JP2503487Y2 - ホイ―ルクレ―ンの車体フレ―ム - Google Patents

ホイ―ルクレ―ンの車体フレ―ム

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JP2503487Y2
JP2503487Y2 JP1990109337U JP10933790U JP2503487Y2 JP 2503487 Y2 JP2503487 Y2 JP 2503487Y2 JP 1990109337 U JP1990109337 U JP 1990109337U JP 10933790 U JP10933790 U JP 10933790U JP 2503487 Y2 JP2503487 Y2 JP 2503487Y2
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intermediate frame
crane
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body frame
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与之郎 西田
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はラフテレーンクレーン等のホイールクレーン
の車体フレームに関するものである。
〔従来の技術〕
ホイールクレーンの車体フレームは、第3図に示すよ
うに前部、中間、後部の各フレーム1,2,3から成ってい
る。
従来、これら各フレーム1,2,3は、互いの上面が面一
に連続して形成され、前部フレーム1の下面に前部車軸
4、後部フレーム3の下面に後部車軸5がそれぞれ取付
けられるとともに、中間フレーム2上に、旋回台2aおよ
び旋回軸受6を介して上部旋回体Uが搭載される。
7は前輪、8は後輪、9は上部旋回体Uのキャビン、
10は同ブームである。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようなホイールクレーンにおいては、一般公道を
道路幅に余裕をもって安全に走行しうるように、また狭
所進入性が良くなるように、車幅(車体フレーム幅)を
できるだけ小さくしたいという要望がある。
ところが、車幅を小さくすると、車体の横方向安定性
が低下し、車両の横転防止のために道路運送車両の保安
基準で定められた安定傾斜角度(所謂転角=30°)を保
てなくなるという問題が生じていた。
ところで、車幅を減少させながらこの安定傾斜角度を
維持するためには、クレーン全体の重心を下げればよ
く、その手段として、車体フレームの厚みを全体に現状
よりも薄くして、上部旋回体Uの位置を下げることが考
えられる。
ところが、こうすると車体フレーム全体の剛性が低下
する。とくに、後部フレームの場合、エンジンEおよび
その関係機器類を設置するための大きな空間をもったエ
ンジン収容部Sが設けられ、その分、他のフレーム1,2
よりも有効断面積が小さくて元々剛性が低いため、厚み
を小さくすると剛性不足を招き、クレーン作業時の曲げ
荷重およびねじり荷重に対して極端に弱くなるという弊
害が生じる。
そこで本考案は、必要な剛性を確保しながら、クレー
ンの重心を下げることができるホイールクレーンの車体
フレームを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、クレーン作業時および走行時双方の操縦室
として共用されるキャビンを備えた上部旋回体が搭載さ
れる中間フレームの前部に、前部車軸が取付けられる前
部フレーム、後部に後部車軸が取付けられる後部フレー
ムがそれぞれ設けられ、かつ、上記後部フレームに、エ
ンジンが収容されるエンジン収容部が設けられてなるホ
イールクレーンの車体フレームにおいて、 (i) 上記中間フレームの上面を上記後部フレームの
上面よりも低く形成し、 (ii) 中間フレーム下面を前部および後部両フレーム
の下面よりも低く形成し、 (iii) 上記前部フレームの幅寸法を同フレーム全長
に亘って中間フレームの最大幅寸法よりも小さくし、 (iv) 後部フレームの幅寸法は、中間フレームとの接
続部分で中間フレームの最大幅寸法よりも小さくし、か
つ、同フレーム後端側に向かって漸次大きくしたもので
ある。
〔作用〕
このように、車体フレーム全体の厚みを薄くするので
はなく、中間フレームの上面を後部フレームの上面より
も低くし、中間フレーム下面を他のフレームの下面より
も低くすることにより、車体フレーム全体に必要な剛性
を確保しながら、中間フレーム上に搭載される上部旋回
体の位置を従来よりも下げることができる。
とくに、元々剛性に問題のある後部フレームの幅寸法
を、中間フレームとの接続部分で中間フレーム最大幅寸
法以下とし、かつ、後端側に向かって漸次大きくしたか
ら、車輪との干渉を避けつつ、同フレームの有効断面積
をできるだけ大きくとり、同フレームの必要剛性を確保
し易くなる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図および第2図によって説明す
る。
なお、車体フレーム以外の各部について第3図に示す
部分都同一部分には同一符号を付して示し、その重複説
明を省略する。
11は前部フレーム、12は中間フレーム、13は後部フレ
ームで、この車体フレームにおいては、中間フレーム12
の上面A2を後部フレーム13の上面A3よりもよりも低
く、また中間フレーム下面B2を前部および後部両フレ
ーム11,12の下面B1,B3よりも低く形成している。
いいかえると、クレーン全体の重心を従来よりも下げ
るために、中間フレーム12の上面A2を従来よりも下げ
て上部旋回体Uを低い位置に設定し、同時に、中間フレ
ーム12の剛性低下を防止するために同フレーム下面B2
をも従来よりも下げて必要な厚みを確保した構成として
いる。
