JPH0779864B2 - 弾球遊戯機の入賞球落し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等の弾球遊
戯機の入賞球落し装置に関し、遊戯盤の入賞領域に多数
の入賞球が連続的に入った時、その入賞球を入賞球タン
クに貯留しておき、その入賞球タンクから入賞球を１個
づつ自動的に落とすようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ機等の遊戯機では、遊戯盤の入
賞領域に打球が入れば、予め設定された所定数の賞球を
賞球払出し手段により払出し、遊戯者に入賞利益として
還元する。この場合、従来のパチンコ機は、入賞領域に
入った入賞球を遊戯盤の裏側の通路を経て直ちに球排出
部に流す一方、その入賞球を検出して電気的に記憶する
ようにしており、多数の入賞球が連続的に入った時に
は、その球数を記憶しておき、その球数を読み出しなが
ら賞球払出し手段を作動させ、球数分の賞球を順次払い
出す方法を採っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来は入賞球を直ちに
球排出部に流し、その入賞球の球数だけを電気的に記憶
して賞球を払い出す方法を採っているため、多数の入賞
球が連続的に入った時に、停電等によって電源が落ちれ
ば、入賞球の球数の記憶が消えて終い、球数が判らなく
なる欠点がある。また正常な遊戯状態においても、入賞
球を検出してその球数を電気的に記憶するだけであっ
て、入賞球を直ちに球排出部に流しているため、遊戯者
から打球が入賞領域に入る割合いに比べて賞球の払出し
回数が少ない等の申し出があった場合、遊戯盤の裏側を
あけても証拠となる入賞球が残っていないので、遊戯者
の間でトラブルを発生するという問題がある。

【０００４】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、遊戯
盤の入賞領域に多数の入賞球が連続的に入った時に、そ
の入賞球を一旦入賞球タンクに貯留し、この入賞球タン
クから１個づつ自動的に確実に落とし得るようにすると
共に、その構造を簡素化することを目的とするものであ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、その第一の手
段として、遊戯盤5 の裏側に、その入賞領域に入った入
賞球Ａを貯留する入賞球タンク43を設け、この入賞球タ
ンク43の球落し口56に対して出退方向に移動自在に球落
し部材50を設け、この球落し部材50には、その出退時に
球落し口56を開閉する球阻止部64と、球阻止部64の開時
に球落し口56から出た１個の入賞球Ａを受け、かつ球阻
止部64の閉時に入賞球Ａを落とす球受け部62とを上下に
設け、球受け部62上の入賞球Ａを検出する入賞球検出ス
イッチ52と、この入賞球検出スイッチ52が入賞球Ａを検
出した時に球落し部材50を作動させる球落しソレノイド
51とを設けたものである。

【０００６】また本発明は、第二の手段として、前記第
一の手段に加え、球落し口56の下方に、入賞球Ａが入る
孔70を有する入賞球検出スイッチ52を設け、この入賞球
検出スイッチ52の上下両側に、球落し部材50の球阻止部
64と球受け部62とを配置し、かつ球落し部材50を横方向
に揺動自在に枢支したものである。

【０００７】

【作用】遊戯盤5 の入賞領域に多数の入賞球Ａが連続的
に入った時に、その入賞球Ａを入賞球タンク43に貯留す
る。そして、この入賞球タンク43の球落し口56から出た
１個の入賞球Ａを球落し部材50の球受け部62で受け止め
ると共に、この球受け部62上の入賞球Ａを検出する入賞
球検出スイッチ52で検出し、球落しソレノイド51により
球落し部材50を移動させて入賞球Ａを落とす。この時、
阻止部64によりその上側の入賞球Ａの落下を阻止する。
また入賞球タンク43の球落し口56から出た入賞球Ａは、
入賞球検出スイッチ52の孔70に入り、球落し部材50の球
受け部62により受け止める。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図５はカード式パチンコ機の正面図である。図５
において、1 は機枠、2 は機枠1 の前面に開閉自在に枢
着された前面枠である。前面枠2 にはガラス扉枠3 及び
前面板4 が装着され、またその後側に遊戯盤5 が着脱自
在に装着されている。遊戯盤5 の前面には、打球を案内
するガイドレール6 が設けられる他、入賞領域を構成す
る入賞口7 や変動入賞装置8 及び可変表示装置9 、或い
はアウト口10等が夫々配置されている。

