JPH0612840A - 磁気テープ装置 - Google Patents
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- JPH0612840A JPH0612840A JP4173311A JP17331192A JPH0612840A JP H0612840 A JPH0612840 A JP H0612840A JP 4173311 A JP4173311 A JP 4173311A JP 17331192 A JP17331192 A JP 17331192A JP H0612840 A JPH0612840 A JP H0612840A
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Abstract
を読み取る一方、ヘッドDH1・DH10によりそれぞ
れ逆方向に記録された磁気テープの2つのセクタから同
時に補助信号を読み取る。これらの信号を、マルチプレ
クサ8でシリアルな信号として出力し、A/Dコンバー
タ10でディジタル化した後、信号処理部12により主
信号と補助信号とに分離する。マイクロコンピュータ1
7は、補助信号に基づいて、高速サーチを行うための処
理を行い、メカニズム部20の動作を制御する。 【効果】 両側のセクタから補助信号を読み取ることに
より、再生が指定された曲を素早く捜し出すことができ
る。それゆえ、短時間のうちに頭出しを行うことがで
き、サーチ再生をより効率的に行うことができる。
Description
た音楽等の情報を再生する磁気テープ装置に係り、詳し
くは、指定された曲を捜索して再生する機能を備えた磁
気テープ装置に関するものである。
信号を再生する磁気テープ装置のうち、例えば、一般的
なステレオタイプのカセットテープ装置では、磁気テー
プに2分割された記録領域に、それぞれ2本ずつのトラ
ックを形成して合計4本のトラックで記録を行うように
なっている。このような記録形式では、記録領域の片側
ずつで記録・再生を行うため、磁気テープの装置への装
着方向が一定している場合、両記録領域に対し記録・再
生を行うには、それぞれに応じた方向に磁気テープを走
行させる。
の再生を行う場合、所望の曲の頭出しを行って再生する
機能を備えたものがある。この種の磁気テープ装置で
は、曲を再生する場合、磁気テープの信号をヘッドで読
み取ることにより無記録部が検出されると、それを曲間
部として判断し、所望の曲とその前の曲との曲間に磁気
テープを高速で走行させて頭出しを行うようになってい
る。
行う際、例えば、曲を再生していない側の記録領域に所
望の曲がある場合、磁気テープを、再生している記録領
域の最後部まで一旦高速走行させた後、走行方向を反転
させて再び高速走行させることにより所望の曲の頭出し
を行う。このため、頭出しに要する時間が長くなるとい
う不都合があった。
を行う磁気テープ装置に対し、近年では、ディジタルに
より高音質の記録・再生を行うDAT(Digital Audio T
aperecorder)等の磁気テープ装置が普及しつつある。D
ATには、例えば、固定式のヘッドを備え、テープ走行
方向が一方向に固定されたS−DATと呼ばれるものが
ある。また、他のディジタル方式の磁気テープ装置に
は、前記のアナログのカセットテープ装置のように、テ
ープ走行方向を往復の2方向としたものもある。
グのカセットテープと同様に磁気テープに2分割された
記録領域に、それぞれ9本ずつのトラック形成して記録
を行うようになっている。また、片側の記録領域におい
て、9本のトラックのうち8本には、音楽等の主となる
情報が主信号として記録される一方、残りの1本のトラ
ックには、曲の記録位置を示す位置情報や記録順序を示
す曲番情報等が補助信号として記録されるようになって
いる。
生時、磁気テープは、アナログのカセットテープ装置と
同様に走行駆動される。例えば、一方の記録領域の再生
を行う場合は、主信号用のトラックから主信号が読み取
られ、同時に補助信号用のトラックから補助信号が読み
取られており、その補助信号により、何番目の曲が再生
されているかが分かる。したがって、前記の磁気テープ
装置のように曲間部を検出しなくても、補助信号を再生
しながら磁気テープを高速走行させることにより所望の
曲を捜し出すことができる。
は、曲間部を検出するような手間を省くことができる
が、曲を再生していない側の記録領域の曲を頭出しする
場合は補助信号を読み取ることができない。このため、
前記の磁気テープ装置と同様の手順で磁気テープを走行
させる必要があり、頭出しに要する時間が長くなってい
た。
例えば、特開平4−38783号公報に開示されている
磁気記録再生装置では、曲番情報等の他に磁気テープの
走行方向を示す方向情報を付加することが提案されてい
る。この上記の磁気記録再生装置では、再生時のテープ
走行方向と、再生を指定する曲がどちらの記録領域にあ
るかを、補助信号から得た曲番情報や方向情報により判
別し、その判別結果に基づいてテープ走行方向を決定し
て、指定された曲を捜し出すようになっている。
置では、補助信号用のトラックに短い間隔で方向情報が
記録されておれば、即座に希望する曲の位置を判別する
ことができる。例えば、市販のミュージックテープのよ
うに既に曲が録音されているテープでは、録音されてい
る曲の情報が全て分かっているため、上記のように方向
情報を記録することが可能である。ところが、未記録の
ブランクテープに録音する場合、全ての曲の情報が分か
っていない状態では、通常、録音後にその情報を集計し
た結果が往路側の記録領域における先頭部の一か所に集
中して記録される。
部まで磁気テープを走行させて必要な情報を得て、その
後目標の位置まで磁気テープを走行させる手順が必要に
なる。このため、頭出しに要する時間が長くなり、前述
の磁気テープ装置と同様の不都合が生じることになる。
のであって、指定された曲を再生する場合、その曲が両
記録領域のいずれにある場合でも、短時間で捜し出すこ
とができるようにすることを目的としている。
は、上記の課題を解決するために、磁気テープを往復駆
動する駆動手段と、磁気テープの往路記録領域と復路記
録領域とにそれぞれ記録された複数の主情報および主情
報に関する補助情報を読み取る情報読取手段と、情報読
取手段により読み取られた補助情報に含まれ、各主情報
の記録位置に関する記録位置情報に基づいて駆動手段を
