取り付けられていることを特徴とする。
の発明は、第1ないし第3の発明のいずれかにおいて、前記保護カバーは、前記車体に係止するためのカバー係止爪を有していることを特徴とする。
の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかにおいて、前記磁気発生部は、磁石と、前記磁石を保持する磁石保持部材と、を有し、前記磁気検出部は、磁気検出体と、前記磁気検出体を保持するケースと、を有することを特徴とする。
の発明は、第の発明において、前記磁石保持部材は、円環部と、前記円環部の外周部に周方向に互いに離間して配設され、前記円環部の中心線に沿った方向に延びる複数の係止爪とを有しており、前記係止爪が前記ハブの鍔部に係止されるとともに、前記円環部と前記鍔部とが接して、前記磁石保持部材が前記鍔部に固定される。
本構成によれば、簡便な構成で磁気発生部をハブに取り付けることが可能となる。
の発明は、第の発明において、前記磁気発生部は、前記磁石保持部材に回転一体に連結された保持板をさらに有し、前記磁石保持部材は、円環部と、前記円環部の外周部に周方向に互いに離間して配設され、前記円環部の中心線に沿った方向に延びる複数の係止爪とを有しており、前記保持板は、周方向の一部に切り欠き部を有する円環形状であり、前記保持板に前記保持板を貫通する複数の係止穴が周方向に互いに離間して配置されており、前記係止穴に前記係止爪が挿通された状態で、前記保持板に前記磁石保持部材が一体的に係止されていることを特徴とする。
本構成によれば、磁石保持部材の係止爪が保持板の係止穴に係止することにより、簡便な構成で両者を連結できる。また、磁石保持部材及び保持板がともに円環形状であるため、車軸やハブの円筒部に通しやすく、後付けでの取り付けが容易となる。
の発明は、第の発明において、さらに、前記保持板の内周部には、保持板の中心線に沿った方向に延びる複数の挟持部が周方向に互いに離間して配設されており、前記円環部と前記挟持部とで、前記ハブの鍔部が挟み込まれることで、前記ハブに前記磁気発生部が取り付けられていることを特徴とする。
本構成によれば、簡便な構成で、ハブに磁石保持部材及び保持板を確実に取り付けられる。
の発明は、第ないし第の発明のいずれかにおいて、前記磁石は、前記円環部における前記ハブと対向する面に、前記円環部の円周方向に沿って配置されていることを特徴とする。
10の発明は、第ないし第の発明のいずれかにおいて、前記保護カバーは、前記ケースが取付支持される取付部をさらに有し、前記ケースは、前記保護カバーの取付部を収容するカバー収容部をさらに有し、前記取付部が前記カバー収容部に収容された状態で、前記保護カバーと前記ケースとが連結されていることを特徴とする。
本構成によれば、簡便な構成で保護カバーとケースとの連結を行うことができる。また、取付部の動きがカバー収容部によって規制されるため、両者の位置決めを確実に行うことができ、車速の検出精度が安定する。
11の発明は、第ないし第10の発明のいずれかにおいて、前記保護カバーの主面には、前記主面を貫通する第2の開口が設けられており、前記ケースは突起部をさらに有し、前記第2の開口に前記突起部が嵌合されていることを特徴とする。
本構成によれば、開口と突起部との嵌合により、保護カバーとケースとの連結をより強固にでき、両者の位置決めをさらに確実に行える。
第1の発明は、第11の発明において、前記保護カバーの主面には、前記主面を貫通する第1の開口が設けられており、前記ハブに挿通された車軸に前記第1の開口が挿通された状態で、前記保護カバーと前記車体の一部とが前記車軸に対して取り付けられており、前記車体の一部が保護カバーの前記対向面に接するように取り付けられることにより、前記突起部が前記車体の一部に当接されていることを特徴とする。
本構成によれば、ケースの突起部が車体の一部に当接されることで、突起部が車軸の軸方向に移動するのを規制することができ、保護カバーとケースとの位置決め精度を向上できる。
第1の発明は、第ないし第1の発明のいずれかにおいて、前記磁石保持部材は樹脂材料からなる一方、前記磁石は、前記樹脂材料と磁性体材料とからなるプラスチック磁石であり、前記磁石保持部材に前記磁石が埋設されていることを特徴とする
本構成によれば、樹脂製の磁石保持部材と磁石とを一体成形でき、製造工程の簡略化および製造コストの低減が図れる。また、磁石保持部材内に磁石を埋め込むことにより、部材のサイズが低減でき、装置の小型化が図れる。また、磁石とハブとの直接の接触を防止できる。
第14の発明は、第1ないし第13の発明のいずれかにおいて、前記保護カバーの側面には、前記側面を貫通する第3の開口が設けられていることを特徴とする。
第1の発明は、第1ないし第1の発明のいずれかにおいて、前記保護カバーは前記磁気検出部と前記磁気検出部に接続された配線との境界部分をさらに覆っていることを特徴とする。
本構成によれば、磁気検出部と配線との境界部分の保護を確実に行うことができる。
第1の発明は、第1ないし第1の発明のいずれかにおいて、さらに、前記保護カバーは磁気を遮蔽する材料からなることを特徴とする。
本構成によれば、磁気検出体に加わる磁気的な外乱を保護カバーで遮蔽でき、車速の検出動作及び精度が安定する。
第1の発明の車両は、前車輪と後車輪とを少なくとも有する車両であって、上記第1ないし1の発明のいずれか一つの速度検出装置を備え、前記速度検出装置は、前記前輪または前記後輪の少なくともいずれか一つに取り付けられていることを特徴とする。
本構成によれば、速度検出装置を保護カバーで覆うことにより、外力が加わった際に速度検出装置が破損等することなく、精度良く安定した車速の検出が行える。
