JPH0818273A - 電波吸収材及びプレキャストコンクリート板並びにカーテンウォール - Google Patents

電波吸収材及びプレキャストコンクリート板並びにカーテンウォール

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JPH0818273A
JPH0818273A JP14488894A JP14488894A JPH0818273A JP H0818273 A JPH0818273 A JP H0818273A JP 14488894 A JP14488894 A JP 14488894A JP 14488894 A JP14488894 A JP 14488894A JP H0818273 A JPH0818273 A JP H0818273A
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弘志 宮崎
Hideo Tanaka
秀男 田中
Shibakumaran Uigunaraajiya
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Kazuya Tanaka
一哉 田中
Tetsuo Yamada
哲夫 山田
Manabu Teranishi
学 寺西
Masayuki Inagaki
正幸 稲垣
Makoto Ishikura
誠 石倉
Yukio Kosaka
征雄 小坂
Yoshigo Ninomiya
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Abstract

(57)【要約】 【目的】平面形状が大きく、かつ肉厚も薄くすることが
でき、しかも電波吸収特性が良好でテレビゴースト対策
に好適な電波吸収材を提供する。 【構成】電波反射体である金属板1の片面側に、近い方
から順に第1の電波反射板2,第2の電波反射板を積層
配置する。第1の電波反射板は、エポキシ系樹脂(非磁
性体)15重量%に85重量%のMn−Zn系フェライ
ト粒(樹脂とフェライト粒の総重量を100重量%とす
る)と、1重量%(対樹脂)のカーボン繊維(高誘電材
料)を混合して形成され、第2の電波反射板は、エポキ
シ系樹脂15重量%にMn−Zn系フェライト粒85重
量%を混合して形成される。これにより、第1の電波反
射板の誘電率は150(高誘電率)、第2の電波反射板
の誘電率は15となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層ビル等に使用され
るテレビゴースト対策用の電波反射材及びそれを用いた
プレキャストコンクリート板並びにカーテンウォールに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビゴースト対策としては、例
えば特公昭55−13600号公報や特公昭55−49
798号公報に示されるように、鉄筋等の電波反射体を
埋設させたコンクリート等の建築物(高層ビル)の外壁
面に、VHF帯やUHF帯の電波吸収特性の良好なフェ
ライト焼結体からなるタイルを多数貼着することが一般
的に行われている。
【0003】また、コンクリート壁面内に直接フェライ
ト粒を混合させることも試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のフェライト焼結体のタイルを用いた場合には、フェラ
イト焼結体自体が非常に重いためタイル貼着の施工性並
びに安全性に問題を生じる。また、フェライト焼結体の
タイルはその平面形状が100mm四方程度に過ぎず非
常に小さいため、タイル貼着作業が非常に煩雑となると
いう問題点がある。
【0005】一方、壁面を構成するコンクリート内にフ
ェライト粒を混入する方式の場合は、フェライト焼結体
からなるタイルを用いるものに比べて電波吸収特性が悪
く、また所望の吸収を得ようとした場合、その厚さが3
0cm程度必要となり実際の施工には供することが難し
いという問題点がある。これに対して、特開平5−26
7879号公報には、導電性繊維を含む薄い電波吸収板
を積層してなる電波吸収体が提案されている。このもの
は、モルタルなどのような誘電性マトリックス中に炭素
繊維などの導電性繊維を含む電波吸収板を複数枚重ねて
アルミニウムなどからなる導電性反射体で裏打ちし、複
数枚の電波吸収板は導電性反射体に近い方の誘電率より
遠い方すなわち電波進入側(前側)にある方の誘電率が
小さくなるように配列した構成としたことにより、テレ
