JPH10191002A - ファクシミリ通信システムの制御方法 - Google Patents

ファクシミリ通信システムの制御方法

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Publication number
JPH10191002A
JPH10191002A JP8354740A JP35474096A JPH10191002A JP H10191002 A JPH10191002 A JP H10191002A JP 8354740 A JP8354740 A JP 8354740A JP 35474096 A JP35474096 A JP 35474096A JP H10191002 A JPH10191002 A JP H10191002A
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JP
Japan
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transmission
network
address
received
Prior art date
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Pending
Application number
JP8354740A
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English (en)
Inventor
Naoki Wakasugi
直樹 若杉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークファクシミリ装置が複数回の画
情報受信動作で1つの画情報ファイルを受信した場合で
も、受信ファイルを1つの画情報ファイルとして取り扱
うことのできるファクシミリ通信システムの制御方法を
提供することを目的としている。 【解決手段】 ネットワークファクシミリ装置は、再送
モードになっている場合で、その再送モードにかかる同
一の発端末より同一のサブアドレスへの画情報送信が、
所定の再送タイマの計時中に連続した場合には、後の画
情報受信時に受信した画情報を、先に受信した画情報と
まとめて、1つの画情報を作成し、指定された配信先に
対して、その画情報ファイルの電子メールを送信するの
で、分割送信された画情報ファイルの配信先では、複数
の電子メールを連結するなどの手間を省くことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公衆網を
介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデ
ータのやりとりの機能を備えるとともに、ファクシミリ
伝送手順により受信するサブアドレス情報と、そのサブ
アドレス情報に対応したネットワークアドレスを関連づ
けて記憶したアドレス変換テーブルを備え、公衆網を介
して受信した画情報を、その画情報受信時に相手端末よ
り通知されたサブアドレス情報に対応して上記アドレス
変換テーブルに記憶されているネットワークアドレスの
宛先端末に、ローカルエリアネットワークを介して送信
するネットワークファクシミリ装置、および、公衆網を
伝送路として用いるファクシミリ装置からなるファクシ
ミリ通信システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワーク上で
のデータのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファ
クシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとり
の機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により
受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に
対応したメールアドレス等のネットワークアドレスを関
連づけて記憶したアドレス変換テーブルを備え、公衆網
を介して受信した画情報を、その画情報受信時に相手端
末より通知されたサブアドレス情報に対応して上記アド
レス変換テーブルに記憶されているネットワークアドレ
ス(メールアドレス)の宛先端末に、ローカルエリアネ
ットワークを介して送信するネットワークファクシミリ
装置が提案されている。
【0003】このようなネットワークファクシミリ装置
を利用すると、ローカルエリアネットワークに接続した
ワークステーション装置に対し、公衆網に接続されてい
るファクシミリ装置からの画情報を配信することができ
るので、ファクシミリネットワークの利用性を大幅に拡
大することができ、非常に便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネットワー
クファクシミリ装置とファクシミリ装置が画情報伝送を
行っている際に、なんらかの原因でその画情報伝送がエ
ラー終了し、そのときに送信すべき画情報ファイルが送
信完了しないという事態を生じることがある。
【0005】この場合、ファクシミリ装置が自動再送機
能を備えていれば、ファクシミリ装置は、ネットワーク
ファクシミリ装置へ再度発呼し、伝送中断した画情報フ
ァイルの残りのページの画情報を送信することができ、
それにより、ネットワークファクシミリ装置では、最初
にファクシミリ装置が送信しようとしていた画情報ファ
イルの全てのデータを受信することができる。
【0006】しかし、この場合、ネットワークファクシ
ミリ装置では、複数回の画情報受信動作で1つの画情報
ファイルを受信するために、同一の画情報ファイルが分
割されて取り扱われ、1つの画情報ファイルが、分割さ
れた状態で、ローカルエリアネットワークに接続された
端末に送信されるという事態を生じることがある。
【0007】かかる事態を生じると、分割された画情報
ファイルを受信した端末側でそれらの画情報ファイルを
1つにまとめる作業が必要となり、煩わしいという不具
合を生じる。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ネットワークファクシミリ装置が複数回の画
情報受信動作で1つの画情報ファイルを受信した場合で
も、受信ファイルを1つの画情報ファイルとして取り扱
うことのできるファクシミリ通信システムの制御方法を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローカルエリ
アネットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公衆
網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミ
リデータのやりとりの機能を備えるとともに、ファクシ
ミリ伝送手順により受信するサブアドレス情報と、その
サブアドレス情報に対応したネットワークアドレスを関
連づけて記憶したアドレス変換テーブルを備え、公衆網
を介して受信した画情報を、その画情報受信時に相手端
末より通知されたサブアドレス情報に対応して上記アド
レス変換テーブルに記憶されているネットワークアドレ
スの宛先端末に、ローカルエリアネットワークを介して
送信するネットワークファクシミリ装置、および、公衆
網を伝送路として用いるファクシミリ装置からなるファ
クシミリ通信システムの制御方法において、上記ファク
シミリ装置は、上記ネットワークファクシミリ装置の画
情報送信がエラー終了した場合には、送信画情報ファイ
ルの残りの送信画情報について、上記ネットワークファ
クシミリ装置へ画情報送信動作を繰り返し行い、上記ネ
ットワークファクシミリ装置は、同一の上記ファクシミ
リ装置から、画情報送信が続いた場合には、その連続し
て受信した画情報を1つの受信画情報ファイルにまと
め、そのときに上記ファクシミリ装置から通知されるサ
ブアドレス情報に対応したネットワークアドレスの宛先
端末に、上記受信画情報ファイルの画情報を送信するよ
うにしたものである。
【0010】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したネットワークアドレスを関連づけて記憶したアド
レス変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情
報を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブ
アドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記
憶されているネットワークアドレスの宛先端末に、ロー
カルエリアネットワークを介して送信するネットワーク
ファクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用い
るファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システム
の制御方法において、上記ファクシミリ装置は、上記ネ
ットワークファクシミリ装置へ発呼して画情報送信する
際には、転送先の上記サブアドレス情報を指定するとと
もに、画情報送信がエラー終了して、送信画情報ファイ
ルの送信が完了しなかったときには、その送信画情報フ
ァイルの残りの送信画情報について、上記ネットワーク
ファクシミリ装置へ画情報送信動作を繰り返し行うとと
もに、その際には、同一の上記サブアドレス情報を指定
し、上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記
ファクシミリ装置から、同一のサブアドレス情報への画
情報送信が続いた場合には、その連続して受信した画情
報を1つの受信画情報ファイルにまとめ、そのサブアド
レス情報に対応したネットワークアドレスの宛先端末
