JP2002107993A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JP2002107993A
JP2002107993A JP2001113850A JP2001113850A JP2002107993A JP 2002107993 A JP2002107993 A JP 2002107993A JP 2001113850 A JP2001113850 A JP 2001113850A JP 2001113850 A JP2001113850 A JP 2001113850A JP 2002107993 A JP2002107993 A JP 2002107993A
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陽一郎 渡辺
Masahide Yamashita
昌秀 山下
Kazuto Watanabe
和人 渡辺
Mitsuteru Kato
光輝 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト加熱定着方式において、オフセット発
生に余裕度のある中光沢度画像が得られ、しかも記録材
の厚さが異なっても定着条件を変えることなく、光沢度
差の小さい中光沢定着画像が得られる電子写真用トナー
を提供する。 【解決手段】 本発明のトナーは、少なくとも結着樹
脂、着色剤、離型剤を含有し、周波数1Hz、応力50
0Paで測定したトナーのレオロジー特性では、110
℃〜130℃におけるtanδが2以上、8以下であ
り、かつ、120℃におけるtanδの±1以内である
ことを特徴とする。このトナーの上記レオロジー特性で
は、120℃のtanδと歪み量γとの積が15以上、
25以下であること、貯蔵弾性率G’が1000Pa以
下であり、かつ、5℃低い温度でのtanδに比べて、
tanδが4以上大きくなる温度が170℃以上である
ことが、それぞれ特に好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の静電
記録分野において、トナー像をベルトを介して記録材に
加熱定着させるための電子写真用トナーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等における定着方法と
しては、装置構成が簡易で取扱いが容易な、いわゆる熱
ローラ定着方式が多く採用されている。しかしながら、
この熱ローラ定着方式では、(1)熱ローラが所定温度
に達するまでの待機時間がある、(2)記録材の通過あ
るいは他の外的要因で加熱ローラの温度が変動すること
による定着不良やオフセツト現象を防止するために、加
熱ローラを最適な温度に維持する必要があり、このため
には加熱ローラあるいは加熱体の熱容量を大きくしなけ
ればならない、などの問題があった。
【0003】また、粘性の低いフルカラートナーにおい
ては一般的に、(3)ローラの曲率のためオフセット
や、排紙時のローラへの巻き付きの問題もあり、離型オ
イルを塗布することと、そのオイルタンクを備えること
が必要であった。
【0004】これらの問題に対して、ベルト加熱定着方
式が提案され、さらにベルト定着でオイルを塗布しない
方式(オイルレス方式)や、オイルを微量塗布する方式
が提案されている。一方、近年は以前の高光沢画像に比
べて、やや光沢を抑えた中光沢タイプの画像が望まれて
いる。
【0005】しかし、上述のような熱容量の小さいベル
ト加熱定着方式を生かすために、ベルトは薄く、定着時
の圧力は熱ローラ定着方式に比較すると低い。そのた
め、ベルト加熱定着方式で中光沢を得るには、熱ローラ
定着方式で中光沢画像を得ようとする場合よりも、溶融
粘度などが低いトナーを使用する必要があるが、このよ
うなトナーは、温度による光沢変化が大きくなりやす
い。さらに、ベルト加熱定着方式は熱容量が小さいため
待機時間は短いが、その反面記録材の種類、特に厚さに
よってトナーに与えられる熱量が変化しやすい。そのた
め、光沢に違いが生じやすい。
【0006】特開平6−208262号公報、特開平7
−311506号公報、特開平8−146815号公
報、特開平8−234615号公報および、特開平9−
127804号公報に提案された技術では、記録材の検
出手段を設け、記録材である紙の種類に応じて定着条件
を変えるという方法を採用している。しかし、これは装
置を複雑にし、コストアップにつながる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みなされたもので、その第1の目的は、
光沢変化の少ないトナーを提供すること、すなわち、ベ
ルト加熱定着方式においてオフセット発生に余裕度のあ
る中光沢画像が得られる電子写真用トナーを提供するこ
とである。本発明の第2の目的は、記録材の厚さが異な
っても定着条件を変えることなく、光沢の差が小さい中
光沢定着画像が得られる電子写真用トナーを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ベルト加
熱定着方式では従来の熱ローラ定着方式に比べて加圧圧
力が低いことに注目し、比較的小さい応力でのトナーの
粘弾性特性を比較検討した結果をもとに本発明を完成す
るに至った。
【0009】すなわち、請求項1に係る電子写真用トナ
ーは、感光体上の静電潜像をトナーで顕像化し、得られ
たトナー像を転写媒体に転写した後、該トナー像を有端
ベルトまたは無端ベルトと接触させながらトナー像を定
着する画像形成方法に使用されるトナーにおいて、少な
くとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含有し、周波数1H
z、応力500Paで測定したトナーのレオロジー特性
は、110℃〜130℃におけるtanδが2以上、8
以下であり、かつ、120℃におけるtanδの±1以
内であることを特徴とする。
【0010】請求項2に係る電子写真用トナーは、請求
項1において周波数1Hz、応力500Paで測定した
トナーのレオロジー特性では、120℃のtanδと歪
み量γとの積が15以上、25以下であることを特徴と
する。
【0011】請求項3に係る電子写真用トナーは、請求
項1または2において、周波数1Hz、応力500Pa
で測定したトナーのレオロジー特性では、貯蔵弾性率
G’が1000Pa以下であり、かつ、5℃低い温度で
のtanδに比べて、tanδが4以上大きくなる温度
が170℃以上であることを特徴とする。なお、上記貯
蔵弾性率G’および、tanδ(習慣的にはタンデルタ
ともいう)については、例えば、丸善株式会社発行の
「日本化学会編 第4版 実験化学講座29 高分子材
料、pp.44〜46」に説明されている。
【0012】請求項4に係る電子写真用トナーは、請求
項1,2または3において、2種以上の結着樹脂により
海島構造が形成され、前記離型剤が前記海島構造の島を
構成する樹脂中に分散していることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。レオロージー特性の損失正接tanδは粘
性成分と弾性成分の比すなわち、粘性成分を弾性成分で
割った比であり、粘性成分は損失弾性率に、弾性成分は
貯蔵弾性率にそれぞれ対応する。このtanδは、定着
画像の光沢と関係深いものである。トナーの粘性成分の
比率が大きいほど、トナーは変形し光沢が得られるよう
になる。しかし、粘性成分と弾性成分のバランスが崩
れ、tanδが大きくなりすぎると、オフセットが発生
しやすいトナーとなる。したがって、オフセット発生の
