JPH059217U - 水田作業車輌におけるポンプ駆動装置 - Google Patents

水田作業車輌におけるポンプ駆動装置

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JPH059217U JP6693191U JP6693191U JPH059217U JP H059217 U JPH059217 U JP H059217U JP 6693191 U JP6693191 U JP 6693191U JP 6693191 U JP6693191 U JP 6693191U JP H059217 U JPH059217 U JP H059217U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】歩行型田植機における油圧ポンプ駆動軸の強度
及び軸受け耐力を増大すると共に、該駆動軸をエンジン
の回転力をトランスミッションへ伝える動力伝達装置の
中間軸に共用する。 【構成】油圧ポンプ71をケース蓋3bに固定し、油圧
ポンプ71を駆動する軸26の先端部をギヤ27aのボ
ス部端75を介してミッションケース3aの軸承孔76
に軸支する。エンジン2の回転はPTO軸23、ギヤ2
5、ギヤ27b、ギヤ27aを介して油圧ンプ71の軸
26が駆動される共に、更にギヤ29、変速主軸24を
介してトランスミッションTにエンジン2の回転が伝達
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歩行型田植機等の水田作業車輌に係り、詳しくは水田作業車輌におけ るポンプ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、歩行型田植機においては、油圧ポンプはトランスミッションケース前方 の一方の側面に取付けられ、エンジンよりのVベルトで常時駆動されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、油圧ポンプの駆動軸は油圧ポンプに基端部のみを支持されてい るので、油圧ポンプの駆動軸の強度が不足し、かつ軸承部の耐久性が低下する虞 れがあった。
【0004】 そこで、本考案は、油圧ポンプを、ミッションケースのケース蓋体に固定する と共に、該ポンプをカウンタギヤにて駆動し、もって上述課題をを解消する上に 更に、構造の簡素化が図れる水田作業車輌におけるポンプ駆動装置を提供するこ とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述事情に鑑みてなされたものであって、エンジン(2)の出力軸 (23)の回転を、動力伝達装置(G)を介してトランスミッション(T)に伝 達してなる水田作業車輌(1)において、前記動力伝達装置(G)及びトランス ミッション(T)を、ケースの一部(3a)をケース蓋体(3b)にて閉塞して ミッションケース(3)に収納し、かつ該ケース蓋体(3b)に油圧ポンプを固 定し、更に該油圧ポンプ(71)から前記ミッションケース(3)内に突出する ポンプ駆動軸(26)にポンプ駆動ギヤ(27)を固定すると共に、該ポンプ駆 動ギヤ(27)を前記動力伝達装置(G)に連動し、そして該ポンプ駆動ギヤ( 27)のボス部(75)を、前記ミッションケース(3a)に形成した円筒部( 76)に支持してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
以上の構成に基づき、エンジン(2)の出力軸(23)の回転が動力伝達装置 (G)により、トランスミッション(T)に伝達される。この際、動力伝達装置 (G)にポンプ駆動ギヤ(27a,27b)が連動し、ポンプ駆動軸(26)を 介して油圧ポンプ(71)が駆動される。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ポンプ駆動軸(26)は基端部がケー ス蓋体(3b)に固定された油圧ポンプ(71)のケースに支持されると共に、 ポンプ駆動軸(26)の先端部が軸(26)に固定されたポンプ駆動ギヤ(27 )のボス部(75)を介して、ミッションケース(3a)の円筒部(76)に支 持されているので、ポンプ駆動軸(26)に掛かる負荷を軽減できると共に、油 圧ポンプ(71)の駆動軸(26)の軸承部の耐久性を向上できる。また、駆動 軸(26)が前記動力伝達装置(G)の中間軸を兼用しているので、水田作業車 輌(1)の動力伝達装置(G)の構造を簡素化できる。
