JPH059735B2 - - Google Patents

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JPH059735B2
JPH059735B2 JP57074456A JP7445682A JPH059735B2 JP H059735 B2 JPH059735 B2 JP H059735B2 JP 57074456 A JP57074456 A JP 57074456A JP 7445682 A JP7445682 A JP 7445682A JP H059735 B2 JPH059735 B2 JP H059735B2
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JP
Japan
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vial
inspection
chuck
light
spindle
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JP57074456A
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JPS57186159A (en
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Uein Nikoruson Deebitsudo
Guren Sumisu Rarii
Bureiton Deiniiasu Harorudo
Rei Obaare Ronarudo
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Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
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Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPS57186159A publication Critical patent/JPS57186159A/ja
Publication of JPH059735B2 publication Critical patent/JPH059735B2/ja
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
    • G01N21/9018Dirt detection in containers
    • G01N21/9027Dirt detection in containers in containers after filling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07CPOSTAL SORTING; SORTING INDIVIDUAL ARTICLES, OR BULK MATERIAL FIT TO BE SORTED PIECE-MEAL, e.g. BY PICKING
    • B07C5/00Sorting according to a characteristic or feature of the articles or material being sorted, e.g. by control effected by devices which detect or measure such characteristic or feature; Sorting by manually actuated devices, e.g. switches
    • B07C5/04Sorting according to size
    • B07C5/12Sorting according to size characterised by the application to particular articles, not otherwise provided for
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    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
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    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
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    • GPHYSICS
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は検査機、特に、皮下注射ないし非経口
投与に適した医薬液が充填されていて、使用時に
は注射針が繰返して抜き差ししうる栓により閉塞
されたバイアルの検査に適したバイアル検査機に
関する。しかし、本発明はこれに限定されること
なく、その他の容器ないし物体の検査にも適用で
きるものである。
例えばビン、バイアル、アンプル、カプセル、
ガラスなどの透明容器を検査する検査機には種々
の型式がある。ターレツト上の8本の垂直チヤツ
クに搬入コンベヤーからピツクアツプされたバイ
アルが、駒送り回転されるターレツトに伴なわれ
て1個ずつ検査場へと移送され、そこで底から照
明されるとともに、電子カメラにて観察されるよ
うに構成されている。この検査機においては、各
チヤツクにはモーターが設けられていて、バイア
ルが検査場を通過する時に、充填されている液状
内容物に旋回流を起すべく、各チヤツクを回転さ
せるようになつている。しかも、検査場において
は、チヤツクとそれに保持されたバイアルとは回
転停止させられて、内容物のみが旋回流を起し続
けるようになつている。この公知の検査機におけ
るバイアルの底からの照明は、光伝送性繊維束を
介して行なわれ、また、検査カメラは、連続撮像
して、電子的に比較することにより、内容物にお
ける粒子状異物の有無を検出するようになつてい
る。ともかく、バイアルは、搬送時のみならず、
スピンをかける時でもバイアルないしその他の容
器のネツク部を保持する4本のバネ付勢式ピンに
より、チヤツクに保持される構成をしている。そ
して、例えば欠陥品が見つかると、或いは欠陥品
がなく検査を終えると、中央エゼクト用プランジ
ヤーによりチヤツクから外されるようになつてい
る。
従つて、本発明は、側面と端面とを外部に露現
させるべく挾持される表面を端部に有する、バイ
アルないし類似の物体を検査するための機械であ
つて、前記物体を検査のために担持すべく前記表
面にて挾持する複数のチヤツクと、検査場にて複
数個の物体が同時に露現するように、互いに所定
間隔おきに近接して列をなして所定軌道に沿つて
物体を移動させるべく前記チヤツクを移動させる
手段と、前記検査場の手前にて前記チヤツクに物
体を順次供給する手段と、物体が前記検査場を通
過するに当り、各物体を照明する手と、からな
り、前記検査場を通過する時に同時に露現される
物体の数が、物体の比較検査またはパターン検査
を前記検査場にて行うのに充分な数になつている
ことを特徴とするバイアル検査機を提供するのを
目的としてなされたものである。
本発明の最良の実施態様によれば、検査すべき
物体、例えば、充填して閉塞したバイアルは、コ
ンベヤーを介して充填工程から送られ、軸方向に
移動自在で、しかも、回転自在な複数のチヤツク
により上端において保持された後、チヤツクから
下方へ垂下した状態で送られて来る。そして、第
