JPH06113086A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH06113086A JPH06113086A JP4255174A JP25517492A JPH06113086A JP H06113086 A JPH06113086 A JP H06113086A JP 4255174 A JP4255174 A JP 4255174A JP 25517492 A JP25517492 A JP 25517492A JP H06113086 A JPH06113086 A JP H06113086A
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- terminal
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 メモリ受信する画像データが受信側端末のメ
モリをオーバーフローしそうな場合に、メモリフルによ
るエラーを回避し、送信されたファクシミリデータを確
実に受信できるようにする。 【構成】 受信側端末のシステム制御部1は“SETU
P”受信後、本発明の処理を行うための編集情報を“C
ONN”のユーザ・ユーザ情報に付加し、通信制御部8
を介して送信側端末に通知する。送信側は、この“CO
NN”受信後、送信原稿を画像メモリ部6に記憶し、原
稿を受信側端末へ送信する。受信側は画像メモリ部6が
所定のメモリ残量以下となった場合は、受信データの主
走査/副走査線密度を削減して、受信側の画像メモリ部
6に記憶する。受信側端末のメモリ残量が回復した場合
は、送信側端末に所定時間保存されている送信画像デー
タを再送要求してオリジナル原稿を再受信し、メモリ残
量が回復しない場合は、受信側端末のプロッタ部4から
プリントアウトする。
モリをオーバーフローしそうな場合に、メモリフルによ
るエラーを回避し、送信されたファクシミリデータを確
実に受信できるようにする。 【構成】 受信側端末のシステム制御部1は“SETU
P”受信後、本発明の処理を行うための編集情報を“C
ONN”のユーザ・ユーザ情報に付加し、通信制御部8
を介して送信側端末に通知する。送信側は、この“CO
NN”受信後、送信原稿を画像メモリ部6に記憶し、原
稿を受信側端末へ送信する。受信側は画像メモリ部6が
所定のメモリ残量以下となった場合は、受信データの主
走査/副走査線密度を削減して、受信側の画像メモリ部
6に記憶する。受信側端末のメモリ残量が回復した場合
は、送信側端末に所定時間保存されている送信画像デー
タを再送要求してオリジナル原稿を再受信し、メモリ残
量が回復しない場合は、受信側端末のプロッタ部4から
プリントアウトする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に受信側端末で受信したデータをメモリに蓄積す
るメモリ受信可能なファクシミリ装置に関する。
し、特に受信側端末で受信したデータをメモリに蓄積す
るメモリ受信可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化社会においては、画像デー
タを通信回線を使って送受信するファクシミリ装置が多
用されている。そして、通常はリアルタイムで画像デー
タの送受信を行っているが、受信側のプロッタが使用中
であったり、回線がビジーであっても画像データを一旦
メモリに蓄積して受信を行う、メモリ受信可能なファク
シミリ装置が普及しつつある。
タを通信回線を使って送受信するファクシミリ装置が多
用されている。そして、通常はリアルタイムで画像デー
タの送受信を行っているが、受信側のプロッタが使用中
であったり、回線がビジーであっても画像データを一旦
メモリに蓄積して受信を行う、メモリ受信可能なファク
シミリ装置が普及しつつある。
【0003】ところが、受信側端末のメモリに受信画像
データが大量に蓄積されると、メモリ残量の不足が発生
し易く、受信途中にメモリがオーバーフローしてしまう
と、それ以後の画像データがメモリ受信できなくなる恐
れがあった。そこで、従来では受信側端末のメモリ残量
が不足すると、予め登録された他のファクシミリ装置に
対して受信した画像データを転送することが行われてい
る。
データが大量に蓄積されると、メモリ残量の不足が発生
し易く、受信途中にメモリがオーバーフローしてしまう
と、それ以後の画像データがメモリ受信できなくなる恐
れがあった。そこで、従来では受信側端末のメモリ残量
が不足すると、予め登録された他のファクシミリ装置に
対して受信した画像データを転送することが行われてい
る。
【0004】また、上記以外の手段としては、受信画像
データをメモリに蓄積できるところまで蓄積して、オー
バフローした画像データは捨るようにしたり、送信端末
にビジー信号を返してメモリ容量が回復するのを待っ
て、画像データを再受信することなどが行われていた。
データをメモリに蓄積できるところまで蓄積して、オー
バフローした画像データは捨るようにしたり、送信端末
にビジー信号を返してメモリ容量が回復するのを待っ
て、画像データを再受信することなどが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のファクシミリ装置によれば、受信側端末
のメモリがオーバーフローした場合に残りの画像データ
を捨てる従来例では、受信端末のプロッタからプリント
アウトされる原稿が途中で切れることとなり、必要な情
報が得られなくなるという問題があった。
たような従来のファクシミリ装置によれば、受信側端末
のメモリがオーバーフローした場合に残りの画像データ
を捨てる従来例では、受信端末のプロッタからプリント
アウトされる原稿が途中で切れることとなり、必要な情
報が得られなくなるという問題があった。
【0006】また、予め登録してある他のファクシミリ
端末に対して受信画像データを転送する従来例では、送
信原稿の画像データを原稿切れすることなく受領するこ
とが保障されるが、受信画像データを受領する際に、原
稿を代替受信した転送先のファクシミリ装置の所まで原
稿を取りに行かなくてはならず、その手間が煩わしいと
いう問題があった。
端末に対して受信画像データを転送する従来例では、送
信原稿の画像データを原稿切れすることなく受領するこ
とが保障されるが、受信画像データを受領する際に、原
稿を代替受信した転送先のファクシミリ装置の所まで原
稿を取りに行かなくてはならず、その手間が煩わしいと
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、メモリ受信する画像データが受信側端末
のメモリをオーバーフローしそうな場合に、受信原稿が
途中で切れる等のメモリフルによるエラーを回避するこ
とが可能であって、送信されたファクシミリデータを確
