JPH0635585U - 旋回扉の下框自働気密装置 - Google Patents
旋回扉の下框自働気密装置Info
- Publication number
- JPH0635585U JPH0635585U JP7058192U JP7058192U JPH0635585U JP H0635585 U JPH0635585 U JP H0635585U JP 7058192 U JP7058192 U JP 7058192U JP 7058192 U JP7058192 U JP 7058192U JP H0635585 U JPH0635585 U JP H0635585U
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- Japan
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- sealing material
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 旋回扉の下端と床面との間の隙間を常に塞
ぎ、風や塵埃の侵入を確実に防止することができる旋回
扉の下框自働気密装置を提供する。 【構成】 アルミニウム、合成樹脂等により形成された
中空材の下面長手方向にスリット状開口部4を有するガ
イド部材2と、このガイド部材2の開口部4に上下動可
能に挿入されゴム等の弾性材からなるシール材3とを具
有し、このシール材3は、前記ガイド部材2の内側面2
a,2aにそって上下方向摺動自在な頭部6と、前記開
口部4に可及的密に挿通される摺動辺部7と、床面に接
地する接地部8とで構成され、前記ガイド部材2を旋回
扉1の下框1aに設けるようにしたことを特徴とする。
ぎ、風や塵埃の侵入を確実に防止することができる旋回
扉の下框自働気密装置を提供する。 【構成】 アルミニウム、合成樹脂等により形成された
中空材の下面長手方向にスリット状開口部4を有するガ
イド部材2と、このガイド部材2の開口部4に上下動可
能に挿入されゴム等の弾性材からなるシール材3とを具
有し、このシール材3は、前記ガイド部材2の内側面2
a,2aにそって上下方向摺動自在な頭部6と、前記開
口部4に可及的密に挿通される摺動辺部7と、床面に接
地する接地部8とで構成され、前記ガイド部材2を旋回
扉1の下框1aに設けるようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は旋回扉の下框自働気密装置に関する。
【0002】
近時、住宅の出入口や間仕切用扉として、一側をヒンジにより建屋側に回転可 能に支持した旋回扉(ドア)が多く用いられるようになっている。
【0003】 このような旋回扉は、例えば、玄関用扉の場合、玄関内のたたき(床面)と屋 外とに僅かな段差(沓摺)を設け、旋回扉を閉めたとき旋回扉の下框が前記段差 部に位置して外部からの風雨や塵埃の侵入が遮断されるようになっており、また その下端の隙間をさらに気密に閉鎖しようとするには、図6に示すように段差部 aにシール材bを押え金cによって取付け、旋回扉dにシール材bが当るように し、また図7に示すように旋回扉dの下部にシール材bを押え金cによって取付 け、床面eにシール材bの下端が当るようにして一層防風、防塵効果を高めるよ うになされている。
【0004】
しかし最近の建物は、前記の段差(沓摺)を設けないフラットな床面が多くな り、したがって上記のような風防や防塵手段では十分に風や塵埃の侵入を防ぐこ とができない。また図6、図7のようにシール材bを取付けたとしても、旋回扉 aと床面eとの隙間が必ずしも一定しないことから隙間を皆無とすることが難か しい。
【0005】 本考案はこれに鑑み、旋回扉の下端と床面との間の隙間を常に閉鎖し、風や塵 埃の侵入を確実に防止することができる旋回扉の下框自働気密装置を提供するこ とを目的としてなされたものである。
【0006】
上記従来の技術が有する問題点を解決することを課題として本考案は、アルミ ニウム、合成樹脂等により形成された中空材の下面長手方向にスリット状開口部 を有するガイド部材と、このガイド部材の開口部に上下動可能に挿入されゴム等 の弾性材からなるシール材とを具有し、このシール材は、前記ガイド部材の内側 面にそって上下方向摺動自在な頭部と、前記開口部に可及的密に挿通される摺動 辺部と、床面に接地する接地部とで構成され、前記ガイド部材を旋回扉の下框に 設けるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
ガイド部材を旋回扉の下框の内側の側面に取付ける。その際にシール材の下端 の接地部が床面に接地したときシール材がガイド部材内にやや押し込まれた状態 とする。こうして旋回扉を開閉すれば、シール材の接地部は床面に接地したまま 旋回し、床面の高低に対してはシール材の頭部お呼び摺動辺部がガイド部材に対 し上下に摺動して追動し、常にシール材の接地部が床面に接した状態で開閉され る。したがって旋回扉を閉めたときは、その位置の床面の高さに応じた状態にシ ール材がおかれ、旋回扉の下框部分を気密に保持する。
【0008】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例を示すもので、図5に示すように旋回扉1の下框1a の内側面(または外側面)に固着されるガイド部材2と、このガイド部材2に上 下摺動可能に支持されるシール材3とからなっている。
【0010】 ガイド部材2は、アルミニウム、合成樹脂等からなる断面縦長矩形状の中空材 で構成され、その下面長手方向にはスリット状の開口部4が形成されている。そ してガイド部材2の一側外面には旋回扉1へ固着するための両面接着テープ5が 貼着されている。この旋回扉1への固着手段は、必ずしも両面接着テープ5によ らず、接着剤により固着するようにしてもよい。
【0011】 シール材3は、天然または合成ゴム、軟質合成樹脂等の弾性材からなり、前記 ガイド部材2の内側面2a,2aに摺接して上下方向摺動可能に嵌挿される頭部 6と、この頭部6の下部に連設され前記ガイド部材2のスリット状の開口部4に 可及的密に遊嵌される薄肉状の摺動辺部7と、床面に接地する接地部8とで構成 されている。シール材3がゴムで形成される場合、この植毛によってガイド部材 2に対する摺動性および剛性が増し、上下摺動をスムーズに行なわせるうえにお いて効果が高い。そしてガイド部材2の一端からシール材3を挿入したのちガイ ド部材2の両端は適宜閉鎖される。