ない中光沢画像を得るためには、tanδが2〜8であ
ることが必要である。
【0014】トナーによってはその温度次第で、この範
囲のtanδを得ることが可能であるが、ローラ定着に
比べて低い温度で定着可能なベルト加熱定着の良さを発
揮させるために、本発明においては温度110〜130
℃でのtanδの値が上記範囲にあることが好ましい。
【0015】一方、記録材の厚さによっては、記録材の
吸熱量の違いにより、同じ定着温度に対してトナー温度
が高くなったり、低くなったりする。この場合の光沢の
違いを小さくするためには、温度による光沢差を小さく
することが必要である。したがって本発明のトナーにお
いては、110℃〜130℃の範囲でtanδが120
℃の時のtanδの±1以内であること(「120℃の
時のtanδの値−1」以上、「120℃の時のtan
δの値+1」以下の範囲内にあること)が好ましい。こ
の範囲を外れると、記録材による光沢の差が大きくな
り、厚みのある記録材では光沢が低すぎたり、鮮明な発
色が得られなかったりする場合がある。逆に薄い記録材
では光沢が高すぎたり、オフセットが発生しやすくなっ
たりする場合がある。
【0016】また、一定応力下では歪み量は温度の上昇
に伴って増加し、この増加量はトナーによって異なる。
tanδが同程度であっても光沢に違いがある場合があ
るが、これは歪み量に違いがあるためである。歪み量と
光沢との関係は、tanδと光沢の関係ほど顕著なもの
ではないが、tanδとともに歪み量も光沢と関係ある
ものである。したがって本発明においては、温度120
℃におけるtanδと歪み量γの積が15〜25である
ことが好ましい。tanδと歪み量γの積をこの範囲に
することで、中光沢画像がより得られやすくなる。
【0017】通常使用する定着温度でオフセットが発生
してはならないことはもちろんであるが、何らかの外的
要因でベルトの表面温度が変化した場合でもオフセット
が発生しないためには、トナーにオフセット発生に対す
る余裕度が十分にあることが必要である。
【0018】レオロジー特性において、比較的低い温度
でtanδが急激に増加することは、低い温度でも光沢
が得られるようになる点で好ましいが、高温で急激に増
加するのは、粘性成分と弾性成分のバランスが保てず、
弾性成分が殆どなくなった場合である考えられる。離型
性は離型剤の染み出しによって得られるが、離型性の一
部は結着樹脂の特性によっている。したがって、オフセ
ット発生に対する余裕度を考慮すると、tanδが急激
に増加する温度は高いほうがよい。本発明のトナーにお
いては貯蔵弾性率G’が1000Pa以下であり、5℃
低い温度でのtanδに比べて、tanδが4以上大き
くなる温度が170℃以上であれば、オフセット発生に
対する余裕度は十分である。
【0019】このようなレオロジー特性のトナーは、例
えばTHF不溶分(THFはテトラヒドロフラン)を含
んでいる結着樹脂の含有量を20重量%以下とすること
により得られる。この時のTHF不溶分の量は、結着樹
脂(以下、樹脂と略記することがある)の架橋の程度
や、組み合わせる樹脂のTg(ガラス転移点)や、分子
量分布などによるが、トナーとしたときに狙いとする光
沢を得るのを阻害しないような量にすることが好まし
い。樹脂中のTHF不溶分は10重量%以下が好まし
く、THF不溶分が10重量%以下の樹脂を15重量%
以下に含有することがより好ましい。なお、トナーとし
たときの結着樹脂中のTHF不溶分は1重量%未満であ
ることが好ましい。
【0020】上述のようなレオロジー特性のトナーを得
るためには、非架橋でTgが65〜70℃の樹脂を70
重量%以上含有することによっても達成できる。非架橋
の樹脂であることはオフセット発生に対して不利な方向
であるが、Tgが高いことによりオフセット発生に対す
る余裕度は確保できる。Tgが高いだけでは、許容でき
る定着下限温度の上昇が懸念される。また、温度による
光沢カーブが高温側にずれるだけで、通常の定着温度付
近で所望の光沢が得られにくくなることも懸念される。
しかし、フルカラー画像の場合は定着下限温度よりも、
所望の光沢が得られる温度のほうが重要である。したが
って、樹脂を非架橋とすることにより、軟化温度以上に
なれば溶融粘度が低くなりやすくなり、定着下限温度か
ら所望の光沢が得られる温度までの温度幅が小さく、架
橋構造を持つ樹脂を使用する場合と同様に通常の定着設
定温度付近で、中光沢を得ることが可能である。
【0021】本発明のトナーのレオロジー特性は以下の
ように測定される。ハーケ社製RS50システムを使用
し、直径20mmのパラレルプレートを用い、ギャップ
2mm、周波数1Hz、応力500Paの条件で60〜
200℃の温度範囲を毎分2.5℃の速度で昇温して測
定する。また、トナーとして直径20mm、厚さ2mm
のペレット状(円板状)のものを使用する。
【0022】結着樹脂中のTHF不溶分は以下のように
測定される。結着樹脂約1.0gを秤量し、これにTH
F約50gを加えて20℃で24時間静置する。これを
まず遠心分離で分け、JIS規格(P3801)5種C
の定量ろ紙を用いて常温でろ過する。この場合、ろ紙残
渣がTHF不溶分であり、これは、用いたトナーとろ紙
残渣の比(重量%)で表わす。なお、トナーとした時の
結着樹脂中のTHF不溶分の測定は、トナー約1.0g
を秤量して結着樹脂と同様の方法で行なうが、ろ紙残渣
の中には顔料などの固形物が存在するので、熱分析によ
り別途求める必要がある。また結着樹脂のTgは、理学
電機社製のRigaku THRMOFLEX TG8
110により、昇温速度10℃/minの条件で測定す
る。
【0023】本発明のトナーは上述以外の特性におい
て、トナーの1/2流出開始温度が110〜130℃で
あるが好ましく、115〜125℃がより好ましい。1
/2流出開始温度が130℃より高い場合には中光沢画
像が得にくくなり、110℃より低い場合には、オフセ
ットに対する余裕度が小さくなりやすい。また同じ理由
から、トナーのTHF可溶分のGPC(ゲル浸透クロマ
トグラフィー)による重量平均分子量Mwは、8000
〜40000であることが好ましく、12000〜30
000がより好ましい。
【0024】1/2流出開始温度とは、高架式フローテ
スター(CTF−500:島津製作所製)を用い、ダイ
ス細孔径0.5mm、加圧圧力10kgf/cm
2 (9.8×105 Pa)、昇温速度3℃/minの条
件で1cm3 の試料を溶融流出させたときの、流出開始
点から流出終了点までの高さの1/2に相当する温度で
ある。
【0025】重量平均分子量MwはGPCにより以下の
ように測定される。40℃のヒートチャンバー内でカラ
ムを安定させ、この温度におけるカラムに、溶媒として
THFを毎分1ミリリットルの流速で流し、試料濃度を
0.05〜0.6重量%に調整したトナー母体のTHF
試料溶液を200μl注入して測定する。THF試料溶
液については、注入前に0.45μmの液体クロマトグ
ラフィー用のフィルターでTHF不溶成分を除去する。
【0026】トナー試料の分子量は、試料の分子量分布
を数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された
検量線の対数値とカウント数との関係から求める。検量
線作成用の標準ポリスチレン試料としては、例えば、Pr
essure Chemical Co. あるいは、東洋ソーダ工業社製の
分子量が6×102 、2.1×103 、4×103
1.75×104 、5.1×104 、1.1×105
3.9×105 、8.6×105 、2×106 、4.4
8×106 のものを用い、少なくとも10点程度の標準
