JPH0614261Y2 - 車載用カセットテーププレーヤ - Google Patents

車載用カセットテーププレーヤ

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JPH0614261Y2
JPH0614261Y2 JP726289U JP726289U JPH0614261Y2 JP H0614261 Y2 JPH0614261 Y2 JP H0614261Y2 JP 726289 U JP726289 U JP 726289U JP 726289 U JP726289 U JP 726289U JP H0614261 Y2 JPH0614261 Y2 JP H0614261Y2
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JP
Japan
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slack
tape
key
running
winding
Prior art date
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JP726289U
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English (en)
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JPH02101326U (ja
Inventor
博之 見山
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は磁気テープ、例えばカセットテープのたるみを
取り除くたるみ取り機構を有する車載用カセットテープ
プレーヤに係り、特に車のイグニッションキーをオフし
た場合に発生するテープのたるみを取り除くことがで
き、しかも該たるみ取りに伴うテープ巻き取り量を少な
くすることができる車載用カセットテーププレーヤに関
する。
〈従来技術〉 第3図は従来のたるみ取り動作手順を説明するための状
態説明図である。
まず、カセットがプレーヤに装着されていないパックア
ウトの状態1で、新たにカセットが装着されパックイン
の状態2になると、パックインされたカセットの有する
テープのたるみは、例えば所定時間早送りまたは巻き戻
しされることによって除去される(たるみ取り動作
3)。なお、早送り、あるいは巻き戻しのどちらの方向
に巻き取られてたるみ取りが行われるかは、例えばリバ
ース機であればプレイ方向の逆方向に当たる巻き取り方
向が選択される。もちろんプレイ方向の一定なワンウェ
イ機であれば、巻き戻しによるたるみ取りが行われる。
かかるたるみ取り終了後、カセットテーププレーヤはプ
レイモードとなり、再生が行われる(プレイ動作4)。
但し、かかるプレイモードと並行して、通常の早送り・
巻き戻しの他、早送り・巻き戻しを伴うサーチ・曲のイ
ントロ部分を次々に再生するテープスキャン・同じ曲を
繰り返して再生するリピート等を行う早巻きモードを選
択することができる(早巻き動作5)。
上記のようなプレイモード、早巻きモード中に、車のイ
グニッションキーがオフされると(キーオフ状態6)、
該カセットはテープ駆動部から解放された状態でプレー
ヤ内で待機するキーオフポーズ状態7となる。しかる
後、イグニッションキーがオンになると(キーオン状態
8)、前述したたるみ取り動作3を行って、プレイを再
開する。
一方、キーオフ状態6の後に、該カセットがイジェクト
されると(イジェクト状態9)、イグニッションキーの
オン後(キーオン状態10)、パックアウト1の状態に
戻り、以降の状態に従ってたるみ取り動作3が行われて
いた。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上記のような従来の車載用カセットテーププ
レーヤでは、プレイ動作4を行っている時にキーオフ状
態6となり、その後キーオン状態8となった場合、ま
ず、たるみ取り動作3が行われるため、直ぐにはプレイ
動作4が行われず、また、かかるたるみ取り動作3に伴
うテープの巻き取り量が大きいため、キーオフ状態6と
なった時のプレイ位置とずれた位置からプレイ動作4が
実行されてしまうという問題点があった。
また、早巻き動作5を行っている状態からキーオフ状態
6に移ると、カセットテーププレーヤの巻き取り側のリ
ールが瞬間的に減速するのに対し、送り出し側のリール
は慣性を持っているため時間遅れをもって減速する。従
って、キーオフポーズ状態7でのテープには、新たなた
るみが生じてしまう等の問題点があった。
以上から本考案の目的は、イグニッションキーをオフし
