JP4074010B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ遊技機に関し、更に詳しくは、遊技盤面に遊技球が落入可能な特別入賞装置と図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置とを備え、特別入賞装置の特別入賞領域に遊技球が落入しても「大当たり」が発生し、図柄表示装置の変動図柄が特定の図柄と一致したときにも「大当たり」が発生するパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種のパチンコ遊技機においては、遊技盤の中央に設けられる図柄表示装置(特別図柄表示装置や普通図柄表示装置)の表示画面によって遊技者に特別の利益を発生させるものが知られている。例えば、特別図柄表示装置の複数の図柄(数字や絵模様等)が変動を開始し、停止したときの図柄の組合せによって「当たり」や「大当たり」と称される特別な遊技状況が作動し、これによって遊技盤面の下方に設けられる第一種特別電動役物である大入賞口が所定のインターバルで連続して開放され、その開放した大入賞口に多数の遊技球が落入することにより遊技者に多量の賞品球(以下「賞球」と称する)が払出されるというものである。
【0003】
また、前記した例の他にも、第三種特別電動役物等の入賞装置の内部に設けられた特定入賞領域に遊技球が落入することによって「大当たり」が発生するものが知られている。例えば、打球発射した遊技球が遊技盤面に設けられた第三種特別電動役物である入賞装置に落入し、この遊技球が該入賞の装置内部に設けられた特定入賞領域を通過すれば「大当たり」が発生するというものである。そして、このようなパチンコ遊技機においては、該入賞装置の内部に落入した遊技球を特定入賞領域と普通入賞領域とに振り分けて落入させるための振分装置が設けられているものもある。
【0004】
前記入賞装置内に振分装置が設けられる構成として、実公平6−2701号公報には、入賞装置内に遊技球を係留する孔が複数設けられた回転体を設け、この入賞装置内に落入した遊技球を回転中の回転体上に落下させて遊技球をランダムに振り分け、更にこの振り分けられた遊技球が該回転体上を転動した後、通常の入賞口若しくは特別の入賞口の何れかに落入させる入賞装置が開示されている。この入賞装置によれば、入賞装置内に落入した遊技球をランダムに振り分けることから、遊技者は該遊技球がどちらに落入するか解らない緊張感と期待感を盛り上げることができ、又、遊技に対する面白さを演出できる効果を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記実公平6−2701号公報に開示された入賞装置を用いた遊技機では、「大当たり」の発生は入賞装置内に設けられた特別の入賞口へ遊技球が落入することを契機とすることから、遊技球が該入賞装置へ落入すればよいが、落入しななければ「大当たり」の発生は皆無ということになり遊興性に欠けてしまう。そして、この状態が続くと遊技者は次第に興ざめし遊技が持続しなくなると共に、顧客の吸引性も失われてしまう。
【0006】
そして又、特別図柄表示装置に表示される図柄の如何によって「大当たり」の発生の有無が決定されるパチンコ遊技機においては、適度に「大当たり」図柄が表示されればよいが、余り「大当たり」が発生しない状態が続くと、これも又、遊技者は次第に飽きがきてしまい興趣が損なわれてしまう。そのため、遊技の持続性に欠けてしまい、結果として次第に遊技場から足が遠のくといった問題があった。
【0007】
本発明の解決しようとする課題は、遊技盤面に2つの「大当たり」発生装置として特別入賞装置と、図柄変動する図柄表示装置とを備え、図柄表示装置に「大当たり」図柄が表示された場合と特別入賞装置の特定入賞領域に遊技球が入賞した場合の何れにおいても「大当たり」が発生し、そして何れの場合においても大入賞口が開放するパチンコ遊技機を提供することにある。これにより遊技者を飽きさせず、より娯楽性の高いものにしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明に係る請求項1に記載のパチンコ遊技機は、遊技盤面に遊技球の落入口を備えた特別入賞装置と、図柄変動される図柄表示装置と、遊技球の落入によって該図柄表示装置の図柄変動を起動させる図柄始動口と、「大当たり」状況の発生に伴って開放される電動役物である大入賞口とを備えると共に、特別入賞装置には前記落入口を介して落入した遊技球が入賞可能な特別入賞領域を備え、該特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第一の大当たり発生制御手段と、前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が予め設定された「大当たり」図柄と一致することにより「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第二の大当たり発生制御手段とを備え、前記第一の大当たり発生手段により設定制御される「大当たり」遊技状況において、前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が「大当たり」図柄となっても前記第二の大当たり発生手段を起動させないように規制する第一の規制手段を備えることを要旨とするものである。
また本発明に係る請求項2に記載のパチンコ遊技機は、遊技盤面に遊技球の落入口を備えた特別入賞装置と、図柄が変動される図柄表示装置と、遊技球の落入によって該図柄表示装置の図柄変動を起動させる図柄始動口と、「大当たり」状況の発生に伴って開放される電動役物である大入賞口とを備えるパチンコ遊技機において、特別入賞装置には前記落入口を介して落入した遊技球が入賞可能な特別入賞領域を備え、該特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第一の大当たり発生制御手段と、前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が予め設定された「大当たり」図柄と一致することにより「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第二の大当たり発生制御手段とを備え、前記第二の大当たり発生手段により設定制御される「大当たり」遊技状況において、前記特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」遊技状況が発生しても前記第一の大当たり発生制御手段を起動させないように規制する第二の規制手段を備えることを要旨とするものである。
