JPH0113192Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上げ下げ窓の水密装置に関する考案
である。従来一般に、上げ下げ窓の水密装置は、
その室内側障子の、下框の、下枠対向面の長手方
向の全長に亙つて、合成樹脂製の緩衝材兼用のシ
ール材が、配設してある。然乍、障子は竪框の上
下端に、上下の框を、夫々当接させて、框枠を形
成するので、下框のシール材と、左右の竪框の下
端部分については、シール材が無く、この部分か
らの雨水等の侵入を防止できない問題点があつ
た。

本考案は、上記の問題点を解決し、上げ下げ窓
の下框の、下部に設けた室外側横フランジと、こ
のフランジに密接し、下框及び竪框の結合部の下
面に装着した平板状本体、下端に下枠シール材と
の当接面を有する鉤状垂下部、室外側当接面を有
する両端シール材、及び窓の開口枠（外枠）の左
右の竪枠間に亙り、下枠の長手方向の上面に配備
した下枠シール材等から成る構成を採用する事に
よつて、上げ下げ窓の閉鎖の際に、下枠シール材
と下框の室外側横フランジ及び両端シール材とに
よつて、上げ下げ窓の開口枠（外枠）の下枠と、
室内側障子の下框との間に、左右の竪枠間に亙つ
て、水密性シールを形成する事により、完全な水
密機能と、緩衝効果を具備する、上げ下げ窓の水
密装置を提供する事に在る。

以下、図面に示した本考案の実施例を参照して
本考案の構成を明らかにする。第１図、第２図に
於て、Ｗは建物の壁部の開口部の内周に固着して
設置した通常外枠と呼ぶ、窓の開口枠で、以下開
口枠（外枠）と表示する。次に、Ａは、上記開口
枠（外枠）Ｗの構成枠体の内の、左右の竪枠、Ｂ
は仝じく下枠、Ｃは上枠で、夫々アルミニウム合
金等の金属材料の押出し型材から成り、夫々の両
端部に於て、突合せて組合せ、ビス止めして組立
て、上記開口部へ取付ける。次に、Ｄは、上げ下
げ窓の室内側障子Ｇの左右の竪框、Ｅは仝じく下
框、Ｆは上框で、夫々の框は、開口枠（外枠）Ｗ
と同様の型材で造つて組立て、方形の框内に、ガ
スケツトを介し、窓ガラスｇを嵌装する。第１図
の上記開口枠（外枠）Ｗの竪枠Ａに於て、１は竪
枠Ａの枠基体、２及び３は、夫々枠基体１の中央
附近及び室内側の端部から、間隔を明けて開口側
へ、一体に、直角に延出した案内部材で、室内側
障子Ｇの竪框Ｄの、室外側竪フランジ１２及び室
内側竪フランジ１２ｂ（第４図参照）並に両者の
基部を接続する垂直ウエブ９ａから成る、変形Ｈ
形断面の型材９の、夫々のリツプ溝１０″を有す
る、室外側竪フランジ１２及び室内側竪フランジ
１２ｂの先端部に設置した、先端部１０，１０′
に対応する。そして、８は上記案内部材２の先端
に、分岐して設けたコ字形断面の張出部で、その
一方の内側々面８′は、前記竪框Ｄの先端部１０
の、リツプ溝１０″に装着したモヘア１１と摺接
し、その下端は、窓の閉鎖の際、後記の両端シー
ル材３３の室外側当接面４３に当接する。４は案
内部材２及び３の、略中央附近で、枠基体１から
突出した二条の突条、５は室内側障子Ｇに一端を
固定し、他端を開口枠（外枠）Ｗの上枠Ｃ内に収
納した滑車Ｐを介し、図示しない平衡重錘に継止
したワイヤー、６は上記突条４の上半分につい
て、突条４内に存置するワイヤー５を格納するワ
イヤーカバー、７は枠基体１の案内部材２及び３
の、反対側に設け、直角に一体に延出した竪枠Ａ
の取付縁、１２は前記型材９の室外側竪フランジ
で、垂直ウエブ９ａの室外側端部を、直角に両側
に延出して、一体に成形し、先端に鉤形の突条１
３を附設する。１２ａは室外側竪フランジ１２の
室外面である。次に１４は型材９の垂直ウエブ９
ａの中央附近の外側に、一体に突出して形成した
係止突条、１６は前縁一端に山形係合部１７、そ
の他端に鉤形突条１３′、前縁中央から傾斜縁と