1検査場を通過するに当つて、大ていの場合、バ
イアルは低速回転させられ、同時に、側面、上
方、背面、それに、底面から強力な光に照明され
るようになつている。バイアル担持用チヤツク
は、閉塞したバイアルのキヤツプの上面を吸引す
ることによりバイアルを保持する真空吸引式であ
るのが望ましく、こうすることにより、バイアル
のキヤツプの上面を除く全てが露現されるととも
に、通常の照明光と、バイアルと共に移動する下
方からの強力な照明光とにより外部から照明され
ることになる。
このように照明すると、バイアルの底に沈下し
ている粒子状であつて、撹拌して浮遊させなけれ
ば検出できない異物を除けば、バイアルの割れ目
とかキズなどの欠陥を裸眼で検出することができ
る。
バイアルに含まれている液体が透明であれば、
粒子状異物の有無についても検査するのが望まし
い。これは、軸方向に移動自在で、しかも、回転
自在なチヤツクに垂下した状態で支持されている
バイアルを、第1検査場を通過した後に高速、例
えば、500rpmにて回転させることにより、バイ
アル内の薬液に旋回流を起して異物を浮遊させれ
ば容易に達成しうる。バイアルをこのように高速
回転させる時は、チヤツクのスピンドルを囲繞す
る回転カツプにバイアルを収納すべく上昇させて
安定させるのが望ましい。そして、バイアルの高
速回転は、バイアルが第1検査場から第2検査場
へとチヤツクに支持されて移動している時に、高
速駆動されている駆動ベルトと回転カツプとが接
触し、バイアルをカツプごと回転させることによ
つて達成しうる。このスピン工程が終ると、慣性
回転しているチヤツクとカツプ、それに、チヤツ
クに吊り下げられ、カツプの中にあるバイアルも
停止させられるが、バイアルの中の薬液は旋回流
を起したままになつている。この状態も保ちつ
つ、バイアルを第2検査場に移送する。従つて、
薬液の旋回流により、バイアル内の異物は浮遊す
るわけであるから、第2検査場でその異物の有無
を検査するのは容易である。言うまでもなく、第
2検査場においても、底方より強力な照射光によ
り照明されるようになつている。
各検査場においては、バイアルは複数個ずつ、
互いに隔離しているものの、近接して列をなして
監視窓を横切るように通過するから、検査員とし
ては、相当の時間にわたつてバイアルを観察する
ことができる。また、複数個のバイアルが同時に
監視窓に現れるから、隣り合つたバイアルの比較
検査を行うことができるし、また、観察している
全てのバイアルのパターンから、そのパターンと
は異つたバイアルの検出、即ち、パターン検査も
行うことができる。パターン検査を行うのであれ
ば、個々のバイアル検査も容易であり、これは、
バイアルを別々に手作業にて検査する方式に比べ
れば、大きな進歩である。
先程バイアルを高速回転させることについて説
明したが、これはバイアル内の異物の有無の検査
に備えて行うのかどうかに関係なく、バイアル内
の薬液成分の混合を行う目的を達成するために高
速回転させても良い。これは、特に、バイアルに
撹拌混合すべき成分が含まれている場合に好都合
である。他方、バイアル内の内容物が半透明、な
いし、透明でなく、しかも、異物の有無について
検査し難いものであれば、スピン工程と第2検査
場を省略することもできる。
スピン工程において駆動ベルトの駆動力をバイ
アルに伝達するのに用いた回転カツプは、他の工
程においてチヤツクを回転させるか、あるいは、
その回転を制御するのに用いられるようにするの
が望ましい。例えば、バイアルが第1検査場を通
過する際、低速駆動ベルトと接触してバイアルを
低速回転させるべく回転されるようにするのも一
例である。
前述のプロセスにて検査を行う検査機として
は、垂直軸を中心に回転自在で、その外周部に軸
方向移動自在かつ回転自在のスピンドルであつ
て、下端にチヤツクを有し、前記垂直軸を中心に
して配置したカム手段により所定の高さレベルに
位置決めされたスピンドルを支持するターレツト
で構成する。そして、真空吸引式チヤツクを、ス
ピンドル内の吸気路を介して、所定回転角位置に
おいて真空源と連通したり、また、別の回転角位
置において加圧空気源と連通するマニホルドと連
通させる。こうすれば、バイアルがターレツトの
回転に伴つて放出位置に来ると、スピンドル内の
吸気路がマニホルドを介して加圧空気源と連通す
ることにより、バイアルはチヤツクから解放され
る。チヤツクへのバイアルの供給は、ターレツト
の回転と同期したスプロケツト車の如きの搬入手
段を介して供給コンベヤーから行なわれるように
しても良い。また、検査済みのバイアルは、ター
レツトから放出されて、例えば搬出スプロケツト
車の如きの搬出手段を介して搬送コンベヤーへ送
られるようにしても良い。
検査の際、何らかの理由で欠陥品とみなされた
バイアルは、検査員が指でバイアルを突くと、吸
引チヤツクから外すことができるとともに、外さ
れたバイアルは回収板へと落下し、然る後、掃引
アームによつて掃き集められた後、シユートを介
して排除コンベヤーへと送られる。この排除コン
ベヤーは、手作業による再検査場へと連らなつて
いても良い。
バイアルが検査場を通るに従つて、このバイア
ルと共に移動する底方からの強力な照明光は、例
えば光伝送性繊維束の如きの光伝送部材を介して
得られるようにするのが望ましい。この場合、光
伝送部材の投光端は、バイアルの移動路の下方に
おいて投光盤に取付けるとともに、ターレツトと
共に移動するようにして、バイアルが各検査場を
通過する時にはそのバイアルの底部と投光端とが
常に一致するようにする。この光伝送部材は、投
光盤のリムからスポーク状をなす掃引アームを介
してターレツトの回転軸の方へと延在するととも
に、受光端ないし入光端は、光源ランプの上方を
通過する時に光源ランプからの光を受光するよう
に位置決めする。こうすれば、バイアルが検査場
を通ると同時に、光伝送部材の入光端も光源ラン
プを通過することになるから、このランプからの
光は光伝送部材を介して検査場を移動しているバ
イアルを底より照明することになる。
また、ライトボツクスを設けて、各検査場にて
バイアルを側方、上方、そして、後方から照明す
るようにしても良い。このライトボツクスには、
半透明性背面光パネルを設けて、白熱電球により
背面から、また、1本ないしそれ以上の螢光灯で
上方から照明されるようにしても良い。このライ
トボツクスは、チヤツク用スピンドルとチヤツク
に吸引保持されたバイアルの移動軌跡の内側にあ
つて、例えば搬出用と搬入用スプロケツト車との
間であつて、バイアルがチヤツクに吸引保持され
る位置の直前と、バイアルがチヤツクごと上昇さ
れて、スピンをかけるために回転カツプに収納さ
れる位置とにおいて、バイアルの移動を妨げるこ
となく延在する支持体によつて支持されている。
本発明による検査機が、種々のバイアルの検査
に使えるようにするためにも、スピンドル装置を
支持する手段は、搬入用および搬出用スプロケツ
ト車と投光盤の高さに対して垂直方向に調節自在
となつている。これは、チヤツク支持体またはタ
ーレツトを、スプロケツト車が装架されている機
械のベースに対して垂直方向調節自在な頂部のク
ロスヘツドにあるスラストベアリングにより、垂
下方向調節自在に位置決めすることにより達成せ
られる。バイアルの底の直径が異るとか、形状が
異つている場合、搬入用及び搬出用スプロケツト
をそれに適したものと取替えできるようにし、ま
た、回転カツプ内の保持スリーブも取替えできる
ようにすれば良い。
以後、添付図面を参照しながら、本発明の好ま
しい一実施例を詳述する。
添付図面に示した検査機は、内容物として注射
用薬液を充填した密封ピン、即ち、バイアルに特
に適したものとして図示してある。このバイアル
は第1図に示すように、玉縁付きネツク12を有
