JP3895549B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機に関し、特には遊技機内の遊技球を強制的に排出する構造を有する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の弾球遊技機には、払出用の遊技球を貯留する貯留タンクから誘導樋を介して流下してきた遊技球を、払出装置(払出手段)の球停止位置で一旦停止させておき、払出条件が成立した場合、例えば遊技盤の入賞口に遊技球が入賞(入球とも称される。)すると、入賞した遊技球の個数と対応する個数の遊技球を賞品球として払い出す構造になっているものが多い。その場合、前記入賞口における一の入賞による一払出条件成立に対して払い出される遊技球の個数が単位払出球個数(単位賞品球個数とも称される。)として予め設定されている。また、払出装置に通じる誘導樋の途中には遊技球の有無を検出する球切検出手段が設けられ、誘導樋内に遊技球が無くなったのを検出した場合、払出装置による遊技球の払い出しを停止して払出装置の空動作を防止している。
【0003】
さらに、従来の弾球遊技機には、いわゆるCR機における球貸情報(払出可能遊技球情報)が記憶された記憶媒体(カード)を記憶媒体読取ユニット(球貸用カードユニット)に挿入して球貸ボタンを押すなどの貸球払出操作によって、所定数の遊技球(貸球)を前記払出装置から払い出す構造になっているものが多い。なお、前記貸球払出については、例えば球貸ボタンを1回押すこと等による一払出条件成立で払い出される遊技球の個数が単位払出球個数(単位貸球個数とも称される。)として予め設定されている。
【0004】
また、前記払出装置には払い出す遊技球をカウントする払出遊技球検出センサが設けられ、払出遊技球の個数が単位払出球個数になると遊技球の払い出ししを停止し、払出条件成立の回数に応じて単位払出球個数の払い出しが繰り返されるようになっている。他方、払出遊技球の個数が不足している場合にはエラー報知手段によりエラー報知したり、払出装置の動作を停止させたりして、球不足による弊害が波及しないように構成されている。
【0005】
このような弾球遊技機においては、遊技機メーカーにおける検査(特に払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メンテナンス時等に、遊技機内の遊技球を全て抜き出さねばならない場合がある。前記球抜き方法としては、払出装置より上流の誘導樋に誘導切替部を設け、誘導切替手段の操作で遊技球を前記誘導切替部から払出装置への誘導又は遊技機外へ連通する球抜樋への誘導に切り替えられるようにしておき、前記切り替えによって、誘導切替部より上流の遊技球を遊技機外に排出させるものが一般的である。ところで、前記誘導切替手段の操作では、誘導切替部から払出装置の球停止位置までの間に残存する遊技球(残存遊技球)については排出することができない。
【0006】
そのため、従来では、検査等の終了後に遊技盤を開けて入賞口に遊技球を強制的に入賞させたり、貸球の払出操作と同様に記憶媒体読取ユニット(球貸用カードユニット)に記憶媒体(カード)を挿入して球貸ボタンを押したり、払出装置に遊技機外部から外部払出指令装置を接続して操作することにより、前記球貸ボタンを押すのと同じ払出指令を払出装置に出力したりして払出装置を作動させることによって、前記残存遊技球を単位払出球個数ずつ抜き取っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の遊技機においては、強制的な入賞等の繰り返しによって最後に抜き出される(払い出される)こととなる遊技球の数が前記単位払出球個数以下となった場合には、前述した払出遊技球検出センサによって払出遊技球の不足が検出されてエラーとなり、前記エラー動作が発生してしまう。このようなエラー動作が発生した場合、払出装置の停止状態を解除したり、払出装置を強制的に作動させたり、エラー状態を解除したりする等の面倒な作業が必要となり、球抜き作業に多大なる労力を費していた。
【0008】
また、前記のように払出条件を成立させて残存遊技球を単位払出球個数ずつ払い出していく際に、最上流位置の残存遊技球が球切検出装置の検出位置より下流位置になると、球切検出装置によって遊技球無しが検出されて払出装置が停止してしまうため、球切検出装置を操作して強制的に偽りの球有り状態を検出させることにより球抜き作業を完遂させねばならなかった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、合理的に遊技機内の遊技球の抜き取りができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の発明は、払出用の遊技球を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクから遊技球を流下させる誘導樋と、前記誘導樋に連通する遊技球通路を有し、前記誘導樋を流下してきた遊技球を前記遊技球通路に設けた球停止位置で一旦停止させ、前記球停止位置を介して遊技球を払い出すように構成され、一払出条件の成立に対して予め設定されている遊技球の払出個数を単位払出球個数として遊技球を払い出す払出手段と、前記誘導樋を流下してきた遊技球を、前記払出手段より上流の誘導樋に設けられた誘導切替部で、前記払出手段への誘導又は誘導切替部より上流の遊技球を強制的に排出する球抜樋への誘導に切り替える誘導切替手段と、前記誘導切替部と払出手段間に設けられて遊技球の有無を検出する球切検出手段と、前記球切検出手段により遊技球無しが検出された場合に前記払出手段による遊技球の払出停止を行う球切払出停止手段とを備える弾球遊技機において、前記誘導切替手段により遊技球の誘導が球抜樋への誘導に切り替えられて誘導切替部より上流の遊技球が排出された際に、前記誘導切替部から球停止位置間に残存する残存遊技球の個数が、前記単位払出球個数の整数倍のみとなるように前記誘導切替部より下流側の前記誘導樋長さ及び径、前記遊技球通路の長さ及び径、並びに前記球停止位置の設置位置が決定されていると共に、前記球切検出手段による球切検出位置が残存遊技球の最下流位置から上流側へ単位払出球個数目までの少なくとも1個の遊技球を検出できる位置とされ、前記単体払出球個数の払い出し中に前記遊技球無しの検出がなされた場合には、その遊技球無し検出時における前記単位払出球個数の払い出しを終了するまで前記払出手段による払い出しを停止しないように構成されたことを特徴とする弾球遊技機に係る。