して形成したウエブ１６ａ、室内側竪フランジ１
６ｂを夫々具備する嵌込押縁で、ウエブ１６ａの
先端は係合縁１８を形成する。１９は窓ガラスｇ
と、室外側竪フランジ１２の鉤形突条１３、嵌込
押縁１６の鉤形突条１３との間に装着する、軟質
合成樹脂材、合成ゴム材等から成る水密、気密用
のガスケツト、２０は下框Ｅと一体に押出成形の
際、下框から延出して附設した、室内側障子Ｇの
操作用の把手である。次に第２図の下枠Ｂに於て
２１は断面略角形の中空型材から成る下枠主体
で、その上面を緩斜面２１′として形成し、雨水
の流下を助長する。２２は下枠主体２１と一体に
成形した型材で、室内側障子Ｇの下框Ｅに対向す
る個処に延設し、断面を変形の逆コ字形に形成す
る。尚、２２ａは、その水平ウエブ、２２ｂは、
水平ウエブ２２ａの上面で、下枠主体２１のリブ
２２′には、リツプ溝２３を下枠Ｂの長手方向の
全長に亙つて設け、此処へ室内側障子Ｇの下框Ｅ
が、下枠Ｂの上面に当接した際、下框Ｅの室外側
の、後記の室外側横フランジ３１の下縁３１ｃに
当接させる、軟質合成樹脂材、合成ゴム材等の弾
性及び屈曲性を有し、水密性、気密性の高い、薄
膜の帯状体２４ａから成る、下枠シール材２４の
室内側の基部を装着する。従つて、下枠シール材
２４は、第１図に点線Ｚで示す様に、開口枠（外
枠）Ｗの左右の竪枠Ａ，Ａ間に亙つて、下枠Ｂの
下枠主体２１の緩斜面２１′の上面に配備される。
尚下枠シール材２４の鉤状先端縁４２は、下枠主
体２１の緩斜面２１′の上面に接触し、帯状体２
４ａと緩斜面２１′との間に、緩衝作用を有する
空隙２５を形成するので、下枠シール材２４は、
その弾性及び屈曲性を利用して、後記の下框Ｅの
室外側横フランジ３１の下縁３１ｃと、竪框Ｄの
室外側竪フランジ１２の衝合せ部分の下面に設置
する両端シール材３３との間に、良好な接触（窓
の重量による圧接及びクレセント錠の圧着作用、
並びに必要の際は、下縁３１ｃに鉤状縁３２を附
設して面状接触とする事を含む）を保持し、適当
な水密性、気密性のシール作用を営む他窓を閉鎖
した際の戸当りの衝撃を緩和する緩衝作用をも適
度に具備している。尚、この下枠シール材２４の
構造は、上記と同等の作用及び効果を持つもので
あれば、第２図及び第４図に示した、薄厚の帯状
体２４ａに替え、第３図に示す様に、例えば発泡
ウレタン材、発泡合成ゴム材等、適度の弾性及び
柔軟性を具備する当接座体２４ｂを、前記リブ２
２′と下枠主体２１の緩斜面２１′に設ける、小突
起４７又は之に代る図示しないリツプ溝の間へ装
着し、前記の空隙２５を形成しない構造としても
良い。第２図の下枠Ｂに於て、２６は型材２２の
水平ウエブ２２ｂの室外側の端縁を直角に上下に
一体に延設して形成した下枠フランジで、上向の
先端縁にリツプ溝２６′を具備し、此処へ、下框
Ｅの外側面２８ａに摺接するモヘヤ２６″を装着
する。次に２７，２７′は窓ガラスｇを装着する
際添装する、一対のガスケツト１９の係止用リツ
プで、両者の先端部には、鉤形の突条３４，３５
を配設する。２８は下框Ｅの室内側横フランジ、
２９は中央部に框組立用のビスホールを具備する
補強リブ、３０は下框Ｅの水平ウエブ、３０ａは
その下面、３１は下框Ｅの水平ウエブ３０の室外
側端部の端縁を、直角に上下両側に延設して、一
体に形成した、下框Ｅの長手方向全体に及ぶ室外
側横フランジで、その下縁３１ｃには、必要に応
じ鉤状部３２を附設する。次に、第１図、第２
図、第４図及び第５図に於て、３３は下框Ｅの水
平ウエブ３０の下面３０ａにその平板部Laの上
面Lbを密接して固着し、竪框Ｄの下端部へ、竪
框装着部Ｒによつて装着した、合成樹脂製の射出
成形体等から成る固形の両端シール材で、その全
体の形状は、第５図に示す様に双耳状の室外側突
