JPH0611562B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH0611562B2 JPH0611562B2 JP58082531A JP8253183A JPH0611562B2 JP H0611562 B2 JPH0611562 B2 JP H0611562B2 JP 58082531 A JP58082531 A JP 58082531A JP 8253183 A JP8253183 A JP 8253183A JP H0611562 B2 JPH0611562 B2 JP H0611562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- recording material
- ink
- ink jet
- conveying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/58—Supply holders for sheets or fan-folded webs, e.g. shelves, tables, scrolls, pile holders
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はインク受容面を有する被記録材にインクジェッ
ト方式にて像形成を行うインクジェット記録装置に関す
る。
ト方式にて像形成を行うインクジェット記録装置に関す
る。
従来技術 従来、記録液つまりインクによる記録は、例えば、ボー
ルペン、万年筆やフェルトペン等の筆記具を用いて広く
行われている。また、最近では所謂、インクジェット方
式も出現し、ここに於いても、インクが利用されてい
る。
ルペン、万年筆やフェルトペン等の筆記具を用いて広く
行われている。また、最近では所謂、インクジェット方
式も出現し、ここに於いても、インクが利用されてい
る。
因に、このインクジェット方式は、種々のインク吐出方
式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてインクに
機械的振動又は変位を与える方式、インクを加熱して発
泡させ、そのときの圧力を利用する方式があり、これら
の吐出方式によりインク小滴（droplet）を形成し、そ
れ等の一部若しくは全部を紙や樹脂フィルム等の被記録
材に付着させて記録を行うものである。
式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてインクに
機械的振動又は変位を与える方式、インクを加熱して発
泡させ、そのときの圧力を利用する方式があり、これら
の吐出方式によりインク小滴（droplet）を形成し、そ
れ等の一部若しくは全部を紙や樹脂フィルム等の被記録
材に付着させて記録を行うものである。
この様に、液状のインクを用いて記録するとき、被記録
材のインク吸収性が不良であると、被記録材に付着した
インクの定着に時間を要する。そのために、被記録材に
付着したインクが滲んで印字品位の低下をきたすとか、
インクドットが外力によって剥離し、または他に転移し
て汚染する等の不都合をまねくおそれが大となる。
材のインク吸収性が不良であると、被記録材に付着した
インクの定着に時間を要する。そのために、被記録材に
付着したインクが滲んで印字品位の低下をきたすとか、
インクドットが外力によって剥離し、または他に転移し
て汚染する等の不都合をまねくおそれが大となる。
そこで、この様な用途の被記録材においては、インクに
対する親和性を高めるインク吸収層（インク受容層とも
言う）を設けておくことが一般化している。特に、イン
クの打込み量が多い多色或はフルカラー記録の場合や、
オーバーヘッドプロジェクタ（以下、OHPと略称する）
用原図を作成するときに用いる透光性樹脂フィルムにお
いては、インク受容層を紙や樹脂フィルム上に別途設け
ておくことはほぼ必須のこととされている。
対する親和性を高めるインク吸収層（インク受容層とも
言う）を設けておくことが一般化している。特に、イン
クの打込み量が多い多色或はフルカラー記録の場合や、
オーバーヘッドプロジェクタ（以下、OHPと略称する）
用原図を作成するときに用いる透光性樹脂フィルムにお
いては、インク受容層を紙や樹脂フィルム上に別途設け
ておくことはほぼ必須のこととされている。
ここで、この様なインク受容層を設けた被記録材につい
て、そのインク受容層のある面の判別、つまり被記録材
の表裏の別を判定することは、取扱い者にとって然程容
易なことではない。
て、そのインク受容層のある面の判別、つまり被記録材
の表裏の別を判定することは、取扱い者にとって然程容
易なことではない。
しかしながら、記録操作に際して、被記録材の表裏の設
