JPH06122322A - 特に自動車のための空気流濾過装置 - Google Patents
特に自動車のための空気流濾過装置Info
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- JPH06122322A JPH06122322A JP3203540A JP20354091A JPH06122322A JP H06122322 A JPH06122322 A JP H06122322A JP 3203540 A JP3203540 A JP 3203540A JP 20354091 A JP20354091 A JP 20354091A JP H06122322 A JPH06122322 A JP H06122322A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H3/00—Other air-treating devices
- B60H3/06—Filtering
- B60H3/0608—Filter arrangements in the air stream
- B60H3/0625—Filter arrangements in the air stream with provisions for by-passing the filter element
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M35/02—Air cleaners
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- B60H3/06—Filtering
- B60H3/0658—Filter elements specially adapted for their arrangement in vehicles
- B60H2003/0666—Filter elements specially adapted for their arrangement in vehicles the filter element having non-rectangular shape
Abstract
(57)【要約】
【目的】 濾過装置が作動位置から後退位置に移動した
時に、濾過部材から汚染物質が放出される恐れをなく
す。 【構成】 空気流が通過しうるハウジング(10)内に枢支
され、作動位置と後退位置との間を移動する少なくとも
１つの濾過部材(18a)(18b)を備え、濾過部材(18a)(18b)
は、空気流が流れる方向と直角を向く第１の軸(24a)(24
b)に枢支された第１の端部と、第１の枢軸と平行な第２
の枢軸(26a)(26b)の周囲に配設された第２の端部とを備
えている。後退位置において、弁型チョウ形部材(28a)
(28b)は、濾過部材(18a)(18b)の上に重なり、濾過部材
によって保持されている汚染物質が空気流中に放出され
るのを防ぐ。
時に、濾過部材から汚染物質が放出される恐れをなく
す。 【構成】 空気流が通過しうるハウジング(10)内に枢支
され、作動位置と後退位置との間を移動する少なくとも
１つの濾過部材(18a)(18b)を備え、濾過部材(18a)(18b)
は、空気流が流れる方向と直角を向く第１の軸(24a)(24
b)に枢支された第１の端部と、第１の枢軸と平行な第２
の枢軸(26a)(26b)の周囲に配設された第２の端部とを備
えている。後退位置において、弁型チョウ形部材(28a)
(28b)は、濾過部材(18a)(18b)の上に重なり、濾過部材
によって保持されている汚染物質が空気流中に放出され
るのを防ぐ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気流を濾過するため
の装置に関し、特に自動車車両用暖房又は空調装置のた
めのものであるが、これらに限定されるものではない。
の装置に関し、特に自動車車両用暖房又は空調装置のた
めのものであるが、これらに限定されるものではない。
【０００２】
【従来の技術】車両室内を通過する空気を濾過して、汚
染物質、特にほこりと臭気を除去するための濾過装置を
備える自動車車両用暖房又は空調装置は、公知である。
ヨーロッパ特許公開第0,183,937号明細書には、この種
の濾過装置が記載されている。それは、空気流が通過す
るように配置されたハウジングと、そのハウジング内に
枢支された、２つの濾過部材とを含み、これら濾過部材
は、空気流が通過する作動位置と、空気流が通らずにハ
ウジングを通過する後退位置との間を移動するようにな
っている。
染物質、特にほこりと臭気を除去するための濾過装置を
備える自動車車両用暖房又は空調装置は、公知である。
ヨーロッパ特許公開第0,183,937号明細書には、この種
