JPH06138701A - 正帯電性トナー用バインダーレジン組成物 - Google Patents

正帯電性トナー用バインダーレジン組成物

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JPH06138701A
JPH06138701A JP4286353A JP28635392A JPH06138701A JP H06138701 A JPH06138701 A JP H06138701A JP 4286353 A JP4286353 A JP 4286353A JP 28635392 A JP28635392 A JP 28635392A JP H06138701 A JPH06138701 A JP H06138701A
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弘一 伊藤
Masahiro Ito
昌宏 伊藤
Motoji Inagaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐湿性が良好で帯電安定性に優れるととも
に、環境汚染のない優れた正帯電性を有するフルカラー
トナーに適したバインダーレジン組成物を得る。 【構成】 ジカルボン酸成分とビスフェノールA型芳香
族ジオールを含有するジオール成分からなるポリエステ
ル共重合体60〜95重量%と、エーテル基を有するア
クリル酸エステル成分および/またはメタクリル酸エス
テル成分を1〜40重量%含有したスチレン−アクリル
系共重合体5〜40重量%とからなり、ガラス転移温度
が40〜68℃、軟化温度が80〜125℃、酸価が2
0mgKOH/g以下である正帯電性トナー用バインダ
ーレジン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電印刷
法等に用いられるフルカラートナーに使用されるトナー
用バインダーレジン組成物に関し、非オフセット性、定
着性、耐ブロッキング性に優れるとともに、優れた正帯
電性を示し、環境汚染のないトナー用バインダーレジン
組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法によるフルカラーコピー機や
フルカラープリンター等に用いられるトナー及びトナー
用バインダーレジンの要求される性能としては、第1に
色の混合性、トナー保存時の耐ブロッキング性等が挙げ
られ、第2に画像形成に影響を与える帯電特性が挙げら
れる。色の混合性に関しては、流動性に優れシャープメ
ルトであるトナー及びトナー用バインダーレジンが用い
られている。また、耐ブロッキング性に関しては、トナ
ー保存時の温度が高い場合でもトナーがブロッキングを
起こさないことが重要であり、トナー用バインダーレジ
ンとして比較的高いガラス転移温度を有するものが用い
られている。
【0003】さらに、画像形成に最も影響を及ぼす帯電
特性が重要であり、帯電量と帯電安定性(耐湿性)に大
別される。帯電量については、コピー機やプリンター等
の感光体によりトナー及びトナー用バインダーレジンの
帯電量を決定しなくてはならず、トナー用バインダーレ
ジンとしては使用モノマー及び分子構造によりその帯電
量をコントロールしてきた。また、帯電安定性について
は、印刷時に帯電量が経時変化しないこと、高湿時にお
いてトナーの帯電量が低下しないことが必要であり、ト
ナー用バインダーレジンとしてはレジンの製造方法によ
りこれを防止してきた。
【0004】トナー及びトナー用バインダーレジンの帯
電には、負帯電のものと正帯電のものがあり、負帯電性
のトナーは負帯電性のレジンと負帯電性の荷電制御剤に
より帯電量が調整される。また、正帯電性トナーにおい
ても、負帯電性トナーと同様に正帯電性のレジンと荷電
制御剤が用いられているが、正帯電性のトナーの帯電量
のコントロールは数々の問題点を抱えており、正帯電性
のトナー用バインダーレジンに関する種々の研究が行わ
れている。特に、フルカラートナー用バインダーレジン
として使用されてきているポリエステル共重合体では、
種々の正帯電性モノマーの使用が検討されているが、そ
のエステル結合が非常に強い負帯電を示すために正帯電
性の改良を行うのは困難であった。そこで、アミノ基あ
るいはアミド基を含むモノマーを用いたスチレン−アク
リル系共重合体をブレンドすることによって、ポリエス
テル共重合体の正帯電性を改良する方法が行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアミノ基あるいはアミド基を含むモノマーを用いた
スチレン−アクリル系共重合体は、その重合にあったて
アゾ系の重合開始剤を使用する必要があり、トナーとし
ての耐湿性に劣り帯電安定性が不良となるとともに、ト
ナーの熱的特性が異なり、トナーの発色性が劣るという
問題点を有している。また、アゾ系の重合開始剤として