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1において、球切検出手段が、遊技球の有無により作動する作動部と、前記作動部を強制的に作動させる操作部と、前記作動部の動作に応じて入・切となるスイッチ部とよりなることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、遊技球の入球可能な入賞口の設けられた遊技盤を備え、前記入賞口への遊技球の入賞により払出条件が成立することを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3において、入賞口が複数設けられると共に前記複数の入賞口の少なくとも一つを特定入賞口に設定し、前記特定入賞口への一入賞による一払出条件成立に対して設定されている単位払出球個数の整数倍のみが残存遊技球の個数となるように前記誘導切替部より下流側の前記誘導樋長さ及び径、前記遊技球通路の長さ及び径、並びに前記球停止位置の設置位置が決定されていることを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1又は2において、払出手段に接続された記憶媒体読取ユニットを備え、前記記憶媒体読取ユニットにより記憶媒体の払出可能遊技球情報が読み込まれて払出操作がなされることにより払出条件が成立することを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1又は2において、遊技機外部から払出手段に接続される外部払出指令装置の払出操作により払出条件が成立することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正面図、図3は同遊技機の遊技盤の裏面図、図4は同遊技機の制御系を簡略に示すブロック図、図5は同遊技機全体の裏面図、図6は同遊技機の裏機構板を示す図、図7は裏機構における誘導切替部付近を示す図、図8は裏機構板に設けられるケースレールの分解斜視図、図9は誘導切替手段の構造を示す斜視図、図10は誘導切替手段による球抜き時を示す図、図11は払出装置を示す図、図12は払出装置の分解斜視図、図13は払出処理のフローチャートである。
【0017】
図1ないし図6に示す弾球遊技機は、この発明の一実施例に係るパチンコ遊技機1である。このパチンコ遊技機1は、枠体2の内側に遊技盤3が着脱交換可能に収容されており、その遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6に、遊技球の入賞可能な入賞口等が設けられている。この実施例では、前記遊技盤3の遊技領域6に、次に説明するような複数の入賞口が設けられている。
【0018】
まず、遊技領域6の中心線上に設けられた表示装置9の下方に、上側第1種始動入賞口10及び普通電動役物で可動片11a,11bを有する下側第1種始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15が配設されており、その下方にはアウト口17が配設されている。また、上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に風車22a,22bが設けられており、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25が配設され、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。
【0019】
また、前記遊技機1の前面側には、遊技状態を報知するランプ表示器35、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、遊技者による操作ハンドル92の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。
【0020】
前記発射装置91は、図1及び図5から理解されるように、操作ハンドル92と、該操作ハンドル92の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モータ93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射する打球杆94とを有している。前記発射装置91により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導されるようになっている。前記発射球誘導路により遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるように構成される。
【0021】
また、図中の表示装置9において、符号41は数字,アルファベット,記号或いは絵(キャラクタ)等の図柄を変動表示及び停止表示(最終的に確定停止表示する前の仮停止表示を含む、以下同じ)可能な普通図柄表示装置、43は同じく特別図柄表示装置、45は普通図柄表示装置41の7セグメントLED等からなる普通図柄表示部、47はLED等からなる普通図柄変動数記憶表示器、49は表示装置9の窓枠部、50は特別図柄表示装置43の液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からなる画像表示部、51はLED等からなる特別図柄変動数記憶表示器である。この実施例の前記画像表示部50の表示画面は、横に並ぶ3つの表示領域に分割されており、各表示領域で判定結果表示用の特別図柄がそれぞれ変動表示及び停止表示可能とされている。前記画像表示部50には、前記特別図柄に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっている場合もある。
【0022】
さらに、大入賞口15に関して符号61は開閉板、63は特定領域入賞口であり、また、符号38は上側球受け皿36に遊技球を払い出す遊技球払出口である。なお、前記特別図柄表示装置43については、画像表示部50が前記したように液晶表示器に限られるものではなく、LED、EL、CRTやその他発光体で構成されていてもよい。
【0023】
前記遊技盤3の背面(裏面)には、入賞口への遊技球の入賞を検出する検出スイッチ等が設けられている。この実施例では、図3に示すように、検出スイッチが各入賞口に対してそれぞれ設けられている。例えば、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチ78と右袖入賞口用検出スイッチ79、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチ81と右落とし入賞口用スイッチ82が、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0024】
また、前記第1種始動入賞口10,11に入賞した球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動入賞口センサ)55a,55bが入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出によって前記特別図柄表示装置43の図柄変動を開始するようになっている。さらに、前記遊技盤3の大入賞口15の背面側には、前記特定領域入賞口63への入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)65が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)67が設けられている。前記各入賞口への遊技球の入賞を各検出スイッチが検出して払出条件が成立すると、一払出条件の成立に対して予め設定されている遊技球の払出個数を単位払出球個数として、入賞球数に応じて単位払出球個数の整数倍からなる遊技球(賞品球)が後述の払出装置(払出手段)140によって払い出されるようになっている。この例では、大入賞口15への1回の入賞(1個の入球)による一払出条件の成立に対して25個が単位払出球個数として設定され、その他の入賞口への入賞による一払出条件の成立に対しては7個が単位払出球個数として設定されている。