第1の発明は、第1の発明において、前記保護カバーと、前記車体の一部とは、前記車軸に対して取付けられており、かつ車軸ナットが前記車軸に螺合することにより、前記保護カバーと、前記車軸と、前記ハブが取り付けられた前記前車輪または前記後車輪とは、前記車体に固定されていることを特徴とする。
本構成によれば、車軸ナットを車軸に締め込み、あるいは緩めることで、保護カバーとハブが取付けられた車輪とを同時に車体から着脱でき、車両のメンテナンスが容易になる。
第1の発明は、第1または1の発明において、前記車体はカバー係止穴を有し、前記ハブに挿通された車軸に対して、前記車体と、前記保護カバーとが取り付けられており、前記車体の前記カバー係止穴に前記保護カバーのカバー係止爪が挿通された状態で、前記車体に前記保護カバーが係止されていることを特徴とする。
本構成によれば、保護カバーとホークとを連結でき、車輪の脱落を防止できる。
上記構成によれば、外力等による速度検出装置の破損や脱落を防止し、安定した速度検出を行うことができる。
本発明の実施形態に係る電動自転車の側面図である。 本発明の実施形態に係る前車輪の構造説明図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は斜視図である。 本発明の実施形態に係る速度検出装置の各パーツの取り付け状態を示す図であり、図3(a)は、ハブの鍔部に磁石保持部材と保持板とが取り付けられる途中の状態を示す図であり、図3(b)は、鍔部に磁石保持部材と保持板とが取り付けられた状態を示す図であり、図3(c)は、車軸に保護カバーが取り付けられる途中の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る前車輪のハブの拡大断面図であり、図4(a)は保持板を設けた場合の断面図、図4(b)は保持板を設けない場合の断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気発生部と磁気検出部との配置説明図である。 本発明の実施形態に係る磁石保持部材の構造説明図であり、図6(a)は断面図、図6(b)は斜視図、図6(c)は本実施形態に係る別の磁石保持部材の斜視図である。 本発明の実施形態における保持板の構造を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る磁気検出部の構造を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る保護カバーの構造を説明する斜視図である。 本発明の実施形態に係る磁気検出部と保護カバーとの取り付け状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る磁気検出部と保護カバーと前ホークの取り付け状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
(電動自転車の構造)
図1〜図11は本発明を電動自転車に適用した実施形態であり、図1は、本実施形態に係る電動自転車の側面図である。
電動自転車1は、車体2と、前車輪3と、後車輪4と、ペダル5の踏力を後車輪4に伝達するチェーン6と、チェーン6に補助駆動力を伝達する電動式の補助駆動装置7と、速度検出装置8と、速度検出装置8によって検出された車速に応じて補助駆動装置7を制御する制御装置9等を有する。
車体2は、フレーム体10と、フレーム体10の前部に連結された前ホーク11とを有している。前ホーク11は、二股状に分かれた左右一対のホーク足12を有し、各ホーク足12の下端部(先端部)には扁平形状のホーク爪13が形成され、このホーク爪13は切欠状のスリット部13aを有している。また、フレーム体10は、後下がりに傾斜するダウンパイプ10aと、ダウンパイプ10aの後端部に接続された立パイプ10bと、立パイプ10bの上端部に接続され、後下がりに傾斜するバックホーク10cと、チェーンステー10dと等を有している。
(前車輪の構造)
図2は、本実施形態に係る前車輪の構造説明図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は斜視図である。
前車輪3は、タイヤ15と、タイヤ15が外嵌合されて取り付けられたリム16と、リム16の中心部に設けられたハブ17と、ハブ17を回転可能に支持する車軸18と、ハブ17とリム16との間に放射状に設けられて両者を連結する複数のスポーク19とを有している。図2(a)に示すように、速度検出装置8は、ハブ17の部分に取り付けられている。また、図2(b)に示すように、スポーク19の内端部はハブ17の鍔部17cに設けられたスポーク係止穴17dに係止されている。
(速度検出装置の概要)
図3は、本実施形態に係る速度検出装置の各パーツの取り付け状態を示す図であり、図3(a)は、ハブの鍔部に磁石保持部材と保持板とが取り付けられる途中の状態を示す図であり、図3(b)は、鍔部に磁石保持部材と保持板とが取り付けられた状態を示す図であり、図3(c)は、車軸に保護カバーが取り付けられる途中の状態を示す図である。
図4は、本実施形態に係る前車輪のハブの断面図であり、図4(a)は保持板を設けた場合の断面図、図4(b)は保持板を設けない場合の断面図である。なお、ハブ17の両端部のうち、速度検出装置8が取り付けられていない端部については、図示を省略している。
図5は、本実施形態に係る磁気発生部と磁気検出部との配置説明図である。
ハブ17は、円筒部17aと、円筒部17aの長さ方向両端に設けられた左右一対の軸受ハウジング部17bと、軸受ハウジング部17bの外周に形成された左右一対の鍔部17cとを有している。
