JP3955673B2 - プリンタ - Google Patents

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JP3955673B2 JP06466198A JP6466198A JP3955673B2 JP 3955673 B2 JP3955673 B2 JP 3955673B2 JP 06466198 A JP06466198 A JP 06466198A JP 6466198 A JP6466198 A JP 6466198A JP 3955673 B2 JP3955673 B2 JP 3955673B2
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型のカラーインクジェットプロッタなどのプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ペーパームービングプロッタにおいて、ロール紙搬送時におけるロール紙の衝撃を弱め、ロール紙の左右のテンションの不均一即ちロール紙の搬送経路長の不均一を調整し、ロール紙の搬送ずれを防止する目的で、ロール紙に弾力性のある係合部材を当接させたロール紙搬送機構が、特開平4―325299号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近、屋外ディスプレイ・ニーズに応えるべく各社から大型のカラーインクジェットプロッタ(プリンタ)が発売されている。このような、幅広用紙を使用し、ロール紙の重量が20キロにも及ぶインクジェットプリンタで用紙の間欠駆動を行う場合、従来技術のように、「ロール紙をプラテン上に所定量供給するときは、ロール紙に接触して、このロール紙への衝撃を吸収する緩衝体として作用する係合部材」では、剛性がないため、用紙左右の経路長に差異が生じ易く、斜行の補正が難しいという問題点が存在する。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、プラテン(16)の下方に配置したロール紙供給スクローラ(10)からロール紙(8)を、モータに連係するピンチローラ機構の回転によってプラテン(16)上に引き出し、前記プラテン(16)上で印字ヘッド(32)によりプリントするようにしたプリンタにおいて、前記ロール紙供給スクローラ(10)と前記プラテン(16)との間の用紙搬送経路に、該経路を横切る方向にほぼ紙幅をカバ−する長さを有する緩衝ローラ(14)を配置し、前記ロール紙供給スクローラ(10)から引き出されたロール紙(8)の引き出し部の横幅方向の略全域が、前記緩衝ローラ(14)にU字状に掛け渡されて前記プラテン(16)上に供給されるように成し、前記緩衝ローラ(14)を前後方向に平行移動自在に支承し、前記緩衝ローラ(14)を、前記ロール紙(8)の引き出し部にテンションを付勢する前進方向に付勢し、前記緩衝ローラ(14)を、中間部が固定部材(94)(96)に回転自在に軸(98)(100)支された一対のスイングアーム(90)(92)に掛架され両端が該一対のスイングアーム(90)(92)に固定された内側固定ローラ(102)と、該内側固定ローラ(102)に回転自在に嵌合する外側回転ローラ(104)とから成る二重パイプ構造としたものである。
また本発明は、プラテン(16)の下方に配置したロール紙供給スクローラ(10)からロール紙(8)を、モータに連係するピンチローラ機構の回転によってプラテン(16)上に引き出し、前記プラテン(16)上で印字ヘッド(32)によりプリントするようにしたプリンタにおいて、前記ロール紙供給スクローラ(10)と前記プラテン(16)との間の用紙搬送経路の両側に固定部材(140)(142)を設け該固定部材(140)(142)にスイングアーム(130)(132)を回転自在に支承し、該スイングアーム(130)(132)間に固定ローラ(134)を固定配置し、前記スイングアーム(130)(132)の揺動変位側に前記固定ローラ(134)と平行となるように前記用紙搬送経路を横切る方向にほぼ紙幅をカバーする長さを有する回転ローラ(146)を回転自在に軸支し、前記ロール紙供給スクローラ(10)から引き出されたロール紙の引き出し部の横幅方向の略全域が前記回転ローラ(146)と固定ローラ(134)にU字状に掛け渡されて前記プラテン(16)上に供給されるように成し、前記回転ローラ(146)を前記スイングアーム(130)(132)の揺動により前後方向に平行移動自在とし、前記スイングアーム(130)(132)を揺動方向に付勢し、該付勢力により前記回転ローラ(146)を前記ロール紙(8)の引き出し部に弾発的に圧接し、該ロール紙(8)の引き出し部にテンションを付与したものである。