ポリスチレン試料を用いるのが適当である。また検出器
にはRI(屈折率)検出器を用いる。
【0027】本発明のトナーの母体粒子(外添剤を添加
する前のトナー粒子)の体積平均粒径は4〜10μmで
あることが好ましい。体積平均粒径が4μmより小さい
場合は、現像時に地汚れの原因となったり、流動性を悪
化させトナー補給性やクリーニング性を阻害したりする
場合がある。また、現像ローラや現像剤塗布ブレードな
どへのトナーの融着が起きる場合がある。逆に体積平均
粒径が10μmより大きい場合は、現像中のチリや、解
像性の悪化などが問題となる場合がある。上記体積平均
粒径は、コールターエレクトロニクス社製のコールター
カウンターモデルTA−IIにより計測した値である。
【0028】本発明のトナーの離型剤は、結着樹脂中に
分散していることが好ましく、そのためには結着樹脂と
離型剤は非相溶であることが好ましい。離型剤が分散し
ているトナーにより、定着時に離型剤が染み出しやすく
なり、オイルレス定着装置において、あるいは微量オイ
ル塗布定着装置においてオイル塗布効果が少なくなって
きた場合においても、トナーのベルト側への転移を抑制
することができる。
【0029】さらに本発明では、トナー中で2種以上の
結着樹脂が海島構造を形成し、島を構成する樹脂に離型
剤が分散していることが好ましい。このような構成によ
り、粉砕界面が離型剤と結着樹脂との界面になりにくく
なり、離型剤がトナー粒子表面に存在しにくくなる。そ
のため、離型剤がトナー粒子表面に存在することに起因
する流動性低下、外添剤の埋没などの副作用を抑制する
ことができる。したがって、このような構成とすること
により、海島構造を形成しない場合よりも多い量の離型
剤を含有することができ、十分なオフセット余裕度が確
保できる。
【0030】結着樹脂の海島構造、離型剤の分散状態
は、トナーの薄膜切片をTEM(透過型電子顕微鏡)で
観察することにより判断できる。離型剤の分散径は小さ
いほうが好ましいが、小さすぎると定着時の染み出しが
不十分な場合が生じる。なお、倍率1万倍で離型剤が確
認できれば、離型剤が分散した状態で存在していると判
断して良い。
【0031】本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂と
着色剤と離型剤とを含有するものであるが、必要に応じ
て帯電制御剤を含有させることが可能である。
【0032】結着樹脂としては従来公知の熱可塑性樹脂
であるポリエステル、ポリオール、スチレンとビニル系
モノマーの共重合体が挙げられ、これらは結着性、コス
ト面等から特に好ましいものであるが、これら以外にも
ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、石油系樹脂などが
挙げられる。
【0033】本発明で用いられるポリエステル系樹脂と
しては、アルコールと酸との重縮合反応によって得られ
る公知のもの全てが用いられる。例えばアルコールとし
ては、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリ
コール、1,3−プロピレングリコール、1,4−プロ
ピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−
ブテンジオールなどのジオール類;1,4−ビス(ヒド
ロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水
素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフ
ェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA
などのエーテル化ビスフェノール類;これらを炭素数3
〜22の飽和または不飽和の炭化水素基で置換した二価
のアルコール単位体、その他の二価のアルコール単位
体、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロー
ル、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリペンタエスリトール、蔗糖、1,2,4−ブタント
リオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロ
ール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−
1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロ
キシメチルベンゼン等の三価以上の高アルコール単量体
など。
【0034】ポリエステル樹脂を得るために用いられる
カルボン酸としては、例えばパルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸などのモノカルボン酸、マレイン酸、フ
マール酸、メサコン酸、シトラコン酸、テレフタル酸、
シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、
セバチン酸、マロン酸、これらを炭素数3〜22の飽和
または不飽和の炭化水素基で置換した二価の有機酸単量
体、これらの酸の無水物、低級アルキルエステルとリノ
レイン酸の二量体、1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7
−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレン
トリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、
1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカル
ボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパ
ン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,
7,8−オクタンテトラカルボン酸エンボール三量体
酸、これらの酸の無水物等の三価以上の多価カルボン酸
単量体などが挙げられる。
【0035】ポリオール樹脂としては、各種のタイプの
ものが使用できるが、本発明に用いられるものとして
は、エポキシ樹脂と、2価フェノールのアルキレンオキ
サイド付加物またはそのグリシジルエーテルと、エポキ
シ基と反応する活性水素を分子中に1個有する化合物
と、エポキシ基と反応する活性水素を分子中に2個以上
有する化合物を反応してなるポリオールを用いることが
特に好ましい。
【0036】スチレンとビニル系モノマーの共重合体と
しては従来公知のすべてのモノマーからなるポリマーが
用いられる。具体例として、次の各モノマーが挙げられ
る。即ち、スチレンおよびその誘導体、たとえば、メチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、
エチルスチレン、ジエチルスチレン、トリエチルスチレ
ン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシルスチ
レン、ヘプチルスチレン、オクチルスチレンの如きアル
キルスチレン、フロロスチレン、クロロスチレン、ブロ
モスチレン、ジブロモスチレン、ヨードスチレンのごと
きハロゲン化スチレン、更にニトロスチレン、アセチル
スチレン、メトキシスチレンなどが挙げられる。
【0037】また、付加重合性不飽和カルボン酸、即