に、上記受信画情報ファイルの画情報を送信するように
したものである。
【0011】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したネットワークアドレスを関連づけて記憶したアド
レス変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情
報を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブ
アドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記
憶されているネットワークアドレスの宛先端末に、ロー
カルエリアネットワークを介して送信するネットワーク
ファクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用い
るファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システム
の制御方法において、上記ファクシミリ装置は、上記ネ
ットワークファクシミリ装置へ発呼して画情報送信する
際には、転送先の上記サブアドレス情報を指定するとと
もに、画情報送信がエラー終了して、送信画情報ファイ
ルの送信が完了しなかったときには、その送信画情報フ
ァイルの残りの送信画情報について、上記ネットワーク
ファクシミリ装置へ画情報送信動作を繰り返し行し、そ
の際には、上記ネットワークファクシミリ装置へ再送動
作であることを通知するとともに、同一の上記サブアド
レス情報を指定し、上記ネットワークファクシミリ装置
は、同一の上記ファクシミリ装置から、再送動作が通知
された場合、その際に通知されたサブアドレス情報への
画情報送信が中断している場合には、その際に受信した
画情報と、画情報送信が中断した際に保存した画情報を
1つの受信画情報ファイルにまとめ、そのサブアドレス
情報に対応したネットワークアドレスの宛先端末に、上
記受信画情報ファイルの画情報を送信するようにしたも
のである。
【0012】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したネットワークアドレスを関連づけて記憶したアド
レス変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情
報を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブ
アドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記
憶されているネットワークアドレスの宛先端末に、ロー
カルエリアネットワークを介して送信するネットワーク
ファクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用い
るファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システム
の制御方法において、上記ファクシミリ装置は、上記ネ
ットワークファクシミリ装置へ発呼して画情報送信する
際には、転送先の上記サブアドレス情報を指定するとと
もに、画情報送信がエラー終了して、送信画情報ファイ
ルの送信が完了しなかったときには、その送信画情報フ
ァイルの残りの送信画情報について、上記ネットワーク
ファクシミリ装置へ画情報送信動作を繰り返し行うとと
もに、その際には、同一の上記サブアドレス情報を指定
し、上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記
ファクシミリ装置から、同一のサブアドレス情報への画
情報送信が、所定時間を経過するまでの間に連続した場
合には、その連続して受信した画情報を1つの受信画情
報ファイルにまとめ、そのサブアドレス情報に対応した
ネットワークアドレスの宛先端末に、上記受信画情報フ
ァイルの画情報を送信するようにしたものである。
【0013】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したネットワークアドレスを関連づけて記憶したアド
レス変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情
報を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブ
アドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記
憶されているネットワークアドレスの宛先端末に、ロー
カルエリアネットワークを介して送信するネットワーク
ファクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用い
るファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システム
の制御方法において、上記ファクシミリ装置は、上記ネ
ットワークファクシミリ装置へ発呼して画情報送信する
際には、転送先の上記サブアドレス情報を指定するとと
もに、画情報送信がエラー終了して、送信画情報ファイ
ルの送信が完了しなかったときには、その送信画情報フ
ァイルの残りの送信画情報について、上記ネットワーク
ファクシミリ装置へ画情報送信動作を繰り返し行し、そ
の際には、上記ネットワークファクシミリ装置へ再送動
作であることを通知するとともに、同一の上記サブアド
レス情報を指定し、上記ネットワークファクシミリ装置
は、同一の上記ファクシミリ装置から、再送動作が通知
された場合、その際に通知されたサブアドレス情報への
画情報送信が中断していて、かつ、中断してから所定時
間を経過する前であるときには、その際に受信した画情
報と、画情報送信が中断した際に保存した画情報を1つ
の受信画情報ファイルにまとめ、そのサブアドレス情報
に対応したネットワークアドレスの宛先端末に、上記受
信画情報ファイルの画情報を送信するようにしたもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例にかかる通信シ
ステムの概要を示している。
【0016】この通信システムは、公衆網PSTNに接
続されているグループ3ファクシミリ装置FXg、公衆
網PSTNとローカルエリアネットワークLANの双方
に接続されているネットワークファクシミリ装置FXn
からなり、ローカルエリアネットワークLANには、ネ
ットワークファクシミリ装置FXnの他に、複数のワー
クステーション装置WS1〜WSn、および、メールサ
ーバ装置SMが接続されている。
【0017】ここで、メールサーバ装置SMは、ローカ
ルエリアネットワークLANに接続されているワークス
テーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、およ
び、ネットワークファクシミリ装置FXnに対して、電
子メール(後述)の収集および配布のサービスを提供す
るものである。
【0018】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ローカルエリアネットワークLANを介して
種々のデータのやりとりを行うアプリケーションソフト
ウェアや、ネットワークファクシミリ装置FXnより受
信した電子メールに含まれる画情報を処理するアプリケ
ーションソフトウェアなどの種々のプログラムが導入さ
れており、特定のユーザにより使用されるものである。
ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザで
あってよい。
【0019】また、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、ローカルエリアネットワークLANに接続して、
画情報を電子メールとしてやりとりするための伝送機能
と、公衆網(PSTN)に接続し、この公衆網を伝送路
として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画
情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0020】さて、本実施例において、基本的には、ロ
ーカルエリアネットワークLANに接続されている端末
相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IP
と呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコル
と、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合
わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われ
る。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レ
イヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)とい
う通信プロトコルが適用される。
【0021】また、本実施例では、ネットワークファク
シミリ装置FXnからワークステーション装置WS1〜
WSnの各ユーザへの受信画情報の配信は、電子メール
を用いて行っている。
【0022】また、本実施例では、電子メールは、メー
ルサーバ装置SMにいったん蓄積された後に宛先へと配
信される蓄積配信型の伝送形態で送信される。
【0023】すなわち、例えば、ネットワークファクシ
ミリ装置FXnからワークステーション装置WS1のユ
ーザへの電子メールは、メールサーバ装置SMにいった
ん蓄積される。
【0024】一方、ワークステーション装置WS1〜W
Snおよびネットワークファクシミリ装置FXnは、適
宜な周期でメールサーバ装置SMに対して、自端末のユ
ーザ宛の電子メール受信の問い合わせを行い、ユーザ宛
の電子メールがメールサーバ装置SMに蓄積されている