【０００９】前面板4 には上皿11が装着され、この上皿
11の前縁部に、カード残金表示部12と球貸スイッチ13と
返却スイッチ14とが設けられている。前面枠2 の下部に
は下皿15と発射用の操作ハンドル16とが設けられ、操作
ハンドル16を操作すれば、上皿11から打球が１個づつ発
射部に供給され、その打球を後述の発射モータの作動に
よりガイドレール6 に沿って発射するようになってい
る。

【００１０】17は自動球貸機で、機枠1 の一側で固定枠
に縦長状に取り付けられている。自動球貸機17はカード
挿入口18と表示ランプ19とを有し、カード挿入口18にカ
ードを挿入すれば、表示ランプ19が点灯すると共に、上
皿11の前縁部のカード残金表示部12に残金が表示され、
またカードの挿入後に球貸スイッチ13を押せば、上皿11
に所定数の貸球が払い出され、更に遊戯終了後に返却ス
イッチ14を押せば、残金を記録済みのカードがカード挿
入口18から返却されるようになっている。

【００１１】図６はパチンコ機の背面図である。図６に
おいて、20は裏セット板で、遊戯盤5 の裏側から押さえ
るように前面枠2 に装着されている。21は遊戯盤5 の裏
側に取付けられた制御基板で、パチンコ機全体の遊戯動
作を制御するマイクロコンピュータ22及びその他の電気
部品等が装着されている。23は前面枠2 の裏側の下部に
装着された発射モータで、操作ハンドル16を操作すれ
ば、この発射モータ23が作動し、打撃槌24により打球レ
ール25上の打球を打撃して発射するようになっている。
なお、発射モータ23にはステッピングモータが用いられ
ている。26は発射モータ23用の制御基板である。

【００１２】27は賞球を貯留する賞球タンクで、裏セッ
ト板20の裏側の上部に装着されている。28は賞球タンク
27に連通する賞球タンクレールで、賞球タンク27の下側
で裏セット板20の上部に取付けられている。29は賞球の
球切れを検出する球切れスイッチで、賞球タンクレール
28の下部にピン30により回動自在に枢支された作動片31
により繰り出される。作動片31はウェイト32を有し、球
切れ時に上昇して球切れスイッチ29がオフするようにな
っている。

【００１３】33は賞球を所要数づつ払い出す賞球払出し
手段で、制御基板21の側方で裏セット板20に装着されて
いる。賞球払出し手段33は、賞球供給通路34と賞球払出
し通路35とを左右に二列備えると共に、その各列の通路
34,35 間に払出し用の回転体36を備え、この回転体36を
払出しモータ37により回転駆動するようになっている。
賞球供給通路34は上側の賞球タンクレール28に連通し、
賞球払出し通路35は下側の賞球案内通路38を経て前側の
上皿11内に連通されている。

【００１４】39は賞球供給通路34の賞球切れを確認する
球切れ確認スイッチで、賞球供給通路34の上端部に設け
られ、賞球が切れた時にオフするようになっている。40
は賞球払出し手段33からの賞球の払い出しを検出する払
出し検出スイッチで、賞球払出し通路35の下端部に設け
られている。41は満杯検出スイッチで、下皿15の打球が
満杯状態となった時に、作動片42を介してオンするよう
になっている。

【００１５】43は入賞口7 等の入賞領域に入った入賞球
を貯留する入賞球タンクで、制御基板21の下側で裏セッ
ト板20に装着されており、遊戯盤5 の入賞球出口44〜47
から出て来る入賞球を夫々受け取るようになっている。
入賞球タンク43は下部側に入賞球タンクレール48を一体
に備えている。49は入賞球タンク43内の入賞球を１個づ
つ落とす入賞球落し手段で、揺動自在に枢支された球落
しアーム50と、この球落しアーム50を揺動させるための
球落しソレノイド51とを備えている。

【００１６】52は入賞球落し手段49により落とされる入
賞球を検出する入賞球検出スイッチで、入賞球落し手段
49と共に入賞球タンクレール48の先端部に設けられてい
る。53は球排出通路で、アウト口10からのアウト球、及
び入賞球落し手段49からの入賞球を図外の球排出部へと
排出するためのものである。54は入賞球満杯スイッチ
で、入賞球タンク43の入賞球が満杯になった時に、これ
を検出してオンするようになっている。

