JPH02879B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH02879B2 JPH02879B2 JP56156986A JP15698681A JPH02879B2 JP H02879 B2 JPH02879 B2 JP H02879B2 JP 56156986 A JP56156986 A JP 56156986A JP 15698681 A JP15698681 A JP 15698681A JP H02879 B2 JPH02879 B2 JP H02879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- radio wave
- wall plate
- wave absorbing
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電波吸収壁に関するものである。
高層建造物の反射による電波障害が多発して近
年問題となつているが、現在のところ効果的な対
策がとられていないのが現状である。これまで、
高層建造物の壁面の形状を特殊な構造として飛来
する電波を散乱、又は至近距離で収束・消滅させ
るものや、壁面にフエライト・タイル等の電波吸
収板を取り付ける等の手法が試みられて来た。
年問題となつているが、現在のところ効果的な対
策がとられていないのが現状である。これまで、
高層建造物の壁面の形状を特殊な構造として飛来
する電波を散乱、又は至近距離で収束・消滅させ
るものや、壁面にフエライト・タイル等の電波吸
収板を取り付ける等の手法が試みられて来た。
しかしながら、壁面の形状によるものでは完全
な電波障害の除去は難しく、建物内部の間取りも
大きな制約を受けることになる。
な電波障害の除去は難しく、建物内部の間取りも
大きな制約を受けることになる。
またフエライト・タイルによるもの等でも構
造、寸法、重量、耐候性、経済性に問題があり、
高層建造物の壁材としては適切ではなかつた。と
くに、テレビVHF波の場合は比較的波長が長い
ためλ／４の厚みのものとしてもかなりのものと
なり、小型軽量化された電波吸収壁を得ることは
難しかつた。
造、寸法、重量、耐候性、経済性に問題があり、
高層建造物の壁材としては適切ではなかつた。と
くに、テレビVHF波の場合は比較的波長が長い
ためλ／４の厚みのものとしてもかなりのものと
なり、小型軽量化された電波吸収壁を得ることは
難しかつた。
そこで、本発明の目的はこれらの点を考慮して
波長に対して比較的厚さが薄く構造が簡単で経済
性も高く、断熱効果もある電波吸収壁を提供する
ことである。
波長に対して比較的厚さが薄く構造が簡単で経済
性も高く、断熱効果もある電波吸収壁を提供する
ことである。
本発明によれば、抵抗膜を室内側に形成した誘
電体の外壁板と、室内側には誘電体の内壁板を配
置し、この外壁板と内壁板との間に空気層と電波
吸収材を配置して断熱材を形成してあり、電波吸
収材を特殊な形状として吸収効果を高めたもので
ある。
電体の外壁板と、室内側には誘電体の内壁板を配
置し、この外壁板と内壁板との間に空気層と電波
吸収材を配置して断熱材を形成してあり、電波吸
収材を特殊な形状として吸収効果を高めたもので
ある。
以下図示する本発明の電波吸収壁実施例により
説明する。
説明する。
誘電体であるコンクリート板１の室内側に抵抗
膜２を配置して外壁板３が形成されている。抵抗
膜２はパルプ中にカーボン繊維を重量比で10％程
度混入したものである。この外壁板３から所定間
隔をとつた室内側にはコンクリート板の内壁板４
が設けられている。
膜２を配置して外壁板３が形成されている。抵抗
膜２はパルプ中にカーボン繊維を重量比で10％程
度混入したものである。この外壁板３から所定間
隔をとつた室内側にはコンクリート板の内壁板４
が設けられている。
上記外壁板３と内壁板４との間には断熱層５が
形成されている。この断熱層５は、外壁板３側に
設けた空気層６と、内壁板４に配置した電波吸収
材７とで構成されている。電波吸収材７は、断熱
材に所定量のカーボンを混入し、断面が室外側に
向かつて鋸歯状すなわち正面から見て波状楔状、
または角錐状となるよう形成したものである。
形成されている。この断熱層５は、外壁板３側に
設けた空気層６と、内壁板４に配置した電波吸収
材７とで構成されている。電波吸収材７は、断熱
材に所定量のカーボンを混入し、断面が室外側に
向かつて鋸歯状すなわち正面から見て波状楔状、
または角錐状となるよう形成したものである。
この構造の電波吸収壁では壁全体を誘電体とみ
なし、壁中に定在波を生じさせ、抵抗膜２と電波
吸収材７で電波を吸収させるものである。こうし
て比誘電率の異なる物質を組み合わせて伝送損失
を高めると同時に、コンクリート部の厚さに対応
して他の層の厚みを調整して所望の特性を得るこ
とができる。
なし、壁中に定在波を生じさせ、抵抗膜２と電波
吸収材７で電波を吸収させるものである。こうし
て比誘電率の異なる物質を組み合わせて伝送損失
を高めると同時に、コンクリート部の厚さに対応
して他の層の厚みを調整して所望の特性を得るこ
とができる。
この実施例によるモデル実験では、全体の壁厚
を15cm程度としたがTVのVHF波帯でLowチヤ