ときには、メールサーバ装置SMよりその電子メールを
受信して、自端末ユーザにその旨を通知する。
【0025】したがって、この場合には、ワークステー
ション装置WS1は、メールサーバ装置SMに自端末の
ユーザ宛の電子メール受信の問い合わせを行った際に、
自端末のユーザ宛の電子メールがメールサーバ装置SM
に蓄積されていることが通知されるので、その電子メー
ルを受信して、適宜な方法でその旨をユーザに対して通
知する。
【0026】この通知を受けたユーザは、その電子メー
ルの内容を読み出して、内容を確認する。この場合、後
述するように電子メールの内容として、例えば、ファク
シミリ画情報のようなバイナリデータを含むものである
場合には、そのバイナリデータを適切に処理できるアプ
リケーションを起動して、電子メールの内容を確認す
る。ただし、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができず、所定の変換方法を適用して可読情
報(7ビットのキャラクタコード)に変換した状態で、
電子メールに含められる。このような電子メールの形式
をMIME(Multipurpose Intern
et Mail Extensions(多目的メー
ル);RFC(後述)1341,RFC1342参照)
形式という。
【0027】ここで、各端末がメールサーバ装置SMに
対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や送信要求な
どのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPO
P(Post Office Protocol)など
を適用することができる。
【0028】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETF(In
ternet Engineering Task F
orce)というインターネットに関する技術内容をま
とめている組織から発行されているRFC(Reque
st For Comments)文書により規定され
ている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC
793、SMTPはRFC821、電子メールの形式
は、RFC822,RFC1341,RFC1342、
POPはRFC1725でそれぞれ規定されている。
【0029】図2は、グループ3ファクシミリ装置FX
gの構成の一例を示している。
【0030】同図において、システム制御部1は、この
グループ3ファクシミリ装置FXgの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理を行うものであ
り、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する
制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行す
るときに必要な各種データなどを記憶するとともに、制
御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメー
タメモリ3は、このグループ3ファクシミリ装置FXt
g固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計
回路4は、現在時刻情報を出力するためのものである。
【0031】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このグループ3ファクシミリ装置FXgを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0032】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0033】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0034】網制御装置11は、このグループ3ファク
シミリ装置FXgを公衆網PSTNに接続するためのも
のであり、自動発着信機能を備えている。
【0035】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、お
よび、網制御装置11は、内部バス12に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス12を介して行われている。
【0036】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0037】図3は、ネットワークファクシミリ装置F
Xnの構成例を示している。
【0038】同図において、システム制御部21は、こ
のネットワークファクシミリ装置FXnの各部の制御処
理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種
制御処理を行うものであり、システムメモリ22は、シ
ステム制御部21が実行する制御処理プログラム、およ
び、処理プログラムを実行するときに必要な各種データ
などを記憶するとともに、システム制御部21のワーク
エリアを構成するものであり、パラメータメモリ23
は、このネットワークファクシミリ装置FXnに固有な
各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路24
は、現在時刻情報を出力するものである。
【0039】スキャナ25は、所定の解像度で原稿画像
を読み取るためのものであり、プロッタ26は、所定の
解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表
示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXnを
操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種
の表示器からなる。
【0040】符号化復号化部28は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置29
は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するため
のものである。
【0041】グループ3ファクシミリモデム30は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0042】網制御装置31は、このネットワークファ
クシミリ装置FXnを公衆網PSTNに接続するための
ものであり、自動発着信機能を備えている。
【0043】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路32は、このインターネットファクシミリ装置
をローカルエリアネットワークLANに接続するための
ものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部3
3は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他
のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりする
ための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を
実行するためのものである。
【0044】これらの、システム制御部21、システム
メモリ22、パラメータメモリ23、時計回路24、ス
キャナ25、プロッタ26、操作表示部27、符号化復
号化部28、画像蓄積装置29、グループ3ファクシミ
リモデム30、網制御装置31、および、ローカルエリ
アネットワーク伝送制御部33は、内部バス34に接続
されており、これらの各要素間でのデータのやりとり
は、主としてこの内部バス34を介して行われている。
【0045】また、網制御装置31とグループ3ファク
シミリモデム30との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0046】また、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、受信した画情報を管理するためのファイル管理情
報を形成しており、その一例を図4(a)に示す。
【0047】このファイル管理情報は、次のファイル管
理情報の先頭アドレスを記憶した次ファイルポインタ、
このファイル管理情報自体の状態(例えば、未使用、使
用中など)を記憶するためのフラグ、このファイル管理
情報が管理している画情報ファイルの配信先として指定
された1つ以上のサブアドレスを記憶するサブアドレス
情報、このファイル管理情報が管理している画情報ファ
イルの送り元の端末の電話番号からなる送信端末識別情
報(TSI)を記憶するためのTSI情報、受信完了し
たページ数、受信結果(エラー終了、または、正常終了
等)、このファイル管理情報が管理している画情報ファ
イルのページのうち、現在MIME情報への変換の処理
を行っているページの画情報を管理しているページ管理
情報の先頭アドレスを記憶するための現処理ページポイ
ンタ、MIME情報に変換した後のメールファイルを記
憶した領域の先頭アドレスを記憶するためのメールファ
イル先頭アドレス、および、メールファイルのサイズを
あらわすメールサイズからなる。なお、次ファイルポイ
ンタの値は、次のファイル管理情報がない場合には、所
定の終端値に設定される。
【0048】また、ページ管理情報は、同図(b)に示
すように、次のページのページ管理情報の先頭アドレス
を記憶した次ページポインタ、このページ管理情報自体
の状態(例えば、未使用、使用中など)を記憶するため
のフラグ、このページ管理情報に対応する画情報のペー
ジ番号、このページ管理情報に対応する画情報が記憶さ
れている領域の先頭アドレスをあらわす画情報先頭アド
