JP3046158U - 防水設備 - Google Patents
防水設備Info
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- JP3046158U JP3046158U JP1997007186U JP718697U JP3046158U JP 3046158 U JP3046158 U JP 3046158U JP 1997007186 U JP1997007186 U JP 1997007186U JP 718697 U JP718697 U JP 718697U JP 3046158 U JP3046158 U JP 3046158U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この考案の目的とする所は、水滴もしくは湿気
の屋外から屋内への進入を防ぐ一方、速かな排水で常
時、屋内を快適な環境に維持すると共に、全体としての
構成が簡単で堅牢な防水設備を提供しようとするもので
ある。 【解決手段】内・外側板の接合で形成の扉本体の屋内寄
りに弾性状の密封体を上下に亘り一体的に組付け、この
密封体で扉本体と固定部材との間における空所を屋内側
に対し盲孔とする一方、扉本体下端に対向・配置の誘導
体を屋内側から屋外側に向け下方に傾斜させたものであ
る。
の屋外から屋内への進入を防ぐ一方、速かな排水で常
時、屋内を快適な環境に維持すると共に、全体としての
構成が簡単で堅牢な防水設備を提供しようとするもので
ある。 【解決手段】内・外側板の接合で形成の扉本体の屋内寄
りに弾性状の密封体を上下に亘り一体的に組付け、この
密封体で扉本体と固定部材との間における空所を屋内側
に対し盲孔とする一方、扉本体下端に対向・配置の誘導
体を屋内側から屋外側に向け下方に傾斜させたものであ
る。
Description
【0001】
この考案は、蝶番側と開閉側との夫々に密封体を一体的に組付け、降雨、降雪 等に伴う水滴もしくは湿気の屋内への進入を防ぎ、併せて速かな排水で常時、屋 内を快適な環境に維持し、特に計測器、制御器、通信施設、送・配電設備等を設 置する場合に好適で、しかも全体としての構成が簡単かつ堅牢な防水設備に関す るものである。
【0002】
従来、防水を旨とした扉にあっては、(i)扉の外周縁と柱もしくは壁体との 間隙を極力、狭少化することで屋内への水滴・湿気の進入を抑制している。
【0003】 (ii)扉の外周縁の全長もしくは一部に柔軟かつ防湿機能を具えた密封体を 貼着することで防音も兼ねた防水扉を使用している。
【0004】
前述した(i)の場合にあっては、前記間隙を充分に狭少化した設計に基づい て扉を製作後、当該扉を柱もしくは壁体に組付ける際、既設の柱もしくは壁体の 一部に少許の凹凸、湾曲もしくは歪み等の個所が存在するときにおいて、前記間 隙のある個所では不測の拡開した空所、凹所等の発生を免れ難いため、かかる方 策は現実的な扉施設手段としては好適とは言い難い。
【0005】 前述した(ii)の場合にあっては、(i)の夫々に比し良好な手段とは言う ものの、扉の度重なる開閉に伴い、密封体は次第に損耗、劣化し、甚しきに至っ ては一部が剥落し、密封体としての機能を喪失し兼ねないため、新品との交換を 余儀なくされ、利用者にとっては一部損失を以て全体を取替えるという無駄な出 費ともなり、また、前記密封体の損耗、劣化に気づかず、長期に亘る使用で屋内 全体が稍もすれば湿気を吸収・蓄積し、特に前記のような計測器、制御器等を設 置した場合にあっては機能低下の原因ともなり兼ねない等の欠点を有している。
【0006】
この考案は前述のような欠点に鑑み提案されたもので、その目的とする所は、 水滴もしくは湿気の屋内への進入を防ぐ一方、速かな排水で、常時、屋内を快適 な環境に維持すると共に、全体としての構成が従来のものに比し特に複雑化する 惧れもなく、かつ堅牢な防水設備を提供しようとするものである。
【0007】
前述の目的達成のため、この考案に係る防水設備は、外側板端部の屋内側に向 け折曲・突出した開放部への内側板の接合で扉本体を形成し、該扉本体の蝶番側 と開閉側とで屋内寄りに弾性状の密封体を上下方向に沿う全長に亘り夫々一体的 に組付け、内・外側板および密封体で扉本体と固定部材との間における空所を屋 内側に対し盲孔とする一方、扉本体下端に対向・配置の誘導体を屋内側から屋外 側に向け下方に傾斜状に形成させたことを第一の特徴とし、また、両開き態様の 扉本体相互の開閉個所に召合せ形式で弾性状の密封体を、屋内・外側に夫々組付 けたことを第二の特徴とするものである。
【0008】
外側板の端末を屋内側に折曲・突出した開放部に内側板の端末を接合・定着し て扉本体を構成し、該扉本体の蝶番側と開閉側とで屋内寄りに弾性状の密封体を 上下方向に沿う全長に亘り一体的に組付け、この密封体により扉本体と柱もしく は壁体のような固定部材との間における空所を屋内側に対し盲孔とし屋外からの 水滴、湿気の屋内への進入を阻止する一方、前記扉本体下端に対向・配置された 排水用の誘導体を屋内側から屋外側に向け下方に傾斜させ、屋外からの前記空所 に吹きこんだ水滴を速かに屋外に排出可能としてある。