出部Ｘ及び室内側突出部Ｙを具備する平板状本体
Ｌの室外側突出部Ｘの側面の下部に、下面を下枠
シール材２４との当接面３８を配備した鉤状垂下
部Ｍを設け、更に、その外側を摺接部Ｎとして、
室外側当接面４３を形成して、突出させてある。
上記摺接部Ｎの室外側当接面４３から、開口部の
中心方向へ続き、少し凹ませて設けた室外側々面
Ｑは、下框Ｅの室外側横フランジ３１の外側面３
１ａ及びこれとその端縁を突合せて組合せた竪框
Ｄの型材９の室外側竪フランジ１２の下部の室外
面１２ａと、面一を保持して、結合部Ｈを形成す
る。次に、Q′は室外側横フランジ３１の厚み分
丈け上記室外側々面Ｑに続いて、少し凹ませて設
けた横フランジ接合面、３７は平板状本体Ｌの、
開口部の中心寄りに穿設した、平板状本体Ｌを、
下框Ｅの水平ウエブ３０の下面３０ａへ、密接し
て固着させるビスを挿通するビス孔、Ｒは両端シ
ール材３３を竪框Ｄの下端に装着する為に、平板
状本体Ｌの竪枠Ａ寄りに隆設した竪框装着部であ
る。上記に於て摺接部Ｎの室外側当接面４３は、
上げ下げ窓の室外側障子Ｇの下降による閉鎖に際
し、竪枠Ａの案内部材２の、コ字形断面の張出部
８の、内側々面８′の下端と、前記竪框Ｄの先端
部１０の、リツプ溝１０″に嵌装したモヘヤ１１
の下端で当接する。亦、上記室外側突出部Ｘの摺
接部Ｎの反対側の、室内側突出部Ｙの摺接部Ｓの
室内側当接面４４は、竪框Ｄの他の一方の先端部
１０′の下端、即ち、リツプ溝１０″に嵌装したモ
ヘヤ１１の、下端に於て、開口枠（外枠）Ｗの竪
枠Ａの案内部材３の、先端内側のシール面４５に
当接する。尚、摺接部Ｓの室内側当接面４４に続
き、夫より少し凹ませて設けた室内側々面Ｔは、
前記室外側々面Ｑと仝様の構成、そして、上記室
内側々面Ｔに続いて、更に少し凹ませて設けた横
フランジ接合面T′は、室外側突出部Ｘの横フラ
ンジ接合面Q′と仝様、嵌込押縁１６の室内側竪
フランジ１６ｂの下端と、室内側横フランジ２８
の内側面２８ｂに当接する。但し、上記室内側横
フランジ２８は、水平ウエブ３０に一体的に接合
していて、室外側の様に、その下縁が、下枠Ｂの
水平ウエブ２２ａの上面２２ｂに接触する構成で
はないので、この部分で水密作用は行わない。
亦、第２図に於て、３９は下框Ｅのガラスｇの係
止用リツプ２７，２７′の接続ウエブ２９に底面
を接合して介在させたスペーサ、４０は施錠用の
クレセント錠で、室外側ガラス障子G′の下框E′に
設置した鉤形金具４１に係合させて、上げ下げ窓
の施錠を行う。

本考案の実施例は、上記の部分構成を有する
が、以下、その作用を説明すると、上げ下げ窓を
閉鎖する際には、先づ、室内側障子Ｇの把手２０
に手指を掛けて、室内側障子Ｇを引降すと、その
竪框Ｄの型材９の先端部１０，１０′のリツプ溝
１０″に装着したモヘヤ１１が、竪框Ｄを釣込ん
だ、竪枠Ａの案内部材２の内側々面８′及び案内
部材３のシール面４５に摺接し乍ら下降し、やが
て、下框Ｅの室外側横フランジ３１の下縁３１
ｃ、又は上記下縁３１ｃに附設した鉤状縁３３を
下枠Ｂの上面に敷設した、下枠シール材２４の帯
状体２４ａ或は当接座体２４ｂの上面の当接面２
４ｃへ当接し、加えて、室内側障子Ｇの自重によ
り、下枠シール材２４の当接面２４ｃに密着し、
水密及び気密状態を具現し、一方、下框Ｅの室内
側横フランジ２８の外側面２８ａは、下枠Ｂの型
材２２のフランジ２６のリツプ溝２６′に装着し
たモヘヤ２６″に摺接する。尚、その際、下框Ｅ
の左右両端部では、下框Ｅの水平ウエブ３０の下
面３０ａに当て竪框装着部Ｒにより、竪框Ｄの下
端に装着し、下框Ｅの水平ウエブ３０の下面３０
ａに、ビス孔３７から挿通して螺着したビスによ
り、水平ウエブ３０の下面３０ａに固着した、第
５図に示す合成樹脂製の両端シール材３３は、そ
の平板状本体Ｌの下面Lcが下枠Ｂの型材２２の