制御し、指定された主情報を捜索して再生するサーチ再
生手段とを備えた磁気テープ装置において、以下の各手
段を講じていることを特徴としている。
領域または復路記録領域のいずれか一方に記録された主
情報および補助情報を再生するとき、他方に記録された
補助情報を読み取るようになされている。
処理を行うことにより、第1ないし第6サーチ再生手段
として機能するようになっている。
よび復路記録領域から読み取られた補助情報より往路記
録領域および復路記録領域における記録位置情報を抽出
し、これらの記録位置情報と再生が指定された主情報の
記録位置情報とを比較して、再生が指定された主情報を
捜索する方向を判定する。(第1サーチ再生手段) (2)(1)の処理を、情報読取手段により両記録領域
から読み取られた補助情報を取り込みながら行う。(第
2サーチ再生手段) (3)(2)の処理を行う際、通常再生時の補助情報の
転送速度をb1 とし、通常再生時の主情報の転送速度を
b2 とすると、通常再生時のb2 /b1 倍の速度で磁気
テープを走行させる。(第3サーチ再生手段) (4)補助情報からサーチ再生に必要な情報が集約され
た集約情報を抽出して保持しうるようになされるととも
に、集約情報が保持されているときにそれに基づいて指
定された主情報を捜索する一方、集約情報が保持されて
いないときに(2)の処理を行う。(第4サーチ再生手
段) (5)(4)の処理で集約情報が保持されていないとき
に、取り込んだ補助情報を保持する。(第5サーチ再生
手段) (6)サーチ再生を実行させるための操作がなされる
と、一旦再生動作を経てから情報読取手段により両記録
領域から読み取られた補助情報に基づいて再生が指定さ
れた主情報を捜索する。(第6サーチ再生手段)
記録領域または復路記録領域のいずれか一方に記録され
た主情報および補助情報を再生するとき、情報読取手段
により他方に記録された補助情報も読み取られるので、
両記録領域から補助情報を得ることができる。これによ
り、補助情報を両記録領域から効率的に収集することが
でき、サーチ再生の短時間化を図ることが可能になる。
場合、記録位置を曲番に対応させると、第1サーチ再生
手段の処理により、補助情報から分かる二つの曲番と指
定された曲番との大小関係により、補助情報が読み取ら
れた位置に対しどの方向に指定された曲があるかを判定
する。これにより、補助情報が読み取られた位置がどの
位置であっても、的確に磁気テープの走行方向を決定す
ることができ、指定された曲の捜索を磁気テープの最短
距離の移動で行うことができる。
る際、第2サーチ再生手段の処理により、捜索中は常に
補助情報を得ることができる。これにより、両記録領域
に未記録部が存在するときなどでも的確に磁気テープの
走行方向を決定することができる。また、第3サーチ再
生手段の処理により、捜索中のテープ走行速度を通常再
生時のb2 /b1 倍にすることで、サーチ再生時の補助
信号のビットレートがb2 /b1 になり、補助信号のビ
ットレートが主信号のビットレートと同じになる。これ
により、補助信号を読み取りながらの主情報の捜索を、
安定した状態で、かつ、最大速度で行うことができる。
れることにより、二通りのサーチ再生が行われることに
なる。すなわち、集約情報が保持されている場合、それ
に基づいて指定された主情報が捜索され、集約情報が保
持されていない場合、補助情報を取り込みながら主情報
を捜索すべき磁気テープの走行方向が判定される。
情報の捜索に利用することにより、捜索に必要な情報を
予め得ることができる。それゆえ、通常の早送り/巻き
戻しで磁気テープを高速走行させることができ、曲の頭
出しに要する時間を短縮することができる。
ることにより、集約情報が保持されていないときに、取
り込んだ補助情報が保持されるので、次のサーチ再生時
にその補助情報を利用することができる。それゆえ、再
度、同じ補助信号を再生する必要がなくなり、曲の頭出
しに要する時間を短縮することができる。
生を実行させるための操作がなされると、第6サーチ再
生手段のの処理により、再生状態以外の状態、例えば、
停止や早送り等の状態から直接サーチ再生を実行させる
ための操作がなされても、再生状態を経ることにより補
助情報を確実に得ることができる。それゆえ、上記のよ
うな直接的な操作によっても、指定された曲の捜索を磁
気テープの最短距離の移動で行うことができる。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
とも、ディジタル信号により記録された音声と、アナロ
グ信号により記録された音声とを再生する機能を備えて
いる。以下に、ディジタル音声の記録形式とアナログ音
声の記録形式について説明する。
気テープT1に18本のトラックTR1-1 〜TR1-18が
形成されて記録される。このような記録形式では、2分
割された往路記録領域としてのセクタα1 と復路記録領
域としてのセクタβ1 とに、それぞれトラックTR1-1
〜TR1-9 とトラックTR1-10〜TR1-18とが割り当て
られている。トラックTR1-2 〜TR1-9 およびトラッ
クTR1-10〜TR1-17には、音楽等の主情報が主信号と
して記録される一方、トラックTR1-1 ・TR1-18に
は、主情報に関する補助情報が補助信号として記録され
るようになっている。
取るには、磁気テープT1をフォワード方向(矢印X方
向)に走行させる。また、トラックTR1-10〜TR1-18
の主信号を読み取るには、磁気テープT1を復方向(矢
印Y方向)に走行させる。
音楽が記録される場合、曲の記録位置を示す曲番、記録
開始時点からの絶対経過時間およびTOC(Table of C
ontents)情報等の情報が含まれている。上記のように構
成される補助情報は、本磁気テープ装置が指定された曲
を高速で捜し出して再生するいわゆる高速サーチを行う
際に利用される。
として、演奏情報、セクタα1 ・β1 のいずれに記録さ
れているかの情報、リバース信号の記録位置、および記
録された全ての曲の演奏時間の総計等からなっており、
トラックTR1-1 ・TR1-18の数フレームを1単位とし
て記録されている。ミュージックテープのように既に曲
が記録されているテープでは、TOC情報がトラックT
R1-1 ・TR1-18に上記の記録範囲を繰り返して記録さ
れている。また、ブランクテープのように未記録のテー
プには、セクタα1 の先頭部におけるトラックTR1-1
