JP2004517319A - びんの光学式検査方法および装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、1つのびんまたは1つのびん部分の像を撮影するための少なくとも1つのカメラと、および少なくとも1つのびんまたは1つのびん部分を照明する少なくとも1つの照明ユニットとを含む検査ステーション内のびんの光学式検査方法および装置に関するものである。この装置および方法は、ただ1つの検査ステーション内に、相互にできるだけ接近した時間に行われる複数の検査ステップが設けられていることを特徴とする。
Description
【0001】
本発明は、1つのびんまたは1つのびん部分の像を撮影するための少なくとも1つのカメラと、および少なくとも1つのびんまたは1つのびん部分を照明する少なくとも1つの照明ユニットとを含む検査ステーション内のびんの光学式検査方法および装置に関するものである。
【0002】
びんの製造またはびんの再利用において、びんは光学式検査ユニットにより検査される。ここで、用語「検査ステーション」とは、その中のできるだけ狭い空間内で1つのびんに対して複数の検査ステップが実行される空間的に区切られたユニットと理解すべきである。びんの検査機械は複数のこのような検査ステーションを空間的に相互に分けて含んでもよい。ここでは、びんの割れ、亀裂、欠損、摩耗または汚染を検出することが重要であり、これによりこれらの欠陥を有しまたは汚染されているびんを以後の使用から排除することができる。この場合、摩耗とは、びんと、他のびん、飲料ケースのようなびん容器またはその他の物体との摩擦により発生することがあるびん本体または口部シール面の摩滅または擦り傷を意味する。
【0003】
ここで、びん底部の汚染に関する検査並びに口部シール面の欠損に関する検査が特に重要である。口部シール面のこのような損傷は、欠損部がキャップの口部シール面へのシール圧着を妨害するので、例えば王冠コルクキャップまたはねじキャップを用いたびんの気密閉鎖は確実には保証されないことになる。
【0004】
口部シール面の範囲内の欠損の検査は、欠損の範囲内の尖ったエッジにより場合によって発生の可能性がある傷害危険の観点からも重要な方法ステップである。
【0005】
一般に、びん底部および/または口部シール面の検査のための種々の検査ステップは、それぞれこのために装備され且つ空間的に間隔を設けて配置された異なる検査ユニット内で相前後して実行される。しかしながら、これは、びんを完全に検査するためには、対応の空間を占有して全体として費用のかかる構造が必要となるという欠点を伴っている。ここで、完全に装備されているびん検査機械は、ねじ検査、残液検出、側壁検査等に対するその他の多数の検査ステーションを有することがあり、これによりかなりの構造長さが必要となることに注意すべきである。
【0006】
この欠点を回避するために、2つの検査ステップが同時に行われるこの種の方法が既知である。この場合には、例えばランプによりびんのびん底部が照明される。ブラインドおよびその後方に配置されたカメラを中間に挿入することにより、びん底部の像が撮影される。ビーム・スプリッタおよびその他のブラインドにより、同時に口部シール面の像を撮影する第2のカメラが使用される。
【0007】
特に口部シール面の外側の検査が口部シール面の内側の検査と同時に行われることには問題がある。口部シール面の外側を検査するためには、口部シール面の外側を照明するリング状照明ユニットが使用される。口部シール面の内側を検査するためには、びんは上から口部シール面に向けて照明される。異なる方向から口部シール面を同時に照明した場合には十分なコントラストが得られないので、口部シール面の範囲内のある種の欠損は十分に検出可能ではない。
【0008】
したがって、このときに空間的に突出している構造を使用することなく、びんの総合的検査を確実に保証するびんの光学式検査方法および装置を提供することが本発明の課題である。
【0009】
この課題は請求項1の特徴を有する装置および請求項14の特徴を有する方法により解決される。
本発明による装置においては、少なくとも1つの照明ユニットにより1つのびんまたは1つのびん部分が照明され、並びに少なくとも1つのカメラにより1つのびんまたは1つのびん部分の少なくとも1つの像が撮影される。この場合、幾つかの検査ステップ特に相互に妨害し合うことがある幾つかの検査ステップが、特にこのために必要な照明により、異なる時点において、しかも相互にできるだけ接近した時点において行われるように、びんの検査装置が形成されている。これにより、相互に干渉し合うことがない複数の検査を直接連続的に実行可能であり、しかもこれらの異なる検査ステップをきわめてコンパクトなただ1つの検査ステーション内で実行可能であることが有利である。
【0010】
複数の検査ステップからなるびんの検査が、他のびんの検査が開始される前に終了されることが有利である。これにより、1つの時点には常にただ1つのびんのみが検査され且つ一義的な結果の割当が保証可能であるので、欠陥のあるびんを選別排除する機構の簡単な制御が達成される。
【0011】
びんの光学式検査装置が、少なくとも1つのカメラがびんの口部シール面の像を撮影するように形成されていることが有利である。口部シール面の像は特に口部シール面の品質の判定のために必要である。
【0012】
本発明の変更態様は、同じびんの底部の像を撮影するための少なくとも1つのカメラを含む。びんを再利用する場合、びんの洗浄およびすすぎ後においてびん底部に場合により汚染物質残渣または損傷が存在することがある。これらは、びん底部の像を撮影するカメラにより確実に検出可能である。
【0013】
本発明の有利な変更態様は、びん底部の全部または一部を照明する照明ユニットを設けることにある。特に透光法におけるびんの照明はびん底部における汚染物質残渣の確実な検出を可能にする。しかも、さらに、びん底部の照明は場合によりびん底部以外のその他のびん部分の検査をも可能にする。これは、対応する光照射においてびん側壁が光ガイドとして機能し且つ光をびん底部から口部シール面まで導くことによるものである。したがって、びん底部を照明したときに、びん口部シール面内の所定の欠陥をも特定可能である。
【0014】