の濾過装置が記載されている。それは、空気流が通過す
るように配置されたハウジングと、そのハウジング内に
枢支された、２つの濾過部材とを含み、これら濾過部材
は、空気流が通過する作動位置と、空気流が通らずにハ
ウジングを通過する後退位置との間を移動するようにな
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この公知の装置は、次
のような欠点を有する。即ち、その様態が作動位置から
後退位置に変わる際に、濾過装置によって据えられてい
る汚染物質が、空気流によって車両室内に吹き戻される
ことである。この欠点は、ドイツ国特許公開第3,737,01
0号明細書に記載の濾過装置にも見い出される。
のような欠点を有する。即ち、その様態が作動位置から
後退位置に変わる際に、濾過装置によって据えられてい
る汚染物質が、空気流によって車両室内に吹き戻される
ことである。この欠点は、ドイツ国特許公開第3,737,01
0号明細書に記載の濾過装置にも見い出される。
【０００４】本発明の主な目的は、この様な欠点を持た
ない、上記の種類の濾過装置を提供することにある。
ない、上記の種類の濾過装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気流が通り
抜けるようになっているハウジング(10)と、そのハウジ
ング(10)内に枢支されて、作動位置と後退位置との間を
運動する少なくとも１つの濾過部材(18a)(18b)とを備え
る空気流濾過装置において、濾過部材(18a)(18b)が、ハ
ウジング(10)内を流れる空気流の方向に対して直角に延
びる第１の軸(24a)(24b)に枢支された第１の端部(20a)
(20b)と、弁部材(18a)(18b)を、第１の軸と平行な第２
の軸(26a)(26b)のまわりに自由に変位可能に取付けてあ
る第２の端部(22a)(22b)とを含み、作動位置において、
濾過部材(18a)(18b)は、空気流が流れる方向に関して傾
斜し、弁部材(28a)(28b)は、前記の流れの方向とほぼ平
行な方向に傾斜し、かつ後退位置において、各濾過部材
(18a)(18b)と各弁部材(28a)(28b)は、空気流が流れる方
向とほぼ平行な方向となるようにしたことを特徴とす
る。
抜けるようになっているハウジング(10)と、そのハウジ
ング(10)内に枢支されて、作動位置と後退位置との間を
運動する少なくとも１つの濾過部材(18a)(18b)とを備え
る空気流濾過装置において、濾過部材(18a)(18b)が、ハ
ウジング(10)内を流れる空気流の方向に対して直角に延
びる第１の軸(24a)(24b)に枢支された第１の端部(20a)
(20b)と、弁部材(18a)(18b)を、第１の軸と平行な第２
の軸(26a)(26b)のまわりに自由に変位可能に取付けてあ
る第２の端部(22a)(22b)とを含み、作動位置において、
濾過部材(18a)(18b)は、空気流が流れる方向に関して傾
斜し、弁部材(28a)(28b)は、前記の流れの方向とほぼ平
行な方向に傾斜し、かつ後退位置において、各濾過部材
(18a)(18b)と各弁部材(28a)(28b)は、空気流が流れる方
向とほぼ平行な方向となるようにしたことを特徴とす
る。
【０００６】本発明に係る装置の一例において、ハウジ
ングが互いに向き合う第１の壁と第２の壁とを有し、単
一の濾過部材があり、その第１の軸は、第１の壁の近傍
にあって、作動位置では、濾過部材の第２の端部が第２
の壁に接近して、弁部材が第２の壁上で係合し、後退位
置では、濾過部材の第２の端部は第１の壁の近傍にあっ
て、濾過部材が第１の壁に当接し、弁部材が濾過部材に
対して当接する。
ングが互いに向き合う第１の壁と第２の壁とを有し、単
一の濾過部材があり、その第１の軸は、第１の壁の近傍
にあって、作動位置では、濾過部材の第２の端部が第２
の壁に接近して、弁部材が第２の壁上で係合し、後退位
置では、濾過部材の第２の端部は第１の壁の近傍にあっ
て、濾過部材が第１の壁に当接し、弁部材が濾過部材に
対して当接する。
【０００７】本発明の好適な特徴によれば、この装置
は、２つの濾過部材を有し、それらは、流体がハウジン
グ内を流れる方向と平行な中心軸の双方の側に対称的に
配置され、２つの濾過部材を同期して枢動させるための
手段が設けられ、作動位置では、それらの第２の端部が
互いに接近して弁部材が互いに接触し、後退位置では、
それらの第２の端部が離れて、２つの濾過部材が互いに
概して平行な方向を向き、かつ弁部材が、互いにおおむ
ね平行な方向となるようになっている。
は、２つの濾過部材を有し、それらは、流体がハウジン
グ内を流れる方向と平行な中心軸の双方の側に対称的に
配置され、２つの濾過部材を同期して枢動させるための
