JPH06115211A - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
- Publication number
- JPH06115211A JPH06115211A JP26443692A JP26443692A JPH06115211A JP H06115211 A JPH06115211 A JP H06115211A JP 26443692 A JP26443692 A JP 26443692A JP 26443692 A JP26443692 A JP 26443692A JP H06115211 A JPH06115211 A JP H06115211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- passbook
- head
- card holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1台で通常印字媒体および通帳類印字媒体のい
ずれをも円滑かつ確実に印字できるようにする。 【構成】印字ヘッド4の先端部に、カードホルダ7を印
台2上の通帳類印字媒体と摺接可能に設け、ガイド部材
(5,6)を、印台2に対して直線移動可能なるように
本体フレーム(1L,1R)に装着し、該ガイド部材
(5,6)を直線移動させて印字ヘッド4をその先端部
のカードホルダ7が通帳類印字媒体と圧接する圧接位
置,通帳類印字媒体最大厚さよりもギャップ量が大なる
退避位置および圧接位置と退避位置との間に設定された
通常印字媒体用ギャップ調整位置に選択的に位置決め可
能なカム機構11を有するヘッドギャップ調整手段10
を設けた構成である。
ずれをも円滑かつ確実に印字できるようにする。 【構成】印字ヘッド4の先端部に、カードホルダ7を印
台2上の通帳類印字媒体と摺接可能に設け、ガイド部材
(5,6)を、印台2に対して直線移動可能なるように
本体フレーム(1L,1R)に装着し、該ガイド部材
(5,6)を直線移動させて印字ヘッド4をその先端部
のカードホルダ7が通帳類印字媒体と圧接する圧接位
置,通帳類印字媒体最大厚さよりもギャップ量が大なる
退避位置および圧接位置と退避位置との間に設定された
通常印字媒体用ギャップ調整位置に選択的に位置決め可
能なカム機構11を有するヘッドギャップ調整手段10
を設けた構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドギャップ調整手
段を備えた印字装置に関する。
段を備えた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字装置として、印台と,こ
の印台と平行に配設されたガイド部材と,このガイド部
材に往復移動可能に支持されたキャリアと,このキャリ
アに印台と対向するように搭載された印字ヘッドとを備
え、印字ヘッドを駆動させつつキャリアを往復移動させ
て印台上の印字媒体(例えば、A4サイズ用紙等)に印
字するものが知られており、パーソナルコンピュータ等
の出力印字用に広く使用されている。なお、ガイド部材
は、平行配設された一対のキャリアシャフトより形成さ
れることが多い。
の印台と平行に配設されたガイド部材と,このガイド部
材に往復移動可能に支持されたキャリアと,このキャリ
アに印台と対向するように搭載された印字ヘッドとを備
え、印字ヘッドを駆動させつつキャリアを往復移動させ
て印台上の印字媒体(例えば、A4サイズ用紙等)に印
字するものが知られており、パーソナルコンピュータ等
の出力印字用に広く使用されている。なお、ガイド部材
は、平行配設された一対のキャリアシャフトより形成さ
れることが多い。
【0003】ここで、上記印字装置において、A4サイ
ズ用紙のように厚さが一定で比較的薄い印字媒体(通常
印字媒体)を品質よく印字するには、印字ヘッドが当該
印字媒体より所定距離だけ離れて往復移動されるように
当該ヘッドと印台とのギャップ(ヘッドギャップ)を調
整する必要がある。そこで、従来より印字装置には、ヘ
ッドギャップ調整手段が備えられるのが一般的である。
ズ用紙のように厚さが一定で比較的薄い印字媒体(通常
印字媒体)を品質よく印字するには、印字ヘッドが当該
印字媒体より所定距離だけ離れて往復移動されるように
当該ヘッドと印台とのギャップ(ヘッドギャップ)を調
整する必要がある。そこで、従来より印字装置には、ヘ
ッドギャップ調整手段が備えられるのが一般的である。
【0004】ヘッドギャップ調整手段としては、大別し
て、手動式のものと自動式のものとがある。手動式のヘ
ッドギャップ調整手段は、前記一方のキャリアシャフト
の両端部に偏心ブッシュを被嵌し,該ブッシュを手動で
回動させて当該シャフトを偏心運動させることにより印
字ヘッドを印台に接近・離隔させてヘッドギャップ調整
を行う構成とされているのが一般的である。なお、上記
ギャップ調整により、印字ヘッドは他方キャリアシャフ
トを中心として微小回動し印台に対して傾くことになる
が、最大ギャップ調整量が1mm程度と両キャリアシャ
フト間の間隔に比べて小さいので、当該印字ヘッドの傾
斜角度は微小となり印字品質に悪影響を及ぼさない。
て、手動式のものと自動式のものとがある。手動式のヘ
ッドギャップ調整手段は、前記一方のキャリアシャフト
の両端部に偏心ブッシュを被嵌し,該ブッシュを手動で
回動させて当該シャフトを偏心運動させることにより印
字ヘッドを印台に接近・離隔させてヘッドギャップ調整
を行う構成とされているのが一般的である。なお、上記
ギャップ調整により、印字ヘッドは他方キャリアシャフ
トを中心として微小回動し印台に対して傾くことになる
が、最大ギャップ調整量が1mm程度と両キャリアシャ
フト間の間隔に比べて小さいので、当該印字ヘッドの傾
斜角度は微小となり印字品質に悪影響を及ぼさない。
【0005】一方、自動式のヘッドギャップ調整手段
は、昇降モータを駆動して印字ヘッドを待期位置より降
下させることにより印台上の通常印字媒体に突き当て、
昇降モータが脱調したことより当該印字媒体の厚さを検
出してヘッドギャップ調整を行う構成とされているのが
一般的である。
は、昇降モータを駆動して印字ヘッドを待期位置より降
下させることにより印台上の通常印字媒体に突き当て、
昇降モータが脱調したことより当該印字媒体の厚さを検
出してヘッドギャップ調整を行う構成とされているのが
一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銀行等にお
いては、通常印字媒体を印字する他に、銀行通帳(パス
ブック)等のように部厚くて改ページにより厚さが大幅