およびセクタβ1 の先頭部におけるトラックTR1-18に
1単位分のみ記録される。したがって、未記録テープに
記録されたTOC情報を読み取って高速サーチを行う場
合は、上記の位置でのみTOC情報を得ることができる
ようになっている。
ットレートで記録されている。ただし、補助信号を読み
取りながら高速サーチを行うには、補助信号のビットレ
ート(b1 )と主信号のビットレート(b2 )との比
(b2 /b1 )で決まる速度で磁気テープT1を走行さ
せるが、b1 がb2 に近づくとテープ走行速度が低下し
て高速サーチが不可能になる。また、b1 がb2 に比べ
て小さくなりすぎると、通常再生時における補助信号の
読み取りに時間がかかりすぎて、経過時間を正確に求め
ることができなくなる。そこで、本磁気テープ装置で
は、上記のように各セクタα1 ・β1 に8個ずつの主信
号が記録されていることから、後述するマイクロコンピ
ュータ17の制御により、補助信号のビットレートを主
信号のビットレートの1/8に設定して、高速サーチと
通常再生時の補助信号の読み取りとが適切に行えるよう
にしている。
録される磁気テープT1における記録フォーマットを示
す。
プLT1 ・LT2 が設けられている。セクタα1 のトラ
ックTR1-2 〜TR1-9 に対応する部分には、先頭部に
リードイン信号C1 が記録され、続いて曲P1 〜P5 が
順記録され、最後部にテープ走行方向を反転させるため
のリバース信号C2 が記録されている。また、各曲P1
〜P5 の間には、無記録部分の曲間部D2 〜D5 が設け
られる一方、図示はしないが、上記のトラックTR1-1
には、曲間部D2 〜D5 に対応して曲間信号が記録され
ている。
に記録され、曲P6 とリーダーテープLT2 との間に曲
P5 と曲P6 との曲間を示す曲間部D6 が設けられると
ともに、曲P6 〜P9 の間に曲間部D7 〜D9 が設けら
れており、曲P9 の後に続く部分は未記録のブランク部
となっている。また、図示はしないが、上記のトラック
TR1-18には、曲間部D6 〜D9 に対応して曲間信号が
記録されている。
テープT2に4本のトラックTR2-1 〜TR2-4 が形成
されて記録されている。このような記録形式では、2分
割されたセクタα2 ・β2 に、それぞれトラックTR2-
1 ・TR2-2 とトラックTR2-3 ・TR2-4 とが対応し
ている。トラックTR2-1 ・TR2-2 のそれぞれには、
左・右チャンネルの音声信号が記録され、トラックTR
2-3 ・TR2-4 のそれぞれには、右・左チャンネルの音
声信号が記録される。
取るには、磁気テープT2をフォワード方向(矢印Y方
向)に走行させる。また、トラックTR2-3 ・TR2-4
の主信号を読み取るには、磁気テープT2をリバース方
向(矢印X方向)に走行させる。
における矢印および図7のトラックTR2-1 〜TR2-4
における矢印は、磁化の様子を示している。
いて説明する。
図8に示すように、反転ヘッド装置1を備えている。こ
の反転ヘッド装置1は、ヘッド本体2を備えたドラム3
がドラム支持体4に回転自在に支持されてなっている。
する固定面3aの一端側に磁気テープT1(T2)の幅
方向の移動を規制するテープガイド3b・3bが設けら
れ、ドラム支持体4側に当接板3cが設けられるととも
に、後端部にギヤ3dが設けられている。このドラム3
は、ドラム支持体4に支持されて回転するが、当接板3
cがドラム支持体4の上端部両側に取り付けられた高さ
調整が可能なストッパ5・5に当接することにより、回
転が180°の範囲に規制されるようになっている。
転させるための扇形ギヤ6が配されている。扇形ギヤ6
は、回動自在に設けられており、ギヤ3dと噛合するよ
うになっている。また、扇形ギヤ6の下側には、図示し
ないスライド駆動装置により駆動されて図中X−Y方向
に移動する平行移動部材7が設けられている。平行移動
部材7には、切欠部7aが形成されており、この切欠部
7aに扇形ギヤ6の下端側のレバー部6aが掛けられて
いる。
では、平行移動部材7がX−Y方向に平行移動すること
により、扇形ギヤ6が回動し、この動きに合わせてギヤ
3dが回転する。そして、このギヤ3dの回転に伴って
ドラム3全体が回転して、ヘッド本体2が180°反転
するようになる。また、反転ヘッド装置1は、再生を行
う際、同図に示す待機位置から図示しない駆動装置によ
り駆動されて磁気テープT1(T2)に接触する所定位
置まで移動し、ヘッド本体2を反転させるときは、一旦
図示するような待機位置まで退いてドラム3の回転駆動
を行うようになっている。
に、テープ接触面における中央部から一方側に情報読取
手段としてのディジタル用のヘッドDH1〜DH9が等
間隔をおいて設けられており、他方側に情報読取手段と
してのアナログ用のヘッドAH1・AH2とディジタル
用のヘッドDH10とが設けられている。
は、磁気テープT1が矢印X方向に走行する場合、ヘッ
ドDH1〜DH9が、それぞれ前記のセクタα1 におけ
るトラックTR1-1 〜TR1-9 から信号を読み取るとと
もに、ヘッドDH10がセクタβ1 のトラックTR1-18
から信号を読み取るようになっている。また、ヘッド本
体2は、ディジタル音声の再生時、磁気テープT1が矢
印Y方向に走行する場合、上記の位置から180°回転
し、ヘッドDH1〜DH9が、それぞれ前記のセクタβ
1 におけるトラックTR1-18〜TR1-10から信号を読み
取るとともに、ヘッドDH10がセクタα1 のトラック
TR1-1 から信号を読み取るようになっている。
磁気テープT2が矢印Y方向に走行する場合、ヘッドA
H1・AH2が、セクタα2 におけるトラックTR2-1
・TR2-2 から信号を読み取るようになっている。ま
た、ヘッド本体2は、磁気テープT2が矢印X方向に走
行する場合、上記の位置から180°回転し、ヘッドA
H1・AH2が、セクタβ2 におけるトラックTR2-4
・TR2-3 から信号を読み取るようになっている。
H10が設けられることで、ヘッドAH1・AH2の幅
がトラックTR2-1 〜TR2-4 の通常の幅より狭くなる
こともありうる。しかしながら、その差は僅かであるた
め、通常の場合とほぼ同様に読取信号のレベルおよび周
波数特性を確保することができる。
生系およびメカニズム系のシステムについて説明する。
ヘッドDH1〜DH10と、プリアンプA1〜A10
