JPH0610742B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0610742B2
JPH0610742B2 JP22339386A JP22339386A JPH0610742B2 JP H0610742 B2 JPH0610742 B2 JP H0610742B2 JP 22339386 A JP22339386 A JP 22339386A JP 22339386 A JP22339386 A JP 22339386A JP H0610742 B2 JPH0610742 B2 JP H0610742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の技術分野] 本発明は新規な黄色染料含有層を有する多層ハロゲン化
銀写真感光材料に関し、更に詳しくは、現像処理中にお
ける流出脱色性が改良され、経時保存での復色がなく、
且つ感度低下をもたらさない新規な耐拡散性染料を含有
するハロゲン化銀写真感光材料に関するものである。
[発明の背景] 一般的にハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料と
称す)においては、光吸収フィルター、ハレーション防
止、イラジェーション防止あるいは感光性乳剤の感度調
節の目的で、特定の波長の光を吸収させるべく感光材料
の構成層中に染料を含有せしめることはよく知られてい
るところであり、従って上記染料によって親水性コロイ
ド層を着色させることは従来から行われてきている。
このような目的に用いられる染料としては、その使用目
的に応じて良好な吸収スペクトル特性を有することは勿
論、例えば現像処理中に完全に脱色され、現像処理中に
感光材料から容易に溶出され、処理後には染料による残
色汚染を生ぜしめることがなく、そのほか感光性乳剤に
対してカブリ、減感等の悪影響を及ぼすことがなく、ま
た着色された層から他層へ拡散することがなく、さらに
は感光材料中においてあるいは水溶液中において経時安
定性にも優れていて変褪色を起さないこと等の諸条件を
満足させるものでなければならない。
今日まで上記の如き諸条件を満足させる染料を開発する
ことを目的として多数の研究が行われ、耐拡散性の染料
を用いる方法については例えば米国特許第4,420,555
号、特開昭61-204630号、同61-205934号等に記載されて
いるベンジリデン染料を用いる方法があるが、処理工程
における脱色性の点で不十分であり、耐拡散性という点
でも充分ではなく、感度、カブリに悪影響を与えてい
た。
このため、前記の如き諸条件を満足せしめる染料は未だ
見出されていないのが実情であり、その出現が要望され
ている。
[発明の目的] 従って、本発明の第1の目的は、写真処理工程中の溶出
性および脱色性に優れ、その後の経時保存で復色せず且
つ迅速化された写真処理適性に優れる染料を含有するハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
本発明の第2の目的は、感光性ハロゲン化銀乳剤層また
は非感光性コロイド層中に耐拡散性染料を含有するハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
本発明の第3の目的は、感光性ハロゲン化銀乳剤に対し
てカブリや減感等の写真特性に悪影響を与えることのな
い染料を含有するハロゲン化銀写真感光材料を提供する
ことにある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、下記一般式[I]で示される化合
物を含有するハロゲン化銀写真感光材料によって達成さ
れる。
一般式[I] [式中、RおよびRはそれぞれ炭素数1〜4のアル
キル基を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、ヒド
ロキシ基、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3の
アルコキシ基、炭素数1〜3のアルキルスルホンアミド
基または炭素数2〜4のアルキルカルボンアミド基を表
わし、RおよびRはそれぞれ炭素数1〜6のアルキ
ル基を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜3のアルキル基または炭素数1〜3のアルコキシ基
を表わす。但し、RとR及び/又はRとRで5
〜6員環を形成してもよい。] [発明の具体的構成] 一般式[I]において、RおよびRで表わされる炭
素数1〜4のアルキル基としては、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル等の基が挙げられ、これらは置換基を有するものも
含み、置換アルキル基の具体例としては例えばメトキシ
エチル基が挙げられる。Rで表わされるハロゲン原子
としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子等が
挙げられ、炭素数1〜3のアルキル基としては、例えば
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル等の基が
挙げられ、炭素数1〜3のアルコキシ基としては、例え
ばメトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロ
ピルオキシ等の基が挙げられ、炭素数1〜3のアルキル
スルホンアミド基としては、例えばメタンスルホンアミ
ド、エタンスルホンアミド、n−プロパンスルホンアミ
ド等の基が挙げられ、炭素数2〜4のアルキルカルボン
アミド基としては、例えば、アセチルアミノ、n−プロ
ピオニルアミノ、α−クロロアセチルアミノ等の基が挙
げられ、RおよびRで表わされる炭素数1〜6のア
ルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、n−ヘキシル、シクロ
ヘキシル等の基が挙げられるが、これらのアルキル基は
置換基を有するものも含み、置換基としては例えば、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素等)、シアノ基、ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ等)、アルコ
キシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロ
ポキシカルボニル、トリフルオロエトキシカルボニル
等)、アルキルカルボニルオキシ基(例えば、アセチル
オキシ、プロピオニルオキシ、イソブチリルオキシ、ピ
バリルオキシ基)、アルキルスルホンアミド基(例え
ば、メタンスルホンアミド、エタンスルホンアミド基
等)、アルキルカルボンアミド基(例えば、アセチルア
ミノ、プロピオニルアミノ等)、アルキルスルホニル基
(例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニル等)ア
ルキルウレイド基(例えば、メチルウレイド等)、アシ