ビ放送など広帯域の電波を吸収してゴーストなどの障害
をもたらす反射波を抑制している。
【0006】この電波吸収体の場合は、フェライト焼結
体タイルを貼着したり、コンクリート内へ直接フェライ
トを混合する従来のものに比べて薄肉,軽量であり、施
工が容易にできるが、しかし誘電体形電波吸収体として
構成されているため、電波吸収能力の点から全体厚さを
ある程度以上薄くすることは難しいという問題点があ
る。
【0007】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、平面形状が大き
く、かつ肉厚も薄くすることができ、しかも電波吸収特
性が良好でテレビゴースト対策に好適な電波吸収材及び
その電波吸収材を用いた製品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る電波吸収材にあっては、金属板等の電
波反射体の表面側に、複数枚の電波吸収板を複数枚積層
配置した電波吸収材において、前記電波吸収板は少なく
ともフェライト粒と非磁性材料とを混合してなり、前記
複数枚のうち前記電波反射体に近い側に配置された電波
吸収板の誘電率を他の電波吸収板の誘電率よりも大きく
した。
【0009】ここに、複数の電波吸収板(以下、板材と
いう)の誘電率を異ならせる具体的な手段としては、例
えば前記電波反射体に近い側に配置された板材内に、高
誘電材料を混入させてその誘電率を他の板材より高くし
たり、或いは、電波反射体に近い側に配置された板材内
にMn−Zn系等の比較的誘電率の高いフェライト粒を
混入するとともに、他の板材にはMg−Zn系,Ni−
Zn系などの比較的誘電率の低いフェライト粒を混入す
るものとすることができる。
【0010】また、金属板等の電波反射体と、その電波
反射体の表面側に配置された少なくともフェライト粒と
非磁性材料とを混合して形成される板材とを有し、かつ
前記板材内に高誘電材料を混入させるとともに、その混
入比率がその板材内の前記反射体に近い側の部位で多く
なるようにしても良い。また、好ましくは、非磁性材料
とフェライト粒との混合比率を、前者が30〜5重量%
で後者が70〜95重量%とし、しかもそのフェライト
粒の粒径が、0.1mmないし0.8×T(Tは板材の
厚さ)とすることであり、さらに前記電波反射体に近い
側に配置された板材内に混入する前記高誘電材料が前記
所定の割合で混合された非磁性材料に対し0.1〜5重
量%とすることである。
【0011】上記のように、非磁性材料に対するフェラ
イト粒の混合比を70〜95重量%としたのは、70重
量%より少ないと電波吸収特性が劣化し、95重量%よ
り多いと非磁性材料との混合がしにくいためである。ま
た、フェライト粒の粒径を0.1mm〜0.8×Tとし
たのは、0.1mmより小さいと特性が劣化し、板厚T
の8割より大きいと板材の表面にフェライト粒の一部が
突出するおそれがあるからである。さらに高誘電率材料
の含有量を0.1〜5重量%としたのは、その範囲外で
は電波吸収特性が劣化するからである。
【0012】こうした条件を満たすことにより、板厚が
1〜数cmという薄型の板材を形成することができるよ
うになる。板厚を上記以外にしたり、或いは3層以上重
ねる場合などでは必要に応じて適宜に調整する。本発明
のプレキャストコンクリート板は、鉄筋,金属板等の電
波反射体を埋設してなるプレキャストコンクリート板に
係るものであり、少なくとも前記埋設された電波反射体
の片面側のコンクリートを、非磁性材料がモルタルから
なる上記本発明の電波吸収板として構成した電波吸収機
能を有するプレキャストコンクリート板である。
【0013】本発明のカーテンウォールは、少なくとも
一面が開口された所定形状のアルミ等の電波反射材から
なる筐体内に、上記本発明の電波吸収板を、誘電率の高
い側を奥側にして装入配置してなる電波吸収機能を有す
るカーテンウォールである。
【0014】
【作用】本発明の電波吸収材は、単に非磁性材料内に均
一に一種類のフェライト粒を混入するだけでなく、混入
するフェライト粒の種類を変えたり、或いは必要に応じ
て適宜位置にカーボン繊維等の高誘電材料を混入するこ
とにより、電波反射体に装着される板材の誘電率が場所
により異なり、より具体的には電波反射体に近い側の誘
電率が高くなる。これにより、確実に電波吸収材内に電
波を吸収することが可能である。
【0015】また、かかる電波吸収材は、従来のフェラ
イト焼結体のタイルに比し平面形状を大きくできて、し