手段が設けられ、作動位置では、それらの第２の端部が
互いに接近して弁部材が互いに接触し、後退位置では、
それらの第２の端部が離れて、２つの濾過部材が互いに
概して平行な方向を向き、かつ弁部材が、互いにおおむ
ね平行な方向となるようになっている。
【０００８】各濾過部材が内側主表面と外側主表面とを
有し、各内側主表面が対向し対応する外側主表面とほぼ
平行であり、作動位置では、空気流が内側主表面から濾
過部材に進入し外側主表面から抜け、あるいは反対方向
に通り抜け、後退位置では、内側主表面のそれぞれがハ
ウジングの壁に面して位置し、外側主表面は互いに対向
する関係にあり、それぞれの弁部材によって保護される
ようにするのがよい。
有し、各内側主表面が対向し対応する外側主表面とほぼ
平行であり、作動位置では、空気流が内側主表面から濾
過部材に進入し外側主表面から抜け、あるいは反対方向
に通り抜け、後退位置では、内側主表面のそれぞれがハ
ウジングの壁に面して位置し、外側主表面は互いに対向
する関係にあり、それぞれの弁部材によって保護される
ようにするのがよい。
【０００９】その結果、作動位置にある内側主表面と又
外側主表面とは、外側部材によって形作られるＶ字形の
角度と対応する角度を、それらの間に形成する。後退位
置にある内側主表面と外側主表面とは、互いにほぼ平行
である。
外側主表面とは、外側部材によって形作られるＶ字形の
角度と対応する角度を、それらの間に形成する。後退位
置にある内側主表面と外側主表面とは、互いにほぼ平行
である。
【００１０】好ましくは、第２の軸に対応する尖縁を形
成する鈍角を通って対応する濾過部材の外側主表面につ
ながる端部表面まで、各外側主表面は、濾過部材の第２
の端部と同様に濾過部材の同一の側を向き、弁部材が、
それぞれ外側主表面と関連する濾過部材の端部表面とに
当接する２つの位置の間で、その第２の軸まわりに自由
に変位可能とする。
成する鈍角を通って対応する濾過部材の外側主表面につ
ながる端部表面まで、各外側主表面は、濾過部材の第２
の端部と同様に濾過部材の同一の側を向き、弁部材が、
それぞれ外側主表面と関連する濾過部材の端部表面とに
当接する２つの位置の間で、その第２の軸まわりに自由
に変位可能とする。
【００１１】従って、作動位置では、各弁部材が対応す
る濾過部材の外側端部表面に当接し、後退位置では、各
弁部材が対応する濾過部材の外側主表面に当接し、弁部
材は互いに重なり合って接触する。
る濾過部材の外側端部表面に当接し、後退位置では、各
弁部材が対応する濾過部材の外側主表面に当接し、弁部
材は互いに重なり合って接触する。
【００１２】作動位置において、２つの濾過部材の端部
表面が平行で互いに接近しており、後退位置において、
外側主表面が互いに平行で間隔を置くようにするのがよ
い。
表面が平行で互いに接近しており、後退位置において、
外側主表面が互いに平行で間隔を置くようにするのがよ
い。
【００１３】本発明の他の特徴的な形態では、ハウジン
グの各壁が、凹所を形成する凹部を含み、後退位置にお
いて、この凹部に、対応する濾過部材を収容するように
してある。
グの各壁が、凹所を形成する凹部を含み、後退位置にお
いて、この凹部に、対応する濾過部材を収容するように
してある。
【００１４】本発明の他の特徴によれば、各弁部材が、
後退位置において関連する濾過部材の外側主表面を被覆
する主部と、作動位置において対応する濾過部材の端部
表面に重なる端部とを有し、各弁部材の主部と端部と
は、その枢軸の各側に延びている。
後退位置において関連する濾過部材の外側主表面を被覆
する主部と、作動位置において対応する濾過部材の端部
表面に重なる端部とを有し、各弁部材の主部と端部と
は、その枢軸の各側に延びている。
【００１５】好ましくは、各弁部材の端部が対応する濾
過部材の第２の端部を越えて延びる終端側面要素を含
み、それらの各終端側面要素は、２つの対向する当接
面、即ち後退位置でハウジングの壁と協働する内側当接
面と、作動位置で他の一方の弁部材の相当する面と協働
する外側当接面とを有するものとする。
過部材の第２の端部を越えて延びる終端側面要素を含
み、それらの各終端側面要素は、２つの対向する当接
面、即ち後退位置でハウジングの壁と協働する内側当接
面と、作動位置で他の一方の弁部材の相当する面と協働
する外側当接面とを有するものとする。
【００１６】
【作用】作動位置にある２つの濾過部材はＶ字形をな
し、空気流は、そのＶ字形の内側あるいは外側のいずれ
かを通って、２つの濾過部材を通過することが可能であ
り、後退位置にある濾過部材は、２つの弁部材によって
防護されて、濾過されることなくハウジングを通過する
空気流が、濾過部材に溜っている塵や他の汚染物質によ
って汚染される危険がない。
し、空気流は、そのＶ字形の内側あるいは外側のいずれ
