JPH063536A - イメージファイバの画素エレメント材 - Google Patents

イメージファイバの画素エレメント材

Info

Publication number
JPH063536A
JPH063536A JP4183213A JP18321392A JPH063536A JP H063536 A JPH063536 A JP H063536A JP 4183213 A JP4183213 A JP 4183213A JP 18321392 A JP18321392 A JP 18321392A JP H063536 A JPH063536 A JP H063536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
fluorine
image fiber
core part
element material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4183213A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kaneda
恵司 金田
Katsuyuki Seto
克之 瀬戸
Kouji Tsumanuma
孝司 妻沼
Kazuo Sanada
和夫 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP4183213A priority Critical patent/JPH063536A/ja
Publication of JPH063536A publication Critical patent/JPH063536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージファイバの画素エレメント材のコア
部の屈折率を下げることなく溶融温度を下げてクラッド
部との溶融温度差を小さくし、これにより画質を犠牲に
することなくイメージファイバを容易に製造できるよう
にするとともに、イメージファイバとしての耐放射線特
性を向上させる。 【構成】 画素エレメント材を、中央のコア部1とその
周囲を被覆するクラッド部2とから構成し、コア部1を
形成する純粋石英ガラスに屈折率を上げる塩素と屈折率
を下げるフッ素とを添加して純粋石英ガラスと同程度の
屈折率とし、さらにクラッド部2を形成する純粋石英ガ
ラスに屈折率を下げるフッ素を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐放射線特性を持た
せたイメージファイバに関し、とくにイメージファイバ
の画素エレメント材に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージファイバは、各々の画素エレメ
ントをそれぞれ構成する多数の光ファイバを一体化した
もので、画像伝送に用いられる。このイメージファイバ
は、通常、石英系の光ファイバを多数、石英管内に詰め
込んで、電気炉で加熱して溶融一体化すると同時に線引
きして製造される。
【0003】従来の耐放射線イメージファイバは、画素
エレメント材となる光ファイバとして、コア部が高濃度
のOH基を含有した純粋石英ガラスからなり、クラッド
部がフッ素を添加した石英ガラスからなるものを用いて
いる。
【0004】また、上記のクラッド部の外層に溶融温度
の高い純粋石英ガラスのサポート層を備えた3層構造の
画素エレメント材を用いることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような2層構造の画素エレメント材を用いる場合には、
コア部とクラッド部との溶融温度差が大きいので、線引
き時にクラッド部に気泡が生じるという問題がある。
【0006】クラッド外層にサポート層を設けた3層構
造とする場合はこれを軽減することができるが、コア部
とクラッド部との溶融温度差は解消されるわけではない
ので、それに起因して電気炉の温度条件等を決定するこ
とが非常に困難であり、製造歩留りの低下原因となって
いる。
【0007】また、コア部とクラッド部との溶融温度差
を小さくするためにコア部にフッ素を添加することも考
えられなくもないが、そうするとコア部の屈折率が下が
ってクラッド部との屈折率差が小さくなり画質が低下す
るという問題が生じる。
【0008】この発明は、上記に鑑み、コア部の屈折率
を下げることなくその溶融温度を下げてクラッド部との
溶融温度差を小さくし、これにより画質低下を起こさな
いようにしてイメージファイバを容易に製造できるよう
にし、製造歩留りを向上させ、さらにイメージファイバ
としての耐放射線特性を向上させることができる、イメ
ージファイバの画素エレメント材を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるイメージファイバの画素エレメント
材では、塩素とフッ素とを添加してその屈折率を純粋石
英ガラスの屈折率と略等しくした石英系ガラスよりなる
コア部と、フッ素を添加した純粋石英ガラスよりなるク
ラッド部とを有することが特徴となっている。
【0010】
【作用】コア部の純粋石英ガラスにフッ素を添加するこ
とによりコア部の溶融温度を下げる。またフッ素添加に
より屈折率が低下するがそれを補うよう塩素を添加して
屈折率を高める。これにより、コア部とクラッド部との
溶融温度差が小さくなるので線引き時に気泡が発生しな
いような温度条件等の設定が容易になり、製造歩留りが
向上する。他方、コア部は溶融温度が下げられるが屈折
率は下げられないので、クラッド部との屈折率差が保た
れ、画質の低下を回避することができる。コア部とクラ
ッド部とにフッ素が添加されるので耐放射線特性が高め
られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
にかかるイメージファイバの画素エレメント材の断面図
であり、この図に示すように、イメージファイバの画素
エレメント材は中央のコア部1とその周囲を被覆するよ
う設けられたクラッド部2とからなる。
【0012】コア部1は純粋石英ガラスからなり、それ
に塩素とフッ素とが添加されている。塩素は屈折率を上
げるドーパントであり、この実施例では2000ppm
(0.2wt%)ほど添加している。フッ素は屈折率を
下げるドーパントであり、この実施例では1000pp
m(0.1wt%)ほど添加している。これによりコア
部1の屈折率を純粋石英(1.4585)程度としてい
る。
【0013】クラッド部2は、フッ素が添加された純粋
石英ガラスからなる。この実施例ではフッ素を1000
0ppm(1wt%)ほど添加し、屈折率を1.444
程度としている。
【0014】このようなイメージファイバの画素エレメ
ント材では、コア部1の溶融温度は約1620℃、クラ
ッド部2の溶融温度は約1500℃となり、それらの間
の温度差が小さくなっている。そのため、この画素エレ
メント材を多数束ねて石英管内に詰め込んだ上、電気炉
で加熱して溶融させてこれらを一体化し、同時に線引き
してイメージファイバを作製する際、気泡の発生を抑え
るような温度設定が容易にでき、イメージファイバの製
造歩留りを向上させることができる。
【0015】加えて、コア部1とクラッド部2との屈折
率差は保たれるので、イメージファイバとしての画質低
下を防ぐことができる。
【0016】また、コア部1とクラッド部2とにフッ素
を添加しているので耐放射線特性を高めることができ
る。
【0017】図2は第2の実施例にかかるイメージファ
イバの画素エレメント材の断面図である。この図におい
て、コア部1とクラッド部2とは上記の実施例と同様で
あり、コア部1は塩素とフッ素とが添加された純粋石英