【００１７】入賞球タンク43、入賞球落し手段49等は、
図１ないし図４に示すように構成されている。即ち、入
賞球タンク43は左右方向の一端側が低くなるように傾斜
する傾斜底壁55を有し、その傾斜底壁55の一端側で入賞
球タンク43内と連通するように入賞球タンクレール48が
他端側に傾斜して設けられている。入賞球タンクレール
48は他端側、即ち傾斜底壁55の下方側に球落し口56が下
向きに形成されている。

【００１８】入賞球落し手段49は、入賞球タンクレール
48の球落し口56の外方近傍に配置された球落しアーム50
と、入賞球検出スイッチ52が落とされるべき入賞球Ａを
検出した時に、球落しアーム50を開方向に揺動させる球
落しソレノイド51とを備えている。球落しアーム50は球
落し口56の上壁部に沿って上部側が彎曲し、その上端の
ボス部57に挿通された枢支ピン58により、球落し口56に
対して出退するように揺動自在に枢支されている。枢支
ピン58は入賞球タンクレール48等と一体に形成されたカ
バー部59と、その前面側の前カバー60との間に架設され
ている。

【００１９】球落しアーム50の下端には、その幅方向の
一端から入賞球タンクレール48の球落し口56側に突出す
る支持部61と、この支持部61の先端から球落しアーム50
の幅方向に突出して入賞球Ａを下側から受け止める球受
け部62とが一体に設けられ、これら球落しアーム50、支
持部61及び球受け部62との間に、入賞球Ａが下方に落下
し得るように切欠部63が形成されている。球落しアーム
50には、球受け部62の上方側に、球落し口56を開閉し、
閉時に後続の入賞球Ａの落下を阻止する板状の球阻止部
64が一体に設けられている。

【００２０】球落しソレノイド51は、裏セット板20に固
定されたＵ字状の取付ブラケット65内に上下方向に取付
けられ、通常時に可動鉄片66を吸着して球落しアーム50
を落とし方向に揺動させるようになっている。可動鉄片
66は取付ブラケット65の一方の上端を支点として揺動自
在に支持されると共に、一端が球落しアーム50の係合部
67に挿入され、他端に引張バネ68が連結されている。引
張バネ68は可動鉄片66を介して球落しアーム50を阻止方
向に付勢するためのもので、取付ブラケット65のバネ掛
部69との間に張られている。

【００２１】入賞球検出スイッチ52は、入賞球Ａが通る
孔70を備えたホルダー71内に、その孔70を取り囲むよう
に近接スイッチを埋め込んで成り、孔70が球落し口56と
一致し、かつ球落しアーム50の球阻止部64と球受け部62
との間に入るように配置されている。そして、この入賞
球検出スイッチ52は、カバー部59と前カバー60とに形成
された溝72に嵌合した状態で固定されている。

【００２２】次に上記構成における動作を説明する。遊
戯に際して自動球貸機17のカード挿入口18にカードを挿
入すると、カード残金表示部12に残金がディジタル表示
される。次に球貸スイッチ13を押すと、自動球貸機17か
ら所定数の打球が上皿11に払い出される。

【００２３】そこで、遊戯者が操作ハンドル16を回動操
作すると、発射モータ23が作動し、打撃槌24が上皿11か
ら発射位置に１個づつ供給される打球を打撃してガイド
レ−ル6 に沿って発射する。発射された打球は、遊戯盤
5 の上部側から下方に落下し、その殆どはアウト口10に
入り、球排出通路53を経て球排出部へと流されて行き、
一部の打球が入賞口7 等の入賞領域に入る。入賞領域に
多数の入賞球Ａが連続的に入った時には、その入賞球Ａ
が遊戯盤5の入賞球出口44〜47から入賞球タンク43に集
められ、下側の入賞球タンクレール48側から入賞球タン
ク43へと順次貯留される。