実に受信することができる、信頼性の高いファクシミリ
装置を提供することを目的とする。
たものであり、メモリ受信する画像データが受信側端末
のメモリをオーバーフローしそうな場合に、受信原稿が
途中で切れる等のメモリフルによるエラーを回避するこ
とが可能であって、送信されたファクシミリデータを確
実に受信することができる、信頼性の高いファクシミリ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
送信側端末から送られてくる画像データを受信側端末で
受信してメモリに蓄積するメモリ受信可能なファクシミ
リ装置において、前記メモリの空き容量を示すメモリ残
量を検出するメモリ残量検出手段と、該メモリ残量があ
る一定量以下となった場合に、受信した画像データの画
素密度を所定割合だけ減らして画像データ量を削減する
画素密度削減手段と、が設けられたことを特徴とする。
送信側端末から送られてくる画像データを受信側端末で
受信してメモリに蓄積するメモリ受信可能なファクシミ
リ装置において、前記メモリの空き容量を示すメモリ残
量を検出するメモリ残量検出手段と、該メモリ残量があ
る一定量以下となった場合に、受信した画像データの画
素密度を所定割合だけ減らして画像データ量を削減する
画素密度削減手段と、が設けられたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、前記画素密度削減手段によっ
て画素密度が削減された画像データであることを受信側
端末のユーザに通知する削減画像データ通知手段が設け
られたことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求
項1記載のファクシミリ装置において、前記送信側端末
のメモリに蓄積されている所定の送信画像データのファ
イルを送信終了後であっても削除せずに保存するように
受信側端末から送信側端末に対して要求を行う送信画像
データ保存要求手段が設けられたことを特徴とする。
ァクシミリ装置において、前記画素密度削減手段によっ
て画素密度が削減された画像データであることを受信側
端末のユーザに通知する削減画像データ通知手段が設け
られたことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求
項1記載のファクシミリ装置において、前記送信側端末
のメモリに蓄積されている所定の送信画像データのファ
イルを送信終了後であっても削除せずに保存するように
受信側端末から送信側端末に対して要求を行う送信画像
データ保存要求手段が設けられたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載のフ
ァクシミリ装置において、前記受信側端末のメモリのメ
モリ残量がある一定量以上に確保された場合に、前記保
存要求を行った送信画像データのファイルを再度送信す
るように送信側端末に対して保存データ再送要求信号を
送って要求を行う保存画像データ再送要求手段と、該再
送要求に従って送信側端末から再送された画像データを
受信する再送画像データ受信手段と、が設けられたこと
を特徴とする。
ァクシミリ装置において、前記受信側端末のメモリのメ
モリ残量がある一定量以上に確保された場合に、前記保
存要求を行った送信画像データのファイルを再度送信す
るように送信側端末に対して保存データ再送要求信号を
送って要求を行う保存画像データ再送要求手段と、該再
送要求に従って送信側端末から再送された画像データを
受信する再送画像データ受信手段と、が設けられたこと
を特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載のフ
ァクシミリ装置において、前記送信側端末には、受信側
端末からの送信画像データ保存要求によりメモリに保存
している所定の画像データを受信側端末からの保存デー
タ再送要求信号を受信した際に、メモリから読み出して
受信側端末に対して再度送信する再送画像データ送信手
段が設けられたことを特徴とする。
ァクシミリ装置において、前記送信側端末には、受信側
端末からの送信画像データ保存要求によりメモリに保存
している所定の画像データを受信側端末からの保存デー
タ再送要求信号を受信した際に、メモリから読み出して
受信側端末に対して再度送信する再送画像データ送信手
段が設けられたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、メモリ残量検出手段
により受信側端末のメモリ残量が所定量以下となった場
合に、画素密度削減手段で受信した画像データの画素密
度 (例えば、400 ×400dpi、200 ×400dpi、200 ×200d
pi、200 ×100dpi等のように) を予め指定された画像デ
ータの編集情報に従って削減し、残り少なくなったメモ
リ領域を有効に活用することにより、メモリのオーバー
フローによる原稿切れ等が防止される。
により受信側端末のメモリ残量が所定量以下となった場
合に、画素密度削減手段で受信した画像データの画素密
度 (例えば、400 ×400dpi、200 ×400dpi、200 ×200d
pi、200 ×100dpi等のように) を予め指定された画像デ
ータの編集情報に従って削減し、残り少なくなったメモ
リ領域を有効に活用することにより、メモリのオーバー
フローによる原稿切れ等が防止される。
【0013】請求項2記載の発明では、削減画像データ
通知手段により画素密度の削減がどのように為された画
像データであるかを(例えば、400 ×400dpiを200 ×20
0dpiのように削減した画像データというように) 受信側
端末のユーザに通知することにより、オリジナル原稿か
ら画素密度をどの程度削減して記録された原稿かを容易
に判別することができる。
通知手段により画素密度の削減がどのように為された画
像データであるかを(例えば、400 ×400dpiを200 ×20
0dpiのように削減した画像データというように) 受信側
端末のユーザに通知することにより、オリジナル原稿か
ら画素密度をどの程度削減して記録された原稿かを容易
に判別することができる。
【0014】請求項3記載の発明では、受信側端末の送
信画像データ保存要求手段により送信側端末のメモリに
蓄積されている送信画像データの保存の有無と保存原稿
のIDコードを通知して要求することにより、受信側端
末のメモリがメモリフル状態であっても送信側端末で代
わりに画像データを保存させ、オリジナル原稿が一方的
に廃棄されるのを防止する。
信画像データ保存要求手段により送信側端末のメモリに
蓄積されている送信画像データの保存の有無と保存原稿
のIDコードを通知して要求することにより、受信側端
末のメモリがメモリフル状態であっても送信側端末で代