【0008】 なお、前記カッコ内の符号は図面を対照するものであって、何等本考案の構成 を限定するものではない。
【0009】
【実施例】
以下、図面に沿って本考案による実施例について説明する。
【0010】 歩行型田植機1は、図9に示すように、エンジン2、ミッションケース3及び フレーム5等よりなる機体6を有しており、該機体6の後方にはハンドル7が延 設されていると共に、苗のせ台9が左右方向に摺動自在に支持されており、かつ 該苗のせ台9の下端部分にプランタ10が配設されている。更に、フレーム5の 下方には後方の揺動支点11aを中心に揺動自在にフロート11が懸架されてお り、該フロート11は田面の土圧を感知して機体高さを検知する機体高さ検知機 構を構成している。また、ミッションケース3の左右から出力軸12が突設して おり、更に該出力軸を中心に揺動自在にチェーンケース13が支持されており、 かつこれらチェーンケースの先端には水田車輪15が支持されている。
【0011】 そして、機体6の前方におけるエンジン2に固定されたブラケット16とミッ ションケース3に固定されたバンパ部材17との間には、機体高さ調節用の油圧 シリンダ19が配設されている。該油圧シリンダ19は、シリンダ可動型からな り、そのロッド19aが前記ブラケット16及びバンパ部材17とに固定され、 かつ該ロッド19aに案内されてシリンダ19bが上下に往復動する。更に、該 シリンダ19bにはピンを中心に天秤アーム20が左右揺動自在に連結されてお り、該天秤アームの両端はそれぞれロッド21を介して揺動チェーンケース13 の基端部に固定されているアーム13aに連結している。そして、ミッションケ ース3から後方に向けて1本の変速操作レバー22が延びている。
【0012】 一方、図6乃至図8に示すように、エンジン2の下方にトランスミッションT が配設されている。3はそのミッションケースである。エンジン2のPTO軸2 3からの動力がギヤ25、軸26に支持されたギヤ27a、該ギヤと一体のギヤ 27b、変速主軸24に固定したギヤ29を介して、ミッションケース3内の変 速主軸24に伝達されている。なお、PTO軸23、ギヤ25、ギヤ27b,2 7a、軸26、ギヤ29及び変速主軸24によりエンジン2からトランスミッシ ョンTへの動力伝達装置Gを構成している。そして、該変速主軸24に隣接して プランタ駆動軸30が回転自在に支持されており、また変速主軸24の他方に隣 接してカウンタ軸31が回転自在に支持されている。更に、ミッションケース3 の前端部にはアクスルケース32,32が固定されており、該アクスルケース3 2,32には前記チェーンケース13,13の筒部13b,13bが揺動自在に 挿入・嵌合されている。そして、前記アクスルケース32,32には左右の出力 軸12,12が軸支されていて、該出力軸12の先端に固設されたスプロケット 33からチェンを介してチェーンケース13に車軸によって支持される車輪15 に動力伝達されている。また、ミッションケース3には、前記カウンタ軸31と 並んでプランタ中間軸35が回転自在に支持されている。
【0013】 そして、前記プランタ駆動軸30には転位ギヤからなる株間変速ギヤA,Bが 固定されており、該株間変速ギヤA,Bと選択噛合可能に変速ギヤ体36が変速 主軸24に摺動のみ自在に支持され、かつこのギヤ体36には幅狭ギヤC及び幅 広ギヤDが形成されている。また、カウンタ軸31には、小ギヤ37と大ギヤ3 9が固設されており、出力軸12,12にはサイドクラッチ40,40が設けら れていて、これらサイドクラッチ40,40は、出力軸12,12に軸支された ファイナルギヤ41が左右の出力軸12,12のいずれか一方に、または両方と もに噛合し得るように構成されている。そして、プランタ中間軸35には逆転ギ ヤ体42が摺動及び回転自在に取付けられていると共に、プランタクラッチ43 が摺動可能に取付けられており、またプランタ中間軸35に被嵌されている中空 軸45のケース3の外側端にスプロケット46が固定されており、前記プランタ クラッチ43は、該中空軸45と前記プランタ中間軸35とを接離し得る。なお 、逆転ギヤ体42は大ギヤ42b及び小ギヤ42cからなり、大ギヤ42bが変 速ギヤ体36の幅狭ギヤCに常時噛合していると共に、該大ギヤ42bがファイ ナルギヤ41に噛合する位置と、小ギヤ42cが大ギヤ39に噛合する位置に切 換えられる。そして、前記スプロケット46とプランタ駆動軸30端に設けられ たスプロケット47とがチェーン49を介して連結されており、またプランタ中 間軸35の左端にはプランタ10等の植付け装置ヘ動力を伝達するスプロケット 50が取付けられている。