【００２４】入賞球落し手段49の球落しアーム50は、引
張バネ68により付勢されて、図２に実線で示す状態にあ
る。即ち、球落しアーム50の球受け部62が入賞球検出ス
イッチ52のホルダー71の孔70の下方中央に位置し、球阻
止部64が球落し口56から後退した状態にある。この状態
で入賞球Ａが入賞球タンク43内へと案内され、入賞球タ
ンクレール48を経て球落し口56まで転がって来ると、そ
の入賞球Ａは球落し口56から入賞球検出スイッチ52のホ
ルダー71の孔70に入り、その下側の球受け部62により一
旦受け止められる。

【００２５】そして、入賞球検出スイッチ52がその入賞
球Ａを検出してオンするので、球落しソレノイド51がワ
ンショットされて励磁し、可動鉄片66を引張バネ68に抗
して吸着する。このため、球落しアーム50が枢支ピン58
廻りに図２のｂ矢印方向に仮想線の如く回動し、その球
受け部62が孔70の下方から外れ、切欠部63が孔70に対応
するので、球受け部62上に保持されていた入賞球Ａは、
球排出通路53を経て下方へと落下する。一方、この時、
球落しアーム50の球阻止部64が球落し口56側に進入し、
落とすべき入賞球Ａの上側にある後続の入賞球Ａの下側
に入り、球落し口56を閉じるので、後続の入賞球Ａが続
いて排出されることはない。

【００２６】入賞球Ａが１個落とされると、球落しソレ
ノイド51が消磁し、引張バネ68により可動鉄片66を介し
て球落しアーム50が枢支ピン58廻りに反ｂ矢印方向に回
動し、実線で示す状態に戻る。従って、球阻止部64によ
り阻止されていた入賞球Ａが球落し口56から入賞球検出
スイッチ52のホルダー71の孔70へと落下し、その下側の
球受け部62により受け止められる。そして、入賞球タン
ク43、入賞球タンクレール48に入賞球Ａがある限り、同
様の動作を繰り返し、入賞球Ａを１個づつ落として行
く。

【００２７】一方、入賞球検出スイッチ52が落とされる
入賞球Ａを検出すると、賞球払出し手段33の払出しモー
タ37が所定角度だけ回転し、その出力軸67に固定された
回転体63を払い出し方向に回転させる。そして、賞球タ
ンク27から賞球タンクレール28を経て賞球供給通路34に
供給されてストックされている賞球を回転体36の回転に
よって所要数づつ繰り出して払い出す。回転体36の回転
により払い出された賞球は、賞球払出し通路35から落下
し、賞球案内通路38を経て上皿11へと供給されている。
以下、入賞球検出スイッチ52が入賞球Ａを検出する毎
に、賞球払出し手段33の払出しモータ37が作動し、回転
体36を回転させて賞球を順次払い出して行く。

【００２８】遊戯中に停電等によって電源が落ちれば、
その時点で入賞球落し手段49の球落しソレノイド51が消
磁し、球落しアーム50が引張バネ68の付勢によって図２
の実線位置に戻り、入賞球Ａの落とし動作を停止する。
このため、入賞球Ａは、入賞球タンク43から入賞球タン
クレール48上に貯留されたままで証拠球として残る。つ
まり、入賞球Ａを入賞球タンク43側に貯留することによ
って、入賞球Ａの球数をその貯留入賞球自体で記憶し保
持しておく。従って、電源が復旧すれば、停電前の状態
から遊戯を再開することができる。

【００２９】また遊戯中に、遊戯者から入賞領域に入る
打球数の割合いに比べて賞球の払出し回数が少ない旨の
申し出があった場合にも、遊戯動作を中断し、前面枠2
を開けて遊戯盤5 の裏側の入賞球タンク43内を見れば、
入賞球Ａが証拠球として残っているので、入賞球Ａの球
数が容易かつ確実に判る。このため、賞球払出し手段33
の払出し動作が正常であるか否かを容易に判断でき、遊
戯者との間のトラブルの発生を防止できる。

【００３０】図７は本発明の他の実施例を示し、入賞球
タンクレール48の球落し口56側に、下方に突出する筒状
部74が設けられ、この筒状部74に、球阻止部64及び球受
け部62が出退する切欠部75,76 が設けられ、また筒状部
74の外側に入賞球検出スイッチ52が設けられている。こ
の場合には、筒状部74内に入賞球Ａがあり、これを球受
け部62で受けるので、入賞球検出スイッチ52は、単に入
賞球Ａを検出するのみになる。

