JPH06233103A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06233103A
JPH06233103A JP5015045A JP1504593A JPH06233103A JP H06233103 A JPH06233103 A JP H06233103A JP 5015045 A JP5015045 A JP 5015045A JP 1504593 A JP1504593 A JP 1504593A JP H06233103 A JPH06233103 A JP H06233103A
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JP
Japan
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retransmission
page
compressed data
buffer
data
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Application number
JP5015045A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kawaguchi
哲也 川口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生データの1ページ分の画情報サイズより小
さい簡易再送用バッファを既存メモリ内に設けることに
より、あるサイズ以下のページデータに限り直接送信で
の再送を実現し、エラーフリー率を高めてユーザの再送
信操作の回数を低減するファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。 【構成】 送信原稿のデータサイズより小さくなる確率
の高い圧縮データのサイズを見越して、既存RAM20
内にエリア設定された簡易再送用バッファ21に、圧縮
データをページ単位に更新しながら蓄積する。そして、
G3プロトコル上で受信失敗を確認した場合に、前記簡
易再送用バッファ21にオーバーフローすることなく蓄
積された圧縮データに限り、このデータを読み出して再
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はG3プロトコルにより画
情報を直接送信するファクシミリ装置に関し、特に再送
機能を持たない直接送信機において既存のメモリを用い
て簡易的に再送を実現できるファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画情報を送受信するファクシミリ
装置が多用されているが、このファクシミリ装置は、小
型の低価格機から大型の高額機まで各種ユーザニーズに
応えるため、種々のタイプのものが揃えられている。こ
のようなファクシミリ装置を送信の形態によって分類す
ると、画情報を読み取りながら送信する直接送信機と、
一旦読み取った画情報をメモリに蓄積した後に送信する
メモリ送信機の2種類がある。メモリ送信の利点は、送
信が完了するまで画情報を蓄積しておくことができるた
め、受信側で受信に失敗した画情報をページ単位で再送
できることにある。従来のこの種のファクシミリ装置と
しては、例えば特開昭61−202567号公報や実開
平4−12754号公報などに記載されたものがあり、
受信誤りを生じたページの画情報を同一通話中に再送す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コスト
的な制約や小型化の要請により前記画情報蓄積用のメモ
リを持たない直接送信タイプのファクシミリ装置にあっ
ては、あるページがエラーになっても同一通話中にその
ページを再送することができず、そのページはオペレー
タが改めて送り直さなければならなかった。
【0004】ところで、このような直接送信タイプのフ
ァクシミリ装置といえども、その動作上、最低限のメモ
リ例えばRAMを備えている。このようなRAMを画情
報蓄積用のメモリとして使用することができれば、直接
送信機での再送が可能になるが、このようなRAMは、
その容量からいって送信原稿の画情報を生データのまま
1ページ分蓄積するには無理がある。ここで、ファクシ
ミリ装置の送信データに着目すると、ファクシミリ装置
では画情報を生データのまま送信することはなく、送信
時間の短縮化(高速化)や効率化のため、画情報の生デ
ータを符号化により圧縮するのが常である。この符号化
により圧縮データは、一部例外を除いて、生データのサ
イズより小さくなるのが常である。
【0005】そこで、請求項1記載の発明は、生データ
の1ページ分の画情報サイズより小さい簡易再送用バッ
ファを既存メモリ内に設け、直接送信時の圧縮データを
ページ単位に更新しながら蓄積することにより、あるサ
イズ以下のページデータに限り直接送信での再送を実現
し、エラーフリー率を高めてユーザの再送信操作の回数
を低減するファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、再送を行う