【0014】 また、図7に示すように、ミッションケース3の後方上部には、スクリューシ ャフト51が左右幅方向に延びて回転自在に支持されており、該スクリューシャ フト51にはスライドブロック52が摺動のみ自在に螺合されている。更に、ス クリューシャフト51はプランタ中間軸35からスプロケット53、チェン55 及びスプロケット56を介して動力伝達されており、スクリューシャフト51の 回転に基づき前記スライドブロック52が一定ストローク内で往復移動する。そ して、図8に示すように、該スライドブロック52は下方の回転軸57の前端部 に固定されている第1の揺動アーム59に連結している。回転軸57は、図9に 示すように、フレーム5の側方に沿って機体前後に延びていると共に回転自在に 支持されており、かつこの回転軸57の後端には第2の揺動アーム60が固定さ れ、このアーム60の先端に苗のせ台9が連結されている。従って、スクリュー シャフト51の回転に基づくスライドブロック52の往復動により、第1の揺動 アーム59、回転軸57及び第2の揺動アーム60を介して苗のせ台9を左右往 復動するよう構成されている。
【0015】 次に、走行変速装置及び株間変速装置の操作装置とについて、図3及び図4に 沿って説明する。ミッションケース3から後方に向けて延びている1本の変速操 作レバー22は、その基部22aでは軸状になってケース3に回転自在に支持さ れている。そして、図9に示すように、該変速操作レバー22は、先端部22b が上方に屈曲しており、該先端部22bが、図5に示すように、ガイド部材61 の円弧状のガイド溝61aに沿って揺動操作され、従って基部22aが正逆の回 動操作になる。該基部22aには、ミッションケース3内にてアーム62が固定 されており、該アーム62の先端部にはピン63が植設されている。一方、ミッ ションケース3には機体左右方向に貫通するガイド孔65が形成されており、該 ガイド孔65には多数のディテンド溝66a…有する1本のシフタ軸66が摺動 自在に支持されていると共に、ガイド孔65に臨む部分に、ボール及びスプリン グからなるディテンド装置70が配置され、該ディテンド装置70によりシフタ 軸66が6箇所に位置決めされる。また、シフタ軸66の一端部にはL字状に折 曲されたプレート67が固定されており、該プレートの先端部分には長孔67a が形成され、該長孔67aに前記ピン63が嵌合している。更に、シフタ軸66 の他端部にはシフタアーム69が固定されており、該シフタアーム69は前端部 に2個の係合溝69a,69bが形成され、該一方の係合溝69aは前記変速ギ ヤ体36の係合溝36a(図6参照)に係合し、かつ他方の係合溝69bは前記 逆転ギヤ体42の係合溝42aに係合している。従って、前記シフタ軸66、プ レート67及びシフタアーム69は、一体に構成され、ガイド孔(案内部材)6 5に支持されて軸方向にスライドする1個のシフタを構成している。なお、図5 に示すように、変速操作レバー22は、ガイド板61のガイド溝61aに沿って 、前進2速F2(路面走行速度)、前進1速F1(作業速度)、中立N及び後進 Rの各位置に操作され、かつ前進1速F1において更に株間の小、大、中の各位 置に操作される。
【0016】 次に、図6のエンジン2からの入力部を拡大した図1及び図2を参照して、P TO軸23、ギヤ27a,27b、油圧ポンプ71について詳細に説明すると、 ミッションケース3は、ほぼ中央部で分割されており、図1に示す3aはミッシ ョンケース3の左側ミッションケースである。そして、この左側ミッションケー ス3aにケース蓋3bが油密に取付けられていると共に、このケース蓋3bに油 圧ポンプ71が油密に取付けられている。
【0017】 そして、エンジン2のPTO軸23は、ケース3aに固定されたエンジン2の クランクケースとケース蓋3bの軸承孔72とに軸支されており、このPTO軸 23にキー等により軸方向のみ移動可能にギヤ25が取付けられ、かつギヤ25 のケース3a側のボス部端25aがケース3aの孔73に挿入されている。
【0018】 また、油圧ポンプ71の軸26の先端部81にギヤ27aが回り止めされて嵌 合わされていると共に、このギア27aのボス部端75がケース3aの軸承孔7 6に軸支されている。