たことにより発生するたるみを除去することができ、し
かもかかるたるみ取りに伴うテープの巻き取り量を少く
することができ、従ってイグニッションキーがオフした
時のテープ位置からプレイ動作を実行できる車載用カセ
ットテーププレーヤを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題は本考案においては、磁気テープの走行方向を
検出する走行方向検出手段と、イグニッションキーがオ
フになったことを検出するキーオフ検出手段と、磁気テ
ープの走行中にイグニッションキーがオフになった時、
該走行方向と逆方向に磁気テープを巻き取らせるテープ
走行制御手段と、該巻き取りによりたるみが除去された
ことを検出するたるみ除去検出手段とにより達成され
る。
〈作用〉 走行方向検出手段により磁気テープの走行方向を検出
し、キーオフ検出手段によりイグニッションキーがオフ
になったことを検出し、テープ走行制御手段により磁気
テープ走行中にイグニッションキーがオフになった時、
該走行方向と逆方向に磁気テープを巻き取らせ、たるみ
除去検出手段により該巻き取りによってテープのたるみ
が除去されたことを検出する。
〈実施例〉 第1図は本考案の一実施例を示す車載用カセットテープ
プレーヤのブロック構成図である。
図において、11はパック検出手段であり、カセットテ
ープの装着を検出する。12は操作部であり、早送りを
行うFFキー、巻き戻しを行うREWキー、サーチを行
うサーチキー、曲のイントロ部分を次々に再生するスキ
ャンキー、同じ曲を繰り返して再生するリピートキー等
が設けられている。13はシステムコントローラであ
り、例えば操作部12のキー操作に応じて各種の制御指
令を出力し、ロジックコントロールを行う。14はテー
プ走行制御部であり、システムコントローラ13からの
制御指令に基づいてテープ走行命令を出力する。15は
走行メカ駆動部であり、テープ走行制御部14からのテ
ープ走行命令に従ってカセットテープを走行させる。1
6は走行方向検出手段であり、走行メカ駆動部15によ
り巻き取られるカセットテープの走行方向を、例えば走
行メカのリール軸やキャプスタン軸等の回転方向に基づ
いて検出する。17はたるみ取り方向決定手段であり、
走行方向検出手段16により検出された走行方向と逆方
向をたるみ取り方向として規定すると共に、後述する条
件が成立した場合にたるみ取りを実行させるイネーブル
信号を出力する。18はキーオフ検出手段であり、車の
イグニッションキーがオフになったことを検出する。1
9はたるみ除去検出手段であり、本考案によるたるみ取
りが行われた時にテープのたるみが除去されたことを検
出する。かかるたるみ除去の検出方法は、例えばテープ
の巻き取り軸が回転し、送り出し軸が停止している場合
はたるみ有りと判断し、巻き取り軸と送り出し軸が共に
回転している場合はたるみ無しと判断する。なお、巻き
取り軸および送り出し軸には、リール軸やキャプスタン
軸などが相当する。
以下、第2図を参照しながら第1図の動作を説明する。
第2図は本考案の車載用カセットプレーヤにおけるたる
み取り動作手順を説明するための状態説明図である。
まず、カセットがプレーヤに装着されていないパックア
ウトの状態1で、新たにカセットが装着されると、パッ
ク検出手段11はパックインの状態2を検出する。パッ
クインが検出されると、たるみ取り方向決定手段17
は、たるみ取り方向を例えば巻き戻し方向に決定し、イ
ネーブル信号をシステムコントローラ13に出力する。
システムコントローラ13はテープ走行制御手段14に
第1のたるみ取り制御指令を出力し、テープ走行制御手
段14は走行メカ駆動部15をしてパックインされたカ
セットの有するテープのたるみを、従来例で説明したよ
うに、所定時間巻き戻して除去する(第1のたるみ取り
動作3)。
かかるたるみ取り動作3の終了後、システムコントロー
ラ13はテープ走行制御手段14にプレイ指令を出力
し、テープ走行制御手段14は走行メカ駆動部15をし
てテープをプレイ速度で送り、再生を行う(プレイ動作
4)。かかる再生を行うと共に、操作部12のキー操作
により通常の早送り・巻き戻しの他、サーチ・テープス
キャン・リピート等が指示されると、システムコントロ
ーラ13はキー操作に応じて各種制御指令を出力する。
テープ走行制御手段14は走行メカ駆動部15をして該
各種制御指令に応じた早送り・巻き戻し等を行う(早巻
き動作5)。
上記のようなプレイ動作4、早巻き動作5が行われる
と、該動作に応じて走行方向検出手段16はテープ走行
方向を検出する。かかる状況で車のイグニッションキー
がオフされると(キーオフ状態6)、たるみ取り方向決
定手段17は、該テープ走行方向と逆方向をたるみ取り
方向として決定し、イネーブル信号をシステムコントロ