上記構成を有するパチンコ遊技機によれば、遊技盤面に設けられる特別入賞装置に落入した遊技球が、その特別入賞装置に設けられる特別入賞領域へ落入することにより「大当たり」状態が発生し大入賞口の開放状態が得られる。又、遊技盤面に設けられる図柄始動口へ遊技球が落入することによって図柄表示装置が図柄変動し、その停止図柄が大当たり図柄判定手段によって予め設定された「大当たり」図柄と一致した時も「大当たり」が発生し大入賞口の開放状態が得られる。そしてこのように、図柄表示装置の表示図柄の一致した場合と、特別入賞装置内に設けられた特別入賞領域に遊技球が落入した場合の何れの場合においても「大当たり」状態が得られるものであるから、遊技者の遊技に対する興趣と期待感は高く楽しみながら遊技を継続することができる。
更に、請求項1に記載の発明は、前記第一の大当たり発生手段により設定制御される「大当たり」遊技状況において、前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が「大当たり」図柄となっても前記第二の大当たり発生手段を起動させないように規制する第一の規制手段を備えるので特別入賞装置の特別入賞領域に遊技球が落入して「大当たり」状態が生じているときには、図柄表示装置に「大当たり」が発生しても図柄表示装置による「大当たり」状態は起動できない。また請求項2に記載の発明は、前記第二の大当たり発生手段により設定制御される「大当たり」遊技状況において、前記特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」遊技状況が発生しても前記第一の大当たり発生制御手段を起動させないように規制する第二の規制手段を備えるから、図柄表示装置に「大当たり」が発生している時には特別入賞装置の特別入賞領域に遊技球が落入しても特別入賞装置による「大当たり」状態は起動しない。いずれの場合も、遊技者に変な期待感を持たせるようなことがない。
【0010】
この場合、請求項に記載の発明のように、前記特別入賞装置が、前記落入口より該入賞装置に落入した遊技球を転動させる回転体と、該回転体により転動される遊技球を前記特別入賞領域とそれ以外の入賞領域とに振り分ける遊技球分配手段を備え、該遊技球分配手段によって振り分けられた遊技球が特別入賞領域へ落入すれば前記第一の大当たり発生制御手段による遊技状況が発生し、そうでない時には「大当たり」が発生しないようにするとよい。これによって特別入賞装置に落入した遊技球はランダムに振り分けられることから、特別入賞装置へ遊技球が落入する度に「大当たり」への期待感をもって遊技を楽しむことができると共に、遊技が単調になることなく飽きがこない。
【0013】
更に、請求項に記載の発明のように、前記図柄表示装置が「大当たり」図柄を表示する抽選確率の高い最高確率状態と抽選確率の低い最低確率状態とを有すると共に、これらの抽選確率が所定の遊技状況の発生を契機に切換設定される抽選確率切換制御手段と、該抽選確率切換制御手段による抽選確率の移行時に前記図柄表示装置の図柄変動時間を短縮又は延長して切換設定する図柄変動時間切換設定手段とを備えるようにすれば、遊技者は同じ「大当たり」状態でも抽選確率が高い高確率状態になることを期待しながら遊技を楽しむことができる。そして、最高確率状態が設定され図柄変動所要時間が短縮されれば、それだけ「大当たり」が発生し易いことから、遊技者の期待感を更に煽ることになり興趣も増すことになる。
【0014】
そして請求項に記載の発明のように、高い抽選確率時と低い抽選確率時とでは前記図柄表示装置の図柄変動を起動させる図柄始動口への遊技球の落入記憶個数を切換制御する図柄変動用遊技球記憶個数切換手段を備えるようにすれば、抽選確率が高いときには該落入記憶個数を多く設定することにより、短時間で「大当たり」における抽選が行われると同時に図柄変動回数も増すことになるから、「大当たり」への期待感が更に高められることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本実施例であるパチンコ遊技機の正面図を示したものである。パチンコ遊技機10は、遊技機本体枠部を構成する外枠11と遊技機前面枠部を構成する内枠12とを備え、内枠12により囲まれた遊技盤14の周縁部に金枠13が額縁状に嵌め込まれると共に、該金枠13には遊技盤14の前面を覆う開閉可能なガラス扉15が設けられている。
【0016】
そして、遊技機本体のガラス扉15よりも下方位置には、遊技に供する遊技球を貯留する上球受け皿16が設けられ、その下方には賞品球(以下「賞球」と称する。)の排出時に該上球受け皿16から溢れた球を貯留するための下球受け皿17が設けられている。該上球受け皿16には球抜きボタン18が設けられ、これを操作することにより上球受け皿16に貯留された遊技球は下球受け皿17に抜き落とされる。
【0017】
また、遊技機本体の図中右下隅位置には、遊技球を遊技盤14面に向けて発射する発射レバー20が設けられると共に、該発射レバー20には遊技球を一球毎に発射するための単発スイッチ21が設けられる。そして、発射レバー20の回動操作により打球発射電源が投入され、その回動量に応じて打球発射強さが調節される。尚、前記内枠12の上辺縁から図中右側辺縁は、各種の点滅ランプが収容される合成樹脂製のレンズ体で構成された枠トップ飾り22により周囲が飾られている。
【0018】
そして、前記内枠12に設けられる遊技盤14面は、遊技盤に装着された金属製の内レール35、前記発射レバー20によって発射された遊技球を遊技盤14面に向けて誘導する外レール36、過大な飛翔力によって遊技盤14面に至った遊技球の衝撃を吸収する返しゴム38、遊技盤14面に至った遊技球が跳ね返って打球発射部に戻ることを防止するためのファール止め37等により遊技領域が形成されている。
