JPH0594509A - グラフイツクス・オブジエクト編集方式 - Google Patents

グラフイツクス・オブジエクト編集方式

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JPH0594509A
JPH0594509A JP28049191A JP28049191A JPH0594509A JP H0594509 A JPH0594509 A JP H0594509A JP 28049191 A JP28049191 A JP 28049191A JP 28049191 A JP28049191 A JP 28049191A JP H0594509 A JPH0594509 A JP H0594509A
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JP28049191A
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Tetsuya Yamashita
哲也 山下
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自由度の高いグラフックス・オブジェクトの
配置を可能とし、より対話性に優れたグラフックス・オ
ブジェクト編集方式を得ること。 【構成】 グラフィックス・オブジェクトの表示位置
を、表示スクリーンあるいはウインドウの幅と高さに対
する相対位置と、表示画面のドット数あるいはドット数
に換算可能な物理単位(cm,inchなど)のような
絶対位置の組により管理することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対話型データ処理シス
テムにおけるグラフィックス・オブジェクト編集方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に対話型データ処理システムは、デ
ータを記憶し、必要な処理を行う中央処理装置、処理結
果を利用者に表示する表示画面、利用者がシステムへの
入力を行うキーボードならびにマウス、必要に応じてデ
ータのハードコピーを出力する印刷装置、データを保存
する外部記憶装置からなるシステムであって、利用者の
システムに対する指示や、システムからの質問に対する
利用者の解答が瞬時にデータに反映し利用者にフィード
バックされ、この過程を繰り返すことにより利用者の適
用業務を解決することを目的とするものである。
【0003】グラフィックス・オブジェクト編集装置
は、グラフィックス・オブジェクトの種類、形状、属
性、配置状況あるいはオブジェクト間の関係からもたら
されるデータ構造、プログラムまたはプログラムのソー
ステキスト、印刷結果等を得るために、図2に示すよう
に表示スクリーン201あるいはウインドウ202に表
示されたカーソル203を利用者が制御し、所望の位置
に図形204、絵205、ボタン206あるいはゲージ
207といった再編集可能なグラフィックス・オブジェ
クトを配置、編集することによりシステムとの対話を行
う対話型データシステムであり(例えば特公平3−20
789号公報参照)、近年パーソナル・コンピュータや
ワークステーション等において多くのものが市販されて
いる。
【0004】また、グラフィックス・オブジェクト編集
装置は、通常この他に利用者がグラフィックス・オブジ
ェクトに対する指示をするために常に表示されているコ
マンド・バー208、あるいは特定のマウスボタンかキ
ーを押すことにより表示されるメニュー209を具備
し、編集の対象となるグラフィックス・オブジェクトの
生成、選択、複写、移動、削除、属性の変更等の操作が
簡便な方法で行えるようになっている。グラフックス・
オブジェクトの表示位置は、カーソルによって指定され
るスクリーンあるいはウインドウにおけるある点、例え
ば左上端点(図4参照)、を起点とした絶対位置あるい
は表示スクリーンあるいはウインドウの幅と高さに対す
る相対位置で記憶される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】絶対位置でグラフィッ
クス・オブジェクトを記録するグラフックス・オブジェ
クト編集装置においては、グラフックス・オブジェクト
の表示位置は表示装置の画面上のドット数により決定さ
れ、表示画面のウィンドウの大きさ(表示領域)の変化
