JP7129825B2 - チャンバの生産方法 - Google Patents

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本発明は、消音チャンバの生産方法に関し、詳しくは、空気流入口及び空気流出口がチャンバ外壁に形成され、チャンバ内部には消音用の単数又は複数の仕切壁が設置されて、仕切壁には、隣り合う領域どうしを連通させる連通口が形成された消音チャンバの生産方法に関する。
下記の特許文献1に記載された消音チャンバ設計方法では(図18)、消音チャンバ5における一面のチャンバ外壁6xに空気流入口7が形成されて、対向する他面のチャンバ外壁6yに空気流出口8が形成され、これら空気流入口7と空気流出口8とをチャンバ内部において直線的に結ぶ仮想の空気経路Kが想定されて、この仮想空気経路Kに対して一部が突入する消音用の仕切壁9が、空気流入口7及び空気流出口8夫々の開口面と平行な姿勢で、チャンバ内部に設置される。
そして、この仕切壁9の設置位置が空気流入口7の側又は流出口空気8の側へ平行移動したときの消音特性の変化、及び、仮想空気経路Kに対する仕切壁9の突入量が変化したときの消音特性の変化がシミュレーションされ、このシミュレーションの結果に基づいて、仕切壁9の設置位置及び仮想空気経路Kに対する仕切壁9の突入量が選定される。
特開2015-141297号公報
しかし、この特許文献1に記載された設計方法では、消音特性変化のシミュレーション結果に基づいて仕切壁の設置位置及び仮想空気経路に対する仕切壁の突入量が選定されるにしても、所要の消音性能を満足する消音チャンバを確実に設計することが難しい。
また、消音チャンバにおける空気流入口や空気流出口の位置は、チャンバ設置箇所における周辺構造物や周辺機器あるいは接続ダクトなどの状況により制約を受けるが、特許文献1に記載された設計方法では、これらの制約に対する対応性が低い。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な設計手法を採用することで上記問題を効果的に解消する点にある。
上記問題を解決するため、本発明は、六面の外壁からなる直方体形状のチャンバの生産方法であって、前記チャンバの内部に空気を流入させる流入口が設けられた第1の面を有する第1の外壁を用意する工程と、前記第1の面と交差し前記チャンバの内部から空気を流出させる流出口が設けられた第2の面を有する第2の外壁を用意する工程と、前記流入口が配された第1の空間と前記流出口が配された第2の空間とを仕切るように前記第1の外壁と平行に配され、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通する連通口が設けられた仕切壁を用意する工程と、を有し、前記連通口は、前記仕切壁の面内で前記連通口の位置を異ならせたときの消音特性の解析結果に基づいて決定された位置に設けられていることを特徴とする。
消音チャンバの設置例を示す正面図 消音チャンバの設置例を示す平面図 第1実施形態における消音チャンバの斜視図 連通口の位置変化を示す図3におけるIV-IV線断面図 連通口の位置変化を示す図3におけるIV-IV線断面図 連通口の位置変化を示す図3におけるIV-IV線断面図 連通口の位置変化を示す図3におけるIV-IV線断面図 連通口の位置変化を示す図3におけるIV-IV線断面図 消音特性を示すグラフ 消音特性を示すグラフ 消音特性を示すグラフ 消音特性を示すグラフ 消音特性を示すグラフ 第2実施形態における消音チャンバの斜視図 第2実施形態における消音チャンバの図6におけるVIIa-VIIa線断面図 第2実施形態における消音チャンバの図6におけるVIIb-VIIb線断面図 第2実施形態における消音チャンバの図7におけるVIIc-VIIc線断面図 第2実施形態における消音チャンバの図7におけるVIId-VIId線断面図 初期設計段階の消音チャンバを示す斜視図 消音特性を示すグラフ 第3実施形態における消音チャンバの設置状態を示す正面図 第3実施形態における消音チャンバの設置状態を示す平面図 仕切壁の設置形態を示す図11におけるXII-XII線断面図 仕切壁の設置形態を示す図11におけるXII-XII線断面図 仕切壁の設置形態を示す図11におけるXII-XII線断面図 連通口の位置変化を示す平面図 連通口の位置変化を示す平面図 連通口の位置変化を示す平面図 空気流出入口の位置変化を示す平面図 空気流出入口の位置変化を示す平面図 空気流出入口の位置変化を示す平面図 解析結果の一部を示す表 消音特性を示すグラフ 消音特性を示すグラフ 特許文献1における消音チャンバの設計方法を説明する図
図1及び図2は消音チャンバの一般的な設置例を示し、空調機1に接続された給気ダクト2、還気ダクト3、外気導入ダクト4の夫々には、消音チャンバ5A~5Cが各別に介装されている。