【0019】
このパチンコ遊技機10の一側には、プリペイドカードによる球貸し機(以下「プリペイドカードユニット」と称する)25が、各遊技機に一台ずつ設置される。そして、パチンコ遊技機10の上球受け皿16にはプリペイドカードによる遊技球の貸出しを操作する球貸操作部26が設けられ、カードによる球貸出しを操作する球貸しボタン27、その球貸出しの可能状態を示す球貸出ボタンランプ28、カードを排出するカード返却ボタン29、カードの残高表示及び、エラー表示を行う度数表示部30が備えられている。
【0020】
プリペイドカードの使用に際しては、前記プリペイドカードユニット25に備えられるカード利用ランプ31の点灯中にカード挿入口32にプリペイドカードを挿入し、金額設定ボタン33を操作することにより貸出金額(100円、200円、300円、500円等)を選択する。そして、前記球貸操作部26の球貸しボタン27を操作することにより、予め選択された金額分の遊技球が貸出されることになる。
【0021】
図2は、前記パチンコ遊技機10における遊技盤14面の構成を示した詳細図である。遊技盤14の中央部には、本発明の構成要件の主要部である特別入賞装置40が設けられると共に、該特別入賞装置40の上方位置には、特別図柄表示装置51(左図柄51a、中図柄51b、右図柄51c)が設けられている。
【0022】
そして、前記特別入賞装置40の下方位置には遊技球の入賞に伴って前記特別図柄表示装置51の各図柄51a、51b、51cの図柄変動を開始させる図柄始動口56が設けられ、更に該図柄始動口56の左右位置には普通入賞口である左袖入賞口52、右袖入賞口53及び左落し入賞口54、右落し入賞口55が各々設けられる。又、該図柄始動口56の下方位置には特別電動役物である大入賞口50が設けられている。
【0023】
この遊技盤14面には、遊技者によって弾発発射された遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化させる風車60,60やランプ風車62,62等が設けられ、弾発発射された遊技球は遊技盤14の遊技領域内を転動しつつ落下し、何れの入賞口に入賞しなければ遊技領域の最下部に設けられた排出口63から遊技盤14の裏側へ排出される。
【0024】
図3は、前記特別入賞装置40の構成を示した詳細図である。前記特別入賞装置40は、その周囲を囲う枠体41の頂部に遊技盤14面を転動落下してくる遊技球が該特別入賞装置40の内部へ落入可能なように、遊技球1個分の大きさよりもやや大きめの入賞口(落入口)44が設けられ、該枠体41の内部空間には、モータの駆動により図中矢示した一定方向に回転される回転体46が設けられている。
【0025】
この回転体46は、中央部分が盛り上がった円盤状をなし、その周縁には前記入賞口44より枠体41内に落入してきた遊技球が1個ずつ係留可能な円弧形状の切欠係入孔42,42・・が複数(本実施例では4箇所)設けられている。そして、該回転体46の下側には、該切欠係入孔42,42に受止された遊技球が落入可能な特定領域入賞口48と普通領域入賞口49が設けられる。この場合、特定領域入賞口48は遊技球の落入により該遊技機の「大当たり」が発生する入賞口であり、該普通領域入賞口49は「大当たり」は発生しない入賞口ということになる。
【0026】
そして図4(a)に示すように、前記入賞口(落入口)44から特別入賞装置40の内部へ落入した遊技球は回転体46の中央部分へ落下すると、既述したように該回転体46はその中央部分が盛り上がった円盤形状をもって構成されることから、該回転体46上に落下した遊技球はその傾斜に沿って該回転体46の周辺縁方向へ向かって転動する。
【0027】
ここで縁辺方向へ向かって転動した遊技球は、その四方縁辺に設けられた切欠係入孔42の何れかに係入され、その回転に伴って図中矢示方向へと運ばれる。そして、普通領域入賞口49若しくは特定領域入賞口48のどちらかの入賞口に抜き落とされることになる。
【0028】
例えば、回転体46上に落下した遊技球が図4(b)に示す切欠係入孔42(42a)に係入されたとすると、該遊技球は切欠係入孔42(42a)に係入されたままの状態で回転体46の回転に伴って図中矢示方向へと移動していく。すると、該切欠係入孔42(42a)は先ず普通領域入賞口49上を通過することになり、該切欠係入孔42(42a)に係入された遊技球は普通領域入賞口49へ抜き落とされることになる。また、遊技球が図4(b)に示す切欠係入孔42(42b)に係入されたとすると、該切欠係入孔42(42b)は普通領域入賞口49よりも先に特定領域入賞口48上を通過することから、該遊技球は特定領域入賞口48へ抜き落とされることになる。
【0029】
次に、図5は特別図柄表示装置51の外観図を示している。特別図柄表示装置51の各図柄51a、51b、51cは、夫々「0」〜「9」までの数字と「L」(LUCKYの略)の文字の合計11種類の記号が7セグメントデジタル表示により表示されるように構成される。そして、前記各図柄51a、51b、51cの組合せが次の表1(a)及び(b)に示した図柄、いわゆる「大当たり」図柄のうちの何れかであった場合は、「大当たり」が発生することになる。
【0030】
【表1】
Figure 0004074010
【0031】
前記「大当たり」図柄の組合せは、表1(a)に示したように左右の図柄51a、51cが「0」〜「9」の何れかの数字で一致し、真中の図柄51bが「L」である場合(非特定図柄)と、表1(b)に示したように各図柄51a、51b、51cが全て同一図柄である場合(特定図柄)である場合の2種類が設定される。本遊技機では、表1(a)及び(b)に示した「大当たり」図柄のうち、何れかの図柄が表示される抽選確率として最低確率(1/320)状態と最高確率(1/50)状態の2種類が設定される。
【0032】