する本体10と、該本体内に充填されている薬液
の取り出しにあたつて、皮下注射用注射針が繰返
して抜き差される中心部15を有し、ネツク12
におけるバイアルの開口を閉塞するゴム栓14と
で構成されている。更に、このゴム栓14は、両
側がネツク12の玉縁の下部とゴム栓14の上面
における外周部とをクランプしている金属製カツ
プないしシール材16により、本体10に対して
密封されている。このように密封されたバイアル
においては、ゴム栓14の中心部15の汚染を防
ぐためにキヤツプ20が設けられているが、この
キヤツプ20には突起19が一体形成されてい
て、シール材16の部分であつて、ゴム栓14の
中心部を囲繞する内周部18に突入している。シ
ール材16の内周部18は、図示されていない
が、残りの部分から容易に外れるように、ミシン
目の如きの適当な脆弱線により、シール材16の
残りの部分から区画されている。このように、未
使用時におけるバイアルは、シール材16とキヤ
ツプ20とによりゴム栓14が完全に被覆された
状態となつているが、使用するにあたつては、キ
ヤツプ20を外す必要がある。これは、キヤツプ
20の外周縁の何処か1ケ所を引きあげて、シー
ル材16の内周部18が脆弱線に沿つて突起19
と共にシール材16の残りの部分から切れて外れ
るようにすれば良い。このようにキヤツプ20を
外せば、ゴム栓の中心部15が外部に露現し、か
くて、いつでも注射針の抜き差しができるように
なる。このようなバイアルが本発明による検査機
に使えるためには、キヤツプ20の上面には連続
したリムが形成されていて、検査機の構成部品で
ある吸引チヤツク36がキヤツプ20の上面に当
接して、吸引保持し得るようにする必要がある。
換言すれば、少くともキヤツプ20の上面は、検
査時におけるバイアルは吸引チヤツク36に吸引
保持されたままではあるが、必要に応じて検査員
がいつでもバイアルを吸引チヤツク36から取り
外せるようになつているとともに、検査時にキヤ
ツプに不必要な応力がかからないようになつてい
る。事実、第1図に示した構成のバイアルでは、
本発明による検査機における検査のための取扱い
時に作用する圧力(ストレス)に耐えられるのが
わかつたし、また、吸引チヤツクにより吸引保持
されているバイアルを、例えば欠陥品との理由で
検査員が取り外しても、キヤツプ20だけが外れ
る、即ち、吸引チヤツクに取り残されるようなこ
ともないことがわかつた。
第2図に本発明による検査機を示す。この検査
機は、この機械の駆動機構と種々の制御装置とを
収納するベースキヤビネツト22を備えている。
このキヤビネツト22の天板23は平坦な板であ
つて、或る種の内容物を充填したバイアルが別種
の内容物を充填したバイアルとが入れ替つたり、
混じり合つたりするのを防ぐために、検査すべき
バイアルを切り替える時には、天板23の上面全
体が露現されるようになつている、即ち、見渡せ
るようになつている。
ベースキヤビネツト22上には、ハウジング2
4がコーナー柱25を介して装架されている。ハ
ウジング24の両側には、第1検査場Aと第2検
査場Bとがあつて、夫々の検査場A,Bはハウジ
ング24に支持され、かつ、それより突出するフ
ード26,28により覆われている。搬入コンベ
ヤー30は、搬入用ウオーム32へとバイアル3
5を一列に搬送するようになつており、ウオーム
32に達したバイアル35は、搬入用スプロケツ
ト車34へと搬入されて、ターレツト40上に複
数のスピンドル装置38に担持された複数の吸引
チヤツク36の下方にあるピツクアツプ区域Pへ
と順次供給される。後程詳しく説明するように、
ターレツトと共に移動する吸引チヤツク36はバ
イアル35を吸引保持しながら、第1検査場Aを
通り、その後、第2検査場Bを通り、その後吸引
保持しているバイアル35を搬出用スプロケツト
車44に引き渡すようになつている。搬出用スプ
ロケツト車44に引きつがれたバイアルは、搬出
コンベヤー46に引渡されて搬出される。尚、搬
出コンベヤー46は、搬入コンベヤー30と連続
している、即ち、いづれかが他方の延長部をなし
ていても良いものである。
各検査場A,Bを形成し、かつ、それを覆う対
応するフード26,28は、吸引チヤツク36に
吸引保持されてその検査場を横切るように移動す
るバイアルに容易に届く所にいる検査員の頭と肩
とを覆うように構成された頂壁と側壁とで構成さ
れている。各フード26,28に囲まれた部分で
あつて、ハウジング24の側壁とほぼ同一平面に
は、第3図に示すように監視窓42が各検査場
A,Bごとに設けられている。この監視窓42
は、上部遮蔽板140と、クロスバー141が載
置されている弧状にわん曲した下部遮蔽板142
と、側遮蔽板144とで形成されている。下部遮
蔽板142と側遮蔽板144とは共に取り外し自
在とするのが望ましく、そうすれば、例えば清掃
とか、落下したバイアルを取り出すとかの必要時
に、天板23を露現させることができる。また、
各検査場A,Bに対応するベースキヤビネツト2
2の側方には、機械の作動を制御するための足踏
式制御ペダル27が配置されている。また、監視
窓42の幅としては、互いに連らなつたいくつか
のバイアルについて比較検査ないしパターン検査
を同時に行うのに都合が良いように選ばれてい
る。そのように選定した幅を有する監視窓42か
ら見えるバイアルの本数は、検査すべき内容物の
種類に応じて適当にすれば良いのではあるが、簡
単なバイアルならば少くとも5本あれば良い。図
示の実施例においては、9本のバイアルが監視窓
42から同時に見えるようにしてある。
第5図に垂直断面図にて示すように、検査機は
ターレツト用シヤフト50を有している。このシ
ヤフト50は、ベースキヤビネツト22の天板2
3に設けた下部ベアリング52と、機械の頂部に
おける板状クロスヘツド56に装架した上部ベア
リング54との間を延在して回転自在であるとと
もに、垂直方向へいくらか調節自在となつてい
る。即ち、シヤフト50の垂直方向への調節は、
上部ベアリング54の上端に乗りかかつているス
ラストカラー58を調節することによつて行うこ
とができる。このカラー58は、同時にシヤフト
50の重量を支えている。クロスヘツド56は、
4本のコーナー柱60に装架されているが、単に
柱60に対して固定されているのではなくて、柱
60の軸芯方向に調節自在となつていて、スクリ
ユー型ジヤツキ62を操作することにより、上昇
下降させることができる。このジヤツキ62は、
検査機の両側に1対ずつ設けられており、各対の
ジヤツキ62はシヤフト64により連結されてい
る。そして、二対のジヤツキ62は、計4基の全
てのジヤツキ62が協働してクロスヘツド56を
上昇下降させることができるように、チエーン6
6で連係されている。シヤフト50の下端は下部
ベアリング52、そして、天板23を貫通してい
て、天板23の下方にて、スプールギヤ70によ
り駆動される大径駆動ギヤ68が固着されてい
る。これらのギヤ70,68は相当の厚みを有し
ているので、たとえシヤフト50を垂直方向に前
述のように位置調節しても、両者が常時係合した
状態を保つことができる。第5図においては、タ
ーレツトは上方位置に設定されたものとして示し
てある。
ターレツトは40を以つて図示されている。こ
のターレツト40は、シヤフト50のほぼ中間部
に固定され、かつ、複数の放射状のリブ74によ
り補強されたスピンドル支持板72で構成されて
いる。各リブ74は、シヤフト50と支持板72
とにその内縁と下縁が固着されているばかりでは
なくて、支持板72の上方においてシヤフト50
に固着された円盤76にも上縁が固着されてい
る。更に、円盤76の上方におけるシヤフト50
の部分には、マニホルド弁板78が垂直方向に摺