びんの光学式検査装置に、口部シール面特に口部シール面の外側領域を照明するリング状照明ユニットが設けられていることが有利である。リング状照明ユニットの形成は、照明ユニットの中心自由開口内を貫通して口部シール面の像をカメラにより特に上から撮影可能であるという利点を有している。このようなリング状照明ユニットは口部シール面の外側をすべて均一且つ一様に照明することを保証する。
【0015】
本発明の有利な変更態様は、ほぼ垂直方向に上から口部シール面を照明する照明ユニットを設けることにある。このような照明ユニットの光は例えば半透光性鏡を介して口部シール面に向けて垂直方向に転向されてもよい。一方向から口部シール面に対して垂直方向に口部シール面を照明することは特に口部シール面の内側の検査を可能にする。口部シール面の内側領域内の欠損またはその他の欠陥は他の方法ではその検出が困難である。
【0016】
本発明による装置の重要な変更態様は、びんを光学式検査ユニットに対して相対的に移動させる装置を設けることにある。このような装置の利点は、びんを光学式検査ユニットに供給可能であり、光学式検査ユニットの内部においてそこで異なる検査ステップが実行される種々の位置に案内可能であり、および最後に検査ユニットから搬出可能なことである。
【0017】
びんを光学式検査装置に対して相対的に移動させる装置が、びんを連続的に光学式検査装置内を移動させるように装備された装置であることが有利である。これは、びんを移動させる装置の比較的簡単な構造を可能にする。構造設計は、単なる口部検査のほかに底部検査も行うべきかどうかによって異なってくる。口部検査のためにはびんを底部で支持する簡単なコンベヤ・ベルトで十分であるが、一方、底部検査のためにはびん側壁を掴むクランプ・ベルトまたは掴みクランプが有利である。
【0018】
本発明の有利な変更態様は、びんの光学式検査装置を、ただ1つのカメラへ光が検査ユニットの内部の2つの異なる照明位置から案内されるように設計することにある。これにより、検査過程ないし検査視点の像を撮影することが可能である。このためにただ1つのカメラを使用することは本発明の構造を簡単にし、このことは特にコストを低減させることにもなる。
【0019】
このために、このとき他の検査位置からカメラまでの光路を完全に遮断することなく光を空間的に異なるこれらの位置の1つからカメラへ案内するビーム・スプリッタが設けられていることが有利である。
【0020】
異なる検査過程をコスト的に有利に実行する他の有利な可能性は、カメラの像領域内に2つの異なる検査過程のための少なくとも2つの異なる位置が配置されているように1つのカメラを設けることにある。このために、光学式検査ユニットの内部でびんを移動させるとき、びんがその移動により1つのカメラの像領域を早くに離れることがないように、このような検査過程に対して撮影される2つの像は時間的にできるだけ接近した間隔で撮影されなければならない。これにより、他の光学要素を用いることなくただ1つのカメラで異なる検査を実行可能である。
【0021】
本発明のさらに他の有利な実施態様は、照明ユニットのリング状開口内を貫通して複数の検査ステップを相前後して実施可能なように、びんの光学式検査装置内にリング状照明ユニットが設けられていることにある。これは、リング状開口内を貫通して例えば複数の像を撮影するただ1つのカメラを使用するときに可能であるのみならず、リング状開口内を貫通してびんの像を撮影する複数のカメラを使用するときにおいてもまた可能である。リング状照明ユニットは、その開口内を貫通して複数の検査ステップ(例えば口部検査および底部検査)が実行可能なように形成されている。これは上記の理由から優れた利点を表わしている、検査ステーションの特にコンパクトな構造を可能にする。びんが光学式検査ユニット内を貫通して移動されるとき、特にこのような実施態様においては、異なる検査ステップを、異なる時間でしかもできるだけ相互に接近した時間に行わせることが有利である。
【0022】
本発明によるびんの光学式検査装置においては、相前後して次のステップが実行される。最初に、びんが光学式検査ユニットに供給され、それに続いて、上記の検査ユニット内で、異なる時点でしかも相互にできるだけ接近した少なくとも2つの時点に、少なくとも1つのびんまたは1つのびん部分の異なる検査過程が実行される。最後に、後続のびんに対してその場所をあけるために、びんは光学式検査ユニットから搬出される。異なる時点に異なる検査ステップを実行することは、異なる検査ステップが相互に干渉し合うことがないという利点を有している。各検査ステップそれ自身は、コントラスト、発光効率等に関して個々に最適化させることができる。時間的に相互にできるだけ接近して検査ステップを実行することは、個々のびんの迅速な、総合的且つ確実な判定を可能にする。
【0023】
びんの光学式検査方法において、光学式検査方法による、以後に使用するためのその適格性に関するびんの判定を、他のびんの判定が開始される前に完全に終了させることが有利である。この利点は、欠陥を有するかまたは汚染されているびんを選別排除するただ1つの装置が設けられるだけでよいことから得られる。異なる検査ステーション内を通過させるときにはびんの同期をとる必要があるが、ここではその必要はない。
【0024】
この場合、口部シール面ないし口部シール面の内側および/または外側が検査される方法が特に有利である。
さらに、びん底部の全部または一部が照明され、口部シール面がリング状照明ユニットにより照明され、並びに口部シール面がその上面に対してほぼ垂直な方向から照明される方法が有利である。
【0025】
びんの光学式検査方法の特に有利な実施態様は、1つのびんまたは1つびん部分をそれぞれ2つの異なる照明ユニットにより時間的に相前後して照明することにある。異なる時点に照明することは、びんに欠陥があるときに各照明それ自身がカメラ像内に最大コントラストを発生するという利点を有している。さらに、例えばフラッシュライトのようなきわめて短い光パルスが使用可能なように、即ち異なる検査ステップを時間的にきわめて接近した順序で実行可能なように照明ユニットを形成し、且つ空間的にびんの供給方向にオーバラップしてオフセット配置することが可能である。
【0026】
