JPH0580222A - イメージフアイバ - Google Patents

イメージフアイバ

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JPH0580222A
JPH0580222A JP3268283A JP26828391A JPH0580222A JP H0580222 A JPH0580222 A JP H0580222A JP 3268283 A JP3268283 A JP 3268283A JP 26828391 A JP26828391 A JP 26828391A JP H0580222 A JPH0580222 A JP H0580222A
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JP
Japan
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refractive index
primary
index distribution
clad
quartz
Prior art date
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Pending
Application number
JP3268283A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Tsumanuma
孝司 妻沼
Junkichi Ri
順吉 李
Tomoaki Toritani
智晶 鳥谷
Naoki Shamoto
尚樹 社本
Katsuyuki Seto
克之 瀬戸
Kazuo Sanada
和夫 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP3268283A priority Critical patent/JPH0580222A/ja
Publication of JPH0580222A publication Critical patent/JPH0580222A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融一体型の耐放射線イメージファイバの場
合、画質を良くすると製造時に泡の発生が多く、泡の発
生を抑制しようとすると画質(コントラスト)が低下す
る課題があった。これを解決する。 【構成】 図1(a)のように、中心に純粋石英だけか
らなる一次コア部121があり、その外側に、Fまたは
Bを外側に行くほど多く石英にドープして、屈折率分布
をグレーデッド型にした二次コア122があり、その外
側に屈折率分布が一定値を保って平らな一次クラッド部
141があり、さらにその外側に、FまたはBの量が一
次クラッド部141より少なくて、△nが0.3〜0.6%に
なっている二次クラッド部142のある、4層構造の画
素用母材10を用いて、イメージファイバ30を作る。
実験により、画質が良好でかつ泡の発生も非常に少なく
なることを確認した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像伝送用に用いる
溶融一体型の耐放射線イメージファイバに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題1】溶融一
体型のイメージファイバは、図2のように、多数の画素
用母材10を石英管20の中に詰め、図3のように溶融
線引きして作る。30はイメージファイバである。
【0003】画素用母材10には、たとえばコア部12
が純粋石英からなり、クラッド部14が石英にFまたは
Bをドーブして、屈折率分布をステップ状にしたもの
(図2)を用いる。図3にイメージファイバ30の一部
を拡大して模型的に示した。各画素間は隙間が無く、ク
ラッド部34は共通になっている。32はコア部であ
る。A−A断面の屈折率分布も同時に示した。
【0004】このように、画素用母材10として、コア
部12が純粋石英、クラッド部14がFまたはBをドー
ブした石英からなり、屈折率分布がステップ状になつた
ものを用いると、画質(コントラスト)の良いイメージ
ファイバが得られる。
【0005】しかし、溶融一体化するとき、コア部32
とクラッド部34との粘性に著しくかつ画然とした違い
があるため、泡が多く発生し、製造の歩留まりが悪い。
【0006】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題2】溶融一
体化時における泡の発生を少なくするために、図4
(a)のように、画素用母材10として、純粋石英から
なるコア部12、および石英にFまたはBをドーブした
クラッド部14の外側に、さらに純粋石英からなるサポ
ート層16を設けたものを用いる。この画素用母材10
を多数本、上記のように石英管に詰め、線引きにより溶
融一体化してイメージファイバ30にする。図4(b)
にイメージファイバ30の一部を拡大した状態と、その
屈折率分布を模型的に示した。
【0007】この場合は、クラッド部34の外側に粘性