かもコンクリートにフェライト粒のみを混入したものに
比し肉厚が薄くなるため、製造および実際の建築物への
取り付けが容易に行える。また、本発明の電波吸収材に
かかる構成をプレキャストコンクリート(PC)板やカ
ーテンウォールに適用した場合には、それらを通常の施
工方法で建築物の壁面に取り付けることにより、自動的
にテレビゴースト防止壁が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る電波吸収材及びそれを用
いたプレキャストコンクリート板並びにカーテンウォー
ルの好適な実施例を添付図面を参照して詳述する。図1
は、第1の実施例として本発明に係る電波吸収材の一例
を示したもので、電波反射体である金属板1の片面側に
同一平面形状を有する第1の板材2を配置し、さらにそ
の第1の板材2の表面に第2の板材3を配置している。
すなわち、この例では、第1,第2の板材2,3が複数
枚(2枚)積層配置されている。
【0017】金属板1側に配置された第1の板材2は、
非磁性材料であるエポキシ系樹脂と、Mn−Zn系フェ
ライト粒と、高誘電材料であるカーボン繊維を混合して
形成される。具体的には、エポキシ系樹脂内に所定量の
フェライト粒(エポキシ系樹脂とフェライト粒との混合
比が重量比で15:85)とエポキシ系樹脂に対して1
重量%のカーボン繊維を混入させた状態で、エポキシ系
樹脂を硬化させることにより所定形状、すなわち厚さ
1.5cmの矩形状板材を作成した。この場合、混入す
るフェライト粒の粒径は0.1〜10mmの範囲内のも
のを混ぜて用いている。
【0018】また、第2の板材3は、カーボン繊維を混
入させないということ以外は、上記第1の板材2と同様
に処理して、エポキシ系樹脂(15重量%)にMn−Z
n系フェライト粒(85重量%)を混入させることによ
り略同一形状,厚さに成形した。このようにして得られ
た第1の板材2の誘電率εは150となり、第2の板材
3の誘電率εは15となった。
【0019】ここで、本発明におけるフェライト粒の混
合比(X重量%)と、カーボン繊維(等の高誘電材料)
の混合比(Y重量%)との違いについて説明する。すな
わち、フェライト粒の混合比X重量%とは、そのフェラ
イト粒と樹脂(非磁性材料)との総重量を100重量%
としたときの比率をいう。この場合、カーボン繊維等が
入っていても、その重量は含めない。したがって総重量
から混合フェライト粒の重量を差し引いた残りが樹脂重
量となる。一方、カーボン繊維をY重量%とは、樹脂の
重量に対する量であり、上記のフェライト粒,樹脂の混
合比率でいうところの重量%とは意味・定義が異なって
いる(以下、同様である)。
【0020】さらに、本発明では、上に述べた二ないし
三種類の組成以外のものを混入することは拒まないが、
そうした混入物の重量は本発明の電波反射材の組成比に
関しては考慮しないものとする。このように構成した本
実施例の電波反射材は、周波数に対する透磁率μの関係
について図2に示すような特性が得られた。これは、各
板材の1枚当たりに対する特性を示しもので、第1の板
材2及び第2の板材3はいずれも同様の特性結果とな
る。但し、図2中のμ’は実数部、μ”は虚数部をそれ
ぞれ示している。
【0021】また、周波数に対する電波吸収特性(反射
損失R.L)の関係については、図3に示すように、V
HF帯域である90〜220MHz以上の帯域に及ぶ広
範囲にわたって高吸収特性を維持することができた。な
お、図3中、破線で示したものは、コンクリートに直接
フェライト粒を含有させて形成された板厚30cmの従
来のものの周波数に対する電波吸収特性である。
【0022】図3から明らかなように、本発明の電波反
射材は、電波吸収できる周波数範囲並びに最高レベルの
いずれもが良好である。しかも、全体の厚さは、従来が
30cmであるのに対し、僅かに3cm強と薄くなって
いる。なお、従来のコンクリートに直接フェライト粒を
含有させて形成した電波反射材の場合は、肉厚を薄くす
ると、電波吸収特性が図3に示されるものより更に低下
する。
【0023】この実施例では、第2の板材3にカーボン
繊維を混入していないが、カーボン繊維を混入しても良
い。但し、たとえカーボン繊維を混入したとしても、誘
電率は第1の板材2の方が高くなるように調整する。そ
の場合の第2の板材3に混入するカーボン繊維の混入量
は、例えば樹脂の重量に対して0〜0.3重量%程度と
するのが好ましい。
【0024】また、上記実施例では、第1の板材2,第
2の板材3に混合する非磁性材料としてエポキシ系樹脂
