JPH06144092A - 車両シート等の格納引出時の緩衝装置 - Google Patents
車両シート等の格納引出時の緩衝装置Info
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- JPH06144092A JPH06144092A JP4317801A JP31780192A JPH06144092A JP H06144092 A JPH06144092 A JP H06144092A JP 4317801 A JP4317801 A JP 4317801A JP 31780192 A JP31780192 A JP 31780192A JP H06144092 A JPH06144092 A JP H06144092A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 格納引出等の操作性の向上。
【構成】 車両シート２等をその取付軸３を中心に一方
の格納位置から他方の引出位置の間回動するように設け
たものにおいて、前記取付軸３の周囲には、前記車両シ
ート２等が中間位置を越えて一方の格納位置または他方
の引出位置に回動するときその動作で蓄力されて前記中
間位置に戻そうと作用するトーションバネ１０を設け、
前記取付軸３は前記車両シート２等に固定とし、前記ト
ーションバネ１０は連続した一個のコイルバネとし、前
記車両シート２等に固定の前記取付軸３が中間位置を越
えて一方の格納位置かまたは他方の引出位置のいずれか
の方向に回動すると、前記トーションバネ１０はその一
側端部１１と他側端部１２のいずれか一方をその場に残
していずれか他方だけが巻く方向に回動するようにした
車両シート等の格納引出時の緩衝装置。
の格納位置から他方の引出位置の間回動するように設け
たものにおいて、前記取付軸３の周囲には、前記車両シ
ート２等が中間位置を越えて一方の格納位置または他方
の引出位置に回動するときその動作で蓄力されて前記中
間位置に戻そうと作用するトーションバネ１０を設け、
前記取付軸３は前記車両シート２等に固定とし、前記ト
ーションバネ１０は連続した一個のコイルバネとし、前
記車両シート２等に固定の前記取付軸３が中間位置を越
えて一方の格納位置かまたは他方の引出位置のいずれか
の方向に回動すると、前記トーションバネ１０はその一
側端部１１と他側端部１２のいずれか一方をその場に残
していずれか他方だけが巻く方向に回動するようにした
車両シート等の格納引出時の緩衝装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両シート等の格納引
出時の緩衝装置に係るもので、格納引出時のドタバタ音
の解消および操作荷重の軽減を図ったものである。
出時の緩衝装置に係るもので、格納引出時のドタバタ音
の解消および操作荷重の軽減を図ったものである。
【０００２】
【従来技術】従来、公知公報はないが、車両シートを格
納及び引出するときの異音（当業者はドタバタ音と呼ん
でいる）を解消することを目的に、車両シートに油圧、
エアーダンパーを取付けることは公知であった。
納及び引出するときの異音（当業者はドタバタ音と呼ん
でいる）を解消することを目的に、車両シートに油圧、
エアーダンパーを取付けることは公知であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の油圧、エア
ーダンパー等による車両シート等の格納引出時の緩衝装
置は、格納と引出の相反する両方の動きには使えないの
で、格納及び引出に使用するためには、２個使用しなけ
ればならない欠点と、嵩ばるので使いにくいという欠
点、更には後組付けになるので面倒であり、付属部品も
必要という欠点もあった。
ーダンパー等による車両シート等の格納引出時の緩衝装
置は、格納と引出の相反する両方の動きには使えないの
で、格納及び引出に使用するためには、２個使用しなけ
ればならない欠点と、嵩ばるので使いにくいという欠
点、更には後組付けになるので面倒であり、付属部品も
必要という欠点もあった。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、取付軸の周囲に設けるだけ
で、一部品で格納と引出の両方に使える車両シートとか
アームレスト等の格納引出時の緩衝装置としたものであ
る。
で、一部品で格納と引出の両方に使える車両シートとか