動自在に装架されているとともに、クロスヘツド
56に支持された環状マニホルド80に付勢され
ている。尚、この弁板78の作用については、後
程第9図を参照しながら詳述する。シヤフト50
上のスピンドル支持板72の外周部には、円形リ
ム82が装着されている。この円形リム82は、
複数対のボールベアリング84の外レースを支持
している。そして、これらのボールベアリング8
4は、回転カツプ88の軸棒86を回転自在に支
持している。軸棒86を有する回転カツプ88
は、第6図と第7図とを参照しながら後述するよ
うに、バイアルを保持する吸引チヤツク36のた
めのスピンドル装置38を構成するものである。
第5図からみてわかるように、吸引チヤツク36
は、検査場通過時にバイアル35を実線にて示し
た直立状態で支持するようになつている。
スピンドル支持板72の下方であつて、しか
も、チヤツク36に吸引保持されているバイアル
35の下方において、シヤフト50に円形の投光
盤90が配置されている。この投光盤90は、天
板23上に支持され、かつ、投光盤90の外周に
沿つて互いに隔離された複数対のローラにその外
周部が挾持された状態で、天板23と平行な平面
にて回転自在に支持されている。そして、この投
光盤90は、シヤフト50に固定したブラケツト
96から突出し、投光盤90上に設けたソケツト
98に摺動自在に嵌合する駆動ピン94により、
シヤフト50の回転と同期して回転させられるよ
うになつている。投光盤90の外周部には、投光
用リム100が装着されていて、この投光用リム
100に、複数の光伝達素子、好ましくは光伝送
性繊維束102の投光端が、後述のようにスピン
ドル装置38により保持されているバイアルの長
手軸芯と一致し、しかも、その下方に来るように
接続されている。このように投光端が投光用リム
100に連結された光伝送性繊維束102は、ス
ポーク状アーム104上の筐体103を延在し
て、投光盤90と覆い板106との間の環状空間
まで延在している。この環状空間内に位置してい
る光伝送性繊維束102の集光端は、投光盤90
に形成され、かつ、円形に配置されている集光穴
108に固定されている。他方、光源としての複
数のランプ110は、投光盤90の下方において
集光穴108の移動軌跡に沿つて配置されている
から、投光盤90がシヤフト50と共に同期して
回転するにつれて集光穴108がランプ110の
上方を通過すると、ランプ110からの光は光伝
送性繊維束102を介してバイアル35に投光さ
れる。そして、ランプ110の位置としては、検
査場A,Bを通過しているバイアルのみが照射さ
れるようにすれば良く、いづれかの検査場しか使
わないのであれば、ランプ110はシヤフト50
の片側だけに設けても良い。
スポーク状アーム104の直下には、排除され
たバイアルを回収するための環状回収板107が
設けられている。この回収板107には、検査員
が不良ないし欠陥バイアルと判断して、対応する
吸引チヤツクから手作業にて排除した不良ないし
欠陥バイアルが落下するようになつている。その
時、排除されたバイアルは、光伝送性繊維束が延
在しているスポーク状アーム104との間を通過
し、それに伴つて、前記アーム104により回収
板107上でシユート112の開口へと一掃され
る。シユート112の開口に達したバイアルは、
そのシユート112を介して排除コンベヤー11
4へと自重で落下した後、再検査室(図示せず)
へと搬出されるようになつている。
バイアルを検査するにあたつては、そのバイア
ルを下方からばかりではなく、上方、側方、そし
て、後方からも照射するようになつている。この
ため、各検査場A,Bごとに、投光盤90とスピ
ンドル支持板72との間にライトボツクス116
が設けられている。第5図に示すように、このラ
イトボツクス116は、白熱電球120を内蔵
し、前面が透明板118で覆われた箱形の構造体
をなしていて、バイアル35を電球120により
後方から照射するようになつている。ライトボツ
クス116の頂部にあるフードは前方、即ち、対
応する監視窓の方へと突き出て、監視窓を介して
見るバイアルの上方に相当する個所にて一対の螢
光灯122を支持している。透明板118の上縁
には、フイルターまたは偏光スクリーンを支持で
きるように、複数のクリツプ124を設けておく
のが望ましい。それに、監視窓を覆う天窓スクリ
ーンとして、この監視窓の上方においてライトボ
ツクス116に対向する天窓遮蔽板140を設け
る。この遮蔽板140を設けるに当つては、この
遮蔽板がバイアルの移動軌跡に突入することな
く、また、検査員がバイアルを手作業にて排除す
るに妨げとならない程度、検査場A,Bを通過し
ているバイアルから隔離するようにする必要があ
る。更に、各監視窓に第2フイルターまたは偏光
スクリーンを設けても良く、そのため、監視窓の
上方に複数のクリツプ128を設けておく。特
に、偏光スクリーンを用いれば、透明板118の
前面における偏光スクリーンは、逆光をバイアル
の後方の1つの平面に偏光させるが、監視窓にお
ける第2偏光スクリーンは、光をバイアルの前方
の異つた平面に偏光させて、背影光が弱められる
とともに、バイアル内の異物から反射した散乱光
が相対的に強められることから、バイアル内の異
物の有無が容易に検査し得る利点がある。このよ
うなスクリーンは第2検査場Bを異物有無検査場
とすれば、その第2検査場Bに設けるようにする
のが有用ではあるが、図面においては第1検査場
Aに設けたものとして示してある。
ライトボツクス116は、吸引チヤツクに吸引
保持されて移動するバイアルの移動軌跡の内側で
あつて、しかも、操作時に回転する構造体との間
に設けられているから、このライトボツクス11
6を支持するには特別の支持体が必要である。本
発明においては、第4図に示すように、支持板1
30を搬入スプロケツト車34と搬出スプロケツ
ト車44との間に設けて、投光用リム100の内
側で、しかも、バイアルの移動軌跡の内側までリ
ム100を横切つて延在させるとともに、支持板
130にブラケツト132を取り付け、このブラ
ケツト132にライトボツクス116の対応端部
を連結することにより、ライトボツクス116を
支持している。また、ライトボツクス116の他
端部にもブラケツトを連結し、このブラケツトを
介して取付け用アーム134に連結している。こ
の取付け用アーム134は、投光用リムとバイア
ルとの間に隙間を形成するべく、バイアルが回転
カツプ88の中へと上昇させられる位置にて、投
光用リムを横切つて延在している。
スピンドル装置38の詳細なところは第6図と
第7図とに示す。スピンドル装置38は複数設け
られており、回転カツプ88と、ターレツトの円
形リム82にあるベアリング84を貫通する軸棒
86とで構成されている。軸棒86は、下部段肩
と上部にあるカラー87とでベアリング84の内
レースに固定されているから、回転カツプ88は
リム82の直下の所定平面にて軸棒86と一体回
転自在である。ベアリング84を貫通する軸棒8
6は相当の距離にわたつてリム82の上方へ延在
しているとともに、自由端とカツプ88に連らな
る下端とに套管146,148が夫々装着されて
いる。この軸棒86の内部には、軸芯に沿つて貫
通した吸気路152を有する吸引用中空スピンド
ル150が軸芯方向に移動自在に挿入されてい
る。このスピンドル150の下端はカツプ88内
に位置して、中央オリフイスを有する軟質弾性材
よりなる当接デイスク156が設けられた吸引ヘ
ツド154が取り付けられている。このデイスク
156の下面は、バイアル35のキヤツプ20と
気密状態で接触するようになつているから、吸気
路152をほぼ真空状態にすると、デイスク15
6自体がバイアル35を吸引保持するための吸引
チヤツク36を構成することになる。
