JPH0579727U - テ−ププレ−ヤ - Google Patents

テ−ププレ−ヤ

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JPH0579727U
JPH0579727U JP024478U JP2447892U JPH0579727U JP H0579727 U JPH0579727 U JP H0579727U JP 024478 U JP024478 U JP 024478U JP 2447892 U JP2447892 U JP 2447892U JP H0579727 U JPH0579727 U JP H0579727U
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magnetic tape
tape
mute
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Alps Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/46Controlling, regulating, or indicating speed
    • G11B15/52Controlling, regulating, or indicating speed by using signals recorded on, or derived from, record carrier

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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープの巻き取り状態やメカ的負荷の変
動に影響されない、磁気テープの正確な頭出しを可能に
する。 【構成】 ミュートスイッチ9で信号出力を停止して
頭出し動作を行い、再生開始するときに第1記録部R1
(他の曲)の記録信号を検知した場合には、ミュート状
態を保ち、所定範囲にわたる無信号帯域を検知した場合
にミュートを解除して信号出力をし、前記再生を開始す
るときに所定範囲にわたる無信号帯域を検知した場合に
はただちにミュートを解除して信号出力をするよう制御
する第1、第2および第3制御部21,22,23を設
け、磁気テープ1の頭出しを正確にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば磁気テープの記録および再生を行うテーププレーヤに係り、 特に磁気テープに記録された曲の頭出し機構を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
自家用自動車等に搭載される音響設備には現在アナログ信号用テープカセット を使用したテーププレーヤが多く使用されている。このような磁気テープを記録 媒体としたテーププレーヤはディジタル信号を使用するCD(コンパクト・ディ スク)プレーヤ等に比較して振動による影響を受けずらく且つ安価であるという 利点をもっている。しかしながら曲の頭出しを正確にできないという欠点をもっ ていた。
【0003】 一般的なテーププレーヤの頭出しは例えば特開昭57ー135448号公報に 示される制御に類似したものを採用している。このような頭出し制御の一例につ いて図10を参照して説明する。磁気テープ1の磁気記録面にはハッチングで示 す第1録音部R1および第2記録部R2がある。これら第1および第2記録部R 1,R2の間には白抜きで示す無信号帯域がある。図中の矢印は第2記録部R2 の頭出しをする磁気ヘッドの動きを示している。磁気ヘッドが前記第1記録部R 1中の始点Tsから頭出しを開始すると、まず、第1の所定長さL1の無録音部 を検索しながら第2記録部R2に向けて再生速度よりも速い速度の高速送り動作 を行う。磁気ヘッドが第1記録部R1の後端E1を通過し第1の所定長さL1の 無録音部を検知すると、高速送りは、一旦停止して方向を逆転し、第1記録部R 1に向けて第2の所定長さL2分送り動作を行う。この後再度、高速送りの方向 を逆転し第2記録部R2に向けて第3の所定長さL3分送り動作を行い、この後 に破線で示す矢印のように再生を開始する。
【0004】 こうした制御による頭出しは、磁気テープの巻き取り状態で前記所定長さL1 ,L2,L3が変化してしまい、常に正確な頭出しが実現できるものではなかっ た。つまり、第1、第2、第3の所定長さL1,L2,L3は磁気テープを駆動 する駆動系の作動時間で設定されるが、磁気テープの巻き取り状態の変化で駆動 系に加わる負荷が変化する。さらに、高速送りによる制動の遅れも送り量の変化 を増大させ、結果として第1記録部R1または第2記録部R2中で再生を開始し てしまうことがあった。こうした頭出しの不安定は使用者にテーププレーヤの低 品質感を与えてしまい、望ましいものではなかった。