ーラ13に出力する。
システムコントローラ13は、キーオフ状態6において
イネーブル信号が発生するという条件が成立すると、テ
ープ走行制御手段14に本考案による第2のたるみ取り
制御指令を出力する。第2のたるみ取り制御指令を入力
されたテープ走行制御手段14は、走行メカ駆動部15
をしてテープを所定のたるみ取り方向にプレイ速度で巻
き取る(第2のたるみ取り動作21)。かかるたるみ取
り動作21が行われると、たるみ除去検出手段19は、
巻き取り軸および送り出し軸の回転状況に基づいて、た
るみが除去されたことを検出する。たるみ除去が検出さ
れると、システムコントローラ13は、第2のたるみ取
り制御指令の出力を停止し、第2のたるみ取り動作によ
る巻き取り量が最少となるようにする。しかる後、カセ
ットはキーオフポーズ状態7となり、イグニッションキ
ーがオンになると(キーオン状態8)、キーオフ状態1
5になった時のプレイ位置から直ちにプレイ動作4を実
行させる。
一方、第2のたるみ取り動作21の後に、カセットがイ
ジェクトされると(イジェクト状態9)、イグニッショ
ンキーのオン後(キーオン状態10)、パックアウト状
態1以降の動作を繰り返す。
なお、イグニッションキーがオフされた場合、プレイ動
作4と早巻き動作5とでは、早巻き動作中の方がたるみ
の発生量が大きく、プレイ動作中であればたるみの発生
量は無視できる場合があるので、第2のたるみ取り動作
21を早巻き動作中に限って行うようにしてもかまわな
い。
〈考案の効果〉 以上本考案によれば、磁気テープの走行方向を検出する
走行方向検出手段と、イグニッションキーがオフになっ
たことを検出するキーオフ検出手段と、磁気テープの走
行中にイグニッションキーがオフになった時、該走行方
向と逆方向に磁気テープを巻き取らせるテープ走行制御
手段と、該巻き取りによりたるみが除去されたことを検
出するたるみ除去検出手段を設けたので、イグニッショ
ンをオフした時に発生するたるみを取り除くことがで
き、しかもたるみ取りの際にテープの巻き取り量を少な
くすることができ、従ってイグニッションキーがオフし
た時のテープ位置からプレイ動作を実行できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す車載用カセットテープ
プレーヤのブロック構成図、 第2図は本考案の車載用カセットプレーヤにおけるたる
み取り動作手順を説明するための状態説明図、 第3図は従来のたるみ取り動作手順を説明するための状
態説明図である。 11……パック検出手段、 12……操作部、 13……システムコントローラ、 14……テープ走行制御部、 15……走行メカ駆動部、 16……走行方向検出手段、 17……たるみ取り方向決定手段、 18……キーオフ検出手段、 19……たるみ除去検出手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープのたるみを除去するたるみ取り
    機構を有する車載用カセットテーププレーヤにおいて、 前記磁気テープの走行方向を検出する走行方向検出手段
    と、イグニッションキーがオフになったことを検出する
    キーオフ検出手段と、 磁気テープの走行中にイグニッションキーがオフになっ
    た時、該走行方向と逆方向に磁気テープを巻き取らせる
    テープ走行制御手段と、該巻き取りによりたるみが除去
    されたことを検出するたるみ除去検出手段とを具備した
    ことを特徴とする車載用カセットテーププレーヤ。
JP726289U 1989-01-25 1989-01-25 車載用カセットテーププレーヤ Expired - Lifetime JPH0614261Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP726289U JPH0614261Y2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 車載用カセットテーププレーヤ

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JP726289U JPH0614261Y2 (ja) 1989-01-25 1989-01-25 車載用カセットテーププレーヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02101326U JPH02101326U (ja) 1990-08-13
JPH0614261Y2 true JPH0614261Y2 (ja) 1994-04-13

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