レス、および、画情報ファイルのサイズをあらわす画情
報サイズからなる。
【0049】また、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、ファクシミリ伝送手順により受信するサブアドレ
ス情報と、そのサブアドレス情報に対応したメールアド
レスを関連づけて記憶したアドレス変換テーブルを備
え、公衆網を介して受信した画情報を、その画情報受信
時に相手端末より通知されたサブアドレス情報に対応し
てアドレス変換テーブルに記憶されているメールアドレ
スの宛先端末に、ローカルエリアネットワークLANを
介して送信する。
【0050】このようなファクシミリ画情報の配信のた
めのアドレス変換テーブルの一例を図5に示す。このア
ドレス変換テーブルは、サブアドレスとメールアドレス
を組にして記憶するものである。
【0051】以上の構成で、グループ3ファクシミリ装
置FXgがローカルエリアネットワークLANのメール
アドレスws1@***.co.jpのユーザに画情報
を送信しようとする場合、グループ3ファクシミリ装置
FXgは、送信原稿画像を読み取って符号化復号化部8
で符号化圧縮して画像蓄積装置9に蓄積した後に、指定
された宛先であるネットワークファクシミリ装置FXn
へ発呼する。
【0052】これにより、ネットワークファクシミリ装
置FXnは、着信検出するから着信応答し、それによ
り、グループ3ファクシミリ装置FXgとネットワーク
ファクシミリ装置FXnとの間で呼が確立し、所定の伝
送前手順が実行されて、そのときの画情報送信に使用さ
れる伝送機能等が設定される。
【0053】また、この伝送前手順において、グループ
3ファクシミリ装置FXgは、指定されたユーザws1
のサブアドレス「0312345678」を通知する信
号SUBをネットワークファクシミリ装置FXnに送信
する。ネットワークファクシミリ装置FXnは、この受
信した信号SUBに含まれるサブアドレスを転送先を示
すサブアドレスとして保存する。
【0054】次いで、グループ3ファクシミリ装置FX
gおよびネットワークファクシミリ装置FXnは、所定
のモデムトレーニング手順を実行して、そのときに使用
するグループ3ファクシミリモデム10,30のモデム
速度を決定する。
【0055】そして、グループ3ファクシミリ装置FX
gは、ネットワークファクシミリ装置FXnに対して、
所定の画情報伝送手順を実行して画情報を送信し、その
画情報送信が正常終了すると、所定の伝送後手順を実行
して、一連の画情報送信動作を終了し、回線を復旧す
る。
【0056】また、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、画情報を受信すると、上述したファイル管理情報
を作成するとともに、受信した画情報を画像蓄積装置9
に保存し、また、そのときに保存した画情報ファイルに
ついて、上述したページ管理情報を適宜に作成して、記
憶する。
【0057】また、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、1ページ分の画情報の受信を終了する度に、受信
した画情報をMIME情報に変換し、メールファイルと
して順次保存する。
【0058】そして、画情報受信画正常に終了すると、
所定の伝送後手順を実行して、一連の画情報受信動作を
終了し、回線を復旧する。次いで、そのときにファイル
管理情報に保存したサブアドレスに対応して、アドレス
変換テーブルに記憶されているメールアドレスを取り出
し、そのメールアドレスに対し、作成したメールファイ
ルを本文情報としてセットした電子メールを送信する。
【0059】一方、画情報伝送時に何らかの伝送エラー
が発生して、グループ3ファクシミリ装置FXgが画情
報送信を途中で中断した場合には、グループ3ファクシ
ミリ装置FXgは、そのときに発生した伝送エラーの原
因が無くなった場合、そのときに中断した画情報ファイ
ルの残りの部分を、同一のサブアドレスに対して再送信
する動作を行う。
【0060】また、この場合には、ネットワークファク
シミリ装置FXnは、画情報受信が途中で中断すると、
再送待ちモードに移行するとともに、再送タイマを起動
する。そして、再送タイマがタイムアウトする前の時点
で、着信検出し、そのときに実行する伝送前手順におい
て、相手端末が画情報受信を中断した発端末であり、か
つ、同一のサブアドレスに対する画情報送信が要求され
ることを判別すると、再送受信動作を行う。
【0061】この再送受信動作では、受信した画情報
を、中断した画情報伝送にかかるファイル管理情報の継
続画情報として取り扱う。これにより、最初の画情報受
信時に受信した画情報のメールファイルに、再送時の画
情報受信時に受信した画情報のMIME情報を追加する
ことができ、それにより、分割されて送信された画情報
ファイルを1つの画情報ファイルとして取り扱うことが
できる。
【0062】そして、この再送受信動作で残りの画情報
を全て受信すると、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、そのときにファイル管理情報に保存したサブアド
レスに対応して、アドレス変換テーブルに記憶されてい
るメールアドレスを取り出し、そのメールアドレスに対
し、作成したメールファイルを本文情報としてセットし
た電子メールを送信する。
【0063】このようにして、本実施例では、グループ
3ファクシミリ装置FXgは、画情報送信が中断した場
合、その中断時から一定時間内に同一宛先に対して同一
配信先を指定した状態で再送動作を行うことで、その宛
先のネットワークファクシミリ装置FXnでは、中断前
の画情報伝送時に受信した画情報と、中断後に再送受信
動作で受信した画情報とをまとめて1つの画情報ファイ
ルとして扱い、指定された配信先に対して、その画情報
ファイルの電子メールを送信するので、分割送信された
画情報ファイルの配信先では、複数の電子メールを連結
するなどの手間を省くことができ、それにより、このフ
ァクシミリ通信システムの使い勝手が大幅に向上する。
【0064】この場合のグループ3ファクシミリ装置F
Xgの送信時の処理の一例を図6および図7に示す。
【0065】まず、指定された宛先(この場合は、ネッ
トワークファクシミリ装置FXn)へ発呼し(処理10
1)、着端末より被呼局識別信号CED、非標準機能識
別信号NSF、および、デジタル識別信号DISを受信
する(処理102)。
【0066】そして、そのときに使用する伝送機能を決
定し、その伝送機能を通知するための非標準機能設定信
号NSS、ユーザより指定された配信先のサブアドレス
を通知するためのサブアドレス信号SUB、および、自
端末の電話番号を通知するための送信端末識別信号TS
Iを順次送信する(処理103)。
【0067】次に、所定のモデムトレーニング手順を実
行して、そのときに使用するモデム速度を決定し(処理
104)、送信ページを計数するためのカウンタPCの
値を「1」に初期設定する(処理105)。
【0068】そして、画像蓄積装置9から、カウンタP
Cの値で示されるページ番号の画情報を取り出して送信
する処理を実行し(処理106)、その1ページ分の画
情報送信が終了するか、その間に何らかのエラーが発生
することを監視する(判断107,108のNOルー
プ)。
【0069】エラーが無く1ページ分の画情報の送信が
終了して、判断107の結果がYESになると、そのと
きの送信画情報に次のページがあるかどうかを調べ(判
断109)、判断109の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として、次のページがあることを
あらわすマルチページ信号MPSを送出し(処理11
0)、着端末より応答信号を受信する(処理111)。
【0070】そして、その受信した応答信号が、正常受
信であるメッセージ確認信号MCFであるかどうかを調
べ(判断112)、判断112の結果がYESになると
きには、カウンタPCの値を1つ増やして(処理11
3)、処理106に戻り、次のページの画情報送信動作
を行う。
【0071】また、全てのページの送信が終了した場合
で、判断109の結果がNOになるときには、メッセー
ジ後命令として、最終ページが終了したことをあらわ手
順終了信号EOPを送出し(処理115)、着端末より
応答信号を受信する(処理116)。
【0072】そして、その受信した応答信号が、正常受
信であるメッセージ確認信号MCFであるかどうかを調
べ(判断117)、判断117の結果がYESになると
きには、切断命令信号DCNを送出し(処理118)、
回線を復旧して(処理119)、一連の画情報送信動作
を終了する。
【0073】また、受信した応答信号がメッセージ確認
信号MCF以外の場合で、判断117の結果がNOにな
るときには、そのときに受信した応答信号の内容に基づ
いて、画情報送信動作を継続できるかどうかを調べる
(判断120)。
【0074】ここで、画情報送信動作を継続できない場
合で、判断120の結果がNOになるときには、そのと
きのカウンタPCの値を保存し(処理121)、切断命
令信号DCNを送出し(処理122)、回線を復旧して
(処理123)、一連の画情報送信動作を一旦終了した
後に、同一画情報ファイルの残りの画情報について、同
一宛先の同一配信先へ送信する再送信処理を開始する
(処理124)。
【0075】一方、画情報送信動作を継続できる場合
で、判断120の結果がYESになるときには、カウン
タPCの値を保持したまま、モデムトレーニング手順を
実行した後に(処理125)、処理106に移行し、同
一ページの画情報送信動作を再度行う。
【0076】また、画情報の送信途中で、メッセージ後
信号の応答信号としてメッセージ確認信号MCF以外の
応答信号を受信した場合で、判断112の結果がNOに
なるときには、そのときに受信した応答信号の内容に基
づいて、画情報送信動作を継続できるかどうかを調べる