【0005】
【考案が解決使用とする課題】
上述したように一般的なテーププレーヤは頭出しをする際に、曲間である無信 号帯域の範囲内に磁気ヘッドを正確に位置させることが困難であった。そして、 磁気ヘッドが曲間内に無い場合には、前曲または頭出し曲の途中から再生を開始 してしまう不都合があった。
【0006】 本考案は前記課題に着目してなされたものであり、磁気テープの巻き取り状態 の変化にともなう駆動系の負荷変動に影響されず、正確な頭出しができるテープ プレーヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、磁気テープを選択的に定速走行モードまたはそれよりも早い高速走 行モードで走行駆動し、且つ、磁気テープの走行方向を一方向または逆方向に切 替え可能な走行駆動手段を設け、磁気テープに記録された磁気信号を検知する検 知手段を設け、検知手段で検知した信号を出力する出力手段を設け、検知手段か ら出力手段への信号出力をミュート状態にするためのミュート手段を設け、磁気 テープの処理目標を入力する入力手段を設け、検知手段で検出した信号を受けて 磁気テープの所定範囲にわたる無信号帯域を識別したときに識別信号を出力する 信号識別手段を設け、入力手段および信号識別手段からの入力信号に従って走行 駆動手段およびミュート手段を制御する制御手段を設け、この制御手段に前記入 力手段から磁気テープの頭出し処理の指示信号を受けたときにミュート手段をO N状態に切替えると共に、走行駆動手段を一方向高速走行モードで起動する第1 制御部と、この第1制御部により走行駆動手段が起動された後、信号識別手段か らの識別信号を受けたときに走行駆動手段を逆方向高速走行モードに切替えて所 定時間起動させる第2制御部と、この第2制御部による制御終了後、走行駆動手 段を一方向定速走行モードに切替えて起動するとともに、信号識別手段からの識 別信号を受けたときにミュート手段をOFF状態に切替える第3制御部とを設け たテーププレーヤにある。
【0008】
【作用】
第1制御部は入力手段から磁気テープの頭出し処理の指示信号を受けると、ミ ュート手段をON状態に切替え、走行駆動手段を一方向高速走行モードで起動さ せ、第2制御部は第1制御部が走行駆動手段を起動した後に信号識別手段からの 識別信号を受けると、走行駆動手段を逆方向高速走行モードに切替えて所定時間 起動させ、第3制御部は第2制御部による制御終了後に走行駆動手段を一方向定 速走行モードに切替えて起動するとともに、信号識別手段からの識別信号を受け たときにミュート手段をOFF状態に切り替えて磁気テープの頭出し処理をする 。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例について図面を参照して説明する。本考案によるテーププレ ーヤ2は例えば図4に示されるように構成されている。テーププレーヤ2の図示 しない本体にはテープカセット3が装着される図示しない装着部が形成され、こ のテープカセット3内の磁気テープ1に記録された磁気信号を検知手段としての 磁気ヘッド4が検知し、また磁気記録できるようになっている。このテーププレ ーヤ2はCPU5によって各部を制御するようになっており、このCPU5は入 力部としての入力スイッチ6や図示しないセンサー等からの入力を受けて、作動 するようになっている。
【0010】 CPU5には音声電流増幅手段としての第1アンプ7が接続されており、この 第1アンプ7は磁気ヘッド4からの入力信号を増幅して出力手段としてのスピー カ8に出力するよう構成されている。また、前記CPU5にはミュート手段とし てのミュートスイッチ9が接続されている。このミュートスイッチ9は前記第1 アンプ7とスピーカ8との間に設けられ、CPU5からのON・OFF制御を受 けて音声信号の伝送を停止および接続するようになっている。つまり、前記CP U5でミュートスイッチ9をON制御すると、スピーカ8からの出力が停止し、 OFF制御するとスピーカ8から音声が出力されるようになっている。
【0011】 さらに、前記CPU5には信号識別手段としての信号識別回路10が接続され ている。この信号識別回路10は前記磁気ヘッド4からの信号が第1の所定時間 にわたって入力されない場合に、磁気テープ1の無信号帯域を検知したと判断し て識別信号をCPU5に出力するように構成されている。 さらに、CPU5には駆動電流増幅手段としての第2アンプ11が接続されて おり、この第2アンプ11を通じて駆動モータ12およびソレノイド13を駆動 するようになっている。