この空調機1の運転では、空調機1に装備されたファンの運転により、空調対象室の室内空気RAが還気ダクト3を通じて空調機1に導入されるとともに、換気用の外気OAが外気導入ダクト4を通じて空調機1に導入され、これら導入された還気空気RA及び外気OAは、空調機1内で合流した後、空調機1に装備された冷却コイル、加熱コイル、加湿器などにより温湿度調整される。
そして、温湿度調整された調整空気SAが、上記ファンの運転により、空調機1から給気ダクト3を通じて空調対象室に供給される。
各消音チャンバ5A~5Cは、空調機1から各ダクト2,3,4に漏出するファン騒音に対して消音作用し、この消音作用により、空調対象室や屋外へのファン騒音の漏出が防止される。
以下、このような消音作用が要求される消音チャンバ5の設計方法について説明する。
〔第1実施形態〕
図3に示される消音チャンバ5は、六面のチャンバ外壁6a~6fからなる直方体形状を有し、流入側ダクトDiにより導かれた空気Aをチャンバ内部に流入させる空気流入口7は、下面チャンバ外壁6aにおける左面チャンバ外壁6bと前面チャンバ外壁6cとの間の隅部に形成されている。
また、この空気流入に伴いチャンバ内部の空気Aを流出側ダクトDoに流出させる空気流出口8は、右面チャンバ外壁6dにおける上面チャンバ外壁6fと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に形成されている。
チャンバ内部での反射音干渉による消音効果を高めるため、チャンバ内部には仕切壁9が設置され、この仕切壁9は、下面チャンバ外壁6aと上面チャンバ外壁6fとの間のほぼ中央位置においてチャンバ内部に設置される。
この仕切壁9は、下面チャンバ外壁6aに形成された空気流入口7の開口面と平行な姿勢で、また、右面チャンバ外壁6dに形成された空気流入口8の開口面に対しては垂直となる姿勢でチャンバ内部に設置される。
この仕切壁9の設置により、チャンバ内部は空気流入口7の側の領域Z1と空気流出口8の側の領域Z2との二領域に区画され、これら二領域Z1,Z2は、仕切壁9に形成された連通口10を通じて、空気流入口7と空気流出口8との間で直列に連通する。
連通口10は矩形形状で、空気流入口7の開口面積Si及び空気流出口8の開口面積Soに対して同等以上の開口面積Sm(≧Si,So)を備えており、この開口面積Smの確保により、チャンバ内部を通過する過程での空気Aの圧力損失が抑止される。
本例では、空気流入口7が800mm×450mmの開口(Si=0.36m)で、空気流出口8が1000mm×350mmの開口(So=0.35m)であるのに対して、仕切壁9における連通口10は、750mm×750mmの開口(Sm=0.56m)である。
また、チャンバ内部において、各チャンバ外壁6a~6f夫々の内面、並びに、仕切壁9の表面及び裏面の夫々には、消音効果を高めるための吸音材11が全面的に貼設される。
この消音チャンバ5を設計するにあたっては、チャンバ設置箇所の状況により、消音チャンバ5の大きさや外形形状、並びに、空気流入口7や空気流出口8の位置が制約を受けるのに対し、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置の最適化を目的として、先ず、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が、境界要素法や有限要素法あるいは差分法などの波動性が考慮された音響解析法により解析される。
なお、この解析は、吸音材11の最適化も併せて図るため、吸音材11の仕様変化として吸音材11の厚みが異なる厚みに変化した場合の夫々について実施されてもよい。
その場合、この解析では、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置と吸音材11の厚みとの組み合わせについて、その組み合わせが変化した場合の消音特性が調べられる。
ここでは、より簡易な方法として、吸音材11については厚みが50mmの吸音材が使用されることを固定化した条件下で、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が解析された。
その結果、厚みが50mmの吸音材11を使用した場合における連通口10の位置については、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置が図4a~図4eの夫々に示される位置に変化した場合、図5a~図5eの夫々に示される消音特性が得られることが判明した。