アームレスト等の格納引出時の緩衝装置としたものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車両
シート２等をその取付軸３を中心に一方の格納位置から
他方の引出位置の間回動するように設けたものにおい
て、前記取付軸３の周囲には、前記車両シート２等が中
間位置を越えて一方の格納位置または他方の引出位置に
回動するときその動作で蓄力されて、前記中間位置に戻
そうと作用するトーションバネ１０を設けた車両シート
等の格納引出時の緩衝装置としたものである。また、本
発明は、前記緩衝装置において、前記取付軸３は前記車
両シート２等に固定とし、前記トーションバネ１０は連
続した一個のコイルバネとし、前記車両シート２等に固
定の前記取付軸３が中間位置を越えて一方の格納位置か
または他方の引出位置のいずれかの方向に回動すると、
前記トーションバネ１０はその一側端部１１と他側端部
１２のいずれか一方をその場に残していずれか他方だけ
が巻く方向に回動するようにした車両シート等の格納引
出時の緩衝装置としたものである。また、本発明は、前
記緩衝装置において、前記トーションバネ１０は反対巻
きの二個のコイルバネ（同一コイルバネを反対向き使用
しても同じ）とした車両シート等の格納引出時の緩衝装
置としたものである。
シート２等をその取付軸３を中心に一方の格納位置から
他方の引出位置の間回動するように設けたものにおい
て、前記取付軸３の周囲には、前記車両シート２等が中
間位置を越えて一方の格納位置または他方の引出位置に
回動するときその動作で蓄力されて、前記中間位置に戻
そうと作用するトーションバネ１０を設けた車両シート
等の格納引出時の緩衝装置としたものである。また、本
発明は、前記緩衝装置において、前記取付軸３は前記車
両シート２等に固定とし、前記トーションバネ１０は連
続した一個のコイルバネとし、前記車両シート２等に固
定の前記取付軸３が中間位置を越えて一方の格納位置か
または他方の引出位置のいずれかの方向に回動すると、
前記トーションバネ１０はその一側端部１１と他側端部
１２のいずれか一方をその場に残していずれか他方だけ
が巻く方向に回動するようにした車両シート等の格納引
出時の緩衝装置としたものである。また、本発明は、前
記緩衝装置において、前記トーションバネ１０は反対巻
きの二個のコイルバネ（同一コイルバネを反対向き使用
しても同じ）とした車両シート等の格納引出時の緩衝装
置としたものである。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、１
は車両等の機体（固定部材）、２は機体１に対して回転
軸３中心にＡ位置（使用状態の引出位置）とＢ位置（格
納位置）との間回動する車両シート等（回動部材）であ
り、車両シート等２と機体１との間に両方向付勢抵抗付
与部材４を介して取付ける。
は車両等の機体（固定部材）、２は機体１に対して回転
軸３中心にＡ位置（使用状態の引出位置）とＢ位置（格
納位置）との間回動する車両シート等（回動部材）であ
り、車両シート等２と機体１との間に両方向付勢抵抗付
与部材４を介して取付ける。
【０００７】両方向付勢抵抗付与部材４は、Ａ位置とＢ
位置の任意の中間となるＣ位置（中立位置）を境に、車
両シート等２をＡ位置からＣ位置（中立位置）へ回動す
るときこの回動を補助し、中間のＣ位置（中立位置）か
らＢ位置に回動するときは、車両シート等２の回動に対
して抵抗となるように作用するものであり、前記機体１
に固定のブラケット５に設ける。
位置の任意の中間となるＣ位置（中立位置）を境に、車
両シート等２をＡ位置からＣ位置（中立位置）へ回動す
るときこの回動を補助し、中間のＣ位置（中立位置）か
らＢ位置に回動するときは、車両シート等２の回動に対
して抵抗となるように作用するものであり、前記機体１
に固定のブラケット５に設ける。
【０００８】ブラケット５は、相対峙する左右壁６、７
を有し、左右壁６、７には挿入孔８、９を形成し、該右
挿入孔９より左右方向の回転軸３の一端を挿入して左壁
６に軸着し、回転軸３の他端は前記車両シート等２に固
定する。
を有し、左右壁６、７には挿入孔８、９を形成し、該右
挿入孔９より左右方向の回転軸３の一端を挿入して左壁
６に軸着し、回転軸３の他端は前記車両シート等２に固
定する。
【０００９】前記左右壁６、７の間の回転軸３にはトー
ションバネ１０を巻回する。トーションバネ１０は、そ
の一側端部１１と他側端部１２が互いに反対方向に回転
するように構成し、一側端部１１と他側端部１２のそれ