に変化する印字媒体(通帳類印字媒体)を印字すること
が多いが、かかる通帳類印字媒体を上記した手動式,自
動式ヘッドギャップ調整手段を備えた印字装置で印字す
ることは種々の不都合が生じることから行われていな
い。
いては、通常印字媒体を印字する他に、銀行通帳(パス
ブック)等のように部厚くて改ページにより厚さが大幅
に変化する印字媒体(通帳類印字媒体)を印字すること
が多いが、かかる通帳類印字媒体を上記した手動式,自
動式ヘッドギャップ調整手段を備えた印字装置で印字す
ることは種々の不都合が生じることから行われていな
い。
【0007】すなわち、上記手動式ヘッドギャップ調整
手段を用いて通帳類印字媒体に対するヘッドギャップ調
整を行うと、当該媒体が部厚いことより印字ヘッドの印
台に対する傾きが顕著となり品質よく印字することが困
難となる。また、自動式ヘッドギャップ調整手段を備え
た印字装置を、通帳類印字媒体をも印字できるように改
造すると、一段と機械的・電気的構成が複雑化しコスト
高となってしまう。
手段を用いて通帳類印字媒体に対するヘッドギャップ調
整を行うと、当該媒体が部厚いことより印字ヘッドの印
台に対する傾きが顕著となり品質よく印字することが困
難となる。また、自動式ヘッドギャップ調整手段を備え
た印字装置を、通帳類印字媒体をも印字できるように改
造すると、一段と機械的・電気的構成が複雑化しコスト
高となってしまう。
【0008】そこで、従来、通帳類印字媒体専用の印字
装置が開発され実用に供されている。かかる印字装置の
概略構成を図8に示す。図において、2は印台、3はキ
ャリアで,図示しないキャリア駆動機構を用いて印台2
に沿って図中左右方向に往復移動される。キャリア3に
は、印字ヘッド4が昇降機構[昇降部材4a,昇降モー
タ(図示省略)等]を介して図中上下方向に移動可能に
設けられている。また、キャリア3には、圧接ローラ3
1が印字ヘッド4より所定長さだけ突出した状態で当該
ヘッド4と同期移動するように設けられている。より詳
しくは、圧接ローラ31は、通帳類印字媒体B2と圧接
した場合に印字ヘッド4が最適なヘッドギャップ位置に
位置決めされるように設けられている。
装置が開発され実用に供されている。かかる印字装置の
概略構成を図8に示す。図において、2は印台、3はキ
ャリアで,図示しないキャリア駆動機構を用いて印台2
に沿って図中左右方向に往復移動される。キャリア3に
は、印字ヘッド4が昇降機構[昇降部材4a,昇降モー
タ(図示省略)等]を介して図中上下方向に移動可能に
設けられている。また、キャリア3には、圧接ローラ3
1が印字ヘッド4より所定長さだけ突出した状態で当該
ヘッド4と同期移動するように設けられている。より詳
しくは、圧接ローラ31は、通帳類印字媒体B2と圧接
した場合に印字ヘッド4が最適なヘッドギャップ位置に
位置決めされるように設けられている。
【0009】しかして、かかる印字装置を用いて銀行通
帳B2を印字するには、昇降機構を用いて印字ヘッド4
を当該通帳B2の厚さよりもギャップが大なる退避位置
に位置決めして当該通帳B2の吸入を行う。次に、印字
ヘッド4を圧接ローラ31とともに退避位置から降下さ
せることにより当該ローラ31を通帳B2表面に圧接さ
せ、その状態でキャリア3を図8中左右方向に往復移動
させることにより印字を行う。かかる印字装置において
は、銀行通帳B2を1行印字するごとに印字ヘッド4を
退避位置まで持ち上げて当該通帳B2を印字送りし,該
送り完了後に印字ヘッド4を降下させて印字を行う。か
かる一連の印字動作を繰り返し行うことにより銀行通帳
B2の印字を完了させる。
帳B2を印字するには、昇降機構を用いて印字ヘッド4
を当該通帳B2の厚さよりもギャップが大なる退避位置
に位置決めして当該通帳B2の吸入を行う。次に、印字
ヘッド4を圧接ローラ31とともに退避位置から降下さ
せることにより当該ローラ31を通帳B2表面に圧接さ
せ、その状態でキャリア3を図8中左右方向に往復移動
させることにより印字を行う。かかる印字装置において
は、銀行通帳B2を1行印字するごとに印字ヘッド4を
退避位置まで持ち上げて当該通帳B2を印字送りし,該
送り完了後に印字ヘッド4を降下させて印字を行う。か
かる一連の印字動作を繰り返し行うことにより銀行通帳
B2の印字を完了させる。
【0010】ここで、上記した通帳類印字媒体専用の印
字装置においては、キャリア3の往復移動に際して圧接
ローラ31が例えば図8中2点鎖線で示す如く銀行通帳
B2の左側端を乗り越えるときに印字ヘッド4がバウン
ドしたりして印字不良やキャリア3の脱調等が発生する
ことがある。そのため、従来より上記印字不良等の発生
を防止する技術の開発が求められている。
字装置においては、キャリア3の往復移動に際して圧接
ローラ31が例えば図8中2点鎖線で示す如く銀行通帳
B2の左側端を乗り越えるときに印字ヘッド4がバウン
ドしたりして印字不良やキャリア3の脱調等が発生する
ことがある。そのため、従来より上記印字不良等の発生
を防止する技術の開発が求められている。
【0011】一方、低経済成長下において設備の節約化
が強く要請されるようになった現今においては、1台で
通常印字媒体はもとより通帳類印字媒体をも印字できる
印字装置の開発が求められている。
が強く要請されるようになった現今においては、1台で
通常印字媒体はもとより通帳類印字媒体をも印字できる
印字装置の開発が求められている。
【0012】本発明の目的は、上記事情に鑑み、1台で
通常印字媒体はもとより通帳類印字媒体をも円滑かつ確
実に印字することができる印字装置を提供することにあ
る。
通常印字媒体はもとより通帳類印字媒体をも円滑かつ確
実に印字することができる印字装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る印
字装置は、印台と,この印台と平行に配設されたガイド
部材と,このガイド部材に往復移動可能に支持されたキ
ャリアと,このキャリアに印台と対向するように搭載さ
れた印字ヘッドとを収容する本体フレームを備えた印字
装置において、印字ヘッドの先端部に、カードホルダを
印台上の通帳類印字媒体と摺接可能に設け、ガイド部材
を、印台に対して直線移動可能なるように本体フレーム
に装着し、該ガイド部材を直線移動させて印字ヘッドを
その先端部のカードホルダが通帳類印字媒体と圧接する
圧接位置,通帳類印字媒体最大厚さよりもギャップ量が
大なる退避位置および圧接位置と退避位置との間に設定
された通常印字媒体用ギャップ調整位置に選択的に位置
決め可能なカム機構を有するヘッドギャップ調整手段を
設けたことを特徴とする。
字装置は、印台と,この印台と平行に配設されたガイド