にオブジェクトは無関係であるために、ウインドウを縮
小すると表示したいオブジェクトが隠れてしまうことが
ある。他方、相対位置でグラフィックス・オブジェクト
を記録するグラフックス・オブジェクト編集装置におい
ては、ウインドウを拡大/縮小すると全てのオブジェク
トが連動して拡大/縮小するため、固定の大きさにした
いオブジェクトまで拡大/縮小されてしまう。また、両
形式とも起点が一点に定まっているため、システムが定
めた起点以外を起点とする配置を行うことができないな
ど利用者の考えるグラフックス・オブジェクトの配置を
行うことができないことが多かった。
【0006】本発明はこれらの従来技術の問題点を解決
することを目的とするものである。即ち、本発明は、自
由度の高いグラフックス・オブジェクトの配置を可能と
し、より対話性に優れたグラフックス・オブジェクト編
集方式を提供することを目的とする。この目的は、グラ
フィック・オブジェクトの表示位置を、表示スクリーン
あるいはウインドウの幅と高さに対する相対位置と、表
示画面のドット数のような絶対位置を組合せて指定する
ことにより、達成される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のグラフィックス
・オブジェクト編集方式は、グラフィックス・オブジェ
クトの表示位置を、表示領域の幅と高さに対する相対値
で表す相対位置と、表示領域のサイズとは無関係に一定
の物理的単位で表す絶対位置との組により管理すること
を特徴とする。
【0008】
【作用】一般に、相対座標系は、表示スクリーンやウィ
ンドウなどの表示領域の幅と高さに対する相対位置で表
示位置を表す。また、絶対座標系は表示スクリーンやウ
ィンドウなどの表示領域のサイズとは無関係に一定の物
理的単位たとえば表示画面のドット数やドット数に換算
可能なセンチメートルやインチ等の単位で表示位置を表
す。本発明はこれらの相対座標系と絶対座標系を組み合
せて両者の長所を併せ持つようにしている。すなわち、
グラフィックス・オブジェクトの表示位置は、前記相対
位置と前記絶対位置の組により表す。図5は絶対座標可
変モードの本発明によるグラフィックス・オブジェクト
の位置の表示例を示しており、グラフィックス・オブジ
ェクトの位置を、相対位置の座標x:0.0,y:0.
0と、絶対位置の座標x:250,y:120の組によ
って表している。本発明の実施例においては、一つのウ
ィンドウにおける座標系を相対位置または絶対位置のど
ちらか一方を起点として固定し(即ち、常に同じ座標値
を用い)、他方を可変にしている。相対位置を固定し絶
対位置を可変にする態様の座標系を絶対座標可変モード
と呼び、絶対位置を固定し相対位置を可変にする態様の
座標系を相対座標可変モードと呼んでいる。グラフィッ
クス・オブジェクトを選択する際の位置の指定や、選択
されたグラフィックス・オブジェクトの移動先の位置の
指定などにおいて、通常ポインティングデバイス(マウ
スなど)により制御されるカーソルが用いられるが、そ
のカーソルの位置は、表示スクリーンの一定の座標系で
表されるので、本発明にしたがって前記相対位置と絶対
位置の組で指定する座標系を用いる際には、変換が必要
である。本発明の実施例によれば、カーソルの位置の座
標(X,Y)から相対位置の座標(相対X,相対Y)あ
るいは絶対位置の座標(絶対X,絶対Y)を得るには、
次の関係式が用いられる。 X = 相対X × ウインドウの幅 + 絶対X Y = 相対Y × ウインドウの高さ + 絶対Y 例えば、相対座標可変モード時には、現在のカーソル位
置(X,Y)、現在のウィンドウの幅および高さ、固定
した絶対位置の座標(絶対X,絶対Y)を上記の関係式
に代入することにより、カーソル位置に対応する相対位
置の座標(相対X,相対Y)が算出できる。また、絶対
座標可変モード時には、現在のカーソル位置(X,
Y)、現在のウィンドウの幅および高さ、固定した相対
位置の座標(相対X,相対Y)を上記の関係式に代入す
ることにより、カーソル位置に対応する絶対位置の座標
(絶対X,絶対Y)が算出できる。本発明によれば、グ
ラフィックス・オブジェクトの位置を相対位置と絶対位
置の組によって表すことにより、自由度の高いグラフィ
ックス・オブジェクトの配置が可能となった。従って、
本発明によれば、ユーザは自分の目的に叶った配置を容
易に得ることができ、また、より対話性に優れたグラフ