【0019】 また、図2に示すように、硬鋼製のギヤ27aの中間ボス部77が正方形(角 取りされた)に形成され、この中間ボス部77に合成樹脂製のギヤ27bの隅ぬ すみされた正方形の孔79が圧入され、ギヤ27aと27bとが一体のギヤ27 に構成されている。なお、前記したように、ボス部端75は円筒形に形成されて 、ケース3aの軸承孔76に軸支されている。なお、図2(d) ,(e) に示すよう に、ギヤ27aのギヤ部を幅広くし、その右部のギヤ頭をカットし、低いギヤ部 82に形成し、ギヤ27bのギヤ状の孔83を圧入し嵌め合わせて固定し、ギヤ 27aと27bとを一体のギヤ27に形成してもよい。また、一般に圧入・嵌合 せ部を接着してもよい。
【0020】 次に、エンジン2からミッションケース3への動力伝達作用について説明する と、エンジン2が回転すると、軸23が回転し、キー等で回り止めされたギヤ2 5を介して、ギヤ27bが回転し、ギヤ27bの正方形孔79によりギヤ27b が回転し、ギヤ29を介して変速主軸24に回転することによりエンジン2の回 転がミッションケース3内に伝達される。そして、ギヤ27aが回転するときに 、ギヤ27aの回り止め孔80から軸26の先端部81回転が伝わり、軸26の 回転に伴って油圧ポンプ71が作動する。
【0021】 エンジン2とケース3aと取付けを外して、エンジン2をPTO軸23と共に ギヤ25から図2において右方に移動するとエンジン2はケース3aから取外す することができる。この際、ギヤ25はボス部端25aによりケース3aに係合 して、ほぼ組立状態を保持しているので、エンジン2をケース3aに取付けると き、PTO軸23はギヤ25に容易に挿入し、エンジン2のケース3aに対する 着脱が容易であり、エンジン2の保守を容易にする。また、PTO軸23がケー ス蓋3bとエンジン2のクランクケースとにより両端共に支持されているので、 PTO軸23の強度の向上を図ることができる。
【0022】 また、ポンプ軸26がポンプケースにより基端部が支持され、ギヤ27aのボ ス部端75を介して先端部がミッションケース3aの軸承孔76に支持されてい るので、ポンプ軸26の強度を向上できると共に、ポンプ軸26の軸承部の耐久 性を向上できる。
【0023】 また、エンジン2のPTO軸23に取付けたギヤ25に2段減速ギヤをなす1 段側の合成樹脂製ギヤ27bが高い周速度で噛み合い、このギヤ27bと一体で 2段側の硬鋼製ギヤ27aが低い周速度かつ高いトルクで、ギヤ29に噛み合っ ているので、高い周速度で噛み合うギヤ25とギヤ27bとに発生するギヤ音を 低減できる。そして、高いトルクで噛み合うギヤ29に対するギヤ27aの歯幅 の増大を防止できる。
【0024】 次に、変速操作について図3乃至図6を参照して説明すると、 前進1速(路面走行速度段)F2においては、レバー22をガイド板61のF 2位置にセットする。変速ギヤ体36のギヤcと逆転ギヤ体42の大ギヤ42b とが噛み合い、逆転ギヤ体42の大ギヤ42bとファイナルギヤ41とが噛み合 う。サイドクラッチ40が出力軸12に接続すると、PTO軸23から変速主軸 24に伝達された回転力は、ギヤc、逆転ギヤ体42の大ギヤ42b、ファイナ ルギヤ41、サイドクラッチ40を介して、出力軸12に伝達される。なお、カ ウンタ軸31はファイナルギヤ41、小ギヤ37により回転するが、大ギヤ39 とギヤDとが噛み合っていないため、空転するだけで支障はない。また、プラン タ駆動軸30は、ギヤB及びDの噛合により回転し、更にスプロケット47、チ ェーン49及びスプロケット46を介して中空軸45が回転するが、プランタク ラッチ43が切れているので、プランタ中間軸35が回転することはなく、プラ ンタ10等の植付け装置が作動することはない。
【0025】 前進1速(植付走行速度段)F1 変速操作レバー22がガイド板61のF1領域にある場合には、変速ギヤ体3 6のギヤDが広幅に形成されているために、常にギヤ39にギヤDが噛み合わさ れており、PTO軸23から変速主軸24に伝達された回転力は、ギヤD、大ギ ヤ39、カウンタ軸31、小ギヤ37、フィナルギヤ41、サイドクラッチ40 を介して出力軸12に植付走行速度が伝達される。
【0026】 そして、操作レバー22を株間の小位置にセットした場合、変速ギヤ体36の ギヤD及びギヤBを介して変速主軸24の回転力がプランタ駆動軸30に伝達さ れ、更に該小回転速度がスプロケット47、チェン49、スプロケット46、中 空軸45及びプランタクラッチ43を介してプランタ中間軸35に伝達される。