ち、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、チグリン酸、アンゲ
リカ酸の如き付加重合性の不飽和脂肪族モノカルボン
酸、または、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、メサ
コン酸の如き付加重合性の不飽和脂肪族ジカルボン酸が
挙げられる。また、カルボン酸を金属塩化したものを用
いることもでき、この金属塩化は重合終了後に行うこと
ができる。
【0038】また、前記付加重合性不飽和カルボン酸と
アルキルアルコール、ハロゲン化アルキルアルコール、
アルコキシアルキルアルコール、アラルキルアルコー
ル、アルケニルアルコールの如きアルコールとのエステ
ル化物などが挙げられる。そして、上記アルコールの具
体例としてメチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチ
ルアルコール、ノニルアルコール、ドデシルアルコー
ル、テトラデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール
の如きアルキルアルコール;これらアルキルアルコール
を一部ハロゲン化したハロゲン化アルキルアルコール;
メトキシエチルアルコール、エトキシエチルアルコー
ル、メトキシプロピルアルコール、エトキシプロピルア
ルコールの如きアルコキシアルキルアルコール;ベンジ
ルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェニルプ
ロピルアルコールの如きアラルキルアルコール;アリル
アルコール、クロトニルアルコールの如きアルケニルア
ルコールが挙げられる。
【0039】また、前記付加重合性不飽和カルボン酸よ
り誘導されるアミドおよびニトリル;エチレン、プロピ
レン、ブテン、イソブチレンの如き脂肪族モノオレフィ
ン;塩化ビニル、臭化ビニル、よう化ビニル、1,2−
ジクロルエチレン、1,2−ジブロムエチレン、1,2
−ジヨードエチレン、塩化イソプロペニル、臭化イソプ
ロペニル、塩化アリル、臭化アリル、塩化ビニリデン、
弗化ビニル、弗化ビニリデンの如きハロゲン化脂肪族オ
レフィン;1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチ
ル−1,3−ブタジエン、2,4−ヘキサジエン3−メ
チル−2,4−ヘキサジエンの如き共役ジエン系脂肪族
ジオレフィンが挙げられる。更に酢酸ビニル類、ビニル
エーテル類;ビニルカルバゾール、ビニルピリジン、ビ
ニルピロリドンなどの含窒素ビニル化合物が挙げられ
る。本発明に使用する樹脂は、これらのモノマーを1種
または、2種以上を重合したものを用いることができ
る。
【0040】離型剤としては、低分子量ポリプロピレ
ン、低分子量ポリエチレン、カルナウバワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、ホホバワックス、ライスワ
ックス、モンタン酸ワックス等を単独または混合して用
いることができるが、これらに限定されるものではな
い。
【0041】着色剤としては公知の染料及び顔料が全て
使用できる。例えば、カーボンブラック、ニグロシン染
料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(1
0G、5G、G)、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、
黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエ
ロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメ
ントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パ
ーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエ
ロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエ
ローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインド
リノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミウムレ
ッド、カドミウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パ
ーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッ
ド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソール
ファストスカーレットG、ブリリアントファストスカー
レット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレ
ッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4R
H)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストル
ビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビン
GX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミ
ン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、
トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘ
リオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライ
ト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミ
ンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、
チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイル
レッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリ
アゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレン
ジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブル
ー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコ
ックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フ
タロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファスト
スカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、
インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファス
トバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバル
ト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラ
キノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリー
ン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピ
グメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーン
ゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリー
ンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノング
リーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混
合物が使用できる。使用量は一般に結着樹脂100重量
部に対し0.1〜50重量部である。
【0042】本発明では、必要に応じてトナーが帯電制
御剤を含有してもよい。帯電制御剤としては、具体的に
は、モノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸およびそ
の塩、四級アンモニウム塩類、イミダゾール金属錯体や
塩類などが用いられ、サリチル酸、ナフトエ塩、ジカル
ボン酸のCo,Cr,Feなどの金属錯体アミノ化合
物、有機ホウ素塩類、カリックスアレン系化合物、有機
染料などが使用できるが、これらの中から、カラートナ
ーの色調を損なうことがない透明色から白色の物質を添
加し、負極性または正極性にトナーを安定化付与するこ
とが好ましい。
【0043】上記帯電制御剤の使用量は、結着樹脂の種
類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を
含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義
的に限定されるものではないが、好ましくは結着樹脂1
00重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲であ
り、より好ましくは、2〜5重量部の範囲で用いられ
る。0.1重量部未満では、トナーの帯電が不足し実用
的でない。10重量部を超える場合にはトナーの帯電性
が大きすぎ、キャリアとの静電的吸引力の増大のため、
現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
【0044】さらに、トナー粒子中への磁性材料の導入
には、フェライト、マグネタイト、マグヘマタイト等の
酸化鉄類、鉄、コバルト、ニッケル等の金属あるいは、
これらと他の金属との合金等の磁性成分を、単独または
混合して使用することができる。この場合も、カラート
ナーの色調を損なうことがない透明色から白色の物質を
選択することが好ましい。
【0045】トナーの製造方法としては、従来一般的に
用いられている結着樹脂、着色剤、離型剤と、必要に応
じてその他の添加剤とを溶融混練し、粉砕・分級する方
法、または懸濁重合、分散重合、乳化重合などの、いわ
ゆる重合法を使用することができる。造粒法は、これら
公知のものに限定されるものではない。
【0046】本発明のトナーには、好適な流動性を付与
するために無機微粒子を配合することが好ましい。特
に、0.01μm以上、0.1μm以下の粒径を持つ無
機微粒子が好ましい。無機微粒子としては従来公知の、
表面を疎水化したシリカ粒子などが挙げられる。シリカ
に他の金属をドープした複合金属酸化物や、他の金属、
金属酸化物により被覆された微粒子の類もこれに含まれ
る。シリカの他には、酸化チタン、酸化アルミニウム、
炭化珪素が挙げられる。これらの微粒子では、表面が疎
水化されていることが特に好ましく、表面処理剤として
例えばシロキサン、ハロゲン化珪素を含む化合物、アル
コキシシランを含む化合物、シラザンなどのシリル化
剤、シリコーンオイルなどのシリル化剤や表面吸着剤を
使用して任意に疎水化した微粒子を使用することができ
る。具体的には、ヘキサメチルジシラザンに代表される
シラザン類、メチルトリメトキシシラン、イソブチルト
リメトキシシラン、トリメトキシフルオロプロピルシラ
ンなどに代表されるアルキルアルコキシシランの類など
であり、これらから任意に選択した1種または複数種に
より表面処理したものが使用できる。これらは混合機な
どにより、母体粒子に混合するか、または表面改質を行
なう。
【0047】本発明のトナーは、これ単独で現像剤とし
て一成分現像法による現像に使用することもできるし、
本発明のトナーとキャリアを混合して現像剤とし、二成
分現像法による現像に使用することもできる。二成分現
像法で使用されるキャリヤとしては鉄粉、フェライト、
ガラスビーズなど、従来と同様のものが挙げられる。な
お、これらキャリヤは樹脂を被覆したものでもよい。こ
の場合使用される樹脂はポリ弗化炭素、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、ポリビニル
アセタール、シリコーン樹脂等である。いずれにしても
トナーとキャリヤとの混合割合は、一般にキャリヤ10
0重量部に対しトナー0.5〜6.0重量部程度が適当
である。
【0048】ベルト加熱定着方式の定着装置の一例を図
1に示す。ここで符号R1は、金属製芯金(アルミニウ
ム、鉄等)に弾性体(シリコーンゴムなど)を被覆した
定着ローラである。符号R3は、金属製(アルミニウ
ム、鉄、銅、ステンレス等からなるパイプ)の中空筒状
芯金からなり、内部等に加熱源(ヒータ)Hを有する加
熱ローラである。符号Sは、加熱ローラR3に接する定
着ベルトBの表面温度を測定するための温度センサであ
る。定着ローラR1と加熱ローラR3との間に前記定着
ベルトBが張設されている。定着ベルトBは熱容量が小
さく構成されており、基体(ニッケルやポリイミドなど
からなり、厚さは30〜150μm程度)上に、離型層
(シリコーンゴムでは厚さが50から300μm、フッ
素系樹脂では厚さが10から50μm程度)が設けられ
たものである。
【0049】符号R2は、金属製芯金に弾性体を被覆し
た加圧ローラであり、定着ベルトBを介して定着ローラ
R1を下方から押圧することにより、定着ベルトBと加
圧ローラR2との間にニップ部を形成している。符号R
4は、定着ベルトにオイル(シリコーン系のオイル等)
を塗布するための、オイルを含浸したオイル塗布ローラ
である。符号Gは、未定着トナー画像Tを担持したプリ
ントシートP(記録紙等)を支持するガイドである。ま
た、それぞれの部材の寸法は、必要とされる各種の条件
により設定される。なお、これらは一例にすぎず、定着
ローラR1や、加圧ローラR2の内部に加熱源を設ける
ことも可能であり、本発明では、この例示以外の構成で
定着ベルトを使用した定着装置も適用される。
【0050】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例について
説明する。なお、トナーの評価は図1の定着装置を用い
て次の方法で行なった。
【0051】〔定着装置〕図1に示す定着装置を以下の
条件に設定したもの。定着ベルトの標準定着設定温度は
140℃であるが、定着温度は変更できるものである。 (1)ベルト張力…1.5kg/片 (2)ベルト速度…170mm/sec (3)定着ニップ幅…10mm (4)定着ローラ ・ローラ径はφ38mm ・表面材質はシリコーン樹脂の発泡体で、硬度は約30
度(アスカーC硬度) (5)加圧ローラ ・ローラ径はφ50mm ・表面材質はPFAチューブ+シリコーンゴム(PF
A:パーフルオロアルコキシルアルカン) ・シリコーンゴムの厚みは1mm、硬度は約75度(ア
