JPH0610590U - ドア枠気密材 - Google Patents

ドア枠気密材

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JPH0610590U
JPH0610590U JP4885792U JP4885792U JPH0610590U JP H0610590 U JPH0610590 U JP H0610590U JP 4885792 U JP4885792 U JP 4885792U JP 4885792 U JP4885792 U JP 4885792U JP H0610590 U JPH0610590 U JP H0610590U
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door
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door frame
frame
step portion
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英久 井上
弘幸 野口
武晴 豊久
一也 水原
輝明 星井
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉自在なドアが設けられる室内の気密性を
低下させることなく気密の保持が行え、かつこのドアが
取り付けられるドア枠を通過する際に、その枠の下枠お
よびこの下枠に取り付けられる気密材がその通行を妨げ
ない。 【構成】 建築物の開口部に固定されるとともに、開閉
自在なドア20を支持するドア枠21に形成され、前記ドア
20の周縁と当接する段部24に設けられたドア枠気密材に
おいて、前記ドア20と接触する面が傾斜面14で構成され
て前記段部24を覆うとともに、該傾斜面14の中途に、前
記ドア20の周端縁20a の移動軌跡Lに沿う切り込み部16
が設けられ、前記傾斜面14を二つに分割形成し、該傾斜
面14に前記ドア20が当接した際に、前記傾斜面14の一方
の半部14a が圧縮され撓む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、住宅などの建築物の開口部に設けられるドアのドア枠に設けられる ドア枠気密材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅などの建築物の玄関部分に配設されるドア20は、建築物側に固定される ドア枠21に開閉自在に取り付けられるが、屋外から屋内への塵埃などの侵入の 防止や、屋内の気密を保持するために、そのドア20が取り付けられるドア枠2 1を構成する上下左右の各枠に段部を形成させ、ドアの板面の周縁と当接するこ の段部に気密材23を設けている。 従来、この気密材23は、図6に示すように、その断面が例えば半円形状に形 成され、湾曲した頂部がドア20との当接面となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のドア枠21の気密材23では、ドア枠21に形 成されている段部24のドア20との当接する面25に気密材23を設ける構成 であるので、ドア枠21の段部24による段差が解消されず、この段差のために 、ドアを通行し、ドア枠21を通過する際に、このドア枠21の下枠22の段部 24に躓いてしまう恐れがあるという問題がある。 また、車椅子などがこの下枠22上を通過する際にも、この段差が通行の妨げ になり、スムーズに通過することができないという欠点がある。
【0004】 このような不都合から、図7に示すような、下枠32の形状を平滑な形状に形 成させたドア枠21が案出されたが、ドア枠21とドア20の下縁との間に間隙 が生じてしまい、気密性が保てず、不適合である。
【0005】 そこで本考案は、上記問題点を解消するために、開閉自在なドアが設けられる 室内の気密性を低下させることなく気密の保持が行え、かつこのドアが取り付け られるドア枠を通過する際に、その枠の下枠およびこの下枠に取り付けられる気 密材がその通行を妨げることがないドア枠気密材を提供することを目的としてい る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の目的を達成するための手段を、実施例に対応する図1乃至図5を 参照して説明する。 この考案のドア枠気密材1は、建築物の開口部に固定されるとともに、開閉自 在なドア20を支持するドア枠21に形成され、前記ドア20の周縁と当接する 段部24に設けられたドア枠気密材において、前記ドア20と接触し、当接する 面が傾斜面4で構成され、前記段部24を覆うことを特徴としている。