ぞれは前記ブラケット５の左右壁６、７の前後中間位置
に内側に突出するように形成した一側端係合突起１３と
他側端係合突起１４のそれぞれに係合させる。係合突起
１３、１４のそれぞれに係合した一側端部１１と他側端
部１２のそれぞれを前記回転軸３の軸心方向と平行に屈
曲させて形成した一側端平行部１５と他側端平行部１６
の間には前記回転軸３に固定したピン１７を位置させ
る。
ションバネ１０を巻回する。トーションバネ１０は、そ
の一側端部１１と他側端部１２が互いに反対方向に回転
するように構成し、一側端部１１と他側端部１２のそれ
ぞれは前記ブラケット５の左右壁６、７の前後中間位置
に内側に突出するように形成した一側端係合突起１３と
他側端係合突起１４のそれぞれに係合させる。係合突起
１３、１４のそれぞれに係合した一側端部１１と他側端
部１２のそれぞれを前記回転軸３の軸心方向と平行に屈
曲させて形成した一側端平行部１５と他側端平行部１６
の間には前記回転軸３に固定したピン１７を位置させ
る。
【００１０】即ち、両方向付勢抵抗付与部材４は、係合
突起１３、１４を有するブラケット５と、係合突起１
３、１４に係合する方向にそれぞれ反対回転する一側端
部１１と他側端部１２を有するトーションバネ１０と、
一側端部１１と他側端部１２の間に位置するピン１７を
有する車両シート等２側に固定の回転軸３とから構成
し、前記係合突起１３、１４を、車両シート等２をＣ位
置（中立位置）に位置させたとき一側端部１１および他
側端部１２がいずれも係合する位置に設ける。
突起１３、１４を有するブラケット５と、係合突起１
３、１４に係合する方向にそれぞれ反対回転する一側端
部１１と他側端部１２を有するトーションバネ１０と、
一側端部１１と他側端部１２の間に位置するピン１７を
有する車両シート等２側に固定の回転軸３とから構成
し、前記係合突起１３、１４を、車両シート等２をＣ位
置（中立位置）に位置させたとき一側端部１１および他
側端部１２がいずれも係合する位置に設ける。
【００１１】したがって、車両シート等２がＣ位置（中
立位置）のときは、一側端部１１および他側端部１２は
いずれも係合突起１３、１４に係合してピン１７を回転
させる弾力が作用せず、Ａ位置またはＢ位置からＣ位置
（中立位置）に車両シート等２を移動させるときは、車
両シート等２の移動方向と一側端部１１または他側端部
１２の回転方向が一致してピン１７を介して回転軸３の
回転を補助（付勢）するように作用し、Ｃ位置（中立位
置）からＡ位置またはＢ位置に車両シート等２を移動さ
せるときは、車両シート等２の移動方向に対して一側端
部１１または他側端部１２の回転方向は反対となって、
一側端部１１または他側端部１２の弾力は回転軸３の回
転に対して抵抗を与えるように作用し、車両シート等２
を移動させるときに作用しない一側端部１１または他側
端部１２は、これに対応する一側端係合突起１３または
他側端係合突起１４に係合して、反対側の一側端部１１
または他側端部１２がピン１７を回転させるときの弾力
に干渉しない。
立位置）のときは、一側端部１１および他側端部１２は
いずれも係合突起１３、１４に係合してピン１７を回転
させる弾力が作用せず、Ａ位置またはＢ位置からＣ位置
（中立位置）に車両シート等２を移動させるときは、車
両シート等２の移動方向と一側端部１１または他側端部
１２の回転方向が一致してピン１７を介して回転軸３の
回転を補助（付勢）するように作用し、Ｃ位置（中立位
置）からＡ位置またはＢ位置に車両シート等２を移動さ
せるときは、車両シート等２の移動方向に対して一側端
部１１または他側端部１２の回転方向は反対となって、
一側端部１１または他側端部１２の弾力は回転軸３の回
転に対して抵抗を与えるように作用し、車両シート等２
を移動させるときに作用しない一側端部１１または他側
端部１２は、これに対応する一側端係合突起１３または
他側端係合突起１４に係合して、反対側の一側端部１１
または他側端部１２がピン１７を回転させるときの弾力
に干渉しない。
【００１２】１８はブッシュ、１９はワッシャ、２０は
ナットであり、ナット２０には回転軸３の先端の段付ボ
ルト部２１を螺合させる。２３は座席シート、２４は座
席シート２３に回動自在に取付けた背凭シート、２５は
前記座席シート２３に設けたステーである。
ナットであり、ナット２０には回転軸３の先端の段付ボ
ルト部２１を螺合させる。２３は座席シート、２４は座
席シート２３に回動自在に取付けた背凭シート、２５は