前記抽選確率は、遊技開始時には最低確率(1/320)状態が設定される。そして、特別図柄表示装置51に表示された図柄の組合せが前記表1(b)に示す「特定図柄」の何れかの組合せであった場合は、以後の遊技状況における抽選確率は最高確率(1/50)状態が設定され、更に特別図柄表示装置51の各図柄51a、51b、51cが変動を開始してから停止するまでの図柄変動時間が5.8秒間から5.0秒間に短縮される。但し、表示された図柄の組合せが表1(a)に示す「非特定図柄」の何れかの組合せであった場合は、以後の遊技状況における抽選確率は最低確率(1/320)状態が設定され、又前記図柄変動時間も5.8秒間が設定されることになる。
【0033】
尚、前記特別図柄表示装置51の両側部には、前記図柄始動口56に遊技球が落入した時に点灯される記憶用ランプ51dが設けられ、最大4個までの遊技球の落入個数を記憶する。ここで該図柄始動口56に遊技球が4個以上落入した場合は、その落入に伴う賞球は払出されるが図柄変動には寄与しない。但し、前記抽選確率が最高確率(1/50)状態にある場合には、記憶用ランプ51dの個数に関係なく、該図柄始動口56に遊技球が落入した全ての個数分の図柄変動を繰り返すように設定される。
【0034】
次に、図6は特別電動役物である大入賞装置(大入賞口)50の外観図を示している。大入賞口50は、その前面に普段は閉鎖され「大当たり」の発生と共に開放される大入賞口扉50aが設けられると共に、その内部には、落入した遊技球が通過可能な図示しない通過入賞口が設けられる。そして、既述したように「大当たり」が発生すると該大入賞口扉50aが開放され、更にこの開放された大入賞口50に落入した遊技球は図示しない通過入賞口へと集められ順次落入するように構成される。
【0035】
図7は、パチンコ遊技機の裏面図を示している。パチンコ遊技機10の裏面に設けられる機構板70面の上方位置に、遊技場の島から供給される遊技球を一時貯留する賞球タンク71が設けられると共に、その賞球タンク71に連設されてタンクレール72が設けられ、このタンクレール72の賞品球流下端部位に賞球払出機構部80が連設される。
【0036】
タンクレール72には、前記賞球タンク71やタンクレール72上の遊技球の補給状態により作動される補給スイッチ81が設けられ、又、賞球払出機構部80の直前において賞品球の球切れを検出し球払出しの空動作を防止する為の空切り防止スイッチ82が設けられている。更に、該賞球払出機構部80より払出された賞球が遊技機内に充満した場合にこれを検出する満タンスイッチ83、或いは、遊技機内に遊技球が充満した時に遊技球の払出しを一旦停止させる満タンストッパ84等も備えられる。
【0037】
機構板70には、遊技盤14面の各入賞口に入った入賞球(セーブ球)を一球毎に球切りして検出するセーフ球排出機構部85も設けられ、このセーフ球排出機構部85により検出されたセーブ球は、この後機外へ排出されるようになっている。又、遊技盤14の裏面は、中央カバー86に覆われている各セーフ球誘動樋を介してセーフ球排出機構部85へ導出される。
【0038】
この機構板70には、各種の制御基板が取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わる情報をパチンコ遊技機10の外部において処理するプリペイドカードユニット25と遊技機本体とを接続するCR外部接続端子基板87を含む外部接続端子97、発生したセーフ球の種別に応じて所定個数の賞球を前記賞球払出機構部80に払出し動作させたり、球貸出しボタン27の操作による球貸出し要求信号に基づいてその賞品球払出機構部80に貸し球の払出しを動作させる回路が装着されたCR賞球払出制御基板88、該CR賞球払出制御基板88とプリペイドカードユニット25との間に設けられ、プリペイドカードの情報と球貸し操作部26への球貸し要求信号と球貸し状態を表示する度数表示情報、及び、球貸し情報に基づいてCR賞球払出制御部を司令制御する情報との授受を行うカードインターフェイス基板89が設けられる。
【0039】
また、前記CR外部接続端子基板87、カードインターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板88相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中継するCR中継基板90、遊技盤14面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置51を駆動制御し、その図柄の表示態様を設定切換え制御し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球払出しをCR賞球払出制御部へ指令する等の処理を行う主制御基板91等がこの機構板70に取付けられている。
【0040】
そして、これら独立して組付けられた各種基板がパチンコ遊技機に組付けられた後、コネクタ配線により互いに脱着可能に接続されている。尚、パチンコ遊技機10の外部のプリペイドカードユニット25と遊技機本体との間の情報の入出力は、カードインターフェイス接続部92を介して行われる。
【0041】
前記CR賞球払出制御基板88は、賞球の不足欠乏、供給及び排出状態の異常を検出し、払出し動作の停止と、表示動作を合わせて行う。ここにはCR賞球払出制御基板88や賞球払出機構部80等の賞球払出制御機構において、遊技球の不足、球詰まり、回路操作異常、ソフトエラー等の異常が発生した場合に、その旨を表示するエラー表示部93、或いはエラー状態が解除された場合に前記エラー表示部93を初期状態に復帰リセットさせるエラー表示リセットボタン94が設けられる。
【0042】
パチンコ遊技機10で発生した各種情報は、機構板70の上部片隅に設けられる外部接続端子97を介して遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。特別図柄表示装置51の表示図柄、若しくは入賞装置の始動回数、所定図柄の確定により発生する大当たりの発生回数、遊技者に特別な利益状態を継続させる継続情報、当該パチンコ遊技機における当たりの出現確率、不正検出信号等の各種情報がこの外部接続端子92を介して入出力されることになる。
【0043】