スカーC硬度) ・芯金径はφ48mm(鉄製で、肉厚1mm) (6)加熱ローラ ・ローラ径はφ30mm(アルミニウム製で肉厚2m
m) (7)定着ベルト ・ベルト径はφ60mm ・基体は約40μm厚のニッケル ・離型層は約150μmのシリコーンゴム ・表面粗さはRz4.1μm ・ベルト幅は310mm (8)オイル塗布ローラ ・オイル塗布量は0.5mg/A4サイズ当たり
【0052】〔定着画像の評価〕平均粒径50μmのフ
ェライト粒子にシリコーン樹脂を表面コートしたキャリ
ア100重量部に対して、トナー5重量部の割合とし、
タンブラーミキサーで混合して、イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの2成分現像剤とした。これら現像剤
を、本来の定着装置を取り外して別の定着装置を取り付
けられるように改造されている、リコー製複写機プリテ
ール550の現像部に装填し、記録材としてリコー製タ
イプ6000−70W(厚さ96μm)を用い、定着設
定温度130℃、140℃、150℃でのフルカラー画
像を得た。次に、定着設定温度140℃で、記録材とし
てリコー製タイプ6000−58W(厚さ88μm)、
およびリコー製タイプ6000−90W(厚さ121μ
m)を用いてフルカラー画像を得た。
【0053】得られた画像はイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの単色べた画像、および中間色としてグリ
ーン、ブルー、レッドのべた画像である。上記複写機
は、単色のべた部で0.8±0.1mg/cm2 のトナ
ーが現像されるように調整されていた。上記単色べた部
のうち任意の場所の光沢度を、日本電色工業株式会社製
のグロスメーターにより、入射角度60°で計測した。
また単色、中間色の発色程度および、オフセット発生の
有無をそれぞれ目視観察した。
【0054】〔オフセット発生温度〕定着ベルトの定着
設定温度を変えた以外は、定着画像の表面粗さを測定す
る場合と同様の方法で画像を得るとともに、オフセット
の有無を調べた。
【0055】実施例1 トナー構成材料は以下のとおりである。 (1)結着樹脂 ・ポリエステル樹脂 80重量部 (非架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg65℃) ・ポリエステル樹脂 16重量部 (架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg58℃) (2)離型剤 ・カルナバワックス 4重量部 (3)着色剤 ・イエロートナー用…ジスアゾ系イエロー顔料 5重量部 (C.I.Pigment Yellow 17 ) ・マゼンタトナー用…キナクリドン系マゼンタ顔料 4重量部 (C.I.Pigment Red 122 ) ・シアントナー用…銅フタロシアニンブルー顔料 2重量部 (C.I.Pigment Bluw 15 ) ・ブッラクトナー用…カーボンブラック 6重量部 (4)帯電制御剤 ・サリチル酸誘導体亜鉛塩 2重量部
【0056】上記トナー構成材料を各色毎にブレンダー
で十分混合した後、100〜110℃に加熱した2軸押
出し機で溶融混練した。混練物を放冷後カッターミルで
粗粉砕し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕後、風
力分級装置を用いて母体トナーの体積平均粒径が7±1
μmになるようにし、各色母体着色粒子を得た。さら
に、母体着色粒子100重量部に対して、疎水性シリカ
0.5重量部と酸化チタン0.5重量部とをヘンシェル
ミキサーにて混合し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラック各色のトナーを得た。
【0057】以下のトナー測定値は、各色を代表したマ
ゼンタトナーについてのものである。このトナーの薄膜
切片のTEM画像を調べたところ、離型剤が分散してい
ることが確認できた。また、このトナーにはTHF不溶
分があるが、その量は非常に少なく1重量%未満であっ
た。さらに、このトナーの1/2流出開始温度は126
℃、重量平均分子量は14000であった。
【0058】このトナーのレオロジー特性を測定した結
果、120℃でのtanδは6.54、tanδ×γは
13.01であり、110℃〜130℃のtanδは
6.54±1の範囲内であった。また、tanδが大き
く増加する温度は170℃であった。
【0059】このトナーを用いた標準定着温度(140
℃)と、標準定着温度±10℃での定着画像の光沢度範
囲は16〜25であり、大きな光沢度差はなかった。ま
た、どの定着画像もオフセットの発生はなく、単色、中
間色ともに鮮明であった。続けて定着温度を上げてオフ
セット発生の有無を調べたところ、175℃でオフセッ
トが発生した。これは十分に高い温度である。
【0060】次に、厚さの異なる紙を用いて、標準定着
温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、これ
らの光沢度範囲は17〜23であり、光沢度差は小さか
った。また、どの定着画像もオフセットの発生はなく、
単色、中間色ともに鮮明であった。結果の詳細を下記
[表1]、[表2]に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】実施例2 トナー構成材料は以下のとおりである。 (1)結着樹脂 ・ポリエステル樹脂 13重量部 (架橋樹脂でTHF不溶分は3重量%、Tg59℃) ・ポリエステル樹脂 85重量部 (架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg62℃) (2)離型剤 ・カルナバワックス 2重量部 (3)着色剤、帯電制御剤は実施例1と同じ
【0064】上記トナー構成材料を用い、実施例1と同
様の工程を経てイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
各色のトナーを得た。トナー測定値は実施例1と同様
で、マゼンタトナーについてのものである。このトナー
の薄膜切片のTEM画像を調べたところ、離型剤が分散
していることが確認できた。また、このトナーにはTH
F不溶分があるが、その量は非常に少なく1重量%未満
であった。このトナーの1/2流出開始温度は121
℃、重量平均分子量は13800であった。
【0065】このトナーのレオロジー特性を測定した結
果、120℃でのtanδは3.63、tanδ×γは
18.54であり、110℃〜130℃のtanδは
3.63±1の範囲内であった。また、tanδが大き
く増加する温度は175℃であった。
【0066】このトナーを用いた標準定着温度(140
℃)と標準定着温度±10℃での定着画像の光沢度範囲
は16〜23であり、大きな光沢度差はなかった。ま
た、どの定着画像もオフセットの発生はなく、単色、中
間色ともに鮮明であった。続けて定着温度を上げてオフ
セット発生の有無を調べたところ、180℃でオフセッ
トが発生した。これは十分に高い温度である。
【0067】次に、厚さの異なる紙を用いて、標準定着
温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、これ
らの光沢度範囲は18〜22であり、光沢度差は小さか
った。また、どの定着画像もオフセットの発生はなく、
単色、中間色ともに鮮明であった。結果の詳細を上記
[表1]、[表2]に示す。