【0025】
前記した検出スイッチの他に遊技盤背面に設けられているものとしては、前記下側第1種始動入賞口11の可動片11a,11bを開閉する第1種始動入賞口用ソレノイド53と、前記大入賞口15の開閉板61を開閉する大入賞口ソレノイド59、前記特定領域入賞口63の開閉扉(図示せず)を所定条件時に開閉するための特定領域開放用ソレノイド64、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を通過する遊技球を検出する普通図柄変動開始スイッチ56,57等がある。
【0026】
なお、前記普通図柄変動開始スイッチ56,57で両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって、前記普通図柄表示装置41の図柄変動を開始させるようになっている。そして、前記普通図柄表示装置41の普通図柄表示部45において図柄変動した後に確定表示された図柄が予め設定されている特定の図柄であった場合には、小当たり(普通図柄当たり)となり、前記下側第1種始動入賞口11のの可動片11a,11bの拡開開放を所定時間行うようになっている。
【0027】
前記大入賞口15の作動について説明すれば、前記第1種始動入賞口10,11に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始スイッチ55a,55bによって入賞球が検出されると、前記特別図柄表示装置43の画像表示部50の各表示領域で特別図柄の変動を開始する。そして、所定時間変動後、予め設定された順で特別図柄が変動停止して、停止図柄の組合せが確定表示される。なお、図柄変動パターン等によっては、特別図柄の確定表示以前に、いわゆるリーチ状態となったり、いわゆるリーチ予告、当たり予告等が行われたりすることがある。
【0028】
そして、前記確定表示された停止図柄の組合せが、予め決められた特定の大当たり図柄組合せ、例えば、同一図柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、大当たり状態(特別遊技状態)に移行する。大当たり状態になると、前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。
【0029】
前記普通図柄表示装置41及び特別図柄表示装置43における図柄変動の制御は、図4に示す主制御回路121及び該回路121と前記表示装置9とを接続する表示制御回路125によって行われる。
【0030】
前記主制御回路(主制御基板)121は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと表示制御回路125等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中継回路等を結ぶ入出力回路等で構成される。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生確率や小当たり(下側第1種始動入賞口11の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生確率を定める乱数等も生成している。また、前記RAMは、特別図柄変動開始スイッチ55a,55bの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチ56,57の検出信号用の記憶領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備えている。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
【0031】
前記表示制御回路125は、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御回路121を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと普通図柄表示装置41及び特別図柄表示装置43を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記ROMには、前記画像表示部50への表示データや各種表示プログラム等の図柄データが書き込まれている。
【0032】
また、この実施例の弾球遊技機1には、貸球の払い出ししを行う際に遊技者等が操作する貸球払出操作手段として、図1及び図4に示すような記憶媒体読取ユニット(ここでは、球貸用カードユニット)170が設けられている。この記憶媒体読取ユニット170は、図5の払出制御基板118aに組み込まれた払出制御回路118を介して後述の払出装置140に接続されていて、球貸情報(払出可能遊技球情報)の記憶された記憶媒体としてのカードが記憶媒体読取ユニット170のカード挿入口171に挿入されると、カードに記憶されている球貸情報を読み込み、上側球受け皿36の前方端部に設けられた球貸操作部172の度数表示器173に度数等で球貸情報を表示するようになっている。そして記憶媒体読取ユニット170に設けられている端数設定スイッチ174の操作によって遊技球(貸球)の払出端数が設定された後、球貸操作部172の球貸ボタン175の操作によって払出指令が払出制御回路118に出力されて払出条件が成立すると払出装置140から遊技球が上側球受け皿36に払い出しされる。前記払出指令と払出条件の成立の関係は、一払出指令(1回の払出指令)に対して一払出条件(1回の払出条件)が成立するようになっている。
【0033】
前記貸球操作部172の操作による払出指令は、1回の払出指令(1回の払出条件成立)に対して単位払出球個数の1倍(この例では大入賞口15への入賞に対する単位払出球個数と同じ25個)が設定されており、払出指令が複数回分出力された場合にはその回数に応じて単位払出球個数の整数倍(例えば払出指令が2回分の場合には2倍)からなる遊技球が払い出されるようになっている。
【0034】
また、この実施例における前記端数設定スイッチ174は、100円分、500円分、1000円分の3段階に設定可能となっている。例えば、前記端数設定スイッチ174が100円分に設定されている場合には、球貸操作部172の球貸ボタン175の1回の操作で払出指令が1回出力されて、単位払出球個数(25個)の1倍数の遊技球(25個)が払出装置140から払い出され、500円分と設定されている場合には、球貸ボタン175の1回の操作で前記払出指令が5回分出力されて、単位払出球個数(25個)の5倍の遊技球(125個)が払出装置140から払い出されるようになっている。