これにより、特に、ただ1つのカメラで、1つの同じびんまたは1つの同じびん部分の2つの像を少なくとも2つの異なる照明により撮影可能であるという利点が得られる。ただ1つのカメラだけを使用することにより、光学式検査ステーションのきわめてコンパクトな構造を形成可能である。本発明による方法の他の改良は、2つのカメラで1つの同じびんを撮影し、この場合、びんはそれぞれ別々に照明されることにある。このとき、各カメラは他のびん部分に向けられても、または1つの同じびん部分に向けられてもよく、異なる時点に行われた照明により各カメラは最大コントラストを有する像を撮影することができる。
【0027】
ここで、2つの異なる検査ステップが50ミリ秒以下の時間間隔の範囲内で実行されるとき、それは特に有利である。これにより、個々のびんの検査を、他のびんの検査が開始される前にできるだけ迅速に終了させることが可能である。
【0028】
ここで、びんが光学式検査ユニットに対して相対的に移動されるとき、それは特に有利である。50ミリ秒の範囲内で異なる検査ステップを実行するとき、びんを数m/sの速度で光学式検査ユニット内を貫通して移動させることができる。
【0029】
ここで、びんが光学式検査ユニット内を貫通して連続的に移動されるとき、それは有利であり、その理由は、これによりびんの制動および加速が必要ではなく且つ高い処理能力を達成可能であるからである。
【0030】
ここで、ただ1つのカメラが、1つの同じびんの像を、空間的に相互にできるだけ接近した位置において撮影する方法が有利である。そこにおいて異なる検査ステップが実行される2つの位置が相互に比較的接近して存在することにより、2つの位置においてできるだけ鮮明な像を撮影可能なようにカメラを適合させることが可能である。これは光学式検出の簡単な構造を可能にする。異なる位置に向けてカメラを追従案内させたりまたはカメラを追従調節したりすることは必要ではない。
【0031】
以下に本発明による方法の一実施形態を本発明による装置の2つの実施態様について添付図面により説明する。
図1および図2は口部シール面2並びに口部シール面の外側3および口部シール面の内側4を有するびん1を示す。汚染物質6がびん底部5上に示されている。図2に口部シール面の外側領域内の欠損7並びに口部シール面の内側領域内の欠損8が示されている。
【0032】
図3は光学式検査ユニット18を概略図で示し、検査ユニット18内を貫通して、びん1が搬送装置19上で20の方向に移動される。搬送装置19は透光性コンベヤ・ベルトとして、またはびんの側面と摩擦係合する弾性ベルト対(ドイツ実用新案登録第29821826.7号参照)として形成されていてもよい。検査ユニット18内でびん1の像がカメラ9で撮影される。カメラ9の信号は信号ライン22を介して評価および制御ユニット21に供給される。評価および制御ユニット21は信号を評価し、且つ制御ライン23を介して、欠陥のあるびんおよび汚染されているびんを選別排除する排出ステーション17を制御する。検査ユニット18は、CCDカメラ9、びん口部を照明するための中央があいているリング状照明ユニット11およびびん底部の下側に配置されている照明ユニット13を有し、この場合、これらの要素は図1に示す設計においては仮想垂直軸に対してほぼ同軸に配置されている。照明ユニット11および13は例えば複数のLEDから構成されていてもよい。
【0033】
図4に本発明による装置の可能な実施態様が示されている。この場合、びん1はリング状照明ユニット11により特に口部シール面の外側領域内において斜め上から照明される。口部カメラ9は口部シール面2の像を撮影する。この場合、像はリング状照明ユニット11内のほぼ中央を貫通してカメラ9により撮影される。他の照明ユニット12の光は、ビーム・スプリッタにより、上から垂直方向に口部シール面2の方向へ転向される。このようにして、カメラ9により口部シール面の内側の検査が行われる。さらに、搬送方向20に間隔Vだけオフセットされて、他の位置に同じびん1′が同時に示されている。この位置において、透明なびん底部は同様に間隔Vだけオフセットされて配置されている照明ユニット13により照明され、且つ底部カメラ10(CCDカメラ)によりびん底部の像が撮影される。図示の実施態様においては、これもまたリング状照明ユニット11の開口内を貫通して行われる。間隔Vは数cmないし数mm(図4)の値であっても、または僅か数分の1mm(図3)の値であってもよい。これら2つの位置において、検査すべきびん1ないし1′は、ほぼ完全に照明ユニット11の垂直照射の範囲内に存在する。
【0034】
図5に本発明による装置の他の実施態様が示されている。この場合、びん1′を口部シール面に対しほぼ垂直な方向に真上から照射する照明ユニット12が示されている。口部シール面から出た光はビーム・スプリッタ16および他のビーム・スプリッタ15により口部カメラ9に案内される。さらに、口部カメラ9はビーム・スプリッタ15内を貫通してびん1の像を撮影し、この場合、ここではリング状照明ユニット11が口部シール面の外側部分を照明する。図示のびん1および1′は1つの同じびんであるが、間隔Vだけオフセットされた位置において検査される。本発明による装置のこの実施態様においても、リング状照明ユニット11の開口内を貫通して2つの異なる像が撮影され、この場合、びん特にその口部シール面は2つの位置においてほぼ完全に照明ユニット11の垂直方向照射の範囲内に存在する。
【0035】
以下に本発明による方法を図3および図5の実施態様により説明する。
びん1は搬送装置19により光学式検査ユニット18に案内される。びんが光学式検査ユニット18内に存在すると直ちに、種々の検査過程が実行される。検査ステップの順序はここでは任意である。第1のステップにおいて、びん1の口部シール面2が照明ユニット11により有効に照明可能となると直ちに、即ち中心に位置決めされると直ちに、例えば照明ユニット11が点灯される。この時点に口部カメラ9が口部シール面2の像を撮影する。したがって、この検査ステップにおいては特に口部シール面の外側領域が検査される。それに続いてリング状照明ユニット11が消灯され且つ例えば照明ユニット12が点灯される。照明ユニット12はその光を口部シール面にほぼ垂直な方向から口部シール面に向ける。ここで、カメラ9で口部シール面2の他の像を撮影可能である。照明ユニット11はこの時点では既に再び消灯されているので、カメラ9により作成された像においては高いコントラストが得られる。これらの2つの第1の検査ステップの間にびん1は僅かに移動可能である。これは図3または4においては明瞭に示されていないが、特に図5からよくわかる(間隔V)。
【0036】