場合にエラー発生の少ないモデムレートを設定すること
により、再送効率を向上するファクシミリ装置を提供す
ることを目的としている。また、請求項3記載の発明
は、再送を行う場合に通算送信ページ数のカウントアッ
プをしないことにより、再送される画情報に当初の通算
送信ページ数を付して送信原稿と受信原稿でのページ数
の相違を防ぐファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0007】また、請求項4記載の発明は、バッファか
らデータを読み出すため外見上は読取動作が停止したよ
うに見えても、実際は再送中であるために読取動作を一
時的に停止していることをオペレータに通知できるファ
クシミリ装置を提供することを目的としている。また、
請求項5記載の発明は、再送が行われたときの直接送信
が終了した時点で、再送された画情報を含む直接送信時
の画情報が受信側で正しく受信されたかどうかをオペレ
ータに通知できるファクシミリ装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、送信原稿の画情報を読み取
る読取部と、読み取った画情報を符号化して圧縮する符
号化部と、この圧縮データに関する受信の成否をページ
単位に確認しながらG3プロトコルに従って該圧縮デー
タを直接送信するG3通信制御部と、を備えたファクシ
ミリ装置において、前記送信原稿のデータサイズより小
さくなる確率の高い圧縮データのサイズを見越して既存
メモリ内にエリア設定されており、該圧縮データをペー
ジ単位に更新しながら蓄積する簡易再送用バッファと、
この簡易再送用バッファに蓄積される圧縮データのオー
バーフローをページ単位に判定する判定部と、を設け、
前記G3プロトコル上で受信失敗を確認した場合に前記
簡易再送用バッファにオーバーフローすることなく蓄積
された圧縮データに限り再送する再送制御部を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1記載のファクシミリ装置にお
いて、簡易再送用バッファに蓄積された圧縮データのサ
イズをページ単位に算出するデータサイズ算出部と、再
送回数をカウントする再送カウンタと、を設け、データ
サイズまたは/および再送回数に基づいてG3通信制御
部におけるモデムレートを可変設定する可変設定部を備
えたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項2記載のファクシミリ装置にお
いて、送信原稿の通算ページ数をカウントするページ数
カウンタを設け、再送中は通算送信ページ数のカウント
アップを停止することを特徴とする。また、請求項4記
載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1〜3
いずれかに記載のファクシミリ装置において、再送中で
ある旨をオペレータに通知する再送通知手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項5記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項4記載のファクシミリ装置にお
いて、再送した圧縮データの最終的な受信成否の結果を
オペレータに通知する再送結果通知手段を備えたことを
特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、送信原稿のデータサイズより小さくなる確率の高い
圧縮データのサイズを見越して既存メモリ内にエリア設
定された簡易再送用バッファによって圧縮データをペー
ジ単位に更新しながら蓄積し、この簡易再送用バッファ
に蓄積される圧縮データのオーバーフローを判定部によ
ってページ単位に判定し、G3プロトコル上で受信失敗
を確認した場合に、前記簡易再送用バッファにオーバー
フローすることなく蓄積された圧縮データに限り、この
データを読み出して再送制御部が再送する。
【0013】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、簡易再送用バッファに蓄積された圧縮デ
ータのサイズをデータサイズ算出部によってページ単位
に算出し、一方で再送カウンタによって再送回数をカウ
ントすることにより、データサイズまたは/および再送
回数に基づいて、可変設定部がG3通信制御部における
モデムレートを可変設定する。
【0014】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、送信原稿の通算ページ数をカウントする
ページ数カウンタを設け、再送中は通算送信ページ数の
カウントアップを停止する。また、上記構成を有する請
求項4記載の発明においては、再送中である旨を再送通
知手段によってオペレータに通知する。
【0015】また、上記構成を有する請求項5記載の発
明においては、再送した圧縮データの最終的な受信成否
の結果を再送結果通知手段によってオペレータに通知す
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜5いずれかに記載された発明の一実施
