JPH0594354U - 建設機械のキャブ - Google Patents
建設機械のキャブInfo
- Publication number
- JPH0594354U JPH0594354U JP3843092U JP3843092U JPH0594354U JP H0594354 U JPH0594354 U JP H0594354U JP 3843092 U JP3843092 U JP 3843092U JP 3843092 U JP3843092 U JP 3843092U JP H0594354 U JPH0594354 U JP H0594354U
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- sash
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 車幅内旋回式油圧ショベルでは、キャブが車
幅円内に配設されうように、キャブの前面側の側端角部
を上部より見て斜めに面取状に削いで前部面を形成し、
従来技術のキャブでは、キャブの前面と上記斜め前部面
にそれぞれ別個のサッシ又はガラスを張設している。そ
のためにキャブの前面幅寸法が狭い上に、斜め前部面と
前面との境界部にHゴムなど不透明部材が存在するの
で、運転者の前方視界を著く阻害していた。本考案は上
記の問題点を解決する。 [構成] 本考案では,車幅内旋回式油圧ショベルに装
備され斜め前部面を有するキャブに対して、上部より見
て断面く字状のフロントサッシを形成し、そのフロント
サッシをキャブの前面より上記斜め前部面にわたって張
設した。
幅円内に配設されうように、キャブの前面側の側端角部
を上部より見て斜めに面取状に削いで前部面を形成し、
従来技術のキャブでは、キャブの前面と上記斜め前部面
にそれぞれ別個のサッシ又はガラスを張設している。そ
のためにキャブの前面幅寸法が狭い上に、斜め前部面と
前面との境界部にHゴムなど不透明部材が存在するの
で、運転者の前方視界を著く阻害していた。本考案は上
記の問題点を解決する。 [構成] 本考案では,車幅内旋回式油圧ショベルに装
備され斜め前部面を有するキャブに対して、上部より見
て断面く字状のフロントサッシを形成し、そのフロント
サッシをキャブの前面より上記斜め前部面にわたって張
設した。
Description
【0001】
本考案は、主として車幅内旋回式油圧ショベルなど建設機械に装備されている キャブに関する。
【0002】
図3は、従来技術のキャブ1を装備した油圧ショベルを後側の斜め上部より見 た斜視図である。図において、2は下部走行体、3は上部旋回体,4はキャブ1 のドア、5はカウンタウエイトである。図4は、図3のAより見たキャブ1の配 置を示す要部切欠き平面図である。図において、6はキャブ1内の運転席、2R は下部走行体2(仮想線で示す)の車幅寸法、0は上部旋回体3の旋回中心、イ (仮想線で示す)は旋回中心0より半径Rなる車幅円である。図5は、キャブ1 を斜め前部より見た斜視図である。キャブ1内部の装備構造は、図示していない 。図5において,7はキャブ1の前面、8は斜め前部面、9は前面1に張設した フロントサッシ、10は斜め前部面に張設したサッシである。図6は、図5のB ーBより見た要部断面図である。図において、11はHゴム、14は支柱である 。図7は、従来技術の他実施例キャブ1’を上部より見た要部断面図である。キ ャブ1’の斜め前部面8aには、いわゆる嵌め殺しの窓ガラス12が張設されて いる。
【0003】 従来技術のキャブ1を図3〜図6について述べる。車幅内旋回油圧式ショベル は狭隘な場所で作業ができるように、上部旋回体3に装備したキャブ1及びカウ ンタウエイト5が、下部走行体2の車幅円イ内に配設されている。そのためにキ ャブ1の前面側の側端角部を上部より見て斜めに面取状に削いで、斜め前部面8 を形成している。そしてキャブ1の前面7と上記斜め前部面8にそれぞれフロン トサッシ9とサッシ10を張設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 車幅内旋回式油圧ショベルでは、キャブが車幅円内に配設されるように、キャ ブの前面側の側端角部を上部より見て斜めに面取状に削いで斜め前部面を形成し ている。従来技術のキャブでは、キャブの前面と上記斜め前部面にそれぞれ別個 のサッシ又はガラスを張設している。そのためにキャブの前面と斜め前部面との 境界部には不透明部材であるHゴム,サッシ枠,支柱などが存在する。車幅内旋 回式油圧ショベルの前面の左右幅寸法は一般の油圧ショベルのキャブの前面幅寸 法に比べてかなり小寸に縮小されている上に、斜め前部面との境界部に上記不透 明部材が存在するので、運転者の前方視界を著く阻害していた。本考案は、上記 の問題点を解決することを目的とする。
【0005】
本考案では、車幅内旋回式油圧ショベルに装備され斜め前部面を有するキャブ に対して、上部より見て断面く字状のフロントサッシを形成し、そのフロントサ ッシをキャブの前面より上記斜め前部面にわたって張設した。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案のキ ャブ15を斜め前部より見た斜視図である。図において、従来技術と同一構成要 素を使用するものに対しては同符号を付す。またキャブ15内部の装備構造は、 図示していない。3’は上部旋回体、7’はキャブ15の前面、8’は斜め前部 面、16はフロントサッシ、17はフロントサッシ16のガラスである。図2は 、図1のCーCより見た要部断面図である。図において、18はHゴム、14’ は支柱である。
【0007】 次に、本考案のキャブ15の構成を図1及び図2について述べる。本考案では 、車幅内旋回式油圧ショベルに装備され斜め前部面8’を有するキャブ(15) に対して、上部より見て断面く字状のフロントサッシ16を形成し、そのフロン トサッシ16をキャブ(15)の前面7’より上記斜め前部面8’にわたって張 設した。