を用いたが、これに限定するものではなく、樹脂の種類
は問わない。また、樹脂のかわりにゴム或いはコンクリ
ート等のその他の材質のものを用いても、非磁性材料
(誘電率もほぼ同じがよい)であれば電波吸収に対する
特性は等価であり、上記実施例と同様の効果が得られ
る。
【0025】また、高誘電材料としては、カーボン繊維
に限ることはなく、カーボン粉,金属繊維,パーマロ
イ,スチールなど種々のものを用いることができる。さ
らに本発明では、カーボン繊維等の高誘電材料を混入す
ることに替えて、各板材2,3に混入するフェライト粒
の材質を異ならせることにより、金属板1側に位置する
第1の板材2の誘電率を高くするようにすることもでき
る。すなわち、例えば第1の板材2をエポキシ樹脂15
重量%と誘電率の高いMn−Zn系フェライト粒85重
量%で構成し、第2の板材3をエポキシ樹脂15重量%
と誘電率の低いMg−Zn系フェライト粒85重量%で
構成する。このように構成した電波吸収材も、図2,図
3に示すものと略同様の特性が得られた。
【0026】また、使用するフェライト粒は上記のもの
に限ることなく、Mg−Zn系に替えてNi−Zn系フ
ェライト粒を用いることができるし、その他適宜の材質
を用いることができる。なお、上記の混合比等は一例を
示したものであり、例えば各板材2,3に混入するフェ
ライト粒は共に85重量%と同じにしているが、必ずし
も両者の混入フェライト量を一致させる必要はなく、ま
た樹脂との混合比率も適宜に変更が可能である。
【0027】このように各板材2,3へのフェライト粒
の混合比率を替えた場合にも、板材にカーボン繊維等の
高誘電材料を少量混入するようにしても良い。その場合
の高誘電材料を混入する板材は、第1の板材2側にして
も良く、それとは反対に第2の板材3の方にのみ混入し
ても良い(第2の板材3の誘電率が低い場合には少量混
入して所定量だけ誘電率を上昇させる)。或いは両板材
2,3に適宜の量ずつ混入しても良く、要するに高誘電
材料の混入に関しては任意の手法を採用することが可能
である。
【0028】なおまた、上記第1の実施例の変形例とし
て、次ぎのような構成にすることもできる。すなわち、
第1の実施例の電波吸収材は、非磁性材料を複数(二
枚)の板材2,3から構成したのに対して、変形例にあ
っては、例えば一枚のコンクリートや樹脂等の非磁性材
料を用いる。その一枚の非磁性材板内に上記同様に所定
の比率でフェライト粒及びカーボン繊維等の高誘電材料
を混入するが、その高誘電材料の混入比率は均一にする
のではなく、金属板等の電波反射体1の近傍を高くして
いる。これにより、一枚の板材からなる非磁性材料の内
部を誘電率の異なる複数のエリアに分けて、結果として
複数の板材を用いたものと等価の構成にするものであ
る。
【0029】〔実験結果〕次ぎに、「周波数−反射損
失」の関係について、パラメータを種々に変更して行っ
た実験1〜実験8の測定結果を参照して、本発明の効果
を説明する。 ○実験1(フェライト混入量の変化): 本発明品1: 第1の板材(金属板側) エポキシ系樹脂15重量%+Mn−Znフェライト粒
(粒径0.1〜7mm)85重量%+カーボン繊維3重
量%(エポキシ系樹脂に対する割合) 第2の板材 エポキシ系樹脂15重量%+Mn−Znフェライト粒
(粒径0.1〜7mm)85重量% 板厚はともに1.5cm 比較例1:第1,第2の板材ともフェライト粒の混入量
を65重量%(樹脂は35重量%)とし、それ以外は上
記本発明品1の構成と同じ。
【0030】本発明品1と比較例1との「周波数−反射
損失」の測定結果を図4に示した。両者の構成の相違に
より、本発明品1では図4中に実線で示すように広い周
波数範囲にわたって高反射損失が得られたが、比較例1
のものでは破線で示すように狭帯域でしかも反射損失も
低くなっている。 ○ 実験2(フェライト粒径の変化): 本発明品1:実験1のものと同じ。
【0031】比較例2:第1,第2の板材ともに混入す
るフェライト粒の粒径0.01〜0.05mmのものを
用い、それ以外は発明品1の構成と同じ。本発明品1と
比較例2との「周波数−反射損失」の測定結果を図5に
示した。両者の構成の相違により、本発明品1では図5
中に実線で示すように広い周波数範囲にわたって高反射
損失が得られたが、比較例2のものでは破線で示すよう
に狭帯域でしかも反射損失も低くなっている。
【0032】○ 実験3(カーボン繊維量の変化): 本発明品1:実験1のものと同じ。 比較例3:第1の板材に混入するカーボン繊維の量を