部材と,このガイド部材に往復移動可能に支持されたキ
ャリアと,このキャリアに印台と対向するように搭載さ
れた印字ヘッドとを収容する本体フレームを備えた印字
装置において、印字ヘッドの先端部に、カードホルダを
印台上の通帳類印字媒体と摺接可能に設け、ガイド部材
を、印台に対して直線移動可能なるように本体フレーム
に装着し、該ガイド部材を直線移動させて印字ヘッドを
その先端部のカードホルダが通帳類印字媒体と圧接する
圧接位置,通帳類印字媒体最大厚さよりもギャップ量が
大なる退避位置および圧接位置と退避位置との間に設定
された通常印字媒体用ギャップ調整位置に選択的に位置
決め可能なカム機構を有するヘッドギャップ調整手段を
設けたことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明に係る印字装置は、加え
て、前記カードホルダを、前記キャリア移動中少くとも
一部分が印台の通帳類印字媒体支持領域内に位置するよ
うに形成したことを特徴とする。
て、前記カードホルダを、前記キャリア移動中少くとも
一部分が印台の通帳類印字媒体支持領域内に位置するよ
うに形成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成による請求項1の発明では、通常印字
媒体を印字する場合には、ヘッドギャップ調整手段のカ
ム機構を用いてガイド部材を印台に対して直線移動させ
ることにより、印字ヘッドを当該通常印字媒体の厚さに
応じたギャップ調整位置に位置決めする。この際、印字
ヘッドは、キャリアを介して印台に対して直線移動さ
れ、その姿勢を変えない。したがって、通常印字媒体を
品質よく印字することができる。
媒体を印字する場合には、ヘッドギャップ調整手段のカ
ム機構を用いてガイド部材を印台に対して直線移動させ
ることにより、印字ヘッドを当該通常印字媒体の厚さに
応じたギャップ調整位置に位置決めする。この際、印字
ヘッドは、キャリアを介して印台に対して直線移動さ
れ、その姿勢を変えない。したがって、通常印字媒体を
品質よく印字することができる。
【0016】一方、通帳類印字媒体を印字する場合に
は、まずヘッドギャップ調整手段のカム機構を用いてガ
イド部材を直線移動させ印字ヘッドを退避位置に位置決
めして通帳類印字媒体の吸入を行う。そして、吸入後、
カム機構を用いて印字ヘッドを印台に向けて直線移動さ
せて当該ヘッド先端部のカードホルダを通帳類印字媒体
に圧接させる。次に、その状態でキャリアを印台に沿っ
て移動させると、印字ヘッドはカードホルダによって案
内されつつ通帳類印字媒体上を移動して印字を行う。こ
うして、1行分の印字が終了したところで、印字ヘッド
を退避位置に位置決めして通帳類印字媒体を印字送り
し,該送り完了後に印字ヘッドを降下させて印字を行
う。かかる一連の印字動作を繰り返し行うことにより通
帳類印字媒体を円滑かつ確実に印字することができる。
は、まずヘッドギャップ調整手段のカム機構を用いてガ
イド部材を直線移動させ印字ヘッドを退避位置に位置決
めして通帳類印字媒体の吸入を行う。そして、吸入後、
カム機構を用いて印字ヘッドを印台に向けて直線移動さ
せて当該ヘッド先端部のカードホルダを通帳類印字媒体
に圧接させる。次に、その状態でキャリアを印台に沿っ
て移動させると、印字ヘッドはカードホルダによって案
内されつつ通帳類印字媒体上を移動して印字を行う。こ
うして、1行分の印字が終了したところで、印字ヘッド
を退避位置に位置決めして通帳類印字媒体を印字送り
し,該送り完了後に印字ヘッドを降下させて印字を行
う。かかる一連の印字動作を繰り返し行うことにより通
帳類印字媒体を円滑かつ確実に印字することができる。
【0017】また、上記請求項2の発明では、キャリア
移動中、カードホルダの少なくとも一部分は印台の通帳
類印字媒体支持領域内に位置しているので、当該領域上
の通帳類印字媒体よりカードホルダが外れるようなこと
はない。したがって、カードホルダが通帳類印字媒体の
側端を乗り越えるような事態は生ぜず印字不良やキャリ
ア脱調等は生じない。したがって、1台で通常印字媒体
および通帳類印字媒体のいずれをも一段と円滑かつ確実
に印字することができる。
移動中、カードホルダの少なくとも一部分は印台の通帳
類印字媒体支持領域内に位置しているので、当該領域上
の通帳類印字媒体よりカードホルダが外れるようなこと
はない。したがって、カードホルダが通帳類印字媒体の
側端を乗り越えるような事態は生ぜず印字不良やキャリ
ア脱調等は生じない。したがって、1台で通常印字媒体
および通帳類印字媒体のいずれをも一段と円滑かつ確実
に印字することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本印字装置は、図1に示す如く、本体フレーム1
L,1R,印台2,印字部2Eおよびヘッドギャップ調
整手段10等を備え、ヘッドギャップ調整手段10のカ
ム機構11を駆動して印字ヘッド4をその先端部のカー
ドホルダ7が通帳類印字媒体(銀行通帳B2)と圧接す
る圧接位置(Pmin),通帳類印字媒体最大厚さより
もギャップ量が大なる退避位置(Pmax)および圧接
位置(Pmin)と退避位置(Pmax)との間に設定
された通常印字媒体用ギャップ調整位置(P1〜P7)
に選択的に位置決めして、1台で通常印字媒体(A4サ
イズ用紙)および通帳類印字媒体(銀行通帳B2)を円
滑かつ確実に印字できるように構成したものである。こ
こで、印字部2Eは、印台2に対して直線移動(図1中
上下方向移動)可能なるようにに本体フレーム1L,1
Rに設けられており、キャリア3,印字ヘッド4,キャ
リアシャフト5,6およびアーム15L,15Rを含み
構成されている。まず、キャリアシャフト5,6は、平
行を保持した状態で各両端部がアーム15L,15Rを
介して連結されており、本体フレーム1L,1Rの縦長
穴1a,1aに摺動自在に嵌挿されている。したがっ
て、印字部2Eは、外力が作用しない自由状態では自重
で印字ヘッド4先端部のカードホルダ7が印台2に押し
付けられた位置に静止している。なお、19L,19R
は、印字ヘッド4の図1中左右方向の走行に支障をきた
さないように、カードホルダ7の印台2に対する押付け
力を調整するためのスプリングである。
する。本印字装置は、図1に示す如く、本体フレーム1
L,1R,印台2,印字部2Eおよびヘッドギャップ調
整手段10等を備え、ヘッドギャップ調整手段10のカ
ム機構11を駆動して印字ヘッド4をその先端部のカー
ドホルダ7が通帳類印字媒体(銀行通帳B2)と圧接す
る圧接位置(Pmin),通帳類印字媒体最大厚さより
もギャップ量が大なる退避位置(Pmax)および圧接