【0012】 前記駆動モータ12は第2アンプ11からの入力に応じて正逆回転し図示しな いカムギヤおよびゴムベルトとプーリ等からなる駆動力伝達機構14を介して前 記磁気テープ1を駆動するようになっている。また、第2アンプ11とソレノイ ド13との間には速度切替え回路15が設けられており、この速度切替え回路1 5がソレノイド13を操作することにより、図示しない駆動力伝達機構14のギ ヤの切替えを行い、速度を第1の速度と第2の速度に変速する。ここで、第1の 速度は磁気テープ1の再生速度を示し、第2の速度は一般にキュー、レビューと 称される早送り時の速度を示す。つまり、第2の速度は第1の速度よりも早く設 定されている。
【0013】 そして、駆動モータ12、ソレノイド13、速度切替え回路14および駆動力 伝達機構15により走行駆動手段としての走行駆動部16が構成されている。 つまり、走行駆動部16が第2アンプ11を介してCPU5からの信号を受け ることで、定速走行モードと高速走行モードおよび正逆回転の切替えが行われる 。ここで、走行駆動部16が定速走行モードに切り替えられると、前述した第1 の速度で磁気テープ1を走行させる。また、走行駆動部16が高速走行モードに 切り替えられると、前述した第2速度で磁気テープ1を走行させる。さらに、走 行駆動部16は駆動モータ12が正逆回転制御されることにより、磁気テープ1 を一方向および逆方向に切替え走行させる。
【0014】 また、前記磁気ヘッド4は図示しない駆動手段によって3段階の位置に移動さ れるようになっている。この駆動手段は前記CPU5によって制御され、磁気ヘ ッド4を磁気テープ1に当接する再生位置と、磁気テープ1に近接して第2速度 で走行する磁気テープ1の磁気信号の検知を可能にする検知位置と、この検知位 置よりも磁気テープ1から離れて、この磁気テープ1を第2速度で走行しても磁 気ヘッド4が磁気テープ1に接触しないキュー、レビュー位置とに移動する。
【0015】 このように構成されたテーププレーヤ2は、頭出し制御を行う場合に前記CP U5により図1から図3に示されるフローチャートに従って制御される。前記C PU5には第1制御部21、第2制御部22および第3制御部23を備えており 、順次頭出し制御を行うようになっている。ここで、第1制御部21、第2制御 部22および第3制御部23は、それぞれがCPU5の一部を構成する図示しな いICであり、以下に説明する制御を行う。
【0016】 まず、前記テーププレーヤ2で磁気テープ1の頭出しを行う場合には、テープ プレーヤ2の使用者が入力スイッチ6に頭出しの指示入力を行う。このとき図1 に示すように第1制御部21は第1ステップst1にて、この指示入力を受けて 、第2ステップst2を実行する。この第2ステップst2では出力手段として のスピーカ8を起動する。このスピーカ8の起動は前記CPU5からの制御を受 けて第1アンプ7が磁気ヘッド4からの信号を増幅しスピーカ8から音声を出力 できる状態に制御されることで完了する。次に、第3ステップst3を実行する 。この第3ステップst3ではミュートスイッチ9をON制御する。このミュー トスイッチ9をON制御することにより、前記第1アンプ7とスピーカ8との間 での信号の伝送を遮断し、スピーカ8からの出力を阻止する。
【0017】 第3ステップst3を実行した後に第4ステップst4を実行する。この第4 ステップst4では磁気ヘッド4を前記検知位置に移動する。この第4ステップ st4の終了後に第5ステップst5を実行する。この第5ステップst5では 走行駆動部16を正転高速走行モードで起動する。つまり、磁気テープ1の磁気 記録信号を磁気ヘッド4で検知しながら、この磁気テープ1を一方向に前記第2 の速度で走行させる。
【0018】 第5ステップst5が終了した後には前記第2制御部22が制御を開始する。 第2制御部22では図2に示されるように制御を実行する。まず、第6ステップ st6で、信号識別回路10からの信号出力が有るか否かを判断する。そして、 信号識別回路10から信号が出力されると第7ステップst7を実行する。第7 ステップst7では走行駆動部16を停止する。つぎに第8ステップst8を実 行する。第8ステップst8では磁気ヘッド4を前記キュー、レビュー位置に移 動する。
【0019】 第8ステップst8を終了すると、第9ステップst9を実行する。第9ステ ップst9では走行駆動部16を逆転高速走行モードで起動する。つまり、磁気 テープ1を逆方向に第2の速度で走行させる。つぎに、第10ステップst10 を実行する。第10ステップst10は第9ステップst9で実行した走行駆動 部16の駆動を予め設定された第2の所定時間にわたって継続するためのもので あり、第2の所定時間を経過した後に第11ステップst11を実行する。第1 1ステップst11では走行駆動部16を停止する。