と、マルチプレクサ8と、バッファアンプ9と、A/D
コンバータ(図中、A/D)10と、ディジタルイコラ
イザ11と、信号処理部12と、メモリ13と、オーデ
ィオ信号圧縮伸長処理部14と、D/Aコンバータ(図
中、D/A)15と、オーディオアンプ16と、マイク
ロコンピュータ(以降、マイコンと称する)17とを備
えている。
に、ヘッドDH1・DH10が補助信号を読み取り、D
H2〜DH9が主信号を読み取るようになっている。
〜DH10から出力された信号を、後段の各部での処理
が可能となるレベルにまで増幅する増幅器である。な
お、後段ディジタルイコライザ11での処理が容易にな
るように、プリアンプA1〜A10に所定の周波数特性
を持たせることもある。
10の出力信号を切り換えてシリアルな信号として出力
する回路である。プリアンプA1〜A10およびマルチ
プレクサ8は、実際には一体化されてリードアンプ回路
を構成しており、その詳細については後に説明する。
出力とA/Dコンバータ10の入力とのインピーダンス
マッチングをとるための回路である。A/Dコンバータ
10は、バッファアンプ9の出力信号を所定のサンプリ
ング周波数でディジタル化する回路である。ディジタル
イコライザ11は、後に詳述するように、A/Dコンバ
ータ10の出力データに対し波形等化等を施す回路であ
る。
よるエラー訂正を行い、データを並べ替えるなどの信号
処理を行う回路である。この信号処理部12は、後述す
るようにセクタβ1 に記録信号が逆向きに記録されてい
る磁気テープT1が再生時に矢印X方向に走行すると
き、DH10により読み取られた補助信号が逆読みの形
式になっているため、一定の長さの信号をメモリ13に
蓄えさせることにより、信号を正規の配列に戻すように
なっている。また、信号処理部12は、主信号と補助信
号のそれぞれのディジタルデータであるオーディオデー
タと補助データを分離して、オーディオデータをオーデ
ィオ信号圧縮伸長処理部14に送出する一方、補助デー
タをマイクロコンピュータ17に送出するようになって
いる。
的に蓄える回路であり、データの配列を逆にするため
に、FILO(先入れ後だし)によりデータの書込みと
読出しとを行うようになっている。オーディオ信号圧縮
伸長処理部14は、信号処理部12の出力に対し伸長処
理を施す回路である。D/Aコンバータ15は、オーデ
ィオ信号圧縮伸長処理部14の出力をアナログのオーデ
ィオ信号に変換する回路である。オーディオアンプ16
は、上記のオーディオ信号を増幅してスピーカ18に出
力する増幅器である。
助データに基づいて、操作キーパネル19に対し曲の演
奏時間や曲番の表示制御を行う他、高速サーチの制御機
能も備えている。また、マイコン17は、その機能とし
て、操作キーパネル19により高速サーチの指令を受け
ると、以下に述べるように、補助データを用いてメカニ
ズムコントローラ21に対し、再生、停止、早送りおよ
び巻き戻し等の指示を与えるようになっている。
うに磁気テープT1に全て曲が録音されているとき、表
1に示すように、指定曲番S1 と再生曲番S2 ・S3 と
の大小関係により決まる次の三通りの場合に応じて高速
サーチを行うテープ走行方向を決定するようになってい
る。なお、指定曲番S1 は、再生が指定された曲の曲番
であり、再生曲番S2 は、フォワード方向のテープ走行
方向で現在再生しているセクタα1 の曲の曲番であり、
再生曲番S3 は、リバース方向のテープ走行方向で現在
再生しているセクタβ1 の曲の曲番である。
指定曲番S1 の曲が、セクタα1 に存在するのか、セク
タβ1 に存在するのかは分からないが、少なくとも再生
曲番S2 と再生曲番S3 との間に記録されていることが
分かる。本磁気テープ装置はセクタα1 ・β1 から補助
信号を読み取りながら高速サーチを行うため、サーチ方
向のみが分かれば指定の曲のサーチが可能になる。した
がって、上記の場合、マイコン17は、表2の(m1)
の比較演算式により上記の状態を判別して、磁気テープ
T1をフォワード方向に走行させる。
指定曲番S1 の曲が、セクタα1 において再生曲番S2
の曲より前に記録されていることが分かる。この場合、
マイコン17は、表2の(m2)の比較演算式により上
記の状態を判別して、磁気テープT1をリバース方向に
走行させる。S1 >S2 ,S1 >S3 が成り立つ場合、
指定曲番S1 の曲が、セクタβ1 において再生曲番S3
の曲より後に記録されていることが分かる。この場合
も、マイコン17は、上記と同様にして磁気テープT1
をリバース方向に走行させる。
している曲が指定曲番S1 の曲であるとき、すなわちS
1 =S2 が成り立つとき、表2の(m3)の比較演算式
によりこの状態を判別して、磁気テープT1をリバース
方向に走行させる。これと逆に、マイコン17は、セク
タβ1 で再生している曲が指定曲番S1 の曲であると
き、すなわちS1 =S3 が成り立つとき、表2の(m
4)の比較演算式によりこの状態を判別して、磁気テー
プT1をフォワード方向に走行させる。
ないし(e)に示すように磁気テープT1に未記録のブ
ランク部が存在するとき、ブランク部には補助信号が何
も記録されていないので、曲番を“不明”として読み込
むようになっている。以下にそれぞれの場合におけるサ
ーチ方向の決定方法について説明する。
に、セクタβ1 にブランク部が存在する場合で、S1 >
S2 ,S3 :不明が成り立つとき、指定曲番S1 の曲
が、セクタα1 の再生曲番S2 の曲以降でセクタβ1 の
ブランク部手前までに記録されていることが分かる。こ
のとき、マイコン17は、表2の(m5)の比較演算式
により上記の状態を判別して、フォワード方向に磁気テ
ープT1を走行させる。また、上記と同じ記録状態でS
1 <S2 ,S3 :不明が成り立つ場合、指定曲番S1 の
曲が、セクタα1 の再生曲番S2 の前に記録されている
ことが分かる。このとき、マイコン17は、表2のおよ
び(m6)の比較演算式により上記の状態を判別して、
磁気テープT1をリバース方向に走行させる。
先頭部分から数曲しか記録されておらず、セクタα1 ・
β1 の残りの部分が全てブランク部になる場合で、
S2 ,S3 がともに不明であるとき、指定曲番S1 の曲
が、セクタα1 のブランク部以前に記録されていること
が分かる。このとき、マイコン17は、表2の(m7)
の条件により上記の状態を判別して、磁気テープT1を