かを通って、２つの濾過部材を通過することが可能であ
り、後退位置にある濾過部材は、２つの弁部材によって
防護されて、濾過されることなくハウジングを通過する
空気流が、濾過部材に溜っている塵や他の汚染物質によ
って汚染される危険がない。
【００１７】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の好適
な実施例を説明する。
な実施例を説明する。
【００１８】図１に示す装置は、２つの対向する壁(12
a)(12b)を有するハウジング(10)を含み、それらの壁(12
a)(12b)は、ハウジング(10)内に延びる中心軸(XX)に関
して概して対称的である。この例において、中心軸(XX)
は、吸入部(14)と排出部(16)とを有するハウジング(10)
の中で空気が流れる方向と対応している。この例では、
空気流は、矢印で示す様に、吸入部(14)から排出部(16)
へハウジング(10)内を通過出来る。しかし、この装置
は、反対方向に空気が流れる様に作動することも可能で
ある。
a)(12b)を有するハウジング(10)を含み、それらの壁(12
a)(12b)は、ハウジング(10)内に延びる中心軸(XX)に関
して概して対称的である。この例において、中心軸(XX)
は、吸入部(14)と排出部(16)とを有するハウジング(10)
の中で空気が流れる方向と対応している。この例では、
空気流は、矢印で示す様に、吸入部(14)から排出部(16)
へハウジング(10)内を通過出来る。しかし、この装置
は、反対方向に空気が流れる様に作動することも可能で
ある。
【００１９】この装置は、２つの濾過部材(18a)(18b)を
含み、これらの濾過部材(18a)(18b)は、それぞれ、細長
い第１の端部(20a)(20b)と第２の端部(22a)(22b)とを有
する。第１の端部(20a)(20b)は、中心軸(XX)に対して直
角方向を向き、それから間隔を置いた第１の軸(24a)(24
b)に枢支されている。
含み、これらの濾過部材(18a)(18b)は、それぞれ、細長
い第１の端部(20a)(20b)と第２の端部(22a)(22b)とを有
する。第１の端部(20a)(20b)は、中心軸(XX)に対して直
角方向を向き、それから間隔を置いた第１の軸(24a)(24
b)に枢支されている。
【００２０】チョウ形弁部材(28a)が、濾過部材(18a)の
第２の端部(22a)において、軸(24a)と平行な軸(26a)に
枢支されている。同様に、第２のチョウ形弁部材(28b)
が、濾過部材(18b)の第２の端部(22b)において、軸(24
b)と平行な枢軸(26b)に枢支されている。
第２の端部(22a)において、軸(24a)と平行な軸(26a)に
枢支されている。同様に、第２のチョウ形弁部材(28b)
が、濾過部材(18b)の第２の端部(22b)において、軸(24
b)と平行な枢軸(26b)に枢支されている。
【００２１】各濾過部材(18a)(18b)は、それぞれ、内側
主表面(30a)(30b)と外側主表面(32a)(32b)とを有する。
各濾過部材(18a)(18b)において、その内側と外側の主表
面(30a)(30b)(32a)(32b)は互いに対向し、かつほぼ平行
である。
主表面(30a)(30b)と外側主表面(32a)(32b)とを有する。
各濾過部材(18a)(18b)において、その内側と外側の主表
面(30a)(30b)(32a)(32b)は互いに対向し、かつほぼ平行
である。
【００２２】各外側主表面(32a)(32b)は、対応する濾過
部材(18a)(18b)の第２の端部(22a)(22b)の側で、端部表
面(34a)(34b)まで延びている。各端部表面(34a)(34b)
は、対応する外側主表面(32a)(32b)に鈍角(Ａ)でつなが
り、第２の軸(26a)(26b)と一致する尖った縁をそれぞれ
形成している。この様にして、弁部材(28a)(28b)は、角
度(Ａ)のほぼ補角である変位角分、その軸をめぐる２つ
の最終位置の間で、自由に枢動可能である。
部材(18a)(18b)の第２の端部(22a)(22b)の側で、端部表
面(34a)(34b)まで延びている。各端部表面(34a)(34b)
は、対応する外側主表面(32a)(32b)に鈍角(Ａ)でつなが
り、第２の軸(26a)(26b)と一致する尖った縁をそれぞれ
形成している。この様にして、弁部材(28a)(28b)は、角
度(Ａ)のほぼ補角である変位角分、その軸をめぐる２つ
の最終位置の間で、自由に枢動可能である。
【００２３】各端部表面(34a)(34b)は、対応する内側表
面(30a)(30b)とおおむね直角をなす前方表面(36a)(36b)
を通じて、それぞれの内側表面(30a)(30b)につながって
いる。第１の端部(20a)(20b)とそれぞれに対応する側