定が適正でないと、インク受容層を形成した面に記録が
行われず、インク受容層を別途設けた意義が失われてし
まう。
定が適正でないと、インク受容層を形成した面に記録が
行われず、インク受容層を別途設けた意義が失われてし
まう。
目 的 そこで、本発明の目的は、叙上の問題点に鑑み、記録に
適したインク受容面を有する被記録材の被記録面がイン
ク受容面であるか否かの識別を、正確にしかも容易に為
し得るようにするとともに、当該識別をインクジェット
記録装置本体内に被記録材が搬送される前に行って当該
搬送の可否を選択できるようになし、以てインクジェッ
ト記録に適さない面への記録を未然に防止することにあ
る。
適したインク受容面を有する被記録材の被記録面がイン
ク受容面であるか否かの識別を、正確にしかも容易に為
し得るようにするとともに、当該識別をインクジェット
記録装置本体内に被記録材が搬送される前に行って当該
搬送の可否を選択できるようになし、以てインクジェッ
ト記録に適さない面への記録を未然に防止することにあ
る。
また、本発明の他の目的は、インク受容面に正しく記録
が行われた被記録材への記録インクの定着を一層確実に
行えるようになし、以てインクジェット記録による良好
な記録物を得ることができるようにすることにある。
が行われた被記録材への記録インクの定着を一層確実に
行えるようになし、以てインクジェット記録による良好
な記録物を得ることができるようにすることにある。
これら目的を達成するために、本発明は、第１の面であ
ることの識別に供される識別手段が設けられた当該第１
の面と該第１の面の裏面であってインク受容層が設けら
れた第２の面とを有する被記録材の前記第２の面に対し
てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、 記録に供すべき前記被記録材を収納する第１の被記録材
収納部と、 該第１の被記録部材収納部から前記記録に供すべき被記
録材を送給するための送給手段と、 前記第２の面に対して記録を行うべく配置されたインク
ジェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドによる記録が終了した被記
録材を前記第２の面を開放して収納する第２の被記録材
収納部と、 前記送給手段によって送給された被記録材を前記インク
ジェット記録ヘッドによる記録位置に向けて搬送すると
ともに、該記録位置から前記被記録材を前記第２の被記
録材収納部に搬送するための搬送手段と、 該搬送手段により前記記録位置に向けて前記被記録材が
搬送される前に前記識別手段を検出するべく、前記送給
手段による前記被記録材の送給経路近傍に設けられた検
出手段と、 前記搬送手段による前記記録位置への前記被記録材の搬
送開始前に、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記
搬送手段に前記被記録材の前記記録位置への搬送を行な
わせる第１のモードと前記搬送手段に前記被記録材の前
記記録位置への搬送を行わせない第２のモードと、を選
択する制御手段と、 を具えたことを特徴とする。
ることの識別に供される識別手段が設けられた当該第１
の面と該第１の面の裏面であってインク受容層が設けら
れた第２の面とを有する被記録材の前記第２の面に対し
てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、 記録に供すべき前記被記録材を収納する第１の被記録材
収納部と、 該第１の被記録部材収納部から前記記録に供すべき被記
録材を送給するための送給手段と、 前記第２の面に対して記録を行うべく配置されたインク
ジェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドによる記録が終了した被記
録材を前記第２の面を開放して収納する第２の被記録材
収納部と、 前記送給手段によって送給された被記録材を前記インク
ジェット記録ヘッドによる記録位置に向けて搬送すると
ともに、該記録位置から前記被記録材を前記第２の被記
録材収納部に搬送するための搬送手段と、 該搬送手段により前記記録位置に向けて前記被記録材が
搬送される前に前記識別手段を検出するべく、前記送給
手段による前記被記録材の送給経路近傍に設けられた検
出手段と、 前記搬送手段による前記記録位置への前記被記録材の搬
送開始前に、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記
搬送手段に前記被記録材の前記記録位置への搬送を行な
わせる第１のモードと前記搬送手段に前記被記録材の前
記記録位置への搬送を行わせない第２のモードと、を選
択する制御手段と、 を具えたことを特徴とする。