リバース方向に走行させる。
が全てブランク部であり、セクタβ1 に全て曲が記録さ
れている場合で、S1 >S3 ,S2 :不明が成り立つと
き、指定曲番S1 の曲が、セクタβ1 の再生曲番S3 以
降に記録されていることが分かる。このとき、マイコン
17は、表2の(m8)の条件により上記の状態を判別
して、リバース方向に磁気テープT1を走行させる。ま
た、上記と同じ記録状態でS1 <S3 ,S2 :不明が成
り立つとき、指定曲番S1 の曲が、セクタα1の再生曲
番S2 の前に記録されていることが分かる。このと
き、マイコン17は、表2の(m9)の比較演算式によ
り上記の状態を判別して、磁気テープT1をフォワード
方向に走行させる。
ことにより、高速サーチを実現するようになっており、
サーチ再生手段および第1ないし第6サーチ再生手段と
しての機能を有している。
ニズム部20と、メカニズムコントローラ21とからな
っている。駆動手段としてのメカニズム部20は、前述
の反転ヘッド装置1やテープ走行機構、およびそれらを
駆動する回路等からなる。メカニズムコントローラ21
は、マイコン17から受けた指示により、メカニズム部
20の各部を制御する回路である。
プリアンプA1〜A10の出力を、それぞれON・OF
FするスイッチSW1〜SW10と、スイッチSW1〜
SW10のON・OFFを制御するコントロールロジッ
ク部22とからなっている。コントロールロジック部2
2は、ディジタルイコライザ11からのコントロール信
号に基づいて、スイッチSW1〜SW10のON・OF
F制御を行うようになっている。
は、スイッチSW1〜SW10を、スイッチSW1・S
W10・SW2〜SW9の順に1個ずつONさせ、この
動作を繰り返させる。これにより、ヘッドDH1・DH
10により読み取られた補助信号AUX1・AUX2
と、ヘッドDH2〜DH9により読み取られた主信号M
D1〜MD8とが、図11に示すように、連続してバッ
ファアンプ9に送出されるようになっている。
11は、ディジタルフィルタ23と、データ検出器24
と、タップ係数発生部25とからなっている。ディジタ
ルフィルタ23は、直線位相フィルタ(群遅延のない)
であるFIR(非巡回)型のフィルタであり、A/Dコ
ンバータ10からの主信号および補助信号を波形等化す
るとともに、両信号の位相をそろえるようになってい
る。データ検出器24は、波形等化の結果から“0”,
“1”の2値からなるデータを検出する回路である。タ
ップ係数発生部25は、ディジタルフィルタ23に与え
るタップ係数を発生するようになっている。
号は、磁気テープT1やヘッドDH1〜DH10の電磁
変換特性により高域の特性が非常に劣化しているため、
波形の歪みやなまりが生じている。そこで、上記のタッ
プ係数発生部25は、高域の周波数特性を補正するよう
な値に設定された主信号用のタップ係数h1 ・h2 と、
補助信号用のタップ係数h3 とを発生するようになって
いる。また、上記のタップ係数h1 〜h3 は、ディジタ
ルフィルタ23で主信号および補助信号の位相をそろえ
る際にも利用されるので、それに応じた値に設定されて
いる。
うに既に録音されているソフトテープは、単一方向のみ
の走行により高速ダビングで作製されるため、一方のセ
クタには通常に信号が記録されるが、他方のセクタには
逆向きの信号が記録される。したがって、そのセクタか
ら信号を読み取る場合、記録時のテープ走行方向と逆方
向にテープを走行させるようになり、読み取られた信号
の特性が記録時と異なってしまう。
は、正常に記録されたセクタから読み取られた信号に対
してはタップ係数h1 を用い、逆方向に記録されたセク
タから読み取られた信号に対してはタップ係数h2 を用
いて、正確に波形等化を行うように構成されている。ま
た、ディジタルフィルタ23は、ユーザが未記録のテー
プに録音する場合、記録時と再生時とでテープ走行方向
が異なることはないので、タップ係数h1 のみで波形等
化を行うようになっている。
トレートで記録されているため、記録周波数が低く電磁
変換特性の影響が少ない。したがって、ミュージックテ
ープのように記録時と再生時とでテープ走行方向が異な
る場合であっても、主信号のようにタップ係数h1 ・h
2 を切り換える必要はなく、補助データ用のタップ係数
h3 を一つだけ用意しておけばよい。なお、本磁気テー
プ装置のように、両セクタα1 ・β1 から同時に補助信
号を読み取るようにしたものでは、セクタα1・β1 の
いずれか一方からの読み取り時のテープ走行方向が記録
時とテープ走行方向が異なるが、この場合も上記の理由
からディジタルフィルタ23ではタップ係数h3 のみで
波形等化を行うようになっている。
に、高速サーチにおいて通常再生時のb2 /b1 のテー
プ走行速度で補助信号を読み取るようになっているが、
再生時は、このテープ走行速度により補助信号のビット
レートがb2 /b1 になる。したがって、このようにす
れば、補助信号のビットレートは、主信号のビットレー
トと同じになる。そのため、高速サーチ時に補助信号を
読み取るには、タップ係数をh3 からh1 ・h2 に切り
換える必要がある。
は、テンキー26と、再生キー27・28と、FFキー
29と、REWキー30と、表示部31とを有してい
る。
するために設けられており、“0”から“9”までの1
0個のキーと、11以上の曲番を指定するための二桁目
となるプラス10キーとからなっている。
ード方向にして再生を行わせるための操作キーであり、
このキーの操作によりセクタα1 の再生が行われる。ま
た、再生キー28は、テープ走行方向をリバース方向に
して再生を行わせるための操作キーであり、このキーの
操作によりセクタβ1 の再生が行われる。
りを行わせるための操作キーである。REWキー30
は、リバース方向への巻き戻しを行わせるための操作キ
ーである。表示部31は、例えば液晶表示パネルにより
構成され、曲番や経過時間等を表示するようになってい
る。
ープ装置において、マイコン17の制御により磁気テー
プT1に記録された曲から所望の曲を頭出しする場合の
動作手順を図12ないし図14のフローチャートを参照
にして説明する。以下の説明では、上記の操作キーパネ
ル19におけるテンキー26による入力で曲番を指定す
るダイレクトサーチに関して述べることにするが、テン
キー26と、FFキー29と、REWキー30とを組み