一般的に使用されているアゾビスイソブチロニトリル
は、分解副生物にCN基を持つ毒性物質が発生し、環境
汚染という問題を有している。さらに、スチレン−アク
リル系共重合体の使用によって、ポリエステル共重合体
の有する定着性や高解像度という特徴が損なわれるとい
う問題点を有している。そこで、本発明の目的は、耐湿
性が良好で帯電安定性に優れるとともに、環境汚染のな
い優れた正帯電性を有するフルカラートナーに適したバ
インダーレジン組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、フルカラートナー用レジンについて鋭意
検討した結果、シャープメルトで解像度の高い特定のポ
リエステル共重合体と、優れた正帯電性を有する特定の
スチレン−アクリル系共重合体とをブレンドすることに
よって、正帯電性に優れたフルカラートナー用バインダ
ーレジンを得られる見出したものである。すなわち、本
発明の正帯電性トナー用バインダーレジン組成物は、ジ
カルボン酸からなる酸成分とビスフェノールA型芳香族
ジオールを含有するジオール成分からなるポリエステル
共重合体60〜95重量%と、エーテル基を有するアク
リル酸エステル成分および/またはメタクリル酸エステ
ル成分を1〜40重量%含有したスチレン−アクリル系
共重合体5〜40重量%とからなり、ガラス転移温度が
40〜68℃、軟化温度が80〜125℃、酸価が20
mgKOH/g以下であることを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明で使用されるポリエステル共重合体
は、ジカルボン酸成分とビスフェノールA型芳香族ジオ
ールを含有するジオール成分とから構成されるものであ
り、線状、分岐状あるいは架橋系のものが使用できる。
ポリエステル共重合体を構成するビスフェノールA型芳
香族ジオールとしては、例えば、ビスフェノールA、水
素化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン−(2,
4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン−(2,4)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等が挙げられ、こ
れらビスフェノールA型芳香族ジオールを単独であるい
は2種以上を組合せて使用することができる。中でも、
ポリオキシプロピレン−(2,4)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン
−(2,4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンが好ましい。これらビスフェノールA型芳
香族ジオールは、全酸成分に対して10〜90モル%の
範囲で含有することが好ましく、さらに好ましくは20
〜80モル%の範囲である。
【0008】他のジオール成分としては、例えば、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等が挙げられ、エチレングリ
コール、ネオペンチルグリコールが特に好ましい。ジカ
ルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフ
タル酸、フタル酸、マレイン酸、フマル酸、メタコン
酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アルケニルコハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、マロン酸、リノレイン酸
あるいはこれらの酸無水物等が挙げられ、これらジカル
ボン酸は単独あるいは2種以上を組合せて使用すること
ができる。中でも、テレフタル酸、イソフタル酸、フマ
ル酸が好ましい。
【0009】本発明で使用されるポリエステル共重合体
としては、ガラス転移温度が40〜68℃、軟化温度が
80〜125℃、酸価が20mgKOH/g以下、平均
重量分子量が3000〜20000であるものが好まし
い。これは、ガラス転移温度が40℃未満ではトナーの
耐ブロッキング性が劣る傾向にあり、逆に68℃を超え
るとトナーの定着性が損なわれる傾向にあるためであ
る。また、軟化温度が80℃未満ではトナーの非オフセ
ット性が劣る傾向にあり、逆に125℃を超えるとトナ
ーのシャープメルト性が劣る傾向にあるためである。さ
らに、酸価が20mgKOH/gを超えるとトナーの耐
湿性が劣る傾向にあるためである。重合平均分子量が3
000未満ではトナーの耐ブロッキング性が劣る傾向に
あり、逆に20000を超えるとトナーのシャープメル
ト性に劣り色の混合性が不良となる傾向にあるためであ
り、さらに好ましくは5000〜18000の範囲であ
る。
【0010】ポリエステル共重合体の製造方法として