【0068】実施例3 トナー構成材料は以下のとおりである。 (1)結着樹脂 ・スチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂 76重量部 (非架橋でTHF不溶分なし、Tg68℃) ・スチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂 10重量部 (架橋樹脂でTHF不溶分は2重量%、Tg64℃) (2)離型剤 ・ポリエチレンワックス 4重量部 (3)着色剤、帯電制御剤は実施例1と同じ
【0069】上記トナー構成材料を用い、実施例1と同
様の工程を経てイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
各色のトナーを得た。トナー測定値は実施例1と同様
に、マゼンタトナーについてのものである。このトナー
の薄膜切片のTEM画像を調べたところ、離型剤が分散
していることが確認できた。また、このトナー中の結着
樹脂にTHF不溶分はなかった。このトナーの1/2流
出開始温度は124℃、重量平均分子量は14400で
あった。
【0070】このトナーのレオロジー特性を測定した結
果、120℃でのtanδは5.84、tanδ×γは
17.64であり、110℃〜130℃のtanδは
5.84±1の範囲内であった。また、tanδが大き
く増加する温度は170℃であった。このトナーを用い
た標準定着温度(140℃)と標準定着温度±10℃
で、どの定着画像もオフセットの発生はなく、単色、中
間色ともに鮮明であった。続けて定着温度を上げてオフ
セット発生の有無を調べたところ、180℃でオフセッ
トが発生した。これは十分に高い温度である。
【0071】次に、厚さの異なる紙を用いて、標準定着
温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、これ
らの光沢度範囲は17〜22であり、光沢度差は小さか
った。また、どの定着画像もオフセットの発生はなく、
単色、中間色ともに鮮明であった。結果の詳細を上記
[表1]、[表2]に示す。
【0072】実施例4 トナー構成材料は以下のとおりである。 (1)結着樹脂 ・ポリエステル樹脂 74重量部 (非架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg65℃) ・スチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂 20重量部 (非架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg65℃) (2)離型剤 ・ポリエチレンワックス 6重量部 (3)着色剤、帯電制御剤は実施例1と同じ
【0073】上記トナー構成材料を用い、実施例1と同
様の工程を経てイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
各色のトナーを得た。トナー測定は実施例1と同様に、
マゼンタトナーについての値である。このトナーの薄膜
切片のTEM画像を調べたところ、海島構造を形成し、
島部分に離型剤が分散していることが確認できた。ま
た、このトナー中の結着樹脂にTHF不溶分はなかっ
た。このトナーの1/2流出開始温度は124℃、重量
平均分子量は13500であった。
【0074】このトナーのレオロジー特性を測定した結
果、120℃でのtanδは5.27、tanδ×γは
24.35であり、110℃〜130℃のtanδは
5.27±1の範囲内であった。また、tanδが大き
く増加する温度は170℃であった。このトナーは実施
例1〜3のトナーに比べると離型剤含有量がやや多い
が、現像状態に特に問題はなく、転写不良などのない、
これまでと変わらない画像が得られた。
【0075】標準定着温度(140℃)と標準定着温度
±10℃での定着画像の光沢度範囲は15〜20であ
り、大きな光沢度差はなかった。また、どの定着画像も
オフセットの発生はなく、単色、中間色ともに鮮明であ
った。続けて定着温度を上げてオフセット発生の有無を
調べたところ、185℃でオフセットが発生した。レオ
ロージー特性でtanδが大きく増加する温度は実施例
2と同様170℃であるが、オフセット発生温度は実施
例2の場合より高かった。これは、離型剤量が効いてい
るためと考えられる。
【0076】次に、厚さの異なる紙を用いて、標準定着
温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、これ
らの光沢度範囲は16〜20であり、光沢度差は小さか
った。また、どの定着画像もオフセットの発生はなく、
単色、中間色ともに鮮明であった。結果の詳細を上記
[表1]、[表2]に示す。
【0077】比較例1 トナー構成材料は以下のとおりである。 (1)結着樹脂 ・ポリエステル樹脂 96重量部 (架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg63℃) (2)離型剤 ・カルナバワックス 4重量部 (3)着色剤、帯電制御剤は実施例1と同じ
【0078】上記トナー構成材料を用いて、実施例1と
同様の工程を経てイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク各色のトナーを得た。トナー測定は実施例1と同様
に、マゼンタトナーについての値である。このトナーの
薄膜切片のTEM画像を調べたところ、離型剤が分散し
ていることが確認できた。また、このトナー中の結着樹
脂にTHF不溶分はなかった。このトナーの1/2流出
開始温度は116℃、重量平均分子量は12200であ
った。
【0079】このトナーのレオロジー特性を測定した結
果、120℃でのtanδは5.50、tanδ×γは
29.76であった。しかし、110℃〜130℃のt
anδは5.50±1の範囲から外れた。また、このト
ナーはtanδが大きく増加する温度がこれまでのトナ
ーよりも低く、155℃であった。このトナーを用いて
標準定着温度(140℃)と標準定着温度±10℃での
定着画像を得たところ、150℃の定着画像はオフセッ
トが発生していた。また、130℃の光沢度が18、1
40℃の光沢度が34と、10℃の違いで大きな光沢度
差があった。
【0080】次に、厚さの異なる紙を用いて、標準定着
温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、これ
らの光沢度範囲は21〜39であり、光沢度差が大きか
った。結果の詳細を上記[表1]、[表2]に示す。
【0081】比較例2 トナー構成材料は以下のとおりである。 (1)結着樹脂 ・スチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂 100重量部 (架橋樹脂でTHF不溶分なし、Tg62℃) (2)離型剤 ・ポリエチレンワックス (3)着色剤、帯電制御剤は実施例1と同じ
【0082】上記トナー構成材料を用いて、実施例1と
同様の工程を経てイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク各色のトナーを得た。トナー測定は実施例1と同様
に、マゼンタトナーについての値である。このトナーの
薄膜切片のTEM画像を調べたところ、離型剤が分散し
ていることが確認できた。また、このトナー中の結着樹
脂にTHF不溶分はなかった。このトナーの1/2流出
開始温度は126℃、重量平均分子量は36000であ
った。
【0083】このトナーのレオロジー特性を測定した結
果、120℃でのtanδは2.14、tanδ×γは
3.68であり、110℃〜130℃のtanδは2.
