JP2004154324A - 化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設 - Google Patents

化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設 Download PDF

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哲 石川
Hiroyuki Nishimoto
浩之 西本
Yuichi Nakatani
友一 中谷
J Ray William
テキサス州 75231 ダラス ウォルナット ヒル レイン 8345 スイート220 アメリカ合衆国
Yoshimi Tsuji
好美 辻
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Abstract

【課題】本発明の目的は、化学物質不耐症や電磁波過敏症を引き起こしている原因を正確に把握するとともに、化学物質不耐症や電磁波過敏症の患者に対して効果的な治療を行うことが可能な、化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症等の診療治療施設を提供する。
【解決手段】診療治療施設1は、外部に行き来可能な公衆区域30と、この公衆区域30よりも化学物質が総量的に清浄度の高い準清浄区域20と、この準清浄区域20よりも清浄度の高い清浄区域10とを備え、公衆区域30から清浄区域10と準清浄区域20に行き来が可能であり、清浄区域10と準清浄区域20は行き来が不可能な構造である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は診療治療施設に関し、特に化学物質不耐症や電磁波過敏症の診療治療を行うための診療治療施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建物や身の回りの生活用品から発生する化学物質により体調を崩す化学物質不耐症(CI;Chemical Intolerance)や、電気機器から発生する電磁波によって頭痛やめまいが引き起こされる電磁波過敏症に悩む人が増加している。
【0003】
化学物質不耐症は、大量の化学物質に曝されたり、化学物質に繰り返し接することにより、揮発性有機化合物(VOC;Volatile Organic Compounds/ホルムアルデヒド、農薬など職場及び家庭等で接触する化学物質)に微量でも、接触により体が過敏になり不快な症状が出現する疾患である。また、電磁波過敏症は、主に低周波領域の電磁波に曝された人が、過敏になる症状である。
【0004】
上記化学物質としては、例えば建材や塗料に含まれるホルムアルデヒドや、芳香剤に含まれるパラジクロロベンゼン等が知られている。化学物質不耐症は、ごく微量の化学物質に対して反応し、また特定の化学物質だけでなく、複数の化学物質に対しても反応する場合がある。このため、患者がどの化学物質に反応しているのかを正確に診断し、適切な治療を行うことが必要である。化学物質を特定し、快適な治療を受けるためには、空気中の化学物質の濃度を極力低く抑えた特別な診療治療施設が必要である。
【0005】
従来の診療治療施設において、治療室内の空気が清浄に保たれた構成としては、例えば外部と治療室との間に前室を設けるとともに、治療室内の圧力を調整して治療室内の清浄状態を確保した構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−250870号公報(第2頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に示される技術は、例えば感染症患者等、抵抗力のない患者について無菌状態で治療することが可能である。しかし、化学物質不耐症や電磁波過敏症の患者の場合は、感染症患者等とは異なり、点滴や投薬等による治療を受けるだけでなく、気分を沈静化させるマッサージを受けてリラックスしたり、運動による発汗で体内に蓄積された化学物質を排出したり、運動を行って自律神経のバランスを調整したり、サウナによる温熱療法を受けることにより、さらに高い治療効果を得ることができるものである。現状では、このように総合的な化学物質不耐症や電磁波過敏症を診療治療するための施設については、未だ整備されていない。
【0008】