0.05重量%(対樹脂の重量)とし、それ以外は本発
明品1の構成と同じ。 比較例4:第1の板材に混入するカーボン繊維の量を7
重量%(対樹脂の重量)とし、それ以外は本発明品1の
構成と同じ。
【0033】本発明品1と比較例3,4との「周波数−
反射損失」の測定結果を図6に示した。両者の構成の相
違により、本発明品1では図6中に実線で示すように広
い周波数範囲にわたって高反射損失が得られたが、比較
例3のものは破線で示すように、また比較例4のものは
一点鎖線でそれぞれ示すように、いずれも狭帯域でしか
も反射損失も低くなっている。
【0034】○ 実験4(板厚の変化1): 本発明品1:実験1のものと同じで、全体厚さは3.0
cm。 本発明品2:全体厚さを2.0cmとした以外は本発明
品1と同じ。 本発明品3:全体厚さを4.0cmとした以外は本発明
品1と同じ。 本発明品4:全体厚さを5.0cmとした以外は本発明
品1と同じ。
【0035】本発明品1〜4における各板材の厚さは等
しくした。 比較例5:全体厚さを1.5cm(第1の板材0.5c
m、第2の板材1.0cm)とし、それ以外は本発明品
1の構成と同じ。 比較例6:全体厚さを6.0cm(第1の板材4.5c
m、第2の板材1.5cm)とし、それ以外は本発明品
1の構成と同じ。
【0036】本発明品1〜4と比較例5,6との「周波
数−反射損失」の測定結果を図7に示した。それぞれの
構成の相違により、本発明品1〜4では図7中に実線
〜で示すように広い周波数範囲にわたって高反射損失
が得られたが、比較例5,6のものは破線,で示す
ように狭帯域でしかも反射損失も低くなっている。
【0037】○ 実験5(板厚の変化2):金属側の第
1の板材の厚さを1.5cmに固定し、第2の板材の板
厚を1〜2cmの範囲で0.2cm間隔で変え、その他
の構成は本発明品1と同様とした6種の試料について
「周波数−反射損失」の測定を行った。その結果を図8
に示した。いずれも良好な特性が得られることが確認さ
れた。
【0038】なお、逆に第2の板材の厚さを固定し、第
1の板材の厚さを同様に変化させて反射損失特性を測定
したところ、上記と同様の結果が得られた。 ○ 実験6(誘電率):比較品:発明品1における第1
の板材と第2の板材の構成を逆にした。すなわち、第2
の板材にカーボン繊維を混合させるとともに、第1の板
材にはカーボン繊維を混合させないことにより、金属側
の第1の板材の誘電率を15とし、第2の板材の誘電率
を150とした。
【0039】その試料について「周波数−反射損失」の
測定を行った結果を図9に示した。図から明らかなよう
に、所定の周波数帯域(90MHz以上のVHF帯域)
では十分な反射損失効果が発揮されないことが確認され
た。 ○ 実験7(単層との比較):本発明品1における第1
の板材(カーボン繊維を均一に混合)と同一材質からな
る板材と金属板のみ(板材は単層)から構成した試料に
ついて、板材の厚さを変化させ、そのときの周波数に対
する反射損失の変化を測定した。その結果を図10
(A)に示す。
【0040】また、同様に本発明品1における第2の板
材(カーボン繊維なし)と同一材質からなる板材と金属
板のみ(板材は単層)から構成した試料についても、板
材の厚さを変化させたときの周波数に対する反射損失の
変化を測定した。その結果を図10(B)に示す。図1
0(A),(B)から明らかなように、いずれの場合も
所定周波数帯域では十分な反射損失効果が発揮されない
ことが確認された。
【0041】○ 実験8(フェライト粒):第1の板材
側に混入するフェライト粒にMn−Zn系フェライト粒
を用い、第2の板材側に混入するフェライト粒にはMg
−Zn系を用いて試料を作成し、上記の実験1,2,4
〜6と同様の実験を行った。但し、第1の板材側には上
記各実験のようにカーボン繊維を混入することはしなか
った。
【0042】この実験8において、上記各実験における
と同様の「周波数−反射損失特性」が得られた。図11
は本発明の第2実施例を示している。この実施例は、二
層構造の電波吸収材をプレキャストコンクリート(P
C)板に適用したものである。
【0043】すなわち、この場合は電波反射体として格
子状に組んだ鉄筋10を用い、この鉄筋10がコンクリ
ート11内に埋設されPC板12が製造されている。し
かして、このPC板12を構成するコンクリート11の
内部は、図示したように鉄筋10の片側近傍部位Aに、
上記実験における本発明品1の場合に準じて所望のフェ
ライト粒13並びにカーボン繊維14が所定量混入され