は、通常のポリエステル縮重合方法が用いられるが、ジ
カルボン酸成分の濃度に応じて全酸成分と全ジオール成
分とのモル比を考慮して、直接エステル化法あるいはエ
ステル交換法を行った後に縮合を行う方法が好ましい。
製造にあたっては、チタンブトキサイド、ジブチルスズ
オキサイド、酢酸スズ、酢酸亜鉛、二硫化スズ、三酸化
アンチモン、二酸化ゲルマニウム等の重合触媒を使用す
ることができるが、中でもジブチルスズオキサイド、三
酸化アンチモン、酢酸亜鉛が好ましい。
【0011】本発明で使用されるエーテル基を有するア
クリル酸エステル成分あるいはメタクリル酸エステル成
分としては、例えば、アクリル酸2ーエトキシエチル、
アクリル酸2ーメトキシエチル、アクリル酸2ーブドキ
シエチル、メタクリル酸2ーエトキシエチル、メタクリ
ル酸2ーメトキシエチル、メタクリル酸2ーブドキシエ
チル等が挙げられ、中でもメタクリル酸2ーエトキシエ
チルが特に好ましい。本発明においては、これらのエー
テル基を有するアクリル酸エステル成分あるいはメタク
リル酸エステル成分を単独で使用してもよいし、2種以
上を混合して使用してもよい。
【0012】エーテル基を有するアクリル酸エステル成
分あるいはメタクリル酸エステル成分の使用量は、全ポ
リマー成分中に1〜40重量%であることが必要であ
り、好ましくは5〜30重量%の範囲である。これは、
使用量が1重量%未満では、正帯電性に劣り満足のいく
帯電量が得られ難いためであり、逆に、使用量が40重
量%を越えると、トナーのガラス転移温度が低くなり耐
ブロッキング性が劣るためである。
【0013】本発明のスチレン−アクリル系共重合体を
構成する上記のエーテル基を有するアクリル酸エステル
成分あるいはメタクリル酸エステル成分以外の成分とし
ては、スチレン成分、アクリル酸エステル成分、メタク
リル酸エステル成分あるいは不飽和二塩基酸成分等が挙
げられる。これらスチレン成分、アクリル酸エステル成
分、メタクリル酸エステル成分、不飽和二塩基酸成分等
の使用量は、本発明のバインダーレジンのガラス転移温
度、軟化温度および酸価の領域に合わせて選択され、こ
れら成分の総量で全ポリマー成分中に60〜99重量
%、好ましくは70〜95重量%の範囲で使用される。
また、これらの成分において、スチレン成分、アクリル
酸エステル成分およびメタクリル酸エステル成分との組
合わせ、アクリル酸エステル成分およびメタクリル酸エ
ステル成分との組合わせ、スチレン成分、アクリル酸エ
ステル成分および/またはメタクリル酸エステル成分、
不飽和二塩基酸成分との組合わせが特に好ましい。
【0014】本発明のスチレン−アクリル系共重合体に
用いられるスチレン成分としては、例えば、スチレン、
o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、
p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−
n−ブチルスチレン、p−tertブチルスチレン、p
−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、
p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p
−n−ドデシルスチレン、αーメチルスチレン等が挙げ
られる。中でも、スチレン、p−メチルスチレン、αー
メチルスチレンが特に好ましい。この様なスチレン成分
を用いることにより、トナーの耐湿性を良好にすること
ができるものである。
【0015】また、アクリル酸エステル成分あるいはメ
タクリル酸エステル成分とは、エーテル基を有するアク
リル酸エステル成分あるいはメタクリル酸エステル成分
以外の成分である。アクリル酸エステル成分としては、
例えば、アクリル酸、アクリル酸エチル、アクリル酸メ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸2ーエチルヘキシル、
アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル等のが挙げ
られ、中でも、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2ー
エチルヘキシルが特に好ましい。また、メタクリル酸エ
ステル成分としては、例えば、メタクリル酸、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸2ーエチルヘキシル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル
等が挙げられ、中でも、メタクリル酸、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸n−ブチルが特に好ましい。この様