本発明の目的は、化学物質不耐症や電磁波過敏症を引き起こしている原因を正確に把握するとともに、化学物質不耐症や電磁波過敏症の患者に対して効果的な治療を行うことが可能な、化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症等の診療治療施設を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症等の診療治療施設は、外部に行き来可能な公衆区域と、該公衆区域よりも化学物質が総量的に清浄度の高い準清浄区域と、該準清浄区域よりも清浄度の高い清浄区域とを備え、前記公衆区域から前記清浄区域と準清浄区域に行き来が可能であり、前記清浄区域と前記準清浄区域は行き来が不可能な構造であることを特徴とする。
【0010】
このように、本発明に係る化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症等の診療治療施設は、外部に通じている公衆区域を備え、この公衆区域から、主に原因の判定,診断,治療が行われる清浄区域と、主にマッサージや運動が行われる準清浄区域に直接行き来することができる。したがって、患者は症状に応じて最適な診療治療を迅速に受けることが可能となる。
【0011】
また、本発明に係る診療治療施設では、化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症等の治療として、点滴や投薬等による治療だけでなく、マッサージ、運動、サウナによる療法が取り入れられており、このため、症状をより効果的に改善させることが可能である。
【0012】
また、前記公衆区域と、前記清浄区域又は準清浄区域との間にはエアチャンバーが設けられているので、清浄区域や準清浄区域に入る前に、人や衣服に付着した汚染物質を除去することができ、清浄状態を保つことが可能である。
【0013】
さらに、前記清浄区域又は準清浄区域について、前記公衆区域に対して陽圧に保持されるようにすると、清浄区域又は準清浄区域への汚染空気の侵入を確実に防止することができ好適である。
【0014】
本発明の診療治療施設についてより具体的に述べると、前記公衆区域には風除室、ロビー、待合室、事務室、更衣室、トイレの少なくとも一つが設けられた構成とされている。そして、前記公衆区域の待合室から前記清浄区域又は前記準清浄区域に行き来可能とされている。
【0015】
また、前記清浄区域には中待合室、診察室、検査室、栄養指導室、臨床薬理室、歯科治療室、歯科衛生士室、歯科材料室、歯科治療材室の少なくとも一つが設けられている。このように、診療治療施設のなかに、栄養、薬剤、歯科材料の適合性等を調査できる施設をおくことにより、さらに効果的で適切な治療を行うことが可能となる。
【0016】
前記検査室には、化学物質が暴露される化学物質チャレンジブース、注射,舌下投与によるチャレンジが行われるスペース、電磁波が発生される電磁波チャレンジブース、負荷検査室、点滴,投薬,酸素吸入を含む治療が行われる治療室の少なくとも一つが設けられている。さらに、前記準清浄区域にはマッサージ室、運動室、サウナ室、浴室の少なくとも一つが設けられている。
【0017】
また、前記清浄区域又は準清浄区域に、専用トイレ又は収納部を設けた構成とすることにより、清浄区域又は準清浄区域と、他区域との間で、患者や医療スタッフの出入り回数を減らし、清浄度を確保することが可能となる。
【0018】
なお、前記公衆区域、清浄区域、準清浄区域、又は前記各区域に含まれる各部屋をそれぞれユニットとし、該ユニットを組み合わせて診療治療施設を構成しても良い。診療治療施設の各区域や部屋をユニット化することにより、診療治療施設を簡単に設置することができ、また各区域の配置を自由に変更することが可能となる。また、土地の形状に制限されることなく診療治療施設を設置することができる。ユニット化する場合、前記公衆区域と、前記清浄区域又は準清浄区域との間にエアチャンバユニットを設け、前記清浄区域又は準清浄区域の清浄を保つようにすると良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0020】
図1は本発明に係る診療治療施設1の一実施例の平面図を示すものである。
まず、診療治療施設1の概略について説明する。診療治療施設1では、化学物質不耐症や電磁波過敏症等についての診療治療が行われる。診療治療施設1は、清浄区域10と、準清浄区域20と、公衆区域30とを備えて構成されている。図中では、清浄区域10は鎖線で囲まれた領域、準清浄区域20は一点鎖線で囲まれた領域、公衆区域30は二点鎖線で囲まれた領域として示されている。また、符号40はエアチャンバであり、図中実線で示されている符号50は出入口である。
【0021】
化学物質不耐症や電磁波過敏症は、ごく微量の化学物質や電磁波であっても反応するため、正確な判断や効果的な治療を行うために、診療治療施設1内では空気中の化学物質濃度や電磁波が十分に低く抑えられていることが望ましい。
