JP2886599B2 - イメージファイバの製造方法 - Google Patents

イメージファイバの製造方法

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和夫 真田
浩一 稲田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、泡を含まない高強度のイメージファイバ
を得るための製造方法に関して、改良されたイメージフ
ァイバ用素線を用いたイメージファイバの製造方法に関
するものであり、特に医療用については顕著な効果のあ
るイメージファイバを得ることのできるイメージファイ
バの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、イメージファイバは医療用に用いられており、
細径で、高強度のものが要求されている。
その画素になる素線のプロファイルについて説明する
と、中心のコアの部分はゲルマニウムGeがドープされて
いて、その屈折率をシリカの屈折率との比屈折率差で表
すと、Δn+=3%になされている。また、クラッドの部
分にはフッ素Fがドープされてシリカの屈折率との比屈
折率差はΔn-=1%とされている。従って、コアとクラ
ッドとの比屈折率差はΔn=4%である。また、コアと
クラッドの径比は2:1である。このような素線を用いて
イメージファイバを作るには、石英ガラス管の中にかか
る素線を隙間なく詰め込んで母材とし、その一端を加熱
して溶融線引きして一体化されたイメージファイバを製
造する。
(発明が解決しようとする課題) このようにして得られたイメージファイバは、細径化
の目的は充分果たされているが、強度の点では充分とは
言えず、改善が望まれていた。その原因は、イメージフ
ァイバ内に泡が存在することにあると考えられる。
上記の泡の発生のメカニズムは定かではないが、以下
に記載のように思われる。
すなわち、母材が線引きされて溶融一体化されるとき
に各素線が整然と順序よく溶融して行けば、泡の発生は
ないと思われるが、素線を石英管内にその長さ方向に整
列状態で詰め込むことはかなり難しいので、ドーパント
を多量に含んで軟化温度が低くなっているコア−クラッ
ド素線はねじれたり、交差したりして局部的に空間が閉
じ込められた形となり、これが線引き時の高温下でふく
らみ泡となると思われる。
(課題を解決するための手段) この発明は、以下の観点からイメージファイバの素線
の中心に核となる軟化温度の高い部分を設ければよいの
ではないかとの着想によりなされたもので、請求項1の
発明は、多数の、コアの屈折率が純粋シリカガラスより
も高いイメージファイバ素線をガラス管の中に詰め込ん
で母材とし、その一端を加熱して溶融線引きするイメー
ジファイバの製造方法において、前記素線のコアが、軟
化温度の高い中心部と、この中心部よりも軟化温度が低
く、かつ、中心部よりも屈折率の高い周辺部とからなる
2層構造のガラスからなることを特徴とするイメージフ
ァイバの製造方法であり、請求項2の発明は、イメージ
ファイバ素線のコアの中心部のガラスの軟化温度がコア
の周辺部のガラスの軟化温度よりも少なくとも200℃高
くなされてなる請求項1に記載のイメージファイバの製
造方法であり、請求項3の発明は、イメージファイバ素
線のコアの中心部が純粋シリカガラスであって、その周
辺部がゲルマニウムドープシリカガラスであるコアから
なる請求項1に記載のイメージファイバの製造方法であ
る。
なお、核となる中心の高軟化温度部分の径は素線径が
200μmのときに20μm程度あれば充分である。また、
中心付近のガラスの軟化温度をその周辺部の軟下温度よ
りも少なくとも200℃高くしたのは、この程度の温度差
があれば中心部に若干のドーパントが入ったとしても核
としての機能を果たし得るからである。
さらに、中心部を純粋シリカとすると、その軟化温度
は2,000℃であり、周辺部のGeのドープ量がΔn+=3%
とすると、その軟化温度がおよそ1750℃であるところか
ら、250℃程度の差があり、核としての機能は充分であ
る。
(実施例) 直径5mm,長さ200mmの純粋シリカガラスロッドの周り
に、外付け法によりGI型のGeO2−SiO2からなる多孔質ガ
ラス粒子層を50mm厚に堆積させた。このときのガラス原
料ガスの供給は、SiCl4を一定量200sccmづつ供給しなが
ら、GeCl4を当初50sccm供給し、その後次第に減少させ
て最後は0とするという方法をとった。
次いで、これを透明ガラス化して外径500mmのロッド
とした。引き続いて、この上にプラズマ外付け法により
フッ素を含む厚さ25mmのクラッド用SiO2ガラス層を形成
した。このロッドを一端から溶融線引きしてイメージフ
ァイバ用素線とした。
この素線のディメンションは、中心部のSiO2核径10μ
m、コア径100μm、クラッド径200μm、その屈折率の
プロファイルは第1図に示すとおりである。図におい
て、コアのピークの屈折率と中心のSiO2の屈折率との比
屈折率差は、Δn+=3%,クラッドと中心部のSiO2の屈
折率との比屈折率差はΔn-=1%、コアとクラッドの比
屈折率差はΔn=4%である。このようにして得られた
イメージファイバ用素線を外径20mm,内径18mmの石英管
内に6000本詰め込んでイメージファイバ母材とした。
この母材を外径500μmに線引きして6000画素のイメ
ージファイバとした。このイメージファイバの泡の発生
頻度は100m当たり2個であり、従来のそれが10個である
のに比較して優れたものであった。
(発明の効果) イメージファイバ母材を構成する素線の中心部にその
周辺部よりも軟化温度の高い核となる部分を設けたの
で、これらを束ねて溶融線引きして一体下するときにね
じれや倒れ、交差を生じることがないので、泡の発生を
防止でき、もって、高強度のイメージファイバを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明におけるイメージファイバ素線の屈折
率プロファイルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 社本 尚樹 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 妻沼 孝司 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 稲田 浩一 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭59−202401(JP,A) 特開 昭60−218607(JP,A) 特開 昭55−12947(JP,A) 長尾和美著「光学ファイバー」共立出 版、昭和49.4.10初版 pp.102〜 106 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/02,6/10,6/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の、コアの屈折率が純粋シリカガラス
    よりも高いイメージファイバ素線をガラス管の中に詰め
    込んで母材とし、その一端を加熱して溶融線引きするイ
    メージファイバの製造方法において、前記素線のコア
    が、軟化温度の高い中心部と、この中心部よりも軟化温
    度が低く、かつ、中心部よりも屈折率の高い周辺部とか
    らなる2層構造のガラスからなることを特徴とするイメ
    ージファイバの製造方法。
  2. 【請求項2】イメージファイバ素線のコアの中心部のガ
    ラスの軟化温度がコアの周辺部のガラスの軟化温度より
    も少なくとも200℃高くなされてなる請求項1に記載の
    イメージファイバの製造方法。
  3. 【請求項3】イメージファイバ素線のコアの中心部が純
    粋シリカガラスであって、その周辺部がゲルマニウムド
    ープシリカガラスであるコアからなる請求項1に記載の
    イメージファイバの製造方法。
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JP4901599B2 (ja) * 2007-06-14 2012-03-21 株式会社フジクラ 近赤外用石英系イメージファイバおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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長尾和美著「光学ファイバー」共立出版、昭和49.4.10初版 pp.102〜106

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