図4aは、連通口10が仕切壁9における中央部に配置された場合を示し、図5aにおける●印の太い実線のグラフは、このときの各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
なお、図5a~図5eの夫々における○印の細い実線のグラフは、比較例として、仕切壁9を設けなかった場合の各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
図4bは、連通口10が仕切壁9における左面チャンバ外壁6bと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に配置された場合を示し、図5bにおける●印の太い実線のグラフは、このときの各周波数[Hz]における消音量[dB]を示している。
図4cは、連通口10が仕切壁9における左面チャンバ外壁6bと前面チャンバ外壁6cとの間の隅部に配置された場合を示し、図5cにおける●印の太い実線のグラフは、このときの各周波数[Hz]における消音量[dB]を示している。
図4dは、連通口10が仕切壁9における前面チャンバ外壁6cと右面チャンバ外壁6dとの間の隅部に配置された場合を示し、図5dにおける●印の太い実線のグラフは、このときの各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
図4eは、連通口10が仕切壁9における右面チャンバ外壁6dと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に配置された場合を示し、図5eにおける●印の太い実線のグラフは、このときの各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
これらの解析結果を比較すると、連通口10が仕切壁9における左面チャンバ外壁6bと前面チャンバ外壁6cとの間の隅部に配置された場合(図4c,図5c)や、連通口10が仕切壁9における右面チャンバ外壁6dと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に配置された場合(図4e,図5e)に、他の場合に比べ、低周波帯域において比較的高い消音性能が得られる。
しかし、連通口10が仕切壁9における左面チャンバ外壁6bと前面チャンバ外壁6cとの間の隅部に配置された場合(図4c,図5c)と、連通口10が仕切壁9における右面チャンバ外壁6dと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に配置された場合(図4e,図5e)とを比較すると、後者の場合の方が中~高周波帯域において高い消音性能を安定的に得られることが分かる。
この解析結果から、この消音チャンバ5では、仕切壁9における右面チャンバ外壁6dと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に連通口10を配置(図4e)するとともに、厚さが50mmの吸音材11をチャンバ内部に貼設する構造が採用される。
なお、ここでは、吸音材11の仕様変化として吸音材11の厚みが異なる厚みに変化した場合の夫々について、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置が異なる位置に変化したとき夫々の消音特性を解析する例を示したが、簡易には、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置が異なる位置に変化したとき夫々の消音特性を解析して、この解析結果に基づき仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置を選定し、その後、その選定位置に連通口10が配置された場合について、吸音材11の厚みが異なる厚みに変化したとき夫々の消音特性を解析して、その解析結果に基づき吸音材11の厚みを選定するようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
図6に示される消音チャンバ5は、六面のチャンバ外壁6a~6fのうち、上面チャンバ外壁6fと左面チャンバ外壁6bとの間の角部が凹み部12となった8面体構造を有し、凹み部12は、凹み部上面チャンバ外壁6f′と凹み部左面チャンバ外壁6b′とにより形成される。
流入側ダクトDiにより導かれた空気Aをチャンバ内部に流入させる空気流入口7は、前面チャンバ外壁6cの上部に形成され、この空気流入に伴いチャンバ内部の空気Aを流出側ダクトDoに流出させる空気流出口8は、下面チャンバ外壁6aにおける左面チャンバ外壁6b寄りの箇所に形成される。
図8は、この消音チャンバ5の初期設計段階におけるチャンバ構造を示し、初期設計段階において、この消音チャンバ5は、偏平な直方体形状を有し、下面チャンバ外壁6aの空気流出口8には、空気流出口8の開口面に対して斜めに伸びる傾斜ホッパー状の流出側ダクトDo′が接続される構造であった。