約2m/sのびん速度の場合、びんは200ミリ秒(2つの撮影の間の時間間隔)の時間内に約0.4mmだけ移動する。これにより、びん1はカメラ9の像領域を離れないことが保証されている。さらに、びんのきわめて僅かな移動により、常に鮮明な口部シール面の像を得ることが期待可能である。びんのピッチ間隔が約10cmの場合、この速度は72000個/時の処理能力に対応し、これは現在のあらゆる要求を満たすものである。
【0037】
ある時間後に、びん1はびん1′として示されている位置まで移動することになる。ここで、この位置において底部照明ランプ13が点灯され、且つびん底部に焦点が合わされているカメラ9(図3)または10(図4)でびん底部の像を撮影可能である。図示の実施態様においては、この像はリング状照明ユニット11内を貫通して撮影される。最後に、カメラ10により像を撮影したのちに照明ユニット13を再び消灯させてもよい。
【0038】
本発明の図示の実施態様においては、例えば、口部シール面を内部のみならず外部も並びにさらにびん底部もただ1つの検査ユニット18内で検査することもまた可能である。2m/sの想定速度の場合、他のびんは、前のびんがリング状照明ユニット1の中心を離れてから50マイクロ秒後にリング状照明ユニット11の中心に到達する。したがって、この50マイクロ秒の間に、光学式方法により可能なすべてのびん判定用検査ステップを実行可能である。
【0039】
照明ユニット11、12、13は、フラッシュ・ランプ、LEDアレー、ハロゲン・ランプ、通常の白熱電球、ストロボランプ、蛍光ランプ、例えばレーザダイオードまたはその他の各種の光源により形成されてもよい。ビーム・スプリッタ14、15または16は半透光性ガラス板から製造されていてもよいが、例えばプリズム状ガラス本体から製造されていてもよい。カメラ9および10は例えばCCDカメラであってもよく、CCDカメラはごく最近においてはディジタル化可能な像を撮影し且つ伝送可能である。
【0040】
カメラ9および10により撮影された像はそれに続いて電子式評価装置21によりびんの欠陥または汚染に関して評価可能である。
びんに関する最終検査ステップの終了後に、びんは光学式検査ユニット18から搬出され、且つその直後において、びんに欠陥があったりまたはびんが汚染されている場合に、びんは排出ステーション17により選別排除される。
【0041】
ここに紹介した方法は、王冠コルクキャップ、ねじキャップに対する口部を有するびん、広口びんの光学式検査に適し、並びに支持リングを有するPETボトルの光学式検査にも適している。
【0042】
本発明によるびんの光学式検査装置により、機械の全長を短縮可能な、短く且つコンパクトな検査ユニットを構成することが可能である。複数の像を撮影するためにただ1つのカメラを使用することは、コスト要因を考慮したときにきわめて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1はびんの略図を示す。
【図2】
図2はびん口部の拡大図を示す。
【図3】
図3はびんのための搬送装置と共に光学式検査ユニットを表わした略側面図を示す。
【図4】
図4は第1の実施態様による光学式検査ユニットの装置を表わした略側面図を示す。
【図5】
図5は第2の実施態様による光学式検査ユニットの装置を表わした略側面図を示す。
本発明は、1つのびんまたは1つのびん部分の像を撮影するための少なくとも1つのカメラと、および少なくとも1つのびんまたは1つのびん部分を照明する少なくとも1つの照明ユニットとを含む検査ステーション内のびんの光学式検査方法および装置に関するものである。
【0002】
びんの製造またはびんの再利用において、びんは光学式検査ユニットにより検査される。ここで、用語「検査ステーション」とは、その中のできるだけ狭い空間内で1つのびんに対して複数の検査ステップが実行される空間的に区切られたユニットと理解すべきである。びんの検査機械は複数のこのような検査ステーションを空間的に相互に分けて含んでもよい。ここでは、びんの割れ、亀裂、欠損、摩耗または汚染を検出することが重要であり、これによりこれらの欠陥を有しまたは汚染されているびんを以後の使用から排除することができる。この場合、摩耗とは、びんと、他のびん、飲料ケースのようなびん容器またはその他の物体との摩擦により発生することがあるびん本体または口部シール面の摩滅または擦り傷を意味する。
【0003】
ここで、びん底部の汚染に関する検査並びに口部シール面の欠損に関する検査が特に重要である。口部シール面のこのような損傷は、欠損部がキャップの口部シール面へのシール圧着を妨害するので、例えば王冠コルクキャップまたはねじキャップを用いたびんの気密閉鎖は確実には保証されないことになる。
【0004】
口部シール面の範囲内の欠損の検査は、欠損の範囲内の尖ったエッジにより場合によって発生の可能性がある傷害危険の観点からも重要な方法ステップである。
【0005】
一般に、びん底部および/または口部シール面の検査のための種々の検査ステップは、それぞれこのために装備され且つ空間的に間隔を設けて配置された異なる検査ユニット内で相前後して実行される。しかしながら、これは、びんを完全に検査するためには、対応の空間を占有して全体として費用のかかる構造が必要となるという欠点を伴っている。ここで、完全に装備されているびん検査機械は、ねじ検査、残液検出、側壁検査等に対するその他の多数の検査ステーションを有することがあり、これによりかなりの構造長さが必要となることに注意すべきである。
【0006】
この欠点を回避するために、2つの検査ステップが同時に行われるこの種の方法が既知である。この場合には、例えばランプによりびんのびん底部が照明される。ブラインドおよびその後方に配置されたカメラを中間に挿入することにより、びん底部の像が撮影される。ビーム・スプリッタおよびその他のブラインドにより、同時に口部シール面の像を撮影する第2のカメラが使用される。
【0007】
特に口部シール面の外側の検査が口部シール面の内側の検査と同時に行われることには問題がある。口部シール面の外側を検査するためには、口部シール面の外側を照明するリング状照明ユニットが使用される。口部シール面の内側を検査するためには、びんは上から口部シール面に向けて照明される。異なる方向から口部シール面を同時に照明した場合には十分なコントラストが得られないので、口部シール面の範囲内のある種の欠損は十分に検出可能ではない。