位置(Pmin)と退避位置(Pmax)との間に設定
された通常印字媒体用ギャップ調整位置(P1〜P7)
に選択的に位置決めして、1台で通常印字媒体(A4サ
イズ用紙)および通帳類印字媒体(銀行通帳B2)を円
滑かつ確実に印字できるように構成したものである。こ
こで、印字部2Eは、印台2に対して直線移動(図1中
上下方向移動)可能なるようにに本体フレーム1L,1
Rに設けられており、キャリア3,印字ヘッド4,キャ
リアシャフト5,6およびアーム15L,15Rを含み
構成されている。まず、キャリアシャフト5,6は、平
行を保持した状態で各両端部がアーム15L,15Rを
介して連結されており、本体フレーム1L,1Rの縦長
穴1a,1aに摺動自在に嵌挿されている。したがっ
て、印字部2Eは、外力が作用しない自由状態では自重
で印字ヘッド4先端部のカードホルダ7が印台2に押し
付けられた位置に静止している。なお、19L,19R
は、印字ヘッド4の図1中左右方向の走行に支障をきた
さないように、カードホルダ7の印台2に対する押付け
力を調整するためのスプリングである。
【0019】また、キャリア3は、キャリアシャフト
5,6に印台2の長手方向(図1中左右方向)に往復移
動可能に支持されており、図示しないキャリアモータを
有する駆動機構によって図3および図4に示す移動範囲
AR内を往復移動される構成とされている。移動範囲A
Rは、印字範囲AR1およびスローアップ・スローダウ
ン範囲AR2,AR2より形成されている。ここで、印
字範囲AR1は、印台2上の印字媒体(B2等)を印字
するためにキャリア3が定速走行される範囲である。ま
た、スローアップ・スローダウン範囲AR2,AR2
は、キャリア3をキャリアモータで立ち上げ(立ち下
げ)るのに必要な範囲で、当該モータを加速(減速)す
るための加速(減速)域aと定速空走域bとからなる。
5,6に印台2の長手方向(図1中左右方向)に往復移
動可能に支持されており、図示しないキャリアモータを
有する駆動機構によって図3および図4に示す移動範囲
AR内を往復移動される構成とされている。移動範囲A
Rは、印字範囲AR1およびスローアップ・スローダウ
ン範囲AR2,AR2より形成されている。ここで、印
字範囲AR1は、印台2上の印字媒体(B2等)を印字
するためにキャリア3が定速走行される範囲である。ま
た、スローアップ・スローダウン範囲AR2,AR2
は、キャリア3をキャリアモータで立ち上げ(立ち下
げ)るのに必要な範囲で、当該モータを加速(減速)す
るための加速(減速)域aと定速空走域bとからなる。
【0020】また、印字ヘッド4は、キャリア3に搭載
されており、その先端部にはカードホルダ7が設けられ
ている。カードホルダ7は、印台2上の印字媒体の浮き
上りを防止するとともに、印字ヘッド4に供給されるイ
ンクリボン(図示省略)が不用意に印字媒体と接触する
のを防止する手段である。このカードホルダ7は、図3
に示す如く、キャリア3の移動中少なくとも一部分が印
台2の通帳類印字媒体支持領域S内に位置するように形
成されている。この印台2の通帳類印字媒体支持領域S
は、銀行通帳B2の幅寸法wと同等の幅寸法を有してい
る。この通帳類印字媒体支持領域Sの幅寸法(w)は、
キャリア3の印字範囲AR1の長さ以上で移動範囲AR
の長さ以下とされている。
されており、その先端部にはカードホルダ7が設けられ
ている。カードホルダ7は、印台2上の印字媒体の浮き
上りを防止するとともに、印字ヘッド4に供給されるイ
ンクリボン(図示省略)が不用意に印字媒体と接触する
のを防止する手段である。このカードホルダ7は、図3
に示す如く、キャリア3の移動中少なくとも一部分が印
台2の通帳類印字媒体支持領域S内に位置するように形
成されている。この印台2の通帳類印字媒体支持領域S
は、銀行通帳B2の幅寸法wと同等の幅寸法を有してい
る。この通帳類印字媒体支持領域Sの幅寸法(w)は、
キャリア3の印字範囲AR1の長さ以上で移動範囲AR
の長さ以下とされている。
【0021】また、カードホルダ7は、通帳類印字媒体
圧接時に印字部2Eの重量が作用しても許容範囲を越え
て変形しないように十分な剛性を有する構造とされてい
る。また、カードホルダ7の印字ヘッド4先端部と対応
する裏面8部分には、圧接面8Aがその他の裏面部分8
Bよりも所定量だけ突出するように形成されている。し
たがって、カードホルダ7は、印台2上の銀行通帳B2
と圧接面8Aを介して圧接される。この圧接面8Aは、
印字ヘッド4先端部直下の銀行通帳B2の厚さを正確に
検出できるようにキャリア移動方向(図5中左右方向)
に細長く伸延するように形成されている。また、圧接面
8Aには、リボン取付用の凹部8bが形成されており、
この凹部8bにはマスク穴9aを有するリボンマスク9
が銀行通帳B2圧接時に直接当該通帳B2と当たらない
ように装着されている。
圧接時に印字部2Eの重量が作用しても許容範囲を越え
て変形しないように十分な剛性を有する構造とされてい
る。また、カードホルダ7の印字ヘッド4先端部と対応
する裏面8部分には、圧接面8Aがその他の裏面部分8
Bよりも所定量だけ突出するように形成されている。し
たがって、カードホルダ7は、印台2上の銀行通帳B2
と圧接面8Aを介して圧接される。この圧接面8Aは、
印字ヘッド4先端部直下の銀行通帳B2の厚さを正確に
検出できるようにキャリア移動方向(図5中左右方向)
に細長く伸延するように形成されている。また、圧接面
8Aには、リボン取付用の凹部8bが形成されており、
この凹部8bにはマスク穴9aを有するリボンマスク9
が銀行通帳B2圧接時に直接当該通帳B2と当たらない
ように装着されている。
【0022】また、ヘッドギャップ調整手段10は、カ
ム機構11および当該カム機構11を駆動制御する制御
部より形成されている。カム機構11は、印字部2Eの
ガイド部材(キャリアシャフト5,6)を直線移動させ
て印字ヘッド4を圧接位置(Pmin),退避位置(P
max)および通常印字媒体用ギャップ調整位置(P1
〜P7)に選択的に位置決め可能に形成されており、図
1に示す如く、カム12L,12R,カム軸13,カム
駆動用モータ14および係合スタッド16L,16Rを
含み構成されている。
ム機構11および当該カム機構11を駆動制御する制御
部より形成されている。カム機構11は、印字部2Eの
ガイド部材(キャリアシャフト5,6)を直線移動させ
て印字ヘッド4を圧接位置(Pmin),退避位置(P
max)および通常印字媒体用ギャップ調整位置(P1
〜P7)に選択的に位置決め可能に形成されており、図
1に示す如く、カム12L,12R,カム軸13,カム