で、各外側表面(32a)(32b)は、後方表面(38a)(38b)に直
角につながっている。各後方表面(38a)(38b)は、傾斜し
た表面(40a)(40b)を通じて、それぞれに対応する内側表
面(30a)(30b)につながっている。
面(30a)(30b)とおおむね直角をなす前方表面(36a)(36b)
を通じて、それぞれの内側表面(30a)(30b)につながって
いる。第１の端部(20a)(20b)とそれぞれに対応する側
で、各外側表面(32a)(32b)は、後方表面(38a)(38b)に直
角につながっている。各後方表面(38a)(38b)は、傾斜し
た表面(40a)(40b)を通じて、それぞれに対応する内側表
面(30a)(30b)につながっている。
【００２４】図１に概略的に示されている制御手段(42
a)(42b)は、２つの濾過部材(18a)(18b)に、図１に示す
作動位置と、図２に示す後退位置との間で、同期的回転
運動を行わせるようになっている。ハウジング(10)の各
壁(12a)(12b)は、それぞれ凹部(44a)(44b)を有し、これ
らの凹部(44a)(44b)は、濾過部材(18a)(18b)が図２に示
す後退位置にある時に、それらの対応する濾過部材(18
a)(18b)のための収容部分となっている。
a)(42b)は、２つの濾過部材(18a)(18b)に、図１に示す
作動位置と、図２に示す後退位置との間で、同期的回転
運動を行わせるようになっている。ハウジング(10)の各
壁(12a)(12b)は、それぞれ凹部(44a)(44b)を有し、これ
らの凹部(44a)(44b)は、濾過部材(18a)(18b)が図２に示
す後退位置にある時に、それらの対応する濾過部材(18
a)(18b)のための収容部分となっている。
【００２５】各弁部材(28a)(28b)は、それぞれ主部(46
a)(46b)を有し、濾過部材(18a)(18b)が後退位置にある
時、それらの関連する濾過部材(18a)(18b)の外側主表面
(32a)(32b)に重なる。各弁部材(28a)(28b)は端部(48a)
(48b)を有し、それぞれの主部(46a)(46b)と端部(48a)(4
8b)が対応する第２の軸(26a)(26b)のそれぞれの側方に
あり、作動位置にある関連する濾過部材(28a)(28b)の端
部表面(34a)(34b)を被覆している。
a)(46b)を有し、濾過部材(18a)(18b)が後退位置にある
時、それらの関連する濾過部材(18a)(18b)の外側主表面
(32a)(32b)に重なる。各弁部材(28a)(28b)は端部(48a)
(48b)を有し、それぞれの主部(46a)(46b)と端部(48a)(4
8b)が対応する第２の軸(26a)(26b)のそれぞれの側方に
あり、作動位置にある関連する濾過部材(28a)(28b)の端
部表面(34a)(34b)を被覆している。
【００２６】端部(48a)(48b)は、濾過部材(28a)(28b)の
第２の端部(22a)(22b)を越えて延長し、それぞれ、終端
側面要素(50a)(50b)を含んでいる。各終端側面要素(50
a)(50b)は、２つの対向する当接面、即ち内側当接面(52
a)(52b)と外側当接面(54a)(54b)とを有する。各弁部材
(28a)(28b)において、それぞれの内側と外側の当接面が
互いに鋭角につながり、尖縁(56a)(56b)をそれぞれ形成
している。内側当接面(52a)(52b)は、（図２の）後退位
置で、ハウジング壁の一部(58a)(58b)と協働するように
なっている。外側当接面(54a)(54b)は、弁部材(28a)(28
b)の平面延長上にあり、これら２つの面(54a)(54b)は、
図１で見られる様に、作動位置で互いに当接する様にな
っている。
第２の端部(22a)(22b)を越えて延長し、それぞれ、終端
側面要素(50a)(50b)を含んでいる。各終端側面要素(50
a)(50b)は、２つの対向する当接面、即ち内側当接面(52
a)(52b)と外側当接面(54a)(54b)とを有する。各弁部材
(28a)(28b)において、それぞれの内側と外側の当接面が
互いに鋭角につながり、尖縁(56a)(56b)をそれぞれ形成
している。内側当接面(52a)(52b)は、（図２の）後退位
置で、ハウジング壁の一部(58a)(58b)と協働するように
なっている。外側当接面(54a)(54b)は、弁部材(28a)(28
b)の平面延長上にあり、これら２つの面(54a)(54b)は、
図１で見られる様に、作動位置で互いに当接する様にな
っている。
【００２７】図１に見す作動位置では、濾過部材(18a)
(18b)の第２の端部(22a)(22b)は互いに接近して、弁部
材(28a)は弁部材(28b)に接触する。そして、ハウジング