【0008】
したがって、このときに空間的に突出している構造を使用することなく、びんの総合的検査を確実に保証するびんの光学式検査方法および装置を提供することが本発明の課題である。
【0009】
この課題は請求項1の特徴を有する装置および請求項14の特徴を有する方法により解決される。
本発明による装置においては、少なくとも1つの照明ユニットにより1つのびんまたは1つのびん部分が照明され、並びに少なくとも1つのカメラにより1つのびんまたは1つのびん部分の少なくとも1つの像が撮影される。この場合、幾つかの検査ステップ特に相互に妨害し合うことがある幾つかの検査ステップが、特にこのために必要な照明により、異なる時点において、しかも相互にできるだけ接近した時点において行われるように、びんの検査装置が形成されている。これにより、相互に干渉し合うことがない複数の検査を直接連続的に実行可能であり、しかもこれらの異なる検査ステップをきわめてコンパクトなただ1つの検査ステーション内で実行可能であることが有利である。
【0010】
複数の検査ステップからなるびんの検査が、他のびんの検査が開始される前に終了されることが有利である。これにより、1つの時点には常にただ1つのびんのみが検査され且つ一義的な結果の割当が保証可能であるので、欠陥のあるびんを選別排除する機構の簡単な制御が達成される。
【0011】
びんの光学式検査装置が、少なくとも1つのカメラがびんの口部シール面の像を撮影するように形成されていることが有利である。口部シール面の像は特に口部シール面の品質の判定のために必要である。
【0012】
本発明の変更態様は、同じびんの底部の像を撮影するための少なくとも1つのカメラを含む。びんを再利用する場合、びんの洗浄およびすすぎ後においてびん底部に場合により汚染物質残渣または損傷が存在することがある。これらは、びん底部の像を撮影するカメラにより確実に検出可能である。
【0013】
本発明の有利な変更態様は、びん底部の全部または一部を照明する照明ユニットを設けることにある。特に透光法におけるびんの照明はびん底部における汚染物質残渣の確実な検出を可能にする。しかも、さらに、びん底部の照明は場合によりびん底部以外のその他のびん部分の検査をも可能にする。これは、対応する光照射においてびん側壁が光ガイドとして機能し且つ光をびん底部から口部シール面まで導くことによるものである。したがって、びん底部を照明したときに、びん口部シール面内の所定の欠陥をも特定可能である。
【0014】
びんの光学式検査装置に、口部シール面特に口部シール面の外側領域を照明するリング状照明ユニットが設けられていることが有利である。リング状照明ユニットの形成は、照明ユニットの中心自由開口内を貫通して口部シール面の像をカメラにより特に上から撮影可能であるという利点を有している。このようなリング状照明ユニットは口部シール面の外側をすべて均一且つ一様に照明することを保証する。
【0015】
本発明の有利な変更態様は、ほぼ垂直方向に上から口部シール面を照明する照明ユニットを設けることにある。このような照明ユニットの光は例えば半透光性鏡を介して口部シール面に向けて垂直方向に転向されてもよい。一方向から口部シール面に対して垂直方向に口部シール面を照明することは特に口部シール面の内側の検査を可能にする。口部シール面の内側領域内の欠損またはその他の欠陥は他の方法ではその検出が困難である。
【0016】
本発明による装置の重要な変更態様は、びんを光学式検査ユニットに対して相対的に移動させる装置を設けることにある。このような装置の利点は、びんを光学式検査ユニットに供給可能であり、光学式検査ユニットの内部においてそこで異なる検査ステップが実行される種々の位置に案内可能であり、および最後に検査ユニットから搬出可能なことである。
【0017】
びんを光学式検査装置に対して相対的に移動させる装置が、びんを連続的に光学式検査装置内を移動させるように装備された装置であることが有利である。これは、びんを移動させる装置の比較的簡単な構造を可能にする。構造設計は、単なる口部検査のほかに底部検査も行うべきかどうかによって異なってくる。口部検査のためにはびんを底部で支持する簡単なコンベヤ・ベルトで十分であるが、一方、底部検査のためにはびん側壁を掴むクランプ・ベルトまたは掴みクランプが有利である。
【0018】
本発明の有利な変更態様は、びんの光学式検査装置を、ただ1つのカメラへ光が検査ユニットの内部の2つの異なる照明位置から案内されるように設計することにある。これにより、検査過程ないし検査視点の像を撮影することが可能である。このためにただ1つのカメラを使用することは本発明の構造を簡単にし、このことは特にコストを低減させることにもなる。
【0019】
このために、このとき他の検査位置からカメラまでの光路を完全に遮断することなく光を空間的に異なるこれらの位置の1つからカメラへ案内するビーム・スプリッタが設けられていることが有利である。
【0020】
異なる検査過程をコスト的に有利に実行する他の有利な可能性は、カメラの像領域内に2つの異なる検査過程のための少なくとも2つの異なる位置が配置されているように1つのカメラを設けることにある。このために、光学式検査ユニットの内部でびんを移動させるとき、びんがその移動により1つのカメラの像領域を早くに離れることがないように、このような検査過程に対して撮影される2つの像は時間的にできるだけ接近した間隔で撮影されなければならない。これにより、他の光学要素を用いることなくただ1つのカメラで異なる検査を実行可能である。
【0021】
本発明のさらに他の有利な実施態様は、照明ユニットのリング状開口内を貫通して複数の検査ステップを相前後して実施可能なように、びんの光学式検査装置内にリング状照明ユニットが設けられていることにある。これは、リング状開口内を貫通して例えば複数の像を撮影するただ1つのカメラを使用するときに可能であるのみならず、リング状開口内を貫通してびんの像を撮影する複数のカメラを使用するときにおいてもまた可能である。リング状照明ユニットは、その開口内を貫通して複数の検査ステップ(例えば口部検査および底部検査)が実行可能なように形成されている。これは上記の理由から優れた利点を表わしている、検査ステーションの特にコンパクトな構造を可能にする。びんが光学式検査ユニット内を貫通して移動されるとき、特にこのような実施態様においては、異なる検査ステップを、異なる時間でしかもできるだけ相互に接近した時間に行わせることが有利である。