前記座席シート２３に設けたステーである。
【００１３】図１１〜図１２は第２実施例であり、前記
回転軸３の左右側にそれぞれブラケット５を設け、各ブ
ラケット５に互いに反対方向に弾力が作用するトーショ
ンバネ１０を設けたものである。また、図１３〜図１４
は、第３実施例であり、ブラケット５に互いに反対方向
に弾力が作用する二個のトーションバネ１０を設けたも
のである。なお、両方向付勢抵抗付与部材４はあらゆる
軸着部分に取付可能であり前記説明中の左右前後の方向
は便宜的なものでこれに限定されるものではない。ま
た、図示は省略するが、車両シート等２と機体１との間
にはＡ位置およびＢ位置にて車両シート等２を固定する
ロック装置を設ける。
回転軸３の左右側にそれぞれブラケット５を設け、各ブ
ラケット５に互いに反対方向に弾力が作用するトーショ
ンバネ１０を設けたものである。また、図１３〜図１４
は、第３実施例であり、ブラケット５に互いに反対方向
に弾力が作用する二個のトーションバネ１０を設けたも
のである。なお、両方向付勢抵抗付与部材４はあらゆる
軸着部分に取付可能であり前記説明中の左右前後の方向
は便宜的なものでこれに限定されるものではない。ま
た、図示は省略するが、車両シート等２と機体１との間
にはＡ位置およびＢ位置にて車両シート等２を固定する
ロック装置を設ける。
【００１４】
【作用】次に作用を述べる。車両シート等２は両方向付
勢抵抗付与部材４を介して機体１に取付けられ、Ａ位置
とＢ位置との間双方向に移動可能であり、両方向付勢抵
抗付与部材４のトーションバネ１０の一側端部１１と他
側端部１２は互いに反対方向に回転するように構成し、
一側端部１１と他側端部１２はブラケット５の係合突起
１３、１４に係合して回転を停止させられているから、
Ａ位置（使用状態の引出位置）からＣ位置（中立位置）
に車両シート等２を回動させるときは、車両シート等２
の回動方向とトーションバネ１０の一側端部１１がピン
１７を回動させる方向とは一致するので、一側端部１１
がピン１７を回動させる弾力により補助され、車両シー
ト等２は回転軸３中心に軽く回動する。
勢抵抗付与部材４を介して機体１に取付けられ、Ａ位置
とＢ位置との間双方向に移動可能であり、両方向付勢抵
抗付与部材４のトーションバネ１０の一側端部１１と他
側端部１２は互いに反対方向に回転するように構成し、
一側端部１１と他側端部１２はブラケット５の係合突起
１３、１４に係合して回転を停止させられているから、
Ａ位置（使用状態の引出位置）からＣ位置（中立位置）
に車両シート等２を回動させるときは、車両シート等２
の回動方向とトーションバネ１０の一側端部１１がピン
１７を回動させる方向とは一致するので、一側端部１１
がピン１７を回動させる弾力により補助され、車両シー
ト等２は回転軸３中心に軽く回動する。
【００１５】次に、Ｃ位置（中立位置）を通過すると、
車両シート等２の回動により回転軸３はピン１７を回動
させ、ピン１７は他側端部１２に当接してこれを回転さ
せようとするが、このときの車両シート等２の回動方向
はトーションバネ１０の他側端部１２が他側端係合突起
１４より離れる方向であるから、ピン１７の回動方向と
他側端部１２の弾力が作用する方向が反対となるので、
トーションバネ１０の他側端部１２の弾力は抵抗となっ
て、車両シート等２をゆっくりＢ位置（格納位置）に回
動させる。
車両シート等２の回動により回転軸３はピン１７を回動
させ、ピン１７は他側端部１２に当接してこれを回転さ
せようとするが、このときの車両シート等２の回動方向
はトーションバネ１０の他側端部１２が他側端係合突起
１４より離れる方向であるから、ピン１７の回動方向と
他側端部１２の弾力が作用する方向が反対となるので、
トーションバネ１０の他側端部１２の弾力は抵抗となっ
て、車両シート等２をゆっくりＢ位置（格納位置）に回
動させる。
【００１６】しかして、前記と反対に、Ｂ位置からＣ位
置（中立位置）に車両シート等２を回動させるときは、
車両シート等２の回動方向はトーションバネ１０の他側
端部１２がピン１７を回動させる方向と一致するので、
トーションバネ１０の他側端部１２が元の位置に戻ろう
とする弾力により補助されて軽くＣ位置（中立位置）に
至り、Ｃ位置（中立位置）を通過すると、前記と反対
に、トーションバネ１０の一側端部１１が一側端係合突
起１３に係合しようとする方向と車両シート等２の回動
方向とが反対となり、車両シート等２の回動に対してト