ル基(例えば、アセチル等)、ヒドロキシ基等が挙げら
れる。
で表わされるハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基、炭素数1〜3のアルコキシ基としては、前記R
の基として説明したのと同様の基を挙げることができ
る。
とR及び/又はRとRで形成される5〜6員
環としては例えば、ピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ン、ピペラジン等の複素環が挙げられる。
一般式[I]で表わされる染料をフィルター染料又はア
ンチハレーション染料として使用する時は、効果のある
任意の量を使用できるが、光学濃度が0.05ないし3.0の
範囲になるように使用し、一般には感光材料上の面積1
m2あたり1〜800mgになるように塗布して用いる。添加
時期は塗布される前のいかなる工程でもよい。
本発明による染料は、乳剤層、その他の親水性コロイド
層(中間層、保護層、アンチハレーション層、フィルタ
ー層など)中に種々の公知の方法で分散することができ
る。
例えば、メタノール、エタノール、メチルセルソル
ブ、プロピルアルコール、アセトン、水、ピリジン、特
開昭48-9715号、米国特許第3,756,830号記載のハロゲン
化アルコール等の水性溶媒あるいはこれらの混合溶媒な
どに本発明の染料を溶解もしくは分散させた後、乳剤層
や親水性コロイド層に溶解もしくは分散させる方法。
米国特許第2,322,027号に記載されているような実質
的に水不溶の高沸点溶媒に溶解した液を親水性コロイド
溶液に加えて分散する方法。又、この時沸点30°ない
し150℃の低沸点溶媒を用いることもできる。
本発明の染料を写真乳剤層その他の親水性コロイド層
充てんポリマーラテックス組成物として添加する方法。
これらポリマーラテックスは特公昭51-39853号、特開昭
51-59943号、同53-137131号、同54-32552号、同54-1079
41号、同55-133465号、同56-19043号、同56-19047号、
同56-126830号、同58-149038号、米国特許第4,420,555
号等に記載されている。
次に本発明に用いられる化合物の具体例を挙げるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 上記例示した一般式[I]で示される化合物は米国特許
第4,420,555号に記載された方法に準じて容易に合成す
ることができる。以下にその代表的な合成例を挙げる
が、他の化合物も同様に合成することができる。
例示化合物3の合成 米国特許第4,420,555号記載の方法に準じてN,N−ジ
メチルスルファモイルクロライドと4−アミノベンゾイ
ルアセトニトリルから合成した4−(N,N−ジメチル
アミノスルホンアミド)ベンゾイルアセトニトリル26.7
g(0.1モル)と4−ホルミル−N−エチル−N−[2−
(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル)エチ
ル]−3−メチルアニリン31.7g(0.1モル)をアセトニ
トリル300ml中で触媒としてピペリジン10滴を加え約
3時間攪拌しながら加熱還流した。放冷すると結晶が析
出したので黄色結晶をろ取し、エーテルで洗滌し、乾燥
した。これをアセトニトリルより再結晶して例示化合物
3を得た。収量36.8g(65%)化合物の構造をNM
R,IR,FDMSにより確認した。
例示化合物7の合成 米国特許第4,420,555号記載の方法に準じてN,N−ジ
エチルスルファモイルクロライドと4−アミノベンゾイ
ルアセトニトリルから合成した4−(N,N−ジエチル
アミノスルホンアミド)ベンゾイルアセトニトリル29.5
g(0.1モル)と4−ホルミル−N−エチル−N−(2,
2,2−トリフルオロエトキシカルボニルメチル)−3
−メチルアニリン30.3g(0.1モル)をアセトニトリル30
0ml中で触媒としてピペリジン10滴を加え約3時間攪
拌しながら加熱還流した。放冷すると結晶が析出したの
で、黄色結晶をろ取し、エーテルで洗滌し、乾燥した。
これをアセトニトリルより再結晶して例示化合物7を得
た。収量34.8g(60%)化合物の構造をNMR,I
R,FDMSにより確認した。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤としては、
通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用いることがで
きる。
該乳剤は、常法により化学増感することができ、増感色
素を用いて、所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加え
ることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチ
ンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリマーの
分散物(ラテックス)を含有させることができる。
本発明の化合物をカラー写真用感光材料に用いる場合に
は、その乳剤層には、カプラーが用いられる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラー、競合
カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによっ
て現像抑制剤、現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロ
ゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止
剤、化学増感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真
的に有用なフラグメントを放出する化合物が用いること
ができる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イ
ラジエーション防止層等の補助層を設けることができ
る。これらの層中及び/又は乳剤層中には現像処理中に
感光材料から流出するかもしくは漂白される染料が含有
させられてもよい。
感光材料には、ホルマリンスカベンジャー、蛍光増白
剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カブ
リ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加
できる。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三
酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて画像を得るには露光後、通常
知られている白黒写真処理またはカラー写真処理を行う
ことができる。
[実施例] 以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実施