実施例 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第１図および第２図は、それぞれ本発明に係る被記録材
の一実施例を示す。
の一実施例を示す。
第１図において、被記録材１は、紙，布，樹脂フィル
ム，木材，金属，ガラス等の素材から成る基体２、およ
びこの基体２上に塗工もしくはラミネートしたインク受
容層３から構成される。ここに、インク受容層３は、成
膜可能な水溶性樹脂、或は有機溶剤可溶性樹脂を以て形
成することができる。
ム，木材，金属，ガラス等の素材から成る基体２、およ
びこの基体２上に塗工もしくはラミネートしたインク受
容層３から構成される。ここに、インク受容層３は、成
膜可能な水溶性樹脂、或は有機溶剤可溶性樹脂を以て形
成することができる。
また、これ等樹脂に、高吸水性樹脂粒やシリカ，炭酸カ
ルシウム，ゼオライト，ケイソウ土等の無機顔料粒子、
あるいは各種界面活性剤を併用する場合もある。
ルシウム，ゼオライト，ケイソウ土等の無機顔料粒子、
あるいは各種界面活性剤を併用する場合もある。
第２図は、被記録材１の基体２側の詳細を示す。図示の
ように、本例では基体２の表面2Aに識別（判別）用記号
として星印４を２個所に設ける。この記号は、基体表面
2Aに印刷，刻設，蝕刻，切削等により形成できる。ま
た、所望形状のマークシートを貼り付けることにより形
成することもできる。要するに、記号が、その背景であ
る基体表面2Aから電気的，機械的，光学的方法等により
識別可能であれば、いかなる形成方法を採用しても良
い。
ように、本例では基体２の表面2Aに識別（判別）用記号
として星印４を２個所に設ける。この記号は、基体表面
2Aに印刷，刻設，蝕刻，切削等により形成できる。ま
た、所望形状のマークシートを貼り付けることにより形
成することもできる。要するに、記号が、その背景であ
る基体表面2Aから電気的，機械的，光学的方法等により
識別可能であれば、いかなる形成方法を採用しても良
い。
また、この記号自体の構成についても、任意の形状，模
様若しくは色彩、またはこれらの組合せとすることがで
き、例えば必要に応じて、商標や商品名等を表わすよう
にしてもよい。
様若しくは色彩、またはこれらの組合せとすることがで
き、例えば必要に応じて、商標や商品名等を表わすよう
にしてもよい。
更に、本例では識別用記号としての星印を２個設けるよ
うにしたが、この記号数は本発明において特に限定され
るものではなく、任意の個数とすることができる。
うにしたが、この記号数は本発明において特に限定され
るものではなく、任意の個数とすることができる。
なお、被記録材１が透光性部材の場合には、識別用記号
を基体２とインク受容層３との界面２Ｂに形成するよう
にしても良い。
を基体２とインク受容層３との界面２Ｂに形成するよう
にしても良い。
第３図は本発明の一実施例を示し、上述のように構成し
た被記録材へ像形成を行う多色インクジェットプリンタ
である。
た被記録材へ像形成を行う多色インクジェットプリンタ
である。
図において、上述のように構成した被記録材１がカセッ
ト11内に装填される。本例においては、被記録材１のイ
ンク受容層３が下側になるように装填された状態が正常
であり、かかる状態で給紙されると、搬送手段の要素で
あるレジストローラ対14および搬送ローラ対16により記
録ヘッド19による記録位置に向けて被記録材１が搬送さ
れ、後述のように記録ヘッド19により被記録材１のイン
ク受容層３にインク吐出が行われて像形成される。
ト11内に装填される。本例においては、被記録材１のイ
ンク受容層３が下側になるように装填された状態が正常
であり、かかる状態で給紙されると、搬送手段の要素で
あるレジストローラ対14および搬送ローラ対16により記
録ヘッド19による記録位置に向けて被記録材１が搬送さ
れ、後述のように記録ヘッド19により被記録材１のイン
ク受容層３にインク吐出が行われて像形成される。
カセット11内の被記録材１に送給手段たる給紙ローラ12
によって給紙され、ガイド13に案内されてレジストロー
ラ対14へ向けて搬送される。ここで、ガイド13により構
成される搬送路の近傍には、被記録材上の識別用記号４
を検知するためのセンサＳが配設されている。被記録材
１が正常状態で給紙されたとき、すなわち、その表面
（インク受容層形成面）が下側で識別用記号４を設けた
裏面が上側の状態で給紙されたときには、センサＳによ
りその識別用記号４が検知される。本例では、被記録材
１の先頭がレジストローラ対14にくわえ込まれたとき
に、識別用記号４が検知されるべく、センサＳの配設位
置と被記録材１上の識別記号４の位置とを適切に設定し
てあるものとする。すなわち、第２図のように被記録材
１の端部付近に形成されている識別用記号４に対し、第