この構成により、安定傾斜角度を維持しながら、車幅
を従来よりも縮小することが可能となる。
参考のため具体例を示すと、25ton吊りのホイールク
レーンにおいて、中間フレーム上面A2を従来よりも210
mm低位置に設定することにより、クレーン重心を従来の
1698mmから1590mmへ108mm(対地高さ位置)下げること
ができる。
そして、傾斜安定角度を従来と同じだけ確保すると、
車幅は、従来の2620mmから2490mmへ130mm減少させるこ
とが可能となる。
ところで、この車幅の減少による剛性低下分を補うた
めに、中間フレーム12および後部フレーム13の厚みを従
来よりも大きくしている。
この場合、後部フレーム13については、中間フレーム
12と異なり、車軸5が取付けられる関係上、下方に厚み
を増加させることができない。このため、上面A3を従
来よりも高くして厚みを増やし、必要な剛性を確保して
いる。
一方、前部フレーム11については、走行時の前下方視
界が従来よりも悪くならないように、その上面A1を中
間フレーム上面A2と面一としている。
従って、この前部フレーム11については従来よりも有
効断面積が小さくなるが、同フレーム11は、後部フレー
ム13におけるエンジン収容部のような有効断面積を縮小
する空間部がなく、四周が閉じられた閉断面構造となっ
ていて元々剛性に余裕があるため、必要な剛性は十分確
保することができる。
ただし、前下方視界が問題とならないクレーンの場合
には、前部フレーム11の上面A1を、後部フレーム13と
同様に中間フレーム上面A2よりも高く形成してもよ
い。
一方、図2に示すように、 中間フレーム12と前部および後部両フレーム11,13
の接続部の幅寸法W1,W2を中間フレーム12の最大幅寸法W
3よりも小さくし、 前部フレーム11の幅寸法は、この接続部寸法W1のま
ま前端まで同一とし、 後部フレーム13の幅寸法は、後部車輪8,8および同
車輪取付構造部分との干渉が起こらない範囲で、同フレ
ーム後端側に向かって漸次大きくしている。
こうすれば、前部車輪7,7および後部車輪8,8を車体中
心側に近づけること、つまり車幅を小さくすることが、
車体フレームと車輪7,8のレイアウトの面から可能とな
る。
また、後部フレーム13の後部車輪8,8の干渉を避けつ
つ同フレーム13の有効断面積をできるだけ大きくとり、
同フレーム13の必要剛性を確保し易くなる。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、車体フレーム全体
の厚みを薄くするのではなく、中間フレームの上面を後
部フレームの上面よりも低くし、中間フレーム下面を他
のフレームの下面よりも低くすることにより、車体フレ
ーム全体に必要な剛性を確保しながら、中間フレーム上
に搭載される上部旋回体の位置を下げることができる。
また、元々剛性に問題のある後部フレームの幅寸法
を、中間フレームとの接続部分で中間フレーム最大幅寸
法よりも小さくし、かつ、後端側に向かって漸次大きく
したから、車輪との干渉を避けつつ、同フレームの有効
断面積をできるだけ大きくとり、同フレームの必要剛性
を確保し易くなる。
これにより、クレーン全体の重心を低くすることがで
きるため、安定傾斜角度を維持しながら車幅を小さく
し、クレーンの公道走行性および狭所進入性を改善する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる車体フレームを示す側
面図、第2図は同平面図、第3図は従来の車体フレーム
を示す側面図、第4図は第3図のIV-IV線断面図であ
る。 11……車体フレームの前部フレーム、A1……前部フレ
ームの上面、12……中間フレーム、W3……中間フレーム
の最大幅寸法、A2……中間フレームの上面、B2……同
下面、13……後部フレーム、A3……後部フレームの上
面、B3……同下面、S……エンジン収容部、4……前
部車軸、5……後部車軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーン作業時および走行時双方の操縦室
    として共用されるキャビンを備えた上部旋回体が搭載さ
    れる中間フレームの前部に、前部車軸が取付けられる前
    部フレーム、後部に後部車軸が取付けられる後部フレー
    ムがそれぞれ設けられ、かつ、上記後部フレームに、エ
    ンジンが収容されるエンジン収容部が設けられてなるホ
    イールクレーンの車体フレームにおいて、 (i) 上記中間フレームの上面を上記後部フレームの
    上面よりも低く形成し、 (ii) 中間フレーム下面を前部および後部両フレーム
    の下面よりも低く形成し、 (iii) 上記前部フレームの幅寸法を同フレーム全長
    に亘って中間フレームの最大幅寸法よりも小さくし、 (iv) 後部フレームの幅寸法は、中間フレームとの接
    続部分で中間フレームの最大幅寸法よりも小さくし、か
    つ、同フレーム後端側に向かって漸次大きくした ことを特徴とするホイールクレーンの車体フレーム。
JP1990109337U 1990-10-17 1990-10-17 ホイ―ルクレ―ンの車体フレ―ム Expired - Lifetime JP2503487Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1358850A (en) 1971-09-15 1974-07-03 Harrison J M Liftec Eng Co Mobile platformcarrying machine
US4027801A (en) 1976-05-21 1977-06-07 Bucyrus-Erie Company Outrigger system for vehicles

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