【0022】
このため、診療治療施設1は、大気の汚染度が少なく、また住宅や人口が密集していない場所や、交通量の少ない場所に建てられていると好適である。すなわち、大都市よりは小都市が好ましく、小都市よりは山や森の中,農村地帯のほうが好ましい。また、郊外であるほど建設費や維持管理費が低コストとなるので好適である。
【0023】
診療治療施設1には、換気や室内の圧力調整のために外気が給気されている。外気の汚染度が低い場合には、フィルタを介さずに外気を供給することができる。なお、外気の汚染度が高い場合には、空気中の化学物質、埃、カビ、花粉などを除去するために、空気清浄機を介して導入される。空気清浄機にはフィルタが設けられるが、空気中に含まれているごく細かな化学物質等も除去できるように、例えばHEPAフィルタが用いられると好適である。
【0024】
診療治療施設1の各部屋は、揮発性有機化合物の発生が少ない材料を主体として形成されている。材料としては、例えば、無機金属、天然木材、セラミック、ガラス等の化学物質を放散しにくい材料が使用される。或いは、これらの素材で表面をコーティングした構成とされる。なお従来より、部屋を清浄に保つために壁や天井をアルミ材で被覆する構成も知られているが、外観上好ましくないため積極的には採用しない。
【0025】
具体的には、無機系の材料から部屋を形成する場合は、天面や壁面には琺瑯鋼板が用いられ、床面には石材やセラミック板が用いられる。有機系の材料から部屋を形成する場合は、天面や壁面は珪藻土やコルク板または木材で被覆され、床面には木材板が用いられる。なお、上記無機系材料と有機系材料の両方を組み合わせても良い。部屋の内部は落ち着いた色彩とし、且つ圧迫感のない雰囲気にされる。
【0026】
上記各材料を組み付けるときには、材料の接続端面に互いに嵌合可能な凹凸を形成し、この凹凸を嵌合させるようにすると良い。これにより、材料が互いに隙間無く接合され、外気の侵入が防止される。なお、上記各材料を組み付けるときに接続部材が必要である場合は、木製、セラミック製、無機系金属製の釘や接続具が使用される。
【0027】
各部屋に家具を設置する場合も、揮発性有機化学物発生の少ない材料から形成されたものを使用する。例えば、木製家具を設置する場合には、組立後に表面に安全塗料が塗布され、3ヶ月程度放置してガス抜きをしてから使用される。木製家具を使用する場合には時間を要するため、診療治療施設1の建築着工と同時に着手すると良い。
【0028】
安全塗料としては、揮発性有機化合物の放散が抑制されているものが使用される。なお、床面や家具を木材から形成するときは、むく材であっても高い安定性を有する広葉樹の木材を使用すると好適である。
【0029】
診療治療施設1内には、電気機器として、例えばパソコン、テレビ、ビデオ、冷蔵庫が置かれている。これら電気機器からは電磁波過敏症の原因となる電磁波が発生し、筐体からは化学物質不耐症の原因となる揮発性有機化合物が発生する。このため、電気機器には電磁波を遮蔽可能なカバーを掛けて、電磁波の発生を防止する。また、このカバーに排気ダクトを設置して、筐体から発生された揮発性有機化合物が外部へ排気されるようにする。
【0030】
さらに、本や資料等の印刷物からも揮発性有機化合物が発生するため、専用容器に入れて閲覧される。専用容器には排気ダクトが設けられており、容器内の空気は外部へ排気される。
【0031】
診療治療施設1には、図示しない機械室が設けられている。機械室には空調機が設置され、空調機から送られる清浄空気により、診療治療施設1内部の清浄度が維持されている。空調機は、診療治療施設1内に空気を供給し、診療治療施設1内の空気を清浄に保つとともに、診療治療施設1内の温度、湿度、室内圧力を調整する。機械室は診療治療施設1の外部にあり、空調機の他には、診療治療施設1内に清浄な水を供給する給水設備等が設けられている。
【0032】
次に、診療治療施設1を構成する清浄区域10、準清浄区域20、公衆区域30の主な機能と、配置について説明する。
清浄区域10では、診察室12、検査室13において、診察及び治療が行われる。清浄区域10は、反応を引き起こす化学物質の特定がなされる場所であるため、診療治療施設1の中で最も清浄な場所となっており、具体的には揮発性有機化合物総量がおおむね25〜50μg/mの範囲内になるように管理されている。清浄区域10の清浄度を保つため、清浄区域10は陽圧に保たれている。清浄区域10が陽圧に保たれることにより、区域外からの汚染空気の侵入が防止される。
【0033】