【0020】 第11ステップst11を終了した後に第2制御部22が制御を開始する。第 2制御部22では、まず、第12ステップst12を実行する。この第12ステ ップst12では磁気ヘッド4を前記再生位置に移動する。つぎに、第13ステ ップst13を実行する。この第13ステップst13では走行駆動部16を正 転定速走行モードで起動する。つまり、磁気テープ1を一方向に第1の速度で走 行させる。そして、第14ステップst14を実行する。この第14ステップs t14では予め設定された第3の所定時間(例えば約5秒)にわたって走行駆動 部16の駆動を継続させ、時間の経過後には強制的に再生を開始するためのもの であり、例えば第3の所定時間を経過していない場合には第15ステップst1 5を実行し、第3の所定時間を経過した場合には第16ステップst16を実行 するように制御する。
【0021】 まず、第3の所定時間を経過しない場合について説明すれば、第15ステップ st15で信号識別回路10からの識別信号が出力の有無を確認する。第15ス テップst15で識別信号が無ければ、第14ステップst14を再度実行する 。また、第15ステップst15で識別信号の出力があった場合には第16ステ ップst16を実行する。つまり、識別信号の出力があった場合、若しくは第1 3ステップst13を終了してから第3の所定時間が経過した場合には、第16 ステップst16を実行する。第16ステップst16ではミュートスイッチ9 をOFF制御して、再生出力を開始する。つまり、ミュートスイッチ9をOFF 制御することで、第1アンプ7とスピーカ8との伝送信号の接続を行い、磁気ヘ ッド4で検知した磁気記録信号を増幅出力する。
【0022】 以下、図5を参照して、図1から図3に示した制御により頭出しが実行される 状態を説明す。図中に示される磁気テープ1には第1録音部R1と無信号帯域を 挟んで第2記録部R2がある。そして、第1記録部R1中のTsで示す位置に磁 気ヘッド4がある場合に、テーププレーヤ2が行う第2記録部R2の頭出しにつ いて説明する。
【0023】 まず、CPU5により第1ステップst1から第5ステップst5が実行され ることで、磁気ヘッド4は磁気テープ1に対して、第2記録部R2に向けて相対 移動する。このとき、ミュートスイッチ9がON制御されているので、スピーカ 8からの出力が停止した状態になっている。このミュート状態により、磁気ヘッ ド4が頭出しの為に検知している信号をスピーカ8から出力することを防止して ノイズの発生を阻止している。また、磁気テープ1は走行駆動部16により、正 転高速走行モードで駆動されている。つまり、図中の第1記録部R1側から第2 記録部R2に向けて矢印AR1で示されるように、前記第2の速度で移動してい る。
【0024】 そして、CPU5は第5ステップst5を実行した直後に、第6ステップst 6を実行する。第6ステップst6では第1の所定時間にわたる無信号帯域D1 の検索を開始する。ここで、無信号帯域の検索には、磁気ヘッド4が磁気テープ 1に対して前記第1の所定時間内に前記第2の速度で移動する距離D1を必要と する。
【0025】 信号識別回路10が無信号帯域を検知し、識別信号を出力すると、これを受け て、CPU5が第7ステップst7から第11ステップst11を実行する。ま ず、第7ステップst7で前述した正転高速走行モードで駆動していた走行駆動 部16を一旦停止する。そして、第8ステップst8と第9ステップst9で、 磁気ヘッド4を前記キュー、レビュー位置にし、走行駆動部16を逆転高速走行 モードで起動する。これにより、磁気ヘッド4は磁気テープ1に対して矢印AR 2で示される方向に前記第2の速度で相対移動する。この後に第10ステップs t10で前記第2の所定時間経過したと判断すると、CPU5は第11ステップ st11を実行する。つまり、図中に矢印AR2で示される距離D2は前記第2 の所定時間に前記第2の速度で磁気ヘッド4が磁気テープ1に対して相対移動す る距離である。
【0026】 そして、第11ステップst11で走行駆動部16を停止すると、CPU5は 第12ステップst12と第13ステップst13を実行する。これにより、磁 気ヘッド4は再生位置に移動し、走行駆動部16は正転定速走行モードで起動す る。これにより、磁気ヘッド4は磁気テープ1に対して矢印AR3で示される方 向に前記第1の速度で相対移動する。このとき、第3ステップst3でON制御 したミュートスイッチ9は、ON制御を維持しているので、後述する第16ステ ップst16でOFF制御を受けるまでミュートスイッチ9は音声の出力を阻止 している。
