JPH06142316A - 弾球遊戯機の賞球払出し装置 - Google Patents

弾球遊戯機の賞球払出し装置

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JPH06142316A
JPH06142316A JP31571092A JP31571092A JPH06142316A JP H06142316 A JPH06142316 A JP H06142316A JP 31571092 A JP31571092 A JP 31571092A JP 31571092 A JP31571092 A JP 31571092A JP H06142316 A JPH06142316 A JP H06142316A
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prize ball
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winning ball
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電等で電源が落ちても入賞球の球数の記憶
が失われることがなく、電源の復旧後、直ちに遊戯を再
開でき、また遊戯盤を開ければ入賞球の球数を容易に確
認できるようにする。 【構成】 遊戯盤の裏側に、遊戯盤の入賞領域に入った
入賞球Bを貯留する入賞球タンク43を設けると共に、こ
の入賞球タンク43の球落し口に、入賞球タンク43内の入
賞球を1個づつ落とす入賞球落し手段49を設ける。この
入賞球落し手段49により落とされる入賞球を入賞球検出
スイッチ52で検出して、賞球払出し手段33から賞球を所
要数づつ払い出すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等の弾球遊
戯機の賞球払出し装置に関し、遊戯盤の入賞領域に多数
の入賞球が連続的に入った時に、その入賞球を入賞球タ
ンクに貯留しておき、この入賞球タンクから入賞球を1
個づつ落としながら、その都度、賞球を払い出すように
したものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊戯機では、遊戯盤
の入賞領域に打球が入れば、予め設定された所定数の賞
球を賞球払出し手段により払出し、遊戯者に入賞利益と
して還元する。この場合、従来の弾球遊戯機は、入賞領
域に入った入賞球を遊戯盤の裏側の通路を経て直ちに球
排出部に流す一方、その入賞球を検出して電気的に記憶
するようにしており、多数の入賞球が連続的に入った時
には、その球数を記憶しておき、その球数を読み出しな
がら賞球払出し手段を作動させ、球数分の賞球を順次払
い出す方法を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は入賞球を直ちに
球排出部に流し、その入賞球の球数だけを電気的に記憶
して賞球を払い出す方法を採っているため、多数の入賞
球が連続的に入った時に、停電等によって電源が落ちれ
ば、入賞球の球数の記憶が消えて終い、球数が判らなく
なる欠点がある。また正常な遊戯状態においても、入賞
球を検出してその球数を電気的に記憶するだけであっ
て、入賞球を直ちに球排出部に流しているため、遊戯者
から打球が入賞領域に入る割合いに比べて賞球の払出し
回数が少ない等の申し出があった場合、遊戯盤の裏側を
あけても証拠となる入賞球が残っていないので、遊戯者
の間でトラブルを発生するという問題がある。
【0004】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、多数
の入賞球が連続的に入った時に、停電等で電源が落ちて
も入賞球の球数の記憶が失われることがなく、電源の復
旧後、直ちに遊戯を再開でき、また遊戯盤を開ければ入
賞球の球数を容易に確認できるようにすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊戯盤5 の入
賞領域に入った入賞球Bを検出して賞球払出し手段33に
より賞球Aを所要数づつ払い出すようにした弾球遊戯機
の賞球払出し装置において、遊戯盤5 の裏側に、入賞球
Bを貯留する入賞球タンク43を設け、この入賞球タンク
43の球落し口101 に、入賞球タンク43内の入賞球Bを1
個づつ落とす入賞球落し手段49と、この入賞球落し手段
49により落とされる入賞球Bを検出して賞球払出し手段