スピンドル150の上端は軸棒86から更に上
方へと突出しているとともに、この上端近傍にお
いて、例えば止めネジ157によりカラー158
が固着されている。カラー158は、スピンドル
150を上方へ付勢すべくこのカラー158と軸
受けカラー87との間において軸棒86とスピン
ドル150とに装架した圧縮バネ161を囲繞す
るスリーブ160を支持している。スピンドル1
50の上端は、カム従節164に設けたソケツト
162に挿入されている。このカム従節164
は、好ましくは、摩擦係数の小さいプラスチツク
材のブロツクとして構成するのが望ましく、ま
た、そのブロツクに形成するソケツト162は、
スピンドル150の上端面に当接するスラスト軸
受け163を形成するようにする。カム従節16
4の上部には中央スロツト166を形成して、そ
の中にカム板170の下縁と係合する従節ローラ
168を回転自在に支持させる。カム板170
は、細長いバンドを、ターレツト40に支持され
たスピンドル装置38の円形移動軌道に合わせて
円形に曲げることにより形成される。このカム板
170は、クロスヘツド56に固定したレール1
72に従来公知の方法にて取り付けられている。
各カム従節164には、一端がスラスト軸受け
163においてスピンドル150の吸気路152
と連通し、他端がこのカム従節に固定された吸気
管176と連通する吸気路174が形成されてい
る。第5図と第9図とに示すように、対応するカ
ム従節164から延在する吸気管176は、シヤ
フト50の頂部近傍にあつて、マニホルド80の
表面に付勢されている弁板78と接続されてい
る。この弁板78には、ターレツトが搬入スプロ
ケツト車34からバイアルをピツクアツプするピ
ツクアツプ位置に対応する個所Pから、第9図に
示すように、約315゜の弧状を描いて、搬出スプロ
ケツト車44へとバイアルが吸引チヤツク36か
ら放出される位置Dを進んだ個所まで延在する真
空室180が形成されている。また、この弁板7
8には、放出位置Dに対応して、小さな空気吹出
し室182が形成されている。真空室180は吸
気管184に、また、吹出し室182は空気供給
管186に接続されている。弁板78はシヤフト
50により回転させられるようになつており、そ
のため、ターレツトの円盤76に固定した複数の
駆動ピン188が弁板78を貫通することによ
り、シヤフト50の回転力が弁板78に伝達され
るようになつている。この弁板78と円盤76と
の間においてピン188に設けたのは圧縮バネ1
90であつて、このバネにより弁板78はマニホ
ルド80へと付勢されている。このように構成す
ることにより、弁板78がピツクアツプ位置Pか
ら放出位置Dの直前まで回転していると、吸引チ
ヤツク36は真空状態となつて、バイアルをピツ
クアツプ位置Pから放出位置Dへ吸引保持しつつ
搬送するのが、放出位置Dへ来ると、チヤツク3
6には空気が送り込まれて、それまでに吸引保持
していたバイアルを解放するとともに、搬出スプ
ロケツト車44に移送することができる。搬出ス
プロケツト車44に移送されたバイアルは、搬出
コンベヤー46を介して、次の処理場へと供給さ
れる。
スプロケツト車34と44とは取替え自在と
し、特に搬入スプロケツト車34は、トルク解放
自在クラツチを介して駆動されるようにするのが
望ましい。この搬入スプロケツト車34の配置と
その駆動機構の詳細なところは第8図に示してあ
る。図示の如く、搬入スプロケツト車34の駆動
シヤフト200は、ベースキヤビネツト22の天
板23上にある支持ブロツク202に挿入されて
いて、適当なギヤ204により天板23の下方か
ら駆動されるようになつている。このシヤフト2
00の上端には、駆動カラー206がキー溝係合
により装着されている。駆動カラー206には、
弧状切欠き210を有する垂下した外周フランジ
208が形成されており、通常はいづれか1つの
切欠き210にクラツチローラ212が係合して
いる。このローラ212は、シヤフト200に一
体回転自在、かつ、相対摺動自在に装着されてい
る中央底部ベアリング216を有するカツプ21
4に支持されている。また、このカツプ214の
上端は、支持板218に固定されており、この駆
動板218には、シヤフト200の径小上端22
2にかぶせたパイロツトベアリング220を有す
る開口が形成されている。駆動板218は、スプ
ロケツト車により搬送されているバイアルを下方
より支持する支持板224が装架されている。ス
プロケツト車34は、好ましくは合成樹脂製の円
形車であつて、駆動カラー226を有するととも
に、駆動板218上の支持柱に取外し自在に装架
されている。このスプロケツト車34を駆動板2
18上の支持柱に装架するには、つまみ228を
持ちつつ支持柱にかぶせるように装架し、然る
後、ドエルピン225を用いて駆動板218に連
結する。このスプロケツト車34の外周部には、
搬入コンベヤーからバイアル35を受け取り、そ
れのターレツト40へと移送するに適した形状を
なした複数のポケツト230が形成されている。
シヤフト200とスプロケツト車34との間に
おけるトルク解放自在連結方式は下記の如くにな
つている。カツプ214と、それに固定した駆動
板218と、この駆動板に対して取外し自在に連
結したスプロケツト車34を含むスプロケツト送
り装置は、シヤフト200上のカラーとカツプ2
14の底面にあるスラスト座金207との間に介
在させたバネ205により、駆動シヤフト200
に対して上方へと付勢されているから、クラツチ
ローラ212は、シヤフト200にキー溝係合に
より連結した駆動カラー206の外周フランジ2
08におけるいづれか1つの切欠き210と通常
係合している。従つて、通常の状況にあつては、
シヤフト200の回転力は駆動カラー206を介
してスプロケツト送り装置に伝達されて、スプロ
ケツト車34を回転させることができる。ところ
が、例えばバイアルがスプロケツト車34と附近
の構造体との間にはさまるとかの理由でスプロケ
ツト車に抵抗が加ると、クラツチローラ212は
相対的に下降して、それまで係合していた切欠き
210から外れるとともに、駆動カラーの外周フ
ランジ208に乗りかかる。こうなれば、シヤフ
ト200の回転力のスプロケツト送り装置への伝
達が遮断する。記述すれば、ローラ212が前述
のように下降すると、バネ205の付勢力に抗し
てスプロケツト送り装置を一体的に下降させるこ
とになり、これによりバイアル35が吸引チヤツ
ク36から遠ざかる方向へ移動させられる。従つ
て、スプロケツト車34によるバイアルの送りが
順調でない場合、ピツクアツプ位置に来た、或い
は、近ずいているバイアルが吸引チヤツク36に
吸引保持されるようなことはない利点がある。
好ましくは、ローラ212、そして、スプロケ
ツト送り装置の下降に伴つて作動する安全スイツ
チを設けて、異常時は機械を停止させるようにす
るのが望ましい。このため、シヤフト200に中
心孔234を形成し、この中心孔234に作動棒
236を挿入させるとともに、前記作動棒236
の下端をギヤ204の下方に配置した安全スイツ
チ238に連係させる。他方、この作動棒236
をスプロケツト送り装置と連係させるために、シ
ヤフト200にクロススロツト239を形成する
とともに、駆動ピン240を、作動棒236に形
成した孔を貫通するように前記スロツト239に
差込む。そして、このピンをスラスト座金207
にある切欠きに入るようにし、かつ、カツプ21
4の底面に当接させる。従つて、カツプ214が
クラツチローラ212の駆動カラー204からの
係合外れに伴つて下降すると、この下降移動が駆
動ピン240を介して作動棒236に伝達される
から、スイツチ238が作動して機械は停止す
る。
搬出スプロケツト車44も、バイアルを受け入
