JPS6217592Y2 - - Google Patents

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JPS6217592Y2
JPS6217592Y2 JP16651681U JP16651681U JPS6217592Y2 JP S6217592 Y2 JPS6217592 Y2 JP S6217592Y2 JP 16651681 U JP16651681 U JP 16651681U JP 16651681 U JP16651681 U JP 16651681U JP S6217592 Y2 JPS6217592 Y2 JP S6217592Y2
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JP
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door
frame
seal body
seal
door frame
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JP16651681U
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【考案の詳細な説明】 本考案は玄関ドア等の開きドアのドア枠とドア
との間を気密保持するシール装置に関するもので
ある。
従来、この種のシール装置としては枠に弾性を
有する帯状のシール材を装着し、ドアを閉じた時
にドア周囲をシール材に圧着して気密保持するよ
うにしたものが知られている。
しかし、この構造であると気密効果はシール材
の弾性力によつてのみ得られるので、十分なる気
密効果が得られないと共に、気密効果はシール材
の弾性変位分の範囲でしか得られないからドアを
窓枠に装着する際にはドアが完全に閉じた状態の
時にドアとシール材とが圧接するように位置決め
して装着しなければならずドアの装着が非常に面
倒となつてしまう。
また、ドアのシール材当り面にそりが生じた場
合やねじれが生じた場合にはシール材がドアに密
着せずに隙間が生じ気密保持できないから風雨が
浸入してしまう。
かかる不具合を解消するために、例えば第7図
に示した実開昭52−122542号公報のもののよう
に、磁力を有するシール体aをドアbの周囲にド
ア枠Cの金属製戸当り部dに向けて出入り可能に
取付け、シール機能発揮時シール体aが出入りし
て金属製戸当り部dに磁力で吸着されることによ
り確実に気密保持できるようにしたシール装置が
知られている。
他方、開きドアを建物開口部に取付けるには、
ドア枠を、その四隅の直角を出すために下げ振り
或いは直角定規等を使用しながら建物開口部に取
付け、その後にドアをドア枠に蝶番を介してドア
とドア枠との間のチリが適正となるように取付け
ているので、開きドアの取付けに多くの時間と手
間を要すると共に、相当の熟練を要しているのが
現状である。
そこで、前述の如き磁力を利用したシール装置
においては、折角磁力の吸着力を利用しているの
であるから、その磁力の吸着力を開きドアの取付
けに利用できないかどうか鋭意研究の結果、本考
案は案出されたものである。すなわち、本考案に
係る開きドアのシール装置は、磁石同志の吸着力
を利用して十分なる気密効果が得られると共に、
ドアの装着が容易となり、さらにはシール材当り
面にソリやねじれが生じた場合でも確実に気密保
持できるものであり、しかもドアとドア枠の相対
位置を磁石同士の吸引整合力で規制してドアを基
準としてドア枠を正しい姿勢に保持しながらドア
とともにドア枠を建物開口部に取付けできるよう
にしたものである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は玄関ドアの正面図、第2図は縦断面
図、第3図は横断面図であり、ドア枠Aは上枠
1、下枠2、左右竪枠3,3により方形状とな
り、建物開口部に取付てあると共に、ドアBが蝶
番7を介してドア枠Aに回動自在に取付けてあ
る。
ドアBはパネル10の周囲に上下框11,12
と左右竪框13,13を取付けたものであり、一
方の竪框13と前記一方の竪枠3とに蝶番7が取
付けてある。
14は把手である。
前記各框11,12,13は室内外側壁11
a,11b,12a,12b,13a,13bを
連結壁11c,12c,13cで連結した略H字
型となり、各室内・外側壁11a,11b,12
a,12b,13a,13bがパネル10の室内
外側面を挾持するようにしてパネル10の周囲に
取付けられていると共に、各室内側壁11a,1