(10)内に進入する空気流は、矢印で示す様に、２つの濾
過部材(18a)(18b)を通って流れ、排出部(16)を経てハウ
ジング(10)から去る。
(18b)の第２の端部(22a)(22b)は互いに接近して、弁部
材(28a)は弁部材(28b)に接触する。そして、ハウジング
(10)内に進入する空気流は、矢印で示す様に、２つの濾
過部材(18a)(18b)を通って流れ、排出部(16)を経てハウ
ジング(10)から去る。
【００２８】図２に示す後退位置では、２つの濾過部材
(18a)(18b)は、凹部(44a)(44b)によってそれぞれ形成さ
れる凹所に収容される。この位置では、外側表面(30a)
(30b)と内側表面(32a)(32b)とは互いに全て平行であ
る。当接面(52a)(52b)が、壁部分(58a)(58b)とそれぞれ
協働することによって、弁部材(28a)(28b)は、それ自身
上で枢動し、濾過部材(18a)(18b)に完全に重なる概して
平行な位置へ移動する。従って、この位置で空気流は、
濾過部材(18a)(18b)によって保持されている汚染物質を
回収する可能性なしに、ハウジング(10)を通って自由に
流れる。この際、濾過部材(18a)(18b)は、弁部材(28a)
(28b)によって完全に防護される。
(18a)(18b)は、凹部(44a)(44b)によってそれぞれ形成さ
れる凹所に収容される。この位置では、外側表面(30a)
(30b)と内側表面(32a)(32b)とは互いに全て平行であ
る。当接面(52a)(52b)が、壁部分(58a)(58b)とそれぞれ
協働することによって、弁部材(28a)(28b)は、それ自身
上で枢動し、濾過部材(18a)(18b)に完全に重なる概して
平行な位置へ移動する。従って、この位置で空気流は、
濾過部材(18a)(18b)によって保持されている汚染物質を
回収する可能性なしに、ハウジング(10)を通って自由に
流れる。この際、濾過部材(18a)(18b)は、弁部材(28a)
(28b)によって完全に防護される。
【００２９】図３と図４には、図１と図２に示したもの
と類似の単一の弁部材を備える装置の他の実施例が示さ
れている。この例のハウジングは、空気流が流れる方向
とほぼ平行に、言い替えれば、図１及び図２における中
心軸(XX)とほぼ平行に延び、壁(12a)と対向する壁(60)
を有する。作動位置（図３）においては、濾過部材(18
a)は、中心軸(XX)に対して傾斜し、弁部材(28a)は、中
心軸(XX)に対して、ほぼ、平行となり、壁(60)に近接す
る。
と類似の単一の弁部材を備える装置の他の実施例が示さ
れている。この例のハウジングは、空気流が流れる方向
とほぼ平行に、言い替えれば、図１及び図２における中
心軸(XX)とほぼ平行に延び、壁(12a)と対向する壁(60)
を有する。作動位置（図３）においては、濾過部材(18
a)は、中心軸(XX)に対して傾斜し、弁部材(28a)は、中
心軸(XX)に対して、ほぼ、平行となり、壁(60)に近接す
る。
【００３０】図４に示す後退位置においては、濾過部材
(18a)は弁部材(28a)と同様に、軸(XX)とほぼ平行な方向
となる。その際、濾過部材(18a)は、壁(12a)に当接し、
弁部材(28a)は濾過部材(18a)に当接して、濾過部材(18
a)は弁部材(28a)によって防護される。
(18a)は弁部材(28a)と同様に、軸(XX)とほぼ平行な方向
となる。その際、濾過部材(18a)は、壁(12a)に当接し、
弁部材(28a)は濾過部材(18a)に当接して、濾過部材(18
a)は弁部材(28a)によって防護される。
【００３１】従って、図３及び図４に示す装置の作動
は、図１及び図２に示されたものと実質的に同一であ
る。
は、図１及び図２に示されたものと実質的に同一であ
る。
【００３２】本発明による装置は、自動車車両の暖房又
は空調装置に関連して、特に有用である。
は空調装置に関連して、特に有用である。
【００３３】
【発明の効果】この装置において、作動位置では空気流
は濾過部材を通過し、後退位置では空気流は濾過される
ことなくハウジング内を自由に通過して、濾過装置は、
弁部材によって防護される。従って、濾過されることな
くハウジング内を通過する空気流は、弁部材に保持され
ている塵や他の汚染物質によって汚染される危険がな
い。
は濾過部材を通過し、後退位置では空気流は濾過される
ことなくハウジング内を自由に通過して、濾過装置は、
弁部材によって防護される。従って、濾過されることな
くハウジング内を通過する空気流は、弁部材に保持され
ている塵や他の汚染物質によって汚染される危険がな
い。
【図１】２つの濾過部材を備える本発明の濾過装置の作
動位置における断面図である。
動位置における断面図である。
【図２】２つの濾過部材が後退位置にある際の、図１と