【0035】
なお、前記球貸操作部172には、遊技者が遊技を中止したいとき等に操作してカード挿入口171からカードを排出させるためのカード返却ボタン176も設けられている。
【0036】
また、遊技機メーカーにおける検査(特に払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メンテナンス時等に、遊技機内の遊技球を全て抜き出す際には、遊技中と同様に前記記憶媒体読取ユニット170にカード等の記憶媒体を挿入してボタン等を操作することによって球抜きを行う他に、抜き取り作業専用の記憶媒体を作製して用いたり、次に示すように、カード等の記憶媒体を用いることなく球抜きを行えるようにしたりしてもよい。
【0037】
すなわち、この実施例では、図4に示すように、払出装置140に遊技機外部から外部払出指令装置180が払出制御回路118を介して接続可能になっている。外部払出指令装置180は、前記記憶媒体読取ユニット170から出力される払出指令と同様の信号を発生可能な払出信号出力部と、その払出信号出力部より払出指令を出力させるための操作部とにより構成されている。この外部払出指令装置180を球抜き作業時のみ払出装置140に接続して(ここでは図5に示す払出制御基板118のカードインターフェイス接続部122に接続するようになっている。)外部払出指令装置180の操作部を操作(例えばボタンを押す等)することによって、払出指令1回分を払出制御回路118に出力し、その指令を受けた払出装置140が25個(単位払出球個数)の遊技球を払い出すように構成されている。なお、外部払出指令装置180には、単位払出球個数の整数倍を選択できるセレクトボタン等を設けておき、例えば1倍を選べば、操作部の1回の操作で払出指令を1回出力して単位払出球個数の1倍数の遊技球(25個)を払い出し、2倍を選べば、操作部を1回操作するだけで払出指令を2回分出力して単位払出球個数の2倍数(50個)の遊技球を払い出すように構成してもよい。
【0038】
前記遊技機1の裏側には、図5に示すような裏機構を備えており、払出用の遊技球を溜める貯留タンク101、誘導樋95、払出装置140、払出制御基板118a等が配設された裏機構板100を有している。前記払出制御基板118aに設けられている払出制御回路118は払出装置140ととともに払出手段を構成する。なお、図5中の符号103は枠用外部出力端子、104は枠用外部出力端子基板、105は枠飾りランプ中継基板、106は受電基板、107は球切検出スイッチ(球切検出手段)、108は球切検出スイッチ基板、109は盤面用外部出力端子、110は盤面用外部出力基板、111は中央カバー、112は音声制御基板、113はフォト分配基板、114は電源基板、115はランプ制御基板、116はエラー表示部、117はミドルプレート、119は発射装置制御基板、120は下基板ベース、121aは主制御基板、122はカードインターフェイス接続部、123,124は電源プラグである。
【0039】
前記裏機構のうち、特に遊技球の払出に関する部分について、図6ないし12を用いて説明する。図6の裏機構板100に示すように、弾球遊技機の設置島から供給された払出用の遊技球は、まず、裏機構板100に配設されている遊技球の貯留タンク101に貯留される。貯留タンク101には誘導樋95と連通する連通口が設けられており、遊技球が誘導樋95に流れるようになっている。誘導樋95は、前記貯留タンク101から流れてきた遊技球を払出装置140に誘導するものであり、この実施例では、貯留タンク101の連通口に一端が接続されるタンクレール102と、該タンクレール102の他端に一端が接続されて他端が払出装置140に至るケースレール130との2部材で構成されている。なお、前記誘導樋95はタンクレール102とケースレール130の2部材に渡って形成されているものに限られず、1部材又は3部材以上のものに形成されていてもよい。また、この実施例の誘導樋95は、遊技球を効率よく誘導できるように、タンクレール102内部分では、平行に仕切られた3列の樋で構成されており、各樋内で遊技球が1列になってケースレール130へ流下するようになっている。この3列の誘導樋95はタンクレール102の出口で1本にまとめられている。
【0040】
この実施例のケースレール130について、図7の正面図、図8の分解図、図9の誘導切替手段の主要部斜視図及び図10の正面図を用いて詳述する。前記ケースレール130は、ケースレール本体130aと、第1仕切部材130bと、第2仕切部材130cと、ケースレール本体カバー130dとよりなり、ケースレール130内部が、誘導樋95a,95b,95c及び球抜樋134に区画形成されている。前記ケースレール130内の誘導樋95a,95b、95cは、他の機種との汎用性を持たせるため、第1仕切部材130bと第2仕切部材130cによって3列に仕切られているが、この例では第2仕切部材130cとケースレール本体カバー130d間に形成された1列の誘導樋95cのみが前記タンクレール102から続く誘導樋95として使用され、他の2本の誘導樋95a,95bについては使用されていない。このケースレール130の誘導樋95(95c)は、途中に設けられた誘導切替部96と球切検出スイッチ(球切検出手段)107を経て払出装置140に通じている。
【0041】
前記誘導切替部96は、ケースレール130における誘導樋95(95c)途中の傾斜が緩やかな部分に設けられ、該傾斜が緩やかな部分下面に形成された球抜用開口97を誘導切替手段131によって開閉可能に有し、開口状態の球抜用開口97を通った遊技球を球抜用開口97直下の球抜樋134へ誘導するようになっている。なお、この実施例では、前記誘導切替部96における第1仕切部材130b及び第2仕切部材130cの球抜用開口縁98は、後記する誘導切替部材132の誘導切替板132aが過剰に上方へ回動するのを規制する回動規制部となっている。
【0042】
前記誘導切替手段131は、前記球抜用開口97を開閉させて遊技球の誘導を切り替えるものであって、誘導切替部材132と誘導切替ロック部材136と、誘導切替操作レバー133とより構成される。誘導切替部材132は、前記球抜用開口97を下から塞ぐことのできる大きさの誘導切替板132aと、該誘導切替板132aの回動軸から下方に垂下するおもり部132bとよりなる。この誘導切替部材132は、前記球抜用開口97付近におけるケースレール本体130aとケースレール本体カバー130d間に誘導切替板132a側を上下回動可能にして軸着され、おもり部132bの重みで誘導切替板132a側が自然に上方へ回動して前記回動規制部としての球抜用開口縁98に下方から当たるようにされている。そして、前記誘導切替板132aが球抜用開口縁98に当たることによって、さらなる上方回動が規制されるとともに、前記球抜用開口97を塞ぐようになっている。また前記誘導切替板132aの下方回動により、球抜用開口97を開放できるようになっている。なお、前記おもり部132bの下面には誘導切替ロック部材136と係合する係合突条132cが形成されている。