なアクリル酸エステル成分あるいはメタクリル酸エステ
ル成分は、トナーの正帯電性を良好とすることができ、
エーテル基を有するアクリル酸エステル成分あるいはメ
タクリル酸エステル成分との相乗効果が得られ易いもの
である。
【0016】さらに、不飽和二塩基酸成分としては、例
えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチ
ル、マレイン酸ジメチル、フマル酸、フマル酸ブチル、
フマル酸ジブチル、フマル酸ジイソブチル、フマル酸ジ
メチル、フマル酸ジエチル等が挙げられ、中でも、フマ
ル酸ジブチルが特に好ましい。この様な不飽和二塩基酸
成分を用いることにより、トナーの正帯電性を良好とす
ることができるものである。
【0017】本発明においては、上記スチレン成分、ア
クリル酸エステル成分、メタクリル酸エステル成分、不
飽和二塩基酸成分以外のものであっても、ラジカル重合
が可能な二重結合を有する成分であれば使用することが
できる。例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、カ
プロン酸ビニル、ラウリル酸ビニル等のビニル脂肪族カ
ルボン酸エステル成分が挙げられ、中でも酢酸ビニルが
特に好ましい。また、ブタジエン系モノマー、不飽和ポ
リエステルとの反応を行ってもよい。
【0018】また、本発明のスチレン−アクリル系共重
合体には、軟化温度および分子量調整剤として連鎖移動
剤成分を用いてもよく、連鎖移動剤成分としては、例え
ば、αーメチルスチレンダイマー、nードデシルメルカ
プタン、チオグリコール酸エステル、n−オクチルメル
カプタン等が挙げられ、中でも、αーメチルスチレンダ
イマー、チオグリコール酸エステルが特に好ましい。本
発明のスチレン−アクリル系共重合体の分子構造として
は、架橋構造を有するもの、分子量分布において高分子
量領域と低分子量領域にそれぞれピークを1つ以上有す
る非架橋構造のもの、分子量分布において一つ以上のピ
ークを有するもの等が挙げられ、トナーの定着性、非オ
フセット性を考慮にいれて適宜選択することができる。
【0019】架橋構造を有するものとは、テトラヒドロ
フランやクロロホルム等の溶剤に不溶な成分(ゲル分
率)を1〜75%含有したものである。架橋構造を与え
るモノマーとしては、反応において架橋構造を構成する
ものであれば特に限定するものではないが、例えば、ジ
ビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等の芳香族ジビニ
ル化合物、ジアクリル酸エチレングリコール、ジアクリ
ル酸トリエチレングリコール、ジアクリル酸テトラエチ
レングリコール、ジアクリル酸ポリエチレングリコー
ル、ジアクリル酸プロピレングリコール、ジアクリル酸
1,3−ブチレングリコール、トリアクリル酸トリメチ
ロールプロパン、トリアクリル酸テトラメチロールメタ
ン、テトラアクリル酸テトラメチロールメタン、ビスフ
ェノールA誘導体系のアクリレート等、およびこれら化
合物のアクリル酸をメタクリル酸に変えたもの等が挙げ
られる。
【0020】分子量分布において高分子量領域と低分子
量領域にそれぞれピークを1つ以上有する非架橋構造の
ものとしては、分子量分布において分子量が3×105
〜2×106 の超高分子領域にピークを1つ以上有し、
分子量が3×103 〜8×104 の低分子量領域にピー
クを1つ以上有するバインダーレジンが好ましい。ま
た、分子量分布において一つ以上のピークを有するバイ
ンダーレジンとは、上記非架橋構造のものとは別に分子
量分布に一つ以上のピークを有する非架橋構造を有する
バインダーレジンである。
【0021】本発明で使用されるスチレン−アクリル系
共重合体としては、ガラス転移温度が40℃以上、軟化
温度が80〜125℃、酸価が20mgKOH/g以
下、平均重量分子量が3000〜30000であるもの
が好ましい。これは、ガラス転移温度が40℃未満では
トナーの耐ブロッキング性が劣る傾向にあり、さらに好
ましくは50〜65℃の範囲である。また、軟化温度が
80℃未満ではトナーの耐ブロッキング性が劣る傾向に
あり、逆に125℃を超えるとトナーのシャープメルト
性が劣り色の混合性が不良となる傾向にあるためであ
り、さらに好ましくは85〜120℃の範囲である。さ
らに、酸価が20mgKOH/gを超えるとトナーの耐
湿性が劣る傾向にあるためであり、さらに好ましくは1
5mgKOH/g以下の範囲である。重合平均分子量
は、この領域でコントロールすることによって、優れた
正帯電性を示すことができ、重量平均分子量が3000
未満では、ガラス転移温度が低くなりトナーの耐ブロッ
キング性が劣る傾向にあり、逆に30000を超えると
トナーのシャープメルト性に劣り色の混合性が不良とな
る傾向にあるためであり、さらに好ましくは5000〜
25000の範囲である。
【0022】本発明のスチレン−アクリル系共重合体の