ている。また、表面側部位Bには、フェライト粒13が
混入されている。すなわち、この例では、片側近傍部位
Aが本発明の電波反射材における第1の板材に相当し、
表面側部位Bが第2の板材に相当している。さらに、こ
うしたフェライト粒等が混入された側のコンクリート1
1が、本発明の非磁性材料を構成することになる。
【0044】このような構成としたことにより、この実
施例のPC板はテレビゴースト用電波吸収機能を有する
ものとして通常のPC板の施工の場合と何ら変わること
なく建築物の壁面に配設することができる。このような
PC板12は、工場において大量生産することができ、
しかも、その大きさも数m単位となるため、従来のフェ
ライト焼結体のタイルに比べて大きく、施工も容易にな
る。
【0045】なお、本実施例では、非磁性体であるフェ
ライト粒を混入したコンクリート11を鉄筋10の片側
のみに配置しているが、両側に配設しても良い。両側に
配設したものは表裏を区別する必要がないため、その施
工性が一層向上し、しかも室内で発生する電磁波も効果
的に吸収することができる利点がある。図12は本発明
の第3実施例を示している。
【0046】この実施例は、二層構造の電波吸収材をカ
ーテンウォールに適用したものであすなわち、この場合
は電波反射体として片面開口されたアルミ筐体20を用
い、このアルミ筐体20内に第1の板材21(樹脂+フ
ェライト粒+カーボン繊維)を配置し、その表面側に第
2の板材22(樹脂+フェライト粒)を配置している。
さらに本実施例では、この第2の板材22の表面側に化
粧板23を配置している。そして、それら三つの板の周
囲がアルミ筐体20の内周面によって被覆されて、化粧
板23の表面のみが外部に露出している。
【0047】なお、アルミ筐体20の裏面側は、通常の
カーテンウォールと同様に取付部24が形成され、ボル
ト25を介して建築物の所定位置に固定される。なおま
た、筐体の材質はアルミに限られないことは勿論であ
る。このように構成することにより、周波数に対する反
射損失の特性は図13に実線で示されているような効果
が得られた。なお図13中の破線は、従来のフェライト
タイルを用いた構成の電波吸収材の特性図である。
【0048】本実施例のカーテンウォールの場合にも、
上記第2実施例と同様にテレビゴースト用電波吸収機能
を有するものとして通常のカーテンウォールの施工と何
ら変わることなく建築物の壁面に配設することができ
る。このようなカーテンウォールは、工場において大量
生産することができ、しかも、その大きさも数m単位と
なるため、従来のフェライト焼結体のタイルに比べて大
きく、施工も容易になる。
【0049】なお、上記第2,第3実施例に示したテレ
ビゴースト用電波吸収機能を有する各製品は、二層構造
を形成している板材(または相当部材)のカーボン繊維
の混入量を制御することにより板材の誘電率を異ならせ
たが、先に述べたように、混入するフェライト粒の種類
を変えることにより誘電率を異ならせた板材(または相
当部材)を使用して各製品を構成しても勿論良い。
【0050】なお、以上の各実施例では、いずれも二層
構造としたが、本発明はこれに限ることなく三層以上と
しても勿論よい。その三層構造の場合について説明する
と、例えば図14に示すように、金属板30側から順に
第1,第2,第3の板材31,32,33を積層配置す
ることにより構成される。各板材は、上記した各実施例
等の場合と同様に、非磁性材料とフェライト粒とを混合
したものを基本構造とし、さらに所定の板材には所定量
の高誘電材料を混入することにより形成される。しかし
て、この場合も金属板30に近い側の板材(第1の板材
31)の誘電率を遠い側のものより高くすることが必要
である。
【0051】ちなみに、三層構造の各板材31,32,
33の板厚をそれぞれ同一にして、フェライト粒を同一
重量%混入し、カーボン繊維の混入量を調整することに
より誘電率を種々に変化させて実験したところ、誘電率
の大小関係が、 第1の板材>第2の板材>第3の板材 の順となっているものが、図15に示したように最も良
好な結果が得られた(その他の配列では、あまり良好な
結果が得られなかった)。このような結果は、異なるフ
ェライト粒を用いたり、さらには異なるフェライト粒を
変えつつカーボン繊維をも適宜位置に適宜量混入するこ
とにより得られたものについても、同様に良好であっ
た。
【0052】図15に示したものは、各板材31,3
2,33の板厚をそれぞれ1cmとし、フェライト粒を
85重量%混入し、カーボン繊維の混入量を調整するこ