【0027】 また、操作レバー22を株間の大位置にセットした場合、ギヤC及びギヤAを 介して回転力がプランタ駆動軸30に伝達され、更に該大回転速度がプランタ中 間軸35に伝達される。
【0028】 また、操作レバー22を株間の中位置にセットした場合、ギヤC及びギヤBを 介して回転力がプランタ駆動軸30に伝達され、更に該中回転速度がプランタ中 間軸35に伝達される。
【0029】 即ち、植付走行速度は一つの速度段で形成されるが、プランタ駆動軸30、ス プロケット47、チェーン49、スプロケット46、中空軸45、プランタクラ ッチ43、プランタ中間軸35を介して、スプロケット50からプランタ10が 小、大、中回転速度で回転され、株間隔が大小中に調整される。
【0030】 ニュートラル速度段N 変速操作レバー22を位置Nにセットすると、変速ギヤ体36のギヤDとギヤ 39との噛合が断たれて出力軸12への回転力が伝わらない。
【0031】 後進速度段R 変速操作レバー22を位置Rにセットすると、変速ギヤ体36のギヤC及びD からギヤ39への回転力伝達が断たれ、変速主軸24の回転がギヤC、逆転ギヤ 体42の大ギヤ42b及び小ギヤ42c、大ギヤ39、カウンタ軸31、小ギヤ 37、ファイナルギヤ41及びサイドクラッチ40を介して出力軸12に低速の 逆回転が伝達される。
【0032】 そして、上述した走行及び株間の変速に際して、変速操作レバー22は、円弧 状のガイド溝61aに沿って操作され、その基端軸部22aが正逆回動される。 これにより、該軸部22aに固定されているアーム62が左右方向に揺動し、そ の先端のピン63がプレート67の長孔67aに嵌合していることにより、該プ レート67を一体に固定したシフタ軸66がガイド孔65に案内されて左右方向 にスライドする。更に、該シフタ軸66は、そのディテンド溝66aにディテン ド装置70のボールが嵌合することにより所定位置に位置決めされると共に、該 シフタ軸66に一体に固定されているシフタアーム69を軸方向にスライドする 。そして、該シフタアーム69に形成された一方の係合溝69aが変速ギヤ体3 6の係合溝36aに係合して該ギヤ体を軸方向に移動し、ギヤD,Cを選択噛合 すると共に、他方の係合溝69bが逆転ギヤ体42の係合溝42aに係合し、ギ ヤ42b,42cを軸方向に移動して選択噛合する。
【0033】 なお、以上、歩行型田植機について説明したが、本考案は、これに限ることな く、乗用型田植機、湛水直播機等の他の水田作業機に同様に適用できることは勿 論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトランスミッション一部を拡大し
た拡大断面図。
【図2】(a) はカウンタギヤの斜視図、(b) はその断面
側面図、(c) はその小ギヤの裏面図、(d) はカウンタギ
ヤの他の実施例を示す断面側面図、(e) はその小ギヤの
裏面図。
【図3】その変速操作位置を示す部分側面図。
【図4】その正面図。
【図5】その変速操作レバーのガイド部材を示す正面
図。
【図6】本考案を適用したトランスミッション全体を示
す断面展開図。
【図7】そのスクリューシャフト部分を示す断面正面
図。
【図8】そのトランスミッションを示す側面図。
【図9】歩行型田植機の全体側面図。
【符号の説明】
1 水田作業車輌(歩行型水田作業機) 2 エンジン 3 ミッションケース 3a ケースの一部 3b ケース蓋体(ケース蓋) 26 ポンプ駆動軸(軸) 27 ポンプ駆動ギヤ(ギヤ) 71 油圧ポンプ 75 ボス部(ボス部端) 76 円筒部(軸承孔) G 動力伝達装置 T トランスミッション

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 エンジン出力軸の回転を、動力伝達装置
    を介してトランスミッションに伝達してなる水田作業車
    輌において、 前記動力伝達装置及びトランスミッションを、ケースの
    一部をケース蓋体にて閉塞してミッションケースに収納
    し、かつ該ケース蓋体に油圧ポンプを固定し、更に該油
    圧ポンプから前記ミッションケース内に突出するポンプ
    駆動軸にポンプ駆動ギヤを固定すると共に、該ポンプ駆
    動ギヤを前記動力伝達装置に連動し、そして該ポンプ駆
    動ギヤのボス部を、前記ミッションケースに形成した円
    筒部に支持してなることを特徴とする、 水田作業車輌におけるポンプ駆動装置。
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