水平ウエブ２２ａの上面２２ｂに当接し、鉤状垂
下部Ｍの下部の当接面３８が、下枠シール材２４
の当接面２４ｃに当接し、亦、摺接部Ｎの室外側
当接面４３が、竪枠Ａの案内部材２のコ字形断面
の張出部８の下端の、内側々面８′に当接し、摺
接部Ｎの反対側の室内側突出部Ｙの摺接部Ｓの室
内側当接面４４が、竪枠Ａの案内部材３の先端部
内側のシール面４５に当接する。そして、上記の
状況に際し、本考案の実施例によれば、下枠シー
ル材２４が、帯状体２４ａの場合には、その鉤状
先端縁４２が、下枠Ｂの型材２２と一体に成形し
た下枠主体２１の、緩斜面２１′の上面に当接し
た状態で、両端シール材３３の鉤状垂下部Ｍの下
面の当接面３８及び下框Ｅの室外側横フランジ３
１の下縁３１ｃ、又は附設した鉤状縁３２を、帯
状体２４ａの上面の当接面２４ｃで当接するの
で、帯状体２４ａの材質が具備する弾性及び前記
緩衝用の空隙２５の空気ダンパー的な緩衝作用に
よつて、一方、下枠シール材２４が、当接座体２
４ｂの場合には、夫自体がクツシヨン作用の強い
発泡材の緩衝機能により、戸当りの際に効果的な
緩衝作用を発揮する。亦、上記に於て、室外側横
フランジ３１の下縁３１ｃに、鉤状縁３２を附設
すれば、両者の接触面積の増大によつて、一層柔
軟な戸当りが得られる。上記の経過により室内側
障子Ｇが閉じられた状態では、下枠Ｂの長手方向
の全長に亙り配備して装着した下枠シール材２４
の上面の当接面２４ｃと、下框Ｅの室外側横フラ
ンジ３１の下縁３１ｃと、両端シール材３３の鉤
状垂下部Ｍの当接面３８は密着し、同時に、両端
シール材３３の摺接部Ｎの側面の室外側当接面４
３が、竪枠Ａの案内部材２の、コ字形断面の張出
部８の一方の内側々面８′の下端に当接し、更に、
両端シール材３３の平板状本体Ｌの室外側突出部
Ｙの側面の摺接部Ｓの室内側当接面４４が、竪枠
Ａの室内側の案内部材３の先端部の内側のシール
面４５に当接し、且、従来の金属サツシでは、竪
框及び下框の結合部、並に竪枠の下端に形成され
ていた侭の空間を、本考案の場合には、両端シー
ル材３３の平板状本体Ｌにより埋めて、上記空間
を排除すると共に、その平板状本体Ｌの下面Lc
を下枠Ｂの水平ウエブ２２ａの上面２２ｂに密接
させる事によつて、従来は、特に困難であつた竪
框Ｄの下端及び竪枠Ａの下部と下枠Ｂの端部の隙
間を回つて、室内側に侵入して来る雨水等の浸込
水分を、簡単な一体ブロツクの合成樹脂製の両端
シール材３３及び下枠シール材２４の協働作用に
よつて、略完全に遮断する事を可能にした。亦、
この構成は、単に水密性を向上させる丈けでな
く、室内の、外気に対する完全な気密性をも確保
できるので、暖冷房を含むエアコンデイシヨニン
グの効率が高められる他、砂塵、花粉等の有害物
質の侵入をも防止できる。

以上説明した通り、本考案の上げ下げ窓の水密
装置によると、従来の物の様に、シール実施部位
が、上げ下げ窓の室内側障子の、下框と竪框丈け
で、左右の竪枠間の長手方向の全長に亙つて装着
していない状態と比較すると、格段に優れた水密
機能を、簡単な構造で、併も安価な合成樹脂製の
一体ブロツクの両端シール材３３を使用する事に
よつて具現する事が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の、一部を断面で示し
た、第２図−線に於る平面図、第２図は仝じ
く実施例の縦断側面図、第３図は下枠シール材２
４の第１図及び第２図と異る実施態様の変型の断
面図、第４図は両端シール材３３の装着状態を示
す要部の斜視図、第５図は両端シール材３３の斜
視図である。 図の主要な部分を表す符号の説明、Ａ……竪
枠、Ｂ……下枠、Ｄ……竪框、Ｅ……下框、Ｇ…
…（上げ下げ窓の）室内側障子、ｇ……窓ガラ
ス、１……（竪枠Ａの）枠基体、２，３……案内