駆動用モータ14および係合スタッド16L,16Rを
含み構成されている。
【0023】カム12L(12R)は、本体フレーム1
L,1Rの外側にカム軸13を介して同期回転可能に支
持されており、回動されるにともないアーム15L(1
5R)の上端部に装着された係合スタッド16L(16
R)と当接して該スタッド16L(16R)を上下動可
能に形成されている。このスタッド16L,16Rの上
下動により、印字ヘッド4はアーム15L,15R,キ
ャリアシャフト5,6およびキャリア3を介して印台2
に対して離隔・接近され、圧接位置(Pmin),退避
位置(Pmax)および通常印字媒体用ギャップ調整位
置(P1〜P7)に選択的に位置決めされる。
L,1Rの外側にカム軸13を介して同期回転可能に支
持されており、回動されるにともないアーム15L(1
5R)の上端部に装着された係合スタッド16L(16
R)と当接して該スタッド16L(16R)を上下動可
能に形成されている。このスタッド16L,16Rの上
下動により、印字ヘッド4はアーム15L,15R,キ
ャリアシャフト5,6およびキャリア3を介して印台2
に対して離隔・接近され、圧接位置(Pmin),退避
位置(Pmax)および通常印字媒体用ギャップ調整位
置(P1〜P7)に選択的に位置決めされる。
【0024】ここで、係合スタッド16L(16R)
は、印字部2Eの印字ヘッド4先端部のカードホルダ7
が自重により印台2に圧接されると、図6に2点鎖線で
示す位置に位置決めされる。すなわち、カム12L(1
2R)は、回動角度θが0゜のときは係合スタッド16
L(16R)とは離れており(間隙量g=0.5m
m)、印字部2E不支持の状態にある。つまり、印字部
2Eの印字ヘッド4は、当該印字部2Eの自重により先
端部のカードホルダ7が印台2と圧接される位置(すな
わち、圧接位置Pmin)に位置決めされている。
は、印字部2Eの印字ヘッド4先端部のカードホルダ7
が自重により印台2に圧接されると、図6に2点鎖線で
示す位置に位置決めされる。すなわち、カム12L(1
2R)は、回動角度θが0゜のときは係合スタッド16
L(16R)とは離れており(間隙量g=0.5m
m)、印字部2E不支持の状態にある。つまり、印字部
2Eの印字ヘッド4は、当該印字部2Eの自重により先
端部のカードホルダ7が印台2と圧接される位置(すな
わち、圧接位置Pmin)に位置決めされている。
【0025】カム12L(12R)を、図6中反時計回
り方向に回動させると、当該カム12L(12R)は係
合スタッド16L(16R)と当接し該スタッド16L
(16R)を押上げ始める。これにより、印字ヘッド4
先端部のカードホルダ7が印台2から離れ上昇し始め
る。例えば、カム12L(12R)を、回動角度θが8
0゜となるまで回動させると、A4サイズ用紙を1枚印
字するのに最適な位置(ギャップ調整位置P1)に印字
ヘッド4は位置決めされる。本実施例では、カム12L
(12R)の80゜位置をホームポジションHPとして
いる。
り方向に回動させると、当該カム12L(12R)は係
合スタッド16L(16R)と当接し該スタッド16L
(16R)を押上げ始める。これにより、印字ヘッド4
先端部のカードホルダ7が印台2から離れ上昇し始め
る。例えば、カム12L(12R)を、回動角度θが8
0゜となるまで回動させると、A4サイズ用紙を1枚印
字するのに最適な位置(ギャップ調整位置P1)に印字
ヘッド4は位置決めされる。本実施例では、カム12L
(12R)の80゜位置をホームポジションHPとして
いる。
【0026】このカム12L,12Rのホームポジショ
ンHPは、ホームポジション検出装置21によって検出
される。ホームポジション検出装置21は、カム軸13
の図1中右端部に装着されカム12L,12Rのホーム
ポジションHPに対応する位置にスリットが形成された
スリット円板22と,このスリット円板22のスリット
を検出可能な検出センサ23より構成されている。
ンHPは、ホームポジション検出装置21によって検出
される。ホームポジション検出装置21は、カム軸13
の図1中右端部に装着されカム12L,12Rのホーム
ポジションHPに対応する位置にスリットが形成された
スリット円板22と,このスリット円板22のスリット
を検出可能な検出センサ23より構成されている。
【0027】同様に、カム12L(12R)を、回動角
度θが,100゜,120゜,140゜,160゜,1
80゜,200゜となるまで回動させると、A4サイズ
用紙を2,3,4,5,6,7枚重ねて印字するのに最
適な位置(ギャップ調整位置P2,P3,P4,P5,
P6,P7)に印字ヘッド4は位置決めされる。そし
て、カム12L(12R)を、回動角度θが270゜と
なるまで回動させると、印字ヘッド4は通帳類印字媒体
(銀行通帳B2)の最大厚さ(1.5mm)よりもギャ
ップが大である退避位置Pmax(ヘッドギャップ量2
mm)に位置決めされる。
度θが,100゜,120゜,140゜,160゜,1
80゜,200゜となるまで回動させると、A4サイズ
用紙を2,3,4,5,6,7枚重ねて印字するのに最
適な位置(ギャップ調整位置P2,P3,P4,P5,
P6,P7)に印字ヘッド4は位置決めされる。そし
て、カム12L(12R)を、回動角度θが270゜と
なるまで回動させると、印字ヘッド4は通帳類印字媒体
(銀行通帳B2)の最大厚さ(1.5mm)よりもギャ
ップが大である退避位置Pmax(ヘッドギャップ量2
mm)に位置決めされる。
【0028】また、ヘッドギャップ調整手段10の制御
部は、本印字装置全体を駆動制御する制御装置の一部機
能を利用して形成されており、ホームコンピュータから
のポジション指令等に基づきカム駆動用モータ14を駆
動制御してカム12L,12Rを所定角度回動させ印字
ヘッド4を圧接位置(Pmin),退避位置(Pma
x)および通常印字媒体用ギャップ調整位置(P1〜P
7)に選択的に位置決めする構成とされている。
部は、本印字装置全体を駆動制御する制御装置の一部機
能を利用して形成されており、ホームコンピュータから
のポジション指令等に基づきカム駆動用モータ14を駆
動制御してカム12L,12Rを所定角度回動させ印字
ヘッド4を圧接位置(Pmin),退避位置(Pma
x)および通常印字媒体用ギャップ調整位置(P1〜P
7)に選択的に位置決めする構成とされている。
【0029】次に、作用について説明する。A4サイズ
用紙を1枚印字する場合には、ヘッドギャップ調整手段
10のカム機構11のカム12L,12Rをホームポジ
ションHPに位置決めすることによりキャリアシャフト
5,6を移動させて、印字ヘッド4を当該通常印字媒体