2a,13aには凹条溝17がそれぞれ形成して
ある。
前記上枠1、下枠2、竪枠3の各室内側には内
方に向けて突出した戸当り部1a,2a,3aが
それぞれ一体形成され、略各戸当り部1a,2
a,3aには前記各框の室内側壁11a,12
a,13aの凹条溝17に向けて開口した凹条溝
15がそれぞれ形成してあると共に、該各凹条溝
15と前記各凹条溝17とには第1、第2シール
体20,30を嵌装してシール装置16を構して
いる。
前記シール装置16は次のように構成してあ
る。
すなわち、ドア枠A側の凹条溝15には第1シ
ール体20がドアBに向けて所定ストローク出入
り自在に嵌装され、ドアB側の凹条溝17には第
2シール体30が第1シール体20と対向して嵌
装してある。
前記第1シール体20は合成樹脂等のある程度
弾性を有する材料により成り、凹条溝15内に出
入り自在に嵌挿された基部21と凹条溝15より
外方に突出した先部22並びに基部21と先部2
2とを連結する連結部23とを備え、連結部23
が凹条溝15の開口15a内に摺動自在に挿通さ
れていると共に、先部22には第1磁石体24が
埋設してある。
前記第2シール体30は合成樹脂等のある程度
弾性を有する材料により成り、凹条溝17内に嵌
装される基部31と凹条溝17より外方に突出し
た先部32並びに基部31と先部32とを連結す
る連結部33とを備え、連結部33が凹条溝17
の開口17a内に挿通されていると共に、先部3
2には第2磁石体34が埋設してある。
しかして、ドアBを閉じると第2シール体30
が第1シール体20に接近して第1・第2磁石体
24,34の吸着力で第1・第2磁石体24,3
4が第1・第2シール体20,30の先部22,
32の薄肉片22′,32′を介して吸着し、第
1・第2シール体20,30の先部22,32を
密着させる。
これによつて、ドアBとドア枠Aとの間の気密
が保持される。
また、第1・第2磁石体24,34の相互吸着
力で第1・第2シール体20,30の先部22,
32を強く密着させることで気密保持しているの
で、強力な気密効果が得られる。
また、ドア枠Aの凹条溝15に一定ストローク
出入り可能に設けた第1シール体20の第1磁石
体24とドアBに設けた第2シール体30の第2
磁石体34との相互吸着力で第1・第2シール体
20,30を強く吸着して気密保持しているの
で、ドアBの完全に閉じる位置が多少異なつても
第1磁石体24と第2磁石体34とで第1・第2
シール体20,30を確実に吸着できて確実かつ
安定した気密効果が得られる。
また、ドアBのパネル10にそりやねじれが生
じて各框にそりやねじれが生じても、第1・第2
磁石体24,34の相互吸着力で第1・第2シー
ル体20,30を確実に密着できるので隙間が生
じることがない。
したがつて、各框(つまり、シール材当り面)
にそりやたるみが生じた場合でも確実に気密保持
できる。
また、ドア枠の戸当り部に装着した第1シール
体20とドアの框に装着した第2シール体30と
がそれぞれに設けた磁石によつて相互に吸引しな
がら整合密着するから、ドアBとドア枠A、つま
り上框11、下框12、竪框13と上枠1、下枠
2、竪枠3とは第1・第2シール体20,30の
相互吸着力と、整合力とによつて相対位置が規制
並びに保持され、ドアBを基準としてドア枠Aを
正しい姿勢、つまり上下枠1,2と竪枠3が直角
を成して連結した状態となり、かつドア枠Aとド
アBとの間のチリが適正となつた姿勢に保持でき
る。
したがつて、その状態でドア枠AとドアBとに
亘つて蝶番を取付けることによりドア枠Aとドア
Bとを容易に正しい姿勢に連結できると共に、ド
ア枠Aを建物開口部に正しく容易に取付けできる
ので、開きドアの取付へ作業が容易となる。
なお、第7図に示すように、第1シール体20
の先部22に戸当り部1aに当接する舌片25を
一体形成しても良い。
このようにすれば、舌片25によつて凹条溝1
5内に雨水、塵が浸入することを防止できる。
また、先部22,32をゴム等の弾性を有する
素材中に磁性粉を混入して形成し、第1・第2磁
石体24,34としても良い。
また、シール装置16の第1・第2シール体2
0,30は第5図に示すように、凹条溝15内に
出入り可能に設けた摺動体20′に直接設けた第
1磁石体24と、上框11の室内側壁11aに形
成した凹溝35に直接設けた第2磁石体34と、
前記第1磁石体24に一体形成した可撓性のシー
ル材26とで構成し、シール材26を上枠1の内
壁1bに接した構造としても良い。
なお、この場合には竪枠3側に設けたシール装
置16の第1・第2シール体20,30は第6図