図3(b)に示すように、ハブ17の円筒部17a内に車軸18が挿通されており、ロックナット21が車軸18に螺合されている。なお、ロックナット21は、ハブ17の両端部に設けられており、ロックナット21により両側からハブ17を締め付けることで、ハブ17が車軸18に軸方向に抜け止めされて支持される。
磁気発生部30は、磁石31(図示省略)と、磁石保持部材32と、保持板33とを有する。磁気発生部30の機能は後で述べる。
磁石保持部材32は中央に開口を有する円環部32aを有しており、開口に車軸18を端部より通して、磁石保持部材32が鍔部17cに回転一体に取り付けられる。保持板33は、周方向の一部に切り欠き部33aを有する円環形状(略C字形状)であり(図7参照)、切り欠き部33aがハブ17の円筒部17aに通され、保持板33が鍔部17cに取り付けられる。
また、磁石保持部材32の円環部32aの外周には、円環部32aの中心線に沿って延びる複数の係止爪32bが周方向に互いに一定の間隔で離間して形成されている。保持板33には、保持板33を貫通する複数の係止穴33bが周方向に互いに一定の間隔で離間して形成されている。
図3(b)及び図4(a)に示すように、係止爪32bが係止穴33bに係止されることにより、磁石保持部材32と保持板33とがハブ17の鍔部17cを挟み込むように連結され、このことで磁気発生部30がハブ17に回転一体に取り付けられる。
磁気発生部30がハブ17に取り付けられた状態で、図3(c)に示すように、ホーク爪13に車軸18が差し込まれ、その車軸18の端部が保護カバー50の第1の開口50aに通されて、保護カバー50が車体2に取り付けられるようになっている。保護カバー50の内面(磁石保持部材32と対向する面)には磁気検出部40(図示省略)が取り付けられており、磁気検出部40にはケーブル20が電気的に接続されている。
また、保護カバー50は、略半円板形状のもので、その円弧部の周縁部は一側(内面側)に壁状に折れ曲がっている。この保護カバー50において円弧部以外の周縁部の中間部には同様に一側(内面側)に延びるカバー係止爪50dが一体に設けられており、このカバー係止爪50dがホーク爪13に設けたカバー係止穴14に係止することで、前ホーク11と保護カバー50とが連結されている。
前車輪3の側部から見て、保護カバー50は、磁気発生部30の下方及び前方に渡って、全体の約3/4の領域と、磁気検出部40とケーブル20との境界部分と、を覆うように取り付けられており、主に下方からの外力及び前方からの外力に対して、磁気発生部30と磁気検出部40とを保護している。なお、この場合の「下」とは地面側を、「前方」とは車両の前方を指す。ハブ17は、円筒部17aと、円筒部17aの両端に回転一体に設けられたカップ状の軸受ハウジング部17bと、軸受ハウジング部17bの外周に一体に形成された円環状の鍔部17cと、この鍔部17cに厚さ方向に貫通形成され、スポーク19の内端部を係止するスポーク係止穴17dと、軸受ハウジング部17b内に収納された複数の球体17e(ベアリング球)と、球体17eを軸受ハウジング部17b内に押し付けて保持する玉押し17fと、玉押し17fを軸受ハウジング部17bの方向に向けて締め付けるロックナット21とを有している。
車軸18は円筒部17a内に挿入され、この車軸18に玉押し17fとロックナット21とが相対回転不能に螺合されて固定され、球体17eは軸受ハウジング部17bと玉押し17fとの間に挟まれており、車軸18に一体的に固定されている玉押し17f及びロックナット21が回転せず、この玉押し17fに対しハブ17が球体17eにより回転可能に支持されている。
磁石保持部材32の円環部32aの内面(ハブ17と対向する面)と、保持板33に設けられた挟持部33cとの間に鍔部17cが挟み込まれており、この状態で磁石保持部材32と保持板33とがハブ17に取り付けられている。
玉押し17fとロックナット21とが車軸18に螺合された状態で、車軸18にホーク爪13のスリット部13aが差し込まれ、そのホーク爪13の外側から保護カバー50が車軸18に取り付けられている。
保護カバー50と磁石保持部材32とは所定の間隔をあけて離間して対向するように配置されている。保護カバー50の内面(磁石保持部材32との対向面)には磁気検出部40が取り付けられており、磁気検出部40は磁気検出体41と、これを保持し、保護するためのケース42とを有している。
ホーク爪13と、保護カバー50とが、車軸18に取り付けられた後、車軸18に対して、車両1の車幅方向の外側からワッシャー23が取付けられる。次に、車軸18に螺合された車軸ナット22がワッシャー23を介してロックナット21に対して締め付けられ、ハブ17及び車軸18に対してホーク爪13及び保護カバー50が固定される。
このようにすることで、ホーク爪13を介して、前車輪3が車体2に取付けられるとともに、保護カバー50及びこれに取付けられた磁気検出部40も同時に車体2に取付けることができる。
また、取り外しの際には、車軸ナット22を緩めて外し、さらに、保護カバー50のカバー係止爪50dをホーク爪13のカバー係止穴14から外すことで、保護カバー50及び磁気検出部40を容易に車両1から取り外すことができる。
なお、図示しない側に設けられた車軸ナット22もあわせて車軸18から外すことで、前車輪3を車体2から容易に取り外すことができる。
なお、図4(b)に示すように、保持板33を設けずに、磁石保持部材32のみをハブ17の鍔部17cに取り付けることもできる。
係止爪32bが鍔部17cの端部に係止されるとともに、磁石31の磁力によって、磁石保持部材32のハブ17に対向する面と鍔部17cとが接した状態で、磁石保持部材32はハブ17の鍔部17cに固定されている。