ガラスからなり、クラッド部2はフッ素が添加された純
粋石英ガラスからなる。この実施例では、クラッド部2
の外層に、サポート層3を設けている。このサポート層
3は純粋石英等の溶融温度の高い石英系ガラスよりな
る。
【0018】このような溶融温度の高いサポート層3を
設けたことにより、加熱・溶融・線引きによるイメージ
ファイバの作製の際に、気泡の発生をより抑制すること
ができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のイメー
ジファイバの画素エレメント材によれば、コア部の屈折
率を下げることなくその溶融温度を下げてコア部とクラ
ッド部との溶融温度差を小さくすることができるので、
画質低下を起こさないようにしながらイメージファイバ
を容易に製造することができるようになり、製造歩留り
を向上させることができる。さらに、イメージファイバ
としての耐放射線特性を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるイメージファイバ
の画素エレメント材の断面図。
【図2】この発明の第2の実施例にかかるイメージファ
イバの画素エレメント材の断面図。
【符号の説明】
1 コア部 2 クラッド部 3 サポート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地藤倉電線株式会 社佐倉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素とフッ素とを添加してその屈折率を
    純粋石英ガラスの屈折率と略等しくした石英系ガラスよ
    りなるコア部と、フッ素を添加した純粋石英ガラスより
    なるクラッド部とを有することを特徴とするイメージフ
    ァイバの画素エレメント材。
JP4183213A 1992-06-17 1992-06-17 イメージファイバの画素エレメント材 Pending JPH063536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183213A JPH063536A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 イメージファイバの画素エレメント材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183213A JPH063536A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 イメージファイバの画素エレメント材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH063536A true JPH063536A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16131765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4183213A Pending JPH063536A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 イメージファイバの画素エレメント材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063536A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286238A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fujikura Ltd 耐放射線性光ファイバ及びその製造方法
WO2012050116A1 (ja) * 2010-10-12 2012-04-19 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
WO2017022546A1 (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 株式会社フジクラ マルチコア光ファイバおよびマルチコア光ファイバの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286238A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fujikura Ltd 耐放射線性光ファイバ及びその製造方法
JP4699267B2 (ja) * 2006-04-14 2011-06-08 株式会社フジクラ 耐放射線性光ファイバ及びその製造方法
WO2012050116A1 (ja) * 2010-10-12 2012-04-19 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
JP5031936B2 (ja) * 2010-10-12 2012-09-26 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
US8579803B2 (en) 2010-10-12 2013-11-12 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope
WO2017022546A1 (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 株式会社フジクラ マルチコア光ファイバおよびマルチコア光ファイバの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3337954B2 (ja) 分散補償光ファイバ
US5596668A (en) Single mode optical transmission fiber, and method of making the fiber
US4804247A (en) Quartz glass optical fiber
JPH08254601A (ja) 光を伝送するための光学的構成要素
JP2004067459A (ja) 光ファイバプリフォームとその製造方法、及びこれを線引きして得られる光ファイバ
JPH063536A (ja) イメージファイバの画素エレメント材
JP2002107563A (ja) 光ファイバ
JPS62176941A (ja) 光フアイバ
JP2882908B2 (ja) イメージファイバ
JP2770092B2 (ja) 耐放射線性イメージファイバ
JPH05229842A (ja) 耐放射イメージファイバ
JPS62162633A (ja) イメ−ジガイドの製造方法
JP3315786B2 (ja) 光増幅器型光ファイバ
JP2886599B2 (ja) イメージファイバの製造方法
JP2699231B2 (ja) 耐放射線光ファイバ、イメージファイバ及びそれらの製造方法
JP2985627B2 (ja) 分散補償ファイバ及びその製造方法
JPH0948630A (ja) 光ファイバ用母材の製造方法
JPH0859273A (ja) イメージファイバおよびその製造方法
JPH0715521B2 (ja) 屈折率分布型石英ガラス系円柱レンズの製造方法
JP2635563B2 (ja) 光伝送体用ガラス素材の製造方法
JPH0733462A (ja) イメージファイバおよびその製造方法
JP3408855B2 (ja) イメージファイバ素線
JPH0362659B2 (ja)
JP2603106B2 (ja) 耐放射線イメージファイバおよびその製造方法
JPS61251539A (ja) 光フアイバ