33を作動させるための入賞球検出スイッチ52とを設けた
ものである。
【0006】
【作用】遊戯盤5 の入賞領域に多数の入賞球Bが連続的
に入ると、それらの入賞球Bを入賞球タンク43に貯留す
る。そして、この入賞球タンク43の球落し口101 に設け
た入賞球落し手段49により、入賞球タンク43内の入賞球
Bを1個づつ落として行く。一方、この入賞球落し手段
49により落とされる入賞球Bを入賞球検出スイッチ52で
検出して、その都度、賞球払出し手段33を作動させ、賞
球払出し手段33により賞球Aを所要数づつ払い出す。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はカード式パチンコ機の正面図である。図1
において、1 は機枠、2 は機枠1 の前面に開閉自在に枢
着された前面枠である。前面枠2 にはガラス扉枠3 及び
前面板4 が装着され、その後側に遊戯盤5 が着脱自在に
装着されている。遊戯盤5 の前面には、打球を案内する
ガイドレール6 が設けられる他、入賞領域を構成する入
賞口7 や変動入賞装置8 及び可変表示装置9 、或いはア
ウト口10等が夫々配置されている。
【0008】前面板4 には上皿11が装着され、この上皿
11の前縁部に、カード残金表示部12と球貸スイッチ13と
返却スイッチ14とが設けられている。前面枠2 の下部に
は下皿15と発射用の操作ハンドル16とが設けられ、操作
ハンドル16を操作すれば、上皿11から打球が1個づつ発
射部に供給され、その打球を後述の発射モータの作動に
よりガイドレール6 に沿って発射するようになってい
る。
【0009】17は自動球貸機で、機枠1 の一側で固定枠
に縦長状に取り付けられている。自動球貸機17はカード
挿入口18と表示ランプ19とを有し、カード挿入口18にカ
ードを挿入すれば、表示ランプ19が点灯すると共に、上
皿11の前縁部のカード残金表示部12に残金が表示され、
またカードの挿入後に球貸スイッチ13を押せば、上皿11
に所定数の貸球が払い出され、更に遊戯終了後に返却ス
イッチ14を押せば、残金を記録済みのカードがカード挿
入口18から返却されるようになっている。
【0010】図2はパチンコ機の背面図である。図2に
おいて、20は裏セット板で、遊戯盤5 を裏側から押さえ
付けるように前面枠2 に装着されている。21は裏セット
板20に取付けられた制御基板で、パチンコ機全体の遊戯
動作を制御するマイクロコンピュータ22及びその他の電
気部品等が装着されている。23は前面枠2 の裏側の下部
に装着された発射モータで、操作ハンドル16を操作すれ
ば、この発射モータ23が作動し、打撃槌24により打球レ
ール25上の打球を打撃して発射するようになっている。
なお、発射モータ23にはステッピングモータが用いられ
ている。26は発射モータ23用の制御基板である。
【0011】27は賞球を貯留する賞球タンクで、裏セッ
ト板20の裏側の上部に装着されている。28は賞球タンク
27に連通する賞球タンクレールで、賞球タンク27の下側
で裏セット板20の上部に取付けられている。29は賞球の
球切れを検出する球切れスイッチで、賞球タンクレール
28の下部にピン30により回動自在に枢支された作動片31
により繰り出される。作動片31はウェイト32を有し、球
切れ時に上昇して球切れスイッチ29がオフするようにな
っている。
【0012】33は賞球を所要数づつ払い出す賞球払出し
手段で、制御基板21の側方で裏セット板20に装着されて
いる。賞球払出し手段33は、賞球供給通路34と賞球払出
し通路35とを左右に二列備えると共に、その各列の通路
34,35 間に払出し用の回転体36を備え、この回転体36を
払出しモータ37により回転駆動するようになっている。
賞球供給通路34は上側の賞球タンクレール28に連通し、
賞球払出し通路35は下側の賞球案内通路38を経て前側の
上皿11内に連通されている。
【0013】39は賞球供給通路34の賞球切れを確認する
球切れ確認スイッチで、賞球供給通路34の上端部に設け
られ、賞球が切れた時にオフするようになっている。40
は賞球払出し手段33からの賞球の払い出しを検出する払
出し検出スイッチで、賞球払出し通路35の下端部に設け
られている。41は満杯検出スイッチで、下皿15の打球が
満杯状態となった時に、作動片42を介してオンするよう
になっている。
【0014】43は入賞口7 等の入賞領域に入った入賞球
を貯留する入賞球タンクで、制御基板21の下側で裏セッ