【0007】 また、この考案のドア枠気密材11は、建築物の開口部に固定されるとともに 、開閉自在なドア20を支持するドア枠21に形成され、前記ドア20の周縁と 当接する段部24に設けられたドア枠気密材において、前記ドア20と接触する 面が傾斜面14で構成されて前記段部24を覆うとともに、該傾斜面14の中途 に、前記ドア20の周端縁20aの移動軌跡Lに沿う切り込み部16が設けられ 、前記傾斜面14を二つに分割形成し、該傾斜面14に前記ドア20が当接した 際に、前記傾斜面14の一方の半部14aが圧縮され撓むことを特徴としている 。
【0008】
【作用】
ドア枠気密材1,11は、建物の開口部に固定されているドア枠21に形成さ れた段部24に、この段部24を覆うように設けられる。 そして、このドア枠21に開閉自在に支持されたドア20の周縁が、ドア枠気 密材1,11の傾斜面4,14に接触し、当接する。 また、前記傾斜面14には、その中途に前記ドア20の周端縁20aの移動軌 跡に沿う切り込み部16が形成され、この傾斜面14を二つに分割形成させ、ド ア20がこの気密材11の傾斜面14に当接した際に、この傾斜面14の一方の 半部14aが圧縮され撓み、ドア20の気密を保つ。
【0009】
【実施例】
始めに、第1の実施例について説明する。 なお、以下に説明する第1の実施例および第2の実施例において、上述した従 来例と同一または同等部分には同一符号を付して示し、説明を省略する。
【0010】 この第1の実施例の気密材1は、図2に示すように垂直面2と水平面3と傾斜 面4とで構成された断面略直角三角形状に形成され、この断面が連続した長尺な 部材である。 垂直面2は、下枠22に形成されている段部24の垂直面25と同等の長さに 形成され、また水平面3は、この垂直面2の長さより長尺に設定され形成されて いる。
【0011】 そして、この気密材1は、図1に示すように、その直角部5が、下枠22の段 部24に形成されている直角な凹角部26に位置するように、この下枠22に固 定される。
【0012】 すなわち、この気密材1によって、図3に示すように下枠22の段部24の垂 直面25と基準面27とを傾斜面4で覆い、この段部24の頂角28と、基準面 27との間を傾斜面4で連結するようになる。これにより、屋外側の地面31と 同一高さの下枠22の基準面27と、屋内側の床面32と同一高さの下枠22の 水平面29が傾斜面4で連結される。
【0013】 この気密材1によれば、図3に示すように、ドア20が閉鎖された場合、ドア 20の板面の下縁20bが、気密材1の傾斜面4に接触し、当接するので、この ドア20およびドア枠21が設けられた屋内の気密性を低下させることなく気密 の保持が行える。 また、このドア枠21を通過する際に、その下枠22に固定された気密材1が その通行を妨げることがない。
【0014】 次に第2の実施例について説明する。 この実施例での気密材11は、図4に示すように、垂直面12と水平面13と 傾斜面14とで構成され、前述した第1の実施例の気密材1と略同形状の断面略 直角三角形状に形成されている。
【0015】 垂直面12は、下枠22に形成されている段部24の垂直面25と同等の長さ に形成され、また水平面13は、この垂直面12の長さより長尺に設定され形成 され、各面を連結する傾斜面14は段部24の頂角28と凸角30間の長さに設 定されている。 また、この気密材11は、図4に示すように、傾斜面14の中途に切り込み部 16が設けられている。
【0016】 この切り込み部16は、ドア20の下縁20bの高さと略同一の高さに設定さ れるとともに、そのドア20の移動軌跡(図4中L線)に沿わせて水平に形成さ れ、この傾斜面14を上下の二つに分割形成させている。 そして、この気密材11は、前述した第1の実施例と同様に、その直角部15 が、下枠22の段部24に形成されている直角な凹角部26に位置するように、 下枠22に固定される。
【0017】 この第2の実施例の気密材11によれば、図4に示すように、下枠22の段部 24の垂直面25と基準面27とを傾斜面14で覆い、この段部24の頂角28 と凸角30とをこの傾斜面14で連結するようになる。これにより、屋外側の地 面31と同一高さの下枠22の基準面27と、屋内側の床面32と同一高さの下 枠22の水平面29が傾斜面14で連結される。
【0018】 この気密材11によれば、図5に示すように、ドア20が閉鎖された場合、ド ア20の板面の下縁20bが、気密材11の傾斜面14に形成された切り込み部 16を通る。すると、この傾斜面14の一方の半部である上半部14aにドア2 0の下縁20bが当接して、この上半部14aを圧縮変形させる。 そして、この上半部14aを撓ませて湾曲した状態とさせることにより、この ドア20およびドア枠21が設けられた屋内の気密性を低下させることなく気密 の保持を行う。 なお、このドア20が開放した際には、前記上半部14aは元の形状に復元し (図4参照)、このドア枠21を通過する際には、その下枠22に固定された気 密材11がその通行を妨げることがない。