尚、機構板70の裏面下方隅寄り位置に設けられる打球発射装置100は、打球発射モータ101の他、発射装置制御回路、打球槌、弾発力調整手段等により構成され、打球発射装置100に近接して設けられる発射装置制御基板104には打球発射モータ101の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれ、打球発射モータ101の駆動制御回路では、モータの回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、速度等が設定されている。
【0044】
図8は、遊技盤14面の各種入賞口を通過した遊技球の遊技盤裏面における流出経路及び、各種スイッチ類やソレノイド類等の配置状態を示した図である。図示するように、前記特別入賞装置40に設けられた普通領域入賞口49における遊技球の通過経路には、その入賞を検知する普通領域用スイッチ120が設けられ、更に特定領域入賞口48における遊技球の通過経路には、その入賞を検知する特定領域用スイッチ124が設けられる。
【0045】
また、図柄始動口56における遊技球の通過路には、その通過を検知する図柄始動用スイッチ122が設けられ、更に前記大入賞口50における遊技球の通過経路には、その入賞を検知する大入賞口用スイッチ128が設けられる。そして、これらの各スイッチにおいて遊技球の通過が検知されると、前記普通領域用スイッチ120及び特定領域用スイッチ124、大入賞口用スイッチ128からの検知信号に基づいて各々15個の賞球が、又、前記図柄始動用スイッチ122からの検知信号に基づいては10個の賞球が図示しない賞球払出機構部80から払出されるように構成される。
【0046】
尚、前記左右袖入賞口52,53及び左右落し入賞口54,55における各遊技球の流出経路にはその入賞を検出するスイッチは設けられていないが、セーフ球排出機構部85に設けられるセーフ球排出ソレノイド127によりセーフ球が1個ずつ排出される間に、セーフ球検出スイッチ133によって入賞球の合計個数がカウントされることから、この個数差分だけ6個ずつの賞球が払出されるように構成される。
【0047】
図9は、前記図6及び図7に示した各種制御基板やスイッチ類、ソレノイド類等の接続関係を示す制御ブロック図である。この制御ブロック図に示すように、特別図柄表示装置51の特別図柄制御基板51eは、主制御基板91に接続され、その表示される図柄等に関する制御指示が行われるようになっている。又、前記特別入賞装置40を制御する特別入賞装置基板40aは、中継基板91aを介して主制御基板91に接続される。
【0048】
この特別入賞装置基板40aには、前記特別入賞装置40に設けられる普通領域入賞口49への遊技球の入賞を検知する普通領域用スイッチ120及び特定領域入賞口48への遊技球の通過を検知する特定領域用スイッチ124、そして、図柄始動口56への遊技球の通過を検知する図柄始動用スイッチ122が接続される。更に、前記中継基板91aには大入賞口50における大入賞口用スイッチ128が接続され、各々の遊技状況に応じた制御指示が行われる。
【0049】
一方、CR賞球払出制御基板88は、直接主制御基板91と接続される。このCR賞球払出制御基板88には、セーフ球排出機構部85に設けられるセーフ球検出スイッチ133及びセーフ球排出ソレノイド127等が接続される。更に図示しないが、賞球払出機構部80に設けられる賞球払出分配基板132には、賞球モータ134及び、賞球の払出個数を検知するフォトセンサ135等が間接的に接続されている。そして、前記セーフ球検出スイッチ133によって検出された検知信号は、既述したように主制御基板91及びCR賞球払出制御基板88に出力されて処理される。尚、本遊技機には上記説明した以外にも各種制御基板及び検出スイッチ等が接続されているが、その図示及び説明については割愛する。
【0050】
図10は、本遊技機において「大当たり」が発生する遊技状況として、前記特別入賞装置40に設けられる特定領域入賞口48に遊技球が落入して「大当たり」が発生する第1の遊技状況を示したフローチャートである。遊技者によって発射された遊技球が遊技盤14に設けられた左右袖入賞口52,53、又は左右落し入賞口54,55の普通入賞口の何れかへ入賞する(S12「YES」)と、その入賞に伴って各々6個ずつの賞球が払出される(S14)。そして、前記S10にて発射された遊技球が落入口44より特別入賞装置40の内部に落入する(S16「YES」)と、既述したように、遊技球は先ず該特別入賞装置40の内部に設けられた回転体46上に落下し、該回転体46に設けられた切欠係入孔42,42の何れかに係入される。
【0051】
そして、前記切欠係入孔42,42に係入された遊技球は、回転体46の回転に伴って移動し、特定領域入賞口48若しくは普通領域入賞口49の何れかに振り分けられて抜き落とされる。ここで該遊技球が特定領域入賞口48に抜き落とされる(S18「YES」)と、その落入が特定領域用スイッチ124によって検知され、その検知信号に基づいて15個の賞球が払出される(S20)。更に「大当たり」が発生し(S22)、条件装置が作動することになる。
【0052】
また、前記S18にて示したように、回転体46によって振り分けられた遊技球が特定領域入賞口48に抜き落とされなかった場合は、該遊技球は普通領域入賞口49へ抜き落とされることになる(S18「NO」、S24)。ここで普通領域入賞口49へ遊技球が落入すると、その落入が普通領域用スイッチ120に検知され、その検知信号に基づいて15個の賞球が払出される(S26)。但し、この場合は所定個数の賞球が払出されるのみで「大当たり」は発生しない。
【0053】
更に、前記S16に示したように、遊技球が遊技盤14面に設けられた各種入賞口や装置等の何れにも落入しない(S16「NO」)場合においても、賞球の払出しは行われず遊技状況も変化しない。
【0054】
図11は前記特別図柄表示装置51に「大当たり」図柄が表示されて「大当たり」が発生する第2の遊技状況を示したフローチャートである。既述したように、遊技者によって発射された遊技球が遊技盤14面に設けられる図柄始動口56に落入する(S30「YES」)と、その通過が図柄始動用スイッチ122に検知され、該スイッチ122から発せられる検知信号に基づいて10個の賞球が払出される(S32)。そして、特別図柄表示装置51の各図柄51a、51b、51cが各々個別に変動を開始する(S34)。
【0055】