ーションバネ１０の一側端部１１の弾力は抵抗となっ
て、車両シート等２をゆっくりＡ位置に回動させる。
置（中立位置）に車両シート等２を回動させるときは、
車両シート等２の回動方向はトーションバネ１０の他側
端部１２がピン１７を回動させる方向と一致するので、
トーションバネ１０の他側端部１２が元の位置に戻ろう
とする弾力により補助されて軽くＣ位置（中立位置）に
至り、Ｃ位置（中立位置）を通過すると、前記と反対
に、トーションバネ１０の一側端部１１が一側端係合突
起１３に係合しようとする方向と車両シート等２の回動
方向とが反対となり、車両シート等２の回動に対してト
ーションバネ１０の一側端部１１の弾力は抵抗となっ
て、車両シート等２をゆっくりＡ位置に回動させる。
【００１７】以上のように、トーションバネ１０は、一
側端部１１および他側端部１２が、ブラケット５の一側
端係合突起１３と他側端係合突起１４に係合するように
常時弾力が作用するから、車両シート等２の回動方向に
よって補助するときと抵抗となるときの相反する二面性
の作用を奏する。
側端部１１および他側端部１２が、ブラケット５の一側
端係合突起１３と他側端係合突起１４に係合するように
常時弾力が作用するから、車両シート等２の回動方向に
よって補助するときと抵抗となるときの相反する二面性
の作用を奏する。
【００１８】更に、トーションバネ１０の一側端部１１
および他側端部１２は、ブラケット５の一側端係合突起
１３と他側端係合突起１４に係合すると、その弾力がピ
ン１７に作用しないので、一側端部１１または他側端部
１２の弾力は互いに干渉しないで独立してピン１７の回
動に作用する。
および他側端部１２は、ブラケット５の一側端係合突起
１３と他側端係合突起１４に係合すると、その弾力がピ
ン１７に作用しないので、一側端部１１または他側端部
１２の弾力は互いに干渉しないで独立してピン１７の回
動に作用する。
【００１９】
【効果】本発明は、車両シート２等をその取付軸３を中
心に一方の格納位置から他方の引出位置の間回動するよ
うに設けたものにおいて、前記取付軸３の周囲には、前
記車両シート２等が中間位置を越えて一方の格納位置ま
たは他方の引出位置に回動するときその動作で蓄力され
て、前記中間位置に戻そうと作用するトーションバネ１
０を設けた車両シート等の格納引出時の緩衝装置とした
ものであるから、使用状態の引出位置または格納位置か
ら中間位置に車両シート等２を回動させると、トーショ
ンバネ１０が中間位置に戻ろうとする弾力により補助さ
れて軽く操作でき、中間位置を通過して引出位置または
格納位置までは、トーションバネ１０の弾力が蓄力され
て車両シート等２の回動に対して抵抗となってゆっくり
回動させることができる。したがって、トーションバネ
１０は車両シート等２の回動方向によって補助と抵抗の
相反する作用を奏する。
心に一方の格納位置から他方の引出位置の間回動するよ
うに設けたものにおいて、前記取付軸３の周囲には、前
記車両シート２等が中間位置を越えて一方の格納位置ま
たは他方の引出位置に回動するときその動作で蓄力され
て、前記中間位置に戻そうと作用するトーションバネ１
０を設けた車両シート等の格納引出時の緩衝装置とした
ものであるから、使用状態の引出位置または格納位置か
ら中間位置に車両シート等２を回動させると、トーショ
ンバネ１０が中間位置に戻ろうとする弾力により補助さ
れて軽く操作でき、中間位置を通過して引出位置または
格納位置までは、トーションバネ１０の弾力が蓄力され
て車両シート等２の回動に対して抵抗となってゆっくり
回動させることができる。したがって、トーションバネ
１０は車両シート等２の回動方向によって補助と抵抗の
相反する作用を奏する。
【００２０】また、本発明は、前記緩衝装置において、
前記取付軸３は前記車両シート２等に固定とし、前記ト
ーションバネ１０は連続した一個のコイルバネとし、前
記車両シート２等に固定の前記取付軸３が中間位置を越
えて一方の格納位置かまたは他方の引出位置のいずれか
の方向に回動すると、前記トーションバネ１０はその一
側端部１１と他側端部１２のいずれか一方をその場に残
していずれか他方だけが巻く方向に回動するようにした
車両シート等の格納引出時の緩衝装置としたものである
から、前記車両シート等２に対してトーションバネ１０
はその一側端部１１と他側端部１２を独立して作用し、
確実に車両シート等２の回動方向によって補助と抵抗の
相反する作用を奏することができる。
前記取付軸３は前記車両シート２等に固定とし、前記ト
