JPH0581952A - 絶縁スペーサ - Google Patents

絶縁スペーサ

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Publication number
JPH0581952A
JPH0581952A JP24362091A JP24362091A JPH0581952A JP H0581952 A JPH0581952 A JP H0581952A JP 24362091 A JP24362091 A JP 24362091A JP 24362091 A JP24362091 A JP 24362091A JP H0581952 A JPH0581952 A JP H0581952A
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JP
Japan
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insulating spacer
shield
metal
ground shield
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP24362091A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Wakabayashi
誠二 若林
Masafumi Takei
雅文 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24362091A priority Critical patent/JPH0581952A/ja
Publication of JPH0581952A publication Critical patent/JPH0581952A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/06Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
    • H02G5/066Devices for maintaining distance between conductor and enclosure
    • H02G5/068Devices for maintaining distance between conductor and enclosure being part of the junction between two enclosures

Abstract

(57)【要約】 【目的】絶縁スペーサの内部ストレスを抑え、かつ電圧
測定やコロナ測定の感度をよくする。 【構成】高電圧導体1を、絶縁ガス2を充填した接地容
器3内に設置する。この高電圧導体1を、絶縁スペーサ
40により、絶縁状態で支持する。絶縁スペーサ40
に、エポキシ樹脂製の絶縁スペーサ本体5を設ける。こ
の絶縁スペーサ本体5内に、導電性プラスチック接地シ
ールド41を埋込む。この導電性プラスチック接地シー
ルド41内に、金属製接地シールド42を埋込む。導電
性プラスチック接地シールド41により、絶縁スペーサ
40の内部ストレスを抑える。金属製接地シールド42
により、電圧測定やコロナ測定の感度をよくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接地金属容器内で高電
圧導体を支持するための絶縁スペーサに係り、特に接地
シールドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置や管路気中送
電装置においては、例えば特開昭61−158627号
公報等に示されているように、高電圧導体を接地金属容
器内に絶縁支持するために絶縁スペーサが用いられる。
【0003】図3は、従来のこの種の絶縁スペーサを示
すもので、図中、符号1は高電圧導体であり、この高電
圧導体1は、絶縁ガス2が充填された接地金属容器3内
に配置され、絶縁スペーサ4によって絶縁支持されてい
る。
【0004】この絶縁スペーサ4は、エポキシ樹脂等の
熱硬化性樹脂で形成される絶縁スペーサ本体5を備えて
おり、この絶縁スペーサ本体5の内周部には、高電圧導
体1相互を接合する通電部材6が配置され、また絶縁ス
ペーサ本体5の外周部には、金属フランジ7が配置され
ている。そして、この金属フランジ7および前記通電部
材6は、絶縁スペーサ本体5と一体に注形されるように
なっている。
【0005】金属フランジ7および絶縁スペーサ本体5
の外周端は、接地金属容器3端部の連結フランジ8の間
で挾持されており、絶縁スペーサ本体5と連結フランジ
8との間は、Oリング9によりシールされ、また両側の
連結フランジ8と金属フランジ7とは、ボルト10およ
びナット11により一体に連結されている。
【0006】また、絶縁スペーサ本体5内には、リング
状をなす接地シールド12が一体に注形されており、こ
の接地シールド12は、導電性プラスチックまたは金属
で形成され、通常接地されている。そして、この接地シ
ールド12は、接地金属容器3と絶縁スペーサ4との接
合部の電界を緩和し、絶縁スペーサ4の絶縁性能を向上
させる機能を有している。
【0007】この接地シールド12はまた、任意に一時
的に電位を浮游させることができる構造となっており、