前記特別図柄表示装置51は、変動を開始してから所定時間(例えば5.8秒間)が経過すると順次停止し、図柄を表示確定する。ここで表示された図柄の組合せが前記表1(a)及び(b)に示す何れかの組合せであった場合(S36「YES」)は、「大当たり」が発生し、それを報知する音声が発せられる(S22)。但し、前記S30にて示したように図柄始動口56に遊技球が落入しなかった(S30「NO」)場合、及び、前記S36に示したように「大当たり」図柄が表示されなかった(S36「NO」)場合は、遊技状況の変動は発生せず、又「大当たり」も発生しないことになる。
【0056】
このように、本遊技機においては「大当たり」が発生する遊技状況は複数(本実施例においては2種類)が設定され、どちらの遊技状況が発生しても「大当たり」が発生するように設定される。但し、これらの遊技状況のうちのどちらか一方が発生すると、他方に「大当たり」が発生する遊技状況が発生しても「大当たり」発生しないように設定される。つまり、図12のブロック図に示すように、特定領域入賞口48へ遊技球が落入して特定領域入賞口用スイッチ124にその落入が検出されるか、又は、特別図柄表示装置51に「大当たり」図柄が表示されるか、どちらか早く発生した方の遊技状況のみが有効とされて「大当たり」が発生することになる。
【0057】
例えば、特別図柄表示装置51が変動中にも関わらず遊技球が特定領域入賞口48に落入し、該特別図柄表示装置51が前記「大当たり」図柄を表示するよりも先に特定領域入賞口用スイッチ124が遊技球の落入を検知した場合は、前記図10に示したように特定領域入賞口48への遊技球の落入により「大当たり」が発生することになる。
【0058】
前記特定領域入賞口用スイッチ124に遊技球の落入が検知されると、例えその直後に特別図柄表示装置51に「大当たり」図柄が表示されたとしても、その遊技状況は「大当たり」の発生には寄与されない。又、該遊技球の落入が検知された直後に再度特定領域入賞口48に遊技球が落入しても、既に「大当たり」が発生していることから、これも「大当たり」の発生には寄与することなく15個の賞球が払出されるのみである。
【0059】
また逆に、前記特別入賞口40内に落入した遊技球が特定領域入賞口48に落入するよりも早く特別図柄表示装置51に前記「大当たり」図柄が表示された場合は、前記図11に示した特別図柄表示装置51における「大当たり」図柄の表示により「大当たり」が発生することになる。
【0060】
そして、この場合も同様に、例え特別図柄表示装置51が「大当たり」図柄を表示した直後に遊技球が特定領域入賞口48に落入したとしても、更に該特別図柄表示装置51が続けて「大当たり」図柄を表示したとしても、既に該特別図柄表示装置51による「大当たり」が発生していることから、これら遊技状況の発生も「大当たり」の発生には寄与せず無効となる。このように、どちらか一方の遊技状況によって一度「大当たり」が発生した場合には、その「大当たり」における遊技動作が終了するまでの間、「大当たり」が発生する遊技状況は無効となるように構成される。
【0061】
図13は、本遊技機の「大当たり」が発生する抽選確率及び該抽選確率に基づく遊技状況の切換設定を示したフローチャートである。抽選確率等の切換設定は、前記図11に示した特別図柄表示装置51に「大当たり」図柄が表示されることによって「大当たり」が発生する場合にのみ発生する。そして図示するように、特別図柄表示装置51に「大当たり」図柄が表示され(S36)、ここで表示された「大当たり」図柄が前記表1(b)特定図柄に示した図柄の何れかであった場合(S40「YES」)は、抽選確率は最高確率(1/50)が設定されるように構成される(S42)。
【0062】
前記最高確率(1/50)が設定されると、それに伴って特別図柄表示装置51の各図柄51a、51b、51cが変動を開始してから図柄を停止確定するまでに要する図柄変動時間は5.0秒間に短縮され(S44)、更に前記図柄始動口56に落入した全遊技球個数分の図柄変動を行うように、前記特別図柄表示装置51を変動させる記憶個数が無制限に設定されることになる(S46)。
【0063】
また、前記S40に示したように、前記特別図柄表示装置51に表示された図柄の組合せが前記表1(a)通常図柄に示した図柄の何れかであった場合(S40「NO」)は、抽選確率は最低確率(1/320)が設定されるように構成される(S48)。最低確率(1/320)が設定されると、該特別図柄表示装置51の各図柄51a、51b、51cにおける図柄変動時間は5.8秒(S50)、該特別図柄表示装置51を変動させる記憶個数は最大4個が設定されるように各々交際される(S52)。
【0064】
この抽選確率等の切換設定は、「大当たり」における遊技動作が終了し、通常の遊技状況に復帰した後に有効になる。そして既述したように、抽選確率等は、特別図柄表示装置51における「大当たり」発生時にのみ切換設定されることから、次回特別図柄表示装置51における「大当たり」が発生するまで抽選確率等の設定は維持されることになる。
【0065】
尚、前記抽選確率における最高確率値(本遊技機においては1/50)は最低確率値(本遊技機においては1/320)の10倍の範囲内で設定され、更に1/50を越えることがないように構成される。
【0066】
図14は、前記図10及び図11に示したS22によって「大当たり」が発生した場合の作動を示したフローチャートである。尚、本遊技機において「大当たり」が発生する遊技状況は複数が設定されるが、該「大当たり」における条件装置の作動内容は同一であるものとする。前記したように、特定領域入賞口48に遊技球が落入するか、若しくは、特別図柄表示装置51に「大当たり」図柄が表示されるかの何れかの遊技状況が発生すると、S22に示すように「大当たり」が発生する。「大当たり」が発生すると、それに伴って条件装置が作動し遊技盤14面の下方に設けられた大入賞口50が30秒間開放される(S60)。
【0067】
ここで開放された大入賞口50に遊技球が入賞する(S62「YES」)と、その入賞が大入賞口用スイッチ128によって検知され、該スイッチ128からの検知信号に基づいて入賞球1個につき15個ずつの賞球が払出される(S64)。尚、この大入賞口50への遊技球の入賞球個数はカウントされ(S66)、大入賞口50が開放されてから30秒が経過するまで、若しくは、該カウント数10個に至るまで(S68「NO」)の間、大入賞口50は開放された状態を維持するように構成される。