また、清浄区域10には、前室としてエアチャンバ40が設けられている。エアチャンバ40は公衆区域30側と清浄区域10側にそれぞれ出入口50を備えているが、それぞれの出入口50が別々に開閉することで、公衆区域30やエアチャンバ40内の空気が、清浄区域10側へ流れないようにされている。
【0034】
エアチャンバ40には、外部からの空気がフィルターを介して供給され、清浄空気が吹き付けられ、人体や衣服に付着している塵埃や菌が吹き落とされる。埃等を吹き落とした後、空気は下部吸引口に速やかに回収される。
【0035】
準清浄区域20では、マッサージ室21において患者の気分を沈静化させるためのマッサージが施されたり、運動室22で適度な運動をすることができるように構成されている。
【0036】
準清浄区域20は、清浄区域10ほど厳重ではないが、化学物質不耐症や電磁波過敏症が発症しないように内部の清浄が確保されている。準清浄区域20での揮発性有機化合物総量は、おおむね50〜100μg/mの範囲内になるように管理されている。なお、準清浄区域20の清浄度をより確実に保つために、準清浄区域20にも前室としてエアチャンバ40を設けても良い。
【0037】
公衆区域30は、外部から患者の受け入れを行う場所であり、ロビー32や待合室33が設けられている。公衆領域30は外部に通じているため、清浄区域10や準清浄区域20に比して清浄度は低いものとなっているが、化学物質不耐症や電磁波過敏症の患者が待機する場所であり、症状が出ないレベルの清浄度は保たれている。公衆区域30での揮発性有機化合物総量は、おおむね150〜200μg/m程度とされる。
【0038】
本例の診療治療施設1では、清浄区域10と、準清浄区域20とが、それぞれ公衆区域30に隣接して配置されている。清浄区域10と準清浄区域20とは、それぞれ公衆区域30との間で行き来可能である。なお、清浄区域10と準清浄区域20との間では行き来できないように構成されている。
【0039】
上記のように、本例の診療治療施設1では、清浄区域10と準清浄区域20とが、それぞれ公衆区域30から行き来可能とされているので、患者は症状に応じて、清浄区域10と準清浄区域20のいずれかに直接行くことができ、迅速に必要な処置を受けることができる。
【0040】
また、清浄区域10と準清浄区域20とは行き来できないようになっているので、清浄区域10の高い清浄度を保つことができる。また、症状の異なる患者がそれぞれ別の区域に集められているので治療がスムーズに行われる。
【0041】
次に、本例の診療治療施設1の清浄区域10、準清浄区域20、公衆区域30内部の具体的構成について詳細に説明する。
清浄区域10には、中待合室11、診察室12、検査室13、専用トイレ14、物入れ15が設けられている。診察室12、検査室13、専用トイレ14には、中待合室11に連通する中廊下19から出入りする。
【0042】
中待合室11は、清浄区域10に設けられているため、公衆区域30の待合室33よりも高い清浄度が保たれている。このため、重い症状を有し、より清浄な空間が必要とされている患者の待合室として使用される。
【0043】
診察室12では、医師による問診や診察が行われる。検査室13は、チャレンジブース13a、治療室13b、電磁波シールド室13cを備えており、検査及び治療が行われる。
【0044】
チャレンジブース13aは、化学物質不耐症と診断された患者について、どの化学物質に反応しているのかを判定するための部屋である。チャレンジブース13aでは、患者が入室した後、ごく微量の化学物質を含有させた空気が部屋内に導入され、化学物質の特定がなされる。
【0045】
チャレンジブース13aの使用後は、オゾン燻蒸がなされて室内の化学物質が除去され、その後、屋外へ強制排気される。このとき、排気ファンはオゾン燻蒸と連動させるようにすると良い。排気ファンは、オゾン燻蒸後、自動的にスイッチが投入され、タイマーで停止されるようにする。
【0046】
治療室13bでは、点滴やサプリメント投与による解毒治療や、酸素吸入などが行われる。点滴やサプリメントにより、例えば、ビタミンC、ビタミンB、グルタチオン、マンガン、亜鉛、セレンが投与される。点滴やサプリメント投与は、患者の症状にもよるが、必要に応じて数日間連続して行われる。また、呼吸をスムーズに行えない患者のために酸素吸入が行われる。酸素吸入量は、患者の症状や体型に応じて異なるが、例えば、毎分1.5リットルの量で90分間行われる。治療室13bは常に看護師の目の届くところで厳重に管理される。
【0047】