(判断126)。判断126の結果がYESになるとき
には、カウンタPCの値を保持したまま、処理125に
移行し、モデムトレーニング手順を実行した後に同一ペ
ージの画情報送信動作を再度行う。
【0077】また、判断126の結果がNOになるとき
には、処理121に移行し、そのときのカウンタPCの
値を保存し、一連の画情報送信動作を一旦終了した後
に、同一画情報ファイルの残りの画情報について、同一
宛先の同一配信先へ送信する再送信処理を開始する。
【0078】さらに、1ページ分の画情報の送信の途中
で、何らかの原因によりエラーが発生して、判断108
の結果がYESになるときには、処理121に移行し、
そのときのカウンタPCの値を保存し、一連の画情報送
信動作を一旦終了した後に、同一画情報ファイルの残り
の画情報について、同一宛先の同一配信先へ送信する再
送信処理を開始する。
【0079】この場合の再送信処理の一例を図8および
図9に示す。
【0080】まず、起動時に指定された再送信宛先(こ
の場合は、ネットワークファクシミリ装置FXn)へ発
呼し(処理201)、着端末より被呼局識別信号CE
D、非標準機能識別信号NSF、および、デジタル識別
信号DISを受信する(処理202)。
【0081】そして、そのときに使用する伝送機能を決
定し、その伝送機能を通知するための非標準機能設定信
号NSS、起動時に指定されたサブアドレスを通知する
ためのサブアドレス信号SUB、および、自端末の電話
番号を通知するための送信端末識別信号TSIを順次送
信する(処理203)。
【0082】次に、所定のモデムトレーニング手順を実
行して、そのときに使用するモデム速度を決定し(処理
204)、送信ページを計数するためのカウンタPCの
値を、起動時に指定された値に初期設定する(処理20
5)。
【0083】そして、画像蓄積装置9から、カウンタP
Cの値で示されるページ番号の画情報を取り出して送信
する処理を実行し(処理206)、その1ページ分の画
情報送信が終了するか、その間に何らかのエラーが発生
することを監視する(判断207,208のNOルー
プ)。
【0084】エラーが無く1ページ分の画情報の送信が
終了して、判断207の結果がYESになると、そのと
きの送信画情報に次のページがあるかどうかを調べ(判
断209)、判断209の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として、次のページがあることを
あらわすマルチページ信号MPSを送出し(処理21
0)、着端末より応答信号を受信する(処理211)。
【0085】そして、その受信した応答信号が、正常受
信であるメッセージ確認信号MCFであるかどうかを調
べ(判断212)、判断212の結果がYESになると
きには、カウンタPCの値を1つ増やして(処理21
3)、処理206に戻り、次のページの画情報送信動作
を行う。
【0086】また、全てのページの送信が終了した場合
で、判断209の結果がNOになるときには、メッセー
ジ後命令として、最終ページが終了したことをあらわ手
順終了信号EOPを送出し(処理215)、着端末より
応答信号を受信する(処理216)。
【0087】そして、その受信した応答信号が、正常受
信であるメッセージ確認信号MCFであるかどうかを調
べ(判断217)、判断217の結果がYESになると
きには、切断命令信号DCNを送出し(処理218)、
回線を復旧して(処理219)、一連の画情報送信動作
を終了する。
【0088】また、受信した応答信号がメッセージ確認
信号MCF以外の場合で、判断217の結果がNOにな
るときには、そのときに受信した応答信号の内容に基づ
いて、画情報送信動作を継続できるかどうかを調べる
(判断220)。
【0089】ここで、画情報送信動作を継続できない場
合で、判断220の結果がNOになるときには、そのと
きのカウンタPCの値を保存し(処理221)、切断命
令信号DCNを送出し(処理222)、回線を復旧して
(処理223)、一連の画情報送信動作を一旦終了した
後に、同一画情報ファイルの残りの画情報について、同
一宛先の同一配信先へ送信する再送信処理を開始する
(処理224)。
【0090】一方、画情報送信動作を継続できる場合
で、判断220の結果がYESになるときには、カウン
タPCの値を保持したまま、モデムトレーニング手順を
実行した後に(処理225)、処理206に移行し、同
一ページの画情報送信動作を再度行う。
【0091】また、画情報の送信途中で、メッセージ後
信号の応答信号としてメッセージ確認信号MCF以外の
応答信号を受信した場合で、判断122の結果がNOに
なるときには、そのときに受信した応答信号の内容に基
づいて、画情報送信動作を継続できるかどうかを調べる
(判断226)。判断226の結果がYESになるとき
には、カウンタPCの値を保持したまま、処理225に
移行し、モデムトレーニング手順を実行した後に同一ペ
ージの画情報送信動作を再度行う。
【0092】また、判断226の結果がNOになるとき
には、処理221に移行し、そのときのカウンタPCの
値を保存し、一連の画情報送信動作を一旦終了した後
に、同一画情報ファイルの残りの画情報について、同一
宛先の同一配信先へ送信する再送信処理を開始する。
【0093】さらに、1ページ分の画情報の送信の途中
で、何らかの原因によりエラーが発生して、判断208
の結果がYESになるときには、処理221に移行し、
そのときのカウンタPCの値を保存し、一連の画情報送
信動作を一旦終了した後に、同一画情報ファイルの残り
の画情報について、同一宛先の同一配信先へ送信する再
送信処理を開始する。
【0094】このときのネットワークファクシミリ装置
FXnの着信時の処理の一例を図10および図11に示
す。
【0095】着信検出すると、着信応答し(処理30
1)、自端末が非音声端末であることを通知するための
被呼局識別信号CED、自端末に備わっている非標準的
な装置機能を通知するための非標準機能識別信号NS
F、および、自端末に備わっている標準的な装置機能を
通知するためのデジタル識別信号DISを順次送信する
(処理302)。
【0096】次いで、発端末より命令信号を受信し(処
理303)、その命令信号にサブアドレス信号SUBが
含まれているかどうかを調べる(判断304)。命令信
号にサブアドレス信号SUBが含まれている場合で、判
断304の結果がYESになるときには、そのときの自
端末の動作モードが、再送待ちモードに設定されている
かどうかを調べる(判断305)。
【0097】そのときの自端末の動作モードが、再送待
ちモードに設定されていない場合で、判断305の結果
がNOになるときには、そのときに受信する画情報に対
するファイル管理情報を作成し(処理306)、そのフ
ァイル管理情報に、通知されたサブアドレス信号SUB
および送信端末識別情報TSIの内容を保存する(処理
307)。
【0098】次に、所定のモデムトレーニング手順を実
行して、そのときに使用するモデム速度を決定し(処理
308)、画情報を受信して保存するとともに(処理3
09)、1ページ分の受信動作が終了するまでの間にエ
ラー終了するかどうかを監視する(判断310,311
のNOループ)。
【0099】エラーがなく1ページ分の画情報の受信動
作が終了して判断310の結果がYESになるときに
は、そのときの受信結果がエラーなしであるかどうかを
調べ(判断312)、判断312の結果がYESになる
ときには、メッセージ後命令の応答信号としてメッセー
ジ確認信号MCFを送出する(処理313)。
【0100】そして、受信した1ページ分の画情報をM
IME情報に変換してそのMIME情報をメールファイ
ルのデータに追加保存し(処理314)、MIME情報
に変換した画情報を削除する(処理315)。このと
き、メールファイルへのデータの追加保存、および、画
情報の削除に伴い、適宜にページ管理情報およびファイ
ル管理情報の内容を更新する。
【0101】このときに受信したメッセージ命令によ
り、後続のページがあることが通知されているかどうか
を調べ(判断316)、判断316の結果がYESにな
るときには、切断命令信号DCNを受信すると(処理3
17)、回線を復旧して(処理318)、一連の画情報
受信動作を終了する。
【0102】一方、1ページ分の画情報を受信したが、
そのときの受信結果がエラー有りの場合であり、判断3
12の結果がNOになるときには、メッセージ後命令の
応答信号としてリトレーン否定信号RTNを送出し(処
理319)、この場合には、処理308に戻り、モデム
トレーニング手順を実行した後に、同一ページの画情報
を再度受信する。
【0103】また、1ページ分の画情報受信中に、なん
らかのエラーが発生した場合で、発端末が画情報送信を
中断して、判断311の結果がYESになるときには、
再送待ちモードをセットし(処理320)、再送タイマ
を起動して(処理321)、処理318に移行し、回線
を復旧して、この中断された画情報受信動作を終了す
る。
【0104】また、伝送前手順で受信した命令信号にサ
ブアドレス信号SUBが含まれている場合で、かつ、そ
のときの自端末の動作モードが、再送待ちモードに設定
されている場合で、判断305の結果がYESになると
きには、発端末から通知された送信端末識別信号TSI
とサブアドレス信号SUBが、いずれかの再送待ちにな
っているファイル管理情報のものと一致するかどうかを
調べて(処理325)、一致する場合には(判断326
の結果がYES)、そのファイル管理情報にかかる再送
タイマを停止して(処理327)、画情報を追加して受
信する画情報ファイルを選択し(処理328)、処理3
08に移行して、再送される画情報の受信動作を行う。
【0105】また、判断326の結果がNOになるとき
には、別の画情報受信を新たに行う場合なので、処理3
06に移行し、新たにファイル管理情報を作成して、そ
れ以降の画情報受信動作を行う。
【0106】また、伝送前手順で受信した命令信号にサ
ブアドレス信号SUBが含まれていない場合で、判断3