とにより誘電率を第1の板材31が145、第2の板材
32が65、第3の板材33が15になるようにカーボ
ン繊維の量を調整して製造した電波吸収材を用いて行っ
た実験結果を表している。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜請求項7に係る電波吸収材によれば、金属板等の電波
反射体の表面側に磁性材料のフェライト粒と非磁性材料
とを混合してなる板材(電波吸収板)を複数枚積層配置
するか(請求項1)または単数配置し(請求項4)、し
かも単に非磁性材料内に均一に一種類のフェライト粒を
混入するだけでなく、混入するフェライト粒の種類を変
えたり(請求項3)、または混入比率を変えたり(請求
項6)、或いは所定位置にカーボン繊維等の高誘電材料
を混入する(請求項2,請求項5)ことにより、またそ
の混入比率を所定範囲に規制する(請求項7)ことによ
り、その板材のうち少なくとも電波反射体に近い側の誘
電率を他よりも大きくした。このように、磁性材料のフ
ェライト粒と非磁性材料との混合物を電波吸収板として
用いるとともに、電波反射体に近い側の誘電率の方をよ
り高くしたため、確実に電波吸収板内に電波を吸収する
ことができて、テレビゴースト用の広範囲の周波数に対
して良好な反射損失を得ることができるという効果が得
られる。
【0054】また、フェライト粒を含む磁性体型電波吸
収材であって電波吸収能が高いから肉厚を薄く軽量にす
ることができ、かつ従来のフェライト焼結体のタイルに
比し一個当たりの平面形状を一辺当たり数mと大きくす
ることが可能で、製造が容易であり、しかも建築物等へ
の取り付けが容易に行えて施工性も高いという効果を奏
する。
【0055】また、本発明の請求項8に係るプレキャス
トコンクリート板及び請求項9に係るカーテンウォール
によれば、上記本発明の電波吸収材にかかる構成をプレ
キャストコンクリート板やカーテンウォールに適用した
ことにより、それらを通常の施工方法で建築物の壁面に
取り付けるだけで、何ら特別の施工法を必要とすること
なく容易にテレビゴースト防止壁が得られるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電波吸収材の第1実施例を示す側
面図である。
【図2】その透磁率と周波数との関係を示す特性図であ
る。
【図3】本発明に係る電波吸収材の周波数に対する反射
損失特性を従来と比較して示す図である。
【図4】本発明の効果を立証するための実験結果を表し
た図である。
【図5】本発明の効果を立証するための実験結果を表し
た図である。
【図6】本発明の効果を立証するための実験結果を表し
た図である。
【図7】本発明の効果を立証するための実験結果を表し
た図である。
【図8】本発明の効果を立証するための実験結果を表し
た図である。
【図9】本発明の効果を立証するための実験結果を表し
た図である。
【図10】本発明の効果を立証するための実験結果を表
した図である。
【図11】本発明に係るPC板の一例を示す一部破断斜
視図である。
【図12】本発明に係るカーテンウォールの一例を示す
側面図である。
【図13】その周波数−反射損失特性図である。
【図14】本発明に係る電波吸収材の他の例を示す側面
図である。
【図15】その周波数−反射損失特性図である。
【符号の説明】
1 電波反射体(金属板) 2 電波吸収板(第1の板材) 3 電波吸収板(第2の板材) 10 電波反射体(鉄筋) 11 電波吸収板(コンクリート) 12 プレキャストコンクリート板 13 フェライト粒 14 高誘電材料(カーボン繊維) 20 電波反射体(アルミ筐体) 21 電波吸収板(第1の板材) 22 電波吸収板(第2の板材) 23 化粧板 30 電波反射体(金属板) 31 電波吸収板(第1の板材) 32 電波吸収板(第2の板材) 33 電波吸収板(第3の板材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000002886 大日本インキ化学工業株式会社 東京都板橋区坂下3丁目35番58号 (72)発明者 宮崎 弘志 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 田中 秀男 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 ウィグナラージャ シバクマラン 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 