【0043】
前記誘導切替ロック部材136は、平常時に前記誘導切替板132aの自由な下方回動を阻止し、また、球抜き時に誘導切替板132aの下方回動を可能にするものである。この実施例の誘導切替ロック部材136は、ケースレール本体130aとケースレール本体カバー130d間に上下回動可能に軸着され、該部材136の上面には前記おもり部132bの係合突条132cと解除可能に係合する係合爪136aが形成され、また該部材136の下面にはケースレール130の外面と接触してこの誘導切替ロック部材136の係合爪136a側を上向きに付勢するバネ片136bが形成されている。前記係合爪136aは、前記誘導切替板132aが球抜用開口97を塞いだ状態となっているときに、前記おもり部132b下面の係合突条132cと係合して、前記誘導切替板132aの下方回動を阻止する。また、前記バネ片136bに抗する誘導切替ロック部材136の下方回動によって係合爪136aが係合突条132cから離れ、前記おもり部132bの上方回動、すなわち誘導切替板132aの下方回動を可能にする。
【0044】
前記誘導切替操作レバー133は、前記誘導切替部材132の誘導切替板132a側を下方回動可能にするためのものであって、前記誘導切替ロック部材136の回動軸136cから離れる端部136d付近と係合する係合ピン133aが横方向に突出形成された構造からなり、前記ケースレール130外面に軸着されて誘導切替ロック部材136へ向かう横方向に回動可能とされている。前記誘導切替操作レバー133を誘導切替ロック部材136側へ回動させると、前記係合ピン133aが下方へ回動して前記誘導切替ロック部材136を下方へ押し、それによって誘導切替ロック部材136が下方回動して前記係合爪136aと係合突条132cの係合を解除する。符号133bは回動軸着用筒部であり、前記ケースレール本体130a外面のボス135に回動可能に嵌合する。
【0045】
球抜き時、前記のように誘導切替操作レバー133を誘導切替ロック部材136側へ回動させて、誘導切替ロック部材136の係合爪136aと切替操作部材132の係合突条132cとの係合を解除すると、前記誘導切替板132a上に位置する遊技球の重さによって誘導切替板132aが下方へ回動して球抜用開口97が開放され、前記誘導切替部96より上流の遊技球が球抜用開口97から球抜樋134へ誘導されて遊技機1外へ強制的に排出される。
【0046】
前記球切検出スイッチ107としては、前記ケースレール130内の3列の誘導樋95a,95b,95cと対応して設けられた3つの球切検出スイッチ107a,107b,107cのうち、前記タンクレール102から続く誘導樋95として使用される1列の誘導樋95cに設けられた1つの球切検出スイッチ107cのみが使用される。
【0047】
前記球切検出スイッチ107は、前記誘導樋95における誘導切替部96よりも下流位置に設けられ、払出装置140による遊技球払出時に誘導樋95内の遊技球有無を検出するものであり、遊技球無し(球切)の検出により払出制御回路118を介して払出装置140の払出動作を停止させ、空打ちを防止するようになっている。前記払出制御回路118は、球切検出時に払出装置140に対して払い出しを停止させる球切払出停止手段も兼ねている。
【0048】
さらにこの実施例では、後に詳述するように各種入賞口への入賞や記憶媒体読取ユニット170及び外部払出指令装置180による払出操作に対する単位払出球個数の払い出し中に球切(球無し)の検出がなされた場合には、その球切検出時における単位払出球個数の払い出しを終了するまで払い出しを停止しないようになっている。例えば、前記記憶媒体読取ユニット170の端数設定スイッチ174が500円分に設定され、前記球貸ボタン175の1回の操作で払出指令が5回分出力され、そのうち2回目の払出指令に基づく単位払出球個数の払い出し中に球切が検出された場合には、その2回目の払出指令に基づく単位払出球個数の払出終了まで遊技球の払い出し停止がなされず、2回目の単位払出球個数の払出終了後、3回目の払出指令に基づく単位払出球個数の払出開始前に払出停止がなされる。
【0049】
この実施例における球切検出スイッチ107は、前記ケースレール130の誘導樋95cにおけるほぼ垂直な壁面の切り欠き窓99に設けられており、遊技球の有無により作動する作動部126と、この作動部126を強制的に作動させる操作部127と、前記作動部126の作動によって入・切となるスイッチ部128とで構成される。
【0050】
前記作動部126は、第2仕切部材130cとケースレール本体カバー130d間の切り欠き窓99に上部126aが軸着されて下端側がケースレール130の誘導樋95c内外方向へ揺動可能とされた上下に長い板状のもので、その内面(誘導樋95c内側)126bが前記切り欠き窓99における誘導樋95cの壁面を兼ねるようになっている。この作動部126はスイッチ部128と作動部126間に設けられた板バネ部材129によって、作動部126の下側が誘導樋95c内方向へ押されて誘導樋95c内に突出状態で傾斜するように付勢されている。そして、前記作動部126は誘導樋95c内を通過する遊技球によって押されてスイッチ部128側へ揺動し、スイッチ部128のスイッチ128aを押す。それに対して、前記誘導樋95c内に遊技球が無くなる(球切れする)と、前記板バネ部材129によって作動部126が誘導樋95c内方向へ揺動し、前記スイッチ128aの押圧を解除する。
【0051】
前記操作部127は、前記作動部126を板バネ部材129に抗してスイッチ部128側へ揺動させてスイッチ128aを強制的に押すためのものである。この例の操作部127は、前記作動部126の上部裏側(誘導樋95c外方側)から突出した形状とされ、この操作部127を誘導樋95c内方向へ押すことにより作動部126を揺動させてスイッチ128aを強制的に押し、またこの操作部127の押圧解除により作動部126を元に戻してスイッチ128aの押圧を解除する。
【0052】
前記スイッチ部128は、前記作動部126の作動に応じて“入”又は“切”となり、“入”により球有りを検出して前記払出制御回路118を介して払出装置140による遊技球の払出を可能にし、“切”により遊技球の球切れを検出して前記払出制御回路118(球切払出停止手段)を介して払出装置140による払い出しを停止する。この例のスイッチ部128は、前記作動部126によるスイッチ128aの押圧によって“入”となり、前記押圧解除によって“切”となるオンオフ部品からなる。
【0053】
前記払出装置140は、図11の上面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)及び図12に示すように、上端がケースレールの誘導樋95cと通じ、下端が図示しない払出通路を介して遊技球払出口38に通じる遊技球通路151を内部に有し、該遊技球通路151の途中を回動可能な払出ストッパー147で開閉するようにされるとともに、払出遊技球の数を払出遊技球検出センサ145で検出するものであって、次の構成部品よりなる。すなわち、前記遊技球通路151の形成された払出ケース本体141と、該払出ケース本体141に蓋をするように組み合わされる払出本体カバー144と、前記遊技球通路151の脇に設けられるフォトセンサ等からなる払出遊技球検出センサ145及びそのカバー146と、前記払出ケース本体141及び払出本体カバー144間に設けられる払出ソレノイド142、払出アーム143、払出ストッパー147、払出リンク148、払出ストッパー軸149及び払出リンク軸150等で構成されている。