電磁波シールド室13cは、電磁波のチャレンジブースであり、電磁波過敏症と診断された患者について、どのような電磁波に反応しているのかが判定される。電磁波シールド室13cは、壁が金属のシールドで覆われ、外界からの電磁波の影響を受けないようになっている。そして患者が入室した後で電磁波が部屋内に導入され、患者に影響を及ぼす電磁波の種類や強さが特定される。
【0048】
なお、検査としては、そのほかに、皮内注射テスト、舌下投与テスト、負荷検査、スパイロメーターによる呼吸機能検査、ロンベルグによるふらつき検査、MCV(赤血球の平均容積)検査、潜血により出血傾向を調べるための検尿、免疫リンパ球検査、甲状腺ホルモン検査、思いこみによる効果(プラセボ効果)を排除して検査を行う二重盲検法によるチャレンジテスト、有益又は有害な微量金属を分析するための毛髪分析、呼気の分析、汗の分析、視覚系や眼球運動系などの機能を詳細に調べる神経眼科学的検査、脳血流計による検査等があり、様々な観点から診断が行われる。上記のような多様な検査に対応するため、本例の診療治療施設1には複数の検査室13が設けられている。
【0049】
清浄区域10には専用トイレ14が設けられている。専用トイレ14を設けた構成とすることにより、清浄区域10と他区域との間での患者の出入り回数を減らし、清浄区域10の清浄度を確保することが可能となる。
【0050】
また、物入れ15についても専用のものを設置し、検査用具などを収納しておくことにより、清浄区域と他区域との間での医療スタッフの出入り回数を減らし、清浄区域10の清浄度を確保することが可能となる。チャレンジブース13aを備えた検査室13は、特に高い清浄度が要されるため、室内で使用可能な物入れ15が設けられている。
【0051】
さらに、清浄区域10には、栄養指導室16、臨床薬理室17、歯科診察治療室が設けられているとより好ましい。歯科診察治療室としては、歯科治療室及び歯科衛生士室18a、歯科材料室及び歯科治療材室18bが設けられる。
【0052】
栄養指導室16では栄養士により、患者に対して食べ物アレルギー及び栄養的バランスに関する指導が、毛髪分析等の検査結果に基づいて行われる。臨床薬理室17には薬剤師が在室し、臨床試験等が行われる。
【0053】
また、歯科治療室及び歯科衛生士室18aには、歯科医師及び歯科衛生士が在室し、歯科治療、指導、各患者について有害金属による症状の予防及び処置などが行われる。ここでは、患者に不快な症状が出現しないように、歯科材料や治療剤が選択して使用される。歯科治療室及び歯科衛生士室18aには、歯科材料室及び歯科治療材室18bが隣接しており、診察治療に必要な材料を、他の区域へ行き来することなく入手することが可能である。
【0054】
次に、準清浄区域20の具体的構成について詳細に説明する。準清浄区域20には、マッサージ室21、運動室22、サウナ室23、浴室としてのシャワー室24、専用トイレ25、物入れ26が設けられている。マッサージ室21、運動室22、専用トイレ25には、中廊下27から出入りする。
【0055】
マッサージ室21では、患者の気分を沈静化させるためのマッサージが施される。マッサージ室21はより高い沈静効果が得られるように、照明が薄暗くされている。
【0056】
運動室22では、エルゴメーターによる自転車こぎや、トレッドミルによる歩行運動など、適度な運動を行うことができる。なお、エルゴメーターの負荷の調整は、歯車式では電磁波が誘導されるおそれがあるため、ベルトの張力で負荷を調整する方式とする。
【0057】
サウナ室23では、低温サウナにより患者の体が温められる。サウナ室23は温度管理や時間管理を厳重に行うため、常に看護師の管理下に置かれる。サウナ室23使用後は、オゾン燻蒸がなされ、その後、屋外へ強制排気される。
【0058】
運動室22による運動と、サウナ室23による温熱療法により、体にたまった化学物質が排出され、治療に効果が得られる。また、運動をした後やサウナに入った後は、シャワー室24にて体を洗浄しリフレッシュすることができる。また、清浄な水を摂取することも治療に効果的であるため、水飲み場を設けても良い。
【0059】
準清浄区域20には、清浄区域10と同様に、専用トイレ25が設けられている。専用トイレ25を設けた構成とすることにより、準清浄区域20と他区域との間での患者の出入り回数を減らし、準清浄区域20の清浄度を確保することが可能となる。また、物入れ26についても、マッサージ室21と運動室22にそれぞれ専用のものが設置されており、備品や検査用具が収納される。
【0060】
公衆区域30には、風除室31、ロビー32、待合室33、事務室及び受付34、更衣室35、トイレ36が設けられている。風除室31により、診療治療施設1内への外気の侵入が防止される。また、遮音効果により診療治療施設1内の静寂が保たれる。さらに、断熱効果により診療治療施設1内の快適な温度が保たれる。