04の結果がNOになるときには、所定のモデムトレー
ニング手順を実行して、そのときに使用するモデム速度
を決定し(処理330)、画情報を受信して記録出力し
(処理331)、所定の伝送後手順を実行し(処理33
2)、処理318に移行して、回線を復旧して、通常の
画情報受信動作を実行する。
【0107】また、再送タイマにかかる処理の一例を図
12に示す。
【0108】再送タイマがタイムアウトすると(判断4
01の結果がYES)、その再送タイマにかかる再送待
ちファイルを調べて(処理402)、その内容、例え
ば、送信識別情報TSI、サブアドレス情報SUB、受
信日時、および、受信終了したページ数等を適宜なフォ
ーマットで表示するエラーレポートを作成し(処理40
3)、そのエラーレポートの画像を記録出力して(処理
404)、ユーザに対し、画情報受信がエラー終了した
旨を通知する。
【0109】また、ネットワークファクシミリ装置FX
nは、画情報の受信が正常終了したファイル管理情報が
あるときには、そのファイル管理情報に記憶されている
サブアドレスに対して、メールファイルを本文情報にセ
ットした電子メールを送信する。
【0110】ところで、上述した実施例では、ネットワ
ークファクシミリ装置FXnは、再送モードになってい
る場合で、その再送モードにかかる同一の発端末より同
一のサブアドレスへの画情報送信が、所定の再送タイマ
の計時中に連続した場合には、後の画情報受信時に受信
した画情報のMIME情報を、先に受信した画情報のM
IME情報とまとめて、1つのメールファイルを作成す
るようにしているが、たまたま同一の発端末より同一の
サブアドレスへの異なる画情報送信動作が、短時間で連
続した場合には、異なる画情報ファイルが1つのメール
ファイルにまとめられる場合がある。
【0111】画情報は、ページ単位に独立した内容であ
るので、かかる事態を生じたとしても、さほど配信先で
は影響は受けないが、なるべくなら、このような事態を
防止することが好ましい。
【0112】そこで、例えば、再送時に、グループ3フ
ァクシミリ装置FXgからネットワークファクシミリ装
置FXnに通知するサブアドレス信号SUBに、図13
に示すように、再送開始ページ番号の表示を追加し(図
では、「#3#」の部分)、この再送開始ページ番号に
基づいて、ネットワークファクシミリ装置FXnで再送
された画情報ファイルを確認するようにすると、上述し
たような事態を回避することができる。
【0113】ここで、サブアドレス信号SUBは、その
情報要素の長さが20桁に規定されており、実際に適用
するサブアドレス情報の長さを20桁よりも小さくした
場合、残りの桁に適宜な情報を設定することは、任意で
あり、本実施例では、その残りの桁を利用して、再送開
始ページ番号を通知するようにしている。
【0114】この場合のグループ3ファクシミリ装置F
Xgの再送信処理の一例を図14および図15に示す。
なお、この場合のグループ3ファクシミリ装置FXgの
送信時の処理は、図6および図7に示したような上述し
た実施例の場合と同じ処理を適用することができる。
【0115】まず、起動時に指定された再送信宛先(こ
の場合は、ネットワークファクシミリ装置FXn)へ発
呼し(処理501)、着端末より被呼局識別信号CE
D、非標準機能識別信号NSF、および、デジタル識別
信号DISを受信する(処理502)。
【0116】そして、起動時に指定されたサブアドレス
と、このときに再送する画情報ファイルの送信開始ペー
ジ番号に基づいて、サブアドレス信号SUBの内容を作
成するとともに(処理503)、そのときに使用する伝
送機能を決定し、その伝送機能を通知するための非標準
機能設定信号NSS、処理503で作成したサブアドレ
ス信号SUB、および、自端末の電話番号を通知するた
めの送信端末識別信号TSIを順次送信する(処理50
4)。
【0117】次に、所定のモデムトレーニング手順を実
行して、そのときに使用するモデム速度を決定し(処理
505)、送信ページを計数するためのカウンタPCの
値を、起動時に指定された値に初期設定する(処理50
6)。
【0118】そして、画像蓄積装置9から、カウンタP
Cの値で示されるページ番号の画情報を取り出して送信
する処理を実行し(処理507)、その1ページ分の画
情報送信が終了するか、その間に何らかのエラーが発生
することを監視する(判断508,509のNOルー
プ)。
【0119】エラーが無く1ページ分の画情報の送信が
終了して、判断508の結果がYESになると、そのと
きの送信画情報に次のページがあるかどうかを調べ(判
断510)、判断510の結果がYESになるときに
は、メッセージ後命令として、次のページがあることを
あらわすマルチページ信号MPSを送出し(処理51
1)、着端末より応答信号を受信する(処理512)。
【0120】そして、その受信した応答信号が、正常受
信であるメッセージ確認信号MCFであるかどうかを調
べ(判断513)、判断513の結果がYESになると
きには、カウンタPCの値を1つ増やして(処理51
4)、処理507に戻り、次のページの画情報送信動作
を行う。
【0121】また、全てのページの送信が終了した場合
で、判断510の結果がNOになるときには、メッセー
ジ後命令として、最終ページが終了したことをあらわ手
順終了信号EOPを送出し(処理515)、着端末より
応答信号を受信する(処理516)。
【0122】そして、その受信した応答信号が、正常受
信であるメッセージ確認信号MCFであるかどうかを調
べ(判断517)、判断517の結果がYESになると
きには、切断命令信号DCNを送出し(処理518)、
回線を復旧して(処理519)、一連の画情報送信動作
を終了する。
【0123】また、受信した応答信号がメッセージ確認
信号MCF以外の場合で、判断517の結果がNOにな
るときには、そのときに受信した応答信号の内容に基づ
いて、画情報送信動作を継続できるかどうかを調べる
(判断520)。
【0124】ここで、画情報送信動作を継続できない場
合で、判断520の結果がNOになるときには、そのと
きのカウンタPCの値を保存し(処理521)、切断命
令信号DCNを送出し(処理522)、回線を復旧して
(処理523)、一連の画情報送信動作を一旦終了した
後に、同一画情報ファイルの残りの画情報について、同
一宛先の同一配信先へ送信する再送信処理を開始する
(処理524)。
【0125】一方、画情報送信動作を継続できる場合
で、判断520の結果がYESになるときには、カウン
タPCの値を保持したまま、モデムトレーニング手順を
実行した後に(処理525)、処理507に移行し、同
一ページの画情報送信動作を再度行う。
【0126】また、画情報の送信途中で、メッセージ後
信号の応答信号としてメッセージ確認信号MCF以外の
応答信号を受信した場合で、判断513の結果がNOに
なるときには、そのときに受信した応答信号の内容に基
づいて、画情報送信動作を継続できるかどうかを調べる
(判断526)。判断526の結果がYESになるとき
には、カウンタPCの値を保持したまま、処理525に
移行し、モデムトレーニング手順を実行した後に同一ペ
ージの画情報送信動作を再度行う。
【0127】また、判断526の結果がNOになるとき
には、処理521に移行し、そのときのカウンタPCの
値を保存し、一連の画情報送信動作を一旦終了した後
に、同一画情報ファイルの残りの画情報について、同一
宛先の同一配信先へ送信する再送信処理を開始する。
【0128】さらに、1ページ分の画情報の送信の途中
で、何らかの原因によりエラーが発生して、判断509
の結果がYESになるときには、処理521に移行し、
そのときのカウンタPCの値を保存し、一連の画情報送
信動作を一旦終了した後に、同一画情報ファイルの残り
の画情報について、同一宛先の同一配信先へ送信する再
送信処理を開始する。
【0129】このときのネットワークファクシミリ装置
FXnの着信時の処理の一例を図16および図17に示
す。
【0130】着信検出すると、着信応答し(処理60
1)、自端末が非音声端末であることを通知するための
被呼局識別信号CED、自端末に備わっている非標準的
な装置機能を通知するための非標準機能識別信号NS
F、および、自端末に備わっている標準的な装置機能を
通知するためのデジタル識別信号DISを順次送信する
(処理602)。
【0131】次いで、発端末より命令信号を受信し(処
理603)、その命令信号にサブアドレス信号SUBが
含まれているかどうかを調べる(判断604)。命令信
号にサブアドレス信号SUBが含まれている場合で、判
断604の結果がYESになるときには、そのときの自
端末の動作モードが、再送待ちモードに設定されている
かどうかを調べる(判断605)。
【0132】そのときの自端末の動作モードが、再送待
ちモードに設定されていない場合で、判断605の結果
がNOになるときには、そのときに受信する画情報に対
するファイル管理情報を作成し(処理606)、そのフ
ァイル管理情報に、通知されたサブアドレス信号SUB
および送信端末識別情報TSIの内容を保存する(処理
607)。
【0133】次に、所定のモデムトレーニング手順を実
行して、そのときに使用するモデム速度を決定し(処理
608)、画情報を受信して保存するとともに(処理6
09)、1ページ分の受信動作が終了するまでの間にエ
ラー終了するかどうかを監視する(判断610,611
のNOループ)。
【0134】エラーがなく1ページ分の画情報の受信動
作が終了して判断610の結果がYESになるときに
は、そのときの受信結果がエラーなしであるかどうかを
調べ(判断612)、判断612の結果がYESになる
ときには、メッセージ後命令の応答信号としてメッセー
ジ確認信号MCFを送出する(処理613)。
【0135】そして、受信した1ページ分の画情報をM
IME情報に変換してそのMIME情報をメールファイ
ルのデータに追加保存し(処理614)、MIME情報