ーションバネ１０は連続した一個のコイルバネとし、前
記車両シート２等に固定の前記取付軸３が中間位置を越
えて一方の格納位置かまたは他方の引出位置のいずれか
の方向に回動すると、前記トーションバネ１０はその一
側端部１１と他側端部１２のいずれか一方をその場に残
していずれか他方だけが巻く方向に回動するようにした
車両シート等の格納引出時の緩衝装置としたものである
から、前記車両シート等２に対してトーションバネ１０
はその一側端部１１と他側端部１２を独立して作用し、
確実に車両シート等２の回動方向によって補助と抵抗の
相反する作用を奏することができる。
【００２１】また、本発明は、前記緩衝装置において、
前記トーションバネ１０は反対巻きの二個のコイルバネ
（同一コイルバネを反対向き使用しても同じ）とした車
両シート等の格納引出時の緩衝装置としたものであるか
ら、弾力の設定等の設計の自由度を広げ、種々のものに
応用することができる。
前記トーションバネ１０は反対巻きの二個のコイルバネ
（同一コイルバネを反対向き使用しても同じ）とした車
両シート等の格納引出時の緩衝装置としたものであるか
ら、弾力の設定等の設計の自由度を広げ、種々のものに
応用することができる。
【図１】 側面図。
【図２】 分解斜視図。
【図３】 平面図。
【図４】 背面図。
【図５】 縦断背面図。
【図６】 作用状態図。
【図７】 同平面図。
【図８】 同背面図。
【図９】 同斜視図。
【図１０】 同斜視図。
【図１１】 第２実施例平面図。
【図１２】 同背面図。
【図１３】 第３実施例平面図。
【図１４】 同背面図。
１…機体、２…車両シート等、３…回転軸、４…両方向
付勢抵抗付与部材、５…ブラケット、６…左壁、７…右
壁、８…左挿入孔、９…右挿入孔、１０…トーションバ
ネ、１１…一側端部、１２…他側端部、１３、１４…係
合突起、１５、１６…平行部、１７…ピン、１８…ブッ
シュ、１９…ワッシャ、２０…ナット、２１…段付ボル
ト部、２３…座席シート、２４…背凭シート、２５…ス
テー。
付勢抵抗付与部材、５…ブラケット、６…左壁、７…右
壁、８…左挿入孔、９…右挿入孔、１０…トーションバ
ネ、１１…一側端部、１２…他側端部、１３、１４…係
合突起、１５、１６…平行部、１７…ピン、１８…ブッ
シュ、１９…ワッシャ、２０…ナット、２１…段付ボル
ト部、２３…座席シート、２４…背凭シート、２５…ス
テー。
Claims (3)
- 【請求項１】 車両シート２等をその取付軸３を中心に
一方の格納位置から他方の引出位置の間回動するように
設けたものにおいて、前記取付軸３の周囲には、前記車
両シート２等が中間位置を越えて一方の格納位置または
他方の引出位置に回動するときその動作で蓄力されて前
記中間位置に戻そうと作用するトーションバネ１０を設
けた車両シート等の格納引出時の緩衝装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記取付軸３は前記
車両シート２等に固定とし、前記トーションバネ１０は
連続した一個のコイルバネとし、前記車両シート２等に
固定の前記取付軸３が中間位置を越えて一方の格納位置
かまたは他方の引出位置のいずれかの方向に回動する
と、前記トーションバネ１０はその一側端部１１と他側
端部１２のいずれか一方をその場に残していずれか他方
だけが巻く方向に回動するようにした車両シート等の格
納引出時の緩衝装置。 - 【請求項３】 請求項１において、前記トーションバネ
１０は反対巻きの二個のコイルバネとした車両シート等
の格納引出時の緩衝装置。
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|---|---|---|---|
| JP31780192A JP3356472B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 車両シート等の格納引出時の緩衝装置 |
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| JPH06144092A true JPH06144092A (ja) | 1994-05-24 |
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ID=18092194
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