の高いサポート層36があるために、泡の発生が防止さ
れる。
【0008】しかし、この構造では、コア部32とサポ
ート層36との屈折率が同じであることから、サポート
層36のノイズ成分が大きく、上記図2,図3のものに
比較して、コントラストの劣化が著しい。
【0009】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題3】図5
(a)のように、画素用母材10として、コア部12は
純粋石英からなるが、クラッド部14は石英にドープさ
れるドーパント(FまたはB)の量が外周に向かって徐
々に増え、また徐々に減って最終的にゼロになるものを
用いる。図5(b)に、この画素用母材10を用いて作
ったイメージファイバ30の一部を拡大したものと、そ
の屈折率分布を模型的に示した。
【0010】この場合は、クラッド部34の最外周が図
4の場合のサポート層36に似た役割を演じるため、泡
の発生が幾分少なくなる。しかし、上記図4の場合に比
べて多い。また、クラッド部34の外周が、グレーデッ
ドインデックス型であるため、この部分におけるノイズ
成分の閉じ込めが強く、他の部分への漏光が少なくなっ
て、コントラストの改善がみられる。しかし、上記の図
2,図3のものに比較してコントラストは悪い。
【0011】
【課題を解決するための手段】各画素の光ファイバが図
1(b)のような4層構造になるようにする。すなわ
ち、(1)中心に一次コア部321があって、この部分
は石英だけからなり、所定の範囲の屈折率分布が一定値
を保って平らになっており、(2)その外側に、屈折率
と融点を低下させるドーパント(FまたはB)が外側に
行くほど多く石英にドープされて、屈折率分布がグレー
デッド型になっている二次コア部322があり、(3)
その外側に、前記二次コア部322の最外層と同じ成分
のガラスからなり、所定範囲の屈折率分布が一定値を保
って平らになっている一次クラッド部341があり、
(4)その外側に、前記ドーパントの量が前記一次クラ
ッド部341より少なくて、前記一次コア321部に対
する比屈折率差が0.3〜0.6%になっている二次クラッド
部342がある、という4層構造である。
【0012】二次コア部322の屈折率分布がクレーデ
ッド型というのは、クレーデッド型光ファイバと同じよ
うに屈折率分布が周辺に向かって放物線状に減少すると
いうことである。
【0013】図1(a)は、このイメージファイバ30
の素となる画素用母材10である。中心部が、石英だけ
からなり、所定の範囲の屈折率分布が一定値を保って平
らになっている一次コア部121で、その外側に、屈折
率と融点を低下させるドーパントが外側に行くほど多く
石英にドープされて、屈折率分布がグレーデッド型にな
っている二次コア部122があり、その外側に、前記二
次コア部122の最外層と同じ成分のガラスからなり、
所定範囲の屈折率分布が一定値を保って平らになってい
る一次クラッド部141があり、その外側に、前記ドー
パントの量が前記一次クラッド部141より少なくて、
前記一次コア部121に対する比屈折率差が0.3〜0.6%
になっている二次クラッド部142がある、4層構造で
ある。この画素用母材10を上記図3のように線引きに
より溶融一体化すると、図1(b)のような画素を持つ
イメージファイバ30になる。
【0014】
【画素用母材10の製造方法1】プラズマ外付け法につ
いて説明する。 10φ〜15mmφの純粋石英ロッドを用意する。これが一
次コア部121になる。 プラズマ炎にSF6とSiCl4を流して、石英ロッド
上に二次コア部122を直接ガラス化して作成し、外径
が20φ〜30mmφになるようにする。このとき、屈折率分
布がクレーデッド形状になるように、SF6/SiCl4
の比率を変える。 最も低い屈折率が得られた点で、その比率を一定にし
て、一次クラッド部141を外付けし、外径が25φ〜40
mmφになるようにする。 さらに最外層にΔnが0.2〜0.6%になるようにガス量
を調整して二次クラッド部142を形成し、外径を30φ
〜45mmφにする。
【0015】この方法は、直接ガラス化によるため、F
ドープ量を細かく制御でき、4層構造のプロファイルを
持つ母材が作成できる。
【0016】
【画素用母材10の製造方法2】スート外付け法ついて
説明する。 一次コア部121となる純粋石英のロッドを用意す
る。 酸水素炎中にSiCl4を流して石英ロッド上にスー
トを外付けする。このときスート密度が中心部が高く外
周に行くほど低くなるようにする(酸水素量で可変)。
次の工程の焼結時、SF6を流すと、Fのドープ量が変
化し、グレーデッド型のプロファイルを持つ二次コア部
122が得られる。 このようにして得られた二次コア部122を有する母
材に、スート密度を最低に保ったまま、さらにスート付
けする。SF6を流しながら焼結すると、一次クラッド
部141が作成される。 その上に、さらにスート付けするが、そのスート密度
は、最高硬さの30〜60%程度に抑える。そうすること
で、一次クラッド部141よりFドープ量の少ない二次