高圧側充電部の電圧測定やコロナ測定に使用されるよう
になっている。
【0008】接地シールド12を電位的に浮游させる
と、高電圧導体1と接地シールド12との間および接地
シールド12と接地金属容器3あるいは金属フランジ7
との間の静電容量分圧により、接地シールド12には、
高圧側充電部電圧に比例する電圧が誘起される。そし
て、この電圧を、金属フランジ7とは絶縁された導電性
部材により、金属フランジ7に設けた開孔を通し外部に
取出すことにより、高圧側充電部の検電、すなわち電圧
測定やコロナ測定等を行なうことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の絶縁スペーサに
おいては、接地シールド12が、金属あるいは導電性プ
ラスチックで形成されているため、以下のような問題が
ある。
【0010】すなわち、接地シールド12が金属製接地
シールドの場合には、導電性の高い金属で形成されるた
め、接地シールド12に誘起される誘起電圧の降下が、
導電性プラスチック製の場合よりも少なく、電圧測定感
度は高い反面、エポキシ樹脂よりも熱膨張係数がはるか
に大きく、注形製造時あるいは冷熱サイクルにおいて、
接地シールド12周辺部の樹脂層に亀裂が発生し、絶縁
スペーサとしての機能が損われるという問題がある。
【0011】また、接地シールド12が導電性プラスチ
ック接地シールドの場合には、絶縁スペーサ本体5の熱
膨張係数とほぼ同一であるため、注形製造時あるいは冷
熱サイクルにおいて発生する収縮に順応し、接地シール
ド12周辺部の樹脂層に亀裂が発生することはない。と
ころが、導電性プラスチックで形成されているため、高
電圧充電部電圧により誘起される誘起電圧が、電圧測定
やコロナ測定時に、接地シールド12自体の抵抗分電圧
降下により、測定感度が低下するという問題がある。
【0012】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、注形製造時あるいは冷熱サイクルにおいて、
接地シールド周辺部の樹脂層に亀裂を生じさせることが
なく、かつ電圧測定やコロナ測定時の感度を向上させる
ことができる絶縁スペーサを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する手段として、高電圧導体を、絶縁ガスを充填した
接地金属容器内で支持する絶縁スペーサ本体を備えた絶
縁スペーサにおいて、前記絶縁スペーサ本体内に、導電
性プラスチック接地シールドを円環状に埋込むととも
に、この導電性プラスチック接地シールド内に、金属製
シールドを埋込むようにしたものである。
【0014】
【作用】本発明に係る絶縁スペーサにおいては、接地シ
ールドが、絶縁スペーサ本体内に埋込まれる導電性プラ
スチック接地シールドと、この導電性プラスチック接地
シールド内に埋込まれる金属製シールドとから構成され
る。そして、導電性プラスチック接地シールドを用いて
いるため、熱膨張係数差による内部ストレスの発生を低
減でき、注形製造時あるいは冷熱サイクルにおいて、接
地シールド周辺部の樹脂層に亀裂を発生させるおそれが
ない。また、金属製接地シールドは、それ自体の電圧降
下が少なく、また絶縁スペーサの沿面電界コントロール
は、導電性プラスチック接地シールドで行なうため、金
属製接地シールドは、導電性プラスチック接地シールド
内部において、誘起電圧測定に最もよい位置を自由に選
択できる。このため、電圧測定、コロナ測定感度を向上
させることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る絶縁スペーサの一実施例
を添付図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る
絶縁スペーサの一例を示すもので、図中、符号1は高電
圧導体であり、この高電圧導体1は、絶縁ガス2が充填
された接地金属容器3内に配置され、絶縁スペーサ40
によって絶縁支持されるようになっている。
【0016】この絶縁スペーサ40は、図1に示すよう
に、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で形成される絶縁ス
ペーサ本体5を備えており、この絶縁スペーサ本体5の
内周部には、高電圧導体1同士を相互に接合する通電部
材6が配置され、また絶縁スペーサ本体5の外周部に
は、金属フランジ7が配置される。そして、この金属フ
ランジ7および通電部材6は、絶縁スペーサ本体5と一
体に注形されるようになっている。
【0017】金属フランジ7および絶縁スペーサ本体5
の外周端は、図1に示すように、接地金属容器3端部の
連結フランジ8の間で挾持されており、絶縁スペーサ本
体5と連結フランジ8との間は、Oリング9によりシー
ルされ、また両側の連結フランジ8と金属フランジ7と
は、ボルト10およびナット11により一体に連結され
る。
【0018】また、絶縁スペーサ本体5内には、絶縁ス
ペーサ40の沿面電界を最もよく緩和する位置に、リン
グ(円環)状をなす導電性プラスチック接地シールド4
1が配置されており、またこの導電性プラスチック接地
シールド41内には、誘起電圧測定に最も適した位置
に、金属製接地シールド42が注形により一体成形され
る。
【0019】また、金属製接地シールド42には、図示
しない測定端子が接続されており、この測定端子は、金