の厚さに応じたギャップ調整位置P1に位置決めする。
この際、印字ヘッド4は、キャリア3を介して印台2に
対して直線移動され、その姿勢を変えない。したがっ
て、A4サイズ用紙1枚を品質よく印字することができ
る。
用紙を1枚印字する場合には、ヘッドギャップ調整手段
10のカム機構11のカム12L,12Rをホームポジ
ションHPに位置決めすることによりキャリアシャフト
5,6を移動させて、印字ヘッド4を当該通常印字媒体
の厚さに応じたギャップ調整位置P1に位置決めする。
この際、印字ヘッド4は、キャリア3を介して印台2に
対して直線移動され、その姿勢を変えない。したがっ
て、A4サイズ用紙1枚を品質よく印字することができ
る。
【0030】同様に、A4サイズ用紙を2,3,4,
5,6,7枚重ねて印字する場合には、カム12L,1
2RをホームポジションHPより図6中反時計回り方向
に20゜,40゜,60゜,80゜,100゜,120
゜だけ回動させて印字ヘッド4をギャップ調整位置P
2,P3,P4,P5,P6,P7に位置決めする。
5,6,7枚重ねて印字する場合には、カム12L,1
2RをホームポジションHPより図6中反時計回り方向
に20゜,40゜,60゜,80゜,100゜,120
゜だけ回動させて印字ヘッド4をギャップ調整位置P
2,P3,P4,P5,P6,P7に位置決めする。
【0031】また、銀行通帳B2を印字する場合には、
カム機構11のカム12L,12Rをホームポジション
HPより図6中反時計回り方向に190゜回動させるこ
とによりキャリアシャフト5,6を直線移動させて印字
ヘッド4を退避位置Pmaxに位置決めして銀行通帳B
2の吸入を行う。そして、吸入後、カム12L,12R
を更に図6中反時計回り方向に90゜回動させることに
より印字ヘッド4を印台2に向けて直線移動させて当該
ヘッド4の先端部のカードホルダ7を銀行通帳B2の印
字すべき面に圧接させる。その状態で、キャリア3を印
台2に沿って往復移動させて1行分印字する。
カム機構11のカム12L,12Rをホームポジション
HPより図6中反時計回り方向に190゜回動させるこ
とによりキャリアシャフト5,6を直線移動させて印字
ヘッド4を退避位置Pmaxに位置決めして銀行通帳B
2の吸入を行う。そして、吸入後、カム12L,12R
を更に図6中反時計回り方向に90゜回動させることに
より印字ヘッド4を印台2に向けて直線移動させて当該
ヘッド4の先端部のカードホルダ7を銀行通帳B2の印
字すべき面に圧接させる。その状態で、キャリア3を印
台2に沿って往復移動させて1行分印字する。
【0032】この際、カードホルダ7の少くとも一部分
は印台2の通帳類印字媒体支持領域S内に位置している
ので、当該領域S内に載置された銀行通帳B2よりカー
ドホルダ7が外れるようなことはない。したがって、カ
ードホルダ7が銀行通帳B2の側端を乗り越えるような
事態は生ぜず印字不良やキャリア3脱調等は生じない。
は印台2の通帳類印字媒体支持領域S内に位置している
ので、当該領域S内に載置された銀行通帳B2よりカー
ドホルダ7が外れるようなことはない。したがって、カ
ードホルダ7が銀行通帳B2の側端を乗り越えるような
事態は生ぜず印字不良やキャリア3脱調等は生じない。
【0033】こうして、1行分の印字が終了したところ
で、印字ヘッド4を退避位置Pmaxまで持ち上げて当
該通帳B2を印字送りし,該送り完了後に印字ヘッド4
を降下させて印字を行う。
で、印字ヘッド4を退避位置Pmaxまで持ち上げて当
該通帳B2を印字送りし,該送り完了後に印字ヘッド4
を降下させて印字を行う。
【0034】したがって、1台でA4サイズ用紙および
銀行通帳B2のいずれをも円滑かつ確実に印字すること
ができる。
銀行通帳B2のいずれをも円滑かつ確実に印字すること
ができる。
【0035】しかして、この実施例によれば、印字ヘッ
ド4の先端部に、カードホルダ7を印台2上の通帳類印
字媒体(B2)と摺接可能に設け、ガイド部材(キャリ
アシャフト5,6)を、印台2に対して直線移動可能な
るように本体フレーム1L,1Rに装着し、該ガイド部
材(5,6)を直線移動させて印字ヘッド4をその先端
部のカードホルダ7が通帳類印字媒体(B2)と圧接す
る圧接位置Pmin,通帳類印字媒体最大厚さよりもギ
ャップ量が大なる退避位置Pmaxおよび圧接位置Pm
inと退避位置Pmaxとの間に設定された通常印字媒
体用ギャップ調整位置(P1〜P7)に選択的に位置決
め可能なカム機構11を有するヘッドギャップ調整手段
10を設けた構成としたので、1台で通常印字媒体およ
び通帳類印字媒体(B2)のいずれをも円滑かつ確実に
印字することができる。
ド4の先端部に、カードホルダ7を印台2上の通帳類印
字媒体(B2)と摺接可能に設け、ガイド部材(キャリ
アシャフト5,6)を、印台2に対して直線移動可能な
るように本体フレーム1L,1Rに装着し、該ガイド部
材(5,6)を直線移動させて印字ヘッド4をその先端
部のカードホルダ7が通帳類印字媒体(B2)と圧接す
る圧接位置Pmin,通帳類印字媒体最大厚さよりもギ
ャップ量が大なる退避位置Pmaxおよび圧接位置Pm
inと退避位置Pmaxとの間に設定された通常印字媒
体用ギャップ調整位置(P1〜P7)に選択的に位置決
め可能なカム機構11を有するヘッドギャップ調整手段
10を設けた構成としたので、1台で通常印字媒体およ
び通帳類印字媒体(B2)のいずれをも円滑かつ確実に
印字することができる。
【0036】また、カードホルダ7をキャリア3の移動
中少くとも一部分が印台2の通帳類印字媒体支持領域S
内に位置するように形成したので、カードホルダ7が通
帳類印字媒体(B2)の側端を乗り越えるような事態は
生ぜず、印字不良やキャリア脱調等は生じない。
中少くとも一部分が印台2の通帳類印字媒体支持領域S
内に位置するように形成したので、カードホルダ7が通
帳類印字媒体(B2)の側端を乗り越えるような事態は
生ぜず、印字不良やキャリア脱調等は生じない。
【0037】また、ヘッドギャップ調整手段10のカム
機構11を用いて印字ヘッド4を直線移動させて印台2
に接近・離隔させる構成としたので、傾斜等させること
なくヘッドギャップ調整を行うことができ印字品質の向
上を図ることができる。
機構11を用いて印字ヘッド4を直線移動させて印台2
に接近・離隔させる構成としたので、傾斜等させること
なくヘッドギャップ調整を行うことができ印字品質の向
上を図ることができる。
【0038】また、カム機構11を用いて印字ヘッド4
を退避位置Pmaxに位置決め可能に構成したので、印
字ヘッド4を銀行通帳B2等と干渉させることなく当該
通帳B2の吸入・排出,印字送りを行うことができる。