ィックス・オブジェクト編集方式を実現することができ
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例はグラフィックス・オブジェクト
の表示位置を、表示スクリーンあるいはウインドウの幅
と高さに対する相対位置と、表示画面のドット数のよう
な絶対位置の総和を記録するための構成を持つグラフィ
ックス・オブジェクト編集装置である。このグラフィッ
クス・オブジェクト編集装置は、グラフィックス・オブ
ジェクトの生成を行う生成手段101と、選択されたグ
ラフィックス・オブジェクトの削除を行う削除手段10
2と、グラフィックス・オブジェクトを操作の対象とし
て選択する選択手段103と、選択されたグラフィック
ス・オブジェクトの移動を行う移動手段104と、選択
されたグラフィックス・オブジェクトの複写を行う複写
手段105と、カーソルの位置を相対、絶対の混在した
座標系で設定する座標系設定手段106と、移動または
複写の操作で指定された変更位置の座標をグラフィック
ス・オブジェクトに設定する位置変更手段107と、以
上の各手段からの情報に基づいて編集処理を行う管理手
段108と、管理手段108からの情報を表示画面に表
示する表示手段109とを備えている。
【0010】上記各手段は、計算機プログラムを含み、
その実行をするためのハードウェアの構成の一例を図3
に示す。ユーザからの入力操作に対する処理を伴う生成
手段101、削除手段102、選択手段103、移動手
段104、複写手段105、座標系設定手段106、お
よび位置変更手段107は、キーボード304とマウス
305と中央処理装置の制御装置301によってそれら
の機能が実現される。管理手段108の機能は、制御装
置301と主記憶装置302により、また表示手段10
9の機能は表示装置303によって実現される。表示装
置303の表示画面には、本実施例では前記各手段10
2、103、104、105、106、107のための
削除、選択、移動、複写、変更位置、座標系の設定など
の指示領域を有するコマンドバーが表示され、ユーザが
マウス305によりこれらの指示を行うことができるよ
うになっている。また、キーボード304から入力され
た座標系の設定値はコマンドバーの領域に表示される。
【0011】次に以上のような構成を有するグラフィッ
クス・オブジェクト編集装置の動作について説明する。
まず、動作の概要を説明する。グラフィックス・オブジ
ェクトの生成は生成手段101で行う。また逆に不必要
なグラフィックス・オブジェクトは、削除手段102に
より指示して削除する。表示画面上に表示されているグ
ラフィックス・オブジェクトに関する操作は、まず操作
対象となるグラフィックス・オブジェクトを選択手段1
03により選択し、次に削除手段102、複写手段10
4、移動手段105などの手段により、与えられたコマ
ンドに応じた処理を行う。位置変更手段107は、複写
または移動のコマンドに続く動作としてユーザの指示す
る複写先や移動先のカーソル位置の座標を検出する。座
標系設定手段106は、後で説明するように相対座標と
絶対座標をどのように混在させるかを設定する。これら
の操作に伴うグラフィックス・オブジェクトの位置情報
の変更に際して、座標系設定手段106の設定に基づ
き、管理手段108は、位置変更手段107からのカー
ソル位置情報を相対・絶対の混在した座標系で表すよう
処理し、そのカーソル位置をグラフィックス・オブジェ
クトに設定する。その結果は表示手段109で表示画面
に表示される。
【0012】(座標系の設定)本実施例において、グラ
フィックス・オブジェクトの位置は、相対・絶対の混在
した座標系で設定する。図4は座標系の例を示すもの
で、(a)は相対座標系、(b)は絶対座標系を示すも
のである。例えば、図4(a)に示すように、相対座標
は、水平方向はスクリーンまたはウインドウの左端を
0.0、右端を1.0、垂直方向は上端を0.0、下端
を1.0とする。また、図4(b)に示すように絶対座
標は、水平方向はスクリーンまたはウインドウの左端を
0、右にいくほどディスプレイのドット数に応じて値が
増え、垂直方向は上端を0、下にいくほどディスプレイ
のドット数に応じて値が増えるものとする。
【0013】図5は、コマンドバー208を有する表示
画面の例を示すものである。この例では、コマンドバー
208に、生成、選択、複写、移動、削除などのコマン