【0022】
本発明によるびんの光学式検査装置においては、相前後して次のステップが実行される。最初に、びんが光学式検査ユニットに供給され、それに続いて、上記の検査ユニット内で、異なる時点でしかも相互にできるだけ接近した少なくとも2つの時点に、少なくとも1つのびんまたは1つのびん部分の異なる検査過程が実行される。最後に、後続のびんに対してその場所をあけるために、びんは光学式検査ユニットから搬出される。異なる時点に異なる検査ステップを実行することは、異なる検査ステップが相互に干渉し合うことがないという利点を有している。各検査ステップそれ自身は、コントラスト、発光効率等に関して個々に最適化させることができる。時間的に相互にできるだけ接近して検査ステップを実行することは、個々のびんの迅速な、総合的且つ確実な判定を可能にする。
【0023】
びんの光学式検査方法において、光学式検査方法による、以後に使用するためのその適格性に関するびんの判定を、他のびんの判定が開始される前に完全に終了させることが有利である。この利点は、欠陥を有するかまたは汚染されているびんを選別排除するただ1つの装置が設けられるだけでよいことから得られる。異なる検査ステーション内を通過させるときにはびんの同期をとる必要があるが、ここではその必要はない。
【0024】
この場合、口部シール面ないし口部シール面の内側および/または外側が検査される方法が特に有利である。
さらに、びん底部の全部または一部が照明され、口部シール面がリング状照明ユニットにより照明され、並びに口部シール面がその上面に対してほぼ垂直な方向から照明される方法が有利である。
【0025】
びんの光学式検査方法の特に有利な実施態様は、1つのびんまたは1つびん部分をそれぞれ2つの異なる照明ユニットにより時間的に相前後して照明することにある。異なる時点に照明することは、びんに欠陥があるときに各照明それ自身がカメラ像内に最大コントラストを発生するという利点を有している。さらに、例えばフラッシュライトのようなきわめて短い光パルスが使用可能なように、即ち異なる検査ステップを時間的にきわめて接近した順序で実行可能なように照明ユニットを形成し、且つ空間的にびんの供給方向にオーバラップしてオフセット配置することが可能である。
【0026】
これにより、特に、ただ1つのカメラで、1つの同じびんまたは1つの同じびん部分の2つの像を少なくとも2つの異なる照明により撮影可能であるという利点が得られる。ただ1つのカメラだけを使用することにより、光学式検査ステーションのきわめてコンパクトな構造を形成可能である。本発明による方法の他の改良は、2つのカメラで1つの同じびんを撮影し、この場合、びんはそれぞれ別々に照明されることにある。このとき、各カメラは他のびん部分に向けられても、または1つの同じびん部分に向けられてもよく、異なる時点に行われた照明により各カメラは最大コントラストを有する像を撮影することができる。
【0027】
ここで、2つの異なる検査ステップが50ミリ秒以下の時間間隔の範囲内で実行されるとき、それは特に有利である。これにより、個々のびんの検査を、他のびんの検査が開始される前にできるだけ迅速に終了させることが可能である。
【0028】
ここで、びんが光学式検査ユニットに対して相対的に移動されるとき、それは特に有利である。50ミリ秒の範囲内で異なる検査ステップを実行するとき、びんを数m/sの速度で光学式検査ユニット内を貫通して移動させることができる。
【0029】
ここで、びんが光学式検査ユニット内を貫通して連続的に移動されるとき、それは有利であり、その理由は、これによりびんの制動および加速が必要ではなく且つ高い処理能力を達成可能であるからである。
【0030】
ここで、ただ1つのカメラが、1つの同じびんの像を、空間的に相互にできるだけ接近した位置において撮影する方法が有利である。そこにおいて異なる検査ステップが実行される2つの位置が相互に比較的接近して存在することにより、2つの位置においてできるだけ鮮明な像を撮影可能なようにカメラを適合させることが可能である。これは光学式検出の簡単な構造を可能にする。異なる位置に向けてカメラを追従案内させたりまたはカメラを追従調節したりすることは必要ではない。
【0031】
以下に本発明による方法の一実施形態を本発明による装置の2つの実施態様について添付図面により説明する。
図1および図2は口部シール面2並びに口部シール面の外側3および口部シール面の内側4を有するびん1を示す。汚染物質6がびん底部5上に示されている。図2に口部シール面の外側領域内の欠損7並びに口部シール面の内側領域内の欠損8が示されている。
【0032】
図3は光学式検査ユニット18を概略図で示し、検査ユニット18内を貫通して、びん1が搬送装置19上で20の方向に移動される。搬送装置19は透光性コンベヤ・ベルトとして、またはびんの側面と摩擦係合する弾性ベルト対(ドイツ実用新案登録第29821826.7号参照)として形成されていてもよい。検査ユニット18内でびん1の像がカメラ9で撮影される。カメラ9の信号は信号ライン22を介して評価および制御ユニット21に供給される。評価および制御ユニット21は信号を評価し、且つ制御ライン23を介して、欠陥のあるびんおよび汚染されているびんを選別排除する排出ステーション17を制御する。検査ユニット18は、CCDカメラ9、びん口部を照明するための中央があいているリング状照明ユニット11およびびん底部の下側に配置されている照明ユニット13を有し、この場合、これらの要素は図1に示す設計においては仮想垂直軸に対してほぼ同軸に配置されている。照明ユニット11および13は例えば複数のLEDから構成されていてもよい。
【0033】
図4に本発明による装置の可能な実施態様が示されている。この場合、びん1はリング状照明ユニット11により特に口部シール面の外側領域内において斜め上から照明される。口部カメラ9は口部シール面2の像を撮影する。この場合、像はリング状照明ユニット11内のほぼ中央を貫通してカメラ9により撮影される。他の照明ユニット12の光は、ビーム・スプリッタにより、上から垂直方向に口部シール面2の方向へ転向される。このようにして、カメラ9により口部シール面の内側の検査が行われる。さらに、搬送方向20に間隔Vだけオフセットされて、他の位置に同じびん1′が同時に示されている。この位置において、透明なびん底部は同様に間隔Vだけオフセットされて配置されている照明ユニット13により照明され、且つ底部カメラ10(CCDカメラ)によりびん底部の像が撮影される。図示の実施態様においては、これもまたリング状照明ユニット11の開口内を貫通して行われる。間隔Vは数cmないし数mm(図4)の値であっても、または僅か数分の1mm(図3)の値であってもよい。これら2つの位置において、検査すべきびん1ないし1′は、ほぼ完全に照明ユニット11の垂直照射の範囲内に存在する。