製造方法としては、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶
液重合等の方法が挙げられ、これらの重合方法を2種以
上組合わせてもよい。これら製造方法は、トナーの要求
特性に合わせて選択することが好ましい。
【0023】本発明のバインダーレジンの製造にあたっ
て使用される重合開始剤としては、通常のラジカル重合
に用いられるものであれば特に限定されないが、本発明
の目的を達成するためには過酸化物系の重合開始剤が特
に好ましい。過酸化物系の重合開始剤としては、例え
ば、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシイソブチ
レート、t−ブチルパーオキシ2エチルヘキサノエー
ト、t−ブチルパーオキシベンゾエイト、t−ブチルパ
ーオキシイソプロピルカーボネイト、ジーt−ブチルジ
パーオキシイソフタレート等が挙げられ、これらは単独
で使用しても、2種以上を組合わせて使用してもよい。
中でも、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシベン
ゾエイトが特に好ましい。さらに、2,2’−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス
(2,4’−ジメチルバレロニトリル)、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン、1,1−アゾビス(シクロヘキサン−1−
カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−
トリメチルペンタン)等のアゾ系の重合開始剤を用いて
も正帯電の効果は得られるものである。
【0024】また、本発明のスチレン−アクリル系共重
合体を乳化重合あるいは懸濁重合によって製造する場
合、通常の乳化剤、分散剤が使用できる。乳化剤、分散
剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸ソーダ系分散剤、ポリエーテル系分散剤、エチレ
ンオキサイド系分散剤等が挙げられる。さらに、分散助
剤としては、通常使用される硫酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、過酸化水素水、ほう酸等を用いることができ
る。
【0025】本発明のバインダーレジン組成物は、詳述
したのようなポリエステル共重合体とスチレン−アクリ
ル系共重合体をブレンドすることによって得られるもの
であり、それぞれの共重合体を押出機あるいはミキサー
を用いてブレンドすることもできるが、懸濁重合法、溶
液重合法あるいは重縮合法を用いてブレンドすることも
できる。ポリエステル共重合体とスチレン−アクリル系
共重合の配合割合は、ポリエステル共重合体60〜95
重量%とスチレンアクリル系共重合体5〜40重量%の
割合でブレンドされ、好ましくはポリエステル共重合体
60〜90重量%とスチレン−アクリル系共重合体10
〜40重量%の範囲である。これは、ポリエステル共重
合体の含有量が60重量%未満かスチレン−アクリル系
共重合体が40重量%を超える場合には、トナーの解像
度や発色性に劣るためであり、逆にポリエステル共重合
体が95重量%を超えるかスチレン−アクリル系共重合
体が5重量%未満の場合には、トナーの正帯電性が劣る
ためである。
【0026】このようにして得られた本発明のバインダ
ーレジンは、ガラス転移温度が40〜68℃、軟化温度
が80〜125℃、酸価が20mgKOH/g以下であ
ることが必要である。これは、ガラス転移温度が40℃
未満ではトナーの耐ブロッキング性が劣るためであり、
逆に68℃を越えるとトナーの定着性に劣るためであ
り、好ましくは45〜65℃の範囲である。また、軟化
温度が80℃未満ではトナーの非オフセット性に劣るた
めであり、逆に125℃を越えるとトナーの定着性に劣
るためであり、好ましくは85〜120℃の範囲であ
る。さらに、酸価が20mgKOH/gを越えるとトナ
ーの耐湿性能が劣るためであり、好ましくは15mgK
OH/g以下の範囲である。
【0027】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。実施例において、ガラス転移温度は、サンプルを
100℃まで昇温してメルトクエンチした後、示差型熱
量計によって昇温速度10℃/minで測定した。軟化
温度は、1.0mmφ×10mmのノズルを有する島津
製作所社製フローテスターCFT−500を使用して、
荷重30Kgf、昇温速度3℃/分の条件で測定し、サ
ンプルが1/2流出した時の温度を軟化温度とした。酸
価は、トルエン溶媒中でKOHによる適定法により求め
た。分子量はゲルパーミェーションクロマトグラフィー
HCL−8020(東ソ社製)を用いポリスチレン換算