なお、係止爪32bが仮に外れたとしても、磁石保持部材32は、磁石31の磁力によって、鍔部17cに当接した状態を維持できるため、ハブ17及び車軸18からは脱落しない。
また、上記の状態において、強い力が外部から加えられた場合でも、ホーク爪13が、ハブ17に対して磁石保持部材32を押さえるように配置されているため、磁石保持部材32の脱落のおそれはない。
磁石31は、磁極の極性N、Sが交互に現れるよう、円環部32aの円周方向に沿って配置されている。
また、磁気検出部40において、磁気検出体41は、例えばリードセンサ等であり、ケース42に収容されて保持されている。
前車輪3が回転するとともにハブ17も車軸18上で回転し、同時に磁石保持部材32に保持された複数の磁石31も前車輪3とともに回転する。このとき、磁気検出部40は車体2のホーク爪13に固定した保護カバー50に固定されているため、磁気検出体41の近傍を磁石31が回転移動する。例えばリードセンサ等を用いる磁気検出体41は、近傍を通過する磁石31の極性N、Sが変化する毎にオンとオフとを繰り返す。磁石保持部材32に保持される磁石31の個数は予めわかっているため、オンオフ信号の発生回数をカウントすることにより、前車輪3の回転数が算出される。また、前車輪3の直径も予めわかっているため、回転数から自転車1の走行距離が算出され、車速が求められる。
なお、磁石31は1個でも複数でもよく、また、検出される磁極の数が1個でもよい。磁気検出体41が、磁石31を通過する前後の信号変化から前車輪3の回転数を求めることも可能である。
なお、本実施形態において、磁石31の数自体は1個であるが、分割着磁を行い、磁極の数を増やしている。磁極を増やすことで分解能を高め、高精度な制御を行うことができる。
(磁気発生部の構造)
図6は、本実施形態に係る磁石保持部材の構造説明図であり、図6(a)は断面図、図6(b)は斜視図であり、図6(c)は本実施形態に係る別の磁石保持部材の斜視図である。
なお、図6(a)、図6(b)に示す磁石保持部材の構造は、図4(a)に示す構造に対応しており、図6(c)に示す磁石保持部材の構造は、図4(b)に示す構造に対応している。
図6(a)に示すように、磁石31は磁石保持部材32に埋設されている。なお、本実施形態において、磁石31は、樹脂粉末と磁性体材料とを混合し、一体成形してなるプラスチック磁石が用いられている。
係止爪32bは、円環部32aに近い方に位置する幅広部32cと、幅広部32cと連続結し、幅広部32cよりも幅の狭い幅狭部32dとを有している。幅広部32cを設けることにより、幅狭部32dを補強し、係止爪32bの強度を増すことができる。幅狭部32dの先端は円環部32aの外周面よりも半径方向外側に突出する突起爪部32eが一体に形成されている。この係止爪32bが保持板33の係止穴33bに係止されることで、突起爪部32eが保持板33に引っかかって係止される。また、円環部32aには係止爪32bの変形しろを確保するための逃げ部32fが設けられている。
また、図6(c)に示す構造では、突起爪部32eが、図6(a)に示す構造に対して逆向きに設けられている。具体的には、突起爪部32eの先端が円環部32aの中心線の方向を向くように設けられている。この構造は図4(b)に示すハブ17の構造に対応しており、突起爪部32eをこのように設けることで、突起爪部32eが鍔部17cの端部に係止される。
図7は、本実施形態に係る保持板の構造説明図である。
保持板33は、周方向の一部に切り欠き部33aを有する円環形状(略C字形状)のものである。切り欠き部33aは、保持板33をハブ17の円筒部17aに通すために設けられており、切り欠き部33aの幅は、円筒部17aの外径よりも大きくなっている。このような切り欠き部33aを設けておくことで、保持板33の破損時には簡便に部品交換を行える。
なお、保持板33には、複数の係止穴33bが、保持板33の円周方向に所定の間隔をあけて離間して配置されている。さらに保持板33の内周部には保持板33の中心線方向に延びる複数の挟持部33cが、周方向に沿って所定の間隔をあけて離間して配置されている。それぞれの機能については上述のとおりである。
(磁気検出部の構造)
図8は、本発実施形態に係る磁気検出部の構造説明図である。
リードセンサ等の磁気検出体41が、ケース42のセンサ収容部42aに収容されて保持されている。
ケース42は、保護カバー50の一部(取付部50e)を収容するカバー収容部42bと、保護カバー50に設けられた第2の開口50bに嵌め込まれる突起部42cとをさらに有している。
カバー収容部42bには、ねじ止め用のU字状の切欠き42dが設けられている。また、保護カバー50とケース42とをねじ止め固定する際に、ねじ部の受けを確保するため、カバー収容部42bは、上から見て、ケース42の短手方向に余裕を持たせた空間としている。
また、磁気検出体41はケーブル20に電気的に接続されており、磁気検出体41で検出された電気信号が、ケーブル20を介して制御装置9に伝達される。
なお、ケース42を保護カバー50に取り付ける際は、ケース42の上面42eは、保護カバー50の内面に接するように取り付けられている。
(保護カバーの構造)
図9は、本実施形態に係る保護カバーの構造説明図である。
保護カバー50は、半円板形状の主面に貫通状の第1の開口50aと、第2の開口50bとを有し、壁状に折れ曲がった円弧状の周縁部(側面)に貫通状の第3の開口50cを有している。
第1の開口50aは、車軸18を通すために設けられている。
第2の開口50bは、上記のケース42の突起部42cを嵌め込むために設けられている。