クラッド部142の層が形成される。
【0017】この方法は、工数は多いが、大型化の可能
性を持ち、量産化に向いている。
【0018】
【発明の作用効果】
(1)一次コア部に対する最大の比屈折率差を所定の範
囲にわたって保つ(屈折率分布が一定値を保って平らに
なっている)一次クラッド部を有するので、漏光が少な
く、コントラストが良くなる。 (2)一次コア部と一次クラッド部の両方とも、屈折率
分布が所定の範囲にわたって一定値を保って平らになっ
ているが、それらの間に、屈折率と融点を低下させるド
ーパントが外側に行くほど多く石英にドープされて、屈
折率分布がグレーデッド型になっている二次コア部があ
るので、両者の間の粘性と融点が連続的に変化し、その
ために、溶融時における泡の発生が少なくなる。 (3)一次コア部の外側に屈折率分布がグレーデッド型
になっている二次コア部があるので、ステップ構造のコ
アに比較して中心輝度が高くなり、コントラストが著し
く改善される。 (4)二次クラッド部の外側に、前記ドーパントの量が
前記一次クラッドより少なくて、前記一次コアに対する
比屈折率差が0.3〜0.6%になっている二次クラッド部が
あるので、コアとの粘性のバランスが計られ、泡の発生
が抑えられる。なお、比屈折率差が0.3%以下ではコン
トラストが改善されない(純粋石英に対して)。0.6%
以上では粘性が低下し過ぎて気泡の発生が問題となる。 (5)一次コア部が、石英だけからなり、所定の範囲の
屈折率分布が一定値を保って平らになっているので、耐
放射線特性がよいし、また粘性が高いため画素となるコ
ア材の保持力がある。 (6)試作品の試験において、線引き時の泡の発生頻度
が減少し、上記図4の場合に比較して遜色のない結果が
得られ、また画質においても上記図2,図3の場合と同
等な良好な結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるもので、(a)は画素
用母材10の断面と屈折率分布を模型的に示した説明
図、(b)はイメージファイバ30の一部を拡大した状
態とその屈折率分布を模型的に示した説明図。
【図2】イメージファイバ製造の第1段階と、従来の画
素用母材10の断面および屈折率分布を模型的に示した
説明図。
【図3】イメージファイバ製造の第2段階とイメージフ
ァイバ30の一部を拡大した状態とその屈折率分布を模
型的に示した説明図。
【図4】従来の別の画素用母材10の断面および屈折率
分布を模型的に示した説明図。
【図5】従来のさらに別の画素用母材10の断面および
屈折率分布を模型的に示した説明図。
【符号の説明】
10 画素用母材 12 コア部 121 一次コア部 122 二次コア部 14 クラッド部 141 一次クラッド部 142 二次クラッド部 16 サポート層 20 石英管 30 イメージファイバ 32 コア部 321 一次コア部 322 二次コア部 34 クラッド部 341 一次クラッド部 342 二次クラッド部 36 サポート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 社本 尚樹 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 瀬戸 克之 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融一体型で、各画素の光ファイバが、
    中心に、石英だけからなり所定の範囲の屈折率分布が一
    定値を保って平らになっている一次コア部があり、その
    外側に、屈折率と融点を低下させるドーパントが外側に
    行くほど多く石英にドープされて、屈折率分布がグレー
    デッド型になっている二次コア部があり、その外側に、
    前記二次コア部の最外層と同じ成分のガラスからなり、
    所定範囲の屈折率分布が一定値を保って平らになってい
    る一次クラッド部があり、その外側に、前記ドーパント
    の量が前記一次クラッド部より少なくて、前記一次コア
    部に対する比屈折率差が0.3〜0.6%になっている二次ク
    ラッド部がある、ようになっている、イメージファイ
    バ。
JP3268283A 1991-09-19 1991-09-19 イメージフアイバ Pending JPH0580222A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08304642A (ja) * 1995-01-13 1996-11-22 Fujikura Ltd 光ファイババンドルの端末部およびその形成方法
DE102014214028B4 (de) 2013-09-24 2022-08-11 J-Fiber Gmbh Faser zur Bildübertragung und Vorform für eine derartige Faser und Verfahren zu deren Herstellung

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