JP2591815Y2 - ドア枠の気密構造 - Google Patents

ドア枠の気密構造

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JP2591815Y2
JP2591815Y2 JP1992048857U JP4885792U JP2591815Y2 JP 2591815 Y2 JP2591815 Y2 JP 2591815Y2 JP 1992048857 U JP1992048857 U JP 1992048857U JP 4885792 U JP4885792 U JP 4885792U JP 2591815 Y2 JP2591815 Y2 JP 2591815Y2
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door
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door frame
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airtight
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JP1992048857U
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英久 井上
弘幸 野口
武晴 豊久
一也 水原
輝明 星井
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Bunka Shutter Co Ltd
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Bunka Shutter Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、住宅などの建築物の開
口部に設けられるドアのドア枠に設けられる気密構造、
特に、ドアの下端とドア枠下部の気密構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の技術を示す。図4に示す
ように、住宅などの建築物の玄関部分に配設されるドア
20は、建築物側に固定されるドア枠21に開閉自在に
取り付けられるが、屋外から屋内への塵埃などの侵入の
防止や、屋内の気密を保持するために、そのドア20が
取り付けられるドア枠21を構成する上下左右の各枠に
段部を形成させ、ドアの板面の周縁と当接するこの段部
に気密材23を設けている。従来、この気密材23は、
図4に示すように、その断面が例えば半円形状に形成さ
れ、湾曲した頂部がドア20との当接面となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のドア枠21の気密材23では、ドア枠21に形
成されている段部24のドア20との当接する面25に
気密材23を設ける構成であるので、ドア枠21の段部
24による段差が解消されず、この段差のために、ドア
を通行し、ドア枠21を通過する際に、このドア枠21
の下枠22の段部24に躓いてしまう恐れがあるという
問題がある。また、車椅子などがこの下枠22上を通過
する際にも、この段差が通行の妨げになり、スムーズに
通過することができないという欠点がある。
【0004】このような不都合から、図5に示すよう
な、下枠32の形状を平滑な形状に形成させたドア枠2
1が案出されたが、ドア枠21とドア20の下縁との間
に間隙が生じてしまい、気密性が保てず、不適合であ
る。
【0005】そこで本考案は、上記問題点を解消するた
めに、開閉自在なドアが設けられる室内の気密性を低下
させることなく気密の保持が行え、かつこのドアが取り
付けられるドア枠を通過する際に、その枠の下枠および
この下枠に取り付けられる気密材がその通行を妨げるこ
とがないドア枠気密材を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図3を参
照して説明する。
【0007】この考案のドア枠の気密構造は、建築物の
開口部に固定されるとともに、開閉自在なドア20を支
持するドア枠21の一部を構成する下枠22に形成さ
れ、前記ドア20の下縁と当接する前記下枠22内面の
段部24に設けられたドア枠気密材11を有するドア枠
の機密構造において、前記ドア枠気密材11は、断面略
直角三角形状の中実な長尺部材により形成され、前記ド
ア20の下端縁と接触する面が傾斜面14で構成されて
前記段部24を覆うとともに、該傾斜面14の中途に、
前記ドア20の下端縁の移動軌跡に沿う切り込み部16
が設けられ、前記傾斜面14を上下二つに分割形成す
る。該傾斜面14に前記ドア20が当接した際に、前記
傾斜面14の上半部が圧縮され撓むとともに、前記傾斜
面の下半部の平坦上面上に前記ドア20の下面が位置す
る。
【0008】
【作用】ドア枠気密材11は、建物の開口部に固定され
ているドア枠21に形成された段部24に、この段部2
4を覆うように設けられる。そして、このドア枠21に
開閉自在に支持されたドア20の周縁が、ドア枠気密材
11の傾斜面14に接触し、当接する。また、前記傾斜
面14には、その中途に前記ドア20の周端縁20aの
移動軌跡に沿う切り込み部16が形成され、この傾斜面
14を二つに分割形成させ、ドア20がこの気密材11
の傾斜面14に当接した際に、この傾斜面14の上半部
14aが圧縮され撓み、ドア20の気密を保つ。また傾
斜面14の下半部の平坦上面上に前記ドア20の下面が
位置することにより、閉鎖状態におけるドア20の安定
性が保持される。
【0009】
【実施例】始めに、本考案の実施例について説明する。
なお、以下に説明する実施例において、上述した従来例
と同一または同等部分には同一符号を付して示し、説明
を省略する。
【0010】実施例の気密材11は、図2に示すように
垂直面12と水平面13と傾斜面14とで構成された中
実の断面略直角三角形状に形成され、この断面が連続し
た長尺な部材である。垂直面12は、下枠22に形成さ
れている段部24の垂直面25と同等の長さに形成さ
れ、また水平面13は、この垂直面12の長さより長尺
に設定され形成されている。
【0011】そして、この気密材11は、図2に示すよ
うに、その直角部15が、下枠22の段部24に形成さ
れている直角な凹角部26に位置するように、この下枠
22に固定される。
【0012】すなわち、この気密材11によって、下枠
22の段部24の垂直面25と基準面27とを傾斜面1
4で覆い、この段部24の頂角28と、基準面27との
間を傾斜面14で連結するようになる。これにより、屋
外側の地面31と同一高さの下枠22の基準面27と、
屋内側の床面32と同一高さの下枠22の水平面29が
傾斜面14で連結される。
【0013】さらに、垂直面12と水平面13とを連結
する傾斜面14は段部24の頂角28と凸角30間の長
さに設定されている。また、この気密材11は、傾斜面
14の中途に切り込み部16が設けられている。
【0014】この切り込み部16は、ドア20の下縁2
0bの高さと略同一の高さに設定されるとともに、その
ドア20の移動軌跡(L)に沿わせて水平に形成され、
この傾斜面14を上下の二つに分割形成させている。
【0015】この実施例の気密材11によれば、下枠2
2の段部24の垂直面25と基準面27とを傾斜面14
で覆い、この段部24の頂角28と凸角30とをこの傾
斜面14で連結するようになる。これにより、屋外側の
地面31と同一高さの下枠22の基準面27と、屋内側
の床面32と同一高さの下枠22の水平面29が傾斜面
14で連結される。
【0016】この気密材11によれば、ドア20が閉鎖
された場合、ドア20の板面の下縁20bが、気密材1
1の傾斜面14に形成された切り込み部16を通る。す
ると、この傾斜面14の一方の半部である上半部14a
にドア20の下縁20bが当接して、この上半部14a
を圧縮変形させる。そして、この上半部14aを撓ませ
て湾曲した状態とさせることにより、このドア20およ
びドア枠21が設けられた屋内の気密性を低下させるこ
となく気密の保持を行う。なお、このドア20が開放し
た際には、前記上半部14aは元の形状に復元し、この
ドア枠21を通過する際には、その下枠22に固定され
た気密材11がその通行を妨げることがない。
【0017】上記各実施例では気密材11をドア枠21
の下枠22のみに設けた例について述べたが、この下枠
22に限らず、上枠や左右の枠に設けてもよい。この場
合、ドア20が閉鎖した状態では、気密材11の傾斜面
14がドア20の周端縁20a全てに当接し、気密性を
保つことができ、また、ドア20を開放した際には、こ
のドア20のドア枠21の段部24が全て傾斜面14で
被覆された状態となっているので、ドア枠21としての
意匠性が向上する。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるドア枠
の気密構造では、ドア枠の下枠に形成されている段部に
断面略直角三角形状の中実なドア枠気密材を設け、該段
部を該気密材の傾斜面で覆う構成としたので、ドア枠の
段部には段差が形成されず、このドア枠を通過する際
に、この下枠の段部に躓いてしまう恐れがなくなるとい
う効果がある。また、車椅子などがこの下枠上を通過す
る際にも、この下枠の段差が傾斜面で覆われていること
で、通行の妨げがなくなり、この下枠上をスムーズに通
過することができるという効果がある。
【0019】また、この気密材の傾斜面の中途に、ドア
の周端縁の移動軌跡に沿う切り込み部が形成され、この
傾斜面を二つに分割形成させたので、ドアがこの気密材
の傾斜面に当接した際に、この傾斜面の上半部が圧縮さ
れ撓むことになり、ドアの気密を保つことができる。さ
らに、ドアの閉鎖状態において、ドアの下面が前記傾斜
面の下半部の切り込み部上面の平坦上面上に位置する事
になり、ドアの閉鎖状態が安定するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるドア枠の気密構造を有するドア部
の一実施例を示す概略斜視図。
【図2】同実施例によるドア枠気密材と下枠の側断面図
【図3】同実施例によるドア枠気密材と下枠との作用を
示す側断面図
【図4】従来のドア枠の気密構造を示す側断面図
【図5】従来の他のドア枠の気密構造を示すの側断面図
【符号の説明】
11…気密材 14…傾斜面 14a…上半部 16…切り込み
部 20…ドア 20a…周端縁 21…ドア枠 24…段部 L…移動軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水原 一也 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化 シヤッター株式会社内 (72)考案者 星井 輝明 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化 シヤッター株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−129394(JP,U) 実開 昭62−99794(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 7/215 - 7/22

