JP3053448B2 - イメージファイバ - Google Patents

イメージファイバ

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JP3053448B2
JP3053448B2 JP3089403A JP8940391A JP3053448B2 JP 3053448 B2 JP3053448 B2 JP 3053448B2 JP 3089403 A JP3089403 A JP 3089403A JP 8940391 A JP8940391 A JP 8940391A JP 3053448 B2 JP3053448 B2 JP 3053448B2
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image fiber
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克之 瀬戸
智晶 鳥谷
尚樹 社本
孝司 妻沼
和夫 真田
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Fujikura Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、イメージファイバ、
特に近年需要の増加している医療用細径イメージファイ
バに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に広く用いられているイメージ
ファイバは、画素を構成する多数のコアが所定間隔をお
いて規則正しく並べられたもので、従来のコアには屈折
率が等しいものが用いられていた。近年医療用に使用さ
れるイメージファイバは、細径化が進みそれに伴って画
素となるコア径も次第に小さくなってきた。細径化を図
り、かつ鮮明な画像を得るためにはコアとクラッドの比
屈折率差を大きくとる必要があり、コアには屈折率をシ
リカベースよりもさらに上げるために多量のドーパント
としてのGeが添加されることとなり、またクラッドに
はふっ素などの屈折率をシリカベースよりも下げるドー
パントがさらに添加されることとなり、その結果、これ
ら多数のコアからなるイメージサークル部は非常に軟化
温度の低いガラス組成から構成されることとなってき
た。
【0003】また一般に、イメージファイバの製法は、
ジャケットとなる石英管の中に、コア−クラッド型の光
ファイバ素線を多数詰込んで母材となし、これを線引き
して全体が溶融一体化された、共通のクラッド内に多数
のコアを有するイメージサークルとジャケットとからな
るイメージファイバとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような製法で作られるイメージサークルではその元にな
る光ファイバ素線のコア、クラッド部が軟化温度が低い
組成のものであると、溶融一体化時に生じる石英管の圧
縮によってコアが変形してしまう。このコアの変形の程
度は石英管の圧縮力が大きく作用、イメージサークル
の外周部付近に位置するコアほど大である。また、線引
き時イメージファイバ母材は上端部は支持されているが
下端はフリーなため、溶融状態にある先端のテーパ状の
ネックダウン部が揺動して捩じられることがあり、得ら
れたイメージファイバのコアが曲り、その長さ、ひいて
は光路長が外周部付近ほど長くなるということがあっ
た。これらコアの変形や曲りに伴う光路長の不均一さ
は、特定の波長の光の伝送を妨げ、結果として全波長領
域の伝搬が不可能となりカットオフ波長に相当する色の
光が減衰して伝送画像において元の色が再現されないと
いう問題を生じさせていた。本発明者等は、この問題を
解決すべく鋭意検討の結果、コア−クラツド間の比屈折
率差を大きくするとコアの変形や曲りに伴うカットオフ
の影響が小さくなることを知見した。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の観点
からなされたもので、多数の画素となるコアを所定間隔
をおいて共通のクラッド内に配列して構成されたイメー
ジサークルを有するイメージファイバにおいて、コア外
径の等しくコアの屈折率が中心部から外側になるほど順
次大きくされたファイバ素線を溶融一体化により共通の
クラッド内に配列しイメージファイバとしたものであ
る。
【0006】
【作用】上記本発明のイメージファイバにおいては、コ
ア外径の等しくイメージサークル外周部付近に位置する
コアの屈折率が中心部よりも大きくされているので、一
定の屈折率を持つクラッドとの比屈折率差は中心部に位
置するコアよりも相対的に大きくなり、コアの変形や曲
りの大きなイメージサークル外周部に生じるカットオフ
の影響が低減される。
【0007】
【実施例】図1は、この発明によるイメージファイバの
断面図である。図において、1は外径の等しい多数のコ
ア10とこれらコアを囲む共通のクラッド12とからな
るイメージサークル、2はこのイメージサークルを囲む
ジャケットである。なお、コア10は、例えばドーパン
トとしてGeが添加されたSiO2 ガラスからなるも
ので、Ge添加量はイメージサークルの中心部に位置す
るコアよりも外側のコアの方が次第に増加されている。
共通のクラツド12は、例えばふつ素が添加されたSi
O2 ガラスからなつており、ふっ素の添加量はどの部
分をとつても均一である。したがって、コアとクラッド
の比屈折率差を見ると、イメージサークルの中心部に位
置するものの方が外側のそれと比較して相対的に低くな
つている。
【0008】(具体例) 直径20mmのGeドープSiO2 コア用ロッドを5
種類用意した。すなわち、Geの添加量を変えてSiO
2 の屈折率と比較して、それぞれ2.8%、2.9
%、3.0%、3.1%、3.2%増のものである。こ
れら5本のコア用ロッドの周りにプラズマ外付け法によ
り5mm厚さにふつ素添加SiO2 クラッド層を設け
た。ふっ素の添加量は5本のロッドとも全て等しく、S
iO2 の屈折率と比較して1.0%とした。これらロ
ツドをそれぞれ線引きして直径250μmのファイバ素
線とし、ついで長さ500mmになるように切断した。
そして、内径18mm、外径20mmの石英管内に、そ
の中央部付近に比屈折率差が最も小さい光ファイバ素線
を配置し、それから順次外側に向かって比屈折率差が大
きい光ファイバ素線を配置し全部の本数を6000本と
した。こうして得られた母材を最高温度2200℃の線
引き炉に導いて先端から溶融線引きして直径300μm
のイメージファイバとし、その上にタンデムでUV樹脂
コートを施した。
【0009】こうして得られたイメージファイバの画像
は、その周辺部においても色彩に変化がなく全波長領域
が伝送されたものであつた。
【0010】
【発明の効果】この発明は、以上のようにイメージファ
イバにおける画素となるコアの屈折率を、イメージサー
クル中心部に位置するコアから順次外側に位置するコア
に向かって大になるように構成したので、製造時に特に
イメージサークルの外側に位置するコアに生じる変形や
曲りによる特定波長のカットオフを軽減して全波長領域
にわたっての伝送を可能になし、以て安定した色彩の画
像を伝送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のイメージファイバの断面図である。
【符号の説明】
1 イメージサークル 2 ジャケット 10 コア 12 共通のクラッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妻沼 孝司 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭60−257405(JP,A) 特開 平2−118502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/04 - 6/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画素となるコアを所定間隔をおい
    て共通のクラッド内に配列して構成されたイメージサー
    クルを有するイメージファイバにおいて、コア外径の等
    しくコアの屈折率が中心部から外側になるほど順次大き
    されたファイバ素線を溶融一体化により共通のクラッ
    ド内に配列したことを特徴とするイメージファイバ。
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