【0054】
この例の払出ソレノイド142は、伸縮可能な作動部材142aを下向きにして配置され、その作動部材142aに払出アーム143が係止されている。前記払出ストッパー147は、払出ストッパー軸149によって払出ケース本体141に回動可能に取り付けられ、その回動によって先端の爪147aが前記遊技球通路151途中の開口151aから遊技球通路151内に対し突出(進入)及び非突出(退避)可能とされている。前記払出ストッパー147の遊技球通路151内への突出(進入)によって、前記遊技球通路151の途中を閉じて遊技球の誘導樋95内流下を停止させ、非突出(退避)により遊技球通路151を開いて遊技球の流下を可能にする。
【0055】
また、前記払出ストッパー147の突出により遊技球が停止する球停止位置から誘導切替部96までの間L(図6に示す。)には、球抜き時における単位払出球個数の整数倍の残存遊技球が残るように、誘導樋95の長さ及び径、払出装置140の遊技球通路151の長さ及び径、払出球ストッパー147の設置位置等が決定されている。前記Lの上限位置は、前記誘導切替部96より上流の遊技球が球抜樋134へ排出された際に誘導樋95内に残る遊技球の最上流位置であり、例えば、前記誘導切替部96の下流側から誘導切替部96内(この例では球抜用開口97)に遊技球が一部突出した状態であっても残ることのできる上限位置である。このようにして誘導切替部96内(球抜用開口98)に一部突出した状態で誘導樋95に残った遊技球も前記L間の残存遊技球個数に含まれる。この実施例では、前記大入賞口15への一入賞や記憶媒体読取ユニット170及び外部払出指令装置180の払出操作による一払出条件成立(一払出指令)に対する単位払出球個数(25個)の1倍数の遊技球(25個)が残存遊技球として遊技機内のL間に残るようにされている。さらに、この発明では、前記払出ストッパー147による球停止位置は、前記球切検出スイッチ107における球切検出位置の基準にされている。すなわち、残存遊技球の最下流位置となる前記球停止位置から上流側へ、前記球抜き時における単位払出球個数と同じ単位払出球個数目までに位置する少なくとも1個の遊技球の有無を検出できるように、前記球切検出スイッチ107及び払出装置140が設けられている。この実施例では、前記球切検出スイッチ107における作動部126の下端が、前記球停止位置から上流側へ24個目と25個目の遊技球間に位置して、球抜き時の単位払出球個数目に相当する25個目の遊技球の有無を検出できるようになっている。なお、前記球抜き時の単位払出球個数目より少ない個数目の遊技球(例えば単位払出球個数25個の場合に球停止位置から5個目の遊技球)を検出したり、単位払出球個数目までの複数個の遊技球(例えば24個目と25個目の遊技球)を検出するようにしてもよい。
【0056】
前記払出リンク148は、前記払出ストッパー147の一部と係合する係合ピン148aと、前記払出アーム143と係合する係合凹部148bを有するものであって、前記払出リンク軸150によって回動可能に払出ケース本体142に軸着され、前記払出ソレノイド142の作動による払出アーム143の上下によって払出リンク148が回動し、その払出リンク148の回動によって前記払出ストッパー147が回動するようになっている。
【0057】
前記払出装置140における具体的な作動を、遊技機1の払出処理フローを示す図13を併用しながら説明する。前記ケースレールの誘導樋95cから払出装置140の遊技球通路151に入った遊技球は、図11の(b)図に示すように、遊技球通路151内へ突出状態となっている払出ストッパー147によって一旦停止する。そして、前記遊技盤3に設けられた各入賞口に遊技球の入賞があった場合には、その入賞したことを検出スイッチが検出すると、その入賞口固有の入賞信号(払出条件成立信号)が主制御回路121に出力され、入賞信号を受信した主制御回路121が入賞信号(入賞口)に応じた払出指令(払出信号)を払出制御回路118に出力する。
【0058】
前記主制御回路121からの払出指令は一時的に払出制御回路118に記憶される。そして、図13に示すように、前記払出制御回路118に払出指令(払出条件成立)の記憶が有るか無いか判断され(S10)、払出指令記憶有りの場合には前記球切検出スイッチ107による球切信号の有無が判断される(S20)。前記球切検出スイッチ107が“入”となっていて球切信号無し(球有り)の場合には、前記払出装置140の払出ソレノイド142が作動し、前記払出ストッパー147が回動して非突出状態となり、払出条件成立の種類に応じた単位払出球個数の遊技球が払い出される(S30)。例えば、前記払出条件成立が、大入賞口15への入賞である場合には単位払出球個数として25個が払い出され、その他の入賞口への入賞である場合には単位払出球個数として7個が払い出される。また同時に、前記払出遊技球検出センサ145によって払出遊技球のカウントを行う。そして、前記したように払出遊技球の個数が単位払出球個数に達すると、再び、払出ソレノイド142の作動によって払出ストッパー147が回動して遊技球通路151内に突出し、遊技球の払出しを止める。払い出された遊技球は、前記遊技球払出口38から上側球受け皿36に供給される。
【0059】
また、前記ステップS20において球切検出スイッチ107が“切”となっていて球切信号有り(球無し)の場合には、遊技球払出中か否かが判断される(S40)。遊技球払出中の場合には、単位払出球個数分払い出されるまで払出装置140に遊技球の払い出しを続けさせ(S30)、その払い出し終了後に前記払出ソレノイド142の作動により払出ストッパー147が回動して遊技球通路151内に突出し、遊技球の払い出しを止める。それに対し、前記ステップS40において遊技球払出中でない場合には、前記払出ストッパー147を突出状態のままにして払出装置140に払い出しを行わせない。また、前記ステップS10で払出制御回路118に払出指令(払出条件成立)の記憶が無い場合にも同様にして遊技球の払い出しが行われない。
【0060】
なお、前記ステップS30で払出条件成立(払出指令)に応じた単位払出球個数の払い出しを行った後、その払い出しの判断に使用された払出指令が払出制御回路118から削除される。その際、複数回分の払出指令が払出制御回路118に記憶されている場合には、前記払い出しの判断に使用された1回分の払出指令のみが削除され、残った払出指令は、その後繰り返される前記払出処理において順次使用される。
【0061】