その結果、改行等の通帳斜行防止,通帳B2の綴じ部の
改行時のジャム発生防止等を一段と効果的に図ることが
できる。
を退避位置Pmaxに位置決め可能に構成したので、印
字ヘッド4を銀行通帳B2等と干渉させることなく当該
通帳B2の吸入・排出,印字送りを行うことができる。
その結果、改行等の通帳斜行防止,通帳B2の綴じ部の
改行時のジャム発生防止等を一段と効果的に図ることが
できる。
【0039】また、カードホルダ7を、キャリア3移動
方向に細長く形成された圧接面8Aを介して銀行通帳B
2と圧接させる構成としたので、銀行通帳B2の厚さを
正確に検出することができる。
方向に細長く形成された圧接面8Aを介して銀行通帳B
2と圧接させる構成としたので、銀行通帳B2の厚さを
正確に検出することができる。
【0040】また、通帳類印字媒体(B2)の厚さ検出
をカードホルダ7で行う構成としたので、従来の如き圧
接ローラ(31)等が不用となり構成がより一層簡素化
される。
をカードホルダ7で行う構成としたので、従来の如き圧
接ローラ(31)等が不用となり構成がより一層簡素化
される。
【0041】なお、上記実施例においては、ガイド部材
をキャリアシャフト5,6より形成したが、キャリアシ
ャフト5と平行に配設されたカム軸13にキャリアシャ
フト6の役目を果たさせることによりキャリアシャフト
6を省略し、キャリアシャフト5とカム軸13とでガイ
ド部材を形成してもよい。この場合、キャリア3をカム
軸13に上下方向のみ移動可能なるように支持させる。
かかる構成により部品点数が減少され一段と構成を簡単
化してコスト低減を図ることができる。
をキャリアシャフト5,6より形成したが、キャリアシ
ャフト5と平行に配設されたカム軸13にキャリアシャ
フト6の役目を果たさせることによりキャリアシャフト
6を省略し、キャリアシャフト5とカム軸13とでガイ
ド部材を形成してもよい。この場合、キャリア3をカム
軸13に上下方向のみ移動可能なるように支持させる。
かかる構成により部品点数が減少され一段と構成を簡単
化してコスト低減を図ることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、印字ヘッドの
先端部に、カードホルダを印台上の通帳類印字媒体と摺
接可能に設け、ガイド部材を、印台に対して直線移動可
能なるように本体フレームに装着し、該ガイド部材を直
線移動させて印字ヘッドをその先端部のカードホルダが
通帳類印字媒体と圧接する圧接位置,通帳類印字媒体最
大厚さよりもギャップ量が大なる退避位置および圧接位
置と退避位置との間に設定された通常印字媒体用ギャッ
プ調整位置に選択的に位置決め可能なカム機構を有する
ヘッドギャップ調整手段を設けた構成としたので、1台
で通常印字媒体および通常印字媒体のいずれをも円滑か
つ確実に印字することができる。
先端部に、カードホルダを印台上の通帳類印字媒体と摺
接可能に設け、ガイド部材を、印台に対して直線移動可
能なるように本体フレームに装着し、該ガイド部材を直
線移動させて印字ヘッドをその先端部のカードホルダが
通帳類印字媒体と圧接する圧接位置,通帳類印字媒体最
大厚さよりもギャップ量が大なる退避位置および圧接位
置と退避位置との間に設定された通常印字媒体用ギャッ
プ調整位置に選択的に位置決め可能なカム機構を有する
ヘッドギャップ調整手段を設けた構成としたので、1台
で通常印字媒体および通常印字媒体のいずれをも円滑か
つ確実に印字することができる。
【0043】請求項2の発明によれば、加えて、カード
ホルダをキャリア移動中少くとも一部分が印台の通帳類
印字媒体支持領域内に位置するように形成したので、カ
ードホルダが通帳類印字媒体の側端を乗り越えるような
事態は生ぜず、印字不良やキャリア脱調等は生じない。
ホルダをキャリア移動中少くとも一部分が印台の通帳類
印字媒体支持領域内に位置するように形成したので、カ
ードホルダが通帳類印字媒体の側端を乗り越えるような
事態は生ぜず、印字不良やキャリア脱調等は生じない。
【図1】本発明の実施例の要部を説明するための図であ
る。
る。
【図2】同じく、印字部を用いて銀行通帳を印字する様
子を示す斜視図である。
子を示す斜視図である。
【図3】同じく、キャリアの移動と印字ヘッド先端部の
カードホルダとの位置関係を説明するための図である。
カードホルダとの位置関係を説明するための図である。
【図4】同じく、キャリアの移動範囲を説明するための
図である。
図である。
【図5】同じく、カードホルダの構成を説明するための
図である。
図である。
【図6】同じく、カム機構のカムと係合スタッドとの位
置関係を説明するための図である。
置関係を説明するための図である。
【図7】同じく、カムの回動角度量とヘッドギャップと
の関係を説明するための図である。
の関係を説明するための図である。
【図8】従来の通帳類印字媒体専用の印字装置を説明す
るための図である。
るための図である。
1L,1R 本体フレーム 2 印台 3 キャリア 4 印字ヘッド 5,6 キャリアシャフト(ガイド部材) 7 カードホルダ 10 ヘッドギャップ調整手段 11 カム機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銀行等にお
いては、通常印字媒体を印字する他に、銀行通帳(パス
ブック)等のように部厚くて改ページにより厚さが大幅
に変化する印字媒体(通帳類印字媒体)を印字すること
が多いが、かかる通帳類印字媒体を上記した手動式ヘッ
ドギャップ調整手段を備えた印字装置で印字することは
下記の如き不都合が生じることから行われていない。
いては、通常印字媒体を印字する他に、銀行通帳(パス
ブック)等のように部厚くて改ページにより厚さが大幅
に変化する印字媒体(通帳類印字媒体)を印字すること
が多いが、かかる通帳類印字媒体を上記した手動式ヘッ
ドギャップ調整手段を備えた印字装置で印字することは
下記の如き不都合が生じることから行われていない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】すなわち、上記手動式ヘッドギャップ調整
手段を用いて通帳類印字媒体に対するヘッドギャップ調
整を行うと、当該媒体が部厚いことより印字ヘッドの印
台に対する傾きが顕著となり品質よく印字することが困
難となる。なお、自動式ヘッドギャップ調整手段を備え
た印字装置を、通帳類印字媒体をも印字できるように改
造した場合、一段と機械的・電気的構成が複雑化しコス
ト高となってしまうため実用上問題がある。
手段を用いて通帳類印字媒体に対するヘッドギャップ調
整を行うと、当該媒体が部厚いことより印字ヘッドの印