【００３１】球落し部材を構成する球落しアーム50の球
受け部62と球阻止部64は、図２及び図７に示すものと形
状的に逆にしても良い。但し、この場合には、球落しア
ーム50の揺動方向と球落し動作とが逆になる。また球落
しアーム50は、横方向に出退移動するようにガイドを介
して直線的に移動するように設けても良い。更に本発明
は、パチンコ機に限定されず、その他の弾球遊戯機にお
いても同様に実施可能である。

【００３２】

【発明の効果】本発明によれば、遊戯盤5 の裏側に、そ
の入賞領域に入った入賞球Ａを貯留する入賞球タンク43
を設け、この入賞球タンク43の球落し口56に対して出退
方向に移動自在に球落し部材50を設け、この球落し部材
50には、その出退時に球落し口56を開閉する球阻止部64
と、球阻止部64の開時に球落し口56から出た１個の入賞
球Ａを受け、かつ球阻止部64の閉時に入賞球Ａを落とす
球受け部62とを上下に設け、球受け部62上の入賞球Ａを
検出する入賞球検出スイッチ52と、この入賞球検出スイ
ッチ52が入賞球Ａを検出した時に球落し部材50を作動さ
せる球落しソレノイド51とを設けているので、遊戯盤5
の入賞領域に多数の入賞球Ａが連続的に入った時には、
その入賞球Ａを一旦入賞球タンク43に貯留しておき、こ
の入賞球タンク43から１個づつ自動的に確実に落として
行くことができる。

【００３３】また入賞球タンク43側の球落し口56の下方
に、入賞球Ａが入る孔70を有する入賞球検出スイッチ52
を設け、この入賞球検出スイッチ52の上下両側に、球落
し部材50の球阻止部64と球受け部62とを配置し、かつ球
落し部材50を横方向に揺動自在に枢支することにより、
入賞球検出スイッチ52を利用して入賞球Ａを保持できる
と共に、球落し部材50の支持を簡単にでき、全体として
その構造を簡素化することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す入賞球タンク及び入賞
球落し手段の部分の背面断面図である。

【図２】図１の要部の拡大断面図である。

【図３】本発明の一実施例を示す入賞球タンク及び入賞
球落し手段の部分の側面断面図である。

【図４】本発明の一実施例を示す入賞球落し手段の底面
断面図である。

【図５】本発明の一実施例を示すカード式パチンコ機の
正面図である。

【図６】本発明の一実施例を示すカード式パチンコ機の
背面図である。

【図７】本発明の他の実施例を示す入賞球落し手段の背
面断面図である。

【符合の説明】

5 遊戯盤 33 賞球払出し手段 43 入賞球タンク 49 入賞球落し手段 50 球落しアーム( 球落し部材) 51 球落しソレノイド 52 入賞球検出スイッチ 56 球落し口 62 球受け部 64 球阻止部 Ａ 入賞球

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊戯盤(5) の裏側に、その入賞領域に入
   った入賞球 (Ａ) を貯留する入賞球タンク(43)を設け、
   この入賞球タンク(43)の球落し口(56)に対して出退方向
   に移動自在に球落し部材(50)を設け、この球落し部材(5
   0)には、その出退時に球落し口(56)を開閉する球阻止部
   (64)と、球阻止部(64)の開時に球落し口(56)から出た１
   個の入賞球 (Ａ) を受け、かつ球阻止部(64)の閉時に入
   賞球 (Ａ) を落とす球受け部(62)とを上下に設け、球受
   け部(62)上の入賞球 (Ａ) を検出する入賞球検出スイッ
   チ(52)と、この入賞球検出スイッチ(52)が入賞球 (Ａ)
   を検出した時に球落し部材(50)を作動させる球落しソレ
   ノイド(51)とを設けたことを特徴とする弾球遊戯機の入
   賞球落し装置
2. 【請求項２】 球落し口(56)の下方に、入賞球 (Ａ) が
   入る孔(70)を有する入賞球検出スイッチ(52)を設け、こ
   の入賞球検出スイッチ(52)の上下両側に、球落し部材(5
   0)の球阻止部(64)と球受け部(62)とを配置し、かつ球落
   し部材(50)を横方向に揺動自在に枢支したことを特徴と
   する請求項１に記載の弾球遊戯機の入賞球落し装置