田中 一哉 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 山田 哲夫 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 寺西 学 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 稲垣 正幸 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 石倉 誠 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 小坂 征雄 東京都千代田区永田町2丁目14番2号 昭 和鉱業株式会社内 (72)発明者 二宮 善吾 千葉県市原市八幡海岸通12 大日本インキ 化学工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板等の電波反射体の表面側に、複数
    枚の電波吸収板を複数枚積層配置した電波吸収材におい
    て、前記電波吸収板は少なくともフェライト粒と非磁性
    材料とを混合してなり、前記複数枚のうち前記電波反射
    体に近い側に配置された電波吸収板の誘電率を他の電波
    吸収板の誘電率よりも大きくしたことを特徴とする電波
    吸収材。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記電波反射体に近い側に配
    置された電波吸収板内に、高誘電材料を混入させたこと
    によりその誘電率を高めたことを特徴とする請求項1に
    記載の電波吸収材。
  3. 【請求項3】 前記電波反射体に近い側に配置された電
    波吸収板内に混入する前記フェライト粒をMn−Zn系
    等の比較的誘電率の高い材料で構成するとともに、他の
    電波吸収板に混入させるフェライト粒をMg−Zn系,
    Ni−Zn系などの比較的誘電率の低い材料で構成する
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    電波吸収材。
  4. 【請求項4】 金属板等の電波反射体と、その電波反射
    体の表面側に配置された少なくともフェライト粒と非磁
    性材料とを混合して形成される電波吸収板とを有し、か
    つ該電波吸収板内に高誘電材料を混入させるとともに、
    その混入比率が電波吸収板内の前記反射体に近い側の部
    位で多くなるようにしたことを特徴とする電波吸収材。
  5. 【請求項5】 前記高誘電材料が、カーボン,金属繊維
    並びにパーマロイの中の少なくとも一つを含むものから
    なることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに
    記載の電波吸収材。
  6. 【請求項6】 前記非磁性材料と前記フェライト粒との
    混合比率を前者が30〜5重量%で後者が70〜95重
    量%とし、かつ前記フェライト粒の粒径を0.1mmな
    いし前記電波吸収板の厚さTに対し0.8×Tとしたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    電波吸収材。
  7. 【請求項7】 前記電波反射体に近い側に配置された電
    波吸収板内に混入する前記高誘電材料の比率を、前記所
    定の割合で混合された前記非磁性材料に対し0.1〜5
    重量%としたことを特徴とする請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載の電波吸収材。
  8. 【請求項8】 鉄筋,金属板等の電波反射体を埋設して
    なるプレキャストコンクリート板において、少なくとも
    前記埋設された電波反射体の片面側に、請求項1〜請求
    項7のいずれかに記載の電波吸収板であって非磁性材料
    がモルタルからなる電波吸収板を配置するようにしたこ
    とを特徴とする電波吸収用プレキャストコンクリート
    板。
  9. 【請求項9】 少なくとも一面が開口された所定形状の
    アルミ等の電波反射材からなる筐体内に、請求項1〜請
    求項7に記載の電波吸収板を、誘電率の高い側を奥側に
    して装入配置したことを特徴とするカーテンウォール。
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