また本発明は、前記緩衝ローラ(14)の前記前後方向の揺動角度を検出し、該揺動角度が常に一定となるように、前記ロール紙供給スクローラ(10)をモータ(168)により回転制御するようにしたものである。
また本発明は、前記回転ローラ(146)の前記前後方向の揺動角度を検出し、該揺動角度が常に一定となるように、前記ロール紙供給スクローラ(10)をモータ(168)により回転制御するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
(2)は、大型インクジェットプリンタの機体であり、左右の脚体(4)に支持されている。図4において、(6)は、左右の脚体(4)のそれぞれに固設された軸受部材であり、これの嵌合凹部にロール紙(8)が支持されたロール紙供給スクローラ(10)の両端の軸部(12)が回転自在に支承されている。(14)は、緩衝ローラであり、機体(2)の前部に配置された一対のスイングアーム(90)(92)に支承されている。
【0006】
前記一対のスイングアーム(90)(92)は、その中間部が機体(2)に固設された固定部材(94)(96)に、前記スクローラ(10)の軸部(12)に対して垂直な平面内で、回転自在に軸(98)(100)支されている。前記緩衝ローラ(14)は、図2に示すように、内側固定ローラ(102)と回転ローラ(104)とから成る二重パイプ構造を有し、各ローラ(102)(104)は、円筒部(106)(108)と、円筒部(106)(108)の両端に嵌合固着された円柱ブロック(110)(112)とを備えている。
【0007】
内側固定ローラ(102)の両側の円柱ブロック(110)の中心には、軸体(114)が固着され、該軸体(114)は、回転ローラ(104)の両端の円柱ブロック(112)の中心に穿設された穴に回転自在に嵌合し、軸体(114)の端部は、対応するスイングアーム(90)(92)の下部に固定されている。前記緩衝ローラ(14)は、前記ロール紙(8)のスクローラ(10)の上方に、これに対して平行に配置され、用紙挿入口(24)を構成している。
【0008】
緩衝ローラ(14)の内側固定ローラ(102)は、緩衝ローラ(14)の捻れ防止の役割を有し、又この内側固定ローラ(102)は、軸(98)(100)を回転中心とするスイングアーム(90)(92)の揺動に対して左右同じ回転角を発生させる。そのため、緩衝ローラ(14)は前後方向に平行移動し、用紙経路の不均一を防止している。
【0009】
各スイングアーム(90)(92)の上部には、スプリング取付具(116)(118)が取り付けられ、該取付具(116)(118)と、固定部材(94)(96)に取り付けられたスプリング取付具(120)(122)との間に、コイルスプリング(124)が掛架され、これらコイルスプリング(124)の引張力によって、スイングアーム(90)(92)は、図1中、軸(98)(100)を中心として、時計方向に即ち前方に付勢されている。前記スイングアーム(92)には、揺動範囲を規正するための長孔(126)が穿設され、該長孔(126)に、固定部材(96)に突設されたストッパー軸(128)が、長孔(126)に対して相対移動可能に嵌挿されている。
【0010】
(16)は、機体(2)に、駆動系に連動して回転可能に取り付けられたローラから成るプラテンであり、これと緩衝ローラ(14)との間に、用紙をプラテン(16)の下側に導くガイド板(18)が配置されている。前記ガイド板(18)の一端は、機体(2)に固設されたブラケット(19)の穴に所定角度範囲内で揺動自在に支承されている。
【0011】
前記ガイド板(18)の他端には、入口紙押さえ手段(20)が固設されている。前記入口紙押さえ手段(20)は、複数の板ばねから成り、各先端部が前記プラテン(16)の下面に対向配置されている。前記緩衝ローラ(14)の上部には、用紙挿入口(24)が形成されている。
【0012】