【0068】
そして前記S68に示したように、前記大入賞口50への入賞球個数(カウント数)が10個に至った場合、若しくは、該大入賞口50が開放されてから30秒が経過するかの何れかの遊技状況が発生する(S68「YES」)と、大入賞口50は一旦閉鎖されることになる(S70)。
【0069】
また、前記S62に示すように、前記大入賞口50が開放されたにも関わらず遊技球が全く大入賞口50に入賞しなかった場合(S62「NO」)においても、前記S68に示したように、該大入賞口50が開放してから30秒が経過すれば該大入賞口50は一旦閉鎖されるように設定される。
【0070】
前記大入賞口50の開放は16回(16ラウンド)が設定され、前記S70に示したように該大入賞口50が一旦閉鎖されると、この閉鎖によって該大入賞口50が16ラウンド分の開放を終了したか否かが判定される。ここでもし、16ラウンド分の開放を終了していない(S72「NO」)と判定された場合には、前記S60に戻って再度大入賞口50を開放し、上記動作を繰り返すことになる。
【0071】
また、前記ラウンドが16ラウンドに至っていれば(S72「YES」)、その16回目(16ラウンド目)の条件装置の作動が終了した時点で大入賞口50は閉鎖され、更に「大当たり」における条件装置の作動が終了するように構成される(S74)。
【0072】
尚、前記「大当たり」が発生している最中に前記図柄始動口56に遊技球が落入しても、10個の賞球が払出されるのみで特別図柄表示装置51は変動を開始しない。又同様に、特定領域入賞口48に遊技球が落入した場合も、15個の賞球が払出されるのみで「大当たり」は発生しない。このように、一度「大当たり」が発生すると、その「大当たり」における条件装置の作動が終了するまで「大当たり」が発生する起因となる遊技状況は全て無効となるように構成される。
【0073】
本発明は、上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、本実施例においては特別入賞装置内に設けられる回転体の回転方向及び回転速度を一定としたが、遊技盤面に回転体を始動させる入賞口を設けて遊技球の落入に伴って回転方向や速度等が変動するようにしたり、大入賞口の内部に特定の入賞口を設けて遊技球の通過に応じて条件装置を連続動作するようにしたり、更に、該遊技盤面に設けられる各入賞口や装置等の配置及び形状の追加変更、遊技条件の設定内容及びその制御方法、そして「大当たり」発生時における遊技状況や遊技者に払出される賞球数等の追加変更等は適宜可能である。
【0074】
そして、図柄表示装置において図柄の変動が可能とされる図柄作動用の入賞記憶がある場合に、各入賞記憶に対応する図柄の変動開始から変動終了に至る表示変動時間を短くすることにより図柄表示装置の作動率は高められ、更に該変動時間を長くすることにより作動率は低く設定することが可能となる。よって、図柄表示装置において遊技者に特別の利益を設定する「大当たり」図柄が出現する確率を低確率と高確率とで切換設定する大当たり発生確率切換手段が設けられたパチンコ遊技機において、該低確率と高確率との別により前記図柄表示装置の作動率を変化させる場合と、作動率を変化させない場合とに変換する作動率変換手段や該作動率の別により(パチンコ遊技機の許可基準を定める風俗営業法に関する規定により)、いわゆる条件装置が作動する図柄表示装置の表示結果を得る確率を切り換える作動率切換手段を設けることも考えられる。
【0075】
また「大当たり」が発生する際に、その発生を予告する予告表示(リーチ表示)を特別図柄表示装置等の図柄表示部に出現させ、更に、該予告表示(リーチ表示)を行う表示パターンを多数設定して切換表示するようにしたり、該予告表示(リーチ表示)に遊技者への特別な利益状態に繋がるようなスペシャルリーチ状態を設定し、予め設定した遊技時間周期(例えば10分回に1回程度)をもってスペシャルリーチ状態が出現することも可能である。
【0076】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載されるパチンコ遊技機によれば、図柄始動口への遊技球の入賞に伴って図柄表示装置が変動を開始し、ここで「大当たり」図柄が表示されれば大入賞口が開放されることになる。そして更に、特別入賞装置の内部に備えられた特定領域入賞口に遊技球が落入した場合にも同様に「大当たり」が発生することから、遊技者にとってはどちらの「大当たり」が発生してもよいことになる。このように「大当たり」が発生する契機となる遊技状況が複数設定されることによって、例え図柄表示装置に「大当たり」図柄が表示されない状況が続いたとしても、特定領域入賞口に遊技球が落入するかも知れないという期待感を持つことができることから、遊技者は「大当たり」発生に対する期待感を失うことなく遊技を楽しむことができる。
そして請求項1に記載の発明のように、特定領域入賞口に遊技球が落入して「大当たり」が発生する際に特別図柄表示装置の停止図柄が「大当たり」図柄を表示しても「大当たり」を起動させないようにし、又逆に、請求項2に記載の発明のように、特別図柄表示装置の停止図柄が「大当たり」図柄を表示して「大当たり」が発生する際に特定領域入賞口に遊技球が落入しても「大当たり」が起動しないようにすると、効率的に「大当たり」動作が実施できることから、遊技者は存分に「大当たり」における遊技状況を楽しむことができる。
そして請求項3に記載の発明のように、特別入賞装置に落入した遊技球を回転体でもって特定領域入賞口と普通領域入賞口とにランダムに振り分けて落入させるようにし、更に該振り分けられた遊技球が特定領域入賞口に落入すれば「大当たり」が発生するようにするとよい。これによって遊技が単調になることを防止できると共に、この特定領域入賞口に遊技球が落入すれば確実に「大当たり」が発生することから遊技者の期待感は高く、これによって興趣を高めることが可能となる。