【0061】
ロビー32は患者が最初に入る場所であり、ここで受付が行われる。受付業務は、事務室及び受付34にいるスタッフによりなされる。スタッフは、事務室及び受付34に入室する前に、更衣室35で化学物質の発生しない清潔な衣服へ着替えを行う。
【0062】
待合室33はロビー32とは区切られて設けられており、ロビー32よりも外界から遮られたスペースとなっている。患者は待合室33から清浄区域10又は準清浄区域20へ入る。本例の場合、清浄区域10に入る場合は、待合室33から先ずエアチャンバ40を通過し、次いで清浄区域10の中待合室11に入り、その後中廊下19を通って診察室12や検査室13に入室する。準清浄区域20に入る場合は、待合室33から先ず準清浄区域20の中廊下27に入り、次いでマッサージ室21や運動室22に入室する。
【0063】
以上の診療治療施設1により、化学物質不耐症や電磁波過敏症を引き起こしている原因を正確に把握するとともに、患者に対して効果的な治療を行うことが可能となる。上記実施例において、清浄区域10、準清浄区域20、公衆区域30を構成する各部屋については、図1に示す配置や部屋数に限らず、自由に変更することができるものである。
【0064】
なお、清浄区域10、準清浄区域20、公衆区域30、エアチャンバ40、機械室、或いは前記各区域に含まれる各部屋をユニットとし、それぞれを互いに組み合わせる構成としても良い。ユニットは、公衆区域30から、清浄区域10と準清浄区域20に行き来できるように組み付けられる。各ユニット及びその接合部は気密構造とされ、ダクト及びフィルタを介して機械室の空調機と接続される。
【0065】
診療治療施設1をユニット化することにより、診療治療施設1を短い工期で設置することができ、より多くの患者に対応することが可能となる。また、土地の形状に制限されることなく診療治療施設1を設置することができる。さらにユニットを解体して別の場所に運搬することも可能となる。
【0066】
図2乃至図5は、診療治療施設1の他の実施例を示すものである。本例において前記実施例と同様部材等には同一符号を付してその説明を省略する。図2乃至図5においては、内部の各部屋については図示を省略している。
【0067】
前記実施例では、清浄区域10と準清浄区域20が、公衆区域30に対して並列するように配置されている構成を示したが、図2に示す例では、公衆区域30を挟むようにして、清浄区域10と準清浄区域20が対称に配置されている。また、図3に示す例では、清浄区域10と準清浄区域20の間に、公衆区域30から延長する廊下が位置している。図2及び図3のいずれの診療治療施設1も、公衆区域30から、清浄区域10または準清浄区域20に直接行き来可能である。なお、清浄区域10または準清浄区域20と公衆区域30との間には、適宜エアチャンバが設置される。
【0068】
図4及び図5の例では、清浄区域10、準清浄区域20、公衆区域30が、平面ではなく立体的に配置されている。図4の例では、1階が準清浄区域20であり、2階が清浄区域10であり、準清浄区域20と清浄区域10に接するように公衆区域30が設けられている。この場合、公衆区域30の内部についても、1階と2階に分けた構成としても良い。
【0069】
図5の診療治療施設1は、1階が準清浄区域20であり、3階が清浄区域10であり、準清浄区域20と清浄区域10に挟まれるように、2階に公衆区域30が設けられている。なお、図4及び図5の診療治療施設1について、清浄区域10を下階とし、準清浄区域20を上階としても良い。また、地階を利用しても良い。なお、図4及び図5の実施例においても、清浄区域10または準清浄区域20の前室としてエアチャンバが適宜設置される。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、本発明の診療治療施設によれば、外部と行き来可能な公衆区域から、主に原因の判定,診断,治療が行われる清浄区域と、主にマッサージや運動が行われる準清浄区域に直接行き来することができるので、各人の症状に応じて、最適な診療治療を迅速に受けることが可能となる。
【0071】
また、本発明の診療治療施設は、主に原因の判定,診断,治療が行われる清浄区域と、マッサージや運動を行う準清浄区域を備えており、点滴や投薬等による治療に加え、マッサージによる気分の沈静化、運動療法、サウナによる温熱療法、栄養,薬剤,歯科材料の適合性の調査、歯科治療など、総合的な診療治療を行うことができ、化学物質不耐症や電磁波過敏症に効果的な治療が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の診療治療施設の平面図である。