第3の開口50cは、速度検出装置8を車体2に取り付けたときに、地面側を向くように配置される。すなわち、保護カバー50の内面への砂等の付着は、磁気検出体41の感度に悪影響を与えることがあることから、保護カバー50の内面に付着した砂やごみ等を第3の開口50cを通して外部に落として、それら砂やごみ等が保護カバー50に溜まるのを防止するようにしている。
また、上述のとおり、保護カバー50はカバー係止爪50dを有している。
さらに、保護カバー50は、ケース42に設けられたカバー収容部42bに差し込まれて、ケース42と保護カバー50とを取付支持するための取付部50eと、取付部50eの側面に設けられたねじ止め穴50fとを有している。
(磁気検出部と保護カバーとの取り付け状態)
図10は、本実施形態に係る磁気検出部と保護カバーとの取り付け状態を示す図である。図11は、本実施形態に係る磁気検出部と保護カバーと前ホークの取り付け状態を示す斜視図である。
図10に示すように、保護カバー50の取付部50eが、ケース42のカバー収容部42bに差し込まれ、ねじ止め用切欠き42dとねじ止め穴50fとに、連結部材であるねじ51が挿通され、ねじ止めを行って保護カバー50とケース42とが連結、固定されている。
また、ケース42の突起部42cが、保護カバー50の第2の開口50bに嵌め込まれている。
また、図4(b)及び図11に示すように、突起部42cは、第2の開口50bに嵌め込まれ、ホーク爪13が、保護カバー50の内面に接するように車軸18に取り付けられることで、ホーク爪13が突起部42cに当接して、突起部42cを押さえている。
以上のように、本実施形態によれば、速度検出装置8の磁気発生部30を保護する保護カバー50を設け、かつ保護カバー50の内面に磁気検出部40を取り付けることで、磁気発生部30及び磁気検出部40への機械的ダメージを抑制し、速度検出装置8の破損や故障を防止し、精度良く安定した車速の検出が行えるとともに信頼性を向上できる。また、保護カバー50を磁気検出部40の取り付け部と共用することで、部品点数の削減が図れる。
また、保護カバー50にカバー係止爪50dを設け、このカバー係止爪50dをホーク爪13に設けられたカバー係止穴14に係止することで、車軸ナット22の締め忘れや、外力や走行中の振動等による車軸ナット22に緩みが仮に起こったとしても、前ホーク11と保護カバー50とがカバー係止爪50dとカバー係止穴14との係止によって連結されているため、前ホーク11から車軸18が抜け落ちて、前車輪3が脱輪するのを防止できる。
また、保護カバー50により、ホークとの係止部材を別途使用する必要が無くなり、部品点数の削減が図れる。
本実施形態によれば、磁石保持部材32に設けられた係止爪32bと、鍔部17cの端部とを係止するとともに、磁石31の磁力を用いて、磁石保持部材32を鍔部17cに接触させることで、特別な部品を用いることなく、磁気発生部30をハブ17に固定できる。
また、保持板33に設けられた係止穴33bを用いて、これと係止爪32bとを係止することで、両者を確実に連結でき、磁気発生部30を安定してハブ17に固定することができる。また、磁石保持部材32や保持板33を円環形状とし、保護カバー50に車軸18を通すための開口を設けることで、これらを車軸18やハブ17の円筒部17aに通しやすく、速度検出装置8を後付けで取り付けることが可能となる。
また、円環部32aにおけるハブ17と対向する内面と、保持板33に設けられた挟持部33cとで、ハブ17を挟み込むことで、確実に磁気発生部30を固定できる。
本実施形態によれば、磁石保持部材32の構成材料が樹脂であるため、磁石保持部材32と磁石31とを一体成形でき、製造工程の簡略化、製造コストの低減が図れる。
なお、本実施形態において、磁石31はプラスチック磁石であったが、樹脂製の磁石保持部材と一体成形する場合の磁石の種類は特に限定されない。フェライト磁石やネオジニウム系磁石であってもよい。
また、磁石保持部材32の内部に磁石31を埋め込むことにより、部材のサイズが低減でき、装置の小型軽量化が図れる。
また、円環部32aの内面をハブ17の鍔部17cに接触させる際、磁石31が円環部32aの内面に露出していないので、鍔部17cと磁石31とがこすれあって傷つくおそれがない。
また、本実施形態によれば、保護カバー50とケース42との連結にあたって、ねじ止め等の連結部材を用いる固定に加えて、保護カバー50の開口とケース42の一部とを嵌合することにより、両者をより確実に連結できる。
例えば、走行中の振動等でねじ51が緩むことにより、カバー収容部42bから遠いケース42の先端部分がぐらついて、磁気検出体41の検出感度が不安定になるおそれがあるが、突起部42cと第2の開口50bとを嵌合することにより、上記のぐらつきを抑制でき、検出感度等が安定する。
また、ホーク爪13が、保護カバー50の内面に接して車軸18に取り付けられることで、ホーク爪13が突起部42cに当接して、突起部42cを押さえる。このことにより、突起部42cが車軸18の軸方向に対して移動するのを規制でき、ケース42と保護カバー50との位置決め精度が向上する。
さらに、カバー収容部42bを取付部50eに差し込んで固定するため、カバー収容部42bの動きが規制され、保護カバー50とケース42との位置決め精度がより向上する。また、カバー収容部42bと取付部50e及び突起部42cと第2の開口50bとは、各々予め決められた位置に配置されている。従って、これらを各々連結することで、保護カバー50とケース42との位置決め精度が良好となる。