それに対して、前記記憶媒体読取ユニット170や外部払出指令装置180による遊技球(貸球)の払出操作は、次のようにして行われる。前記記憶媒体読取ユニット170を用いる場合は、前記記憶媒体読取ユニット170にカード等の記憶媒体が挿入されて記憶媒体の球貸情報の読み取り及び球貸ボタン175が押されることによって、前記端数設定スイッチ174で設定された端数に応じた回数分の払出指令が払出制御回路118に出力される。また、前記外部払出指令装置180を用いる場合は、外部払出指令装置180の操作部を操作(ボタンを押す等)することによって、払出指令1回分が払出制御回路118に出力される。その際、外部払出指令装置180に、単位払出球個数の整数倍を選択できるセレクトボタン等が設けてあれば、そのセレクトボタン等を操作することによって所定複数回分の払出信号を出力させることもできる。また、前記払出指令は、払出条件成立の種類に応じたもの、すなわち前記記憶媒体読取ユニット170や外部払出指令装置180における払出操作固有のものとされ、前記入賞による払出指令とは区別可能になっている。この実施例では、前記記憶媒体読取ユニット170と外部払出指令装置180の払出操作に対する払出指令は同一とされ、25個の単位払出球個数の払い出しを行わせるものとなっている。このようにして出力された払出指令は払出制御回路118に一時的に記憶される。その後は、前記入賞時と同様に処理されて払出装置140から遊技球が払い出される。
【0062】
なお、前記払出遊技球検出センサ145による払出遊技球のカウントによって払出遊技球の個数が不足となった場合にはエラーとなり、エラー報知手段によりエラー報知したり、払出装置140の動作を停止させたりして、球不足による弊害が波及しないように構成されている。
【0063】
次に、遊技機メーカーにおける検査(特に払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メンテナンス時等に、遊技機内の遊技球を全て抜き出す際の作動について、図6ないし10を用いて説明する。球抜き時、前記のように誘導切替操作レバー133を誘導切替ロック部材136側へ回動させて、誘導切替ロック部材136の係合爪136aと切替操作部材132の係合突条132cとの係合を解除すると、前記誘導切替板132a上に位置する遊技球の重さによって誘導切替板132aが下方へ回動して球抜用開口97が開放され、前記誘導切替部96より上流の遊技球が球抜用開口97から球抜樋134へ誘導されて遊技機1外へ強制的に排出される。
【0064】
このとき、遊技機1内における前記誘導切替部96から払出装置140の球停止位置(残存遊技球中における最下流の遊技球停止位置)までの間Lには、前記のように、大入賞口15への入賞や記憶媒体読取ユニット170及び外部払出指令装置180の払出操作に対する単位払出球個数の整数倍(この実施例では25個の単位払出球個数の1倍)の遊技球(25個)が、残存遊技球として残る。
【0065】
このように、残存遊技球の個数が単位払出球個数の整数倍のみとなっているため、大入賞口15への強制的な入賞や、記憶媒体読取ユニット170を使用する払出操作や、外部払出指令装置の払出操作によって払出装置140を作動させることにより、残存遊技球を排出する際に、球不足によるエラーが発生せずに全ての残存遊技球を抜き取ることができる。しかも、この実施例では、球抜きの際に利用する特定入賞口として大入賞口15が設定されているため、入賞口毎に単位払出球個数が異なる場合であっても、強制的に入賞させる入賞口を迷うことがなく、スムーズに球抜きを行うことができる。さらに、単位払出球個数の1倍数が残存遊技球の個数として設定されているため、強制入賞や払出操作を1回だけ行えば、全ての残存遊技球を排出することができ、何回も払出操作を行う手間が省けるという利点もある。
【0066】
さらにまた、前記のように球切検出スイッチ107の球切検出位置が、残存遊技球の最下流位置である払出装置140の球停止位置から上流側へ球抜き時の単位払出球個数目(この例では25個目)までの少なくとも1個の遊技球(この例では25個目の遊技球)を検出できる位置に設定されているため、残存遊技球の個数が最も少なく設定される場合、すなわち単位払出球個数の1倍(25個)とされる場合であっても、球切検出スイッチ107によって球切れ(球無し)が検出されず、球切の検出による払出停止を生じることがない。それに加えて、払い出しの開始によって残存遊技球が球切検出位置よりも下流位置まで減少し、それによって前記球切検出スイッチ107が球切を検出した場合でも、一旦払出装置140が払い出しを開始した後は、その球切検出時における単位払出球個数の払出動作終了まで払出停止を行わないようになっているため、残存遊技球を完全に抜き取ることができる。
【0067】
なお、残存遊技球の個数が前記したような特定入賞口の1回の入賞や記憶媒体読取ユニット170あるいは外部払出指令装置180に対する1操作に対する単位払出球個数の1倍数に限られず、単位払出球個数の2倍以上の整数倍のみとなるようにされていてもよい。このときには、遊技者が遊技を行っている際に、多くの遊技球を遊技機内の誘導樋や払出装置に貯留しておくことができるという利点がある。
【0068】
また、複数の入賞口にそれぞれ設定された単位払出球個数の公倍数のみが残存遊技球の個数となるようにしてもよい。例えば、大入賞口15に対する単位払出球個数を14個、第1種始動入賞口10,11等の他の入賞口に対する単位払出球個数を7個とした場合に、前記残存遊技球の個数を28個に設定する。その場合、前記球切検出スイッチ107の球切検出位置は、残存遊技球の最下流位置から上流側へ最小の単位払出球個数目である7個目までの少なくとも1個の遊技球を検出できる位置とする。このようにすれば、適当に入賞口を選択して所要回数強制入賞させれば残存遊技球を完全に球抜きすることができるようになる。
【0069】
なお、前記実施例では、前記払出装置140における払い出し及び払出停止を、払出ソレノイド142による払出ストッパー147の回動によって行っているが、この発明はそれに限るものではない。例えば、モータにより回転して誘導樋95(95c)の下端から遊技球を下方へ誘導するスクリュー機構を用いて遊技球の払い出し及び払出停止を行うようにしてもよい。その場合でも、前記球停止位置は残存遊技球中の最下流に位置する遊技球の停止位置である。
【0070】