【図2】診療治療施設の他の実施例を示す説明図である。
【図3】診療治療施設の他の実施例を示す説明図である。
【図4】診療治療施設の他の実施例を示す説明図である。
【図5】診療治療施設の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 診療治療施設、 10 清浄区域、 11 中待合室、 12 診察室、13 検査室、 13a チャレンジブース、 13b 治療室、 13c 電磁波シールド室、 14 専用トイレ、 15 物入れ、 16 栄養指導室、 17 臨床薬理室、 18a 歯科治療室及び歯科衛生士室、 18b 歯科材料室及び歯科治療材室、 19 中廊下、 20 準清浄区域、 21 マッサージ室、 22 運動室、 23 サウナ室、 24 シャワー室、 25専用トイレ、 26 物入れ、 27 中廊下、 30 公衆区域、 31 風除室、 32 ロビー、 33 待合室、 34 事務室及び受付、 35 更衣室、 36 トイレ

Claims (11)

  1. 化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症等の診療治療施設であって、
    外部に行き来可能な公衆区域と、該公衆区域よりも化学物質が総量的に清浄度の高い準清浄区域と、該準清浄区域よりも清浄度の高い清浄区域とを備え、
    前記公衆区域から前記清浄区域と準清浄区域に行き来が可能であり、前記清浄区域と前記準清浄区域は行き来が不可能な構造であることを特徴とする化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  2. 前記公衆区域と、前記清浄区域又は準清浄区域との間にはエアチャンバーが設けられたことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  3. 前記清浄区域又は準清浄区域は、前記公衆区域に対して陽圧に保持されたことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  4. 前記公衆区域には風除室、ロビー、待合室、事務室、更衣室、トイレの少なくとも一つが設けられたことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  5. 前記公衆区域には風除室、ロビー、待合室、事務室、更衣室、トイレの少なくとも一つが設けられ、前記公衆区域の待合室から前記清浄区域又は前記準清浄区域に行き来可能であることを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  6. 前記清浄区域には中待合室、診察室、検査室、栄養指導室、臨床薬理室、歯科治療室、歯科衛生士室、歯科材料室、歯科治療材室の少なくとも一つが設けられたことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  7. 前記検査室には、化学物質が暴露される化学物質チャレンジブース、注射,舌下投与によるチャレンジが行われるスペース、電磁波が発生される電磁波チャレンジブース、負荷検査室、点滴,投薬,酸素吸入を含む治療が行われる治療室の少なくとも一つが設けられたことを特徴とする請求項6記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  8. 前記準清浄区域にはマッサージ室、運動室、サウナ室、浴室の少なくとも一つが設けられたことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  9. 前記清浄区域又は準清浄区域には専用トイレ又は収納部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  10. 前記公衆区域、清浄区域、準清浄区域、又は前記各区域に含まれる各部屋はそれぞれユニットからなり、該ユニットを組み合わせて構成したことを特徴とする請求項1記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
  11. 前記公衆区域と、前記清浄区域又は準清浄区域との間にはエアチャンバユニットが設けられたことを特徴とする請求項10記載の化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設。
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