類似の断面図である。
類似の断面図である。
【図３】単一の濾過部材を備える本発明の濾過装置の作
動位置における断面図である。
動位置における断面図である。
【図４】濾過装置が後退位置にある際の、図３と類似の
断面図である。
断面図である。
【符号の説明】 １０ ハウジング １２ａ，１２ｂ 壁 １４ 吸入部 １６ 排出部 １８ａ，１８ｂ 濾過部材 ２０ａ，２０ｂ 第１の端部 ２２ａ，２２ｂ 第２の端部 ２４ａ，２４ｂ 第１の軸 ＸＸ 中心軸 ２６ａ，２６ｂ 第２の軸 ２８ａ，２８ｂ 弁部材 ３０ａ，３０ｂ 内側主表面 ３２ａ，３２ｂ 外側主表面 ３４ａ，３４ｂ 端部表面 ３６ａ，３６ｂ 前方表面 ３８ａ，３８ｂ 後方表面 ４０ａ，４０ｂ 傾斜表面 ４２ａ，４２ｂ 制御手段 ４４ａ，４４ｂ 凹部 ４６ａ，４６ｂ 主部 ４８ａ，４８ｂ 端部 ５０ａ，５０ｂ 終端側面要素 ５２ａ，５２ｂ 内側当接面 ５４ａ，５４ｂ 外側当接面 ５６ａ，５６ｂ 終端側面要素尖縁 ５８ａ，５８ｂ ハウジング部分 ６０ ハウジング壁
Claims (10)
- 【請求項１】 空気流が通り抜けるようになっているハ
ウジング(10)と、そのハウジング(10)内に枢支されて、
作動位置と後退位置との間を運動する少なくとも１つの
濾過部材(18a)(18b)とを備える空気流濾過装置におい
て、 濾過部材(18a)(18b)が、ハウジング(10)内を流れる空気
流の方向に対して直角に延びる第１の軸(24a)(24b)に枢
支された第１の端部(20a)(20b)と、弁部材(18a)(18b)
を、第１の軸と平行な第２の軸(26a)(26b)のまわりに自
由に変位可能に取付けてある第２の端部(22a)(22b)とを
含み、作動位置において、濾過部材(18a)(18b)は、空気
流が流れる方向に関して傾斜し、弁部材(28a)(28b)は、
前記の流れの方向とほぼ平行な方向に傾斜し、かつ後退
位置において、各濾過部材(18a)(18b)と各弁部材(28a)
(28b)は、空気流が流れる方向とほぼ平行な方向となる
ようにしたことを特徴とする特に自動車のための空気流
濾過装置。 - 【請求項２】 ハウジング(10)が、互いに向き合う第１
の壁(12a)と第２の壁(60)とを有し、単一の濾過部材(18
a)があり、その第１の軸(24a)は、第１の壁(12a)の近傍
にあって、作動位置では、濾過部材の第２の端部(22a)
が第２の壁(60)に接近して、弁部材(28a)が第２の壁に
当接し、後退位置では、濾過部材の第２の端部(22a)は
第１の壁(12a)の近傍にあって、濾過部材(18a)が第１の
壁(12a)に当接し、弁部材(28a)が濾過部材(18a)に係合
するようにしてなる請求項１記載の特に自動車のための
空気流濾過装置。 - 【請求項３】 前記空気流濾過装置が、２つの濾過部材
(18a)(18b)を有し、それらは、流体がハウジング(10)内
を流れる方向と平行な中心軸(XX)の双方の側で対称的に
配置され、２つの濾過部材(18a)(18b)を同期して枢動さ
せるための手段(42a)(42b)が配設され、作動位置では、
それらの第２の端部(22a)(22b)が互いに接近して弁部材
(28a)(28b)が互いに接触し、後退位置では、それらの第
２の端部が離れて、２つの濾過部材(18a)(18b)が互いに
概して平行な方向を向き、又弁部材(28a)(28b)が互いに
概して平行となるようにしてなる請求項１記載の特に自
動車のための空気流濾過装置。 - 【請求項４】 各濾過部材(18a)(18b)が、内側主表面(3
0a)(30b)と外側主表面(32a)(32b)とを有し、各内側主表
面が、対向し対応する外側主表面とほぼ平行であり、作
動位置では、空気流が内側主表面(30a)(30b)から濾過部
材に進入して外側主表面(32a)(32b)から抜け、あるいは
反対方向に通り抜け、後退位置では、内側主表面(30a)
(30b)がハウジングの壁(12a)(12b)に面して位置し、外
側主表面(32a)(32b)は互いに対向する関係にあり、それ
ぞれの弁部材(28a)(28b)によって保護されるようになっ
ている請求項３記載の特に自動車のための空気流濾過装
置。 - 【請求項５】 第２の軸(26a)(26b)と対応する尖縁を形
成する鈍角(Ａ)を通って対応する濾過部材の外側主表面
につながる端部表面(34a)(34b)まで、各外側主表面(32
a)(32b)は、濾過部材の第２の端部(22a)(22b)と同様に
濾過部材の同一の側を向き、弁部材(28a)(28b)が、それ
ぞれ外側主表面(32a)(32b)と関連する濾過部材の端部表
面(34a)(34b)とに対して係合する２つの位置の間で、そ
の第２の軸まわりに自由に変位可能である請求項４記載
の特に自動車のための空気流濾過装置。 - 【請求項６】 作動位置において、２つの濾過部材(18