また、保護カバー50はホーク爪13に対しカバー係止爪50dのカバー係止穴14への係合によって係止されているため、保護カバー50の取り付け時に、車軸18を中心とする回転方向への取り付け誤差が小さくなり、ハブ17と保護カバー50との位置決め精度が良好となる。
よって、ハブ17に取り付けられた磁石保持部材32と、保護カバー50に取り付けられた磁気検出体41との相対位置が設計値から大幅にずれるのを防止でき、車速の検出精度が安定する。
本実施形態における速度検出装置を備えた車両は、磁気発生部30及び磁気検出部40が保護カバー50により外力から保護されているため、故障が少なく安定した品質を維持できる。また、車軸ナット22を外すだけで保護カバー5と磁気検出部40の車体への固定を解除でき、メンテナンスが簡単になる。
また、車速の誤検出を防ぐことができ、特に電動式の補助駆動装置を備える場合には、安定した補助駆動制御が可能となる。
なお、保護カバー50は磁気検出部40とケーブル20との境界部分を覆うのが好ましい。
故障等により、磁気検出部40を交換したい場合は、ケーブル20と磁気検出部40とが一体的に形成される構造よりも磁気検出部40とケーブル20とがコネクタ等を介して接続される構造を採用することがある。
このような場合、外力や走行中の振動等によりコネクタ部が外れたり、損傷したりする場合があるが、保護カバー50が、磁気検出部40とケーブル20との境界部分を覆うようにすることで、コネクタ部を適切に保護できる。
また、本実施形態において、図2及び図3(c)に示したように、駐輪止めが下側からぶつかり、速度検出装置8が破損するのを防止するため、保護カバー50は、磁気発生部30の約3/4を覆うように設けたが、すべての領域を覆うようにしてもよい。
想定される外力に応じて、保護カバー50が磁気発生部30を覆う領域は適宜変更可能である。
なお、本実施形態において、複数の磁極を有する1個の磁石31が配置された例を示したが、磁極の数は1個でもよい。その場合は、円環部32aの一部分に磁石31を設ける構成となる。また、複数の磁石31を配置してもよい。その場合は、磁石31の間隔をあけて配置されていてもよい。
また、本実施形態において、磁石31が磁石保持部材32に埋設された例を示したが、埋設されていなくてもよい。個片の磁石が磁石保持部材32の内面に接着等されていてもよい。
なお、部材の軽量化のために、磁石保持部材32は樹脂等の軽量物であることが好ましい。
なお、保持板33は金属系の材料からなることが好ましい。例えば、アルミ合金や鉄またはステンレス等が好ましい。また、樹脂を用いてもよい。
また、ケース42は、磁気検出体41との電気的絶縁を確実にするため、絶縁物からなることが好ましい。例えば、樹脂等が好ましい。
なお、機械強度を確保するため、保護カバー50は金属系の材料からなることが好ましい。また、保護カバー50は磁気を遮蔽する材料からなることが好ましい。
稀に、外部からの磁気的外乱が磁気検出体41での検出信号に悪影響を与えることがあるが、上記のように保護カバー50で外部の磁気を遮蔽することで、このような影響は排除される。
好ましい保護カバー50の材質としては、鉄系材料が挙げられる。
また、本実施形態において、保護カバー50とケース42とがねじ止め固定される例を示したが、両者の連結部材はねじに限られない。
なお、本実施形態において、磁気検出体41としてリードセンサを例示したが、これに限られず、例えばホールIC等であってもよい。
なお、本実施形態において、電動自転車1の前車輪3に速度検出装置8が取り付けられた例を示したが、速度検出装置が後車輪4に取り付けられ、後車輪4の回転速度から電動自転車1の走行速度を求めてもよい。さらに、車両の一例として電動自転車1を挙げたが、電動自転車1に限定されるものではなく、例えば電動式の補助駆動装置7を備えていない一般的な自転車や車椅子あるいは自動二輪車、四輪車等に適用することもできる。
本発明における車両の速度検出装置は、自転車や自動二輪車等の走行速度を検出するのに適している。
1 電動自転車
2 車体
3 前車輪
4 後車輪
8 速度検出装置
10 フレーム体
11 前ホーク
13 ホーク爪
14 カバー係止
15 タイヤ
16 リム
17 ハブ
17c 鍔部
18 車軸
20 ケーブル
30 磁気発生部
31 磁石
32 磁石保持部材
32a 円環部
32b 係止爪
33 保持板
33a 切り欠き部
33b 係止穴
33c 挟持部
40 磁気検出部
41 磁気検出体
42 ケース
42a センサ収容部
42b カバー収容部
42c 突起部
50 保護カバー
50a 第1の開口
50b 第2の開口
50c 第3の開口
50d カバー係止爪

Claims (19)

  1. ホークを有する車体に、ハブを有する車輪が回転可能に支持された車両の速度検出装置であって、
    前記車輪とともに回転するように前記ハブに取り付けられ、磁気を発生する磁気発生部と、
    前記磁気発生部からの磁気を検出する磁気検出部と、
    前記磁気発生部と前記磁気検出部とを保護する保護カバーと、を備え、
    前記保護カバーは、前記磁気発生部を覆うように該磁気発生部と離間して車体に固定されており、
    前記磁気検出部は、前記車両の車幅方向であって、前記ホークの外側で前記車体に固定されており、
    前記保護カバーにおける前記磁気発生部と対向する対向面に前記磁気検出部が取り付けられている、車両の速度検出装置。
  2. 前記磁気検出部は前記保護カバーに取り付けられている、請求項1に記載の車両の速度検出装置。
  3. 前記ハブは鍔部を有しており、
    前記磁気発生部は前記鍔部に取り付けられている、請求項1または2に記載の車両の速度検出装置。