【0027】 そして、走行駆動部16が起動すると、CPU5は第14ステップst14を 実行するが、ここでは、第3の所定時間を経過しない場合について説明する。第 3の所定時間を経過しない場合には第15ステップst15を実行する。CPU 5は第15ステップst15で信号識別回路10からの識別信号の有無を判断す る。信号識別回路10が無信号帯域を検知するためには、前記第1の所定時間を 要し、この時間に第1の速度で走行する磁気テープ1は図中に示される距離D3 を移動する。
【0028】 つまり、CPU5は磁気ヘッド4が第1の記録部R1の後端E1を通過し、さ らに、距離D3を移動した後に第16ステップst16を実行する。第16ステ ップst16が実行されるのは図中に矢印AR3の破線部で示される範囲である 。この第16ステップst16では、ミュートスイッチ9をOFF制御し、再生 を開始する。
【0029】 以上のように制御されることで、矢印AR1で示される正転高速走行モードで の走行中に距離D1の無信号帯域を検知した後に、走行を停止するが、この停止 位置は磁気テープ1の巻き取り状態によって、変化しやすいので、距離D2を逆 走させ、逆走した距離D2の範囲に第1記録部R1がある場合には、ミュート状 態を維持して、音声の出力を停止する。そして、無信号帯域まで磁気ヘッド4が 移動したときに、ミュート状態を解除し、再生を開始することで、他の音声を出 力することを阻止し、正確な頭出しができる。
【0030】 つまり、第2記録部R2の頭出し動作を終えて、再生を開始したときに、磁気 ヘッド4が第1記録部R1中にある場合には、ミュートスイッチ9をON制御し て、音声の出力を停止し、無信号帯域を検知した後にミュートスイッチ9をOF F制御することで、従来は不可能であった、磁気テープ1の巻き取り状態に影響 を受けない、確実な頭出しが実現できる。
【0031】 図5に示される制御で、本考案の所期目的は達成されるが、より一層の頭出し の正確さを確保するために、前記CPU5は第14ステップst14を実行して いる。極めてまれではあるが、この第14ステップst14が作用する場合につ いて図6を参照して説明する。
【0032】 頭出しを開始する磁気ヘッド4の移動条件は上述の図5の場合と同じである。 正転高速走行モードで矢印AR1で示されるように移動したとき、磁気テープ1 の巻き取り状態の影響を受けて、第7ステップst7での走行駆動部16の停止 が遅れ、頭出し曲である第2記録部R2中の位置ORに停止することが考えられ る。この場合には、次に行われる逆転高速走行モードでの矢印AR2方向への移 動で、磁気ヘッド4が無信号帯域内、若しくは第1記録部1内に戻れなくなる恐 れがある。こうしたときに、磁気ヘッド4が正転定速走行モードで矢印AR3で 示される移動を開始し、第15ステップst15での無信号帯域の検知を待つと 第2記録部R2内で再生を開始しているので、第2記録部R2の頭出しは不可能 になる。
【0033】 このときに第14ステップst14は、早期にミュート状態を解除して再生を 開始させる。つまり、磁気ヘッド4が第2記録部R2内にある状態で、CPU5 が第13ステップst13以降を実行した場合には、このCPU5は第14ステ ップst14で、第13ステップst13を実行した後第3の所定時間(例えば 5秒)経過した後には、第16ステップst16を実行する。
【0034】 つまり、図6中に示す正転定速走行モードで、第3の所定時間に走行する距離 D4を走行した後に、ミュートスイッチ9をOFF制御して、破線で示されるよ うに音声の出力を開始する。したがって、第14ステップst14を備えること により、ミュートスイッチ9のOFF制御を不可能にするトラブルを回避できる 。
【0035】 次に、第2記録部R2中に磁石ヘッド4が位置し、この位置Tsから第2記録 部R2の頭出しを行う場合について図7から図9を参照して説明する。 テーププレーヤ2のCPU5には、さらに、第4制御部31と第5制御部32 が追加されている。テーププレーヤ2は、使用者によって、第2記録部R2の頭 出し指示入力がなされると、第1ステップstaにて、この指示入力を受け、C PU5の第4制御部31が、第2ステップstbを実行する。
【0036】 ここで、入力スイッチ6には、前述した図5の磁気ヘッド位置Tsと、図9の 磁気ヘッド位置Tsのそれぞれの位置から第2記録部R2の頭出しを行う為に、 磁気ヘッド4の位置に応じて、頭出し指示入力をするスイッチが2つ設けられて いる。制御を実行すれば、第4制御部31は第2ステップstbでスピーカ8を 音声出力状態とする。さらに、第3ステップstcでミュートスイッチ9をON 制御する。