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の開口部に固定されるとともに、
    開閉自在なドアを支持するドア枠の一部を構成する下枠
    に形成され、前記ドアの縁と当接する前記下枠内面の
    段部に設けられたドア枠気密材を有するドア枠の気密構
    において、前記ドア枠気密材は、断面略直角三角形状
    の中実な長尺部材により形成され、前記ドアの下縁と接
    触する面が傾斜面で構成されて前記段部を覆うととも
    に、該傾斜面の中途に、前記ドアの下縁の移動軌跡に沿
    う切り込み部が設けられ、前記傾斜面を上下二つに分割
    形成し、該傾斜面に前記ドアが当接した際に、前記傾斜
    面の上半部が圧縮され撓むことを特徴とするドア枠
    構造
  2. 【請求項2】 請求項1に示されるドア枠の気密構造に
    おいて、前記ドア枠を構成する上枠及び側枠に形成さ
    れ、前記ドアの上縁及び側縁と当接する前記上枠及び側
    枠内面の段部にドア枠気密材を有し、前記ドア枠気密材
    は、断面略直角三角形状の中実な長尺部材により形成さ
    れ、前記ドアの上縁及び側縁と接触する面が傾斜面で構
    成されて前記段部を覆うとともに、該傾斜面の中途に、
    前記ドアの上縁及び側縁の移動軌跡に沿う切り込み部が
    設けられ、前記傾斜面を二つに分割形成し、該傾斜面に
    前記ドアが当接した際に、前記傾斜面の一方の半部が圧
    縮され撓むことを特徴とするドア枠の気密構造。
JP1992048857U 1992-07-13 1992-07-13 ドア枠の気密構造 Expired - Lifetime JP2591815Y2 (ja)

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JPH0610590U JPH0610590U (ja) 1994-02-10
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JPS5390905U (ja) * 1976-12-27 1978-07-25
JPS6093488U (ja) * 1983-12-01 1985-06-26 富士電気化学株式会社 小型モ−タのフランジ取り付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6299794U (ja) * 1985-12-13 1987-06-25
JPH01129394U (ja) * 1988-02-19 1989-09-04

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