に変換した画情報を削除する(処理615)。このと
き、メールファイルへのデータの追加保存、および、画
情報の削除に伴い、適宜にページ管理情報およびファイ
ル管理情報の内容を更新する。
【0136】このときに受信したメッセージ命令によ
り、後続のページがあることが通知されているかどうか
を調べ(判断616)、判断616の結果がYESにな
るときには、切断命令信号DCNを受信すると(処理6
17)、回線を復旧して(処理618)、一連の画情報
受信動作を終了する。
【0137】一方、1ページ分の画情報を受信したが、
そのときの受信結果がエラー有りの場合であり、判断6
12の結果がNOになるときには、メッセージ後命令の
応答信号としてリトレーン否定信号RTNを送出し(処
理619)、この場合には、処理608に戻り、モデム
トレーニング手順を実行した後に、同一ページの画情報
を再度受信する。
【0138】また、1ページ分の画情報受信中に、なん
らかのエラーが発生した場合で、発端末が画情報送信を
中断して、判断611の結果がYESになるときには、
再送待ちモードをセットし(処理620)、再送タイマ
を起動して(処理621)、処理618に移行し、回線
を復旧して、この中断された画情報受信動作を終了す
る。
【0139】また、伝送前手順で受信した命令信号にサ
ブアドレス信号SUBが含まれている場合で、かつ、そ
のときの自端末の動作モードが、再送待ちモードに設定
されている場合で、判断605の結果がYESになると
きには、発端末から通知された送信端末識別信号TSI
とサブアドレス信号SUBが、いずれかの再送待ちにな
っているファイル管理情報のものと一致するかどうかを
調べて(処理625)、一致する場合には(判断626
の結果がYES)、さらに、受信したサブアドレス信号
SUBに含まれる再送ページ番号が、その一致したファ
イル管理情報の受信完了ページ数に1を加えた値に等し
いかどうかを検査し(処理627)、この検査で確認が
とれた場合には(判断628の結果がYES)、、その
ファイル管理情報にかかる再送タイマを停止して(処理
629)、画情報を追加して受信する画情報ファイルを
選択し(処理630)、処理608に移行して、再送さ
れる画情報の受信動作を行う。
【0140】また、判断626の結果がNOになるとき
には、および、判断628の結果がNOになるときに
は、別の画情報受信を新たに行う場合なので、処理60
6に移行し、新たにファイル管理情報を作成し、それ以
降の画情報受信動作を行う。
【0141】また、伝送前手順で受信した命令信号にサ
ブアドレス信号SUBが含まれていない場合で、判断6
04の結果がNOになるときには、所定のモデムトレー
ニング手順を実行して、そのときに使用するモデム速度
を決定し(処理630)、画情報を受信して記録出力し
(処理631)、所定の伝送後手順を実行し(処理63
2)、処理618に移行して、回線を復旧して、通常の
画情報受信動作を実行する。
【0142】なお、この実施例では、再送された画情報
を、先に受信した画情報とまとめる際に、発端末の送信
端末識別情報TSIと、サブアドレス信号SUB、およ
び、サブアドレス信号SUBに含まれる再送ページ番号
に基づいて、同一画情報であるかどうかの確認を取って
いるが、再送ページ番号に代えて、適宜なファイル番号
を使用することもできる。この場合には、そのファイル
番号を通知する手段としては、ファイル番号を通知する
ための伝送手順信号を特別に設定するか、あるいは、上
述した実施例のように、サブアドレス信号SUBの情報
フィールド(20桁)の空き桁にファイル番号を設定す
ることで行うことができる。
【0143】ところで、ネットワークファクシミリ装置
FXnでは、受信した画情報に対応した電子メールを、
受信終了後に直ちに指定された配信先へ送信するだけで
なく、受信した画情報を所定時刻まで保存し、その所定
時刻において、同一発端末から受信した同一配信先への
画情報を、1つの電子メールにまとめて、その配信先へ
と送信するような送信態様を採用することもできる。こ
の場合、その所定時刻までの間に、同一画情報ファイル
が複数に分割されて複数回の画情報伝送動作で受信して
いれば、それらを連結して単一ファイルを構成すること
ができる。
【0144】なお、以上説明した実施例では、ネットワ
ークファクシミリ装置FXがローカルエリアネットワー
クLANを介してワークステーション装置WS1〜WS
nに画情報を配信する場合に、電子メールを利用してい
るが、この画情報の配信は、それ以外のデータ転送アプ
リケーションを適用することができる。例えば、配信先
と直接接続し、ポイント・ツー・ポイントのデータ通信
により画情報の配信を行うことができる。
【0145】また、上述した実施例では、ネットワーク
ファクシミリ装置が適用する公衆網としてアナログの電
話回線網を使用する場合について説明したが、ISDN
を使用する場合についても、本発明を適用することがで
きる。その場合、装置機能としては、グループ4ファク
シミリ装置機能を備えることができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークファクシミリ装置は、再送モードになって
いる場合で、その再送モードにかかる同一の発端末より
同一のサブアドレスへの画情報送信が、所定の再送タイ
マの計時中に連続した場合には、後の画情報受信時に受
信した画情報を、先に受信した画情報とまとめて、1つ
の画情報を作成し、指定された配信先に対して、その画
情報ファイルの電子メールを送信するので、分割送信さ
れた画情報ファイルの配信先では、複数の電子メールを
連結するなどの手間を省くことができ、それにより、こ
のファクシミリ通信システムの使い勝手が大幅に向上す
るという効果を得る。
【0147】また、再送時に、グループ3ファクシミリ
装置からネットワークファクシミリ装置に、再送確認の
ための情報を通知するので、ネットワークファクシミリ
装置では、たまたま同一の発端末より同一のサブアドレ
スへの異なる画情報送信動作が、短時間で連続した場合
でも、適切に画情報ファイルをまとめることができ、こ
のファクシミリ通信システムの使い勝手が大幅に向上す
るという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信システムの概要
を示したブロック図。
【図2】グループ3ファクシミリ装置の構成の一例を示
したブロック図。
【図3】ネットワークファクシミリ装置の構成例を示し
たブロック図。
【図4】ファイル管理情報およびページ管理情報の一例
を示した概略図。
【図5】アドレス変換テーブルの一例を示した概略図。
【図6】グループ3ファクシミリ装置の送信時の処理の
一例の一部を示したフローチャート。
【図7】グループ3ファクシミリ装置の送信時の処理の
一例の残りの部分を示したフローチャート。
【図8】グループ3ファクシミリ装置の再送時の処理の
一例の一部を示したフローチャート。
【図9】グループ3ファクシミリ装置の再送時の処理の
一例の残りの部分を示したフローチャート。
【図10】ネットワークファクシミリ装置の着信時の処
理の一例の一部を示したフローチャート。
【図11】ネットワークファクシミリ装置の着信時の処
理の一例の残りの部分を示したフローチャート。
【図12】再送タイマにかかる処理の一例を示したフロ
ーチャート。
【図13】サブアドレス信号の他の例を示した概略図。
【図14】グループ3ファクシミリ装置の再送時の処理
の他の例の一部を示したフローチャート。
【図15】グループ3ファクシミリ装置の再送時の処理
の他の例の残りの部分を示したフローチャート。
【図16】ネットワークファクシミリ装置の着信時の処
理の他の例の一部を示したフローチャート。
【図17】ネットワークファクシミリ装置の着信時の処
理の他の例の残りの部分を示したフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/58 H04N 1/00 107

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たネットワークアドレスを関連づけて記憶したアドレス
    変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報
    を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブア
    ドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶
    されているネットワークアドレスの宛先端末に、ローカ
    ルエリアネットワークを介して送信するネットワークフ
    ァクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用いる
    ファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システムの
    制御方法において、 上記ファクシミリ装置は、上記ネットワークファクシミ
    リ装置の画情報送信がエラー終了した場合には、送信画
    情報ファイルの残りの送信画情報について、上記ネット
    ワークファクシミリ装置へ画情報送信動作を繰り返し行
    い、 上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記ファ
    クシミリ装置から、画情報送信が続いた場合には、その
    連続して受信した画情報を1つの受信画情報ファイルに
    まとめ、そのときに上記ファクシミリ装置から通知され
    るサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスの
    宛先端末に、上記受信画情報ファイルの画情報を送信す
    ることを特徴とするファクシミリ通信システムの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たネットワークアドレスを関連づけて記憶したアドレス