属フランジ7とは絶縁した状態で外部に引出され、電圧
測定あるいはコロナ測定端子として用いられるようにな
っている。
【0020】次に、本実施例の作用について説明する。
【0021】絶縁スペーサ40の絶縁スペーサ本体5内
には、金属製接地シールド42を内部に埋込んだ導電性
プラスチック接地シールド41が配置されている。この
ため、金属製接地シールドのみを用いる従来の絶縁スペ
ーサに比較して、熱膨張係数差により絶縁スペーサ本体
5に生じる内部ストレスの発生を低減することができ
る。
【0022】また、導電性プラスチック接地シールド4
1内に、金属製接地シールド42を埋込んであるため、
金属製シールド42は、絶縁スペーサ40の沿面電界を
最も緩和する最適位置に配置でき、しかも導電性プラス
チック接地シールド41内で、最も誘起電圧を測定し易
い位置に配置することができる。しかも、金属フランジ
7と絶縁した測定端子(図示せず)で電圧測定、コロナ
測定を行なう場合、導電性プラスチック接地シールド4
1のみで測定するよりも、電圧降下が少なくなり、より
高感度に測定することができる。
【0023】図2は、本発明に係る絶縁スペーサの第2
実施例を示すもので、三相スペーサの導電性プラスチッ
ク接地シールドに適用したものである。
【0024】図2において、符号1A,1B,1Cは三
相の高電圧導体であり、これらは、絶縁ガス2が充填さ
れた接地容器3内に配置され、三相スペーサにより絶縁
支持されるようになっている。
【0025】この三相スペーサは、金属製接地シールド
が埋込まれた導電性プラスチック接地シールド43A,
43B,43Cを備えており、各接地シールド43A,
43B,43Cは、抵抗体44A,44Bを介して接地
され、かつ電圧測定、コロナ測定を行なうための測定端
子45が引出されている。
【0026】なお、その他の点については、第1実施例
に示す絶縁スペーサと基本的には同一構成となってお
り、作用も同一である。
【0027】しかして、本実施例によれば、三相スペー
サでの電圧測定、コロナ測定感度を向上させることがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、導電性プ
ラスチック接地シールドの内部に金属製接地シールドを
埋込むようにしているので、絶縁スペーサの内部ストレ
スを低減させて機械的強度を向上させることができ、ま
た電圧測定やコロナ測定の感度向上により、ガス絶縁開
閉装置や管路気中送電装置の内部異常を早期に発見する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る絶縁スペーサを示す
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る絶縁スペーサを示す
説明図である。
【図3】従来の絶縁スペーサを示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 高電圧導体 3 接地容器 5 絶縁スペーサ本体 40 絶縁スペーサ 41,43A,43B,43C 導電性プラスチック接
地シールド 42 金属製接地シールド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧導体を、絶縁ガスを充填した接地
    金属容器内で支持する絶縁スペーサ本体を備えた絶縁ス
    ペーサにおいて、前記絶縁スペーサ本体内に、導電性プ
    ラスチック接地シールドを円環状に埋込むとともに、こ
    の導電性プラスチック接地シールド内に、金属製シール
    ドを埋込んだことを特徴とする絶縁スペーサ。
JP24362091A 1991-09-24 1991-09-24 絶縁スペーサ Pending JPH0581952A (ja)

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JP24362091A JPH0581952A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 絶縁スペーサ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0970126A (ja) * 1995-06-23 1997-03-11 Mitsubishi Electric Corp 絶縁スペーサ及びシールド電極の製造方法
WO2007085424A1 (de) 2006-01-25 2007-08-02 Abb Technology Ag Stromleiter für eine elektrische einrichtung, insbesondere sammelschienenleiter für eine elektrische mittelspannungsanlage
JP2012239253A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Toshiba Corp 検電装置、ガス絶縁開閉装置、導体支持装置および検電方法
KR20230098988A (ko) * 2021-12-27 2023-07-04 일진전기 주식회사 가스 절연 개폐장치용 도체

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