例に係るファクシミリ装置を示す図であり、同図(a)
はそのブロック構成図、同図(b)はRAM内に設けら
れたバッファ管理テーブルの管理項目を示す。
【0017】まず、構成を説明する。図1(a)におい
て、スキャナ11は、送信原稿の画情報を読み取る読取
部である。プロッタ12は、前記スキャナ11にて読み
取った画情報や、受信原稿の画情報を印字出力する記録
部である。オペポート13は、このファクシミリ装置を
オペレータが任意に操作するための各種操作キーや、フ
ァクシミリ装置からオペレータへのメッセージ等を表示
するための各種の表示器等が配設されている。
【0018】通信制御部14は、G3プロトコルすなわ
ち公知のT30プロトコルを実行してファクシミリ伝送
を実現する。モデム15は、送信信号を変調する一方
で、受信信号を復調する。NCU(網制御装置)16
は、ファクシミリ通信を行う回線(電話回線等)Lを捕
捉する。CPU17は、ROM18に書き込まれたプロ
グラムに従って、ファクシミリ装置全体のシステムを制
御する。DCR(符号化復号化部)19は、前記スキャ
ナ11により送信のために読み取った画情報を所定の方
式で符号化してその情報量を圧縮する一方で、受信時に
符号化されている画情報を復号化して元の画情報に復元
する。
【0019】以下、請求項1記載の発明に特徴的な構成
要素を説明する。RAM20は、CPU17の動作に必
要なワークエリアやデータを記憶するためのもので、本
実施例においては、直接送信時にDCR19により符号
化された圧縮データをページ単位に更新しながら蓄積す
る簡易再送用バッファ21と、この簡易再送用バッファ
21に蓄積される圧縮データの蓄積アドレスを把握する
管理テーブル22とが、エリア設定されている。バッフ
ァ管理部23は、前記簡易再送用バッファ21における
圧縮データ蓄積動作を管理および制御するもので、前記
管理テーブル22を参照しながら簡易再生用バッファ2
1に蓄積される圧縮データのオーバーフローをページ単
位に判定する判定部としても機能する。
【0020】ここで、管理テーブル22の管理項目が図
1(b)に示され、簡易再送用バッファ21に蓄積され
た圧縮データの先頭アドレスと終端アドレスを監視す
る。そして、再送用の1ページ分の圧縮データを蓄積で
きなかったオーバーフロー時には、蓄積データの無効フ
ラグ(b0 =0)を書き込む。一方、バッファ21内に
1ページ分の圧縮データを蓄積できた場合には、有効フ
ラグ(b0 =1)を書き込む。なお、バッファ21内に
1ページ分の圧縮データを蓄積できた場合であっても、
このページの圧縮データが正常送信(受信)された場合
には、再送の必要がないので、有効フラグは無効フラグ
に書き換えられる。バッファ再送制御部24は、直接送
信時に前記G3プロトコル上で受信失敗を確認した場合
に、前記簡易再送用バッファ21にオーバーフローする
ことなく蓄積された圧縮データ、すなわち有効フラグの
立っている圧縮データがあれば、この圧縮データに限り
再送する。
【0021】次に、作用を説明する。図2は直接送信時
の画情報の流れを示すブロック図である。図示のよう
に、スキャナ11で読み取られた画情報は、RAM19
内に設定された1〜3ライン程度のラインバッファ25
を介してDCR22に転送される。このDCR22によ
り符号化圧縮された画情報は、モデム15に送出される
と同時に、簡易再送用バッファ21にも送出される。こ
のとき、図1の通信制御部14は、G3プロトコルに従
って圧縮された画情報を直接送信しているが、この圧縮
データに関する受信の成否をページ単位に確認すること
ができる。このように、簡易再送用バッファ21がDC
R19より回線側に位置する点が、通常のページ再送
(メモリ送信)と大きく異なる。
【0022】図3はG3プロトコルの通信手順を示すシ
ーケンス図である。図において、前記圧縮データは1ペ
ージ毎に画情報PIXとして直接送信される。最終ペー
ジの画情報PIXが送信されると、手順終了信号EOP
が送信側から送出される。このとき、受信側でPIXを
正常に受信できなかった場合には、リトレーニング否定
信号RTNが送信側にレスポンスされる。リトレーニン
グ否定信号RTNを受けた送信側は、まず非標準機能設
定信号NSSを送出して再送の旨を受信側に通知し、ト
レーニングチェックTCFによりモデムトレーニングを
行う。これに対して受信側から受信準備確認信号CFR
が返答されると、図2の破線にて示すように、簡易再送
用バッファ21から圧縮データを読み出して再送する。
このバッファ再送により再送PIXが正常に受信される
と、受信側からメッセージ確認信号MCFが送信側にレ
スポンスされる。このMCFを受けた後、切断命令信号
DCNにより回線を切断する。
【0023】ただし、このバッファ再送は、前述したよ
うに、有効フラグが立っていないデータについては実施
することができない。すなわち、簡易再送用バッファ2
1は、送信原稿の画情報(生データ)のデータサイズよ
り小さくなる確率の高い圧縮データのサイズを見越して
既存のRAM20内にエリア設定されており、固より生
データ1ページ分の蓄積容量は持っていない。通常、文
字原稿であれば白地部分が大部分を占めるので圧縮率が