そして請求項4に記載の発明のように、特別図柄表示装置には「大当たり」図柄が表示される最高確率と最低確率を備えて、これらの抽選確率が特別図柄表示装置の表示される図柄をもって切換設定されるようにし、更に請求項5に記載の発明のように、抽選確率に応じて特別図柄表示装置の変動記憶数も切換設定するようにすれば、遊技者の「大当たり」への期待感を更に煽ることから、遊興性の高い遊技機を提供することができる。又、前記抽選確率が最高確率に設定された場合などは、図柄変動に要する時間が短縮されるほど「大当たり」が早く発生することになり遊技者は高い満足度を得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面外観図である。
【図2】前記図1に示した遊技盤面の正面図である。
【図3】前記図2に示した特別入賞装置の外観図である。
【図】前記図3に示した特別入賞装置に落入した遊技球の経路を示した図である。
【図5】前記図2に示した特別図柄表示装置の外観図である。
【図6】前記図2に示した大入賞口の開放状態を示した外観図である。
【図7】本遊技機の裏面図を示した図である。
【図8】本遊技機の裏面における入賞球(セーフ球)の流出経路及び、各種スイッチ類やソレノイド類等の配置状態を示した図である。
【図9】本遊技機における各種制御基板やスイッチ類、ソレノイド類等の電気的接続関係を示す制御ブロック図である。
【図10】本遊技機における特定領域入賞口に遊技球が落入して「大当たり」が起動する場合の遊技動作を示した制御フローチャートである。
【図11】本遊技機における特別図柄表示装置に「大当たり」図柄が表示されて「大当たり」が起動する場合の遊技動作を示した制御フローチャートである。
【図12】前記図10及び図11に示した遊技動作の関係を示したブロック図である。
【図13】本遊技機における抽選確率の切換設定を示したフローチャートである。
【図14】本遊技機における大当たりの遊技動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機
14 遊技盤
42 切欠係入孔
40 特別入賞装置
46 回転体
48 特定領域入賞口
49 普通領域入賞口
50 大入賞口
51 特別図柄表示装置
56 図柄始動口

Claims (5)

  1. 遊技盤面に遊技球の落入口を備えた特別入賞装置と、
    図柄が変動される図柄表示装置と、
    遊技球の落入によって該図柄表示装置の図柄変動を起動させる図柄始動口と、
    「大当たり」状況の発生に伴って開放される電動役物である大入賞口とを備えるパチンコ遊技機において、
    特別入賞装置には前記落入口を介して落入した遊技球が入賞可能な特別入賞領域を備え、該特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第一の大当たり発生制御手段と、
    前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が予め設定された「大当たり」図柄と一致することにより「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第二の大当たり発生制御手段とを備え
    前記第一の大当たり発生手段により設定制御される「大当たり」遊技状況において、
    前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が「大当たり」図柄となっても前記第二の大当たり発生手段を起動させないように規制する第一の規制手段を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤面に遊技球の落入口を備えた特別入賞装置と、
    図柄が変動される図柄表示装置と、
    遊技球の落入によって該図柄表示装置の図柄変動を起動させる図柄始動口と、
    「大当たり」状況の発生に伴って開放される電動役物である大入賞口とを備えるパチンコ遊技機において、
    特別入賞装置には前記落入口を介して落入した遊技球が入賞可能な特別入賞領域を備え、該特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第一の大当たり発生制御手段と、
    前記図柄始動口への遊技球の落入により図柄変動される図柄表示装置の停止図柄が予め設定された「大当たり」図柄と一致することにより「大当たり」状況が発生し前記大入賞口が開放される遊技状況を設定制御する第二の大当たり発生制御手段とを備え、
    前記第二の大当たり発生手段により設定制御される「大当たり」遊技状況において、
    前記特別入賞領域への遊技球の落入により「大当たり」遊技状況が発生しても前記第一の大当たり発生制御手段を起動させないように規制する第二の規制手段を備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 前記特別入賞装置が、前記落入口より該入賞装置に落入した遊技球を転動させる回転体と、該回転体により転動される遊技球を前記特別入賞領域とそれ以外の入賞領域とに振り分ける遊技球分配手段を備え、
    該遊技球分配手段によって振り分けられた遊技球が特別入賞領域へ落入すれば前記第一の大当たり発生制御手段による遊技状況が発生し、そうでない時には「大当たり」が発生しないようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記図柄表示装置が「大当たり」図柄を表示する抽選確率の高い最高確率状態と抽選確率の低い最低確率状態とを有すると共に、これらの抽選確率が所定の遊技状況の発生を契機に切換設定される抽選確率切換制御手段と、該抽選確率切換制御手段による抽選確率の移行時に前記図柄表示装置の図柄変動時間を短縮又は延長して切換設定する図柄変動時間切換設定手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のパチンコ遊技機。
  5. 高い抽選確率時と低い抽選確率時とでは前記図柄表示装置の図柄変動を起動させる図柄始動口への遊技球の落入記憶個数を切換制御する図柄変動用遊技球記憶個数切換手段を備えることを特徴とする請求項に記載のパチンコ遊技機。
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