わりに画像データを保存させ、オリジナル原稿が一方的
に廃棄されるのを防止する。
【0015】請求項4記載の発明では、受信側端末のメ
モリ残量が所定量以上に回復した場合に、必要であれば
受信側端末の保存画像データ再送要求手段により、送信
側端末に保存されている原稿画像データのうち、所望の
原稿を原稿IDコードで指定して再度送信するように要
求し、再送画像データ受信手段より送信側端末から再送
された画像データを受信してメモリに蓄積する。このた
め、メモリのオーバーフローによる原稿切れ等を心配す
ることなく、オリジナル原稿の画像データを受信するこ
とができる。
モリ残量が所定量以上に回復した場合に、必要であれば
受信側端末の保存画像データ再送要求手段により、送信
側端末に保存されている原稿画像データのうち、所望の
原稿を原稿IDコードで指定して再度送信するように要
求し、再送画像データ受信手段より送信側端末から再送
された画像データを受信してメモリに蓄積する。このた
め、メモリのオーバーフローによる原稿切れ等を心配す
ることなく、オリジナル原稿の画像データを受信するこ
とができる。
【0016】請求項5記載の発明では、受信側端末の送
信画像データ保存要求によりメモリに保存されていた所
定の画像データの内、受信側端末から原稿IDコードで
指定された画像データを送信側端末のメモリから読み出
して、送信側端末の再送画像データ送信手段によって、
受信側端末へ再度送信することにより、受信側端末のメ
モリのオーバーフローによる原稿切れ等を心配すること
なく、オリジナル原稿の画像データが確実に送信され
る。
信画像データ保存要求によりメモリに保存されていた所
定の画像データの内、受信側端末から原稿IDコードで
指定された画像データを送信側端末のメモリから読み出
して、送信側端末の再送画像データ送信手段によって、
受信側端末へ再度送信することにより、受信側端末のメ
モリのオーバーフローによる原稿切れ等を心配すること
なく、オリジナル原稿の画像データが確実に送信され
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、構成を説明する。図1は本発明の一実施例に係るフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
ず、構成を説明する。図1は本発明の一実施例に係るフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0018】本実施例のファクシミリ装置は、図1に示
すように、システム制御部(SCU)1、操作表示部
2、スキャナ部3、プロッタ部4、メモリ部5、画像メ
モリ部6、符号化復号化部7、通信制御部8、ISDN
インターフェース9およびシステムバス10で構成されて
いる。上記システム制御部1は、このファクシミリ装置
全体の制御処理を実行する。
すように、システム制御部(SCU)1、操作表示部
2、スキャナ部3、プロッタ部4、メモリ部5、画像メ
モリ部6、符号化復号化部7、通信制御部8、ISDN
インターフェース9およびシステムバス10で構成されて
いる。上記システム制御部1は、このファクシミリ装置
全体の制御処理を実行する。
【0019】上記操作表示部2は、ファクシミリ装置を
操作するための種々の操作キーや操作情報等を画像表示
する液晶表示部(LCD)等からなる。上記スキャナ部
3は、送信原稿等を光学的に走査を行うことによって所
定の解像度で画情報を読み取って画像データに変換す
る。上記プロッタ部4は、上記画像メモリ部6に蓄積さ
れた受信画像データ等を記録紙に印字記録する。
操作するための種々の操作キーや操作情報等を画像表示
する液晶表示部(LCD)等からなる。上記スキャナ部
3は、送信原稿等を光学的に走査を行うことによって所
定の解像度で画情報を読み取って画像データに変換す
る。上記プロッタ部4は、上記画像メモリ部6に蓄積さ
れた受信画像データ等を記録紙に印字記録する。
【0020】上記メモリ部5は、システム制御部1にお
ける制御処理を実行するための制御処理プログラムを記
憶するROM(Read Only Memory) や種々のデータおよ
びユーザ固有の情報等を記憶するRAM(Random Acces
s Memory) である。上記画像メモリ部6は、原稿を送信
する場合はスキャナ部3で読み取って符号化復号化部7
で符号化圧縮された画像データを蓄積したり、原稿を受
信する場合は符号化圧縮された受信画像データをそのま
ま、あるいは復号化伸長して蓄積する。
ける制御処理を実行するための制御処理プログラムを記
憶するROM(Read Only Memory) や種々のデータおよ
びユーザ固有の情報等を記憶するRAM(Random Acces
s Memory) である。上記画像メモリ部6は、原稿を送信
する場合はスキャナ部3で読み取って符号化復号化部7
で符号化圧縮された画像データを蓄積したり、原稿を受
信する場合は符号化圧縮された受信画像データをそのま
ま、あるいは復号化伸長して蓄積する。
【0021】上記符号化復号化部7は、送信画像データ
を符号化して圧縮したり、圧縮された受信画像データを
伸長して元の画像データ(生データ)に復号化する。上
記通信制御部8は、ISDNインターフェース9を介し
てISDN回線と接続され、所定の伝送制御手順を実行
して相手方との間で通信制御を行う。上記システムバス
10は、上記各部間を接続してデータのやり取りを行う信
号ラインである。
を符号化して圧縮したり、圧縮された受信画像データを
伸長して元の画像データ(生データ)に復号化する。上
記通信制御部8は、ISDNインターフェース9を介し
てISDN回線と接続され、所定の伝送制御手順を実行
して相手方との間で通信制御を行う。上記システムバス
10は、上記各部間を接続してデータのやり取りを行う信
号ラインである。
【0022】次に、図2は図1のファクシミリ装置で実
行される通信プロトコルシーケンスであり、(a)は本
実施例、(b)は比較例である。図2(a)に示すよう
に、本実施例における通信手順は、画像データの送信側
端末である発端末が始めに呼設定メッセージ“SETU
P”をISDNに送出して、受信側端末である着端末と
の間に呼設定を要求する。
行される通信プロトコルシーケンスであり、(a)は本
実施例、(b)は比較例である。図2(a)に示すよう
に、本実施例における通信手順は、画像データの送信側
端末である発端末が始めに呼設定メッセージ“SETU
P”をISDNに送出して、受信側端末である着端末と
の間に呼設定を要求する。
【0023】これに対して、ISDNは、呼設定メッセ
ージ“SETUP”を受けると、呼設定状況を通知する
ための呼設定受付メッセージ“CALL PROC”を
発端末へ送出する。一方、着端末は、着信検出を行うと