れる複数のポケツト230が外周部に形成され、
しかも、搬入スプロケツト車34と同様につまみ
228を持ち上げたり、下げたりすることにより
取外し自在となつたものである。この搬出スプロ
ケツト車44にも、第8図に示したのと同一駆動
機構をもたせても良い。
第8図にて断面図を以つて示すように、スプロ
ケツト車34は、バイアル35を受けるべく搬入
コンベヤー30に近接している。そして、第4図
に示すように、スプロケツト車34に受け入れら
れたバイアルは、ピツクアツプ位置Pへと移送さ
れるにつれて、スプロケツト車34と案内ブロツ
ク232との間に保持され、ピツクアツプ位置P
に達すると、ターレツトの吸引チヤツク36に吸
引保持されるようになる。第8図では、このピツ
クアツプ位置Pは図面の右側にあつて、バイアル
35は支持板224上にあるとともに、前述の如
く光伝送性繊維束102の投光端が取付けられい
る投光盤の投光用リムの上方に来ている。この位
置にあつては、スプロケツト車34の支持板22
4の外周縁の内側に来る部分が支持板130にあ
つて、その位置へと案内ブロツク232の下方の
支持体から、スプロケツト車34と44との間の
空間を介して突出している。従つて、支持板13
0の前記部分はスピンドル装置38の円形移動軌
跡の内方へと突出して、ライトボツクス116の
一端にある支持用ブラケツト132を取付けるベ
ースを構成している。
バイアルが第1検査場を通る時は、バイアルを
回転制御するのが望ましく、このために第4図と
第5図に示すように、スピンドル装置38が第1
検査場Aを横切るにつれて、回転カツプ88の円
筒形外周面が、一対の端部プリー252と、遊車
254と、可変速度モーター258により駆動さ
れる駆動プリー256に懸架した駆動ベルト25
0と係合するようになつている。このベルト25
0は、ターレツト40の回転速度に対して種々の
速度にて駆動されるようになつているから、バイ
アルを回転させることなく検査場を通したり、或
いは、検査場を通過する時に選ばれた速度にてバ
イアル35をカツプ88ごと一方向或いは逆方向
に回転させることができる。通常の操作時におい
ては、ベルト50は、第1検査場を通過する時に
バイアル35をゆるやかに回転するように、所定
速度にて駆動されるようになつている。
第2検査場にも同様の駆動ベルトを設けて、第
2検査場Bを通過するバイアル35をカツプ88
と共に回転させるようにしても良い。
透明液体を充填したバイアル、ことに、バイア
ル内にバイアルの底に沈下しやすい粒子状異物が
あるかどうかを検査するためには、バイアルが一
方の検査場から他方の検査場へと搬送されている
間に、バイアルを高速にて回転させて、バイアル
のみならず、充填されている液体をも渦流となる
ように回転させて、異物を懸濁させるのが望まし
い。
そして、検査場にて異物の有無を実際に観察す
る時は、バイアルそのものの回転を停止させる
が、内容物だけバイアル内で旋回流を起したまま
にしておく。このため、即ち、検査場から隣の検
査場へとチヤツク36に吸引保持されつつ搬送し
ているバイアルを急速回転させるために、機械の
後方に駆動ベルト260が設けられている。この
ベルト260は、一対の端部プリー262と、調
節自在遊車264と、可変速度モーター268に
より駆動される駆動プリー266とに懸架してあ
る。この構成において、駆動ベルト260は、第
7図に示すように、回転カツプ88の円筒形外周
面と接触しつつ、カツプ88をバイアルと共に回
転させるようになつている。
そして、吸引チヤツク36に吸引保持されてい
るバイアル35を高速回転時に安定させるととも
に、チヤツク36から外れてしまうのを防ぐため
に、回転時にはバイアル35をスピンドル150
と共に上昇させてカツプ88の中に入れるととも
に、カツプ88内に設けた保持スリーブ270で
囲繞されるようにする。第7図に示すように、保
持スリーブ270は軟質材で構成されていて、カ
ツプ88内に入つたバイアルをその長手軸がスピ
ンドル150の軸芯と一致した状態に安定よく保
持するのに充分な内径を有している。バイアル3
5のカツプ88への上昇は、スピンドル装置がタ
ーレツト40の回転に伴つて第1検査場Aから駆
動ベルト260の設置個所へと移動している時に
行なわれるようにしてある。これは、前述のカム
板170の下縁、即ち、従節ローラ168と接触
する下縁の形状を適切に選ぶことにより達成しう
る。換言すれば、第1検査場Aからベルト260
の設置個所に至るスピンドル装置の移動に相当す
るカム板170の下縁部分は、第6図に示すよう
に当初はチヤツク36においてバイアルを吸引保
持しつつ、圧縮バネ161に抗して下降している
スピンドル150が、前記スピンドル装置の移動
に伴つて、第7図に示すように圧縮バネ161の
伸長により上昇して、吸引保持しているバイアル
をカツプ88の中へと引き込むように形成されて
いる。ところで、吸引チヤツク36の構成部品で
ある当接デイスク156は軟柔性を有しており、
従つて、吸引保持されたバイアルはスピンドル1
50の軸芯に対して必ずしも回転対称となるとは
限らず、例えば500rpmの如きの高速でバイアル
を回転させると、偏心回転をすることがある。た
とえこのような偏心回転を行つたとしても、一た
んカツプ88の中に入つて保持スリーブ270に
囲繞されると、バイアルの長手軸はスピンドル1
50の軸芯と一致させられるから、安定した状態
で回転することができ、しかも、吸引チヤツク3
6から外れることもない。言うまでもなく、バイ
アル35を回転させている時は、バイアル内の内
容物も旋回流を起して異物を浮遊させることがで
きる。他方、第4図の上方に示したように、駆動
ベルト260と接触して回転させられたカツプ8
8が駆動ベルト260の設置個所を通過すると、
スピンドル装置上のベアリングに発生する摩擦力
により、スピンドル装置とチヤツクに吸引保持さ
れたバイアルとは回転しなくなる。このように、
バイアルが回転停止しても、バイアル内の内容物
は旋回流を起し続ける。そして、スピンドル装置
が第2検査場Bへと近ずくにつれて、第5図と第
10図に示したカム板170の形状により、スピ
ンドル装置は圧縮バネ161に抗して下降してチ
ヤツク36をカツプ88から下すとともに、第2
検査場Bに到着と同時にバイアル35をカツプ8
8から露現させるようになる。従つて、第2検査
場Bにおいては、第1検査場Aにおけるのと同様
に、裸眼によるバイアル内の異物の有無を検査す
ることができる。
通常の操作時には、ターレツト40は一定の速
度で回転し、スピンドル装置はピツクアツプ位置
Pにて搬入スプロケツト車34からバイアル35
を1本ずつ連続してピツクアツプし、ターレツト
40の回転に伴つて、第1検査場、そして、第2
検査場を経て所定の円形軌道に沿つて放出位置D
へと連続移送するようになつている。その時、移
送されているバイアルは、一定間隔おきに近接し
て列をなして移動する。そこで、検査員が欠陥バ
イアルを見つけた時は、その欠陥バイアルを指で
押すように突くと、対応する吸引チヤツクからそ
のバイアルを外すことができる。このようにして
チヤツク36から外された欠陥バイアルは回収板
107上へと落ちて、投光盤のアーム104によ
り掃き集められた後、シユート112を介して排
除コンベヤー114に送られる。この排除コンベ
ヤー114は再検査場に連らなつていても良い。
第10図に、カム板170の形状と、それに対
応する吸引チヤツク36とバイアル35の位置と
共に、本発明による検査機の作動状況を示す。こ
の第10図においては、ピツクアツプ位置を零度
として、ターレツトの回転角度と、特定の角度に
おけるスピンドル装置とバイアルの状況とが例示
のために描かれている。第4図と第9図において