３図に示すように、第１被記録材収納部たるカセット11
からの被記録材１の出口付近であって、搬送手段の一要
素をなすレジストローラ14までの送給経路近傍に、セン
サＳを配設してある。
によって給紙され、ガイド13に案内されてレジストロー
ラ対14へ向けて搬送される。ここで、ガイド13により構
成される搬送路の近傍には、被記録材上の識別用記号４
を検知するためのセンサＳが配設されている。被記録材
１が正常状態で給紙されたとき、すなわち、その表面
（インク受容層形成面）が下側で識別用記号４を設けた
裏面が上側の状態で給紙されたときには、センサＳによ
りその識別用記号４が検知される。本例では、被記録材
１の先頭がレジストローラ対14にくわえ込まれたとき
に、識別用記号４が検知されるべく、センサＳの配設位
置と被記録材１上の識別記号４の位置とを適切に設定し
てあるものとする。すなわち、第２図のように被記録材
１の端部付近に形成されている識別用記号４に対し、第
３図に示すように、第１被記録材収納部たるカセット11
からの被記録材１の出口付近であって、搬送手段の一要
素をなすレジストローラ14までの送給経路近傍に、セン
サＳを配設してある。
この結果、被記録材１がレジストローラ対14の挟持部に
至ったときに、センサＳにより識別用記号４が検知され
ない場合には、被記録材１が表裏逆転した状態で給紙さ
れたことが判別され、被記録材１の給紙が停止される。
更に、被記録材１の装填が表裏逆である旨が不図示の表
示部に表示される。これにより、操作者はその旨知るこ
とができる。従って、本例においては、被記録材１が表
裏逆の状態のまま、搬送されてしまうことはない。
至ったときに、センサＳにより識別用記号４が検知され
ない場合には、被記録材１が表裏逆転した状態で給紙さ
れたことが判別され、被記録材１の給紙が停止される。
更に、被記録材１の装填が表裏逆である旨が不図示の表
示部に表示される。これにより、操作者はその旨知るこ
とができる。従って、本例においては、被記録材１が表
裏逆の状態のまま、搬送されてしまうことはない。
レジストローラ対14に挟持された後被記録材１は、ガイ
ド15に案内されて搬送ローラ対16へ向けて搬送される。
更に、この搬送ローラ対16を介してガイド17および多孔
ガイド板18に案内されてインクジェット記録ヘッド19の
記録位置に向けて搬送される。この記録位置において
は、被記録材１は吸引ファン20により多孔ガイド板18に
吸引されつつ搬送される。これにより、被記録材１の平
面度が保たれて、その被記録面とインクジェット記録ヘ
ッド19との間隔が最良に保持される。
ド15に案内されて搬送ローラ対16へ向けて搬送される。
更に、この搬送ローラ対16を介してガイド17および多孔
ガイド板18に案内されてインクジェット記録ヘッド19の
記録位置に向けて搬送される。この記録位置において
は、被記録材１は吸引ファン20により多孔ガイド板18に
吸引されつつ搬送される。これにより、被記録材１の平
面度が保たれて、その被記録面とインクジェット記録ヘ
ッド19との間隔が最良に保持される。
ここに、インクジェット記録ヘッド19は、イエロー，マ
ゼンタ，シアン，およびブラックの色インクをそれぞれ
吐出するインクジェット記録ヘッド19Y,19M,19Cおよび1
9Bを有し、不図示の画像読取手段からの画像信号に基づ
き、被記録材１上にカラー像を再生記録する。これらの
記録ヘッドは、例えば被記録材１の搬送方向に対してほ
ぼ直交する方向、すなわち図において紙面と垂直方向に
フルラインに並べられた、いわゆるフルマルチヘッドと
して構成する。
ゼンタ，シアン，およびブラックの色インクをそれぞれ
吐出するインクジェット記録ヘッド19Y,19M,19Cおよび1
9Bを有し、不図示の画像読取手段からの画像信号に基づ
き、被記録材１上にカラー像を再生記録する。これらの
記録ヘッドは、例えば被記録材１の搬送方向に対してほ
ぼ直交する方向、すなわち図において紙面と垂直方向に
フルラインに並べられた、いわゆるフルマルチヘッドと
して構成する。
被記録面すなわち、被記録材１の表面（インク受容層）
にカラー画像が記録された被記録材１は、多孔ガイド板
18およびガイド21に案内されて搬送手段の要素である搬
送ローラ対22へ向けて搬送され、さらにこの搬送ローラ
対22を介して、ガイド23に案内されつつ、搬送手段の要
素である排出ローラ対24に至る。この排出ローラ対24に
よって、記録済の被記録材１は排出トレー25に排出され
る。
にカラー画像が記録された被記録材１は、多孔ガイド板
18およびガイド21に案内されて搬送手段の要素である搬
送ローラ対22へ向けて搬送され、さらにこの搬送ローラ
対22を介して、ガイド23に案内されつつ、搬送手段の要