呼出メッセージ“CONN”をISDNに送出し、IS
DNは応答メッセージ“CONN”を発端末に送出し
て、着端末が呼を受け付けたことを通知する。
ージ“SETUP”を受けると、呼設定状況を通知する
ための呼設定受付メッセージ“CALL PROC”を
発端末へ送出する。一方、着端末は、着信検出を行うと
呼出メッセージ“CONN”をISDNに送出し、IS
DNは応答メッセージ“CONN”を発端末に送出し
て、着端末が呼を受け付けたことを通知する。
【0024】さらに、ISDNは、着端末に応答確認メ
ッセージ“CONN ACK”を送出して着端末の応答
を確認し、この時点で、発端末と着端末との間にデータ
伝送のための情報チャネルが確立し、発端末と着端末と
の間でデータ伝送が行われる。ここまでの通信プロトコ
ルは、図2(b)の比較例の場合と同じである。ところ
が、上記データ伝送終了後は、図2(b)の比較例で
は、発端末が切断メッセージ“DISC”をISDNに
送出して情報チャネルの解放を要求し、ISDNが切断
メッセージ“DISC”を着端末に送出して情報チャネ
ルの復旧を通知するのに対して、図2(a)の本実施例
では、逆に着端末が切断メッセージ“DISC”をIS
DNに送出して情報チャネルの解放を要求し、ISDN
が切断メッセージ“DISC”を発端末に送出して情報
チャネルの復旧を通知する。
ッセージ“CONN ACK”を送出して着端末の応答
を確認し、この時点で、発端末と着端末との間にデータ
伝送のための情報チャネルが確立し、発端末と着端末と
の間でデータ伝送が行われる。ここまでの通信プロトコ
ルは、図2(b)の比較例の場合と同じである。ところ
が、上記データ伝送終了後は、図2(b)の比較例で
は、発端末が切断メッセージ“DISC”をISDNに
送出して情報チャネルの解放を要求し、ISDNが切断
メッセージ“DISC”を着端末に送出して情報チャネ
ルの復旧を通知するのに対して、図2(a)の本実施例
では、逆に着端末が切断メッセージ“DISC”をIS
DNに送出して情報チャネルの解放を要求し、ISDN
が切断メッセージ“DISC”を発端末に送出して情報
チャネルの復旧を通知する。
【0025】次に、図2(b)の比較例の場合は、着端
末がチャネル切断完了を通知する解放メッセージ“RE
L”をISDNに応答し、ISDNから発端末に解放メ
ッセージ“REL”を送出するが、図2(a)の本実施
例の場合は、逆に発端末がチャネル切断完了を通知する
解放メッセージ“REL”をISDNに応答し、ISD
Nから着端末に解放メッセージ“REL”が送出され
る。
末がチャネル切断完了を通知する解放メッセージ“RE
L”をISDNに応答し、ISDNから発端末に解放メ
ッセージ“REL”を送出するが、図2(a)の本実施
例の場合は、逆に発端末がチャネル切断完了を通知する
解放メッセージ“REL”をISDNに応答し、ISD
Nから着端末に解放メッセージ“REL”が送出され
る。
【0026】また、図2(b)の比較例の場合、発端末
はチャネル解放が完了すると解放完了メッセージ“RE
L COMP”をISDNに送出して呼の解放を通知
し、ISDNは解放完了メッセージ“REL COM
P”を着端末に送出して、情報チャネルおよび呼の解放
が成立させて、発着端末間に設定されていた情報チャネ
ルを完全に解放する。ところが、図2(a)の本実施例
の場合、逆に着端末はチャネル解放が完了すると解放完
了メッセージ“REL COMP”をISDNに送出し
て呼の解放を通知し、ISDNは解放完了メッセージ
“REL COMP”を発端末に送出して、情報チャネ
ルおよび呼の解放が成立し、発着端末間に設定されてい
た情報チャネルを完全に解放する。
はチャネル解放が完了すると解放完了メッセージ“RE
L COMP”をISDNに送出して呼の解放を通知
し、ISDNは解放完了メッセージ“REL COM
P”を着端末に送出して、情報チャネルおよび呼の解放
が成立させて、発着端末間に設定されていた情報チャネ
ルを完全に解放する。ところが、図2(a)の本実施例
の場合、逆に着端末はチャネル解放が完了すると解放完
了メッセージ“REL COMP”をISDNに送出し
て呼の解放を通知し、ISDNは解放完了メッセージ
“REL COMP”を発端末に送出して、情報チャネ
ルおよび呼の解放が成立し、発着端末間に設定されてい
た情報チャネルを完全に解放する。
【0027】このように、本実施例では、データ伝送終
了後の通信プロトコルが比較例と逆向きに行われてい
る。次に、図3は本発明の一実施例に係る受信画像デー
タの編集情報の構成を示す図である。図3に列挙した編
集情報の各項目は、以下に示すような目的のために設定
されている。
了後の通信プロトコルが比較例と逆向きに行われてい
る。次に、図3は本発明の一実施例に係る受信画像デー
タの編集情報の構成を示す図である。図3に列挙した編
集情報の各項目は、以下に示すような目的のために設定
されている。
【0028】図3に示す画像データ削減開始メモリ残量
は、図1のシステム制御部1が画像メモリ部6のメモリ
残量を常時チェックし、予めここで指定されたメモリ残
量以下となった場合は、受信した画像データの画素密度
を所定割合だけ減らして画像データ量を削減することを
開始する。ここでは、例えばメモリ残量が30%以下と
なった場合に画像データの削減を開始する。
は、図1のシステム制御部1が画像メモリ部6のメモリ
残量を常時チェックし、予めここで指定されたメモリ残
量以下となった場合は、受信した画像データの画素密度
を所定割合だけ減らして画像データ量を削減することを
開始する。ここでは、例えばメモリ残量が30%以下と
なった場合に画像データの削減を開始する。
【0029】画像データ削減停止メモリ残量は、予めこ
こで指定されたメモリ残量以上となった場合は、画像メ
モリの空き領域が確保できたものとして、上記した受信
画像データ削減処理を停止する。ここでは、例えばメモ
リ残量が50%以上となった場合に画像データの削減を
停止する。副走査線密度削減指定は、画像データを削減
する場合に、副走査線密度の削減を行うか否かを指定す
るものである。例えば、副走査線密度を削減する場合
は、受信画像データを復号化して生データに変換した
後、1ライン目と2ライン目のデータのOR結果を1ラ
イン目とし、3ライン目と4ライン目をそれぞれ2ライ
ン目と3ライン目のデータとして符号化復号化部7で符
号化して、画像メモリ部6に書き込むことにより、画像
データ量を3/4に削減することができる。これ以外に
も、1ライン目と2ライン目のデータのOR結果を1ラ
イン目とし、3ライン目と4ライン目のデータのOR結
果を2ライン目とすることによって、画像データ量を1
/2に削減したり(図3の設定値)、また、この両方の
OR結果をさらにORをとることによって、画像データ