ト板20に装着されており、遊戯盤5 の入賞球出口44〜47
から出て来る入賞球を夫々受け取るようになっている。
入賞球タンク43は下部側に入賞球タンクレール48を一体
に備えている。49は入賞球タンク43内の入賞球を1個づ
つ落とす入賞球落し手段で、揺動自在に枢支された球落
しアーム50と、この球落しアーム50を揺動させるための
球落しソレノイド51とを備えている。
【0015】52は入賞球落し手段49により落とされる入
賞球を検出する入賞球検出スイッチで、入賞球落し手段
49と共に入賞球タンクレール48の先端部に設けられてい
る。53は球排出通路で、アウト口10からのアウト球、及
び入賞球落し手段49からの入賞球を図外の球排出部へと
排出するためのものである。54は入賞球満杯スイッチ
で、入賞球タンク43の入賞球が満杯になった時に、これ
を検出してオンするようになっている。
【0016】賞球払出し手段33は、図3及び図4に示す
ように構成されている。即ち、図3及び図4において、
55は縦長状の賞球払出しケースであって、裏セット板20
に取付けられている。賞球払出しケース55内は中間隔壁
56により左右の二列に区画され、その各列には賞球供給
通路34と賞球払出し室57と賞球払出し通路35とが上下方
向に設けられている。
【0017】賞球供給通路34は一対の通路壁58により略
S字状に彎曲され、また賞球払出し室57は上下一対の室
壁59により円形状に形成され、この賞球払出し室57の前
後に略相対向するように賞球供給通路34と賞球払出し通
路35とが開口されている。賞球払出し通路35は一対の通
路壁60により形成されている。賞球払出しケース55内の
下部は、仕切壁61により賞球払出し口62と賞球落下口63
とに区別され、その賞球払出し口62は賞球案内通路38
に、賞球落下口63は図外の球排出部に夫々連通されてい
る。
【0018】回転体36は中間隔壁56の孔64に回転自在に
嵌合するフランジ部65と、このフランジ部65の両側で左
右の各列に対応すべく外周に形成された球凹部66とを有
し、賞球払出し室57内に挿入された払出しモータ37の出
力軸67に固定されている。なお、回転体36は上側の室壁
59との間隙が大になるように下方に偏心して設けられて
いる。球凹部66は賞球Aが1個入るだけの大きさであっ
て、周方向に6個設けられ、また各列の球凹部66は周方
向に半ピッチ分だけずれて設けられている。払出しモー
タ37は賞球払出しケース55の一方の側壁68の外面に固定
されている。
【0019】賞球供給通路34を形成する通路壁58には、
賞球払出し室57の入口に対応するように賞球排出口69が
下部側に開口状に設けられると共に、この賞球排出口69
を開閉する開閉板70が設けられている。開閉板70は二列
の賞球排出口69に跨がる大きさであって、上端の枢支ピ
ン71により開閉自在に枢着され、また上端側にウェイト
部72が、下端部の一側に突起73が夫々設けられている。
突起73は賞球払出しケース55の他方の側壁74に形成され
たガイド孔75から外方に突出し、これに係合するロック
板76により開閉板70が閉状態にロックされている。
【0020】ロック板76は扇形状であって、突起73に係
脱自在に係合すべく側壁74の枢支ピン77により枢支され
ている。ロック板76は下方に突出するアーム部78を有
し、このアーム部78の下端の突起79と長孔80を介して開
閉レバー81に連動連結されると共に、アーム部78と側壁
74に固定のピン82との間に掛装された引張バネ83により
ロック方向に付勢されている。開閉レバー81は側壁74に
固定の枢支ピン85により回動自在に枢支され、操作部86
を引張バネ83に抗して図3のa矢印方向に操作した時
に、ロック板76が突起73から外れて開閉板70が開くよう
になっている。
【0021】球切れ確認スイッチ39は、図3ないし図4
に示すように、コ字状に成形されたホルダー87内にフォ
トセンサーを埋設して成り、各賞球供給通路34の上端部
に対応するように基板88に取付けられている。基板88は
スイッチケース89の内面に形成された溝90に挿入した状
態で、ホルダー87と共に賞球払出しケース55の上面に載
置されている。スイッチケース89は賞球払出しケース55
の上端部にネジ91等で着脱自在に固定されている。
【0022】賞球供給通路34の上端には、この通路34の
賞球Aによって押し上げられる感知アーム92が設けられ
ている。感知アーム92は中間隔壁59とスイッチケース89
の側壁との間の枢支ピン93により上下動自在に枢支され