【0019】 上記各実施例では気密材1,11をドア枠21の下枠22のみに設けた例につ いて述べたが、この下枠22に限らず、上枠や左右の枠に設けてもよい。この場 合、ドア20が閉鎖した状態では、気密材1,11の傾斜面4,14がドア20 の周端縁20a全てに当接し、気密性を保つことができ、また、ドア20を開放 した際には、このドア20のドア枠21の段部24が全て傾斜面4,14で被覆 された状態となっているので、ドア枠21としての意匠性が向上する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によるドア枠気密材は,ドア枠に形成されている段 部を傾斜面で覆う構成としたので、ドア枠の段部には段差が形成されず、このド ア枠気密材を下枠に取り付けた場合では、このドア枠を通過する際に、この下枠 の段部に躓いてしまう恐れがなくなるという効果がある。 また、車椅子などがこの下枠上を通過する際にも、この下枠の段差が傾斜面で 覆われていることで、通行の妨げがなくなり、この下枠上をスムーズに通過する ことができるという効果がある。 さらに、この傾斜面にドアの周縁が接触し当接する構成となっているので、開 閉自在なドアが設けられる室内の気密性を低下させることなく気密の保持が行え るという効果がある。
【0021】 また、この気密材の傾斜面の中途に、ドアの周端縁の移動軌跡に沿う切り込み 部が形成され、この傾斜面を二つに分割形成させたので、ドアがこの気密材の傾 斜面に当接した際に、この傾斜面の一方の半部が圧縮され撓むことになり、ドア の気密を保つことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるドア枠気密材の一実施例を示す概
略斜視図。
【図2】同実施例によるドア枠気密材と下枠の側断面図
【図3】同実施例によるドア枠気密材の側断面図
【図4】他の実施例によるドア枠気密材の側断面図
【図5】同実施例によるドア閉鎖時のドア枠気密材の側
断面図
【図6】従来のドア枠気密材の側断面図
【図7】従来のドア枠気密材の側断面図
【符号の説明】
1,11…気密材 4,14…傾斜
面 14a…上半部 16…切り込み
部 20…ドア 20a…周端縁 21…ドア枠 24…段部 L…移動軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水原 一也 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 (72)考案者 星井 輝明 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の開口部に固定されるとともに、
    開閉自在なドアを支持するドア枠に形成され、前記ドア
    の周縁と当接する段部に設けられたドア枠気密材におい
    て、 前記ドアと接触し、当接する面が傾斜面で構成され、前
    記段部を覆うことを特徴とするドア枠気密材。
  2. 【請求項2】 建築物の開口部に固定されるとともに、
    開閉自在なドアを支持するドア枠に形成され、前記ドア
    の周縁と当接する段部に設けられたドア枠気密材におい
    て、 前記ドアと接触する面が傾斜面で構成されて前記段部を
    覆うとともに、該傾斜面の中途に、前記ドアの周端縁の
    移動軌跡に沿う切り込み部が設けられ、前記傾斜面を二
    つに分割形成し、該傾斜面に前記ドアが当接した際に、
    前記傾斜面の一方の半部が圧縮され撓むことを特徴とす
    るドア枠気密材。
JP1992048857U 1992-07-13 1992-07-13 ドア枠の気密構造 Expired - Lifetime JP2591815Y2 (ja)

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Cited By (3)

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JPS6093488U (ja) * 1983-12-01 1985-06-26 富士電気化学株式会社 小型モ−タのフランジ取り付け構造

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JPH01129394U (ja) * 1988-02-19 1989-09-04

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