量を1/4に削減することもできる。
こで指定されたメモリ残量以上となった場合は、画像メ
モリの空き領域が確保できたものとして、上記した受信
画像データ削減処理を停止する。ここでは、例えばメモ
リ残量が50%以上となった場合に画像データの削減を
停止する。副走査線密度削減指定は、画像データを削減
する場合に、副走査線密度の削減を行うか否かを指定す
るものである。例えば、副走査線密度を削減する場合
は、受信画像データを復号化して生データに変換した
後、1ライン目と2ライン目のデータのOR結果を1ラ
イン目とし、3ライン目と4ライン目をそれぞれ2ライ
ン目と3ライン目のデータとして符号化復号化部7で符
号化して、画像メモリ部6に書き込むことにより、画像
データ量を3/4に削減することができる。これ以外に
も、1ライン目と2ライン目のデータのOR結果を1ラ
イン目とし、3ライン目と4ライン目のデータのOR結
果を2ライン目とすることによって、画像データ量を1
/2に削減したり(図3の設定値)、また、この両方の
OR結果をさらにORをとることによって、画像データ
量を1/4に削減することもできる。
【0030】主走査線密度削減指定は、画像データを削
減する場合に、主走査線密度の削減を行うか否かを指定
するものである。例えば、主走査線密度を削減する場合
は、受信画像データを復号化して生データに変換した
後、上記した副走査線密度の削減とほぼ同様にして画像
データの間引きを行うことにより、画像データ量を3/
4、1/2(図3の設定値)、1/4のように削減する
ことができる。そして、このようにして削減した画像デ
ータは、符号化復号化部7により符号化されて、画像メ
モリ部6に書き込まれる。
減する場合に、主走査線密度の削減を行うか否かを指定
するものである。例えば、主走査線密度を削減する場合
は、受信画像データを復号化して生データに変換した
後、上記した副走査線密度の削減とほぼ同様にして画像
データの間引きを行うことにより、画像データ量を3/
4、1/2(図3の設定値)、1/4のように削減する
ことができる。そして、このようにして削減した画像デ
ータは、符号化復号化部7により符号化されて、画像メ
モリ部6に書き込まれる。
【0031】最大副走査線密度指定は、受信した画像デ
ータの副走査線線密度が指定された最大副走査線密度
(ここでは、200dpi) を越えた場合であっても、設定さ
れた最大副走査線密度に補正して画像メモリ部6に書き
込む。例えば、最大副走査線密度指定が200dpiとした時
に、400dpiの副走査線密度を持った画像データを受けた
とすると、上記した副走査線密度削減指定で述べたよう
に、OR処理を行うことによって、400dpiから200dpiへ
副走査線密度が補正される。
ータの副走査線線密度が指定された最大副走査線密度
(ここでは、200dpi) を越えた場合であっても、設定さ
れた最大副走査線密度に補正して画像メモリ部6に書き
込む。例えば、最大副走査線密度指定が200dpiとした時
に、400dpiの副走査線密度を持った画像データを受けた
とすると、上記した副走査線密度削減指定で述べたよう
に、OR処理を行うことによって、400dpiから200dpiへ
副走査線密度が補正される。
【0032】最大主走査線密度指定は、受信した画像デ
ータの主走査線線密度が指定された最大主走査線密度
(ここでは、200dpi) を越えた場合であっても、設定さ
れた最大主走査線密度に補正して画像メモリ部6に書き
込む。例えば、最大主走査線密度指定が200dpiとした時
に、400dpiの主走査線密度を持った画像データを受けた
とすると、上記した主走査線密度削減指定と同様に間引
き処理を行うことによって、400dpiから200dpiへ主走査
線密度が補正される。
ータの主走査線線密度が指定された最大主走査線密度
(ここでは、200dpi) を越えた場合であっても、設定さ
れた最大主走査線密度に補正して画像メモリ部6に書き
込む。例えば、最大主走査線密度指定が200dpiとした時
に、400dpiの主走査線密度を持った画像データを受けた
とすると、上記した主走査線密度削減指定と同様に間引
き処理を行うことによって、400dpiから200dpiへ主走査
線密度が補正される。
【0033】削除情報記録位置指定は、線密度を削減し
て記録する画像データの位置を指定するものであって、
例えば、上−左、上−中央、上−右、下−左、下−中
央、下−右などのように指定する。オリジナル原稿再受
信の有無は、オリジナル原稿の再受信の有無を指定する
もので、再受信無しを指定する場合は、編集情報によっ
て削減された原稿を記録出力する。また、再受信有りを
指定する場合は、“オリジナル原稿再受信待機時間”で
指定される時間だけ受信側端末の画像メモリ部6のメモ
リ残量が一定量以上に回復するまで待ち、指定時間以内
でメモリ残量が回復した場合には、オリジナル原稿の再
受信処理が行われる。
て記録する画像データの位置を指定するものであって、
例えば、上−左、上−中央、上−右、下−左、下−中
央、下−右などのように指定する。オリジナル原稿再受
信の有無は、オリジナル原稿の再受信の有無を指定する
もので、再受信無しを指定する場合は、編集情報によっ
て削減された原稿を記録出力する。また、再受信有りを
指定する場合は、“オリジナル原稿再受信待機時間”で
指定される時間だけ受信側端末の画像メモリ部6のメモ
リ残量が一定量以上に回復するまで待ち、指定時間以内
でメモリ残量が回復した場合には、オリジナル原稿の再
受信処理が行われる。
【0034】オリジナル原稿再受信待機時間は、ここで
指定された時間だけオリジナル原稿の再受信待ちを行う
ものである。受信待ち時間が“0”、または受信待ち時
間がオーバーしてしまった場合は、上記した編集情報に
よって削減された原稿をオリジナルの原稿サイズで記録
出力する。待ち時間以内の場合は、画像メモリ残量が回
復するのを待つ。ここでは、1分待ってメモリ残量が回
復しない場合は、上記削除情報記録位置で示される位置
(例えば、上−右)に、画像データ削減情報を付加した
画像データをオリジナルの原稿サイズでプリントアウト
する。
指定された時間だけオリジナル原稿の再受信待ちを行う
ものである。受信待ち時間が“0”、または受信待ち時
間がオーバーしてしまった場合は、上記した編集情報に
よって削減された原稿をオリジナルの原稿サイズで記録
出力する。待ち時間以内の場合は、画像メモリ残量が回
復するのを待つ。ここでは、1分待ってメモリ残量が回
復しない場合は、上記削除情報記録位置で示される位置
(例えば、上−右)に、画像データ削減情報を付加した
画像データをオリジナルの原稿サイズでプリントアウト
する。
【0035】オリジナル原稿保存先番号は、オリジナル
原稿が保存されている送信側端末の電話番号が指定され
る。オリジナル原稿IDは、オリジナル原稿を特定する