に示すように、前述の上枠1側に設けたシール装
置16の第1・第2シール体20,30と同一と
なり、シール材26が竪枠3の内壁3bと当接し
ている。
また、第5図、第6図に示すシール装置の場合
のシール体を成す磁石体24,34をゴム等の弾
性を有する素材中に磁性粉を混入して形成したも
のにしても良い。
以上の様に本考案の開きドアのシール装置は、
第1シール体20と第2シール体30との夫々の
磁力によつて相互に吸着できると共に、第1シー
ル体20は第2シール体30に向けて出入りして
その全長にわたつて隙間なく密接するので、磁石
同士の吸引力を充分に発揮して強く安定したの
で、気密効果が得られると共に、ドアBを閉じた
状態においてドア枠Aの第1シール体20がドア
Bの対向面に対して出入りして第2シール体30
に確実に密着するからドアBをドア枠Aに対して
厳密な位置決めをして取付ける必要がなくドアB
の取付が簡単となる。またドアBやドア枠Aに多
少のそりやねじれが生じても第1シール体20が
確実に第2シール体30に密着して確実に気密保
持できる。
また、第1シール体20と第2シール体30と
が磁石同士の吸着により吸引力と整合力とによつ
てドア枠AとドアBとの相対位置を規制し保持す
ることによつて、ドアBを基準として面倒な調整
作業をせずにドア枠Aを正しい姿勢に取付け保持
できるので、ドア枠AとドアBとに亘つて蝶番等
を取付けて両者を正しい姿勢となるように簡単に
連結できると共に、ドア枠AをドアBに合せて正
しい姿勢に保持しながら建物開口部に取付けでき
るので、開きドアの正確な取付けが容易にできる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は全体正面図、第2図は縦断面図、第3図は横
断面図、第4図、第5図及び第6図はシール装置
の他の実施例を示す断面図、第7図は従来例の断
面図である。 Aはドア枠、Bはドア、16はシール装置、2
0は第1シール体、30は第2シール体、24,
34は第1・第2磁石体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアBの上框11、下框12、竪框13に磁力
    を有する第2シール体30を取付け、ドア枠Aの
    上枠1、下枠2、竪枠3にそれぞれドア枠Aの内
    方に突出した戸当り部1a,2a,3aを形成す
    ると共に、該各戸当り部1a,2a,3aに前記
    ドアB側に開口した凹条溝15を形成し、その各
    凹条溝15に磁力を有する第1シール体20を前
    記第2シール体30に対向させこれに向けて出入
    り可能に嵌装したことを特徴とする開きドアのシ
    ール装置。
JP16651681U 1981-11-10 1981-11-10 開きドアのシ−ル装置 Granted JPS5872381U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16651681U JPS5872381U (ja) 1981-11-10 1981-11-10 開きドアのシ−ル装置

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JP16651681U JPS5872381U (ja) 1981-11-10 1981-11-10 開きドアのシ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS5872381U JPS5872381U (ja) 1983-05-16
JPS6217592Y2 true JPS6217592Y2 (ja) 1987-05-07

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JP16651681U Granted JPS5872381U (ja) 1981-11-10 1981-11-10 開きドアのシ−ル装置

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JP5422299B2 (ja) * 2009-08-20 2014-02-19 株式会社エヌ・エス・ディ 両開き扉の召し合わせ構造

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Publication number Publication date
JPS5872381U (ja) 1983-05-16

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