ド領域の他に、相対座標系と絶対座標系を混在させた座
標系を設定するための領域を設けている。三角が表示さ
れている領域は、相対座標、絶対座標のいづれがカーソ
ルの動きに連動して変化するかを選択するスイッチを構
成している。黒く塗られた三角が表示されたスイッチで
示される座標系が、カーソルの動きに連動して変化し、
もう一方は固定となる。図5の例では、絶対と表示され
た領域の三角形が選択されて黒くなった状態になってい
るので、絶対座標系がカーソルの動きに連動して変化
し、相対座標系が固定である。コマンドバー208にお
ける相対、絶対の選択ボタンのある領域のそれぞれ隣に
ある領域は、設定された座標を表示する領域である。図
5の例の場合は、固定を指示する前に設定されていた相
対座標系の座標が「x:0.0 y:0.5」であるこ
とを示している。なお、この値は、固定を指示する際に
ユーザがキーボードを介して設定するようにしてもよ
い。また、変化を指示した絶対座標系の座標として
「x:270 y:−120」の値が表示されている
が、これは指示された位置が前記相対座標の固定座標値
を起点として表示画面のx軸方向およびy軸方向のドッ
ト数で表した表示画面上の位置が指定されていることを
表している。
【0014】図6は、カーソルがスクリーンの同一位置
を示していても、座標系の設定により異なる値をとるこ
とを例示している。同図(a)は相対座標「x:0.0
y:0.0」を固定の起点として絶対座標で表示する
例を示し、同図(b)は相対座標「x:1.0 y:
0.5」を固定の起点として絶対座標で表示する例を示
している。スクリーンまたウインドウの大きさが変化す
れば、異なるスクリーンの座標値を示す。 (位置の変更)選択されたグラフィックスオブジェクト
の位置の変更はその編集点をカーソルで示される位置に
することにより行う。このときの座標値は前述の相対座
標と絶対座標の組で与えられる。スクリーン上の座標値
は、次のように計算される。 X = 相対X × ウインドウの幅 + 絶対X Y = 相対Y × ウインドウの高さ + 絶対Y 従って、図6の(a)および(b)の場合はそれぞれ次
のようになる。 (a) X = 0.0 × 500 + 250 = 250 Y = 0.0 × 300 +120 =120 (b) X = 1.0 × 500 − 250 = 250 Y = 0.5 × 300 − 30 =120
【0015】以下に、本実施例の動作の詳細をフローチ
ャートにより説明する。 (コマンドバーの制御ループ)図7はコマンドバー回り
の制御ループを示す図である。マウスの出力を読み取り
(ステップS71)、カーソルがコマンドバーの外にあ
るか否かを判定する(ステップS72)。カーソルがコ
マンドバー内にないときには、コマンドの入力とは関係
のないところにカーソルがあることになるので、このコ
マンドバー制御ループから抜け出る。カーソルがコマン
ドバーの中にあるときには、生成、削除ボタンが押され
たか(ステップS73)、選択、移動、複写ボタンのい
ずれかが押されたか(ステップS74)、相対、絶対ボ
タンのいずれかが押されたか(ステップS75)をそれ
ぞれ判定する。生成、または削除ボタンが押された場合
は、生成手段101または削除手段102の機能により
グラフィックス・オブジェクトの生成または削除を行う
(ステップS76)。選択、移動、または複写のボタン
が押された場合には、押されたボタンに応じて編集モー
ドを設定する(ステップS77)。相対、または絶対ボ
タンが押された場合には、図8において詳述する座標系
の設定を行う(ステップS78)。
【0016】(座標系の設定)図8は図7のフローにお
けるステップS78の詳細を示すものである。絶対ボタ
ンと相対ボタンの何れが押されたかを判定(ステップS
81)し、絶対ボタンが押された場合は絶対座標可変モ
ードを設定する(ステップS82)。即ち、絶対座標可
変モードであることを表す情報を保持しておき、座標値
の更新のときに、現在のモードが何であるか参照できる
ようにする。相対ボタンが押さた場合には、同様にして
相対座標可変モードを設定する(ステップS83)。い
ずれかのモードに設定したのち、コマンドバーの可変座
標の表示部(図6の2つの三角形の部分)に、可変座標
に設定されている座標系に対応するものを黒で表示し、
固定座標に設定されている座標系に対応する表示部を白
に設定する。