合わせた操作で、所望の曲が現在の曲よりも何曲前また
は何曲後というように指定することも可能である。
・β1 を特に限定しない場合、単にセクタと称する。
は、主に補助信号によるサーチ動作が示されている。ま
ず、ダイレクトサーチがONされると(S1)、マイコ
ン17は、内部のメモリにTOC情報を保持しているか
否かを判定する(S2)。S2でメモリにTOC情報を
保持していないと判定すると、停止状態にあるか否かを
判定する(S3)。S3で停止状態にあると判定する
と、再生動作に移行し(S4)、TOC情報を読み取れ
たか否かを判定する(S5)。
と判定すると、TOC情報をマイコン17内の処理部に
取り込み(S6)、処理が後述のS36に移行する。ま
た、S3で停止状態にないと判定すると、再生状態にあ
るか否かを判定する(S7)。S7で再生状態にあると
判定すると、処理がS5に移行する一方、再生状態にな
いと判定すると、早送りや巻き戻しが行われている可能
性があるので停止状態にし(S8)、処理がS4に移行
する。
定すると、補助情報から現在再生している曲に関する曲
番や時間情報を得てマイコン17の処理部に取り込む
(S9)。次いで、指定曲が再生中の曲と同じであるか
否かを判定する(S10)。S10で指定曲が再生中の
曲と同じでないと判定すると、指定曲が現在曲を再生し
ているセクタと異なるセクタの曲であるか否かを判定し
(S11)、そうでないと判定すると、後述のS18に
処理を進める。
曲と同じであると判定すると、通常再生時のテープ走行
速度のb2 /b1 倍、すなわち本磁気テープ装置では8
倍の速度でトラックTR1-1 ・TR1-18から補助信号を
読み取りながら巻き戻しを行う(S12)。そして、指
定曲の開始直前で一旦停止状態となり(S13)、再生
を行う(S14)。
ているセクタと異なるセクタの曲であると判定すると、
通常再生時のテープ走行速度のb2 /b1 倍(8倍)の
速度でトラックTR1-1 ・TR1-18から補助信号を読み
取りながら早送りを行う(S15)。そして、指定され
た曲の開始直前で一旦停止状態となり(S16)、ヘッ
ド本体2を反転させて(S17)、S14で再生を行
う。
て、表2に示した比較演算式が、(m1),(m5),
(m9)からなる第1グループのものか、(m2),
(m6),(m7),(m8)からなる第2グループの
ものかを判定する(S18)。S18で比較演算式が第
1グループのものであると判定すると、通常再生時のテ
ープ走行速度のb2 /b1 倍(8倍)の速度で補助情報
を読み取りながらフォワード方向へ高速サーチを行う
(S19)。また、S18で比較演算式が第2グループ
のものであると判定すると、上記の場合と同じテープ走
行速度で補助情報を読み取りながらリバース方向へ高速
サーチを行う(S20)。
いない側のセクタ(非再生セクタ)から補助情報が読み
取れるか否かを判定する(S21)。S21以前では、
トラックTR1-1 ・1-18に補助情報が記録されていない
場合、曲番を“不明”としたままでサーチ方向を決定し
ていたが、ここでは、高速サーチを行いながらトラック
TR1-1 ・1-18に補助情報が記録されているか否かを調
べている。
ると判定すると、サーチ実行時に読み取られた全ての補
助信号の中から、曲番と曲の開始時間とをメモリに取り
込み保持する(S22)。こうすることにより、一旦サ
ーチにより得られた上記の情報は、次のサーチにも利用
できる。この情報は、磁気テープT1を磁気テープ装置
から外すと消滅するとともに、新たなTOC情報が読み
込まれると、そのTOC情報に書き換えられるようにな
っている。これにより、磁気テープT1を入れ換えたと
きに、前の蓄えられた情報でサーチを行うことがなく、
また、TOC情報を、サーチするための最優先情報とす
ることができる。
達したか否かを判定する(S23)。例えば、図10の
(c)のように5曲しか記録されていない状態で、存在
しない曲番6を指定した場合、フォワード方向にサーチ
が行われるが、指定された曲が検出されないままサーチ
がテープ終端に達することになり、結果としてサーチが
無効になる。このため、S22でサーチがテープ終端に
達してないと判定すると、処理をS21に戻してサーチ
を継続する一方、サーチが終端に達したと判定すると、
無条件に通常の巻き戻し動作を行う(S24)。
(S25)、TOC情報をマイコン17の処理部に取り
込む(S26)。さらに、TOC情報に基づいて指定曲
が存在するか否かを判定し(S27)、ここで、その曲
が存在しない場合、操作キーパネル19にエラー表示を
行う(S28)。また、その曲が存在する場合、何らか
の理由により曲番を読み取ることができなかったことが
考えられるので、処理が後述するS36に移行する。
であると判定すると、S22と同様にして曲番と曲の開
始時間とをメモリに取り込んで保持し(S29)、現在
再生している曲が指定曲の一つ前の曲か否かを判定する
(S30)。ここで、一つ前の曲であると判定すると、
指定曲の開始直前で停止状態になる(S31)。そし
て、指定曲を再生し(S32)、サーチ動作が終了す
る。
つ前の曲でないと判定すると、現在曲を再生している位
置における非再生セクタの曲が指定曲の一つ後の曲であ
るか否かを判定する(S33)。ここで、その曲が指定
曲の一つ後の曲でないと判定すると、処理をS29に戻
す一方、その曲が指定曲の一つ後の曲であると判定する
と指定曲の開始直前で停止状態になる(S34)。この
状態から、ヘッド本体2を反転させ(35)、S32で
指定曲を再生し、サーチ動作が終了する。
処理では、TOC情報を利用したサーチ動作が行われ
る。この処理に先立って、S6およびS26ですでにT
OC情報がマイコン17の処理部に取り込まれている。
ず、指定曲が現在曲を再生しているセクタ(再生セク
タ)に存在するか否かを判定する(S36)。ここで、
指定曲が再生セクタに存在すると判定すると、現在再生
中の曲の時間と、指定曲の開始時間と、磁気テープT1
の長さ(最大記録時間)と、早送り/巻き戻し時のテー
プ走行速度とから、早送り/巻き戻しに要する時間を演
算により算出する(S37)。また、S36で指定曲が
再生セクタに存在しないと判定すると、ヘッド本体2を
反転させ(S38)、S37の処理を行う。
り前にあるか否かを判定する(S39)。ここで、指定
曲が再生曲より後にあると判定すると、S37で求めた
時間だけ早送りを行う一方(S40)、指定曲が再生曲