【0008】 次に、本考案のキャブ15の作用について述べる。本考案ではキャブ15のフ ロントサッシ16を前面7’より斜め前部面8’にわたって形成したので、その 前面及び斜め前部面が透明なガラス17にて張りめぐらされ、運転者の前方視界 を阻害するHゴムなどの不透明部材は存在しない。したがって運転者の前方視界 が広くなり,前方視認性と安全性を向上させることができる。また上記キャブの 前面及び斜め前面部をサッシで構成するので、運転室の通気性をそこなうことも ない。
【0009】
車幅内旋回式油圧ショベルでは、キャブが車幅円内に配設されるように、キャ ブの前面側の側端角部を上部より見て斜めに面取状に削いで斜め前部面を形成し 、従来技術のキャブでは、キャブの前面と上記斜め前部面にそれぞれ別個のサッ シ又はガラスを張設している。そのためにキャブの前面幅寸法が狭い上に、斜め 前部面と前面との境界部にHゴムなど不透明部材が存在するので、運転者の前方 視界を著く阻害していた。しかし本考案では、車幅内旋回式油圧ショベルに装備 され斜め前部面を有するキャブに対して、上部より見て断面く字状のフロントサ ッシを形成し、そのフロントサッシをキャブの前面より上記斜め前部面にわたっ て張設した。それにより上記前面及び斜め前部面が透明なガラスにて張りめぐら され、運転者の前方視界を阻害するHゴムなどの不透明部材は存在しない。した がって運転者の前方視界が広くなり、前方視認性と安全性を向上させることがで きる。また上記キャブの前面及び斜め前部面をサッシで構成するので、運転室の 通気性をそこなうこともない。
【図1】本考案のキャブを斜め前部より見た斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のCーCより見た要部断面図である。
【図3】従来技術のキャブを装備した油圧ショベルを後
側の斜め上部より見た斜視図である。
側の斜め上部より見た斜視図である。
【図4】図4のAより見たキャブの配置を示す要部切欠
き平面図である。
き平面図である。
【図5】従来技術のキャブを斜め前部より見た斜視図で
ある。
ある。
【図6】図6のBーBより見た要部断面図である。
【図7】従来技術の他実施例キャブを上部より見た要部
断面図である。
断面図である。
1,1’,15,15’ キャブ 2 下部走行体 3,3’,3’a 上部旋回体 7,7’,7’a 前面 8,8’,8a,8’a 斜め前部面 9,16 フロントサッシ 10 サッシ 11,18 Hゴム 17 ガラス イ 車幅円
Claims (1)
- 【請求項1】 下部走行体上に上部旋回体が搭載され、
その上部旋回体に装備したキャブ及びカウンタウエイト
が下部走行体の車幅円内に配設されるように、キャブの
前面側の側端角部を上部より見て斜めに面取状に削いで
斜め前部面を形成し、キャブの前面と上記斜め前部面に
サッシを張設している車幅内旋回式建設機械のキャブで
あって、上部より見て断面く字状のフロントサッシを形
成し、そのフロントサッシをキャブの前面より上記斜め
前部面にわたって張設したことを特徴とする建設機械の
キャブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3843092U JP2563565Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 建設機械のキャブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3843092U JP2563565Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 建設機械のキャブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594354U true JPH0594354U (ja) | 1993-12-24 |
JP2563565Y2 JP2563565Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=12525095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3843092U Expired - Lifetime JP2563565Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 建設機械のキャブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563565Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327462A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Komatsu Ltd | 建設機械のキャブ構造 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP3843092U patent/JP2563565Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327462A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Komatsu Ltd | 建設機械のキャブ構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2563565Y2 (ja) | 1998-02-25 |
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