高くなり、1ページ分のデータサイズが小さくなるた
め、バッファ21内に蓄積可能となる。しかしながら、
例えば写真原稿や黒ベタ部分を多く含む原稿は、符号化
圧縮しても圧縮できる部分が少ないので、1ページ分の
データサイズは生データと殆ど変らないというケースが
多々発生する。このため、本実施例では図1(b)に示
すように管理テーブル22を設け、バッファ21に蓄積
された圧縮データのオーバーフローを監視して、その有
効/無効を判定している。なお、簡易再送用バッファ2
1の蓄積容量は、例えば64kバイト程度とされる。
【0024】このように、本実施例においては、生デー
タの1ページ分の画情報サイズより小さい容量の簡易再
送用バッファ21を既存RAM20内に設け、直接送信
時の圧縮データをページ単位に更新しながら蓄積するの
で、あるサイズ以下のページデータに限り直接送信に失
敗した分を自動的に再送でき、エラーフリー率を高めて
ユーザの送り直す手間を省けると同時に、受信側も必要
とする情報を1通話中に一括して受け取ることができ
る。
【0025】以下、請求項2記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
バッファ管理部23は本実施例のデータサイズ算出部と
して、前記簡易再送用バッファ21に蓄積された圧縮デ
ータのサイズをページ単位に算出する。すなわち、図1
(b)の管理テーブル項目に示す先頭アドレスと終端ア
ドレスに基づいてデータサイズを算出する。一方、バッ
ファ再送制御部24には本実施例の再送カウンタが設け
られており、バッファ再送を行う際にはその再送回数を
カウントする。そして、バッファ再送制御部24は本実
施例の可変設定部として、バッファ再送を行う際には前
記バッファ21のデータサイズまたは/および再送回数
に基づいて、通信制御部14におけるモデムレートをエ
ラーの発生を減ずるレートに可変設定する。
【0026】次に、作用を説明する。通常の直接送信に
おいては、図2の実線に示すように、送信原稿の画情報
は流れる。ここで、DCR19からモデム15に転送さ
れる圧縮データは、同時にバッファ21にも転送されて
蓄積される。このとき、図1(b)の管理テーブル22
を初期化した上で、「有効フラグ」および「先頭アドレ
ス」を設定する。1ページ分の圧縮データを送信するう
ちには、バッファ21がオーバーフローすることも起こ
り得るが、このときはDCR19からバッファ21への
転送を中断し、かつ管理テーブル22に「無効フラグ」
を設定する。バッファ21がオーバーフローすることな
く、1ページ分の送信が終了したらテーブル22に「終
端アドレス」を設定する。
【0027】次に、図3のプロトコルシーケンスの場
合、リトレーニング否定信号RTNを受信したら再送動
作に入るが、予めオーバーフロー値を設定されている再
送カウンタによって再送回数をカウントする。この再送
カウンタにより再送回数のオーバーフローをチェック
し、無限に繰り返される再送を防止する。当然、この再
送カウンタは、送信に入る前にある値(例えば0)に初
期化されている。この再送回数がオーバーフローしてお
らず、前記テーブル22に「有効フラグ」が設定されて
いれば、モデムレートを決定し再送を行う。
【0028】ここで、モデムレート決定のアルゴリズム
であるが、これは特に1つの手法に限定しない。確実に
伝送できることと同時にできるだけ早く伝送するという
矛盾する要求を満たす解が1つとは考え難いためであ
る。ここでは参考となる手法について述べる。例えば、
再送カウンタだけで決定する方法として、再送1回目は
同一モデムレートを設定し、それでもリトレーニング否
定信号RTNを受信したら2回目の再送は一段下げたモ
デムレートを設定する。それでもリトレーニング否定信
号RTNを受信したら、3回目の再送は行わず、通信エ
ラーで終了する。なお、再送回数は、2回だけに限定す
るものではなく、任意の回数を設定可能である。
【0029】また、前記再送回数というパラメータに加
味するパラメータとして、または単独のパラメータとし
てバッファ21のデータサイズを考慮して、モデムレー
トを決定することができる。この場合、一例としてデー
タ量が多い時は、再送1回目で一段モデムレートを下げ
て再送し、それでもリトレーニング否定信号RTNを受
信したら、さらに一段下げて2回目の再送を実行すると
いう処理に変更する。一方、データ量が少ない時は、先
述した再送回数のみによる処理にてレートを決定する。
なお、エラー率に応じてモデムレートを決定することも
可能である。
【0030】このように、本実施例においては、簡易再
送用バッファ21のデータサイズと再送回数を考慮して
モデムレートを決定するので、再送を行う場合にエラー
発生の少ないモデムレートを設定することが可能とな
り、再送効率を向上できるので、無駄な再送による通信
料金の増大や、無駄な受信コピーの発生数を抑えること
ができ、経費を軽減できる。
【0031】以下、請求項3記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
通信制御部14には送信原稿の通算ページ数をカウント
するページ数カウンタが設けられており、1ページ分の