より前にあると判定すると、S37で求めた時間だけ巻
き戻しを行う(S41)。
ものであり、サーチ時に目標位置(指定曲の開始点)を
絶対に通過しないように短めに設定されている。そのた
め、早送りの際、目標位置の少し手前になると、通常再
生時のb2 /b1 倍(8倍)のテープ走行速度で補助信
号を読み取りながら早送りを行う(S42)。また、巻
き戻しの際も、目標位置の少し手前になると、同じテー
プ走行速度で補助信号を読み取りながら早送りを行う
(S43)。
りながらサーチを行うため、より正確に目標点を検出す
ることができる。こうして指定曲を捜し出すと、指定曲
の開始直前で停止状態になる(S44)。そして、指定
曲を再生し(S45)、サーチ動作が終了する。
装置では、両方のセクタα1 ・β1から同時に補助信号
を読み取って、その補助信号から得られる曲番等の情報
に基づいて、高速サーチを行うようになっている。それ
ゆえ、指定曲の位置検出を的確に行うことができ、最短
の時間で指定曲の頭出しを行うことができる。
高速サーチする場合と、補助信号を読み取りながら高速
サーチする場合とを説明した。TOC情報により高速サ
ーチする場合、通常の早送り/巻き戻しで磁気テープT
1を走行させるが、このときのテープ走行速度が通常再
生時のテープ走行速度に対して15倍〜30倍程度に設
定されている。一方、補助信号を読み取りながら高速サ
ーチする場合、テープ走行速度は、通常再生時のテープ
走行速度のb2 /b1 倍(本実施例では8倍)である。
したがって、高速サーチを開始する位置から目標位置ま
での距離が長いほど、TOC情報による方がより短時間
でサーチを行うことができる。
録された磁気テープT1と、アナログ記録された磁気テ
ープT2とを再生することができるようになっており、
両方のセクタα1 ・β1 から補助信号を読み取るため
に、ヘッド本体2におけるアナログ用のヘッドAH1・
AH2側にもディジタル用のヘッドDH10が設けられ
ているが、このようなヘッド構成に代えて、例えば図1
5に示すようなヘッドユニット32を採用してもよい。
トラックTR1-1 〜TR1-18のそれぞれに対応したディ
ジタル用のヘッドH1〜H18を備えている。このヘッ
ドユニット32で磁気テープT1を再生する場合は、ヘ
ッドH2〜H9またはヘッドH10〜H17で主信号を
読み取り、ヘッドH1・H18で補助信号を読み取る。
また、磁気テープT2を再生する場合は、ヘッドH2〜
H9からなるヘッド群またはヘッドH10〜H17から
なるヘッド群とにおいて、それぞれ各ヘッドで分担して
信号を読み取り、ヘッド出力を合成して読み取り信号を
得る。
れば、ヘッド反転の必要がなくなり、テープ走行方向の
反転に要する時間を短縮することができる。
を往復駆動する駆動手段と、磁気テープの往路記録領域
と復路記録領域とにそれぞれ記録された複数の主情報お
よび主情報に関する補助情報を読み取る情報読取手段
と、情報読取手段により読み取られた補助情報に含ま
れ、各主情報の記録位置に関する記録位置情報に基づい
て駆動手段を制御し、指定された主情報を捜索して再生
するサーチ再生手段とを備えた磁気テープ装置におい
て、情報読取手段と、サーチ再生手段(第1ないし第6
サーチ再生手段)とが以下のように構成されている。
記録領域のいずれか一方に記録された主情報および補助
情報を再生するとき、他方に記録された補助情報を読み
取るようになされている。
録領域から補助情報を得ることができ、補助情報の収集
を効率的に行うことが可能になる。それゆえ、サーチ再
生の短時間化を図ることができる。
にして得られた補助情報より往路記録領域および復路記
録領域における記録位置情報を抽出し、これらの記録位
置情報と再生が指定された主情報の記録位置情報とを比
較することにより、再生が指定された主情報を捜索する
方向を判定するようになされており、第2サーチ再生手
段は、この判定を両記録領域から読み取られた補助情報
を取り込みながら行うようになされている。また、第3
サーチ再生手段は、情報読取手段による補助情報の読み
取りの際、通常再生時の補助情報の転送速度をb1 と
し、通常再生時の主情報の転送速度をb2 とすると、通
常再生時のb2 /b1 倍の速度で磁気テープを走行させ
るようになされている。
がどの位置であっても、的確に磁気テープの走行方向を
決定することができ、指定された主情報の捜索を磁気テ
ープの最短距離の移動で行うことができる。また、主情
報を捜索する方向を判定する際は、常に補助情報を得る
ことができ、両記録領域に未記録部が存在するときなど
でも的確に磁気テープの走行方向を決定することができ
る。そして、磁気テープの走行速度が上記のように設定
されることで、補助信号を読み取りながらの主情報の捜
索を安定して最大速度で行うことができる。
らサーチ再生に必要な情報が集約された集約情報を抽出
して保持しうるようになされるとともに、集約情報が保
持されているときにそれに基づいて指定された主情報を
捜索する一方、集約情報が保持されていないときに、第
2サーチ再生手段による処理と同じ処理を行うようにな
されており、第5サーチ再生手段は、集約情報が保持さ
れていないときに、さらに取り込んだ補助情報を保持す
るようになされている。
合は、これにより主情報の捜索に必要な情報を予め得る
ことができる。それゆえ、通常の早送り/巻き戻しで磁
気テープを高速走行させることができ、曲の頭出しに要
する時間を短縮することができる。また、集約情報が保
持されていない場合は、代わりに保持された補助情報を
利用することにより、再度、同じ補助信号を再生する必
要がなくなり、曲の頭出しに要する時間を短縮すること
ができる。
生を実行させるための操作がなされると、一旦再生動作
を経てから情報読取手段により両記録領域から読み取ら
れた補助情報に基づいて再生が指定された主情報を捜索
するようになされている。
サーチ再生を実行させるための操作がなされても、再生
状態を経ることにより補助情報を確実に得ることがで
き、指定された曲の捜索を磁気テープの最短距離の移動
で行うことができる。
テープ装置を採用すれば、磁気テープにおけるいかなる
位置からでも短時間のうちに指定された主情報を捜し出
すことができ、サーチ再生をより効率的に行うことがで
きるという効果を奏する。
構成を示すブロック図である。
の詳細を示す回路図である。
ルタの詳細を示すブロック図である。
の詳細を示す説明図である。