また、この実施例では、貸球払出と賞球払出を共通の払出装置140で行うようになっているが、これに限るものではない。例えば、貸球払出装置(貸球払出手段)と賞球払出装置(賞球払出手段)を別個とし、貸球払出装置及び賞球払出装置の遊技球停止位置までの残存遊技球の個数を単位払出球個数の整数倍としてもよい。さらにまた前記球切検出手段は、前記球切検出スイッチ107のような揺動する作動部126を有するものに限られず、フォトセンサ等のような他の検出装置であってもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1及び2に係る弾球遊技機によれば、遊技機メーカーにおける検査(特に払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メンテナンス時等で、遊技機内の遊技球を全て抜き出す必要がある場合において、遊技球の誘導切り替えによって誘導切替部より上流の遊技球が排出された後に、誘導切替部から払出手段の球停止位置までの間に残存する残存遊技球の個数が、一払出条件の成立に対して予め設定された単位払出球個数の整数倍のみとなるように前記誘導切替部より下流側の誘導樋長さ及び径、遊技球通路の長さ及び径、並びに前記球停止位置の設置位置が決定され、さらに球切検出位置が残存遊技球の最下流位置から上流側へ単位払出球個数目までの少なくとも1個の遊技球を検出できる位置とされ、前記単体払出球個数の払い出し中に前記遊技球無しの検出がなされた場合には、その遊技球無し検出時における前記単位払出球個数の払い出しを終了するまで前記払出手段による払い出しを停止しないように構成されているため、その後、入賞口への強制入賞や払出操作等によって残存遊技球を排出させる際に、球切検出手段を操作して強制的に球有り状態にする等の面倒な作業を行う必要がなく、しかも球抜きが途中で終了するおそれもなく、最後まで払出遊技球の不足が検出されず、エラーなく合理的に残存遊技球の抜き取り作業を行うことができる。
【0072】
また、請求項3に係る遊技機においては、入賞口に遊技球を強制的に入賞させることにより残存遊技球の抜き取りを行えるため、合理的に残存遊技球の抜き取りを行うことができる。
【0073】
さらに、請求項4に係る遊技機においては、複数の入賞口があっても特定入賞口に遊技球を強制的に入賞させることにより残存遊技球を抜き取ることができるため、遊技球を強制入賞させる入賞口を迷う可能性が少なくなり、きわめて効率よく残存遊技球の抜き取りを行うことができる。
【0074】
また、請求項5に係る遊技機においては、記憶媒体読取ユニットの操作によっても残存遊技球の抜き取りを行えるため、効率的に球抜きを行うことができる。
【0075】
さらに、請求項6に係る遊技機においては、払出手段に遊技機外部から接続した外部払出指令装置によって残存遊技球を球抜きできるため、合理的に作業することができ、特に遊技機メーカーにおける検査等において高価な記憶媒体読取ユニットをいちいち取り付けなくてもよい、という利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図である。
【図2】 同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】 同遊技機の遊技盤の裏面図である。
【図4】 同遊技機の制御系を簡略に示すブロック図である。
【図5】 同遊技機全体の裏面図である。
【図6】 同遊技機の裏機構板を示す図である。
【図7】 裏機構における誘導切替部付近を示す図である。
【図8】 裏機構板に設けられるケースレールの分解斜視図である。
【図9】 誘導切替手段の構造を示す斜視図である。
【図10】 誘導切替手段による球抜き時を示す図である。
【図11】 払出装置を示す図である。
【図12】 払出装置の分解斜視図である。
【図13】 払出処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
1 遊技機
95 誘導樋
96 誘導切替部
101 貯留タンク
107 球切検出スイッチ(球切検出手段)
126 球切検出スイッチの作動部
127 球切検出スイッチの操作部
128 球切検出スイッチのスイッチ部
115 大入賞口(特定入賞口)
131 誘導切替手段
134 球抜樋
140 払出装置(払出手段)
170 記憶媒体読取ユニット
180 外部払出指令装置
Claims (6)
- 払出用の遊技球を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクから遊技球を流下させる誘導樋と、
前記誘導樋に連通する遊技球通路を有し、前記誘導樋を流下してきた遊技球を前記遊技球通路に設けた球停止位置で一旦停止させ、前記球停止位置を介して遊技球を払い出すように構成され、一払出条件の成立に対して予め設定されている遊技球の払出個数を単位払出球個数として遊技球を払い出す払出手段と、
前記誘導樋を流下してきた遊技球を、前記払出手段より上流の誘導樋に設けられた誘導切替部で、前記払出手段への誘導又は誘導切替部より上流の遊技球を強制的に排出する球抜樋への誘導に切り替える誘導切替手段と、
前記誘導切替部と払出手段間に設けられて遊技球の有無を検出する球切検出手段と、
前記球切検出手段により遊技球無しが検出された場合に前記払出手段による遊技球の払出停止を行う球切払出停止手段とを備える弾球遊技機において、
前記誘導切替手段により遊技球の誘導が球抜樋への誘導に切り替えられて誘導切替部より上流の遊技球が排出された際に、前記誘導切替部から球停止位置間に残存する残存遊技球の個数が、前記単位払出球個数の整数倍のみとなるように前記誘導切替部より下流側の前記誘導樋長さ及び径、前記遊技球通路の長さ及び径、並びに前記球停止位置の設置位置が決定されていると共に、前記球切検出手段による球切検出位置が残存遊技球の最下流位置から上流側へ単位払出球個数目までの少なくとも1個の遊技球を検出できる位置とされ、前記単体払出球個数の払い出し中に前記遊技球無しの検出がなされた場合には、その遊技球無し検出時における前記単位払出球個数の払い出しを終了するまで前記払出手段による払い出しを停止しないように構成されたことを特徴とする弾球遊技機。 - 球切検出手段は、遊技球の有無により作動する作動部と、前記作動部を強制的に作動させる操作部と、前記作動部の動作に応じて入・切となるスイッチ部とよりなることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
- 遊技球の入球可能な入賞口の設けられた遊技盤を備え、前記入賞口への遊技球の入賞により払出条件が成立することを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
- 入賞口が複数設けられると共に前記複数の入賞口の少なくとも一つを特定入賞口に設定し、前記特定入賞口への一入賞による一払出条件成立に対して設定されている単位払出球個数の整数倍のみが残存遊技球の個数となるように前記誘導切替部より下流側の前記誘導樋長さ及び径、前記遊技球通路の長さ及び径、並びに前記球停止位置の設置位置が決定されていることを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
- 払出手段に接続された記憶媒体読取ユニットを備え、前記記憶媒体読取ユニットにより記憶媒体の払出可能遊技球情報が読み込まれて払出操作がなされることにより払出条件が成立することを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
- 遊技機外部から払出手段に接続される外部払出指令装置の払出操作により払出条件が成立することを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
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