画情報毎にページ番号を付して送信している。ここで、
バッファ再送制御部24は、再送を行う場合に前記通算
送信ページ数のカウントアップを停止させる命令を通信
制御部14に送出する。これにより、再送される画情報
には終始同一のページ番号が付けられる。
【0032】次に、作用を説明する。バッファ再送する
毎に通信ページ数をカウントアップすると、オペレータ
が用意した原稿枚数とページ番号がくい違う結果とな
る。そこで、本実施例では再送中での通信ページ数のカ
ウントアップを止めて、再送分のページ番号を同一にす
る。これにより、原稿枚数とページ番号とのくい違いを
防止する。
【0033】このように、本実施例においては、再送を
行う場合に通算送信ページ数のカウントアップをしない
ので、再送される画情報に当初の通算送信ページ番号を
付けることができ、送信原稿と受信原稿でのページ数の
相違を防ぐことができる。以下、請求項4記載の発明を
実施例に基づいて説明する。まず、構成を説明する。図
1において、プロッタ12、オペポート13などを本実
施例の再送通知手段として用い、再送中である旨をオペ
レータに通知する。
【0034】次に、作用を説明する。バッファ再送を行
うと、再送中、スキャナ11においては以降の原稿を読
み取らないまま待機しているので、ユーザは不安感をい
だく。これを解消するために、「何ページ目を再送中」
といったことをオペレータに知らせる。このために、例
えばプロッタ12からこのようなメッセージを印字した
記録紙を出力する。また、オペポート13の表示部にメ
ッセージ表示を行う。あるいは、警告音としてブザーを
鳴らしたり、音声により通知する。
【0035】このように、本実施例においては、プロッ
タ12やオペポート13を再送通知手段として用い、再
送中である旨をオペレータに通知するので、外見上はス
キャナ11の読取動作が停止したように見えても、実際
は再送中であるために読取動作を一時的に停止している
ことをオペレータに通知でき、オペレータの不安感を解
消できる。
【0036】以下、請求項5記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
プロッタ12、オペポート13などを本実施例の再送結
果通知手段として用い、再送した圧縮データの最終的な
受信成否の結果をオペレータに通知する。次に、作用を
説明する。
【0037】バッファ再送が行われると、前記実施例に
より再送中である旨がオペレータに通知されるが、再送
の成功、失敗にかかわらず、再送結果をオペレータに通
知することが望ましい。このために、例えばプロッタ1
2から再送結果を印字した記録紙を出力する。また、オ
ペポート13の表示部に再送結果について表示を行う。
あるいは、警告音としてブザーを鳴らしたり、音声によ
り通知する。本実施例においては、再送が成功した場合
は結果の通知を省略することができるが、失敗した場合
はオペレータにより送り直さなければならないので、是
非とも再送結果を通知しなければならない。
【0038】このように、本実施例においては、再送が
行われたときの直接送信が終了した時点で、再送された
画情報を含む直接送信時の画情報が受信側で正しく受信
されたかどうかをオペレータに通知でき、特に、最終的
に再送が失敗に終わった時はその旨をオペレータに通知
して送り直しを催促することができる。図4は図1のフ
ァクシミリ装置による直接送信時の処理手順を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートを参照し
ながら本実施例の動作シーケンスを説明する。まず、オ
ペポート13を通して直接送信が指示されると、CPU
17およびバッファ再送制御部24は、前述した再送カ
ウンタやページ数カウンタ、簡易再送用バッファ21、
あるいは管理テーブル22などを初期化する(ステップ
S1)。次いで、ページ数カウンタを1アップし(ステ
ップS2)、スキャナ11にセットされた送信原稿の第
1ページ目から直接送信を開始する(ステップS3)。
このとき、請求項1記載の実施例で説明したように、画
情報読取に続いて、図2に示すような流れでDCR19
の圧縮データを簡易再送用バッファ21に蓄積する。
【0039】1ページ分の画情報(圧縮データ)を送信
し終ると、受信側からのレスポンスがNG/OKかを判
断し(ステップS4)、NGすなわち図3に示すリトレ
ーニング否定信号RTNがレスポンスされた場合は、バ
ッファ管理部23により図1(b)に示す管理テーブル
22を参照し、テーブルデータが有効か無効かをフラグ
により判断する(ステップS5)。ここで、テーブルが
有効ならば、バッファ再送制御部24は再送カウンタを
1アップし(ステップS6)、再送動作を開始する。た
だし、このときの再送回数が予め設定されている回数に
達していれば、それ以上の再送動作を行わないので、オ
ーバーフローをチェックする(ステップS7)。再送回
数がオーバーフロー以下ならば、前記請求項2記載の実
施例で説明したように、モデムレートを設定し(ステッ
プS8)、再送を開始する(ステップS9)。そして、
請求項4記載の実施例で説明したように、再送通知を行
う(ステップS10)。