ると共に、先端側の上面に孔94付きの突出部95と下降制
限用のストッパー96とを有する。そして、球切れ確認ス
イッチ39は、感知アーム92が賞球Aにより押し上げられ
て孔94が球切れ確認スイッチ39に対応した時にオンし、
またストッパー96が賞球払出しケース55の上面に当接し
た時に、突出部95が遮光してオフするようになってい
る。
【0023】払出し検出スイッチ40は、図3及び図4に
示す如く、各賞球払出し通路35から落下する賞球Aが通
る孔97を備えたホルダー98内に、その孔97を取り囲むよ
うに近接スイッチを埋め込んで成り、賞球払出しケース
55に形成された取付孔99に挿入して取付てられている。
【0024】入賞球タンク43、入賞球落し手段49等は、
図5ないし図8に示すように構成されている。即ち、入
賞球タンク43は左右方向の一端側が低くなるように傾斜
する傾斜底壁100 を有し、その傾斜底壁100 の一端側で
入賞球タンク43内と連通するように入賞球タンクレール
48が一体に設けられている。入賞球タンクレール48は他
端側に傾斜しており、その先端側、即ち傾斜底壁100 の
下方側に球落し口101が下向きに形成されている。
【0025】入賞球落し手段49は、入賞球タンクレール
48の球落し口101 の外方近傍に配置された球落しアーム
50と、入賞球検出スイッチ52が入賞球Bを検出した時
に、球落しアーム50を開方向に揺動させる球落しソレノ
イド51とを備えている。球落しアーム50は球落し口101
の上壁部に沿って上部側が彎曲し、その上端のボス部10
2 に挿通された枢支ピン103 により、球落し口101 に対
して出退するように揺動自在に枢支されている。枢支ピ
ン103 は入賞球タンクレール48等と一体に形成されたカ
バー部104 と、その前面側の前カバー105 との間に架設
されている。
【0026】球落しアーム50の下端には、その幅方向の
一端から入賞球タンクレール48の球落し口101 側に突出
する支持部106 と、この支持部106 の先端から球落しア
ーム50の幅方向に突出して入賞球Bを下側から受け止め
る球受け部107 とが一体に設けられ、これら球落しアー
ム50、支持部106 及び球受け部107 との間に、入賞球B
が下方に落下し得るように切欠部108 が形成されてい
る。また球落しアーム50には球受け部107 の上方側に、
その揺動運動により球落し口101 を開閉し、かつ閉時に
後続の入賞球Bの落下を阻止する板状の球阻止部109 が
一体に設けられている。
【0027】球落しソレノイド51は、前カバー105 に固
定されたU字状の取付ブラケット110 内に上下方向に取
付けられ、通電時に可動鉄片111 を吸着して球落しアー
ム50を落とし方向に揺動させるようになっている。可動
鉄片111 は取付ブラケット110 の一方の上端を支点とし
て上下揺動自在に支持されると共に、一端が球落しアー
ム50の係合部112 に挿入され、他端に引張バネ113 が連
結されている。引張バネ113 は可動鉄片111 を介して球
落しアーム50を阻止方向に付勢するためのもので、取付
ブラケット110 のバネ掛部114 との間に張られている。
【0028】入賞球検出スイッチ52は、入賞球Bが通る
孔115 を備えたホルダー116 内に、その孔115 を取り囲
むように近接スイッチを埋め込んで成り、孔115 が球落
し口101 と一致し、かつ球落しアーム50の球阻止部109
と球受け部107 との間に入るように配置されている。そ
して、この入賞球検出スイッチ52は、カバー部104 と前
カバー105 とに形成された溝117 に嵌合した状態で固定
されている。
【0029】制御基板21のマイクロコンピューター22
は、図10に示すように、入出力インターフェイス118 を
介して各種スイッチ29,39,40,41,52,54 に接続されると
共に、払出しモータ37、球落しソレノイド51等に接続さ
れている。マイクロコンピューター22は、図11に示すよ
うな各手段により構成される。即ち、119 は入賞球貯留
判別手段で、入賞球満杯スイッチ54がオフの時に入賞球
タンク43に入賞球Bを貯留可能と判断し、オンの時に貯
留不能として遊戯機能停止信号を出力する。
【0030】120 は賞球払出し手段33の払出し状態が正
常か否かを判断する払出し異常判別手段で、払出し検出
スイッチ40により払出し状態を検出して正常か否かを判
断し、異常時には球切れスイッチ29をオン・オフするこ