  4. 前記保護カバーは、前記車体に係止するためのカバー係止爪を有している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  5. 前記磁気発生部は、磁石と、前記磁石を保持する磁石保持部材と、を有し、
    前記磁気検出部は、磁気検出体と、前記磁気検出体を保持するケースと、を有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  6. 前記磁石保持部材は、円環部と、前記円環部の外周部に周方向に互いに離間して配設され、前記円環部の中心線に沿った方向に延びる複数の係止爪とを有しており、
    前記係止爪が前記ハブの鍔部に係止されるとともに、前記円環部と前記鍔部とが接して、前記磁石保持部材が前記鍔部に固定される、請求項に記載の車両の速度検出装置。
  7. 前記磁気発生部は、前記磁石保持部材に回転一体に連結された保持板を、さらに有し、
    前記磁石保持部材は、円環部と、前記円環部の外周部に周方向に互いに離間して配設され、前記円環部の中心線に沿った方向に延びる複数の係止爪とを有しており、
    前記保持板は、周方向の一部に切り欠き部を有する円環形状であり、前記保持板に前記保持板を貫通する複数の係止穴が周方向に互いに離間して配置されており、
    前記係止穴に前記係止爪が挿通された状態で、前記保持板に前記磁石保持部材が一体的に係止されている、請求項に記載の車両の速度検出装置。
  8. 前記保持板の内周部には、保持板の中心線に沿った方向に延びる複数の挟持部が周方向に互いに離間して配設されており、
    前記円環部と前記挟持部とで、前記ハブの鍔部が挟み込まれることで、前記ハブに前記磁気発生部が取り付けられている、請求項に記載の車両の速度検出装置。
  9. 前記磁石は、前記円環部における前記ハブと対向する面に、前記円環部の円周方向に沿って配置されている、請求項ないしのいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  10. 前記保護カバーは、前記ケースが取付支持される取付部をさらに有し、
    前記ケースは、前記保護カバーの取付部を収容するカバー収容部をさらに有し、
    前記取付部が前記カバー収容部に収容された状態で、前記保護カバーと前記ケースとが連結されている、請求項ないしのいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  11. 前記保護カバーの主面には、前記主面を貫通する第2の開口が設けられており、
    前記ケースは突起部をさらに有し、
    前記第2の開口に前記突起部が嵌合されている、請求項ないし10のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  12. 前記保護カバーの主面には、前記主面を貫通する第1の開口が設けられており、
    前記ハブに挿通された車軸に前記第1の開口が挿通された状態で、前記保護カバーと前記車体の一部とが前記車軸に対して取り付けられており、
    前記車体の一部が保護カバーの前記対向面に接するように取り付けられることにより、前記突起部が前記車体の一部に当接されている、請求項11に記載の車両の速度検出装置。
  13. 前記磁石保持部材は樹脂材料からなる一方、前記磁石は、前記樹脂材料と磁性体材料とからなるプラスチック磁石であり、
    前記磁石保持部材に前記磁石が埋設されている、請求項ないし1のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  14. 前記保護カバーの側面には、前記側面を貫通する第3の開口が設けられている、請求項ないし1のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  15. 前記保護カバーは前記磁気検出部と前記磁気検出部に接続された配線との境界部分をさらに覆っている、請求項1ないし1のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  16. 前記保護カバーは磁気を遮蔽する材料からなる、請求項1ないし1のいずれか1項に記載の車両の速度検出装置。
  17. 前車輪と後車輪とを少なくとも有する車両であって、
    請求項1ないし1のいずれか1項に記載の速度検出装置を備え、
    前記速度検出装置は、前記前車輪または前記後車輪の少なくともいずれか一つに取り付けられている、車両。
  18. 前記保護カバーと、前記車体とは、前記ハブに挿通された車軸に対して取付けられ、かつ車軸ナットが前記車軸に螺合されることにより、前記保護カバーと、前記ハブが取り付けられた前記前車輪または前記後車輪とは、前記車体に固定されている、請求項1に記載の車両。
  19. 前記車体はカバー係止穴を有し、
    前記ハブに挿通された車軸に対して、前記車体と、前記保護カバーとが取り付けられており、
    前記車体の前記カバー係止穴に前記保護カバーのカバー係止爪が挿通された状態で、前記車体に前記保護カバーが係止されている、請求項1または1に記載の車両。