素である排出ローラ対24に至る。この排出ローラ対24に
よって、記録済の被記録材１は排出トレー25に排出され
る。
ここで、第３図から明らかなように、記録済の被記録材
１は、その被記録面（インク受容層を有した面）が開放
された状態、すなわち第３図中上を向いた状態で第２被
記録材収納部たる排出トレー25に収納される。これによ
り、連続記録がなされる場合であっても次の被記録材が
堆積されるまでの間は、当該被記録面は時間的・空間的
に十分に開放されることになるので、当該被記録面の定
着が促進される。
１は、その被記録面（インク受容層を有した面）が開放
された状態、すなわち第３図中上を向いた状態で第２被
記録材収納部たる排出トレー25に収納される。これによ
り、連続記録がなされる場合であっても次の被記録材が
堆積されるまでの間は、当該被記録面は時間的・空間的
に十分に開放されることになるので、当該被記録面の定
着が促進される。
第４図は第３図の装置における制御系を示す。図におい
て、MPUは各部の駆動制御を行うマイクロプロセッサ、R
OMは制御プログラムを格納したリードオンメモリ、RAM
は読み書き自由なランダムアクセスメモリ、BUSは各部
間におけるデータ，制御信号の授受を行うバスである。
OPは記録部数，記録画像濃度等の記録条件の指定，表示
を行う操作部であり、被記録材が表裏逆である旨を報知
する表示部DISを有する。この操作部OPからの入力信号
がペリフェラルインターフェースアダプタＰＩＡ１，バ
スBUSを介してマイクロプロセッサMPUに供給される。19
Y,19M,19Cおよび19Bはそれぞれ前述した記録ヘッド、4
1,42,43および44はそれぞれ記録ヘッド19Y,19M,19Cおよ
び19Bを駆動するドライブ回路である。
て、MPUは各部の駆動制御を行うマイクロプロセッサ、R
OMは制御プログラムを格納したリードオンメモリ、RAM
は読み書き自由なランダムアクセスメモリ、BUSは各部
間におけるデータ，制御信号の授受を行うバスである。
OPは記録部数，記録画像濃度等の記録条件の指定，表示
を行う操作部であり、被記録材が表裏逆である旨を報知
する表示部DISを有する。この操作部OPからの入力信号
がペリフェラルインターフェースアダプタＰＩＡ１，バ
スBUSを介してマイクロプロセッサMPUに供給される。19
Y,19M,19Cおよび19Bはそれぞれ前述した記録ヘッド、4
1,42,43および44はそれぞれ記録ヘッド19Y,19M,19Cおよ
び19Bを駆動するドライブ回路である。
画像信号出力部45からは、不図示の画像読取手段により
読み取られた画像情報に対応した画像信号がこれらのド
ライブ41〜44へ供給される。また、マイクロプロセッサ
MPUからは、アダプタPIA2を介して駆動信号がこれらの
ドライブ回路41〜44へ供給される。これら両信号に基づ
き、ドライブ回路41〜44により各ヘッド19Y〜19Bは駆動
され、被記録材１上に各色インクが吐出されて、画像が
形成される。
読み取られた画像情報に対応した画像信号がこれらのド
ライブ41〜44へ供給される。また、マイクロプロセッサ
MPUからは、アダプタPIA2を介して駆動信号がこれらの
ドライブ回路41〜44へ供給される。これら両信号に基づ
き、ドライブ回路41〜44により各ヘッド19Y〜19Bは駆動
され、被記録材１上に各色インクが吐出されて、画像が
形成される。
46はローラ12およびローラ対14,16,22および24を駆動す
るドライビングモータ、47はドライビングモータ46のオ
ンオフ制御を行うドライブ回路である。48,49,50および
51はそれぞれローラ12，レジストローラ対14，搬送ロー
ラ対16,22および排出ローラ対24へドライビングモータ4
6の駆動力を伝達するためのクラッチであり、52,53,54
および55はこれら各クラッチ48,49,50および51それぞれ
のオンオフ制御を行うドライブ回路である。マイクロプ
ロセッサMPUからペリフェラルインターフェースアダプ
タPIA3を介して供給された制御信号に基づき各ドライブ
回路52〜55により各クラッチ48〜51のオンオフ制御が行
われる。また、検出手段たるセンサＳの検出結果に基づ
いて被記録材の搬送を行わせる第１のモードと搬送を行
わせない第２のモードとの選択を行う制御手段であるマ
イクロプロセッサMPUには識別用記号検知用センサＳの
出力が供給され、この検知出力から被記録材１の表裏が
逆であると判別された場合には、このMPUからの制御出
力により搬送系の駆動が停止される。更に、操作部OPの
表示部DISにはその旨の表示が行われる。従って操作者
は直ちに装填されている被記録材１が表裏逆であること
を知ることができ、迅速に被記録材を正常な状態に装填
しなおして記録を行うことができる。