ためのIDコードが指定される。次に、作用を説明す
る。
原稿が保存されている送信側端末の電話番号が指定され
る。オリジナル原稿IDは、オリジナル原稿を特定する
ためのIDコードが指定される。次に、作用を説明す
る。
【0036】図4は本発明の一実施例に係る動作を説明
するフローチャートである。図4では、着端末の画像メ
モリ部6が画像データ削減開始メモリ残量を越えた状態
で着呼を受信した場合を例にとって以下説明する。 〔呼び出しメッセージ“CONN”の送出〕まず、図4
に示すように、発端末と着端末とでファクシミリ通信を
開始する場合は、着端末が呼設定を要求する“SETU
P”を受信して呼が確立した後(ステップ100)、着
端末から発する呼び出しメッセージ“CONN”に付加
するユーザ・ユーザ情報を作成する(ステップ10
1)。このユーザ・ユーザ情報は、編集情報として、
“オリジナル原稿再受信の有無”、“オリジナル原稿再
受信待機時間”、“オリジナル原稿ID”などが含まれ
ている。
するフローチャートである。図4では、着端末の画像メ
モリ部6が画像データ削減開始メモリ残量を越えた状態
で着呼を受信した場合を例にとって以下説明する。 〔呼び出しメッセージ“CONN”の送出〕まず、図4
に示すように、発端末と着端末とでファクシミリ通信を
開始する場合は、着端末が呼設定を要求する“SETU
P”を受信して呼が確立した後(ステップ100)、着
端末から発する呼び出しメッセージ“CONN”に付加
するユーザ・ユーザ情報を作成する(ステップ10
1)。このユーザ・ユーザ情報は、編集情報として、
“オリジナル原稿再受信の有無”、“オリジナル原稿再
受信待機時間”、“オリジナル原稿ID”などが含まれ
ている。
【0037】次に、着端末は、上記編集情報が含まれた
呼び出しメッセージ“CONN”を発端末に送信して
(ステップ102)発端末に着端末側の編集情報を通知
すると共に、ISDNは応答メッセージ“CONN”を
発端末に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知す
る。また、ISDNは着端末に応答確認メッセージ“C
ONN ACK”を送出して着端末の応答を確認し、こ
の時点で発端末と着端末との間にデータ伝送のための情
報チャネルが確立する(ステップ103)。
呼び出しメッセージ“CONN”を発端末に送信して
(ステップ102)発端末に着端末側の編集情報を通知
すると共に、ISDNは応答メッセージ“CONN”を
発端末に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知す
る。また、ISDNは着端末に応答確認メッセージ“C
ONN ACK”を送出して着端末の応答を確認し、こ
の時点で発端末と着端末との間にデータ伝送のための情
報チャネルが確立する(ステップ103)。
【0038】発端末は、上記した応答メッセージ“CO
NN”を受信したら、送信原稿を自端末の画像メモリ部
6に一旦記憶した後、原稿を送信する。また、この応答
メッセージ“CONN”を受信した発端末は、自端末か
らの切断処理を行わず、着端末からの切断処理を待つよ
うにする。これは、従来のように発端末から切断を実行
するようにすると(図2(b)参照)、後述する切断メ
ッセージ“DISC”を使って着端末から発端末へユー
ザ・ユーザ情報を送出することができなくなるからであ
る。 〔画像データ削減処理〕次に、受信画像データの画素密
度が400 ×400dpiとした場合は、上記した編集情報の副
走査線密度削減指定および最大副走査線密度指定を調べ
て、削減する画像データ量を割り出す。図3では、副走
査線密度削減指定が1/2指定であるので、400 ×0.5
で200dpiとなり、最大副走査線密度指定と同一値とな
る。ここで、仮に副走査線密度削減指定が3/4指定と
すると、400 ×0.75で300dpiとなり最大副走査線密度指
定である200dpiより大きい値となる。この場合は、最大
副走査線密度の値200dpiで編集する。
NN”を受信したら、送信原稿を自端末の画像メモリ部
6に一旦記憶した後、原稿を送信する。また、この応答
メッセージ“CONN”を受信した発端末は、自端末か
らの切断処理を行わず、着端末からの切断処理を待つよ
うにする。これは、従来のように発端末から切断を実行
するようにすると(図2(b)参照)、後述する切断メ
ッセージ“DISC”を使って着端末から発端末へユー
ザ・ユーザ情報を送出することができなくなるからであ
る。 〔画像データ削減処理〕次に、受信画像データの画素密
度が400 ×400dpiとした場合は、上記した編集情報の副
走査線密度削減指定および最大副走査線密度指定を調べ
て、削減する画像データ量を割り出す。図3では、副走
査線密度削減指定が1/2指定であるので、400 ×0.5
で200dpiとなり、最大副走査線密度指定と同一値とな
る。ここで、仮に副走査線密度削減指定が3/4指定と
すると、400 ×0.75で300dpiとなり最大副走査線密度指
定である200dpiより大きい値となる。この場合は、最大
副走査線密度の値200dpiで編集する。
【0039】このようにして割り出した値により、画像
データのOR処理を行ってその結果をセーブする(ステ
ップ104)。次に、上記編集情報の主走査線密度削減
指定および最大主走査線密度指定を調べて、削減する画
像データ量を割り出す。この算出方法は、上記した副走
査線密度の場合と同様である。このようにして割り出し
た値により、OR結果の画像データを間引き処理する
(ステップ105)。そして、上記OR処理および間引
き処理の結果を画像メモリ部6へ格納する(ステップ1
06)。 〔通信終了処理〕着端末は、切断メッセージ“DIS
C”のユーザ・ユーザ情報に画像データを削減して記憶
したページの情報を付加して作成し(ステップ10
7)、この切断メッセージ“DISC”を送出する(ス
テップ108)。
データのOR処理を行ってその結果をセーブする(ステ
ップ104)。次に、上記編集情報の主走査線密度削減
指定および最大主走査線密度指定を調べて、削減する画
像データ量を割り出す。この算出方法は、上記した副走
査線密度の場合と同様である。このようにして割り出し
た値により、OR結果の画像データを間引き処理する
(ステップ105)。そして、上記OR処理および間引
き処理の結果を画像メモリ部6へ格納する(ステップ1
06)。 〔通信終了処理〕着端末は、切断メッセージ“DIS
C”のユーザ・ユーザ情報に画像データを削減して記憶
したページの情報を付加して作成し(ステップ10
7)、この切断メッセージ“DISC”を送出する(ス
テップ108)。
【0040】発端末は、この“DISC”のユーザ・ユ
ーザ情報で示されるページの画像データを保存する。ま