(26)(28)は排紙ガイド、(30)はガイドローラ、(32)はインクジェット印字ヘッドであり、これに対向して紙押さえ手段(34)が配置され、該紙押さえ手段(34)は、機体(2)に回転自在に軸(36)支された取付板(38)に固設されている。前記取付板(38)はコイルばね(40)によって、図3中、反時計方向に付勢され、該付勢力によって前記紙押さえ手段(34)の先端は、プラテン(16)に弾接している。
【0013】
(42)は加圧ローラであり、前記プラテン(16)の印字ヘッド(32)移動経路直下の印字位置(44)に対して上流側の近傍に配置され、揺動アーム(46)の一端に回転自在に軸支されている。前記プラテン(16)と加圧ローラ(42)はピンチローラ機構を構成している。
【0014】
前記揺動アーム(46)の中間部は、機体(2)に固設されたブラケットに回転自在に軸(48)支されている。揺動アーム(46)はコイルばね(50)によって、図3中、反時計方向に付勢されている。(52)は機体(2)に回転自在に軸支された軸体であり、これにカム(54)とL型リンク片(56)が固設されている。L型リンク片(56)の他方は、リンク片(58)の一方に回転自在に軸(60)支されている。
【0015】
前記揺動アーム(46)には、ロール紙(8)の引き出し部の先端を、プラテンローラ(16)の周面に沿った方向に案内するガイド板(62)(64)(66)が固設されている。また、(68)は拍車ローラであり、前記ガイドローラ(30)に対して昇降可能に配置されている。
【0016】
(70)は、機体(2)の前部に配置された用紙加圧解除用の主レバーであり、その下部が、機体(2)に固設されたブラケットに回転自在に軸(72)支されている。前記主レバー(70)の下端には、リンク片(58)の一端が回転自在に軸(74)支されている。
【0017】
(76)は、紙押さえ加圧解除用の副レバーであり、前記主レバー(70)に対向して配置され、下部が主レバー(70)と同軸上に回転自在に軸(72)支されている。前記副レバー(76)が、主レバー(70)の垂直解除位置からの、図3中、反時計方向の揺動と連動するように、また、主レバー(70)が、副レバー(76)の倒れた状態から時計方向への揺動と連動するように、互いに頭部(70a)(76a)が物理的に干渉する位置に配置されている。
【0018】
前記副レバー(76)の下端には、リンク片(78)の一端が回転自在に軸(80)支され、該リンク片(78)の他端に、リンク片(82)の一端が回転自在に軸(84)支されている。(86)は、機体(2)に回転自在に支承された軸体であり、これにL型の作動片(88)の一方が固設されている。前記リンク片(82)の他端は前記軸体(86)に固設されている。
【0019】
次に、本実施形態の作用について説明する。
主レバー(70)と副レバー(76)が垂直に立っている状態は、用紙加圧解除位置であり、この状態において、加圧ローラ(42)及び紙押さえ(34)と、入口紙押さえ手段(20)は、プラテン(16)の表面から所定間隔離反し、且つ、拍車ローラ(68)がガイドローラ(30)から離反している。
【0020】
この解除位置から、主レバー(70)を、図3中、軸(72)を中心として実線で示す加圧位置まで、反時計方向に略60度揺動すると、副レバー(76)も、その頭部(76a)と主レバー(70)の頭部(76a)との物理的干渉により、主レバー(70)と連動して加圧位置まで揺動する。
【0021】
主レバー(70)が加圧位置まで揺動すると、拍車ローラ(68)はガイドローラ(30)に当接する。また、主レバー(70)のこの揺動によって、リンク片(58)が右方向に変位し、L型リンク片(56)が軸体(52)を中心として、反時計方向に揺動され、軸体(52)が反時計方向に回転する。
【0022】
この軸体(52)の回転によって、カム(54)が反時計方向に略90度回転し、カム(54)の偏心膨大部(54a)が揺動アーム(46)との当接面から離反する。これにより、揺動アーム(46)に対するカム(54)の加圧力が解除され、揺動アーム(46)はコイルばね(50)の引張力によって、軸(48)を中心として反時計方向に揺動し、加圧ローラ(42)がプラテンローラ(16)に圧接する。加圧ローラ(42)がプラテンローラ(16)に当接すると、紙押さえ手段(34)の先端がコイルばね(40)の引張力によって、プラテンローラ(16)に当接し、これとの間にニップを形成する。