るドライビングモータ、47はドライビングモータ46のオ
ンオフ制御を行うドライブ回路である。48,49,50および
51はそれぞれローラ12，レジストローラ対14，搬送ロー
ラ対16,22および排出ローラ対24へドライビングモータ4
6の駆動力を伝達するためのクラッチであり、52,53,54
および55はこれら各クラッチ48,49,50および51それぞれ
のオンオフ制御を行うドライブ回路である。マイクロプ
ロセッサMPUからペリフェラルインターフェースアダプ
タPIA3を介して供給された制御信号に基づき各ドライブ
回路52〜55により各クラッチ48〜51のオンオフ制御が行
われる。また、検出手段たるセンサＳの検出結果に基づ
いて被記録材の搬送を行わせる第１のモードと搬送を行
わせない第２のモードとの選択を行う制御手段であるマ
イクロプロセッサMPUには識別用記号検知用センサＳの
出力が供給され、この検知出力から被記録材１の表裏が
逆であると判別された場合には、このMPUからの制御出
力により搬送系の駆動が停止される。更に、操作部OPの
表示部DISにはその旨の表示が行われる。従って操作者
は直ちに装填されている被記録材１が表裏逆であること
を知ることができ、迅速に被記録材を正常な状態に装填
しなおして記録を行うことができる。
以上に説明したように、本実施例においては、被記録材
におけるインク受容層を形成した面を判別させる記号、
すなわち表裏判別用記号を設け、その記号に基づき像形
成部へ向けて搬送される被記録材の像形成面がインク受
容層形成面であるか否かを判定するようにしたので、被
記録材が適正に装填されたか否かを正確にしかも容易に
判別できる。これにより、インク受容層が形成されてい
ない面に像形成されてしまうことはなく、インクを以て
良品位の定着画像を速かに記録することができる。
におけるインク受容層を形成した面を判別させる記号、
すなわち表裏判別用記号を設け、その記号に基づき像形
成部へ向けて搬送される被記録材の像形成面がインク受
容層形成面であるか否かを判定するようにしたので、被
記録材が適正に装填されたか否かを正確にしかも容易に
判別できる。これにより、インク受容層が形成されてい
ない面に像形成されてしまうことはなく、インクを以て
良品位の定着画像を速かに記録することができる。
なお、上述の実施例は被記録材がシート材である場合に
ついて述べたが、本発明はこれのみに限らず長尺部材で
あっても良い。
ついて述べたが、本発明はこれのみに限らず長尺部材で
あっても良い。
効果 本発明においては、被記録材がインクジェット記録装置
内に搬送される前に、インクジェット記録ヘッドによる
記録を行う被記録材の面がインクジェット記録を行うの
に適した面か否かを検出して被記録材の搬送を行うか行
わないかを選択するので、過って、インクジェット記録
を行うのに適しない面に記録を行うことを未然に防止す
ることができる。
内に搬送される前に、インクジェット記録ヘッドによる
記録を行う被記録材の面がインクジェット記録を行うの
に適した面か否かを検出して被記録材の搬送を行うか行
わないかを選択するので、過って、インクジェット記録
を行うのに適しない面に記録を行うことを未然に防止す
ることができる。
更に、本発明では、インクジェット記録ヘッドによる記
録がなされたインク受容層の設けられた面を開放して第
２被記録材収納部へ収納させるので、インクジェット記
録ヘッドから吐出されたインクが被記録材のインク受容
層に定着するための時間的な余裕を一層かせぐことがで
きる。
録がなされたインク受容層の設けられた面を開放して第
２被記録材収納部へ収納させるので、インクジェット記
録ヘッドから吐出されたインクが被記録材のインク受容
層に定着するための時間的な余裕を一層かせぐことがで
きる。
これらのように、本発明は、被記録材のインク受容層に
インクを確実に吐出し、かつ定着させるという観点から
なした、インクジェット記録装置特有の格段に優れた構
成を提供し、良好な記録物を得ることができるものであ
る。
インクを確実に吐出し、かつ定着させるという観点から
なした、インクジェット記録装置特有の格段に優れた構
成を提供し、良好な記録物を得ることができるものであ
る。
第１図および第２図はそれぞれ本発明記録装置に供する
被記録材の表面および裏面を示す模式的外観図、第３図
は本発明装置の一実施例を示す概略構成図、第４図は第