た、発端末は、ここで指定されない画像データは、着端
末側で正常受信されたものとして、発端末の画像メモリ
部6から削除する。なお、受信原稿が途中のページで切
れるのを防ぐには、ここで全てのページを指定すること
により対処することができる。ISDNから着端末に解
放メッセージ“REL”が受信され(ステップ10
9)、着端末は解放完了メッセージ“REL COM
P”をISDNに送出して呼の解放を通知する(ステッ
プ110)。 〔オリジナル原稿再受信処理〕図3の編集情報のオリジ
ナル原稿再受信の有無が有りならば(ステップ11
1)、オリジナル原稿再受信待機時間だけ画像データ削
減停止メモリ残量が設定値以上に回復するのを待つ(ス
テップ112)。
ーザ情報で示されるページの画像データを保存する。ま
た、発端末は、ここで指定されない画像データは、着端
末側で正常受信されたものとして、発端末の画像メモリ
部6から削除する。なお、受信原稿が途中のページで切
れるのを防ぐには、ここで全てのページを指定すること
により対処することができる。ISDNから着端末に解
放メッセージ“REL”が受信され(ステップ10
9)、着端末は解放完了メッセージ“REL COM
P”をISDNに送出して呼の解放を通知する(ステッ
プ110)。 〔オリジナル原稿再受信処理〕図3の編集情報のオリジ
ナル原稿再受信の有無が有りならば(ステップ11
1)、オリジナル原稿再受信待機時間だけ画像データ削
減停止メモリ残量が設定値以上に回復するのを待つ(ス
テップ112)。
【0041】待機時間内にメモリ残量が回復した場合は
(ステップ113)、編集情報のオリジナル原稿保存先
番号へ発呼し、オリジナル原稿の再受信を行う。ここで
は、“SETUP”に付加するユーザ・ユーザ情報を作
成し(ステップ114)、“SETUP”を送出し(ス
テップ115)、通常の通信手順に従ってオリジナル原
稿の受信処理が行われる。上記した発呼時の呼設定メッ
セージ“SETUP”のユーザ・ユーザ情報には、オリ
ジナル原稿のIDコードが指定されており、それに該当
する保存画像データの全ての再送を依頼する(ステップ
116)。
(ステップ113)、編集情報のオリジナル原稿保存先
番号へ発呼し、オリジナル原稿の再受信を行う。ここで
は、“SETUP”に付加するユーザ・ユーザ情報を作
成し(ステップ114)、“SETUP”を送出し(ス
テップ115)、通常の通信手順に従ってオリジナル原
稿の受信処理が行われる。上記した発呼時の呼設定メッ
セージ“SETUP”のユーザ・ユーザ情報には、オリ
ジナル原稿のIDコードが指定されており、それに該当
する保存画像データの全ての再送を依頼する(ステップ
116)。
【0042】待機時間内にメモリ残量が回復しない場合
は、編集情報の削除情報記録位置で示される位置(ここ
では、上−右)に、画像データ削除情報を付加した画像
データをオリジナルの原稿サイズでプリントアウトする
(ステップ117)。 〔発呼側でのオリジナル原稿保存処理〕オリジナル原稿
の保存期間は、呼設定メッセージ“SETUP”のユー
ザ・ユーザ情報で通知されたオリジナル原稿受信待機時
間による。つまり、この待機時間を越えた保存原稿は、
発端末側で廃棄される。このように、所定時間に限って
発端末側で所定の画像データを保存することにより、発
端末に多量の保存原稿が蓄積されてしまうという危険を
回避しつつ、着端末にとって重要な画像データを発端末
側で確保するようにしたものである。
は、編集情報の削除情報記録位置で示される位置(ここ
では、上−右)に、画像データ削除情報を付加した画像
データをオリジナルの原稿サイズでプリントアウトする
(ステップ117)。 〔発呼側でのオリジナル原稿保存処理〕オリジナル原稿
の保存期間は、呼設定メッセージ“SETUP”のユー
ザ・ユーザ情報で通知されたオリジナル原稿受信待機時
間による。つまり、この待機時間を越えた保存原稿は、
発端末側で廃棄される。このように、所定時間に限って
発端末側で所定の画像データを保存することにより、発
端末に多量の保存原稿が蓄積されてしまうという危険を
回避しつつ、着端末にとって重要な画像データを発端末
側で確保するようにしたものである。
【0043】このように、本実施例に係るファクシミリ
装置では、着端末側でメモリ受信する際に、メモリ残量
の不足による受信原稿の途中切れや、通信のエラーによ
る終了を最小限に止めて、ファクシミリ通信の信頼性の
向上を図ることができるようになった。
装置では、着端末側でメモリ受信する際に、メモリ残量
の不足による受信原稿の途中切れや、通信のエラーによ
る終了を最小限に止めて、ファクシミリ通信の信頼性の
向上を図ることができるようになった。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受信され
る画像データが受信側端末のメモリのオーバーフローに
より原稿内容が途中で切れるなどのエラーを回避するこ
とが可能であって、ファクシミリ装置の送信画像データ
の信頼性を向上させることができる。
る画像データが受信側端末のメモリのオーバーフローに
より原稿内容が途中で切れるなどのエラーを回避するこ
とが可能であって、ファクシミリ装置の送信画像データ
の信頼性を向上させることができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、メモリ受信
された画像データの中で画素密度を落として記録された
原稿がどれであるかを一目で容易に判別することができ
る。請求項3記載の発明によれば、受信側端末メモリが
メモリフル状態であっても送信側端末のメモリに画像デ
ータを保存させるので、オリジナル原稿の廃棄を防止す
ることができる。
された画像データの中で画素密度を落として記録された
原稿がどれであるかを一目で容易に判別することができ
る。請求項3記載の発明によれば、受信側端末メモリが
メモリフル状態であっても送信側端末のメモリに画像デ
ータを保存させるので、オリジナル原稿の廃棄を防止す
ることができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、受信側端末
のメモリ容量に空きができた場合に、送信側端末に保存
されている画像データを再度送信させて、受信側端末の
メモリに蓄積するので、メモリのオーバーフローによる
原稿切れ等を心配することなく、オリジナル原稿の画像
データが確実に受信できる。請求項5記載の発明によれ
ば、受信側端末から送信側端末に保存されている画像デ
ータの再送要求を受けた場合に、送信側端末から受信側
端末へオリジナルの画像データを送信するので、受信側
端末のメモリのオーバーフローによる原稿切れ等を心配
することなく、オリジナル原稿の画像データを確実に送
信することができる。
のメモリ容量に空きができた場合に、送信側端末に保存