【0023】
一方、副レバー(76)が加圧位置まで移動すると、リンク片(78)が上昇し、リンク片(82)が軸体(86)を中心として、反時計方向に揺動する。このとき、軸体(86)が反時計方向に回転し、作動片(88)が反時計方向に揺動して、入口紙押さえ手段(20)の後部を押し上げ、入口紙押さえ手段(20)の先端側がプラテンローラ(16)の表面に弾接し、入口紙押さえ手段(20)とプラテンローラ(16)との間にニップが形成される。
【0024】
副レバー(76)は、主副レバー(70)(76)の解除位置から単独で、加圧位置に揺動できる。主副レバー(70)(76)が共に解除位置にあるとき、主レバー(70)を加圧位置方向に揺動すると、副レバー(76)は、主レバー(70)との物理的干渉によって、主レバー(70)と連動して解除位置に揺動する。主レバー(70)を加圧位置から解除位置に揺動すると、主レバー(70)の変位によって、拍車ローラ(68)がガイドローラ(30)から離反すると共に、カム(54)が時計方向に90度回転して揺動アーム(46)を加圧し、加圧ローラ(42)がコイルばね(50)の引張力に抗して、プラテンローラ(16)から離反する。
【0025】
このとき、紙押さえ手段(34)は加圧ローラ(42)によって押し上げられ、プラテンローラ(16)から離反する。また、副レバー(76)が加圧位置から解除位置に揺動すると、リンク片(78)が下方向に移動し、軸体(86)が時計方向に回転し、作動片(88)が時計方向に揺動する。これにより、入口紙押さえ手段(20)の後部に対する加圧力が解除され、ガイド板(18)が自重によって時計方向に揺動し、入口紙押さえ手段(20)の先端はプラテンローラ(16)から離反する。
【0026】
次に、用紙のセット手順について説明する。
幅狭用紙の場合、
イ)主副レバー(70)(76)を解除位置に設定する。
ロ)スクローラ(10)に保持された幅狭のロール紙(8)を引き出し、その先端をプラテン(16)の下側の用紙挿入口(24)に差し込み、更に、ガイド板(18)及びプラテン(16)の表面に沿ったガイド板(62)(64)(66)に押し込んで、ロール紙(8)の先端を紙押さえ手段(34)の先まで出す。
ハ)用紙の平行出しを行う。
ニ)主副レバー(70)(76)を加圧位置に揺動する。
以上で用紙セットが完了する。
【0027】
幅広用紙の場合、
イ)主レバー(70)を解除位置に、副レバー(76)を加圧位置に設定する。
ロ)用紙を左右から少しずつ、入口紙押さえ手段(20)とプラテン(16)との間のニップに差し込み、更に、用紙を押し込んで、紙押さえ手段(34)の先まで出す。
ハ)副レバー(76)を解除位置に揺動し、用紙をフリーにする。
ニ)用紙の平行出しを行う。
ホ)主副レバー(70)(76)を加圧位置に揺動する。
以上で用紙セットが完了する。
【0028】
作図中、スクローラ(10)からくり出されたロール紙は、入口紙押さえ手段(20)、加圧ローラ(42)、紙押さえ手段手段(34)を経て、ガイド板(26)(28)上に導かれ、プラテン(16)の図3中、反時計方向の間欠回転によって、ガイド板(26)(28)上を左方向に搬送される。
【0029】
一方、印字ヘッド(32)は、図3中、紙面垂直方向に往復移動し、印字ヘッド(32)のノズルから吐出されるインクによって、プラテン(16)上のロール紙(8)の引き出し部に所定の作図が行われる。
【0030】
ロール紙(8)がプラテン(16)の回転によって、プラテン(16)に沿って引き上げられ、ロール紙(8)が排紙ガイド(26)(28)上に搬送されるとき、ロール紙(8)の引き出し部は、緩衝ローラ(14)にU字状に圧接する。このとき、緩衝ローラ(14)は、ロール紙(8)からの圧力によりコイルスプリング(124)の弾発力に抗して、軸(98)(100)を中心として、図1中、反時計方向に後退し、ロール紙(8)に作用する衝撃が吸収されるとともに、ロール(8)の左右に均等の圧力が付与され、これにより、ロール紙(8)の引き出し部の斜行が防止される。
【0031】
次に、緩衝ローラの他の実施の形態を、図5及び図6を参照して説明する。
(130)(132)はスイングアームであり、これにロール紙(8)のスクローラ(10)に対して水平に配置された固定ローラ(134)の両端が固定され、固定ローラ(134)の両端の中心には、軸体(136)(138)が同軸線上に固設されている。