【0009】 両開き態様の扉本体にあっては、一側を蝶番で固定部材に開閉可能に枢着され た一対の扉本体の対向個所に召合せ形式の採用で屋内・外夫々の側に弾性状の密 封体を、夫々の扉本体に一体的に組付け、これら、一対の扉本体の対向個所にお ける水滴、湿気の屋外から屋内への進入を密封体で阻止可能としてある。
【0010】
添付図面を参照しこの考案に係る実施例を、(i)片側開放、(ii)両開き 開放夫々の場合に適用した場合について述べるに、まず、第1実施例の(i)の 、形式に係る図1、2および3において、柱もしくは壁体のような固定部材Eの 上下方向に沿い適数個(ここでは3個)設定の蝶番hに長方形状の扉本体Dを屋 外側(図2において上方)に向け開閉可能に枢着する一方、前記固定部材Eと相 対向する側の固定部材Fに、少許の空所vを介在させ、扉本体Dの円滑な開閉を 図ってある。
【0011】 外側板1の端末を屋内側(図2において下方)に向け、直交下に折曲・突出さ せ、その開放部(屋内寄り)に内側板2を溶接もしくは場合によっては止めネジ により接合し、横断面が略長方形の扉本体Dを構成してある。しかしてこの扉本 体Dの強度維持のため蝶番h(ここでは右側)側とその反対側(以下、開閉側と いう)における内側に断面横U字状の補強材3、4を沿設・定着してある。
【0012】 扉本体Dの屋内側において蝶番h側と開閉側の夫々に上下方向に沿う全長に亘 り弾性に富む材質たとえばラッテクスのような材質からなる横断面が長方形の密 封体p,qを一体的に組付けてある。
【0013】 前記外側板1、内側板2および密封体p,qにより扉本体Dと固定部材E,F 夫々との間における空所u,vを屋内側において盲孔となし、屋外からの水滴も しくは湿気の屋内への進入を阻止することで、常時、屋内での快適な環境を維持 可能としてある。
【0014】 扉本体D下端に対向・配置の誘導体5たとえば断面偏平U字状の排水路もしく は図3にみるような固定部材E下方に定置した補強材兼用の支持材6を屋内側か ら屋外側に向け下方に傾斜状に止着具jで止着・形成させ、前記盲孔状の空所u 、vに吹きこまれた水滴を扉本体D下端から速かに排出し扉本体D近傍に水滴、 湿気の滞溜するのを防止可能としてある。
【0015】 扉本体D上端に臨ませた固定部材Gの屋外側に、外方に向け下降・傾斜状の庇 7を止ネジkで止着する一方、必要に応じ固定部材Gの屋外側下端に遮蔽板8を 定着・垂下し、この固定部材Gと扉本体D上端との間に形成の少許の間隙yへの 水滴・湿気の不測のうちにおける進入を阻止可能としてある。
【0016】 第2実施例の(ii)に係る両開き開放形式は図4、5、6において、柱もし くは壁体のような固定部材E2、F2の夫々上下方向に沿い適数個(ここでは3個 )設定の蝶番i1.i2の夫々に長方形状の扉本体S1,S2を屋外(図5において 上方)に向け開閉可能に枢着し、開閉側において扉本体S1,S2の屋外、屋内夫 々の側に突起片n1、n2を一体的に取付け、その端部を対向する扉本体S2、S1 の端部に接触可能に臨ませ、水滴、湿気の屋内(図5において下方)への進入を 阻止してある。
【0017】 外側板11、21の端末を屋内側に向け、直交下に折曲・突出させ、この折曲 個所の内側に沿設・定着の内側板12、22の夫々突出部t1,t2に第1実施例 におけると同効材質の密封体p2,q2を一体的に上下方向に沿う全長に亘り組付 けた扉本体S1,S2を構成してある。
【0018】 前記外側板11,21,内側板12、22および密封対p2,q2により扉本体 S1,S2と固定部材E2、F2夫々との間における空所u2、v2を屋内側において 盲孔とする点において前述の(0013)で述べたと同様に屋外からの水滴もし くは湿気の屋内への進入を阻止可能である。
【0019】 扉本体S1,S2の夫々における外側板11、21、内側板12、22との間に 亘り横断面が横U字状の補強材13、14を沿設・定着して強度維持を図ってあ る。
【0020】 扉本体S1,S2の下端に対向・配置の誘導体15を第1実施例における図3と 同様に屋内側から屋外側に向け下方に傾斜させ、前記空所u2、v2およびw(後 述する)に吹きこまれた水滴を扉本体S1,S2の下端から速かに排出可能として ある。
【0021】 開閉側に召合せ形式を採用した場合には、図6にみるように、扉本体S2の外 側板21の屋外(図において上方)に臨ませた端部に密封体m2を定着し、該密 封体m2を被覆する被霞部Cを、扉本体S1の内側板12の開閉側端部に形成し、 この被覆部Cに屋外側で重合・定着した膨出部a1を、扉本体S1の外側板11の 開閉側端部において横断面が略倒U字状に形成してある。
【0022】 前記内側板12の屋内(図において下方)に向け突出・折曲した突起片bに密 封体m1を嵌入・固定し、該密封体m1を被覆する被覆部rを、扉本体S2の外側 板22の端部に折曲・形成し、この被覆部rに重合・定着した膨出部a2を屋内 側に突出・形成し、扉本体S1,S2の閉塞に際し、密封体m1,m2相互間の空所 wに滞溜した水滴の屋内への進入を阻止可能としてある
【0023】 屋内・外での人々の出入に際し、扉本体D、S1,S2の急激な開放もしくは閉 塞で不測の傷害を末然に防ぐため、図1、4の夫々にみるように、上下に夫々ア ームステー16、17、18のような緩衝器を付設するのが好適であるが、この 点についての構造、機能はこの考案の目的、趣旨との関連性が薄いのでその説明 は省略する。なお、図1、4の々における、9、19は把手である。