とにより払出し異常状態を解除するようになっている。
121 は賞球払出し手段33による賞球Aの払い出しが可能
か否かを判別する払出可能性判別手段で、球切れスイッ
チ29、球切れ確認スイッチ39及び満杯検出スイッチ41が
共にオンの時に払出し可能と判断する。
【0031】122 は入賞球Bの有無を判断する入賞球判
別手段で、入賞球検出スイッチ52がオンの時に入賞球が
ある旨の入賞球信号を出す。123 は球落し制御手段で、
入賞球信号があった時に、球落しソレノイド51をワンシ
ョットする。124 は賞球払出し制御手段で、入賞球信号
があった時に、払出しモータ37に回転信号を出す。
【0032】次に上記構成における動作を説明する。遊
戯に際して自動球貸機17のカード挿入口18にカードを挿
入すると、カード残金表示部12に残金がディジタル表示
される。次に球貸スイッチ13を押すと、自動球貸機17か
ら所定数の打球が上皿11に払い出される。そこで、遊戯
者が操作ハンドル16を回動操作すると、発射モータ23が
作動し、打撃槌24が上皿11から発射位置に1個づつ供給
される打球を打撃してガイドレ−ル6 に沿って発射す
る。
【0033】発射された打球は、遊戯盤5 の上部側から
下方に落下し、その殆どはアウト口10に入り、球排出通
路53を経て球排出部へと排出されて行き、一部の打球が
入賞口7 等の入賞領域に入る。入賞領域に多数の入賞球
Bが連続的に入った時には、各入賞球Bが遊戯盤5 の入
賞球出口44〜47から入賞球タンク43に集められ、その下
側の入賞球タンクレール48側から入賞球タンク43へと順
次貯留される。
【0034】入賞球落し手段49の球落しアーム50は、引
張バネ113 により付勢されて、図7に実線で示す状態に
ある。即ち、球落しアーム50の球受け部107 が入賞球検
出スイッチ52の孔115 の下方中央に位置し、球阻止部10
9 が球落し口101 から後退した状態にある。この状態で
入賞球Bが入賞球タンク43内へと案内され、入賞球タン
クレール48を経て球落し口101 まで転がって来ると、そ
の入賞球Bは球落し口101 から入賞球検出スイッチ52の
孔115 に入り、その下側の球受け部107 により一旦受け
止められる。
【0035】そして、入賞球検出スイッチ52がその入賞
球Bを検出してオンすると、球落しソレノイド51がワン
ショットされて励磁し、可動鉄片111 を引張バネ113 に
抗して吸着する。このため、球落しアーム50が枢支ピン
103 廻りに図7のb矢印方向に仮想線の如く回動し、そ
の球受け部107 が孔115 の下方から外れ、切欠部108 が
孔115 に対応するので、球受け部107 上に保持されてい
た入賞球Bは、球排出通路53を経て下方へと落下する。
この時、球落しアーム50の球阻止部109 が球落し口101
側に進入し、落とすべき入賞球Bの上側にある後続の入
賞球Bの下側に入り、球落し口101 を閉じるので、後続
の入賞球Bが続いて排出されることはない。
【0036】入賞球Bが1個落とされると、球落しソレ
ノイド51が消磁し、引張バネ113 により可動鉄片111 を
介して球落しアーム50が枢支ピン103 廻りに反b矢印方
向に回動し、実線で示す状態に戻る。従って、球阻止部
109 により阻止されていた入賞球Bが球落し口101 から
入賞球検出スイッチ52の孔115 へと落下し、その下側の
球受け部107 により受け止められる。そして、入賞球タ
ンク43、入賞球タンクレール48に入賞球Bがある限り、
同様の動作を繰り返し、入賞球Bを1個づつ落として行
く。
【0037】一方、入賞球検出スイッチ52が入賞球Bを
検出すると、賞球払出し手段33の払出しモータ37が所定
角度だけ回転し、その出力軸67に固定された回転体36を
図3のc矢印方向に回転させる。そして、賞球タンク27
から賞球タンクレール28を経て賞球払出し手段33の賞球
供給通路34に供給されてストックされている賞球Aを回
転体36の回転によって所要数づつ繰り出して払い出す。
【0038】この場合、回転体36は二列の賞球供給通路
34に跨がって設けられており、二列同時に払い出すの
で、回転体36による払出し動作が迅速に行われる。回転
体36の回転により払い出された賞球Aは、賞球払出し通
路35から落下し、賞球案内通路38を経て上皿11へと供給
されている。以下、入賞球検出スイッチ52が入賞球Bを
検出する毎に、賞球払出し手段33の払出しモータ37が作
動し、回転体36を回転させて賞球Aを順次払い出して行
く。