【0032】
軸体(136)(138)は、機体(2)に固定された固定部材(140)(142)に、回転自在に支承され、これによりスイングアーム(130)(132)は、前記軸体(136)(138)を中心として、前記スクローラ(10)に対して垂直な平面内で揺動自在に前記固定部材(140)(142)に支承されている。
【0033】
前記スイングアーム(130)(132)の下部には、固定ローラ(134)に対して水平に回転ローラ(146)が配置され、該回転ローラ(146)の両端が、スイングアーム(130)(132)の下部に回転自在に軸(148)(150)支されている。
【0034】
前記ローラ(134)(146)は、それぞれ円筒部(152)(154)と、円筒部(152)(154)の両端に嵌合固着され中心部に軸(136)(138)(148)(150)が固着された円柱体(156)(158)(160)(162)とから構成されている。
【0035】
前記スイングアーム(130)(132)は、コイルばね(164)の引張力により、図6中、軸(136)(138)を中心として時計方向に付勢され、所定の角度で上記緩衝ローラ(166)は、第1の実施形態における緩衝ローラ(14)と同一の位置に配置されている。
【0036】
上記した構成において、ロール紙(8)がプラテン(16)の回転によって、プラテン(16)に沿って引き上げられ、ロール紙(8)の引き出し部が、排紙ガイド(26)(28)上に搬送されるとき、ロール紙(8)の引き出し部は緩衝ローラ(166)にU字状に圧接する。このとき、回転ローラ(146)は、ロール紙(8)からの圧力により、コイルスプリング(164)の弾発力に抗して、軸(136)を中心として、図6中、反時計方向に後退し、ロール紙(8)に作用する衝撃が吸収されるとともに、ロール紙(8)の左右に均等の圧力が付与され、斜行が阻止される。
【0037】
尚、上記実施形態はいずれも、ロール紙のスクローラを、緩衝ローラの下方に回転自在に支承したものであるが、図6に示すように、脚体に固設された軸受部材(6)にモータ(168)を固設し、該モータ(168)の出力軸とロール紙(8)のスクローラの軸部(12)を脱着可能に連結し、コントローラによってモータ(168)の回転を制御し、スイングアーム(130)(132)(90)(92)の角度が用紙搬送中、常に一定となるように構成しても良い。
【0038】
この実施形態において、スイングアーム(130)(132)(90)(92)には、図5及び図7に示すように、エンコーダ板(170)(172)がスイングアーム(90)(92)の回転と連動する軸体(136)(174)に固定され、このエンコーダ板(170)(172)の回転変位をエンコーダ(176)(178)によって電気信号に変換し、この信号がコントローラに送られるように構成されている。
【0039】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したので、用紙搬送時におけるロール紙への衝撃の吸収及びロール紙の左右の搬送経路長の差を調整することができ、ロール紙送り動作が安定し、斜行が生じない等の効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの要部の側面図である。
【図2】緩衝ローラの一部の断面図である。
【図3】プリンタの内部構造を示す側面図である。
【図4】プリンタの全体の外観図である。
【図5】緩衝ローラの他の実施の形態を示す正面図である。
【図6】緩衝ローラの他の実施形態の側面図である。
【図7】緩衝ローラの他の実施の形態を示す一部の正面図である。
【符号の説明】
2 機体
4 脚体
6 軸受部材
8 ロール紙
10 スクローラ
14 ガイドローラ
16 プラテン
18 ガイド板
20 入口紙押さえ
24 用紙挿入口
26 排紙ガイド
28 排紙ガイド
30 ガイドローラ
32 印字ヘッド
34 紙押さえ
36 軸
38 取付板
40 コイルばね
42 加圧ローラ
44 印字位置
46 揺動アーム
48 軸
50 コイルばね
52 軸体
54 カム
56 リンク片
58 リンク片
60 軸
62 ガイド板
64 ガイド板
66 ガイド板
68 拍車ローラ
70 主レバー
72 軸
74 軸
76 副レバー
78 リンク片
80 軸
82 リンク片
84 軸
