JPH0590998U - 電磁波シールド用多孔部材 - Google Patents

電磁波シールド用多孔部材

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JPH0590998U
JPH0590998U JP3020792U JP3020792U JPH0590998U JP H0590998 U JPH0590998 U JP H0590998U JP 3020792 U JP3020792 U JP 3020792U JP 3020792 U JP3020792 U JP 3020792U JP H0590998 U JPH0590998 U JP H0590998U
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JP
Japan
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electromagnetic wave
porous member
carbon
wave absorber
frame body
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Application number
JP3020792U
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English (en)
Inventor
徹 青柳
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁波シールドの作用・効果はもちろん期待
できて、流体の流通を阻害しなく、流路開口部へ好まし
く装着できる電磁波シールド用多孔部材を提供する。 【構成】 炭素混入プラスチックなどによる導電性の枠
体2に、電波吸収材3を二層に取付けて多孔部材1とす
る。電波吸収材3は炭素繊維を網目状に成形してなす
が、網目表面には炭素混入プラスチックを被覆する。こ
の多孔部材1を、空調口Aに連通した空調ダクト4へ二
段に配設する。多孔部材1としては、枠体2に張られた
電波吸収材3が網目状に成形したものなので、枠体2の
内側開口を多数の小区画に区分するものであり、このた
め空気(流体)の流通を阻害しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の室内を電磁波シールドするための電磁波シールド用多孔部 材に関し、特に空調口などの室内に対する流路開口部へ装着するようにした電磁 波シールド用多孔部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の室内について、電磁波の侵入あるいは逆に漏洩を防止したいことがあ り、このため、金属板などの導電性部材で当該室を全体的に囲って、いわゆる電 磁波シールドすることが一般に行われている。また、建築物の電磁波シールドに 関して、例えば特公平2−879号(H05K 9/00)などの公報に見られ るように、二重壁の内側に抵抗膜と電波吸収材とを対向に配設して、壁中に生じ た定在波をそれらに吸収させるようにした技術も提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、建築物の室内には、空調ダクトが連通配設されているので、当然な がらそれの開口部が設けられており、当該開口部についても電磁波シールドを施 す必要がある。しかし、そうした開口部は言うまでもなく空気を流通させる目的 で設けられていることから、金属板などで単に塞いでしまうわけにはいかなく、 シールド部材は空気(流体)の流通を阻害しないものでなければならない。
【0004】 本考案は前記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電磁波シール ドの作用・効果はもちろん期待できて、流体の流通を阻害しなく、空調口などの 流路開口部へ好ましく装着できる電磁波シールド用多孔部材を提供することにあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、導電性を有し空調口などの室内に対する流 路開口部に設けられる枠体と、その枠体の内側に配されて当該開口を多数の小区 画に区分する電波吸収材とを備えたことを特徴とする。
【0006】 また本考案は、上記電波吸収材が、炭素繊維等の導電性繊維を網目状に成形し てなること、あるいは炭素混入ゴムや炭素混入プラスチック等の導電性部材を多 孔状に成形してなること、または炭素混入ゴムや炭素混入プラスチック等の導電 性部材による帯状片を多数配列してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の作用について述べると、多孔部材としては、電波吸収材が枠体に配さ れて、枠体の内側開口を多数の小区画に区分するものであり、このため空気(流 体)の流通を阻害しない。もちろん、電波吸収材が電磁波シールドの作用・効果 を奏することになる。
【0008】 電波吸収材としては、炭素繊維等の導電性繊維を網目状に成形したり、あるい は炭素混入ゴムや炭素混入プラスチック等の導電性部材を多孔状に成形したり、 または炭素混入ゴムや炭素混入プラスチック等の導電性部材による帯状片を多数 配列して構成することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例につき、添付図面を参照して説明する。図1は、本考案 にかかる電磁波シールド用多孔部材の好適な一実施例を示す斜視図である。そし て、図2は、その多孔部材を空調ダクトの開口部へ装着した状態を示す断面図で ある。
【0010】 この多孔部材1は、空調口Aなどの室内に対する流路開口部へ装着するように したものであって、基本的には、導電性を有した枠体2と、流体の流通部を有し た電波吸収材3とを備えて構成されている。つまり、枠体2は、炭素混入プラス チックなどの導電性素材により成形されており、その枠組みは空調ダクト4の内 側へ係合される形状構成となっている。また、電波吸収材3は、導電性繊維30 を網目状に成形したものであり、本実施例では導電性繊維30は炭素繊維であっ て、網目表面には図3に示すように炭素混入プラスチック31が被覆されている 。そして、枠体2の内側について電波吸収材3が取付けられるが、ここでは電波 吸収材3が二重に張られていて、二層とされている。