【0012】 図2〜図4は、シール材3の断面形状の変形例を示すもので、前記実施例のよ うに頭部6および接地部8を共に断面円形状としたものを、図2のように頭部6 を偏平形状とすることによりシール材3の上下方向のストロークを大きくとるこ とができ、また逆にガイド部材2の上下幅を小さくすることもできる。図3のよ うに接地部8の下面に長手方向に複数条のリブ10,10…を形成することによ りシール性能を高めることができる。さらに図4のように摺動辺部7の肉厚を大 きくすれば、旋回扉1の旋回時に摺動辺部7の腰がへたることがなく、上下摺動 を確実になさしめることができる。このほか、シール材3の断面形状に関しては 任意に選択することができる。
【0013】 したがってガイド部材2を旋回扉1の下框1aの内側面(または外側面)に両 面接着テープ5により固着して使用する際にシール材3の下端の接地部8が床面 に接したときシール材3がガイド部材2内にやや押し込まれた程度に設定して固 着する。こうして旋回扉1を開閉すれば、シール材3の接地部8は接地したまま 旋回し、床面の高低に対してはシール材3の頭部6および摺動辺部7がガイド部 材2の内側面2a,2aおよび開口部4に対し上下に摺動して追従する。したが って旋回扉1を閉めれば、閉めた箇所の床面にシール材3の接地部8が密接する ように接触し、外部からの風や塵埃の侵入を阻止する。これにより床面が建屋の 内外に段差(沓摺)がなくとも気密状態を保ち、また床面の扉の幅方向に若干の 高低差があってもそれになじむようにシール材3が上下に動いて接触するので気 密性が損なわれることがない。
【0014】
以上説明したように本考案によれば、床面に段差がなく、フラットな面であっ ても旋回扉を閉じた際にそれぞれ下端と床面との隙間を確実に塞ぐことができ、 気密性を保つことができる。また床面に多少の高低差が存在してもシール材の左 右端の上下移動量によって吸収され、気密性を損なうことがない。さらにガイド 部材を旋回扉の下框に取付けるだけでよいので現場での施工も非常に容易であり 、特別な熟練技術も要しないなど、安価で利用効果の高い気密装置を提供するこ とができる。
【図1】本考案の一実施例を示す一部を断面とした斜視
図、
図、
【図2】シール材の変形例を示す断面図、
【図3】シール材の他の変形例を示す断面図、
【図4】シール材のさらに他の変形例を示す断面図、
【図5】旋回扉に取付けた状態を示す一部の断面図、
【図6】従来の技術例を示す部分断面図、
【図7】従来の他の技術例を示す部分断面図。
1 旋回扉 1a 下框 2 ガイド部材 3 シール材 4 開口部 5 両面接着テープ 6 頭部 7 摺動辺部 8 接地部 9 短繊維 10 リブ
Claims (2)
- 【請求項1】アルミニウム、合成樹脂等により形成され
た中空材の下面長手方向にスリット状開口部を有するガ
イド部材と、このガイド部材の開口部に上下動可能に挿
入されゴム等の弾性材からなるシール材とを具有し、こ
のシール材は、前記ガイド部材の内側面にそって上下方
向摺動自在な頭部と、前記開口部に可及的密に挿通され
る摺動辺部と、床面に接地する接地部とで構成され、前
記ガイド部材を旋回扉の下框に設けるようにしたことを
特徴とする旋回扉の下框自働気密装置。 - 【請求項2】前記シール材の外表面に短繊維が植毛され
ていることを特徴とする請求項1記載の旋回扉の下框自
働気密装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7058192U JP2567154Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 旋回扉の下框自働気密装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7058192U JP2567154Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 旋回扉の下框自働気密装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635585U true JPH0635585U (ja) | 1994-05-13 |
JP2567154Y2 JP2567154Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13435669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7058192U Expired - Lifetime JP2567154Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 旋回扉の下框自働気密装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567154Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052291A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sanwa Shutter Corp | 上吊り式引き戸における気密構造 |
JP2016075067A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 三菱重工業株式会社 | ドア隙間遮音機構、及びドア |
JP2016124645A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | フジテック株式会社 | エレベータの気密部材 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP7058192U patent/JP2567154Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052291A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sanwa Shutter Corp | 上吊り式引き戸における気密構造 |
JP2016075067A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 三菱重工業株式会社 | ドア隙間遮音機構、及びドア |
JP2016124645A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | フジテック株式会社 | エレベータの気密部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567154Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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