その後、消音性能を向上させるための設計変更により図6に示すように、先ずチャンバ容積の拡大が図られている。
具体的には、この設計変更では、凹み部12の形成によりチャンバ設置箇所での他物との干渉を回避することで、また、傾斜ホッパー状の流出側ダクトDo′を廃止することで、チャンバ容積の拡大を可能にしている。
また、この設計変更では、チャンバ内部での反射音干渉による消音効果を高めるため、チャンバ内部に仕切壁9が設置され、この仕切壁9は、下面チャンバ外壁6aに形成された空気流出口8の開口面と平行な姿勢で、かつ、前面チャンバ外壁6cに形成された空気流入口7の開口面に対して垂直となる姿勢でチャンバ内部に設置される。
この仕切壁9の設置により、チャンバ内部は、図6並びに図7a~図7dに示されるように、空気流入口7の側の領域Z1と空気流出口8の側の領域Z2との二領域に区画され、これら二領域Z1,Z2は、仕切壁9に形成された連通口10を通じて、空気流入口7と空気流出口8との間で直列に連通する。
図7aは図6におけるVIIa-VIIa線断面図、図7bは図6におけるVIIb-VIIb線断面図、図7cは図7aにおけるVIIc-VIIc線断面図、図7dは図7aにおけるVIId-VIId線断面図である。
連通口10は、空気流入口7の開口面積Si及び空気流出口8の開口面積Soに対して同等以上の開口面積Sm(≧Si,So)を備える矩形形状の開口であり、この開口面積Smの確保により、チャンバ内部を通過する過程での空気Aの圧力損失が抑止される。
本例では、空気流入口7が800mm×550mmの開口(Si=0.44m)であり、空気流出口8が450mm×800mmの開口(So=0.36m)であるのに対して、仕切壁9における連通口10は、800mm×665mmの開口(Sm=0.53m)である。
そして、凹み部12及び仕切壁9を備える多少複雑な構造であることから、右面チャンバ外壁6d、後面チャンバ外壁6e、左面チャンバ外壁6b,前面チャンバ外壁6c夫々の内面には、厚さが150mm~215mmの吸音材11が貼設されるのに対して、下面チャンバ外壁6a及び上面チャンバ外壁6f夫々の内面には、空気流入口7の開口面積Si及びチャンバ内部における空気経路の断面積を確保するために、厚さが50mmの吸音材11が貼設される。
また、凹み部上面チャンバ外壁6f′と仕切壁9との間の部分については、この部分が狭い空間であって空気経路の確保が難しいことから、この部分は厚みの大きな吸音材11により埋め尽くされる。
仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置については、この連通口位置の最適化を目的として、先ず、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において変化したとき夫々の消音特性が、適当な音響解析法により解析される。
そして、この解析の結果、所要の消音性能を満足するのに最も適した消音特性を得ることができるのが、仕切壁9の壁面方向において右面チャンバ外壁6dと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に連通口10を配置する場合である、と判明したことから、この消音チャンバ5では、仕切壁9の壁面方向において右面チャンバ外壁6dと後面チャンバ外壁6eとの間の隅部に連通口10が配置される。
図9における●印の太い実線のグラフ及び○印の細い実線のグラフの夫々は、この消音チャンバ5における周波数[Hz]ごとの消音量(透過損失)[dB]の測定値及び解析値を示している。
また、図9における▲印の太い破線のグラフ及び△印の細い破線のグラフは、比較例として、図8に示される初期設計段階の消音チャンバ5における周波数[Hz]ごとの消音量(透過損失)[dB]の測定値及び解析値を示している。
〔第3実施例〕
図10及び図11には、六面のチャンバ外壁6a~6fからなる直方体形状の縦姿勢の消音チャンバ5が示されており、この縦姿勢の消音チャンバ5は、空調機1′に対する近接状態で空調機1′の横側に設置される。
この消音チャンバ5において、空調機1′に接続される空気流出口8(又は空気流入口7)は、右面チャンバ外壁6dにおける上部に形成され、一方、流入側ダクトDiが接続される空気流入口7(又は流出側ダクトDoが接続される空気流出口8)は、下面チャンバ外壁6aに形成される。
チャンバ内部での反射音干渉による消音効果を高めるため、チャンバ内部には仕切壁9が設置されるが、この消音チャンバ5は高さ寸法が大きくて空気流入口7と空気流出口8とが上下方向で大きく離間することから、仕切壁9の設置形態としては、例えば、