【0034】
図5に本発明による装置の他の実施態様が示されている。この場合、びん1′を口部シール面に対しほぼ垂直な方向に真上から照射する照明ユニット12が示されている。口部シール面から出た光はビーム・スプリッタ16および他のビーム・スプリッタ15により口部カメラ9に案内される。さらに、口部カメラ9はビーム・スプリッタ15内を貫通してびん1の像を撮影し、この場合、ここではリング状照明ユニット11が口部シール面の外側部分を照明する。図示のびん1および1′は1つの同じびんであるが、間隔Vだけオフセットされた位置において検査される。本発明による装置のこの実施態様においても、リング状照明ユニット11の開口内を貫通して2つの異なる像が撮影され、この場合、びん特にその口部シール面は2つの位置においてほぼ完全に照明ユニット11の垂直方向照射の範囲内に存在する。
【0035】
以下に本発明による方法を図3および図5の実施態様により説明する。
びん1は搬送装置19により光学式検査ユニット18に案内される。びんが光学式検査ユニット18内に存在すると直ちに、種々の検査過程が実行される。検査ステップの順序はここでは任意である。第1のステップにおいて、びん1の口部シール面2が照明ユニット11により有効に照明可能となると直ちに、即ち中心に位置決めされると直ちに、例えば照明ユニット11が点灯される。この時点に口部カメラ9が口部シール面2の像を撮影する。したがって、この検査ステップにおいては特に口部シール面の外側領域が検査される。それに続いてリング状照明ユニット11が消灯され且つ例えば照明ユニット12が点灯される。照明ユニット12はその光を口部シール面にほぼ垂直な方向から口部シール面に向ける。ここで、カメラ9で口部シール面2の他の像を撮影可能である。照明ユニット11はこの時点では既に再び消灯されているので、カメラ9により作成された像においては高いコントラストが得られる。これらの2つの第1の検査ステップの間にびん1は僅かに移動可能である。これは図3または4においては明瞭に示されていないが、特に図5からよくわかる(間隔V)。
【0036】
約2m/sのびん速度の場合、びんは200ミリ秒(2つの撮影の間の時間間隔)の時間内に約0.4mmだけ移動する。これにより、びん1はカメラ9の像領域を離れないことが保証されている。さらに、びんのきわめて僅かな移動により、常に鮮明な口部シール面の像を得ることが期待可能である。びんのピッチ間隔が約10cmの場合、この速度は72000個/時の処理能力に対応し、これは現在のあらゆる要求を満たすものである。
【0037】
ある時間後に、びん1はびん1′として示されている位置まで移動することになる。ここで、この位置において底部照明ランプ13が点灯され、且つびん底部に焦点が合わされているカメラ9(図3)または10(図4)でびん底部の像を撮影可能である。図示の実施態様においては、この像はリング状照明ユニット11内を貫通して撮影される。最後に、カメラ10により像を撮影したのちに照明ユニット13を再び消灯させてもよい。
【0038】
本発明の図示の実施態様においては、例えば、口部シール面を内部のみならず外部も並びにさらにびん底部もただ1つの検査ユニット18内で検査することもまた可能である。2m/sの想定速度の場合、他のびんは、前のびんがリング状照明ユニット1の中心を離れてから50マイクロ秒後にリング状照明ユニット11の中心に到達する。したがって、この50マイクロ秒の間に、光学式方法により可能なすべてのびん判定用検査ステップを実行可能である。
【0039】
照明ユニット11、12、13は、フラッシュ・ランプ、LEDアレー、ハロゲン・ランプ、通常の白熱電球、ストロボランプ、蛍光ランプ、例えばレーザダイオードまたはその他の各種の光源により形成されてもよい。ビーム・スプリッタ14、15または16は半透光性ガラス板から製造されていてもよいが、例えばプリズム状ガラス本体から製造されていてもよい。カメラ9および10は例えばCCDカメラであってもよく、CCDカメラはごく最近においてはディジタル化可能な像を撮影し且つ伝送可能である。
【0040】
カメラ9および10により撮影された像はそれに続いて電子式評価装置21によりびんの欠陥または汚染に関して評価可能である。
びんに関する最終検査ステップの終了後に、びんは光学式検査ユニット18から搬出され、且つその直後において、びんに欠陥があったりまたはびんが汚染されている場合に、びんは排出ステーション17により選別排除される。
【0041】
ここに紹介した方法は、王冠コルクキャップ、ねじキャップに対する口部を有するびん、広口びんの光学式検査に適し、並びに支持リングを有するPETボトルの光学式検査にも適している。
【0042】
本発明によるびんの光学式検査装置により、機械の全長を短縮可能な、短く且つコンパクトな検査ユニットを構成することが可能である。複数の像を撮影するためにただ1つのカメラを使用することは、コスト要因を考慮したときにきわめて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1はびんの略図を示す。
【図2】
図2はびん口部の拡大図を示す。
【図3】
図3はびんのための搬送装置と共に光学式検査ユニットを表わした略側面図を示す。
【図4】
図4は第1の実施態様による光学式検査ユニットの装置を表わした略側面図を示す。
【図5】
図5は第2の実施態様による光学式検査ユニットの装置を表わした略側面図を示す。
Claims (28)
- 1つのびん(1)または1つのびん部分(2、5)の像を撮影するための少なくとも1つのカメラ(9、10)と、少なくとも1つのびん(1)または1つのびん部分(2、5)を照明する少なくとも1つの照明ユニット(11、12、13)とを含む検査ステーション(18)内のびん(1)の光学式検査装置において、