【0011】 なお、電波吸収材3の網目サイズは、シールドを望む電磁波の波長に対応して 設定されており、電波吸収材3の層数および各層互いの間隔についてもシールド 波長等の諸条件に対応して設定されている。
【0012】 さて、建築物の室内を電磁波シールドする際、空調口Aに連通した空調ダクト 4へ多孔部材1を配設するが、例えば多孔部材1を二段に配設するものであり、 もちろん、多孔部材1の配設数および相互間隔はシールド波長等の諸条件に応じ て適宜に設定される。なお、空調ダクト4には、吸音材50を備えた吸音装置5 が配設されている。
【0013】 このように、多孔部材1としては、電波吸収材3が枠体2に張られ、その電波 吸収材3は網目状に成形したものなので、枠体2の内側開口を多数の小区画に区 分するものであり、このため空気(流体)の流通を阻害しない。もちろん、電波 吸収材3が電磁波シールドの作用・効果を奏し、したがって、空調口Aなどの流 路開口部へ好ましく装着することができる。
【0014】 なお、上記実施例では、電波吸収材3を網目状のものとしたが、これに限定さ れるものではない。例えば図4および図5に示すように、電波吸収材6として、 炭素混入ゴムや炭素混入プラスチック等の導電性部材60を格子状に成形するよ うにした構成でもよく、シールド波長等の諸条件に応じて格子サイズおよびその 厚みが設定されることは言うまでもない。
【0015】 また、導電性部材60を格子状(多孔状)に成形するのではなく、例えば図6 〜8に示すように、導電性部材60による帯状片61を多数配列してもよく、そ れら帯状片61の帯幅や配列の間隔などがシールド波長等の諸条件に対応される ことはもちろんである。図6に示す実施例では、帯状片61を縦配列した多孔部 材1aと、横配列した多孔部材1bとが空調ダクト4へ二段に配設されており、 各帯状片61…には、消音のための孔部62が多数設けられている。そして、多 孔部材1b側の各帯状片61…には、図9に示すように、ピアノ線63が補強材 として埋設されており、補強となっている。
【0016】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる電磁波シールド用多孔部材によれ ば、電波吸収材が枠体に配されて、枠体の内側開口を多数の小区画に区分するも のであり、このため空気(流体)の流通を阻害しない。もちろん、電波吸収材が 電磁波シールドの作用・効果を奏し、したがって、空調口などの流路開口部へ好 ましく装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】多孔部材を空調ダクトの開口部へ装着した状態
を示す断面図である。
【図3】電波吸収材を説明する要部の平面図である。
【図4】多孔部材の他例を例示した斜視図である。
【図5】図4に示す電波吸収材を説明する要部の斜視図
である。
【図6】多孔部材のさらに他例を例示した断面図であ
る。
【図7】図6に示す多孔部材を説明する要部の斜視図で
ある。
【図8】図6に示す多孔部材を説明する要部の斜視図で
ある。
【図9】図8に示す帯状片の断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 多孔部材 2 枠体 3,6 電波吸収材 4 流路開口部(空調ダクト) 30 導電性繊維 60 導電性部材 61 帯状片 A 空調口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有し空調口などの室内に対する
    流路開口部に設けられる枠体と、該枠体の内側に配され
    て当該開口を多数の小区画に区分する電波吸収材とを備
    えたことを特徴とする電磁波シールド用多孔部材。
  2. 【請求項2】 上記電波吸収材が、炭素繊維等の導電性
    繊維を網目状に成形してなることを特徴とする請求項1
    記載の電磁波シールド用多孔部材。
  3. 【請求項3】 上記電波吸収材が、炭素混入ゴムや炭素
    混入プラスチック等の導電性部材を多孔状に成形してな
    ることを特徴とする請求項1記載の電磁波シールド用多
    孔部材。
  4. 【請求項4】 上記電波吸収材が、炭素混入ゴムや炭素
    混入プラスチック等の導電性部材による帯状片を多数配
    列してなることを特徴とする請求項1記載の電磁波シー
    ルド用多孔部材。
JP3020792U 1992-05-08 1992-05-08 電磁波シールド用多孔部材 Pending JPH0590998U (ja)

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JP3020792U JPH0590998U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 電磁波シールド用多孔部材

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JPH0590998U true JPH0590998U (ja) 1993-12-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004104063A (ja) * 2002-07-18 2004-04-02 Hokkaido Univ 電磁波吸収体
JP2004154324A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Aehf Japan Kk 化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設
JP2010190504A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Panasonic Corp 熱交換装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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