ンネル（1ch〜3ch）で2.5db程度、Highチヤンネ
ル（4ch〜12ch）で10db程度の吸収量となつた。
を15cm程度としたがTVのVHF波帯でLowチヤ
ンネル（1ch〜3ch）で2.5db程度、Highチヤンネ
ル（4ch〜12ch）で10db程度の吸収量となつた。
こうして、コンクリート板１と、抵抗膜２と、
特殊形状とした電波吸収材７とにより、λ／４よ
りりも薄い壁厚で効果的に飛来する電波を吸収し
ている。
特殊形状とした電波吸収材７とにより、λ／４よ
りりも薄い壁厚で効果的に飛来する電波を吸収し
ている。
この発明による電波吸収壁は以上の通りであ
り、次に述べる効果を挙げることができる。
り、次に述べる効果を挙げることができる。
構造が簡単で、波長に対して比較的薄い壁厚で
電波の吸収効果も高く、軽量、経済的で実用性も
高い。
電波の吸収効果も高く、軽量、経済的で実用性も
高い。
第１図はこの発明による電波吸収壁の実施例を
示す断面図、第２図は電波吸収材の斜視図、第３
図、第４図は各々他の実施例の電波吸収材の形状
を示す斜視図である。 １……コンクリート板、２……抵抗膜、３……
外壁板、４……内壁板、５……断熱層、６……空
気層、７……電波吸収材、８……鉄筋網。
示す断面図、第２図は電波吸収材の斜視図、第３
図、第４図は各々他の実施例の電波吸収材の形状
を示す斜視図である。 １……コンクリート板、２……抵抗膜、３……
外壁板、４……内壁板、５……断熱層、６……空
気層、７……電波吸収材、８……鉄筋網。
Claims (1)
- １ 誘電体室内側に抵抗膜を形成した外壁板と、
誘電体から成る内壁板と、上記外壁板と内壁板と
の間に形成されると共に、外壁板側空気層及び内
壁板側に設けられ、かつ室外側に向かつて突出す
る断面略鋸歯状の電波吸収材を有する断熱層とか
らなることを特徴とする電波吸収壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15698681A JPS5857800A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 電波吸収壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15698681A JPS5857800A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 電波吸収壁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5857800A JPS5857800A (ja) | 1983-04-06 |
| JPH02879B2 true JPH02879B2 (ja) | 1990-01-09 |
Family
ID=15639669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15698681A Granted JPS5857800A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 電波吸収壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5857800A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004154324A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Aehf Japan Kk | 化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01207995A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-21 | Meidensha Corp | 電波暗室兼無響室の構築方法 |
| JP4988060B1 (ja) * | 2011-11-11 | 2012-08-01 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | 電波吸収体ユニット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5320165U (ja) * | 1976-07-27 | 1978-02-21 |
-
1981
- 1981-10-02 JP JP15698681A patent/JPS5857800A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004154324A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Aehf Japan Kk | 化学物質不耐症及び互いに合併しやすい電磁波過敏症の診療治療施設 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5857800A (ja) | 1983-04-06 |
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