図12aに示されるように、チャンバ内部を1つの仕切壁9aにより2つの領域Z1,Z2に区画する2分割形態と、
図12bに示されるように、チャンバ内部を2つの仕切壁9a,9bにより3つの領域Z1~Z3に区画する3分割形態と、
図12cに示されるように、チャンバ内部を3つの仕切壁9a~9cにより4つの領域Z1~Z4に区画する4分割形態と、が考えられる。
これら2分割形態~4分割形態のうちのいずれの設置形態を採用するかによって、この消音チャンバ5の消音特性は変化する。
なお、これら2分割形態~4分割形態のいずれにしても、区画された複数の領域Z1~Z4は全て、各仕切壁9a~9cに形成された連通口10a~10cを通じて、空気流入口7と空気流出口8との間において直列に連通する。
また、本例では、空気流入口7及び空気流出口8の夫々が1200mm×700mmの開口(Si,So=0.84m)であるのに対して、各仕切壁9a~9cに形成される連通口10a~10cは、いずれも1580mm×900mmの開口(Sm=1.42m)である。
一方、これら2分割形態~4分割形態の夫々において、各仕切壁9a,9b,9cにおける連通口10a~10cの位置(特に、ここでは各仕切壁9a~9cの長辺方向における位置)、並びに、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)の位置(特に、ここでは下面チャンバ外壁6aの長辺方向における位置)も、この消音チャンバ5の消音特性を決定する要因になる。
これらのことから、この消音チャンバ5を設計するにあたっては、先ず、仕切壁9の設置形態として上記2分割形態~4分割形態が採用された場合の夫々について、各仕切壁9a~9cにおける連通口10a~10cの位置、並びに、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)の位置が、図13a~図13c並びに図14a~図14cの夫々に示されるように、仕切壁9a,9b、9c及び下面チャンバ外壁6aの長辺方向において個別に異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が、適当な音響解析法により解析される。
即ち、この解析では、仕切壁9a~9cにより区画される複数の領域Z1~Z4の領域数と、各仕切壁9a~9cに形成される各連通口10a~10cの仕切壁長辺方向における位置と、下面チャンバ外壁6aに形成される空気流入口7(又は空気流出口8)の下面チャンバ外壁長辺方向における位置との三者の組み合わせについて、その組み合わせが変化した場合の消音特性が解析される。
図15は、この解析結果の一部を示す表であり、ここで、「前」,「中」,「奥」の各表記は、各連通口10a~10bや空気流入口7(又は空気流出口8)が、図13a,図14a示されるように、仕切壁9a~9b及び下面チャンバ外壁6aの長手方向において前面チャンバ外壁6c寄りの位置(前位置)に設置された場合、図13b,図14b示されるように、仕切壁9a~9b及び下面チャンバ外壁6aの長手方向において前面チャンバ外壁6cと後面チャンバ外壁6eとの間の中央位置(中位置)に設置された場合並びに、図13c,図14c示されるように、仕切壁9a~9b及び下面チャンバ外壁6aの長手方向において後面チャンバ外壁6e寄りの位置(奥位置)に設置された場合を表している。
図16における○印の太い実線のグラフは、3分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、仕切壁9bにおける連通口10bと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、「奥」位置、「前」位置、「中」位置に配置された場合の各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
図16における◆印の細い実線のグラフは、3分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、仕切壁9bにおける連通口10bと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、いずれも「中」位置に配置された場合の各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
また、図17における○印の太い実線のグラフは、4分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、仕切壁9bにおける連通口10bと、仕切壁9cにおける連通口10cと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、「奥」位置、「前」位置、「奥」位置、「中」位置に配置された場合の各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