    変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報
    を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブア
    ドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶
    されているネットワークアドレスの宛先端末に、ローカ
    ルエリアネットワークを介して送信するネットワークフ
    ァクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用いる
    ファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システムの
    制御方法において、 上記ファクシミリ装置は、上記ネットワークファクシミ
    リ装置へ発呼して画情報送信する際には、転送先の上記
    サブアドレス情報を指定するとともに、画情報送信がエ
    ラー終了して、送信画情報ファイルの送信が完了しなか
    ったときには、その送信画情報ファイルの残りの送信画
    情報について、上記ネットワークファクシミリ装置へ画
    情報送信動作を繰り返し行うとともに、その際には、同
    一の上記サブアドレス情報を指定し、 上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記ファ
    クシミリ装置から、同一のサブアドレス情報への画情報
    送信が続いた場合には、その連続して受信した画情報を
    1つの受信画情報ファイルにまとめ、そのサブアドレス
    情報に対応したネットワークアドレスの宛先端末に、上
    記受信画情報ファイルの画情報を送信することを特徴と
    するファクシミリ通信システムの制御方法。
  3. 【請求項3】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たネットワークアドレスを関連づけて記憶したアドレス
    変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報
    を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブア
    ドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶
    されているネットワークアドレスの宛先端末に、ローカ
    ルエリアネットワークを介して送信するネットワークフ
    ァクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用いる
    ファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システムの
    制御方法において、 上記ファクシミリ装置は、上記ネットワークファクシミ
    リ装置へ発呼して画情報送信する際には、転送先の上記
    サブアドレス情報を指定するとともに、画情報送信がエ
    ラー終了して、送信画情報ファイルの送信が完了しなか
    ったときには、その送信画情報ファイルの残りの送信画
    情報について、上記ネットワークファクシミリ装置へ画
    情報送信動作を繰り返し行し、その際には、上記ネット
    ワークファクシミリ装置へ再送動作であることを通知す
    るとともに、同一の上記サブアドレス情報を指定し、 上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記ファ
    クシミリ装置から、再送動作が通知された場合、その際
    に通知されたサブアドレス情報への画情報送信が中断し
    ている場合には、その際に受信した画情報と、画情報送
    信が中断した際に保存した画情報を1つの受信画情報フ
    ァイルにまとめ、そのサブアドレス情報に対応したネッ
    トワークアドレスの宛先端末に、上記受信画情報ファイ
    ルの画情報を送信することを特徴とするファクシミリ通
    信システムの制御方法。
  4. 【請求項4】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たネットワークアドレスを関連づけて記憶したアドレス
    変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報
    を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブア
    ドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶
    されているネットワークアドレスの宛先端末に、ローカ
    ルエリアネットワークを介して送信するネットワークフ
    ァクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用いる
    ファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システムの
    制御方法において、 上記ファクシミリ装置は、上記ネットワークファクシミ
    リ装置へ発呼して画情報送信する際には、転送先の上記
    サブアドレス情報を指定するとともに、画情報送信がエ
    ラー終了して、送信画情報ファイルの送信が完了しなか
    ったときには、その送信画情報ファイルの残りの送信画
    情報について、上記ネットワークファクシミリ装置へ画
    情報送信動作を繰り返し行うとともに、その際には、同
    一の上記サブアドレス情報を指定し、 上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記ファ
    クシミリ装置から、同一のサブアドレス情報への画情報
    送信が、所定時間を経過するまでの間に連続した場合に
    は、その連続して受信した画情報を1つの受信画情報フ
    ァイルにまとめ、そのサブアドレス情報に対応したネッ
    トワークアドレスの宛先端末に、上記受信画情報ファイ
    ルの画情報を送信することを特徴とするファクシミリ通
    信システムの制御方法。
  5. 【請求項5】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たネットワークアドレスを関連づけて記憶したアドレス
    変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報
    を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブア
    ドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶
    されているネットワークアドレスの宛先端末に、ローカ
    ルエリアネットワークを介して送信するネットワークフ
    ァクシミリ装置、および、公衆網を伝送路として用いる
    ファクシミリ装置からなるファクシミリ通信システムの
    制御方法において、 上記ファクシミリ装置は、上記ネットワークファクシミ
    リ装置へ発呼して画情報送信する際には、転送先の上記
    サブアドレス情報を指定するとともに、画情報送信がエ
    ラー終了して、送信画情報ファイルの送信が完了しなか
    ったときには、その送信画情報ファイルの残りの送信画
    情報について、上記ネットワークファクシミリ装置へ画
    情報送信動作を繰り返し行し、その際には、上記ネット
    ワークファクシミリ装置へ再送動作であることを通知す
    るとともに、同一の上記サブアドレス情報を指定し、 上記ネットワークファクシミリ装置は、同一の上記ファ
    クシミリ装置から、再送動作が通知された場合、その際
    に通知されたサブアドレス情報への画情報送信が中断し
    ていて、かつ、中断してから所定時間を経過する前であ
    るときには、その際に受信した画情報と、画情報送信が
    中断した際に保存した画情報を1つの受信画情報ファイ
    ルにまとめ、そのサブアドレス情報に対応したネットワ
    ークアドレスの宛先端末に、上記受信画情報ファイルの
    画情報を送信することを特徴とするファクシミリ通信シ
    ステムの制御方法。
JP8354740A 1996-12-20 1996-12-20 ファクシミリ通信システムの制御方法 Pending JPH10191002A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001905A1 (fr) * 2006-06-30 2008-01-03 Nikon Corporation Appareil photo numérique
JP2010074647A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Mitsubishi Electric Information Systems Corp Faxシステムおよびプログラム

Cited By (4)

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JP2010074647A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Mitsubishi Electric Information Systems Corp Faxシステムおよびプログラム

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