【0040】リトレーニング否定信号RTNを受けた1
ページ分のバッファ再送が終了すると(ステップS1
1)、このバッファ再送に対する受信側のレスポンスを
チェックし(ステップS12)、今回もリトレーニング
否定信号RTNを受けた場合は、ステップS6に戻り、
2回目のバッファ再送を行う。このようなバッファ再送
は、再送カウンタがオーバーフローするまで繰り返され
る。また、ステップS6〜S12間でバッファ再送が繰
り返されている間は、請求項3記載の実施例で説明した
ように、ステップS2における通算送信ページ数のカウ
ントアップが行われることはない。このため、同一のペ
ージ番号にてバッファ再送される。
【0041】ステップS12の判断でレスポンスがOK
すなわちメッセージ確認信号MCFならば、バッファ再
送による送信(受信)が成功したと判断し、現在行われ
ている再送通知をキャンセルする(ステップS13)。
次いで、再送カウンタを初期化して(ステップS1
4)、管理テーブル22のフラグを無効に設定する(ス
テップS15)。このように、受信失敗のページに係る
バッファ再送が終ったら、マルチページすなわち次ペー
ジの送信があるかどうかを判断し(ステップS16)、
ある場合はステップS2に戻り、次ページについての直
接送信を実行する。一方、ステップS16の判断でNO
すなわち今回の送信ページが最終ページであった場合
は、バッファ再送を行った履歴があるかどうかをチェッ
クする(ステップS17)。ここで、ある場合は再送結
果、特に失敗に終った場合の送信結果をオペレータに通
知して(ステップS18)、請求項5記載の実施例で説
明したように、再送信を催促してから処理を終了する。
なお、ステップS16による判断は、ステップS4の判
断で正常に送信が行われた場合にも行われる。
【0042】一方、ステップS5で管理テーブル22に
無効フラグがセットされていると判断した場合、または
ステップS7で再送カウンタのオーバーフローを判断し
た場合は、バッファ再送を断念して通信エラーをオペレ
ータに通知し(ステップS19)、処理を終了する。な
お、ステップS19による通知は、このページの送信失
敗時点で次ページ以降の直接送信を断念し、この送信失
敗ページを含む以降のページをオペレータに再送依頼す
る場合の処理である。これに対して、送信失敗が確定し
たページを飛ばして、引き続き次ページ以降を直接送信
するよう構成し、ステップS18により送信失敗ページ
のみをオペレータに再送依頼する処理も可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、送信原稿のデータ
サイズより小さくなる確率の高い圧縮データのサイズを
見越して既存メモリ内にエリア設定された簡易再送用バ
ッファによって圧縮データをページ単位に更新しながら
蓄積し、この簡易再送用バッファに蓄積される圧縮デー
タのオーバーフローを判定部によってページ単位に判定
し、G3プロトコル上で受信失敗を確認した場合に、前
記簡易再送用バッファにオーバーフローすることなく蓄
積された圧縮データに限り、このデータを読み出して再
送制御部が再送するので、生データの1ページ分の画情
報サイズより小さいページデータに限り直接送信に失敗
した分を自動的に再送でき、エラーフリー率を高めてユ
ーザの送り直す手間を省けると同時に、受信側も必要と
する情報を1通話中に一括して受け取ることができる。
【0044】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、簡易再送用バッファに蓄積された圧
縮データのサイズをデータサイズ算出部によってページ
単位に算出し、一方で再送カウンタによって再送回数を
カウントすることにより、データサイズまたは/および
再送回数に基づいて、可変設定部がG3通信制御部にお
けるモデムレートを可変設定するので、再送を行う場合
にエラー発生の少ないモデムレートを設定することが可
能となり、再送効率を向上できるので、無駄な再送によ
る通信料金の増大や、無駄な受信コピーの発生数を抑え
ることができ、経費を軽減できる。
【0045】また、請求項3記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、送信原稿の通算ページ数をカウント
するページ数カウンタを設け、再送中は通算送信ページ
数のカウントアップを停止するので、再送される画情報
に当初の通算送信ページ番号を付けることができ、送信
原稿と受信原稿でのページ数の相違を防ぐことができ
る。
【0046】また、請求項4記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、再送中である旨を再送通知手段によ
ってオペレータに通知するので、外見上は読取動作が停
止したように見えても、実際は再送中であるために読取
動作を一時的に停止していることをオペレータに通知で
き、オペレータの不安感を解消できる。また、請求項5
記載の発明に係るファクシミリ装置によれば、再送した
圧縮データの最終的な受信成否の結果を再送結果通知手
段によってオペレータに通知するので、再送された画情
報を含む直接送信時の画情報が受信側で正しく受信され