検査ステーション(18)内の少なくとも2つの検査ステップ用装置が、相互にできるだけ接近した異なる時間において検査ステップが行われるように設けられていることを特徴とする、びんの光学式検査装置。 - 1つのびん(1)における時間的に最後の検査ステップが、他のびんの第1の検査ステップが開始される前に終了されているように、複数の検査ステップ用装置が提供されている請求項1に記載の光学式検査装置。
- 1つのびん(1)の口部シール面(2)の像を撮影するための少なくとも1つのカメラ(9)が設けられている請求項1または2に記載の光学式検査装置。
- びん底部(5)の像を撮影するための少なくとも1つのカメラ(10)が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の光学式検査装置。
- びん底部(5)の一部または全部を照明する照明ユニット(13)が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の光学式検査装置。
- 1つのびんの口部シール面(2)を特に半径方向斜め上から照明するリング状照明ユニット(11)が設けられている請求項1ないし5のいずれかにきさいの光学式検査装置。
- ほぼ垂直方向に口部シール面(2)の領域を照明する照明ユニット(12)が設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の光学式検査装置。
- びんを検査ステーション(18)に対して相対的に移動させる装置(19)が設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の光学式検査装置。
- びんを連続的に検査ステーション(18)内を移動させる装置(19)が設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載の光学式検査装置。
- 光が少なくとも2つの異なる位置から1つのカメラ(9)へ案内されるように1つの装置(15、16)が設けられ、これによりカメラ(9)が光学式検査装置(18)の異なる位置にあるびん(1、1′)またはびん部分(2)の像を撮影する請求項1ないし9のいずれかに記載の光学式検査装置。
- 光の案内装置が少なくとも1つのビーム・スプリッタ(15、16)を含む請求項10に記載の光学式検査装置。
- 検査過程のための少なくとも2つの異なる位置が、検査すべきびん(1)またはびん部分(2、5)が1つのカメラ(9)の像領域および/またはリング状照明装置(11)の垂直方向照射を離れないように配置されている請求項1ないし11のいずれかに記載の光学式検査装置。
- 1つまたは2つのカメラ(9、10)が、1つのびん(1)および/または1つのびん部分(2、5)の少なくとも2つの像が撮影され且つこのときびん(1)および/またはびん部分(2、5)から1つまたは複数のカメラ(9、10)までの光路が口部シール面(2)を照明するリング状照明ユニット(11)内を貫通して通過するように設けられている請求項1ないし12のいずれかに記載の光学式検査装置。
- 相前後して行われる次のステップであって、
− びん(1)を光学式検査ユニット(18)に供給するステップと、
− 検査ユニット(18)内における、少なくとも1つのびん(1)の時間的に相互にできるだけ接近した少なくとも2つの検査過程のステップと、
− びんを光学式検査ユニット(18)から搬出するステップと、
を含む、びんの光学式検査方法。 - 光学式方法による、以後に使用するためのその適格性に関するびん(1)の判定が、他のびん(1)の判定が開始される前に完全に終了されている請求項14に記載の光学式検査方法。
- 口部シール面(2)が検査される請求項14または15に記載の光学式検査方法。
- 口部シール面(2)の内側および/または外側が検査される請求項14ないし16のいずれかに記載の光学式検査方法。
- びん底部(5)が検査される請求項14ないし17のいずれかに記載の光学式検査方法。
- びん底部(5)の全部または一部が照明される請求項14ないし18のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 口部シール面(2)がリング状照明(11)により照明される請求項14ないし19のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 口部シール面(2)が口部シール面(2)に対してほぼ垂直な方向から照明される請求項14ないし20のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 1つのびん(1)または1つのびん部分(2)が2つの異なる照明ユニット(11、12)により時間的に相前後して照明される請求項14ないし21のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 1つのカメラ(9)が、1つの同じびん(1)または1つの同じびん部分(2)の少なくとも2つの像を少なくとも2つの異なる照明により撮影する請求項14ないし22のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 少なくとも2つのカメラ(9、10)が、1つの同じびん(1)または1つの同じびん部分(2)の少なくとも2つの像を少なくとも2つの異なる照明により撮影する請求項14ないし23のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 2つの異なる検査ステップが50ミリ秒以下の時間間隔の範囲内で実行される請求項14ないし24のいずれかに記載の光学式検査方法。
- びん(1)が光学式検査ユニット(18)に対して相対的に移動される請求項14ないし25のいずれかに記載の光学式検査方法。
- びん(1)が光学式検査ユニット(18)内を連続的に移動される請求項14ないし26のいずれかに記載の光学式検査方法。
- 1つのカメラ(9)が、1つの同じびん(1)または1つの同じびん部分(2)の少なくとも2つの像を、光学式検査ユニット(18)の範囲内で空間的に相互にできるだけ接近したびんの異なる位置において撮影する請求項14ないし27のいずれかに記載の光学式検査方法。
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