により求めた。
【0028】正帯電性は、トナー0.45重量部と正帯
電用キャリア10重量とを50ccのポリエチレン製容
器に秤量し、温度20℃、湿度60%の環境下で約24
時間放置した後、ボールミル撹拌機で約200rpmの
速度で約30分間撹拌混合した混合物0.2重量部を秤
量し、ブローオフ帯電量測定装置(東芝ケミカル社製T
B−500)を用いて帯電量を測定し、符号を反転して
トナー1g当たりの帯電量を計算した。その結果、以下
の基準に従って評価した。
【0029】 ○:帯電量12μC/g以上 △:帯電量7μC/g以上12μC/g未満 ×:帯電量7μC/g未満 耐湿性は、正帯電性と同一の方法で、温度35℃、湿度
85%の環境下で約24時間放置した後の帯電量と、上
記温度20℃、湿度60%の環境下で約24時間放置し
た後の帯電量との差によって、以下の基準に従って評価
した。
【0030】 ○:3μC/g未満 △:3μC/g以上4μC/g未満 ×:4μC/g以上 耐ブロッキング性は、トナー約10gを200ccのカ
ラス容器に入れ、約40℃に保った熱風乾燥機に入れ約
120時間放置後、取出したガラス容器を逆さにして叩
いたときのトナーの凝集状態を、以下の基準に従って評
価した。
【0031】 ○:1回叩くとトナーが均一に分散する △:4回叩くとトナーが均一に分散する ×:トナーが凝集して分散しない なお、上記正帯電性、耐湿性および耐ブロッキング性の
評価においては、○あるいは△のものであれば実用上使
用可能である。
【0032】分散剤Aの製造方法 攪拌機、温度計、ガス導入管をつけた反応容器に、脱イ
オン水2300重量部、メタクリル酸メチル25重量
部、メタクリル酸3−ナトリウムスルホプロピル75重
量部を仕込み、N2 ガスを約30分吹き込み反応系内の
空気を追い出した。次いで、攪拌しながら湯浴で外部よ
り加熱し60℃に昇温させ、過硫酸アンモニウム0.5
重量部を添加した。同温度で約3時間攪拌を続け、青白
色の外観を呈する粘度340センチポイズ(25℃)の
重合体液(固形分3.3%)を得た。
【0033】ポリエステル共重合体の製造例 表1に示したジカルボン酸成分とジオール成分を用い
て、これに全酸成分に対して2000ppmのテトラキ
ス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シハイドロシンナメート)〕メタンを充分に混合した保
ち、蒸留塔および撹拌機を備えた反応容器に投入し、撹
拌回転数を150rpmに維持したまま反応容器をN2
によって加圧状態として、反応系内温の度を260℃ま
で約1時間かけて昇温してエステル化反応を行った。次
いで、三酸化アンチモンを全酸成分に対して500pp
m添加し、反応系内の温度を235℃とした後、反応系
内を10mmHg以下の真空状態として反応系からジオ
ール成分を流出させ縮重合反応を行った。その後、所定
の軟化温度に到達したところで、反応系内を常圧にして
縮重合反応を終了した。次いで、反応系内の温度を20
0℃未満まで冷却して反応容器内の重合体を取出し、ポ
リエステル共重合体1〜8を得た。得られたポリエステ
ル共重合体の組成および特性を表1に示した。
【0034】スチレン−アクリル系共重合体の製造例1 脱イオン水220重量部、ポリアクリル酸ソーダ(固形
分3.3%)0.6重量部、分散剤A2.42重量部、
硫酸ナトリウム0.55重量部を混合し、撹拌機、蒸留
塔および温度計を備えた反応容器に投入し、次いで表2
に示したモノマーを混合して投入した。次いで、撹拌回
転数を300rpmに保持して、表2に示した重合開始
剤と投入し、反応系内の温度を92℃まで昇温して懸濁
重合を開始した。懸濁重合を約6時間行った後、反応系
内の温度を約100℃まで昇温して、反応系内の残存モ
ノマーおよび脱イオン水を反応系外へ約44重量部流出
し、反応系内の重合体の残存モノマーを低減した。その
後、反応系内の温度を約90℃にして、水酸化ナトリウ
ム0.5重量部を投入し約30分間アルカリ処理を行っ
た。次いで、反応系内の温度を室温まで冷却して共重合
体を取出し、洗浄、乾燥してスチレン−アクリル系共重
合体1〜5を得た。得られたスチレン−アクリル系共重
合体の組成および特性を表2に示した。
【0035】スチレン−アクリル系共重合体の製造例2 表2に示したモノマーおよび重合開始剤用いて、懸濁重
合温度を130℃とした以外は、製造例2と同一条件で
スチレン−アクリル系共重合体6および7を得た。得ら
れたスチレン−アクリル系共重合体の組成および特性を
表2に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】なお、表1および2に示した記号は、それ