14±1の範囲内であった。また、tanδが大きく増
加する温度は180℃であった。このトナーを用いた標
準定着温度(140℃)と標準定着温度±10℃での定
着画像の光沢度範囲は2〜12であり、光沢度差は小さ
いものであった。また、どの定着画像もオフセットの発
生はなく、単色、中間色ともに発色性は十分であった
が、光沢度に物足りなさを感じた。続けて定着温度を上
げてオフセット発生の有無を調べたところ、190℃で
オフセットが発生した。これは十分に高い温度である。
【0084】次に、厚さの異なる紙を用いて、標準定着
温度で定着した場合の定着画像を評価したところ、これ
らは光沢度範囲が4〜7の低光沢画像であった。結果の
詳細を上記[表1]、[表2]に示す。
【0085】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明では、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型
剤を含有し、周波数1Hz、応力500Paで測定した
110℃〜130℃におけるtanδが2以上、8以下
であり、かつ、120℃におけるtanδの±1以内で
ある電子写真用トナーとすることにより、ベルト加熱定
着方式においてオフセット発生に余裕度のある中光沢度
画像が得られるうえ、定着条件を変えることなく、記録
材の厚さに違いがあっても光沢度の差が小さい中光沢度
定着画像が得られる。
【0086】また、請求項2に記載の発明では、周波数
1Hz、応力500Paで測定した120℃のtanδ
と歪み量γとの積が15以上、25以下である電子写真
用トナーとすることにより、中光沢度画像をより容易に
得ることができる。
【0087】さらに、請求項3に記載の発明では、貯蔵
弾性率G’が1000Pa以下であり、かつ、5℃低い
温度でのtanδに比べて、tanδが4以上大きくな
る温度が170℃以上である電子写真用トナーとするこ
とにより、オフセット発生に対する余裕度が更に高い中
光沢度画像を容易に得ることができる。
【0088】さらに、請求項4に記載の発明では、2種
以上の結着樹脂により海島構造が形成され、前記離型剤
が前記海島構造の島を構成する樹脂中に分散している電
子写真用トナーとすることにより、海島構造が形成され
ていない場合に比べて、より多くの離型剤を分散状態で
配合することができて、オフセット発生に対する余裕度
が更に高まる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト加熱定着方式の一例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
R1 定着ローラ R2 加圧ローラ R3 加熱ローラ R4 オイル塗布ローラ B 定着ベルト T 未定着トナー画像 P プリントシート(記録紙等) S 温度センサ G ガイド H 加熱源(ヒータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 昌秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡辺 和人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 光輝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AA15 AA21 CA04 CA08 CA13 CA14 CA21 DA04 DA06 EA10 FB01 2H033 AA01 AA09 BA10 BA11 BA12 BA42 BA43 BA46 BA58 BB06 BB13 BB29 BB30 BB33 CA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の静電潜像をトナーで顕像化
    し、得られたトナー像を転写媒体に転写した後、該トナ
    ー像を有端ベルトまたは無端ベルトと接触させながらト
    ナー像を定着する画像形成方法に使用されるトナーにお
    いて、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含有し、
    周波数1Hz、応力500Paで測定したトナーのレオ
    ロジー特性は、110℃〜130℃におけるtanδが
    2以上、8以下であり、かつ、120℃におけるtan
    δの±1以内であることを特徴とする電子写真用トナ
    ー。
  2. 【請求項2】 周波数1Hz、応力500Paで測定し
    たトナーのレオロジー特性は、120℃のtanδと歪
    み量γとの積が15以上、25以下であることを特徴と
    する請求項1に記載の電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 周波数1Hz、応力500Paで測定し
    たトナーのレオロジー特性は、貯蔵弾性率G’が100
    0Pa以下であり、かつ、5℃低い温度でのtanδに
    比べて、tanδが4以上大きくなる温度が170℃以
    上であることを特徴とする請求項1または2に記載の電
    子写真用トナー。
  4. 【請求項4】 2種以上の結着樹脂により海島構造が形
    成され、前記離型剤が前記海島構造の島を構成する樹脂
    中に分散していることを特徴とする請求項1,2または
    3に記載の電子写真用トナー。
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