図17における◆印の細い実線のグラフは、4分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、仕切壁9bにおける連通口10bと、仕切壁9cにおける連通口10cと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、いずれも「中」位置に配置された場合の各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
なお、図16及び図17の夫々における●印の破線のグラフは、2分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、いずれも「中」位置に配置された場合の各周波数[Hz]における消音量(透過損失)[dB]を示している。
この解析結果を考察すると、4分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、仕切壁9bにおける連通口10bと、仕切壁9cにおける連通口10cと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、「奥」位置、「前」位置、「奥」位置、「中」位置に配置された場合は、他の場合に比べて、低周波帯域において高い消音性能が得られるとともに、中~高周波帯域においても高い消音性能が安定的に得られることが分かる。
このことから、この縦姿勢の消音チャンバ5では、4分割形態において、仕切壁9aにおける連通口10aと、仕切壁9bにおける連通口10bと、仕切壁9cにおける連通口10cと、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)とが、「奥」位置、「前」位置、「奥」位置、「中」位置に配置されるのが最適である。
なお、各チャンバ外壁6a~6fの内面並びに各仕切壁9a~9cの表面及び裏面には、空気流入口7や空気流出口8の開口部及び各連通口10a~10cの開口部を除いて全面的に吸音材11が貼設されるが、この吸音材11の厚みについても消音特性を考慮して最適化する場合には、仕切壁9a~9cにより区画される複数の領域Z1~Z4の領域数と、各仕切壁9a~9cに形成される各連通口10a~10cの仕切壁長辺方向における位置と、下面チャンバ外壁6aに形成される空気流入口7(又は空気流出口8)の下面チャンバ外壁長辺方向における位置との三者に、吸音材11の厚みを加えた四者の組み合わせについて、その組み合わせが変化したとき夫々の消音特性を解析し、
この解析の結果に基づいて、仕切壁9により区画する複数の領域Z1~Z4の領域数と、各仕切壁9a~9cにおける連通口10a~10cの位置と、下面チャンバ外壁6aにおける空気流入口7(又は空気流出口8)の位置と、チャンバ内部に貼設する吸音材11の厚みとの夫々選定することで、
所要の消音性能を満足するのに適した消音特性の消音チャンバ5が得られるようにすれば良い。
〔別実施形態〕
次に本発明の別実施形態を列記する。
上記実施形態では、吸音材11の仕様の変化として吸音材11の厚みが変化する場合を示したが、吸音材11の仕様の変化は、厚みの変化に限らず、材質の変化であってもよく、また、厚みの変化と材質の変化との両方であってもよい。
仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置を考慮するのに加えて、連通口10の開口面積Smも考慮する場合には、連通口10の開口面積Smが異なる開口面積に変化した場合の夫々について、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が解析され、この解析の結果に基づいて、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置と、連通口10の開口面積Smとの夫々が選定されるようにしてもよい。
あるいは、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置を考慮するのに加えて、仕切壁9における連通口10の口数も考慮する場合には、連通口10の口数が異なる口数に変化した場合の夫々について、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が解析され、この解析の結果に基づいて、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置と、仕切壁9における連通口10の口数との夫々が選定されるようにしてもよい。