ぞれ以下の化合物を示す。 TPA :テレフタル酸 IPA :イソフタル酸 FA :フマル酸 BPP :ポリオキシプロピレン−(2,4)−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン BPE :ポリオキシエチレン−(2,4)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン EG :エチレングリコール NPG :ネオペンチルグリコール St :スチレン MMA :メタクリル酸メチル nBA :アクリル酸n−ブチル ET :メタクリル酸2−エトキシエチル MT :メタクリル酸2−メトキシエチル DE :メタクリル酸ジエチルアミノエチル MSD :α−メチルスチレンダイマー BPO :過酸化ベンゾイル tBP :t−ブチルパーオキシベンゾエイト AIBN:アゾビスイソブチロニトリル 実施例1〜10 表3に示した種類、配合量でポリエステル共重合体とス
チレン−アクリル系共重合体を混合し、ミキサーを用い
てポリエステル共重合体の軟化温度よりも10℃高い温
度で約30分間溶融混練を行い実施例1〜10のトナー
用バインダーレジンを得た。得られたバインダーレジン
のレジン特性を表3に示した。一方、得られたそれぞれ
のバインダーレジン、カーボンブラック5重量部、低分
子量ポリプロピレンワックス3重量部を混合し、ミキサ
ーを用いてポリエステル共重合体の軟化温度よりも10
℃高い温度で約30分間溶融混練を行った後、微粉砕し
分級して実施例1〜10のトナーを得た。得られたトナ
ーのトナー特性を表3に示した。
【0039】表3から明かなように、本発明の実施例1
〜10のバインダーレジンは、いずれも優れた正帯電性
を示した。また、耐湿性については、実施例2〜8およ
び10のバインダーレジンは優ぐれており、実施例1お
よび9のバインダーレジンはやや劣っていたが実用上は
問題のないレベルであった。さらに、耐ブロッキング性
については、実施例1、2、4〜7、9および10のバ
インダーレジンは優れており、実施例3および8のバイ
ンダーレジンはやや劣っていたが実用上は問題のないレ
ベルであった。
【0040】比較例1〜9 表4に示した種類、配合量でポリエステル共重合体とス
チレン−アクリル系共重合体を混合した以外は、実施例
1〜10と同一の条件で比較例例1〜9のバインダーレ
ジンおよびトナーを得た。得られたバインダーレジンの
レジン特性および得られたトナーのトナー特性を表4に
示した。表4から明かなように、比較例1、2および4
〜7のバインダーレジンは、トナー特性に劣り実用上使
用可能なレベルではなかった。比較例3、8および9の
バインダーレジンは、正帯電性、耐湿性および耐ブロッ
キング性については使用可能なレベルであったが、比較
例3のバインダーレジンはトナーとしての溶融流動性お
よび平滑性に劣り解像度の低いものであり、比較例8の
バインダーレジンはトナーとしての定着性に劣り、比較
例9のバインダーレジンは白濁が著しく透明感がなくト
ナーとしての発色性に劣りるものであった。
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】本発明のトナー用バインダーレジン組成
物は、ポリエステル共重合体と正帯電性の強い特定のス
チレン−アクリル系共重合体を用いることによって、耐
湿性が良好で帯電安定性に優れるとともに、環境汚染の
ない優れた正帯電性を有するフルカラートナーを提供で
きるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸からなる酸成分とビスフェ
    ノールA型芳香族ジオールを含有するジオール成分から
    なるポリエステル共重合体60〜95重量%と、エーテ
    ル基を有するアクリル酸エステル成分および/またはメ
    タクリル酸エステル成分を1〜40重量%含有したスチ
    レン−アクリル系共重合体5〜40重量%とからなり、
    ガラス転移温度が40〜68℃、軟化温度が80〜12
    5℃、酸価が20mgKOH/g以下であることを特徴
    とする正帯電性トナー用バインダーレジン組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステル共重合体が、ガラス転移温
    度が40〜68℃、軟化温度が80〜125℃、酸価が
    20mgKOH/g以下であり、重量平均分子量が30
    00〜20000であることを特徴とする請求項1記載
    の正帯電性トナー用バインダーレジン組成物。
  3. 【請求項3】 スチレン−アクリル系共重合体が、ガラ
    ス転移温度が40〜68℃、軟化温度が80〜125
    ℃、酸価が20mgKOH/g以下であり、重量平均分
    子量が3000〜30000であることを特徴とする請
    求項1記載の正帯電性トナー用バインダーレジン組成
    物。
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