【0037】 次に第4ステップstdで磁気ヘッド4を検知位置に移動する。そして、第5 ステップsteで走行駆動部16を逆転高速走行モードで起動する。次に、CP U5の第5制御部32は第5ステップsteの実行後に第6ステップstfを実 行する。この第6ステップstfでは信号識別回路10からの識別信号の有無を 確認する。識別信号の受信が無ければ、走行駆動部16の起動状態を維持し、受 信があったなら、第7ステップstgを実行する。この第7ステップstgで、 第5制御部32は前記走行駆動部16を停止する。
【0038】 そして、第8ステップsthを実行する。第8ステップsthで第5制御部3 2は磁気ヘッド4を再生位置に移動し、次に第9ステップstiを実行する。第 9ステップstiでは走行駆動部16を正転定速走行モードで起動する。そして 、第10ステップstjで識別信号の有無を確認し、識別信号の受信があれば、 第11ステップstkを実行する。この第11ステップstkではミュートスイ ッチ9をOFF制御し、再生出力を開始する。
【0039】 こうした制御を行うことにより、CPU5は磁気テープ1に対して、磁気ヘッ ド4を図9に示すように移動させる。 頭出しを開始するときに、磁気ヘッド4は図中Tsに位置している。つまり、 第2記録部R2の途中に位置している。そして、この位置Tsから第2記録部R 2の頭出しを行う。まず、CPU5が前記第1ステップstaから第5ステップ steを実行することにより、磁気ヘッド4は磁気テープ1に対して相対的に逆 転高速走行を開始する。つまり、磁気ヘッド4が図中に矢印ARaで示すように 第1記録部R1に向けて第2の速度で移動を開始する。
【0040】 次に、CPU5は前記第6ステップstfから第11ステップstkを実行す る。これにより、磁気ヘッド4は第1記録部R1と第2記録部R2との間にある 無信号帯域に入ると、走行を停止する。無信号帯域を検知するためには図中に示 される距離D1を要するので、第2記録部R2の頭位置Tを通過している。そこ で、停止した、磁気ヘッド4は矢印ARbで示される様に正転定速走行を開始す る。この正転定速走行では、再度、無信号帯域を検索し、図中に示される距離D 3にわたって無信号帯域を検知すると、図中の矢印ARbの破線で示される位置 から再生を開始する。つまり、矢印ARaで示される逆転高速走行で停止位置が 第1記録部R1内に位置したときには、ミュートスイッチ9のON制御状態を維 持して、ミュート状態を保持し、第1記録部R1の音声信号を出力するのを防止 できる。
【0041】 このように、高速走行モードで走行した磁気テープ1を停止すると、その停止 位置は、磁気テープ1の巻き取り状態によって変化する。このような、磁気テー プ1の巻き取り状態に影響を受けた停止位置から、ただちに再生を開始すると、 第1記録部R1の末尾の信号を再生する可能性がある。このようなノイズの発生 を防止するために、上述のようなミュートスイッチ9の制御を行うことで、従来 は不可能だった正確な頭出しを可能にできる。
【0042】 なお、本考案は前記実施例にのみ限定されるものではない。 例えば、前記CPU5の第1、第2および第3制御部21,22,23はIC 自体であったが、例えばCPU5中に準備されたRAMに記憶されたソフトによ って制御することもできる。
【0043】 また、前記出力手段はスピーカ8であったが、これにのみ限定されず、例えば 他の音響設備や、信号伝送設備等も出力手段に含まれる。 また、磁気テープ1の記録信号はアナログ信号またはディジタル信号のどちら でも上述の制御を実現できる。 さらに、前記頭出し制御は、曲飛ばし機能を追加した場合でも、最終的な頭出 し制御として応用することができる。
【0044】 また、前述の実施例で示したミュート手段としてのミュートスイッチ9は伝送 信号の遮断によって音声出力を停止するものであったが、これにのみ限定される ものではない。例えば、音声信号の出力ボリュームを小さくすることで、実質的 な音声出力の停止に近い状態にするミュート手段であっても良い。つまり、ミュ ートスイッチ9の代わりにボリューム回路を設け、これをCPU5によって、ス イッチ制御と同様のボリューム制御をすることで、前述の実施例と同様の効果を 得ることができる。