a)(18b)の端部表面(34a)(34b)が、平行で互いに接近し
ており、かつ後退位置において、外側主表面(32a)(32b)
が互いに平行で間隔を置いている請求項５記載の特に自
動車のための空気流濾過装置。 - 【請求項７】 ハウジング(10)の壁(12a)(12b)が、それ
ぞれ、凹所を形成する凹部(44a)(44b)を含み、後退位置
において対応する濾過部材(18a)(18b)を収容するように
なっている請求項４から６のいずれかに記載の特に自動
車のための空気流濾過装置。 - 【請求項８】 各弁部材(28a)(28b)が、後退位置におい
て関連する濾過部材(18a)(18b)の外側主表面(32a)(32b)
を被覆する主部(46a)(46b)と、作動位置において対応す
る濾過部材の端部表面(34a)(34b)に重なる端部(48a)(48
b)とを有し、各弁部材の主部と端部とが、その枢動軸の
双方の側に延びている請求項５から７のいずれかに記載
の特に自動車のための空気流濾過装置。 - 【請求項９】 各弁部材の端部(48a)(48b)が、対応する
濾過部材(18a)(18b)の第２の端部(22a)(22b)を越えて延
びる終端側面要素(50a)(50b)を含み、それらの各終端側
面要素(50a)(50b)は、２つの対向する当接面、即ち後退
位置でハウジングの壁と協働する内側当接面(52a)(52b)
と、作動位置で他の一方の弁部材の相当する面と協働す
る外側当接面(54a)(54b)とを有する請求項８記載の特に
自動車のための空気流濾過装置。 - 【請求項１０】 作動位置において、２つの終端側面要
素(50a)(50b)が、互いに協働して、２つの濾過部材に延
長する尖った頭部を形成している請求項９記載の特に自
動車のための空気流濾過装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9009245A FR2664827B1 (fr) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | Dispositif de filtration d'un flux d'air, en particulier pour vehicule automobile. |
| FR9009245 | 1990-07-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122322A true JPH06122322A (ja) | 1994-05-06 |
| JP3121871B2 JP3121871B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=9398908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03203540A Expired - Fee Related JP3121871B2 (ja) | 1990-07-19 | 1991-07-19 | 特に自動車のための空気流濾過装置 |
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| Country | Link |
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| FR (1) | FR2664827B1 (ja) |
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| DE10000397A1 (de) * | 2000-01-07 | 2001-07-12 | Volkswagen Ag | Vorrichtung zur Behandlung eines Luftstromes |
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| DE10324320A1 (de) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Behr Gmbh & Co. Kg | Belüftungsvorrichtung, insbesondere für ein Kraftfahrzeug |
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- 1990-07-19 FR FR9009245A patent/FR2664827B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1991
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