されている画像データを再度送信させて、受信側端末の
メモリに蓄積するので、メモリのオーバーフローによる
原稿切れ等を心配することなく、オリジナル原稿の画像
データが確実に受信できる。請求項5記載の発明によれ
ば、受信側端末から送信側端末に保存されている画像デ
ータの再送要求を受けた場合に、送信側端末から受信側
端末へオリジナルの画像データを送信するので、受信側
端末のメモリのオーバーフローによる原稿切れ等を心配
することなく、オリジナル原稿の画像データを確実に送
信することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置で実行される通信プロ
トコルシーケンスであり、(a)は本実施例、(b)は
比較例である。
トコルシーケンスであり、(a)は本実施例、(b)は
比較例である。
【図3】本発明の一実施例に係る受信画像データの編集
情報の構成を示す図である。
情報の構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施例に係る動作を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
1 システム制御部 2 操作表示部 3 スキャナ部 4 プロッタ部 5 メモリ部 6 画像メモリ部 7 符号化復号化部 8 通信制御部 9 ISDNインターフェース
Claims (5)
- 【請求項1】送信側端末から送られてくる画像データを
受信側端末で受信してメモリに蓄積するメモリ受信可能
なファクシミリ装置において、 前記メモリの空き容量を示すメモリ残量を検出するメモ
リ残量検出手段と、 該メモリ残量がある一定量以下となった場合に、受信し
た画像データの画素密度を所定割合だけ減らして画像デ
ータ量を削減する画素密度削減手段と、 が設けられたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
て、 前記画素密度削減手段によって画素密度が削減された画
像データであることを受信側端末のユーザに通知する削
減画像データ通知手段が設けられたことを特徴とするフ
ァクシミリ装置。 - 【請求項3】請求項1記載のファクシミリ装置におい
て、 前記送信側端末のメモリに蓄積されている所定の送信画
像データのファイルを送信終了後であっても削除せずに
保存するように受信側端末から送信側端末に対して要求
を行う送信画像データ保存要求手段が設けられたことを
特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項4】請求項3記載のファクシミリ装置におい
て、 前記受信側端末のメモリのメモリ残量がある一定量以上
に確保された場合に、前記保存要求を行った送信画像デ
ータのファイルを再度送信するように送信側端末に対し
て保存データ再送要求信号を送って要求を行う保存画像
データ再送要求手段と、 該再送要求に従って送信側端末から再送された画像デー
タを受信する再送画像データ受信手段と、 が設けられたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項5】請求項4記載のファクシミリ装置におい
て、 前記送信側端末には、 受信側端末からの送信画像データ保存要求によりメモリ
に保存している所定の画像データを受信側端末からの保
存データ再送要求信号を受信した際に、メモリから読み
出して受信側端末に対して再度送信する再送画像データ
送信手段が設けられたことを特徴とするファクシミリ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4255174A JPH06113086A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4255174A JPH06113086A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113086A true JPH06113086A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17275076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4255174A Pending JPH06113086A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06113086A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002125090A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-04-26 | Canon Inc | 通信装置、通信方法、記憶媒体およびプログラム |
US7046392B2 (en) | 2000-04-12 | 2006-05-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Communication system and method, and storage medium for the system |
JP2016178611A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像データの送信装置、画像データを送信するためのプログラムおよび画像データの通信のためのシステム |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4255174A patent/JPH06113086A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7046392B2 (en) | 2000-04-12 | 2006-05-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Communication system and method, and storage medium for the system |
JP2002125090A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-04-26 | Canon Inc | 通信装置、通信方法、記憶媒体およびプログラム |
JP2016178611A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像データの送信装置、画像データを送信するためのプログラムおよび画像データの通信のためのシステム |
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