３図の装置の制御系を示すブロックである。 1……被記録材、 2……基体、 2A……基体表面、 2B……界面、 3……インク受容層、 4……識別用記号、 11……カセット、 12……給紙ローラ、 13,15,17,21,23……ガイド、 14……レジストローラ対、 16,22……搬送ローラ対、 18……多孔ガイド板、 19(19Y,19M,19C,19B）……記録ヘッド、 20……吸引ファン、 24……排出ローラ対、 25……排出トレー、 41〜44,47,52,53,54……ドライブ回路、 45……画像信号出力部、 46……ドライビングモータ、 48,49,50,51……クラッチ、 MPU……マイクロプロセッサ、 BUS……バス、 ROM……リードオンメモリ、 RAM……ランダムアクセスメモリ、 OP……操作部、 PIA1〜PIA3……インターフェースアダプタ、 DIS……表示部、 S……センサ。
被記録材の表面および裏面を示す模式的外観図、第３図
は本発明装置の一実施例を示す概略構成図、第４図は第
３図の装置の制御系を示すブロックである。 1……被記録材、 2……基体、 2A……基体表面、 2B……界面、 3……インク受容層、 4……識別用記号、 11……カセット、 12……給紙ローラ、 13,15,17,21,23……ガイド、 14……レジストローラ対、 16,22……搬送ローラ対、 18……多孔ガイド板、 19(19Y,19M,19C,19B）……記録ヘッド、 20……吸引ファン、 24……排出ローラ対、 25……排出トレー、 41〜44,47,52,53,54……ドライブ回路、 45……画像信号出力部、 46……ドライビングモータ、 48,49,50,51……クラッチ、 MPU……マイクロプロセッサ、 BUS……バス、 ROM……リードオンメモリ、 RAM……ランダムアクセスメモリ、 OP……操作部、 PIA1〜PIA3……インターフェースアダプタ、 DIS……表示部、 S……センサ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−182446（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−11829（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−20940（ＪＰ，Ａ)
Claims (6)
- 【請求項１】第１の面であることの識別に供される識別
手段が設けられた当該第１の面と該第１の面の裏面であ
ってインク受容層が設けられた第２の面とを有する被記
録材の前記第２の面に対してインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録装置において、 記録に供すべき前記被記録材を収納する第１の被記録材
収納部と、 該第１の被記録材収納部から前記記録に供すべき被記録
材を送給するための送給手段と、 前記第２の面に対して記録を行うべく配置されたインク
ジェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドによる記録が終了した被記
録材を前記第２の面を開放して収納する第２の被記録材
収納部と、 前記送給手段によって送給された被記録材を前記インク
ジェット記録ヘッドによる記録位置に向けて搬送すると
ともに、該記録位置から前記被記録材を前記第２の被記
録材収納部に搬送するための搬送手段と、 該搬送手段により前記記録位置に向けて前記被記録材が
搬送される前に前記識別手段を検出するべく、前記送給
手段による前記被記録材の送給経路近傍に設けられた検
出手段と、 前記搬送手段による前記記録位置への前記被記録材の搬
送開始前に、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記
搬送手段に前記被記録材の前記記録位置への搬送を行な
わせる第１のモードと前記搬送手段に前記被記録材の前
記記録位置への搬送を行わせない第２のモードと、を選
択する制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項２】前記第２のモードにおいて前記被記録材の
搬送を行わないことを表示するための表示部を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項３】前記インクジェット記録ヘッドは、前記搬
送手段による前記被記録部材の搬送方向に対してほぼ直
交する方向に配されたフルライン型ヘッドであることを
特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項４】前記インクジェット記録ヘッドは、複数の
色のインクを吐出するものであることを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項５】前記インクジェット記録ヘッドは、インク
を加熱して発泡させることによりインクを吐出するもの
であることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項６】前記被記録部材は透光性樹脂フィルムであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のイン
クジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58082531A JPH0611562B2 (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58082531A JPH0611562B2 (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59209167A JPS59209167A (ja) | 1984-11-27 |
| JPH0611562B2 true JPH0611562B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=13777084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58082531A Expired - Lifetime JPH0611562B2 (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611562B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61237691A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 被熱転写シ−ト |
| JPS61237692A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 被熱転写シ−ト |
| JP2548534B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1996-10-30 | 日東電工株式会社 | Ｏｈｐ用フイルム |
| JPS6337988A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 検知マ−ク付き被熱転写シ−ト |
| JPH0696301B2 (ja) * | 1986-10-20 | 1994-11-30 | 株式会社日立製作所 | プリンタ制御回路 |
| JPH0732755A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-02-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 記録用シート |
| DE69409491T2 (de) * | 1994-01-24 | 1998-11-19 | Agfa Gevaert Nv | Einlegen eines Stapels bildempfangender Blätter in einen Drucker |
| JP3687426B2 (ja) * | 1999-07-23 | 2005-08-24 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷補助具及びその組み立て治具並びに記録装置 |
| JP2003034089A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-04 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 感熱孔版マスタ・マスタ表裏検知装置・製版装置・製版印刷装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511829A (en) * | 1978-07-11 | 1980-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | Ink jet recording sheet |
| JPS5620940U (ja) * | 1979-07-23 | 1981-02-24 | ||
| JPS57182446A (en) * | 1981-05-08 | 1982-11-10 | Canon Inc | Ink jet recording method |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP58082531A patent/JPH0611562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59209167A (ja) | 1984-11-27 |
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