【0039】遊戯中に停電等によって電源が落ちれば、
その時点で入賞球落し手段49の球落しソレノイド51が消
磁し、球落しアーム50が引張バネ113 の付勢によって図
8の実線位置に戻り、球落し動作を停止する。このため
入賞球Bは、入賞球タンク43から入賞球タンクレール48
上に貯留されたままで証拠球として残る。つまり、入賞
球Bを入賞球タンク43側に貯留することによって、入賞
球Bの球数をその貯留入賞球自体で記憶し保持してお
く。従って、電源が復旧すれば、停電前の状態から遊戯
を再開することができる。
【0040】また遊戯中に、遊戯者から入賞領域に入る
打球数の割合いに比べて賞球Aの払出し回数が少ない旨
の申し出があった場合にも、遊戯動作を中断し、前面枠
2 を開けて遊戯盤5 の裏側の入賞球タンク43内を見れ
ば、入賞球Bが証拠球として残っているので、入賞球B
の球数が容易かつ確実に判る。このため、賞球払出し手
段33の払出し動作が正常であるか否かを容易に判断で
き、遊戯者との間のトラブルの発生を防止できる。
【0041】この賞球Aの払出し動作の際、マイクロコ
ンピューター22は各スイッチ29,39,40,41,52,54 からの
情報を読み込んで、図12に示すような処理動作を行う。
先ず入賞球貯留判別手段119 が入賞球満杯スイッチ54か
らの信号を読み込み、入賞球タンク43に入賞球Bの貯留
が可能か否かを判別する( ステップS1) 。そして、入
賞球タンク43が満杯状態であれば、入賞球満杯スイッチ
54がオンしているので、貯留可能と判断し遊戯盤機能を
停止( ステップS2) したままで、入賞球落し手段49の
球落し動作に同期して賞球払出し手段33により賞球Aの
払出し動作を続行する。
【0042】貯留可能と判断した後、或いは遊戯機能を
停止した後は、払出し異常判別手段120 で払出し検出ス
イッチ40からの信号を読み込み、払出し異常か否かを判
別する( ステップS3) 。この時、払出し検出スイッチ
40は賞球払出し通路35を経て下方に払い出されて行く賞
球Aを検出してオン・オフを繰り返すので、払出し検出
スイッチ40がオン信号があれば正常と判断し、払出し可
能性判別手段121 に移行する。払出し異常の時は、その
異常原因を除去した後、球切れスイッチ29をオン・オフ
操作すれば異常状態が解除するので、異常状態が解除さ
れたか否かを判別し(ステップS4) 、解除されていれ
ば、払出し可能性判別手段121 で払い出し可能か否か判
別する( ステップS5) 。
【0043】払出し可能性判別手段121 では、球切れス
イッチ29、球切れ確認スイッチ39、満杯検出スイッチ41
の信号を読み込み、スイッチ29,34 が共にオンの時に払
出し可能と判断する。なお、球切れスイッチ29は賞球タ
ンクレール28上の賞球Aがなくなれば、ウェイト32によ
って作動片31が上昇するので、オフして球切れを検出す
る。また満杯検出スイッチ41は下皿15の打球が満杯状態
の時に、オンして満杯を検出する。
【0044】球切れ確認スイッチ39は、賞球供給通路34
の上端まで賞球Aが充満していれば、その賞球Aによっ
て感知アーム92がピン93廻りに押し上げられ、突出部95
の孔94が球切れ確認スイッチ39に一致して、フォトセン
サーが受光するので、オン状態にある。しかし、賞球供
給通路34の上端側の賞球Aがなくなれば、ストッパー96
により規制されるまで感知アーム92が下がり、突出部95
がフォトセンサーに入る光を遮光するので、球切れ確認
スイッチ39がオフし、賞球供給通路34の賞球Aが球切れ
であることを検出し確認する。
【0045】払い出し可能と判断すれば、次に入賞球有
無判別手段122 で入賞球検出スイッチ52からの信号を読
み込み、入賞球Bがあるか否かを判別する( ステップS
6)。そして、入賞球検出スイッチ52が入賞球Bを検出
してオンすれば、入賞球落し制御手段123 に球落し指令
を送り、入賞球落し手段49の球落しソレノイド51をワン
ショットして、入賞球Bを1個落とす。
【0046】一方、同時に賞球払出し制御手段124 に払
出し指令を送り、賞球払出し手段33の払出しモータ37に
より回転体36を回転させて、指定された数の賞球Aを払
い出す。つまり、入賞球Bがあれば、入賞球排出及び賞
球払出しの各指令を出し、その処理を行う( ステップS
7) 。そして、これに続いて払出し検出スイッチ40から
賞球Aの払出し状態を読み込んで異常か否かを判断し(
ステップS8) 、払出し異常と判断すれば、払出し異常