たかどうかをオペレータに通知でき、特に、最終的に再
送が失敗に終わった時はその旨をオペレータに通知して
送り直しを催促することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜5いずれかに記載された発明の一実
施例に係るファクシミリ装置を示す図であり、同図
(a)はそのブロック構成図、同図(b)はRAM内に
設けられたバッファ管理テーブルの管理項目を示す。
【図2】直接送信時の画情報の流れを示すブロック図で
ある。
【図3】G3プロトコルの通信手順を示すシーケンス図
である。
【図4】図1のファクシミリ装置による直接送信時の処
理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 スキャナ(読取部) 12 プロッタ(再送通知手段、再送結果通知手段) 13 オペポート(再送通知手段、再送結果通知手
段) 14 通信制御部(ページ数カウンタ) 15 モデム 19 DCR(符号化復号化部) 20 RAM 21 簡易再送用バッファ 22 管理テーブル 23 バッファ管理部(判定部、データサイズ算出
部) 24 バッファ再送制御部(再送カウンタ、可変設定
部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信原稿の画情報を読み取る読取部と、 読み取った画情報を符号化して圧縮する符号化部と、 この圧縮データに関する受信の成否をページ単位に確認
    しながらG3プロトコルに従って該圧縮データを直接送
    信するG3通信制御部と、を備えたファクシミリ装置に
    おいて、 前記送信原稿のデータサイズより小さくなる確率の高い
    圧縮データのサイズを見越して既存メモリ内にエリア設
    定されており、該圧縮データをページ単位に更新しなが
    ら蓄積する簡易再送用バッファと、 この簡易再送用バッファに蓄積される圧縮データのオー
    バーフローをページ単位に判定する判定部と、を設け、 前記G3プロトコル上で受信失敗を確認した場合に前記
    簡易再送用バッファにオーバーフローすることなく蓄積
    された圧縮データに限り再送する再送制御部を備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、 簡易再送用バッファに蓄積された圧縮データのサイズを
    ページ単位に算出するデータサイズ算出部と、 再送回数をカウントする再送カウンタと、を設け、 データサイズまたは/および再送回数に基づいてG3通
    信制御部におけるモデムレートを可変設定する可変設定
    部を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のファクシミリ装置におい
    て、 送信原稿の通算ページ数をカウントするページ数カウン
    タを設け、 再送中は通算送信ページ数のカウントアップを停止する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3いずれかに記載のファクシミ
    リ装置において、 再送中である旨をオペレータに通知する再送通知手段を
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のファクシミリ装置におい
    て、 再送した圧縮データの最終的な受信成否の結果をオペレ
    ータに通知する再送結果通知手段を備えたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
JP5015045A 1993-02-02 1993-02-02 ファクシミリ装置 Pending JPH06233103A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7792142B2 (en) 2002-10-21 2010-09-07 Sharp Kabushiki Kaisha Data transmission device, data transmission method, data transmission program, data reception device, data reception method, data reception program, and communication system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7792142B2 (en) 2002-10-21 2010-09-07 Sharp Kabushiki Kaisha Data transmission device, data transmission method, data transmission program, data reception device, data reception method, data reception program, and communication system

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