【0017】(編集ビュー制御ループ)図9は、グラフ
ィックス・オブジェクトの編集領域即ち編集ビューの制
御動作を示すフロー図である。マウスの出力を読み取り
(ステップS91)、カーソルが編集ビューの外にある
か否かを判定する(ステップS92)。カーソルが編集
ビュー内にないときには、グラフィックス・オブジェク
トの編集とは関係のないところにカーソルがあることに
なるので、この編集ビュー制御ループから抜け出る。カ
ーソルが編集ビューの中にあるときには、図10により
後述する座標値の更新処理を行う(ステップS93)。
次に、現在、選択モードであるか(ステップS94)、
複写モードであるか(ステップS95)、移動モードで
あるか(ステップS96)をそれぞれ判定する。選択モ
ードである場合は、選択手段103の機能によりグラフ
ィックス・オブジェクトの選択処理を行う(ステップS
97)。複写モードである場合には、複写手段105の
機能によりグラフィックス・オブジェクトの複写処理
(ステップS98)と、グラフィックス・オブジェクト
の移動処理とを行う(ステップS99)。移動モードで
ある場合は、移動手段104によるグラフィックス・オ
ブジェクトの移動処理を行う(ステップS99)。各処
理が終了したら、ステップS91へ戻る。
【0018】(座標値の更新)図10はマウスの出力に
よって制御されるカーソルが編集ビューの中にあるとき
のカーソルの位置の座標の更新の処理フローを示すもの
である。カーソルの座標を読み取り、x座標を変数X、
y座標を変数Yに代入する(ステップS101)。ウイ
ンドウの幅を変数WW、高さを変数WHに代入する(ス
テップS102)。絶対座標可変モードに設定されてい
るかどうかを調べる(ステップS103)。絶対座標可
変モードに設定されている場合は、記憶してある固定の
相対座標を読み取り、そのx座標を相対X、y座標を相
対Yに代入する(ステップS104)。X、Y、WW、
WH、相対X、相対Yから 絶対X = X− (相対X × WW) 絶対Y = Y− (相対Y × WH) を計算し、これを記憶する(ステップS105)。他
方、相対座標可変モードに設定されている場合は、記憶
してある固定の絶対座標を読み取り、そのx座標を絶対
X、y座標を絶対Yに代入する(ステップS106)。
そして、X、Y、WW、WH、絶対X、絶対Yから 相対X = (X− 絶対X) / WW 相対Y = (Y− 絶対Y )/ WH を計算し、これを記憶する(ステップS107)。そし
て、ステップS105またはS107で求めた座標値で
コマンドバーの座標値の表示を更新する(ステップS1
07)。編集ビュー上において、マウスによりカーソル
を移動させると、その位置の座標値を設定されているモ
ードに対応する値にし、それをコマンドバーに表示する
ことができる。
【0019】図11a〜図11cは、図9のステップS
97のグラフィックス・オブジェクトの選択処理の詳細
を示すフロー図である。マウスの出力を読み取る(ステ
ップS1101)。マウスの出力のうちマウスの選択ボ
タン(マウスのボタンのうち選択機能が割当てられてい
るもの)が押されているか否かを調べ(ステップS11
02)、マウスの選択ボタンが押されていないとは、選
択処理をする場合ではないので、処理を終了する。この
選択処理の選択ボタンが押されているときは、記憶して
いる選択を解除し(ステップS1103)、編集ビュー
を再表示する(ステップS1104)。マウス出力を基
に、カーソルの座標を読み取り、x座標をX、y座標を
Yに代入する(ステップS1105)。カーソルの位置
にグラフィックス・オブジェクトがあるか否かを調べる
(ステップS1106)。カーソル位置にグラフィック
ス・オブジェクトがなかったときは、選択ボタン(コマ
ンドバーにあるもの)が押されているか否かを判定し
(ステップS1114)、押されていれば座標値の更新
を行い(ステップS1115)、押されていなければ処
理を終了する。ステップS1106のチェックで、カー
ソル位置にグラフィックス・オブジェクトがあったとき
は、そのオブジェクトを選択されたオブジェクトとして
記憶する(ステップS1107)。
【0020】次に、前記カーソルの座標値が選択された
オブジェクトの編集点に該当するか否かを調べ(ステッ
プS1108)、編集点に該当すればその座標値を編集
点として変数iに代入する(ステップS1109)。そ
して、マウスの選択ボタンがまだ押されているか否かを