【0045】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案によれば、磁気テープの巻き取り状態に影響され ず、常に正確な頭出しを実現できる。 従来のテーププレーヤでは、頭出しの際に、他の信号を再生することが起きや すかった。本考案によるテーププレーヤでは、磁気テープを高速走行させ、大ま かな頭出しを行った後に、再生速度で走行させる。このとき、頭出しを行う信号 記録部の直前の無信号帯域を検知するまで、ミュート状態を保持するので、他の 記録信号を再生出力せず、目的の信号記録部の頭出しを正確に行うことができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
1制御部による制御を示すフローチャート図である。
【図2】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
2制御部による制御を示すフローチャート図である。
【図3】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
3制御部による制御を示すフローチャート図である。
【図4】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの基
本的構成を概略的に示した説明図である。
【図5】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
1から第3制御部が制御する頭出し動作を磁気テープに
対する磁気ヘッドの相対移動を示して説明する説明図で
ある。
【図6】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの頭
出し動作の他の例を磁気テープに対する磁気ヘッドの相
対移動を示して説明する説明図である。
【図7】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
4制御部による制御を示すフローチャート図である。
【図8】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
5制御部による制御を示すフローチャート図である。
【図9】本考案の一実施例におけるテーププレーヤの第
4および第5制御部が制御する頭出し動作を磁気テープ
に対する磁気ヘッドの相対移動を示して説明する説明図
である。
【図10】従来のテーププレーヤの頭出し動作を磁気テ
−プに対する磁気ヘッドの相対移動を示して説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 テーププレーヤ 4 磁気ヘッド(検知手段) 5 CPU(制御手段) 6 入力スイッチ(入力手段) 8 スピーカ(出力手段) 9 ミュートスイッチ(ミュート手段) 10 信号識別回路(信号識別手段) 16 走行駆動部(走行駆動手段) 21 第1制御部 22 第2制御部 23 第3制御部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを選択的に定速走行モードま
    たはそれよりも早い高速走行モードで走行駆動するとと
    もに、磁気テープの走行方向を一方向または逆方向に切
    替え可能な走行駆動手段と、磁気テープに記録された磁
    気信号を検知する検知手段と、検知手段で検知した信号
    を出力する出力手段と、検知手段から出力手段への信号
    出力をミュート状態にするためのミュート手段と、磁気
    テープの処理目標を入力する入力手段と、検知手段で検
    出した信号を受けて磁気テープの所定範囲にわたる無信
    号帯域を識別したときに識別信号を出力する信号識別手
    段と、入力手段および信号識別手段からの入力信号に従
    って走行駆動手段およびミュート手段を制御する制御手
    段とを備えたテーププレーヤにおいて、前記制御手段
    が、入力手段から磁気テープの頭出し処理の指示信号を
    受けたときにミュート手段をON状態に切替えると共
    に、走行駆動手段を一方向高速走行モードで起動する第
    1制御部と、第1制御部により走行駆動手段が起動され
    た後、信号識別手段からの識別信号を受けたときに走行
    駆動手段を逆方向高速走行モードに切替えて所定時間起
    動させる第2制御部と、第2制御部による制御終了後、
    走行駆動手段を一方向定速走行モードに切替え起動する
    とともに、信号識別手段からの識別信号を受けたときに
    ミュート手段をOFF状態に切替える第3制御部とを備
    えていることを特徴とするテーププレーヤ。
JP024478U 1992-03-24 1992-03-24 テ−ププレ−ヤ Pending JPH0579727U (ja)

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