の態様はこれらに限定されない。
以下の全ての実施例において、ハロゲン化銀写真感光材
料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのものを示
す。また、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示
した。
[実施例1] トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真要素試料Iを作製した。
試料−I(比較) 第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
銀の塗布量0.2g/m2 第2層;中間層(I.L.) 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノンの乳化分散物
を含むゼラチン層。
第3層;低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RL−1) 平均粒径()0.40μm、AgI6モル%を含むAgB
rIからなる 単分散乳剤(乳剤I)…銀塗布量1.9g/m2 増感色素I……銀1モルに対して5×10-4モル 増感色素II……銀1モルに対して0.8×10-4モル シアンカプラー(C−1)……銀1モルに対して0.085
モル カラードシアンカプラー(CC−1)…銀1モルに対し
て0.005モル DIR化合物(D−1)……銀1モルに対して0.0015モ
ル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.002モ
ル 第4層;高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RH−1) 平均粒径()0.8μm、AgI6.0モル%を含むAgB
rIからなる 単分散乳剤(乳剤II)…銀塗布量1.4g/m2 増感色素I……銀1モルに対して2.5×10-4モル 増感色素II……銀1モルに対して0.8×10-4モル シアンカプラー(C−2)……銀1モルに対して0.007
モル シアンカプラー(C−3)……銀1モルに対して0.027
モル カラードシアンカプラー(CC−1)…銀1モルに対し
て0.0015モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.001モ
ル 第5層;中間層(I.L.) 第2層と同じ、ゼラチン層。
第6層;低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GL−1) 乳剤−I……銀塗布量1.6g/m2 増感色素III……銀1モルに対して2.0×10-4モル 増感色素IV……銀1モルに対して1.0×10-4モル マゼンタカプラー(M−1)……銀1モルに対して0.09
0モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)……銀1モルに
対して0.004モル DIR化合物(D−1)……銀1モルに対して0.0010モ
ル DIR化合物(D−3)……銀1モルに対して0.0030モ
ル 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GH−1) 乳剤−II……塗布銀量1.4g/m2 増感色素III……銀1モルに対して1.2×10-4モル 増感色素IV……銀1モルに対して0.8×10-4モル マゼンタカプラー(M−1)……銀1モルに対して0.01
5モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)……銀1モルに
対して0.002モル DIR化合物(D−3)……銀1モルに対して0.0010モ
ル 第8層;イエローフィルター層(YC−1) 黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−オクチルハイドロキ
ノンの乳化分散物とを含むゼラチン層。
銀塗布量0.1g/m2 第9層;低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層(BL−1) 平均粒径0.48μm、AgI6モル%を含むAgBrIか
らなる 単分散乳剤(乳剤III)…銀塗布量0.9g/m2 増感色素V……銀1モルに対して1.3×10-4モル イエローカプラー(Y−1)……銀1モルに対して0.29
モル 第10層;高感度青感性乳剤層(BH−1) 平均粒径0.8μm、AgI7モル%を含むAgBrIか
らなる 単分散乳剤(乳剤IV)…銀塗布量0.5g/m2 増感色素V……銀1モルに対して1.0×10-4モル イエローカプラー(Y−1)……銀1モルに対して0.08
モル DIR化合物(D−2)……銀1モルに対して0.0030モ
ル 第11層;第1保護層(Pro−1) 沃臭化銀(AgI1モル%平均粒径0.07μm)銀塗布量
0.5g/m2 紫外線吸収剤UV−1,UV−2を含むゼラチン層。
第12層;第2保護層(Pro−2) ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μm)を含む
ゼラチン層 尚各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤(H−
1)および(H−2)や界面活性剤を添加した。
試料Iの各層に含まれる化合物は下記の通りである。
増感色素I;アンヒドロ−5,5′−ジクロロ−9−エ
チル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)チアカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素II;アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジ−
(3−スルホプロピル)−4,5,4′,5′−ジベン
ゾチアカルボシアニンヒドロキシド 増感色素III;アンヒドロ−5,5′−ジフェニル−9
−エチル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)オキ
サカルボシアニンヒドロキシド 増感色素IV;アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジ−
(3−スルホプロピル)−5,6,5′,6′−ジベン
ゾオキサカルボシアニンヒドロキシド 増感色素V;アンヒドロ−3,3′−ジ−(3−スルホ
プロピル)−4,5−ベンゾ−5′−メトキシチアシア
ニンヒドロキシド C−1 C−2 C−3 CC−1 D−1 D−2 D−3 M−1 CM−1 Y−1 UV−1 UV−2 H−1 H−2 次に第8層の黄色コロイド銀の代わりに、例示化合物1
をトリクレジルフォスフェート、酢酸エチルに溶解し、
ゼラチンと共に乳化した分散物を塗布した以外は試料I
と同様にして多層感光材料を作成し、これを試料IIとし
た。ただし例示化合物1の10gに対しトリクレジルフ
ォスフェート20mlを使用し、例示化合物1の塗布量0.