【0024】
この考案によれば、扉本体の屋内側に弾性状の密封体を上下方向に沿う全長に 亘り一体的に組付け、内・外側板および密封体で扉本体と固定部材との間におけ る空所を屋内側に対し盲孔としてあるので、屋外から前記空所に吹きこんだ水滴 もしくは湿気は屋内への進入を阻止され、屋内は常時、良好な環境に維持可能に して、特に計測器、制御器、通信施設等を設置した場合において防水、防湿の点 から有効である。
【0025】 扉本体下端に対向・配置の誘導体を屋内側から屋外側に向け下方に傾斜状に形 成させてあるので、前記盲孔状の空所を落下する水滴は誘導体を介し速かに屋外 に排出され、扉本体近傍に水滴、湿気の滞溜する惧れがなく、従って扉本体、固 定部材その他の付帯設備が劣化もしくは損耗する懸念もなく永き使用に耐え得る 。
【0026】 両開き形式の扉本体相互の開閉個所に召合せ形式で弾性状の密封体を屋内・外 側に夫々組付けてあるので、蝶番側における固定部材と扉本体との間での空所か らの屋内への水滴、湿気の進入阻止は言うまでもない上に、開閉側での水滴、湿 気の屋内への進入もよく阻止可能で片開き形式の扉におけると同様に、常時、屋 内を好適な環境に維持できる。
【0027】 全体としての構造も徒らに複雑化する惧れもない故、製作容易で、しかも堅牢 にして永き使用に耐え、利用者にとっては多大の出費を要しないで経済的でもあ る。
【図1】片開き式の扉本体を付設したこの考案に係る一
実施例の要部正面図である。
実施例の要部正面図である。
【図2】図1のII−II線拡大要部断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大要部断面図であ
る。
る。
【図4】両開き式の扉本体を付設したこの考案に係る他
の実施例の要部正面図である。
の実施例の要部正面図である。
【図5】図4のV−V線拡大要部断面図である。
【図6】召合せ形式を採用した場合の拡大要部断面図で
ある。
ある。
D 扉本体 S1 仝上 S2 仝上 E 固定部材 E2 仝上 F 仝上 F2 仝上 h 蝶番 i1 仝上 i2 仝上 m1 密封体 m2 仝上 p 仝上 P2 仝上 q 仝上 q2 密封体 u 空所 u2 仝上 v 仝上 v2 仝上 w 仝上 1 外側板 11 仝上 21 仝上 2 内側板 12 仝上 22 仝上 5 誘導体 15 仝上
Claims (2)
- 【請求項1】 外側板端部の屋内側に向け折曲・突出し
た開放部への内側板の接合で扉本体を形成し、該扉本体
の蝶番側と開閉側とで屋内寄りに弾性状の密封体を上下
方向に沿う全長に亘り夫々一体的に組付け、内・外側板
および密封体で扉本体と固定部材との間における空所を
屋内側に対し盲孔とする一方、扉本体下端に対向・配置
の誘導体を屋内側から屋外側に向け下方に傾斜状に形成
させてなる防水設備。 - 【請求項2】 両開き状態の扉本体相互の開閉個所に召
合せ形式で弾性状の密封体を屋内・外側に夫々組付けて
なる請求項1記載の防水設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007186U JP3046158U (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 防水設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007186U JP3046158U (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 防水設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046158U true JP3046158U (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=43180513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007186U Expired - Lifetime JP3046158U (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 防水設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046158U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7483796B2 (ja) | 2022-06-24 | 2024-05-15 | 文化シヤッター株式会社 | 防水具及び該防水具を具備した建具装置 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP1997007186U patent/JP3046158U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7483796B2 (ja) | 2022-06-24 | 2024-05-15 | 文化シヤッター株式会社 | 防水具及び該防水具を具備した建具装置 |
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