86 軸体
88 作動片
90 スイングアーム
92 スイングアーム
94 固定部材
96 固定部材
98 軸
100 軸
102 内側固定ローラ
104 回転ローラ
106 円筒部
108 円筒部
110 円柱ブロック
112 円柱ブロック
114 軸体
116 スプリング取付具
118 スプリング取付具
120 スプリング取付具
122 スプリング取付具
124 コイルスプリング
126 長孔
128 ストッパー軸
130 スイングアーム
132 スイングアーム
134 固定ローラ
136 軸体
138 軸体
140 固定部材
142 固定部材
146 回転ローラ
148 軸
150 軸
152 円筒部
154 円筒部
156 円柱体
158 円柱体
160 円柱体
162 円柱体
164 コイルばね
166 緩衝ローラ
168 モータ
170 エンコーダ板
172 エンコーダ板
174 軸体
176 エンコーダ
178 エンコーダ

Claims (4)

  1. プラテン(16)の下方に配置したロール紙供給スクローラ(10)からロール紙(8)を、モータに連係するピンチローラ機構の回転によってプラテン(16)上に引き出し、前記プラテン(16)上で印字ヘッド(32)によりプリントするようにしたプリンタにおいて、前記ロール紙供給スクローラ(10)と前記プラテン(16)との間の用紙搬送経路に、該経路を横切る方向にほぼ紙幅をカバ−する長さを有する緩衝ローラ(14)を配置し、前記ロール紙供給スクローラ(10)から引き出されたロール紙(8)の引き出し部の横幅方向の略全域が、前記緩衝ローラ(14)にU字状に掛け渡されて前記プラテン(16)上に供給されるように成し、前記緩衝ローラ(14)を前後方向に平行移動自在に支承し、前記緩衝ローラ(14)を、前記ロール紙(8)の引き出し部にテンションを付勢する前進方向に付勢し、前記緩衝ローラ(14)を、中間部が固定部材(94)(96)に回転自在に軸(98)(100)支された一対のスイングアーム(90)(92)に掛架され両端が該一対のスイングアーム(90)(92)に固定された内側固定ローラ(102)と、該内側固定ローラ(102)に回転自在に嵌合する外側回転ローラ(104)とから成る二重パイプ構造としたことを特徴とするプリンタ。
  2. プラテン(16)の下方に配置したロール紙供給スクローラ(10)からロール紙(8)を、モータに連係するピンチローラ機構の回転によってプラテン(16)上に引き出し、前記プラテン(16)上で印字ヘッド(32)によりプリントするようにしたプリンタにおいて、前記ロール紙供給スクローラ(10)と前記プラテン(16)との間の用紙搬送経路の両側に固定部材(140)(142)を設け該固定部材(140)(142)にスイングアーム(130)(132)を回転自在に支承し、該スイングアーム(130)(132)間に固定ローラ(134)を固定配置し、前記スイングアーム(130)(132)の揺動変位側に前記固定ローラ(134)と平行となるように前記用紙搬送経路を横切る方向にほぼ紙幅をカバーする長さを有する回転ローラ(146)を回転自在に軸支し、前記ロール紙供給スクローラ(10)から引き出されたロール紙の引き出し部の横幅方向の略全域が前記回転ローラ(146)と固定ローラ(134)にU字状に掛け渡されて前記プラテン(16)上に供給されるように成し、前記回転ローラ(146)を前記スイングアーム(130)(132)の揺動により前後方向に平行移動自在とし、前記スイングアーム(130)(132)を揺動方向に付勢し、該付勢力により前記回転ローラ(146)を前記ロール紙(8)の引き出し部に弾発的に圧接し、該ロール紙(8)の引き出し部にテンションを付与したことを特徴とするプリンタ。
  3. 前記緩衝ローラ(14)の前記前後方向の揺動角度を検出し、該揺動角度が常に一定となるように、前記ロール紙供給スクローラ(10)をモータ(168)により回転制御するようにしたことを特徴とする「請求項1」に記載のプリンタ。
  4. 前記回転ローラ(146)の前記前後方向の揺動角度を検出し、該揺動角度が常に一定となるように、前記ロール紙供給スクローラ(10)をモータ(168)により回転制御するようにしたことを特徴とする「請求項2」に記載のプリンタ。
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