タル信号が記録された磁気テープのトラック形式を示す
説明図である。
曲の配列を示す説明図である。
グ信号が記録された磁気テープのトラック形式を示す説
明図である。
動する反転ヘッド装置の構成を示す斜視図である。
示す正面図である。
説明図である。
配列を示す説明図である。
用いて行われるサーチ再生の動作手順を示すフローチャ
ートである。
ローチャートである。
いて行われるサーチ再生の動作手順を示すフローチャー
トである。
ッド装置に代えて備えることが可能なヘッドユニットの
構成を示す斜視図である。
手段、 第1〜第6サーチ再生手段) 20 メカニズム部(駆動手段) DH1〜DH10 ヘッド(情報読取手段) AH1・AH2 ヘッド(情報読取手段) α1 セクタ(往路記録領域) β1 セクタ(復路記録領域)
Claims (7)
- 【請求項1】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生するサーチ再生手段とを備えた磁気
テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
されていることを特徴とする磁気テープ装置。 - 【請求項2】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生する第1サーチ再生手段とを備えた
磁気テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
される一方、第1サーチ再生手段は、情報読取手段によ
り両記録領域から読み取られた補助情報より両記録領域
における記録位置情報を抽出し、これらの記録位置情報
と再生が指定された主情報の記録位置情報とを比較し
て、再生が指定された主情報を捜索する方向を判定する
ようになされていることを特徴とする磁気テープ装置。 - 【請求項3】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生する第2サーチ再生手段とを備えた
磁気テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
される一方、第2サーチ再生手段は、情報読取手段によ
り両記録領域から読み取られた補助情報を取り込みなが
ら補助情報より両記録領域における記録位置情報を抽出
し、これらの記録位置情報と再生が指定された主情報の
記録位置情報とを比較して、再生が指定された主情報の
捜索方向を判定するようになされていることを特徴とす
る磁気テープ装置。 - 【請求項4】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生する第3サーチ再生手段とを備えた
磁気テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
される一方、第3サーチ再生手段は、通常再生時の補助
情報の転送速度がb1 であり通常再生時の主情報の転送
速度がb2 であるとき、通常再生時のb2 /b1 倍の速
度で磁気テープを走行させて情報読取手段により読み取
られた補助情報より両記録領域における記録位置情報を
抽出し、これらの記録位置情報と再生が指定された主情
報の記録位置情報とを比較して再生が指定された主情報
の捜索方向を判定するようになされていることを特徴と
する磁気テープ装置。 - 【請求項5】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生する第4サーチ再生手段とを備えた
磁気テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
される一方、第4サーチ再生手段は、情報読取手段によ
り両記録領域から読み取られた補助情報よりサーチ再生
に必要な情報が集約された集約情報を抽出して保持しう
るようになされるとともに、集約情報が保持されている
ときに、それに基づいて指定された主情報を捜索し、集
約情報が保持されていないときに、情報読取手段により
両記録領域から読み取られた補助情報を取り込みながら
補助情報より両記録領域における記録位置情報を抽出
し、これらの記録位置情報と再生が指定された主情報の
記録位置情報とを比較して、再生が指定された主情報を
捜索する方向を判定するようになされていることを特徴
とする磁気テープ装置。 - 【請求項6】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生する第5サーチ再生手段とを備えた
磁気テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
される一方、第5サーチ再生手段は、情報読取手段によ
り両記録領域から読み取られた補助情報よりサーチ再生
に必要な情報が集約された集約情報を抽出して保持しう
るようになされるとともに、集約情報が保持されている
ときに、それに基づいて指定された主情報を捜索し、集
約情報が保持されていないときに、情報読取手段により
両記録領域から読み取られた補助情報を取り込みながら
補助情報より両記録領域における記録位置情報を抽出
し、これらの記録位置情報と再生が指定された主情報の
記録位置情報とを比較して、再生が指定された主情報を
捜索する方向を判定し、かつ、取り込んだ補助情報を保
持しうるようになされていることを特徴とする磁気テー
プ装置。 - 【請求項7】磁気テープを往復駆動する駆動手段と、磁
気テープの往路記録領域と復路記録領域とにそれぞれ記
録された複数の主情報および主情報に関する補助情報を
読み取る情報読取手段と、情報読取手段により読み取ら
れた補助情報に含まれ、各主情報の記録位置に関する記
録位置情報に基づいて駆動手段を制御し、指定された主
情報を捜索して再生する第6サーチ再生手段とを備えた
磁気テープ装置において、 情報読取手段は、往路記録領域または復路記録領域のい
ずれか一方に記録された主情報および補助情報を再生す
るとき、他方に記録された補助情報を読み取るようにな
される一方、第6サーチ再生手段は、サーチ再生を実行
させるための操作がなされると、一旦再生動作を経てか
ら情報読取手段により両記録領域から読み取られた補助
情報に基づいて再生が指定された主情報を捜索するよう
になされていることを特徴とする磁気テープ装置。
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