も、ターレツトの回転角度に対応するバイアル3
5の位置と弁板78の位置を夫々示してある。ピ
ツクアツプ位置Pにあるバイアル35は吸引チヤ
ツク36により吸引保持されるが、この時のター
レツト40の位置を0゜位置とすると、ターレツト
40がシヤフト50を中心に1回転するにつれ
て、バイアルは下記の如く順次処理される。尚、
下記の説明においては、バイアルには透明溶液が
充填されており、また、検査については、バイア
ル自体の欠陥の有無のみならず、溶液内の異物の
有無についても検査するものとして説明する。
0゜位置 カム板170の下縁には下方に突出した突起1
71が形成されている。従つて、カム従節164
の従節ローラ168がこの突起171を相対的に
乗り越えると、カム従節164、そして、スピン
ドル150が圧縮バネ161に抗して下降し、吸
引チヤツク36はキヤツプ88から外へ出てバイ
アル35のキヤツプ20の上面と接触する。同時
に、弁板78の真空室180が吸気管176と第
9図に示すように連通するから、チヤツク36は
バイアル35を吸引保持することになる。
0゜位置から18゜位置 ターレツト40が0゜位置から18゜位置へと角移
動している間は、カム従節164は、カム板17
0の突起171から相対的に降りることになり、
スピンドル150はバネ161の作用により上昇
する。それに伴い、チヤツク36に吸引保持され
たバイアルは上昇して、対応するカツプ88の中
に入る。これは、バイアル35がスピンドル15
0の軸芯と一致した状態でチヤツクに吸引保持さ
れているかどうかをチエツクするためであつて、
万一スピンドル150の軸芯と一致しない状態で
チヤツク36に保持された場合は、スピンドル1
50の上昇に伴つてバイアル35がカツプ88の
中に第7図に示すように入ろうとする時に、カツ
プ88の開口端にバイアルの肩部が当接すること
から、そのバイアルはチヤツク36から外されて
回収板107(第4図と第5図)へと落される。
この場合、該当するスピンドル150のチヤツク
36にはバイアル35が吸引保持されないで検査
場の監視窓を通過することになる。このようなこ
とが繰返して起るようであれば、検査員が適当な
応急措置をとれば良く、そうすることができるよ
うになつている。
18゜位置から38゜位置 18゜位置に達してバイアルをカツプ88に入れ
るべく上昇したスピンドル150が、18゜位置を
過ぎるに伴つて下降させられるように、カム板1
70の下縁部分の形状が定められている。従つ
て、第1検査場Aの監視窓を横切るに備えて、チ
ヤツク36とそれに吸引保持されたバイアル35
とは対応するカツプ88から外に現われるととも
に、ターレツト40の回転方向に対して後導側に
ある光伝送性繊維束102の1つがランプ110
からの光を伝送して、バイアルを下方より照明す
るようになる。
38゜位置から103゜位置 ターレツト40がこの角度範囲を回転している
時は、バイアルは第1検査場Aを通過するように
なる。この角度範囲に対応するカム板170の下
縁部分は、ほぼ逆台形突起173が形成されてい
て、カム従節164、従つて、チヤツク36とバ
イアル35とを下降した状態であつて、しかも、
投光用リム100に対して一定の高さのところに
保持しうるように形成されている。しかも、この
角度範囲にわたつてターレツト40が回転してい
る間、カツプ88はベルト250と接触して、バ
イアル35と共に回転させられる。このカツプ8
8とベルト250との接触状態は、バイアルが検
査場Aの監視窓を横切るまで続く。この第1検査
場Aの監視窓42を横切る時のバイアルは、ベル
ト250により低速回転させられているのが望ま
しい。第3図には、いくつかのバイアル35が一
列となつてゆるやかに回転されつつ第1検査場の
監視窓42を横切つている様子が描かれている
が、欠陥の有無の観察としては、バイアルを1つ
ずつ観察することによつて行つても良く、また
は、隣接したバイアルと比較したり、或いは、そ
れらのパターンを観察することによつて行つても
良い。各バイアルは、光伝送性繊維束102から
伝送された光により下方から照明されるが、この
時にバイアルを照明すべくランプ110からの光
を伝送している光伝送性繊維束もバイアルと共に
移動するから、バイアルは連続して強力な光に照
明されることになつて、ガラス製バイアルにおけ
る割れ目やキズの有無を容易に検査することがで
きる。しかも、チヤツク36は各バイアルのキヤ
ツプ20の上面と接触しているのみで、そのキヤ
ツプ20の上面を除くバイアルの残りの部分は全
て露現しているから、バイアルの外観は、ゴム栓
14とシール材16をも含めて、ほぼ全体にわた
つて観察されるようになつている。監視している
バイアルに欠陥品がみつかると、検査員はその欠
陥バイアルを指で突けばよく、そうすればバイア
ルは吸引チヤツク36から外れて回収板107上
へと落下し、投光盤上のアーム104により掃き
集められた後、シユート112を介して排除コン
ベヤー114へと送られるようになる。
103゜位置から123゜位置 ターレツト40が103゜位置から123゜位置へと回
転していると、カム従節164、従つて、スピン
ドル150は再び上昇させられるようになつてい
る。従つて、チヤツクとそれに吸引保持されたバ
イアルとは、再びカツプ88の中へ入れられて、
次の回転に備える。
このようにバイアル35がカツプ88の中へと
投光盤から離れると、第10図と第4図に示した
ように当該個所にて投光用リム100を横切つて
延在する、第1検査場Aにおけるライトボツクス
116の支持棒134aを越して通過する。
123゜位置から195゜位置 ターレツト40のこの123゜位置から195゜位置へ
の回転に相当するカム板170の下縁部分は、バ
イアル35をカツプ88の中に入れたまゝスピン
ドル装置が移動するように、175を以つて示し
た如く形成されている。他方、ターレツトがこの
123゜位置から195゜位置へと回転していると、バイ
アル35を内部に収納したカツプ88は、高速駆
動ベルト260と接触して、高速、例えば
500rpmにてスピンがかけられる、即ち、回転さ
せられるようになつている。このようにスピンを
かける時間は、バイアル内の溶液が高速旋回流を
起すまでで充分である。
ところで、バイアル内の溶液は撹拌処理をする
必要のあるものであれば、駆動ベルト260でバ
イアル35をカツプ88ごと回転させるだけで、
検査のために回転させる必要があるかどうかに関
係なく、所要の撹拌処理を行うことができる。
ターレツト40が195゜位置に達する頃で、しか
も、次の検査場Bの通過に備えてバイアルがチヤ
ツクと共に下降し始める前に、第10図と第4図
に示したように、光伝送性繊維束102を支持す
る投光盤の投光用リムを横切つて延在する、第2
検査場Bにおけるライトボツクス116の支持棒
134aを越してバイアル35が通過する。
195゜位置から217゜位置 このターレツト40の回転範囲においては、カ
ム板170の下縁部分の形状は、第2検査場Bで
のバイアル検査に備えて、カム従節164、スピ
ンドル150、及び、バイアル35を下降させる
のに適した形状となつている。このようにスピン
ドル150が下降するにつれて、カツプ88は駆
動ベルト260から離れ、スピンドル装置のベア
リングに生ずる摩擦力の作用により、スピンドル
装置、そして、バイアル35の回転が制動させら
れる。このようにバイアル35の回転は停止して
も、バイアル内の溶液は慣性により旋回流を起し
たままである。
217゜位置から282゜位置 ターレツト40が217゜位置から282゜位置へと回
転していると、カム従節は、カム板170の下縁
部分173と同一レベルにある平坦な下縁部分1
77に沿つて移動する。この時、第1検査場Aの