調べ(ステップS1110)、押されていればカーソル
の座標値の更新を行う(ステップS1111)。さら
に、カーソルの座標を読み取り、その読み取ったx座標
をX1、y座標をY1に代入する(ステップS111
2)。次に、X ≠X1 or Y ≠Y1が真である
か否かを判定し(ステップS113)、真でなければス
テップS1105の時点のカーソルの位置が変わってい
ないので、ステップS1110へ戻る。真の場合は、選
択しているオブジェクトの編集点iを、記憶している座
標にする(ステップS1116)。また、X = X
1、Y = Y1とする、即ちカーソル位置座標を更新
する(ステップS1117)。そして編集ビューを再表
示し(ステップS1118)、ステップS1110へ戻
る。以上のように、選択モードにおいてグラフィックス
・オブジェクトにカーソルを合わせマウスの選択ボタン
をおすことにより選択が行われる。
【0021】図12は、図9のステップS98のグラフ
ィックス・オブジェクトの複写の詳細なフロー図であ
る。マウスカーソルが編集ビューの中にあり、かつ複写
モードであるときにこの複写を行う。そのために、ま
ず、グラフィックス・オブジェクトが選択されているか
を調べる(ステップS1201)。グラフィックス・オ
ブジェクトが選択されていなければ複写はおこなわな
い。選択されているときは、選択しているオブジェクト
の複製を作りOBとする(ステップS1201)。複製
を作成したら、グラフィックス・オブジェクトの選択状
態を解除する(ステップS1203)。そして編集ビュ
ーを再表示する(ステップS1204)。そして、OB
をグラフィックス・オブジェクト群に加える(ステップ
S1205)。そのOBを選択状態にし(ステップS1
206)、編集ビューを再表示する(ステップS120
7)。これで複製が作成され選択状態に用意されたの
で、続く図9のステップS98において、その複製され
たグラフィックス・オブジェクトの移動を行うことによ
り複写が完成する。
【0022】図13a〜図13cは、そのグラフィック
ス・オブジェクトの移動のフロー図である。オブジェク
トが選択されているか否かを調べ(ステップS130
1)、選択されていなければ処理は終了する。選択され
ていれば、次にマウスの出力を読み取る(ステップS1
302)。マウスの移動ボタンが押されているかを調べ
(ステップS1303)、押されていなければ処理は終
了する。押されていれば、記憶している選択を解除し
(ステップS1304)、編集ビューを再表示する(ス
テップS1305)。そして、カーソルの座標を読み取
り、その読み取ったx座標をOX、y座標をOYに代入
する(ステップS1306)。XにOX、YにOYを代
入する(ステップS1307)。マウスの移動ボタンが
押されているかを調べ(ステップS1308)、押され
ていなければ、編集ビューを再表示し(ステップS13
14)、終了する。移動ボタンが押されている場合は、
座標の更新を行い(ステップS1309)、以下に示す
座標の計算を行う。カーソルの座標を読み取り、x座標
をX1、y座標をY1に代入する(ステップS131
0)。
【0023】次にX ≠X1 or Y ≠Y1である
か否かの判定、即ち移動ボタンが押されたことを検出と
きにカーソルの位置の変化が生じていたか否かの判定を
行う(ステップS1311)。否であるときはステップ
S1308へ戻る。X ≠X1 or Y ≠Y1であ
るときは、ウインドウの幅をWW、高さをWHに代入す
る(ステップS1312)。選択している編集点の数を
nに代入し、iに1を代入する(ステップS131
3)。i<=nであるかの調べて、全ての選択している
編集点について座標の計算が終わったかどうかを判定す
る(ステップS1315)。
【0024】i<=nであるとき即ち未計算の編集点が
残っているときは、絶対座標可変モードか否かの判定を
し(ステップS1318)、絶対可変モードのときは、
ステップS1319、S1320により移動先の座標の
計算を行い、絶対座標可変モードでないとき即ち相対座
標可変モードのときは、ステップS1321〜S132
2により移動先の座標の計算を行う。即ち、絶対可変モ
ードのときは、選択しているオブジェクトの編集点iの
絶対座標を読み取り、x座標を絶対X、y座標を絶対Y
に代入する(ステップS1319)。次に、X1、Y