台に対する傾きが顕著となり品質よく印字することが困
難となる。なお、自動式ヘッドギャップ調整手段を備え
た印字装置を、通帳類印字媒体をも印字できるように改
造した場合、一段と機械的・電気的構成が複雑化しコス
ト高となってしまうため実用上問題がある。
フロントページの続き (72)発明者 平野 隆久 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東京電 気株式会社大仁工場内 (72)発明者 関 哲也 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東京電 気株式会社大仁工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 印台と,この印台と平行に配設されたガ
イド部材と,このガイド部材に往復移動可能に支持され
たキャリアと,このキャリアに印台と対向するように搭
載された印字ヘッドとを収容する本体フレームを備えた
印字装置において、 印字ヘッドの先端部に、カードホルダを印台上の通帳類
印字媒体と摺接可能に設け、 ガイド部材を、印台に対して直線移動可能なるように本
体フレームに装着し、 該ガイド部材を直線移動させて印字ヘッドをその先端部
のカードホルダが通帳類印字媒体と圧接する圧接位置,
通帳類印字媒体最大厚さよりもギャップ量が大なる退避
位置および圧接位置と退避位置との間に設定された通常
印字媒体用ギャップ調整位置に選択的に位置決め可能な
カム機構を有するヘッドギャップ調整手段を設けたこと
を特徴とする印字装置。 - 【請求項2】 前記カードホルダを、前記キャリア移動
中少くとも一部分が印台の通帳類印字媒体支持領域内に
位置するように形成したことを特徴とする請求項1の印
字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26443692A JPH06115211A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26443692A JPH06115211A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115211A true JPH06115211A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17403168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26443692A Pending JPH06115211A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06115211A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005280209A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Seiko Epson Corp | ペーパーギャップの調整装置、記録装置及び液体噴射装置 |
CN103129177A (zh) * | 2011-11-21 | 2013-06-05 | 冲电气工业株式会社 | 打印头机构 |
JP2017094749A (ja) * | 2017-02-15 | 2017-06-01 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP26443692A patent/JPH06115211A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005280209A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Seiko Epson Corp | ペーパーギャップの調整装置、記録装置及び液体噴射装置 |
JP4656283B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-03-23 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
CN103129177A (zh) * | 2011-11-21 | 2013-06-05 | 冲电气工业株式会社 | 打印头机构 |
JP2017094749A (ja) * | 2017-02-15 | 2017-06-01 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11208045A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP4192083B2 (ja) | プリンタ | |
JP3955673B2 (ja) | プリンタ | |
CN112172332B (zh) | 标签印刷机和切割机组件 | |
JPH06115211A (ja) | 印字装置 | |
US10569578B2 (en) | Printing apparatus | |
JPS585786B2 (ja) | 印字ヘッド組立体の位置調整機構 | |
JP3068602B1 (ja) | サ―マルプリンタ | |
JP2542947Y2 (ja) | 印字装置 | |
JP2001191596A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP3612982B2 (ja) | プリンタにおける紙送り装置 | |
JP2004050462A (ja) | 記録装置 | |
JP3033657B2 (ja) | プラテンギャップ調整装置 | |
JPH06238967A (ja) | 通帳類印字装置 | |
JPH02303872A (ja) | 自動用紙厚検知機構 | |
JPS6313838B2 (ja) | ||
JP2807141B2 (ja) | プリンタ | |
JP2003225886A (ja) | 連続紙の切断装置及び該連続紙の切断装置を備える記録装置 | |
JPH0632041U (ja) | 印字装置 | |
JP2525906Y2 (ja) | 印字装置 | |
JP2603093Y2 (ja) | 枚葉印刷機の紙案内装置 | |
JP2503306Y2 (ja) | 用紙のガイド装置 | |
JP2000198243A (ja) | 印字装置 | |
JP4092679B2 (ja) | ドットプリンタの用紙搬送方法 | |
JP2591442B2 (ja) | プリンタ装置 |