通過時と同様に、バイアル35はカツプ88の外
へ露現した状態で、しかも、内部に充填されてい
る溶液は旋回流を起したままで第2検査場Bを通
過する。バイアル35の溶液がこのように旋回流
を起しているから、溶液に異物が含まれていると
すれば、この異物は溶液内で浮遊しているから、
強力な照明光をあてがうことにより、容易に見つ
けることができる。特に、ライトボツクス116
の透明板118において偏光スクリーンをクリツ
プ124から吊して光を一方の平面で偏光させ、
また、第2偏光スクリーンを支持棒126(第5
図)にあるクリツプ128から吊して光を他方の
平面で偏光させれば、浮遊異物の検出をより容易
に行うことができる。何故ならば偏光交叉面によ
り、ライトボツクス116から検査員の眼に入射
する光が遮蔽されて、暗い背影をつくるからであ
る。浮遊異物に当つて散乱した光は偏光されるこ
とはないから、暗い背影に異物を浮き立たせて見
ることができる。
282゜位置から303゜位置 282゜位置から303゜位置へかけてのターレツト4
0の回転角度範囲に相当するカム板170の下縁
部分は、ターレツト40が303゜位置を越して回転
する時に、バイアル35がカツプ88の中に入る
ことなく、わずかな距離だけ持ち上げられるよう
に、スピンドル150の移動方向に対して上方に
傾斜している。このカム板170の傾斜した下縁
部分は、後述する下縁部分179に連らなつてい
るが、投光盤上のバイアルを搬出用スプロケツト
車44の支持板44上へと移すのに充分な段差を
有している。
303゜位置から318゜位置 カム従節164がこのカム板170の下縁部分
179に沿つて相対移動している間、バイアル3
5はカツプ88の中に入ることなく、投光盤90
からわずかの距離だけ持ち上げられたまま、スプ
ロケツト車44の方へと移送される。318゜位置に
対応する放出位置Dに来ると、このように移送さ
れたバイアルはスプロケツト車44の支持板45
の上方であつて、対応するポケツト230の中に
入れられるとともに、それ迄真空室180と連通
していた吸気管176が空気吹出し室182と連
通するようになつて、吸引保持していたバイアル
を解放する。従つて、吸気管176に空気が吹き
込まれると同時に、バイアルはスプロケツト車4
4の支持板45に載置され、かくてスプロケツト
車44の回転に伴つて、搬出コンベヤー46へと
送られる。
そして、ターレツト40の318゜位置に相当する
カム板170の下縁部分は、0゜位置に相当する突
起171に連らなつているから、ターレツト40
がこの0゜位置に戻ることにより、各バイアルに対
する検査機の処理サイクルが終る。
このように、本発明によるバイアル検査機で
は、ダブルチエツク、或いは、複数の異つた種類
の検査を同時に行えるようになつている。前述の
実施例においては、バイアルには透明溶液が充填
され、しかも、バイアル自体も透明ガラス製であ
る場合について説明したが、この場合の検査は、
第1検査場Aにおいては、バイアルが列をなして
監視窓を横切るにつれて、バイアルを低速回転さ
せながら行ない、また、第2検査場Bにおいて
は、予めカツプ88に入れてバイアルを安定さ
せ、かつ、カツプごと高速回転させることにより
溶液に旋回流を起した後、バイアル自体が静止し
て監視窓を横切つている時に、旋回流を起してい
る溶液内の浮遊異物の有無について検査を行うも
のとして説明した。ところが、バイアルに充填さ
れている液体が、裸眼で異物の有無の検出が難し
い程半透明な懸濁液であれば、第2検査場Bは設
けなくても良い。また、バイアルに充填した液体
に混合すべき成分が含まれているのであれば、第
2検査場での浮遊異物の有無の検査に備えてバイ
アルにスピンをかけるかどうかに関係なく、駆動
ベルトによりスピンをかけて所期の目的を達成す
るようにしても良い。照明手段としては、実施令
として説明し、かつ、図示したものに限らず、
種々考えられる。偏光フイルターないしスクリー
ンの使用についても、照明条件に合わせて適当に
選べばよく、また、偏光フイルターないしスクリ
ーンに限らず、アクセントをつけるための色付き
フイルターないしスクリーンを用いることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の検査機で処理するのに適し
たバイアルの一部分を示す縦断面図、第2図は本
発明による検査機の斜視図、第3図は、第2図に
示した検査機における検査場の正面図、第4図
は、検査機の一部切欠き水平断面図、第5図は、
シユートと排除コンベヤー等の一部分のみ本来の
位置より便宜上変更して描いた第4図の線5−5
に沿う横断面図、第6図は、検査機のスピンドル
装置の拡大縦断面図、第7図は、第6図と類似の
図面ではあるが、別の作動位置にある時のスピン
ドル装置の拡大縦断面図、第8図は、搬入用スプ
ロケツト車とその駆動機構を示す、第4図の線8
−8に沿う横断面図、第9図は、弁板を示す、第
5図の線9−9に沿う横断面図、第10図は、カ
ム板の形状に対応して作動するスピンドル装置の
シーケンスを示す説明図である。 22……ベースキヤビネツト、30……搬入コ
ンベヤー、34……搬入スプロケツト車、35…
…バイアル、36……吸引チヤツク、38……ス
ピンドル装置、40……ターレツト、44……搬
出プロケツト車装置、78……マニホルド弁板、
88……回転カツプ、90……投光盤、102…
…光伝送性繊維束、107……回収板、110…
…ランプ、116……ライトボツクス、170…
…カム板、176……吸気管、180……真空
室、182……空気吹出し室、250……低速駆
動ベルト、260……高速駆動ベルト、270…
…保持スリーブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくともその側面が外方に露現した状態で
    バイアルないし類似の容器を取外し自在に保持す
    る真空吸引保持手段を備えた複数のチヤツクと、
    前記容器を複数順次前記チヤツクに供給する供給
    手段と、少なくとも1箇所の検査場を含む所定の
    軌道に沿つて前記チヤツクを連続搬送する搬送手
    段と、前記チヤツクと同時に移動して前記容器を
    それぞれ照明する照明手段とで構成されていて、
    前記搬送手段が、複数本ごとの容器が前記検査場
    において同時に視認検査されるように、それぞれ
    のチヤツクに保持された容器を複数本ごと前記検
    査場を同時に通過させるようになつているバイア
    ル検査機において、 前記容器の開口は栓で密封されていると共に、
    容器の内容物を使用直前までに前記栓の少なくと
    も平坦外表面の汚染を防ぐ保護キヤツプが取外し
    自在に設けられており、また、前記照明手段は各
    容器を底から照射すべく、前記検査場において容
    器の搬送路の下方に投光口を有し、各チヤツクの
    前記真空吸引保持手段が、その一端が真空源と接
    続され、また、その他端に平坦当接面を有する弾
    性片が設けられた昇降自在な中空スピンドルから
    なり、而して、前記真空吸引保持手段は、前記検
    査場において前記照明手段により容器が底から照
    明されるように、前記平坦当接面と前記保護キヤ
    ツプとが接触した状態で前記保護キヤツプを真空
    吸引することにより容器の頂端を上方から吸引保
    持するようになつていることを特徴とするバイア
    ル検査機。
JP57074456A 1981-05-04 1982-05-01 Tester for vial Granted JPS57186159A (en)

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