1、OX、OY、絶対X、絶対Yから 絶対X = 絶対X + X1− OX 絶対Y = 絶対Y + Y1− OY を計算し、これを編集点iの絶対座標とする。相対可変
モードのときは、選択しているオブジェクトの編集点i
の相対座標を読み取り、その読み取ったx座標を相対
X、y座標を相対Yに代入する(ステップS132
1)。次に、X1、Y1、OX、OY、WW、WH、相
対X、相対Yから 相対X = 相対X +(X1−OX) / WW 相対Y = 相対X +(Y1− OY )/ WH を計算し、これを記憶する(ステップS1322)。そ
して、各編集点の計算が終了する毎に変数iの値を1だ
け増加させて、次の編集点の処理に移る(ステップS1
323)。ステップS1351でi>nと判定されたと
き即ちすべての編集点について処理が済んだときは、X
1をX、Y1をYに代入する(ステップS1316)。
そして、編集ビューを再表示する(ステップS131
7)
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、グラフィックス・オブ
ジェクトの位置を相対位置と絶対位置の組によって表す
ことにより、自由度の高いグラフィックス・オブジェク
トの配置が可能となった。従って、本発明によれば、ユ
ーザは自分の目的に叶った配置を容易に得ることがで
き、また、より対話性に優れたグラフィックス・オブジ
ェクト編集方式を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 一般的なグラフィックス・オブジェクト編集
装置の表示画面例を示す図である。
【図3】 本発明の実施例のハードウェアの構成例を示
す図である。
【図4】 座標系の例を示すもので(a)は相対座標
系、(b)絶対座標系を示す図である。
【図5】 コマンドバーを有する表示画面の例を示す図
である。
【図6】 (a)および(b)は、座標系の設定の違い
により座標値が異なることを示す図である。
【図7】 コマンドバー制御ループを示す図である。
【図8】 座標系の設定の処理を示すフロー図である。
【図9】 グラフィックス・オブジェクトの編集領域即
ち編集ビューの全体の制御動作を示すフロー図である。
【図10】 マウスの出力によって制御されるカーソル
が編集ビューの中にあるときのカーソルの位置の座標の
更新の処理フロー図である。
【図11a】 図11b、図11cと併せて、図9のス
テップS97のグラフィックス・オブジェクトの選択処
理の詳細を示すフロー図を構成しており、従って図11
aはそのフロー図の一部である。
【図11b】 グラフィックス・オブジェクトの選択処
理の詳細を示すフロー図の一部を示す図である。
【図11c】 グラフィックス・オブジェクトの選択処
理の詳細を示すフロー図の一部を示す図である。
【図12】 図9のステップS98のグラフィックス・
オブジェクトの複写の詳細なフロー図である。
【図13a】 グラフィックス・オブジェクトの移動の
フロー図(その1)である。
【図13b】 グラフィックス・オブジェクトの移動の
フロー図(その2)である。
【図13c】 グラフィックス・オブジェクトの移動の
フロー図(その3)である。
【符号の説明】
101…生成手段、102…削除手段、103…選択手
段、104…移動手段、105…複写手段、106…座
標系設定手段、107…位置変更手段、108…管理手
段、109…表示手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフィックス・オブジェクトの表示位
    置を、表示領域の幅と高さに対する相対値で表す相対位
    置と、表示領域のサイズとは無関係に一定の物理的単位
    で表す絶対位置との組により管理することを特徴とする
    グラフィックス・オブジェクト編集方式。
JP28049191A 1991-10-01 1991-10-01 グラフイツクス・オブジエクト編集方式 Pending JPH0594509A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008893A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Hakko Denki Kk 作画支援システム、および作画支援システムにおける支援装置

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