状態を表示する( ステップS9) 。
【0047】なお、実施例では、パチンコ機について例
示したが、これに限定されるものではなく、その他の各
種の弾球遊戯機においても同様に実施できることは言う
までもない。
【発明の効果】本発明によれば、遊戯盤5 の入賞領域に
入った入賞球Bを検出して賞球払出し手段33により賞球
Aを所要数づつ払い出すようにした弾球遊戯機の賞球払
出し装置において、遊戯盤5 の裏側に、入賞球Bを貯留
する入賞球タンク43を設け、この入賞球タンク43の球落
し口101 に、入賞球タンク43内の入賞球Bを1個づつ落
とす入賞球落し手段49と、この入賞球落し手段49により
落とされる入賞球Bを検出して賞球払出し手段33を作動
させるための入賞球検出スイッチ52とを設けているの
で、多数の入賞球Bが連続的に入った時に、停電等で電
源が落ちても入賞球Bの球数の記憶が失われることがな
く、電源の復旧後、直ちに遊戯を再開でき、また遊戯盤
を開ければ入賞球Bの球数を容易に確認できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカード式パチンコ機の
正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すカード式パチンコ機の
背面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す賞球払出し手段の側面
断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す賞球払出し手段の背面
断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す賞球払出し手段の平面
断面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す入賞球落し手段の背面
断面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】本発明の一実施例を示す入賞球落し手段の側面
断面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す入賞球落し手段の底面
断面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す制御系のブロック図で
ある。
【図11】本発明の一実施例を示すマイクロコンピュータ
ーのブロック図である。
【図12】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【符合の説明】
5 遊戯盤 33 賞球払出し手段 43 入賞球タンク 49 入賞球落し手段 52 入賞球検出スイッチ 101 球落し口 A 賞球 B 入賞球

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯盤(5) の入賞領域に入った入賞球
    (B) を検出して賞球払出し手段(33)により賞球 (A)
    を所要数づつ払い出すようにした弾球遊戯機の賞球払出
    し装置において、遊戯盤(5) の裏側に、入賞球 (B) を
    貯留する入賞球タンク(43)を設け、この入賞球タンク(4
    3)の球落し口(101) に、入賞球タンク(43)内の入賞球
    (B) を1個づつ落とす入賞球落し手段(49)と、この入
    賞球落し手段(49)により落とされる入賞球 (B) を検出
    して賞球払出し手段(33)を作動させるための入賞球検出
    スイッチ(52)とを設けたことを特徴とする弾球遊戯機の
    賞球払出し装置。
JP4315710A 1992-10-30 1992-10-30 弾球遊技機の賞球払出し装置 Expired - Lifetime JP2657742B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0211186A (ja) * 1988-06-28 1990-01-16 Fuji Shoji:Kk パチンコ機の入賞球カウンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0211186A (ja) * 1988-06-28 1990-01-16 Fuji Shoji:Kk パチンコ機の入賞球カウンタ

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