JP2016144217A 2016-07-22 2016-07-22 車両の速度検出装置および車両 Active JP6868850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144217A JP6868850B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 車両の速度検出装置および車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016144217A JP6868850B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 車両の速度検出装置および車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018013443A JP2018013443A (ja) 2018-01-25
JP6868850B2 true JP6868850B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=61020251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016144217A Active JP6868850B2 (ja) 2016-07-22 2016-07-22 車両の速度検出装置および車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6868850B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6953377B2 (ja) * 2018-09-28 2021-10-27 本田技研工業株式会社 車両のロック装置
US20210405082A1 (en) * 2020-06-30 2021-12-30 Sram, Llc Speed sensing devices and systems for a bicycle
US20220281553A1 (en) * 2021-03-08 2022-09-08 Sram, Llc Speed sensing devices and systems for a bicycle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018013443A (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109866867B (zh) 载具、车轮组及其轮毂装置
US5248939A (en) Apparatus for sensing the direction and speed of a steering wheel shaft using hall effect sensors in a detachable sensor mounting
JP6868850B2 (ja) 車両の速度検出装置および車両
EP0542064B1 (en) Vehicle wheel speed sensor
JP2009025309A (ja) 情報感知システムを備えた軸受ハウジングを形成するアセンブリ
US20220258531A1 (en) Wheel Hub, Auxiliary Driven Vehicle with the Wheel Hub and Clip Arrangement
US8147146B2 (en) Wheel bearing device with rotation sensor
US20090319120A1 (en) Vehicle steering angle sensor
JP5606601B2 (ja) 車両の車速センサ及び該車速センサを備えた電動自転車
JP5424731B2 (ja) タイヤ空気圧監視システム
US20060228060A1 (en) Sensor assembly body, seal device, and rolling bearing device motor vehicle
WO2015033492A1 (ja) 自転車の車速検出装置および自転車
JP5458497B2 (ja) 転がり軸受ユニットの状態量測定装置
US8188727B2 (en) Hub mountable speed sensing device
JP5852162B2 (ja) 自動二輪車の車輪回転速度検出装置
JP2004263716A (ja) センサ組立体、シール装置ならびに転がり軸受装置
JP5345260B1 (ja) 車両の車速検出装置および自転車
JP2001337097A (ja) 自動二輪車用スピード検出装置及び自動二輪車
KR100940737B1 (ko) 자동차용 휠 스피드 센서
US20030019677A1 (en) Motorcycle computer
US11300582B2 (en) Wheel speed detecting device and wheel bearing assembly comprising same
EP4253209A1 (en) Bicycle component assembly
JPH09105758A (ja) 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
JP2001174471A (ja) 回転検出センサ
EP0498299A1 (en) A couple of protective caps for revolving speed gauging devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210330

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6868850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151