部材、８……張出部、８′……内側々面、９……
型材、１０，１０′……先端部、１２……室外側
竪フランジ、１２ａ……室外面、２１……下枠主
体、２１′……（下枠主体２１の）緩斜面、２２
……型材、２２ａ……水平ウエブ、２２ｂ……上
面、２４……下枠シール材、２４ａ……帯状体、
２４ｂ……当接座体、２４ｃ……当接面、Ｚ……
（第１図に於る下枠シール材２４の配設状況を示
す）点線、２５……水平ウエブ、２８……室内側
横フランジ、２８ａ……外側面、２８ｂ……内側
面、３０……水平ウエブ、３０ａ……下面、３１
……室外側横フランジ、３１ａ……外側面、３１
ｂ……内側面、３１ｃ……下縁、３２……鉤状
縁、３３……両端シール材、Ｌ……平板状本体、
La……平板部、Lb……上面、Lc……下面、Ｍ…
…鉤状垂下部、３８……当接面、Ｎ，Ｓ……摺接
部、４３……室外側当接面、４４……室内側当接
面、Ｑ……室外側々面、Q′……横フランジ接合
面、４５……シール面、Ｈ……結合部、Ｒ……竪
框装着部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓の開口枠（外枠）Ｗの、左右の竪枠Ａ，Ａ間
   に亙り、下枠Ｂの長手方向の下枠主体２１の上面
   に配備した下枠シール材２４と、上記開口枠（外
   枠）Ｗ内に装着する、上げ下げ窓の室内側障子Ｇ
   の、下框Ｅの下部に設け、上記室内側障子Ｇを下
   降させた際、上記下枠シール材２４の上面に、そ
   の下縁３１ｃが当接する、下框Ｅの水平ウエブ３
   ０の室外側端部を、直角に両側に延長して一体に
   形成した、下框Ｅの長手方向全体に及ぶ室外側横
   フランジ３１と、竪枠Ａ寄りの室外側及び室内側
   の両側に、双耳状の室外側突出部Ｘ及び室内側突
   出部Ｙを具備し、その室外側突出部Ｘの側面に、
   室外側当接面４３を形成する摺接部Ｎと、夫に続
   いて少し凹ませて設け、下框Ｅの上記室外側横フ
   ランジ３１の左右の端部の外側面３１ａ及びこれ
   と組合せて組立た竪框Ｄの型材９の、室外側竪フ
   ランジ１２の下部の室外面１２ａと、面一を保つ
   て結合部Ｈを形成する室外側々面Ｑと、夫に続い
   て、更に少し凹ませて設けた、室外側横フランジ
   ３１の内側面３１ｂに密接する横フランジ接合面
   Q′と、加えて、底面に前記下枠シール材２４と
   の当接面３８を配備した鉤状垂下部Ｍとを、少な
   くとも配設し、亦、前記室内側突出部Ｙの側面
   に、室内側当接面４４を具備する摺接部Ｓを、少
   なくとも配設し、且、その平板部Laの上面Lbを、
   下框Ｅの水平ウエブ３０の下面３０ａに密接させ
   て固着した、平板状本体Ｌを具備する、左右２個
   の両端シール材３３とから成り、上げ下げ窓の閉
   鎖の際、窓の開口枠（外枠）Ｗの下枠Ｂの下枠本
   体２１の上面に配備した下枠シール材２４の当接
   面２４ｃへ、少なくとも、下框Ｅの室外側横フラ
   ンジ３１の下縁３１ｃと、鉤状垂下部Ｍの当接面
   ３８とが、夫々当接し、亦、下框Ｅの左右の端部
   の、水平ウエブ３０の下面３０ａに固着した、左
   右２個の両端シール材３３の、平板状本体Ｌの室
   外側突出部Ｘの側面の、摺接部Ｎの室外側当接面
   ４３が、竪枠Ａの案内部材２の、張出部８の内
   側々面８′の下端と、亦、室内側突出部Ｙの側面
   の、当接部Ｓの室内側当接面４４が、竪枠Ａの案
   内部材のシール面４５に夫々当接し、更に両端シ
   ール材３３の平板状本体Ｌの平板部Laの下面Lc
   が、下枠Ｂの型材２２の上面２２ａに当接して、
   窓の開口枠（外枠）Ｗの左右の竪枠Ａ，Ａ間に亙
   り、水密性シールを形成した、上げ下げ窓の水密
   装置。