18g/m2となるようにした。
また第8層の例示化合物1の代わりに例示化合物3,
5,8,13,18及び比較化合物A,B,Cを用いた
以外は試料IIと同様に調製した試料をそれぞれIII、I
V、V、VI、VII、VIII、IX、Xとした。
また、第8層に黄色コロイド銀を添加しない以外は試料
Iと同様の試料を作成し、これを試料XIとした。
比較化合物A 比較化合物B 比較化合物C 試料I〜Xをウエッジ露光したのち、後記の現像処理を
行ない、各試料の緑感乳剤層の感度及びかぶりを測定し
た。
また染料の脱色性を評価するため、後記処理工程の発色
現像液から4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(β−ヒドロキシエチル)−アニリン・硫酸塩を除いた
以外は同様にして試料I〜XIに処理を施した後、試料
I〜Xの各黄色濃度と試料XIの黄色濃度の差(△DBmi
n)を測定した。
結果を第1表に示す。
処理工程(38℃) 発色現像 3分15秒 漂白 6分30秒 水洗 3分15秒 定着 6分30秒 水洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
(発色現像液) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル −N−(β−ヒドロキシエチル)− アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩 (1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1とする。
(漂白液) エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2 アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1とし、アンモニア水を用いてpH=6.0
に調整する。
(定着液) チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1とし、酢酸を用いてpH=6.0に調整す
る。
(安定液) ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(小西六写真工業社製) 7.5ml 水を加えて1とする。
第1表の結果より本発明の染料化合物を含む試料は、緑
感乳剤層の相対感度が比較の黄色コロイド銀及び比較染
料化合物を含む試料に比べ高く、かつかぶりの程度が低
いことがわかる。又、脱色性についても、比較染料化合
物を含む試料は十分ではない。
実施例2 本発明に係る例示化合物2を10g、トリクレジルフォ
スフェート20ml、酢酸エチル100mlに溶解する。次い
でこれを界面活性剤を含む10%ゼラチン溶液500gと混
合し、乳化分散した後、ゼラチン硬化剤を添加し、アセ
チルセルロースフィルム支持体上に塗布し、乾燥して試
料XXとした。例示化合物2の代わりに例示化合物4,
6,10,13,15,16,17,19,24,28
及び前記比較化合物A、B、Cを用いて同様にして試料
を作成し、これをそれぞれXXI〜XXXIIIとした。
これらの各試料を下記組成の現像液に25℃で1分間浸
漬し、20秒間水洗した後、乾燥した。
(現像液の組成) メトール 3.0g 亜硫酸ナトリウム(無水) 45.0g ハイドロキノン 12.0g 炭酸ナトリウム(1水塩) 80.0g 臭化カリウム 2.0g 水を加えて1とする。
現像液浸漬前、浸漬後の各試料の可視スペクトルを測定
し、吸収極大波長における吸光度の差から脱色率を求め
た。その結果を下記第2表に示す。
(Eは現像液浸漬前の吸光度であり、Eは現像液浸
漬後の吸光度を表わす。) 第2表の結果から明らかなように、本発明の染料化合物
は比較化合物に比べ良好な脱色性を示すことがわかっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−205934(JP,A) 特開 昭61−204630(JP,A) 特開 昭63−40143(JP,A) 特開 昭59−211042(JP,A) 特開 昭51−3623(JP,A) 特公 昭57−46778(JP,B2) 特公 昭52−2441(JP,B2) 特公 平1−19138(JP,B2) 米国特許4420555(US,A) 米国特許2538009(US,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[I]で示される化合物を含有
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[I] [式中、RおよびRはそれぞれ炭素数1〜4のアル
    キル基を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、ヒド
    ロキシ基、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3の
    アルコキシ基、炭素数1〜3のアルキルスルホンアミド
    基または炭素数2〜4のアルキルカルボンアミド基を表
    わし、RおよびRはそれぞれ炭素数1〜6のアルキ
    ル基を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数
    1〜3のアルキル基または炭素数1〜3のアルコキシ基
    を表わす。但し、RとR及び/又はRとRで5
    〜6員環を形成してもよい。]
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