また、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置を考慮するのに加えて、チャンバ内部における仕切壁9の位置も考慮する場合には、チャンバ内部における仕切壁9の位置が異なる位置に変化した場合の夫々について、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が解析され、この解析の結果に基づいて、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置と、チャンバ内部における仕切壁9の位置との夫々が選定されるようにしてもよい。
さらに、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置を考慮するのに加えて、消音チャンバ5における空気流入口7や空気流出口8の開口面に対する仕切壁9の姿勢も考慮する場合には、空気流入口7や空気流出口8の開口面に対する仕切壁9の姿勢が異なる姿勢に変化した場合の夫々について、連通口10の位置が仕切壁9の壁面方向において異なる位置に変化したとき夫々の消音特性が解析され、この解析の結果に基づいて、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置と、空気流入口7や空気流出口8の開口面に対する仕切壁9の姿勢との夫々が選定されるようにしてもよい。
その他、仕切壁9の壁面方向における連通口10の位置を考慮するのに加えて、消音特性の変化要因となる他の要因を考慮する場合、考慮する他の要因は、前記した吸音材の仕様、チャンバ外壁における空気流入口7や空気流出口8の位置、仕切壁9における連通口10の開口面積Smや口数、チャンバ内部における仕切壁9の位置や姿勢、仕切壁9により区画されるチャンバ内部の領域数などに限らず、どのような他の要因が考慮されてもよい。
本発明が適用される消音チャンバは、空調設備において使用される消音チャンバに限らず、空気流を用いて物質を搬送する設備や各種用途の空気を給送する設備で使用される消音チャンバなど、どのような設備で使用される消音チャンバであってもよい。
また、前述の各実施形態では、空調機とは別に設置される消音チャンバを本発明の適用対象とする例を示したが、これに代えて、空調機に組み込まれる消音チャンバを本発明の適用対象としてもよい。
本発明は、各種分野において使用される消音チャンバに適用することができる。
7 空気流入口
8 空気流出口
6a~6f チャンバ外壁
9,9a~9c 仕切壁
Z1~Z4 領域
10,10a~10c 連通口
5 消音チャンバ
11 吸音材
Sm 連通口の開口面積
Si 空気流入口の開口面積
So 空気流出口の開口面積

Claims (6)

  1. 六面の外壁からなる直方体形状のチャンバの生産方法であって、
    前記チャンバの内部に空気を流入させる流入口が設けられた第1の面を有する第1の外壁を用意する工程と、
    前記第1の面と交差し前記チャンバの内部から空気を流出させる流出口が設けられた第2の面を有する第2の外壁を用意する工程と、
    前記流入口が配された第1の空間と前記流出口が配された第2の空間とを仕切るように前記第1の外壁と平行に配され、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通する連通口が設けられた仕切壁を用意する工程と、を有し
    前記連通口は、前記仕切壁の面内で前記連通口の位置を異ならせたときの消音特性の解析結果に基づいて決定された位置に設けられていることを特徴とするチャンバの生産方法
  2. 前記連通口は、前記仕切壁の面内で前記連通口の位置を異ならせたときの消音量に基づいて決定された位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチャンバの生産方法
  3. 前記第1の外壁は、前記チャンバの下面側であることを特徴とする請求項1または2に記載のチャンバの生産方法
  4. 前記連通口は、矩形形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のチャンバの生産方法
  5. 前記連通口の開口面積は、前記流入口の開口面積及び前記流出口の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載のチャンバの生産方法
  6. 前記六面の外壁の内面、及び前記仕切壁の表面に吸音材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のチャンバの生産方法
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